JPH0320030Y2 - - Google Patents

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JPH0320030Y2
JPH0320030Y2 JP6379685U JP6379685U JPH0320030Y2 JP H0320030 Y2 JPH0320030 Y2 JP H0320030Y2 JP 6379685 U JP6379685 U JP 6379685U JP 6379685 U JP6379685 U JP 6379685U JP H0320030 Y2 JPH0320030 Y2 JP H0320030Y2
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eject
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pin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シエル鋳型造型装置に関し、特に造
型されたシエル鋳型を金型より離型するために押
動されたエジエクトピンを強制復帰させるように
したものに関する。
(従来の技術) 従来、シエル鋳型造型装置としては、例えば複
数本のエジエクトピンが設けられた金型を使用
し、金型表面に造型されたシエル鋳型を該エジエ
クトピンの押動操作によつて金型より離型するよ
うにしたものは知られている。そして、この押動
されたエジエクトピンは該エジエクトピンと金型
との間に介設されたスプリングの付勢力によつて
元の位置に復帰して次のシエル鋳型造型に備えら
れるようになつている(例えば、実開昭56−
175149号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記の従来のものでは、シエル鋳型
を造型するために加熱焼成工程を経ることから、
エジエクトピンと金型との間に介設されたスプリ
ングが上記加熱焼成工程で加熱されて熱劣化をき
たし、スプリングとしての機能が低下することと
なる。したがつて、造型されたシエル鋳型を金型
より離型するために押動されたエジエクトピンが
離型後に元の位置に復帰し得ない事態が発生し、
その都度作業者がエジエクトピンの復帰状態を確
認して不完全な復帰状態にあるエジエクトピンを
復帰調整しなければならず作業性が低下するとい
う問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その主たる目的とするところは、エジエクト
ピンを押動するためのエジエクトプレートを利用
して、押動されたエジエクトピンをエジエクトプ
レートの復帰移動と共に強制的に復帰させること
により、エジエクトピンの復帰不良を解消するこ
とにある。さらには、エジエクトピンの配置パタ
ーンの異なる金型に対してもエジエクトピンの強
制復帰を可能にすることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、シエル鋳型を造型するための造型ステーシヨ
ンと該造型ステーシヨンで造型されたシエル鋳型
を離型するための製品取出しステーシヨンとの間
で移動する金型に、シエル鋳型を離型させるため
の複数本のエジエクトピンが金型移動方向に列状
に配置されているとともに、上記製品取出しステ
ーシヨンにエジエクトピンを押動するためのエジ
エクトプレートが配置されていることを前提と
し、これに対し、該エジエクトプレートに、金型
移動方向に延びエジエクトピンの基端部が掛合可
能な蟻溝を有する複数の掛止部材を該蟻溝と直交
する方向にスライド自在に設ける構成としたもの
である。
(作用) 上記の構成により、本考案では、造型ステーシ
ヨンで造型されたシエル鋳型は、複数本のエジエ
クトピンが金型移動方向に列状に配置された金型
とともに製品取出しステーシヨンに移動される。
この際、エジエクトピンの基端部はエジエクトプ
レートに設けられた掛止部材の金型移動方向に延
びる蟻溝に掛合しており、よつてシエル鋳型を金
型より離型するためにエジエクトプレートで押動
されたエジエクトピンは、その後エジエクトプレ
ートの復帰移動によつて元の位置に強制復帰され
ることとなる。また、上記掛止部材は蟻溝と直交
する方向にスライド自在にエジエクトプレートに
設けられているので、エジエクトピンの配置パタ
ーンの異なる金型であつてもこの掛止部材を適宜
の位置に配置変更することで該エジエクトピンの
基端部を掛止部材の蟻溝に掛合させることがで
き、エジエクトピンの強制復帰が可能である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係るシエル鋳型造型
装置を示し、1はシエル鋳型に対応した造型パタ
ーンAを備えた金型、2は造型されたシエル鋳型
を金型1より離型するための製品取出しステーシ
ヨン、3,3はシエル鋳型を造型するための造型
ステーシヨン(図示せず)と上記製品取出しステ
ーシヨン2とを連絡する2条のレール、4は該レ
ール3,3に沿つて移動する台車である。
該台車4は、上記金型1が搭載される矩形枠状
のガイドプレート5と、該ガイドプレート5に軸
着され上記各レール3,3上を転動する4個の車
輪6…とからなつている。そして、上記一方のレ
ール3に沿つて配設された駆動用チエーン7に連
