JPH0320016Y2 - - Google Patents

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JPH0320016Y2
JPH0320016Y2 JP8106587U JP8106587U JPH0320016Y2 JP H0320016 Y2 JPH0320016 Y2 JP H0320016Y2 JP 8106587 U JP8106587 U JP 8106587U JP 8106587 U JP8106587 U JP 8106587U JP H0320016 Y2 JPH0320016 Y2 JP H0320016Y2
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press
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車用ナンバープレート
に、文字または数字をエンボス加工する際等に使
用されるプレス装置に関する。
〔従来の技術〕
自動車用ナンバープレートのエンボス加工にお
いては、エンボス成形用の下枠と上枠とに、小型
の数字型や文字型をセツトしたのち、上下両枠の
間に、プレートを1枚ずつ挟み、ラムをもつて上
枠を下方へ押圧することにより、所要の加工をし
ているのが一般的である。
従来のこの種プレス装置としては、例えば特公
昭58−6574号公報に開示されているものがある。
これは、第7図に示すように、ベツドAに設け
たレールB上に、移送手段(図示略)により、前
方(図中左方)の取付位置と、後方のラムLの下
方のプレス位置との間を移動させられる移動台C
を設け、この移動台C上に、下枠Dと下枠Dとを
重合して設け、かつ下枠Dの後端より突設した支
杆Eの後端に、リンクFおよびブラケツトGをも
つて連結され、かつ軸Hを中心として上向回動し
うる上枠Iを設けてなるものである。
作業に際しては、上枠Iを2点鎖線のように起
立させた状態で、下枠Dに、エンボス成形用の型
材である雄型(図示略)をセツトし、ついで、プ
レート(図示略)を下枠Dに載せ、これに上枠I
を重合させて、前記雄型と対をなす雌型(図示
略)を、上枠Iに形成した嵌孔(図示略)を経
て、プレートの上面に載せてセツトする。
ついで、図示しない移送手段により、移動台C
を後方のプレス位置まで移送し、ラムLにより上
下の枠I,Dを押圧することにより、プレートに
エンボス加工がなされる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
自動車用ナンバープレートは、1台毎に番号が
異なるため、その加工にあたつては、エンボス成
形用の雄型と雌型とを、同時にかつ頻繁に交換す
る必要がある。特に、二輪車用のナンバープレー
トは、1台につき1枚であるため、1度プレスす
る度に、型の交換を行わなければならない。
そのため、前述した従来のプレス装置では、プ
レス後に、雄型と雌型を交換するのに、また、加
工後にプレートをプレス装置より取出すのに、そ
の都度、上枠Iを手作業により上方に回動させな
ければならない。
また、上枠を回動させたときに、上枠にセツト
した雌型がプレート上に残るため、次の加工に先
立つて、雄型を一旦取り去り、再度上枠にセツト
する必要がある。
従つて、作業が繁雑となるとともに、作業能率
が低く、熟練者でも生産量は限られ、特に、初心
者においては、生産性が低いのみならず、作業手
順や型交換にミスが生じ易く、不良品の発生率も
高かつた。
また、作業者の疲労は大きく、かつ上枠の回動
操作時に、下枠との間に手指等を挟むおそれがあ
る。
さらに、雌型は頻繁に着脱されるため、その損
耗が大であつた。
本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たもので、操作が簡単で、作業能率や安全性に優
れるとともに、作業者の労力負担を軽減し、かつ
不良品の発生率、並びに型の損耗度を低減し得る
プレス装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、本考案によると、ベツド上に、前
方の作業位置と後方のプレス位置間を移動可能な
移動台を設けるとともに、該移動台上に、成形用
型を挿脱しうる嵌孔を備える下枠と上枠とを重合
して設け、これら下枠と上枠との間に、被プレス
材を挟んで押圧するようにしたプレス装置におい
て、 前記移動台より、後方を向く支持アームを突設
するとともに、この支持アームの後端部に、前端
部が前記上枠に固着された揺動アームの後端部を
枢着し、かつ前記上枠または揺動アームの何れか
に、前記移動台が作業位置に来たとき、前記上枠
が下枠に対して前上方を向いて傾斜し、かつ移動
台が前記プレス位置に来たとき、上枠がほぼ水平
となつて下枠と重合するように案内する傾斜面を
有する案内手段を設けたことによつて達成され
る。
〔作用〕
移動台が前方の作業位置に移動すると、上枠お
よび揺動アームが、案内手段により、支持アーム
の後端部を支点として、自動的に斜め上方に開
き、上下枠における型の交換、および被プレス材
の出し入れ作業を容易とする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて説
明する。
第1図は、本考案に係るプレス装置の側面図、
第2図は、同じく正面図である。
図において、1はベツド、2は、ベツド1の上
方において、図示しない駆動手段により上下に移
動させられるラムである。ラム2の前方(図示左
方)には、保護カバーSが設けられている。
ベツド1上には、平面視方形の固定台3が、植
