JPH03203078A - クリーニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ケース内に支持されたフロッピディスクをク
リーニングする方法に関する。

（従来の技術） 樹脂製のケースに、フロッピディスクが収納された３、
５インチマイクロフロッピディスク等の製造工程におい
ては、ディスクに付着した塵埃を除去するクリーニング
工程が設けられている。

ディスクのクリーニング方法としては、第２図に示すよ
うにケース１内に配設されたフロッピディスク２に、こ
のフロッピディスク２と略同形をなすライナ３をリフタ
４によりフロッピディスク２との当接位置へ持ち上げて
設け、フロッピディスク２を回転させて塵埃を除去する
方法だけでなく、フロッピディスクを一方向に回転させ
、これと同時にケースの上下面に形成された磁気ヘッド
挿入用開口部からケース内部のエアを吸引するものがあ
る（特願昭６１−１１４３７０号公報）。

また、このようなエア吸引による塵埃の吸引除去を、よ
り確実に行うために、前述したケース内部のエアの吸引
時、吸引と同時にケース内部に気体を供給する方法もあ
る（特願昭６１−２０９１８６号公報）。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このようなケース内のエアの吸引または
エア供給および吸引によるクリーニング方法においては
、塵埃の除去の効果が不充分である。

すなわち、前述したようにライナによる除去作業により
ライナに付着した塵埃は、主に第２図に太線１００で示
すリフタ４の近傍や、磁気ヘッド挿入孔付近等に溜まり
易く、前述したような方法でのエア吸引によって充分に
除去することは不可能であり、使用に伴う振動等でフロ
ッピディスクに再付着することがあり、ドロップアウト
等の原因となっていた。

特に製造時、ケース１への超音波溶着により発生する塵
埃は多量であり、電荷を帯びるときライナ３と同電荷の
ため、磁性体への付着が特に発生しやすい。そのため、
充分な時間をかけてクリーニング工程を行う必要があり
、生産効率上好ましくなかった。

本発明は前述したような課題に鑑みて、フロッピディス
クの塵埃、特にライナにより除去され、リフタ部および
磁気ヘッド挿入開口部付近のライナに付着している塵埃
を確実に効率良く除去しうるクリーニング方法の提供を
目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明のクリーニング方法は、磁気ヘッド挿入開口部を
有するケース内に収納されたフロッピディスクを、該フ
ロッピディスクを回転自在に支持する回転アタッチメン
トに支持せしめ、前記ケースを振動させ、これと同時に
前記開口部から、前記ケース内のエアを吸引し、その後
、前記回転アタッチメントにより前記フロッピディスク
を回転させ、これと同時にエアの吸引を行うことを特徴
とする。

また、さらに磁気ヘッド挿入開口部を有するケース内に
収納されたフロッピディスクを、該フロッピディスクを
正逆の２方向に回転可能な回転アクソチメントに支持せ
しめ、該回転アタッチメントにより前記フロッピディス
クを逆転方向に回転させ、これと同時に前記開口部から
前記ケース内のエアを吸引し、その後、前記回転アタッ
チメントにより前記フロッピディスクを正転方向に回転
させ、これと同時に前記ケース内のエアを吸引すること
によっても同様の効果を得ることができる。

またこれら２つの方法における振動および逆回転は両方
合わせて行うことがより効果的である。

（作　　用） 本発明のクリーニング方法は、前述したように振動また
はフロッピディスクの逆回転によりライナおよびリフタ
に付着した塵埃を脱落、移動せしめて確実に吸引除去す
ることができる。

（実　施　例） 以下、図面を用いて本発明のクリーニング方法の一実施
例を説明する。

本発明のクリーニング方法は、例えば３．５インチマイ
クロフロッピディスク１０の製造中に、ディスフのクリ
ーニングを行うための方法であり、第１図に示す装置２
０を用いて行う。

３．５インチマイクロフロッピディスク１０（以下フロ
ッピディスクという）は一般に知られているように、磁
気ヘッド挿入開口部１１ｃを有する上下シェルＩｌａ、
ｌｌｂからなるケースｌｌ内に、センタコア１２ａに支
持された円盤状の磁気シート１２（以下ディスクという
）が収納され、このディスク１２と当接してクリーニン
グを行うディスク１２と略同形状のライナ１３がケース
１１の内側面に貼着されてなる。

