JPH03198794A - 抗ヒト心筋cプロテインモノクローナル抗体及び該抗体を産生するハイブリドーマ - Google Patents

抗ヒト心筋cプロテインモノクローナル抗体及び該抗体を産生するハイブリドーマ

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JPH03198794A
JPH03198794A JP1339082A JP33908289A JPH03198794A JP H03198794 A JPH03198794 A JP H03198794A JP 1339082 A JP1339082 A JP 1339082A JP 33908289 A JP33908289 A JP 33908289A JP H03198794 A JPH03198794 A JP H03198794A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体
、該モノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ、該
モノクローナル抗体の製造法及び該モノクローナル抗体
を利用した心疾患診断剤に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]心筋梗
塞に代表される虚血性心疾患の非侵襲的画像診断は、心
筋の壊死巣の範囲や程度を知る上できわめて重要であり
、その一つとしてヒト心筋ミオシンに対するモノクロー
ナル抗体を用いたシンチスキャニングの試みがなされて
いる。
また、心筋細胞組織の壊死により、心筋細胞膜外へ漏出
して血流中に出現するミオシンを測定することによる虚
血性心疾患の診断の試みもなされている。
ヒト心筋ミオシンの重鎮に関連した蛋白であるヒト心筋
Cプロティンは、分子量13万5千〜15万で、分子量
45万〜48万のヒト心筋ミオシン重鎖と分子量7〜8
万のヒト心筋ミオシン軽鎖の中間に位置するヒト心筋細
胞構成蛋白である。心筋障害の診断において、このヒト
心筋Cプロティンについてヒト心筋ミオシンと同様の測
定を行うと、その立体構造や代謝速度の相違により、ヒ
ト心筋ミオシンとは異なる臨床的情報が提供される。
しかしながら、」1記診断に適した抗ヒト心筋Cプロテ
ィンモノクローナル抗体は未だ確立されていない。
従って、本発明は、抗ヒト心筋Cプロティンモノクロー
ナル抗体、該モノクローナル抗体を産生ずるハイブリド
ーマ、該モノクローナル抗体の製造法及び該モノクロー
ナル抗体を含有するヒト心疾患の診断薬を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った結
果、本発明に到達するに至った。
すなわち本発明は、ヒト心筋Cプロティンを特異的に認
識するモノクローナル抗体、該モノクローナル抗体を産
生ずるハイブリドーマ、該モノクローナル抗体の製造法
及び該モノクローナル抗体の標識体を含有するヒト心疾
患の診断剤を提供するものである。
本発明のモノクローナル抗体は、例えばヒト心筋Cプロ
ティンを免疫した動物から採取した抗体産生細胞と骨髄
腫細胞との細胞融合によって作製したハイブリドーマを
動物腹腔内または培養液中にて増殖せしめ、該腹水また
は培養液から採取することにより製造される。
本発明において抗原として用いるヒト心筋Cプロティン
は、ヒト心筋を材料とし、例えばrK、 MPrinc
e、 Biochem、 J、、 191.571−5
80(1980)J記載の方法に準じ、粗ミオシンを精
製し、更に5DS−PAGE法により目的とするCプロ
ティンのバンドを切り出し、ゲルより抽出することによ
り製造することができる。
 3− また、本発明のモノクローナル抗体を産生ずるハイブリ
ドーマは、いわゆる細胞融合によって製造される。すな
わち、上記ヒト心筋Cプロティンを抗原として用いて免
疫した動物から抗体産生細胞を調製し、これを骨髄腫細
胞と融合させ、得られたハイブリドーマを選択的に増殖
させ、該ハイブリドーマから抗体産生ハイブリドーマを
検索し、クローニングにより目的とするモノクローナル
抗体産生ハイブリドーマを得る。
抗体産生細胞としては、例えばヒト心筋Cプロティンま
たはこれから得られる抗原を免疫させた動物から得られ
る肺臓細胞、リンパ節細胞、B−リンパ球等が挙げられ
る。免疫させる動物としては、マウス、ラット、ウサギ
、ヤギ、ウマ等が挙げられる。免疫は、例えばヒト心筋
Cプロティンをそのまま、または完全フロインドアジュ
バント等量混合液として、動物の皮下、筋肉内または腹
腔内に、約501Jg/200成/回を月1〜2回、2
〜4力月間投与することにより行われる。抗体産生細胞
の分離は、最終免疫から2〜4日後に免疫動物から採取
することにより行われる。
骨髄腫細胞としては、マウス、ラット、ヒト等由来のも
のが使用できる。ここで、抗体産生細胞と骨髄腫細胞と
は同種動物由来であるのが好ましい。
細胞融合は、例えばケーラーとミルスタインの方法[K