込ボルト(図示略)等の固定手段をもつて固着さ
れている。
固定台3の両側付近においてベツド1上には、
前後方向を向き、かつ互いに平行をなすレール
4,4が、その前部をベツド1より所要量突出さ
せて、適宜固着されている。
各レール4の外側面においてベツド1上には、
案内手段として、上縁を所定の傾斜角をもつて後
下方へ傾斜させてカム面5aとした傾斜板5,5
が、ボルト6をもつて、左右対称的に固定されて
いる。なお、この傾斜角は、後記する上枠18
が、カム面5aに沿つて最前方の作業位置に達し
たとき、プレートや型の交換作業に支障のない位
置へ来るように設定されている。
7は移動台で、その下面の両側部には、それぞ
れ下端に拡径頭部を備える前後2対ずつの垂直ピ
ン8,8が垂設され、かつ各側において前後に並
ぶ4本の垂直ピン8,8を囲むようにして、枠状
の車輪支持板9が、上下方向に移動可能に嵌装さ
れている。
移動台7と車輪支持板9との間において、各垂
直ピン8には、圧縮コイルばね10が遊挿され、
移動台7は、車輪支持板9に対して上向付勢され
ている。
前後に対をなす垂直ピン8,8の間において、
車輪支持板9には、左右方向の水平軸12が嵌挿
され、各水平軸12には、レール4上を転動可能
な車輪11が枢支されている。
このように、移動台7は、固定台3を跨ぐよう
にしてレール4,4上に装架され、後記するシリ
ンダ23によつて、第1図に示す前方の作業位置
と、第3図に示す後方のプレス装置との間を走行
させられるようになつている。
しかして、ラム2による下向きの強い押圧力が
移動台7上に作用したとき、移動台7は、圧縮コ
イルばね10に抗して若干下降し、その下面が固
定台3と密接するようになつている。
移動台7上には、エンボス成形用の数個の雄型
14を嵌挿するための方形状の嵌孔13aが貫設
された下枠13が、図示しないノツクピンにより
位置決めして固定されている。
なお、雄型14および後記する雌型27には、
通常1つの番号又は文字が対となつて形成され、
これを複数組合せることにより、所望の登録番号
がエンボスされるようになつている。
下枠13の上面の各コーナ部には、上向きのノ
ツクピン15が、また嵌孔13a近傍の要所に
は、プレート(図示略)を位置決めするための上
向きの位置決め用ピン16が突設されている。
移動台7の後面両側部には、後端に上方を向く
支持部17aを備える水平の支持アーム17,1
7が、互いに平行をなして固着されている。
各支持アーム17の支持部17aには、前端を
上枠18の後部側端に固着された揺動アーム19
の後端が、水平のピン20をもつて枢着されてい
る。
上枠18の両側面後端部には、ローラ21が水
平軸22をもつて枢支され、これらローラ21
は、前記傾斜板5のカム面5a上を、前後に転動
しうるようになつている。
移動台7は、ベツド1の後部上面に前後方向に
向けて設けた流圧体式シリンダ23のピストンロ
ツド24と連結され、ピストンロツド24の伸縮
により、前述した作業位置とプレス位置間を移動
するようにしてある。
傾斜板5の後部要所には、移動台7の後方移動
限度を検知するための、リミツトスイツチ、近接
センサ、フオトセンサなどからなる検知器25が
設けられ、この検知器25は、ラム2の駆動源と
電気的に接続されている。
支持アーム17と揺動アーム19との間の後端
寄りには、揺動アーム19の上向揺動を補助する
ための圧縮ばね26が介設されている。
下枠13と上枠18との重合時には、前記ピン
20が、揺動アーム19の枢着部に穿設された縦
長孔19a(第4図参照)に沿つて若干上方へ移
動することにより、上下両枠18,13は水平状
態で正しく重合しうるようになつている。
上枠18には、第4図に示すように、エンボス
成形用の雌型27を複数個支持するための受段2
8a付きの嵌孔28が貫設され、雌型27を嵌孔
28に挿入したとき、雌型27は、受段28aに
係止するとともに、その上下面は、上枠18の上
下面とほぼ同一面となるようになつている。
雌型27の上面には、その着脱作業を容易にす
るための指掛け孔27aが穿設されている。
次に、上記した実施例の装置の作用について説
明する。
移動台7が、シリンダ23におけるピストンロ
ツド24により、前方の作業位置へ移動したと
き、ローラ21は傾斜板5のカム面5aの最前部
まで転動して、上枠18は、前上方へ傾斜した状
態となる(第1図参照)。
この状態において、下枠13および上枠18
に、互いに対をなす雄型14と雌型27をセツト
し、かつ下枠13上にプレート(図示略)を載せ
てから、ピストンロツド24を後退させて、移動
台7を後方のプレス位置まで移動させる。
この移動時には、ローラ21がカム面5aに沿
つて後下方へ転動することにより、上枠18は、
揺動アーム19とともに徐々に下降し、移動台7
が、その後限であるプレス位置に達したとき、上
枠18は、水平となつて下枠13と完全に重合す
る(第3図参照)。
移動台7がプレス位置に達したと同時に、検知
器25によりラム2作動の信号が発せられ、ラム
2は、上枠18、下枠13および移動台7を固定
台3に向かつて押圧し、図示しないプレートにエ
ンボス加工が施される。
プレートに対するプレスが終了してラム2が上
昇すると、シリンダ23が作動して、移動台7を
元の作業位置まで移動させる。
この際、上枠18は、カム面5aにより上方に
開くので、プレスされたプレート(図示略)を容
易に取出すことができる。
こうして、あらかじめ定められた登録番号に基
づいて、雄型14と雌型27とを必要なもののみ
交換しながら、順次1枚ずつエンボス成形がなさ
れる。
以上説明したように、移動台7が作業位置にあ
るときは、上枠18は斜め前上方を向くので、雄
