JPH03200694A - クレーン - Google Patents

クレーン

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JPH03200694A
JPH03200694A JP34148989A JP34148989A JPH03200694A JP H03200694 A JPH03200694 A JP H03200694A JP 34148989 A JP34148989 A JP 34148989A JP 34148989 A JP34148989 A JP 34148989A JP H03200694 A JPH03200694 A JP H03200694A
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damping device
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Shigeru Okano
茂 岡野
Toshikatsu Mizuno
敏勝 水野
Katsuo Mutaguchi
勝生 牟田口
Koji Tanida
宏次 谷田
Yuji Koike
小池 裕二
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ISHIKAWAJIMA YUSOKI KK
IHI Corp
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ISHIKAWAJIMA YUSOKI KK
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クレーンに関するものである。
[従来の技術] タワークレーンやクライミングクレーン等のような、建
築用のクレーンでは、従来、地震力や風力等の外力に耐
え得るようにするため、基礎及びマストを強固とする必
要かあった。
[発明か解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のクレーンでは、基礎やマスト
を強固としていても外力によってクレーン本体が大きく
揺れるので、作業員か船酢い現象を起こしたり、吊り荷
か揺れたまま止まらなくなって外力停止後に作業を即座
に再開することができなかったりするという問題があっ
た。
又、基礎及びマストを必要以上に強固にしなければなら
ないために、クレーン本体の背を高くしようとすると、
多大な製作費及び労力が掛り、容易に背の高いクレーン
本体を実現することができないという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑み、地震力や風力等の外力によ
る振れを吸収して振れを即座に減衰し得るようにするこ
とにより、上記各問題点を解消することのできるクレー
ンを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、クレーン本体、の所定の位置に、クレーン本
体の前後方向に移動自在なおもりを備えた制振装置を取
付けたことを特徴とするクレーンにかかるものである。
[作   用] クレーン本体に取付けた制振装置か、地震力や風力等の
外力による振れを吸収してクレーン本体の振れを即座に
減衰する。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第6図(a)山)は本発明の一実施例であり、
図中2はクレーン本体、3はクレーン本体2の基礎、4
は基礎3から立設されたマスト、5はマスト4の頂部に
取付けられた旋回フレーム、6は旋回フレーム5前部に
起伏可能に取付けられたジブ、7は旋回フレーム5の後
部に取付けられたカウンタウェイ!・、8は旋回フレー
ム5から立設された支持フレーム、9はジブ6を起伏さ
せるためのウィンチ、lOはジブ6の先端にフック11
を昇降自在に吊下げるためのウィンチである。
クレーン本体2の旋回フレーム5上部に制振装置12を
取付ける。
即ち、旋回フレーム5上に設置された架台I3上に、支
持ローラ14を介してクレーン本体2の自重の001%
以上好ましくは5%から20%の重量を有する1型のお
ちり15を、クレーン本体2の前後方向1Bへ振子運動
を行うように支持し、前記おちり15の側部中央に突起
17を設け、前記架台13の前後の位置に所要の間隔を
置き前記突起17を係止しておもり15の振動領域を規
定する一対のストッパ18.19を設ける。
おもり15の上面に前後方向16に沿ってラック20を
刻設し、該ラック20にピニオン21を噛合すると共に