結部材8を介して上記ガイドプレート5が連結さ
れ、図示しない電動モータ等の駆動源の動力によ
つて上記台車4が造型ステーシヨンと製品取出し
ステーシヨン2との間を移動することで、上記金
型1を造型ステーシヨンから製品取出しステーシ
ヨン2へ、あるいはその逆へと搬送するようにな
つている。
また、上記金型1には第2図および第3図に示
すように、下面に複数のボス状突出部9…が金型
移動方向に列状に設けられており、該各突出部9
…の貫通孔10にそれぞれシエル鋳型を離型させ
るためのエジエクトピン11が膨出状基端部12
を下方に向けた状態で上下動自在に嵌挿されて懸
吊支持されている。この状態で各エジエクトピン
11…は上記突出部9…によつて横ブレが防止さ
れて安定した状態で金型1に配置されている。な
お、図中、13はシエル鋳型を造型するために金
型1に設けられた湯道成形部である。
一方、上記製品取出しステーシヨン2には、上
記エジエクトピン11を押動するためのエジエク
トプレート14と、該エジエクトプレート14の
下面に支持板15を介してピストンロツド16の
先端が連結された流体圧シリンダ17と、エジエ
クトプレート14の上面に設けられた複数(図例
では5個)の掛止部材18…とを備えている。
該各掛止部材18…は全体の形状が細長い略直
方体に形成されており、それぞれの上面側には第
3図ないし第5図に詳示するように上記エジエク
トピン11の基端部12が掛合可能な蟻溝19が
長手方向全長に亘つて形成されているとともに、
各掛止部材18の長手方向両端下面側には鉤状の
係合突起20,20がその先端を互いに内向突出
せしめて形成されている。また、上記掛止部材1
8の下面側には長手方向両端近傍に凹部21,2
1が形成され、かつ該各凹部21,21内にはそ
れぞれコイルスプリング22によつて付勢された
ノツチボール23がその一部を掛止部材18の下
面より突出せしめて収納されている。
また、上記エジエクトプレート14は、上記流
体圧シリンダ17のピストンロツド16先端に支
持板15を介して連結された下部プレート24
と、該下部プレート24に複数の位置決めピン2
5…にて交換可能に接合された上部プレート26
とからなり、上部プレート26には幅方向両側端
面にそれぞれ凹条溝27,27が形成されてお
り、該両凹条溝27,27に上記掛止部材18の
係合突起20が係合されている。このことによ
り、上記掛止部材18の蟻溝19は金型移動方向
に延びており、かつ掛止部材18は蟻溝19と直
交する方向にスライド自在に設けられている。ま
た上部プレート26の上面には、掛止部材18に
設けたノツチボール23が係脱自在に係合される
係合凹部28が上記蟻溝19と直交する方向の適
宜個所に設けられており、スライドさせた掛止部
材18がこの蟻溝19を金型1に配置されたエジ
エクトピン11の基端部12に対応させた状態で
上部プレート26(エジエクトプレート14)の
上面に配置されるようになつている。なお、上記
上部プレート26の凹条溝27側端面には該凹条
溝27を境として上下に段差が設けられており、
上部側が外側方に突出していて上部プレート26
に落下したシエル屑等が凹条溝27に入るのを防
止し、掛止部材18のスライドの円滑化を図つて
いる。
次に、上記実施例のシエル鋳型造型装置の作用
を説明する。
(1) まず、図示しない造型ステーシヨンで、少量
のシエルモールド用フエノール樹脂が混合され
た鋳物砂を、予熱した金型1に所定時間接触さ
せ、フエノール樹脂の加熱硬化によつて金型1
表面(造形パターンA)に砂粒の結合層を形成
する。その後金型1を加熱炉内に案内して上記
結合層を加熱焼成し、シエル鋳型を造型する。
(2) 次いで、台車4をレール3,3に沿つて走行
させて上記金型1を製品取出しステーシヨン2
に移動させる。この製品取出しステーシヨン2
では予め金型1に配置されている複数本のエジ
エクトピン11…間隔に対応して複数の掛止部
材18…がスライド調整されて配置されてお
り、上記金型1の移動によつて各掛止部材18
…の各蟻溝19…にそれぞれ上記各エジエクト
ピン11…の基端部12…が掛合される。
(3) そして、流体圧シリンダ17を伸張作動させ
ると、エジエクトプレート14が上昇して上記
各エジエクトピン11…を上方に押動させる。
この各エジエクトピン11…の上方移動によつ
てシエル鋳型を金型1から離型する。
(4) その後、流体圧シリンダ17を収縮作動させ
ると、エジエクトプレート14が復帰下降する
とともに、上記各掛止部材18…の各蟻溝19
…に各基端部12…が掛合した各エジエクトピ
ン11…も元の位置に強制復帰する。しかる
後、金型1を台車4でもつて製品取出しステー
シヨン2より造型ステーシヨンに搬送して、次
のシエル鋳型造型に備える。
このように上記(1)〜(4)の工程を繰り返すことで
シエル鋳型が製品として連続して生産されること
となる。
したがつて、上記実施例のシエル鋳型造型装置
においては、製品取出しステーシヨン2に金型1
が移動してきた状態で、該金型1に金型移動方向
に列状に配置された複数本のエジエクトピン11
…は、その各基端部12…がエジエクトプレート
14に配置された複数の掛止部材18…の金型移
動方向に延びる各蟻溝19…に掛合される。この
ことにより、流体圧シリンダ17の伸張作動で上
昇したエジエクトプレート14によつて上方に押
動された各エジエクトピン11…は、上記流体圧