型14および雌型27の交換やプレートの出し入
れ等の作業を、容易かつ迅速に行うことができ
る。
また、上枠18における雌型27は、嵌孔28
に形成した受段28aに係止されるので、従来の
ように、交換の都度、型材全部を移動させる必要
はなく、疲労度や型の損耗度を軽減し得る。
さらに、下枠13に対する上枠18の重合は、
後方のプレス位置においてなされるので、作業位
置で手指等を挟む恐れはなく、安全性が高い。
本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、考案の思想を逸脱しない範囲内において、
種々の改変並びに実施態様をとり得ることは勿論
である。
例えば、上枠18を揺動させる案内手段とし
て、第5図に示すように、板体30に後下りに傾
斜する長孔31を穿設し、これに、上枠18に設
けたローラ又はピン32を係合させて摺動させる
ようにしてもよい。
また、第6図に示すように、支持アーム17と
揺動アーム19との間に圧縮ばね33を介設し
て、上枠18を、常時所定の仰角をもつて上方を
向くように付勢しておき、ピストンロツド24に
より移動台7が後方のプレス位置へ移動したと
き、揺動アーム19の後端部上方に固定的に設け
た押圧ローラ34により、支持アーム19を圧縮
ばね33に抗して強制的に下方に揺動させるよう
にしてもよい。
本考案の装置は、上述したナンバープレートの
みのプレスに限定されるものではなく、種々の材
料の型抜きなどにも適用し得る。
〔考案の効果〕
本考案のプレス装置は、作業位置における上枠
を、案内手段により、自動的に所定の角度をもつ
て、斜め上方に保持しうるようになつているの
で、次のような効果が得られる。
(1) 作業手順や型材の交換作業、および被プレス
材の出し入れが、従来に比べて簡単になり、作
業能率が向上するとともに、作業者への疲労を
軽減することができる。
(2) 作業が容易であるため、初心者においても、
生産性が高く、作業ミスによる不良品の発生を
減少させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のプレス装置の一実施例を示
す側面図、第2図は、同じく正面図、第3図は、
移動台がプレス位置に移動した状態における側面
図、第4図は、上枠とこれにセツトされる型材を
示す前方斜視図、第5図及び第6図は、それぞれ
案内手段の異なる実施例を示す側面図、第7図
は、従来の同種のプレス装置を略示する側面図で
ある。 1……ベツド、2……ラム、3……固定台、4
……レール、5……傾斜板(案内手段)、5a…
…カム面、7……移動台、8……垂直ピン、9…
…車輪支持板、10……圧縮コイルばね、11…
…車輪、12……水平軸、13……下枠、13a
……嵌孔、14……雄型、17……支持アーム、
18……上枠、19……揺動アーム、19a……
縦長孔、20……ピン、21……ローラ、22…
…水平軸、23……シリンダ、24……ピストン
ロツド、25……検知器、26……圧縮ばね、2
7……雌型、27a……指掛け孔、28……嵌
孔、28a……受段、S……保護カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベツド上に、前方の作業位置と後方のプレス
    位置間を移動可能な移動台を設けるとともに、
    該移動台上に、成形用型を挿脱しうる嵌孔を備
    える下枠と上枠とを重合して設け、これら下枠
    と上枠との間に、被プレス材を挟んで押圧する
    ようにしたプレス装置において、 前記移動台より、後方を向く支持アームを突
    設するとともに、この支持アームの後端部に、
    前端部が前記上枠に固着された揺動アームの後
    端部を枢着し、かつ前記上枠または揺動アーム
    の何れかに、前記移動台が作業位置に来たと
    き、前記上枠が下枠に対して前上方を向いて傾
    斜し、かつ移動台が前記プレス位置に来たと
    き、上枠がほぼ水平となつて下枠と重合するよ
    うに案内する傾斜面からなる案内手段を設けた
    ことを特徴とするプレス装置。 (2) 案内手段が、後下方に傾斜するカム面を備え
    る傾斜板である実用新案登録請求の範囲第(1)項
    に記載のプレス装置。 (3) 上枠における嵌孔に、型材が係止しうる段部
    を形成したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項又は第(2)項に記載のプレス装置。
JP8106587U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH0320016Y2 (ja)

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JP8106587U JPH0320016Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8106587U JPH0320016Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63189421U JPS63189421U (ja) 1988-12-06
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JP8106587U Expired JPH0320016Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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