、該ピニオン21を軸22を介してサーボモータ23に
接続する。
クレーン本体2の旋回フレーム5上に加速度計24を取
付けて、該加速度計24からのクレーン本体2の振動の
加速度25を演算制御装置26に人力するようにし、又
、前記軸22にポテンショメタ27を設けて、該ポテン
ショメータ27からのおもり15の変位28を前記演算
制御装置26に入力するようにし、更1こ、前記軸22
にタコジェネレタ29を取付けて、該タコジェネレータ
29からのおもり15の速度30を前記演算制御装置2
6に入力するようにして演算制御装置26で入力した各
信号(加速度25、変位28、速度30)に基づいて後
述する演算を行い、演算結果に基づいて前記サーボモー
タ23に指令31を送るようにする。
次に作動について説明する。
地震力や風力等の外力かクレーン本体2に作用すると、
クレーン本体2は振動する。
そこで、クレーン本体2の振動に対しておもり15を9
0度位相を遅らせて揺動させ、外力によるクレーン本体
2の振動エネルギーをおちり15の揺動のエネルギーで
吸収して、クレーン本体2を制振する。
本発明における制振の原理を第5図を参照して説明する
。第5図中、37はアクチュエータ38によって加振さ
れる振動台、39は該振動台37上に移動目在に載置し
た供試体(第1図のクレン本体2に相当)、40はおも
り(第2図のおもり15に相当) 、41.42はブラ
ケットである。今、供試体39に作用する空気力(風荷
重)をPとし、供試体39の質量をM、供試体39の換
算ばね定数をK、供試体39の減衰係数(付加減衰定数
:2Mhω)をC1供試体39の水平方向の直線変位量
(絶対座標)をXとし、おもり40の質量をmlおもり
40のばね定数をに1おもり40の振動を制御する制御
力をplおもり40の水平方向の直線変位量(供試体3
9に対する相対座標)をXとしたとき、供試体39とお
もり40の運動方程式%式%(1) :) (2) ここで、供試体39及びおもり40が単弦運動をしてい
るものとすると、 X−As1n CIJ t             
・(3)(A:振幅) x+Bs1n (ωt+a)          =・
(4)(B:振幅、α:ωtに対する位相差)このとき
、ばね定数K及びkと供試体39、おもり40との間に
は、 K−(M+m)ω2          ・・・(5)
k −mω2                 ・・
・(6)の関係がある。したがって、(3)式及び(4
)式のうち質量とばね定数を含む項は次の如く常に零と
なる。
(M+m)X十KX−−(M+m)A(L12sin 
(LJt+ (M+m) Aω2sin ωt −0−
(7)mM+kx=−mBω’ sin  (ωt+a
)+mBω2sin  (ωt+a) =0     
・(8)(7八(8ン式を(1)、(2)式に代入すれ
ば、Peos (IJ t −CX+mM −2MhAω’ cos ωt −mBω2sin ((IJ t +a)   ・・・
(9)p (t ) −mX −−mAω2sin ω
t    −Qlここて、(9)式は、右辺の第1項と
第2項の位相か同じときに、供試体39の減衰とおもり
40の運動による力か空気力Pと釣り合っていることを
示している。すなわち、おもり4oの運動が供試体39
の運動に対して90度遅れた形(−90度)で動作した
ときに、供試体39の減衰と同じ方向に力か働き振動を
止めようとすることが判る。したがって、α−−90度
として(9)式を書き直すと、Pcos (IJ t 
−2MhAω2mBcu’ cos (JJt−(2M
hA十mB) ω” cos ωt・C111となる。
又、おもり40の振幅Bは011式より、m−B−(P
/ω’)−2MhA    ’  −02となる。
これらの式は、制振装置12が能動形であっても受動形
であっても成り立つので、−式の示す力pは、能動形の
場合は制御する力、受動形の場合は減衰する力と考えれ
ばよい。
以上をまとめると、クレーン本体2に入ってくる空気力
等の振動エネルギーは制振装置12の運動エネルギーに
変換され、これを制振装置12の減衰機構が消費する、
という間接的なエネルギー消費形式によってクレーン本
体2の揺れを抑えることができるというのが、制振の原
理である。
以上の制振原理に基づき、演算制御装置26を用いてお
もり15の動きを制御する。
即ち、クレーン本体2の旋回フレーム5に取付けた加速
度計24からのクレーン本体2の振動の加速度25を演
算制御装置26に入力して、演算制御装置26で加速度
25を1回積分してクレーン本体2の振動の速度を求め