シリンダ17の収縮作動でエジエクトプレート1
4が復帰下降すると共に元の位置に強制復帰され
るため、従来のように復帰不良のエジエクトピン
を人手によつて復帰調整する煩わしさが解消さ
れ、作業性の向上を図ることができる。
また、上記実施例によれば、各掛止部材18…
がその下面に設けられたノツチボール23とエジ
エクトプレート14(上部プレート26)上面に
設けられた係合凹部28との係脱操作によつて蟻
溝19と直交する方向にスライド自在に設けられ
ているので、各エジエクトピン14…の配置パタ
ーンの異なる金型1であつても、各掛止部材18
をその蟻溝19と直交する方向の任意の位置にス
ライド変更させることにより、該各掛止部材18
の蟻溝19と各エジエクトピン11の基端部12
とを掛合させることができ、上述の如く各エジエ
クトピン11の強制復帰が可能であり、汎用性の
向上を図ることができる。
さらに、上記実施例によれば、エジエクトプレ
ート14が上部プレート26と下部プレート24
との2枚のプレートからなり、上部プレート26
が位置決めピン25を介して着脱自在に構成され
ているので、この上部プレート26を係合凹部2
8の配置パターンの異なるものに交換することに
よつてエジエクトプレート14(上部プレート2
6)に対する掛止部材18の配置変更をより一層
細かく設定することができ、汎用性が一段と向上
したものとなる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のシエル鋳型造型
装置によれば、シエル鋳型を離型するための製品
取出しステーシヨンに配置されたエジエクトプレ
ートに、金型移動方向に延びエジエクトピンの基
端部が掛合可能な蟻溝を有する複数の掛止部材を
該蟻溝と直交する方向にスライド自在に設けたこ
とにより、製品取出しステーシヨンに金型が移動
してきた状態で各エジエクトピンの基端部が上記
各掛止部材の各蟻溝に掛合するので、エジエクト
プレートで押動された各エジエクトピンをエジエ
クトプレートの復帰移動によつて元の位置に強制
復帰させることができ、よつて、いちいち人手に
よつてエジエクトピンの復帰調整をする手間が省
けて作業性を向上させることができる。
また、エジエクトピの配置パターンの異なる金
型に対しても掛止部材をスライドさせる簡単な操
作でエジエクトピンの基端部を掛止部材の蟻溝に
掛合させて強制復帰させることが可能で、汎用性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、
第1図は全体概略構成図、第2図は製品取出しス
テーシヨンに移動した状態における金型の縦断側
面図、第3図はエジエクトプレートの基端部が掛
止部材の蟻溝に掛合した状態を示す要部拡大縦断
側面図、第4図は同要部拡大平面図、第5図は同
要部拡大縦断正面図である。 1……金型、2……製品取出しステーシヨン、
11……エジエクトピン、12……基端部、14
……エジエクトプレート、18……掛止部材、1
9……蟻溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シエル鋳型を造型するための造型ステーシヨン
    と該造型ステーシヨンで造型されたシエル鋳型を
    離型するための製品取出しステーシヨンとの間で
    移動する金型に、シエル鋳型を離型させるための
    複数本のエジエクトピンが金型移動方向に列状に
    配置されており、上記製品取出しステーシヨンに
    エジエクトピンを押動するためのエジエクトプレ
    ートが配置されていて、該エジエクトプレートに
    は、金型移動方向に延びエジエクトピンの基端部
    が掛合可能な蟻溝を有する複数の掛止部材が該蟻
    溝と直交する方向にスライド自在に設けられてい
    ることを特徴とするシエル鋳型造型装置。
JP6379685U 1985-04-29 1985-04-29 Expired JPH0320030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6379685U JPH0320030Y2 (ja) 1985-04-29 1985-04-29

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JP6379685U JPH0320030Y2 (ja) 1985-04-29 1985-04-29

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Publication Number Publication Date
JPS61182646U JPS61182646U (ja) 1986-11-14
JPH0320030Y2 true JPH0320030Y2 (ja) 1991-04-30

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ID=30594280

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JP6379685U Expired JPH0320030Y2 (ja) 1985-04-29 1985-04-29

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