前記装置２０はこのフロッピディスク１０を支持し回転
させる回転アタッチメント２２と、このアタッチメント
２２を正転（矢印Ａ）反転（矢印Ｂ）の２つの方向に回
転させることによりディスク１２を正反の２方向に回転
させるステッピングモータ２１とを有しており、さらに
前記磁気ヘッド挿入開口部ｌｉｅからケース１１内に挿
入されることによりケースｌｌ内のエアを吸引する上下
１対のエア吸引ノズル２５．２５およびケース１１と振
動させる加振装置２６が配設されてなる。

このエア吸引ノズル２５は、上下シェル１１ａ、１１ｂ
に開孔された前記磁気ヘッド挿入開口部ｌｉｅの上下外
方に配設されており、矢印Ｃ方向に上下動可能に形成さ
れている。また加振装置２６は図示しない加振機構によ
り矢印り方向にケース１１を振動させるよう形成されて
いる。

このような装置２０を用いてフロッピディスク１０をク
リーニングする方法を以下に説明する。

前記回転アタッチメント２２に支持せしめられた前記フ
ロッピディスクＩＯの前記磁気ヘッド挿入開口部ｌｉｅ
との近接位置に、前記１対のエア吸引ノズル２５□２５
を準備位置から移動させて、ケース１１内のエアを矢印
Ｅ方向へ吸引を行う。これと同時に加振装置２６を作動
させて、ケース１１に矢印り方向の振動を加え、ケース
１１の内部やライナに付着した塵埃の振落しを行う。前
述したエアの吸引ノズル２５による吸引によりケース１
１内が負圧になったらさらに振動、吸引を行いながらフ
ロッピディスクを矢印Ｂ方向の反転方向へ３／４以上反
転させる。これにより、第２図に示すリフタ部４や開口
部１１ｃ付近に付着していた太線１００で示す塵埃が開
口部ｌｉｅ付近に移送され、エア吸引ノズル２５゜２５
の吸引によりケース外に吸引除去される。この後、加振
装置２６による振動を停止し、フロッピディスク３を矢
印Ａ方向に正転させながらエア吸引ノズル２５．２５に
よる吸引を行いクリーニングを施す。このようなりリー
ニング方法においては、加振による塵埃の脱落およびフ
ロッピディスク３の逆転による塵埃の移送を行いつつケ
ース１１内のエア吸引が行われるためクリーニング効果
を上げることができる。

（発明の効果） 本発明のクリーニング方法は、フロッピディスクのクリ
ーニングを行う際、ケース内のエアの吸引を行う際、ケ
ースの振動および／またはディスクの逆回転により塵埃
を脱落、移動させるため、より確実に塵埃を除去するこ
とができる。すなわち、ライナやリフタ部分に付着した
まま残留した塵埃も、脱落、移動させることができるた
め効果的なりリーニングを行うことができる。したがっ
てフロッピディスクの性能を向上させることができ、塵
埃の付着によるドロップアウト等を防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明クリーニング方法の一実施例を行う装置
およびケースとフロッピディスクの断面略図、 第２図はケースとフロッピディスクの内部のライナとデ
ィスクとを示す断面略図である。 １．１１・・・ケース ２、ｌＯ・・・フロッピディスク １２・・・ディスク ２２・・・回転アタッチメント ２５・・・エア吸引ノズル ２６・・・加振装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気ヘッド挿入開口部を有するケース内に収納さ
   れたフロッピディスクを、該フロッピディスクを回転自
   在に支持する回転アタッチメントに支持せしめ、 前記ケースを振動させ、 これと同時に前記開口部から、前記ケース内のエアを吸
   引し、 その後、前記回転アタッチメントにより前記フロッピデ
   ィスクを回転させ、これと同時にエアの吸引を行うこと
   を特徴としたクリーニング方法。
2. （２）磁気ヘッド挿入開口部を有するケース内に収納さ
   れたフロッピディスクを、該フロッピディスクを正逆の
   ２方向に回転可能な回転アタッチメントに支持せしめ、 該回転アタッチメントにより前記フロッピディスクを逆
   転方向に回転させ、 これと同時に前記開口部から前記ケース内のエアを吸引
   し、 その後、前記回転アタッチメントにより前記フロッピデ
   ィスクを正転方向に回転させ、これと同時に前記ケース
   内のエアを吸引することを特徴とするクリーニング方法
   。