、加速度25を2回積分してクレーン本体2の振動の変
位を求める。
演算制御装置26はこうして求めたクレーン本体2の速
度及び変位を、タコジェネレータ29及びポテンショメ
ータ27から人力されたおもり15の速度30及〜び変
位28と夫々比較して(速度と変位の一方のみの比較で
も良い)、サーボモータ23に指令31を送り、おもり
15がクレーン本体2の振動から90度位相を遅れて揺
動するようにおもり15の動きを制御する。
この際、おもり15の動きは、上述のようにサボモータ
23て完全に制御するようにしても(アクティブ方式)
、おもり15を自然に振らせておいてサーボモータ23
ておもり15の動きを調整するようにしても(セミ・ア
クティブ方式)良い。又、す〜ボモータ23等の駆動機
構を設けずに、illにおもり15を自然に振らせてお
くようにしでも(パッシブ方式)良い。
第6図(a)山)は夫々、制振装置12を取付けた場合
と取付けない場合におけるクレーン本体2の変位と時間
との関係を表わす線図であり、制振装置12を取付けた
第6図くωの方が取付けない第6回出〉よりもクレーン
本体2の振動を素早く減衰できること、及び振り幅を小
さくできることがわかる。
このように、制振装置12を取付けることによって、ク
レーン本体2は、外力による振れが減衰されたり、振り
幅が小さくされたりするので、基礎やマストを必要以上
に強固としなくとも済むようになり、背の高いクレーン
本体2を容易に製造することが可能となる。
又、吊り荷の振れが小さくなるので、作業員の船酔い現
象を解消することや外力の停止後作業の再開を素早く行
うことができるようになる。
第7図〜第9図は本発明の他の実施例であり、揺動アー
ム32を用いておもり15を揺動自在に吊り下げ支持し
た振子式の制振装置12を用いた他は前記実施例と略同
様の構成を備えており、第1図〜第3図中33は揺動ア
ーム32に設けられたおもりL5の位置変更用のピン穴
、34はピン穴33に差込んでおもり15を揺動アーム
32に固定するピン、35は減速歯車機構、36は梯子
である。
このようにしても、前記実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。
尚、本発明のクレーンは、上述の実施例にのみ限定され
るものではなく、制振装置はパッシブ型、アクティブ型
、セミ・アクティブ型等型式及び構造を問わないこと、
クレーンはタワークレーン、クライミングクレーン等任
意とし得ること、制振装置の取付位置は任意であること
、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明のクレーンによれば、クレ
ーン本体に制振装置を設けたので、下記の如き種々の優
れた効果を奏しi′7る。
■ 地震力や風力等の外力による振れを吸収してクレー
ン本体の振動を素早く減衰することができる。
■ 外力によるクレーン本体の振り幅を小さくすること
ができ、従ってクレーン本体を必要以上に強固にしなく
とも済むようになり、容易に背の高いクレーン本体を製
造することが可能となる。
■ クレーン本体の振れが小さく且つ素早く減衰するの
で、作業員の船酔い現象を解消することが可能となり、
且つ、吊り荷の振れが小さくなって外力が停止した後、
作業を素早く再開することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体側面図、第2図は第1
図に用いられる制振装置の側面図、第3図は第2図の平
面図、第4図は第1図〜第3図の実施例に用いる制御回
路図、第5図は本発明の制振原理を説明するモデル図、
第6図(ωは制振装置を取付けた場合におけるクレーン
本体の変位と時間との関係を示す線図、第6図山ンは制
振装置を取付けない場合におけるクレーン本体の変位と
時間との関係を示す線図、第7図は本発明の他の実施例
における制振装置の側面図、第8図は第7図の正面図、
第9図は第7図の平面図である。 図中2はクレーン本体、12は制振装置、15はおもり
、16は前後方向を示す。 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)クレーン本体の所定の位置に、クレーン本体の前後
    方向に移動自在なおもりを備えた制振装置を取付けたこ
    とを特徴とするクレーン。
JP1341489A 1989-12-28 1989-12-28 クレーン Expired - Lifetime JP2847119B2 (ja)

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