Ohler、 G、 and Milstein、 C
,、Nature256、495(1975))または
これに準する方法によって行われる。すなわち、RPM
I1640培地等の培地中で抗体産生細胞と骨髄腫細胞
とを混合することにより行われる。このとき、ポリエチ
レングリコール等の融合促進剤を添加するのが好ましい
細胞融合終了後、RPM11640培地等で適当に希釈
し、遠心分離し、沈渣をHAT培地等の選択培地に懸濁
し、これを培養することによりハイブリドーマを選択す
る。次いで、培養上清を用いて酵素抗体法により抗体産
生ハイブリドーマを検索し、限界希釈法等によりクロー
ニングを行い、本発明モノクローナル抗体を産生ずるハ
イブリドーマを得る。
= 5 =  − 本発明者らは、上記のようにしてヒト心筋Cプロティン
を特異的に認識するモノクローナル抗体を産生ずるハイ
ブリドーマを製造し、工業技術院微生物工業技術研究所
に寄託した( AOC−1、微工研条寄第2473号(
FERM BP−2473))。本発明においては、例
えばこのハイブリドーマを使用して本発明モノクローナ
ル抗体を製造することが出来る。
かくして得られた抗体産生ハイブリドーマを利用して本
発明モノクローナル抗体を製造するには、該ハイブリド
ーマが本発明モノクローナル抗体産生能を有しているの
で、これを適当な培養液中または生体内で培養し、該培
養物から採取することによって行われる。生体内で培養
するには、該ハイブリドーマを骨髄腫細胞と同種の動物
の腹腔内に投与し、その腹水中に本発明モノクローナル
抗体を蓄積せしめ、該腹水から採取する。ここで、抗体
産生ハイブリドーマの投与に先立って、ブリスタン等の
鉱物油を投与するのが好ましい。
培養液または腹水からの本発明モノクローナル抗体の採
取は、IgG精製に通常使用される硫安分画法、陰イオ
ン交換体またはプロティンAカラムによるクロマトグラ
フィーによって実施される。
かくして得られる本発明モノクローナル抗体は、その免
疫グロブリンクラスがIgG、、にであり、ヒト心筋C
プロティンに特異的に反応するものである。
本発明モノクローナル抗体はヒト心筋Cプロティンに特
異的に反応するため、これを酵素、放射性同位元素、蛍
光物質等で標識すれば、心筋組織中のヒト心筋Cプロテ
ィンの状態や、循環血流中に逸脱してくるヒト心筋Cプ
ロティンの量を観察することができ、心疾患診断薬とし
て利用できる。
標識に用いられる酵素としては、ペルオキシダーゼ、ア
ルカリフォスファターゼ、β−ガ・ラクトシダーゼ等が
挙げられ、放射性同位元素としては、+111n、  
99mTc 、 6?Ga、 1811.125I、1
28■等が挙げられ、蛍光物質としては、フルオレッセ
ンスイソチオシアネート等が挙げられる。これらの標識
物質による本発明モノクローナル抗体の標識は、常法に
従って行われる。
 − 本発明心疾患診断剤を用いて心疾患を診断するには、イ
ンビトロの方法として、本発明モノクローナル抗体標識
体を利用した種々の免疫測定法、例えば競合法やサンド
イツチ法によるエンザイムイムノアッセイ、ラジオイム
ノアッセイ、凝集反応、凝集阻止反応等により抗原を定
量または定性する方法が挙げられる。ここで、免疫測定
法の実施に際しては、ポリスチレンビーズ等の担体に抗
体を固定化した固相化抗体を利用し、免疫反応を該固相
化抗体上で行わせることもできる。また、インビボの方
法として、本発明モノクローナル抗体に前記放射性同位
元素を標識して、患者の外部よりシンチカメラ等で放射
線を測定することにより、心筋障害の範囲や程度を判定
することができる。
[作用及び発明の効果] 細胞膜は、生体において物質の輸送に重要な役割を果た
しており、例えば抗体は細胞外へ分泌されることはあっ
ても、生細胞中へ単純輸送されることはない。もし細胞
膜が物質輸送の障壁とじて − の役割を失った場合(例えば心筋障害部位における心筋
細胞膜の破綻等)、抗体のような高分子量の蛋白が心筋
細胞膜を自由に通過し、心筋細胞内への侵入が可能な状
態となる。従って、心筋障害患者に本発明の心疾患診断
剤を投与した場合、本発明のモノクローナル抗体が心筋
細胞膜を自由に通過して、心筋細胞内の構成蛋白である
ヒト心筋Cプロティンと結合することができる。ここで
、本発明モノクローナル抗体を放射性同位元素で標識し
ておくことにより、シンチスキャニングが可能となる。
すなわち、例えば+111nで標識した抗ヒト心筋Cプ
ロティンモノクローナル抗体を人体に静脈より投与し、
時間の経過と共に外部からシンチカメラ等で放射線を計
測することにより、1111n標識抗ヒト心筋Cプロテ
ィンモノクローナル抗体の体内分布を非侵襲的に観察す
ることができる。もし心筋に障害部位が存在する場合に
は、その障害の部位及び程度に応じた放射能の集積が見
られるので、これにより心筋障害の範囲や程度を判定す
ることができ、心筋障害を伴う心疾患の0 診断に有用である。
また、心筋障害を伴う心疾患により心筋細胞組織が破壊
されると、心筋細胞膜に破綻が生じ、心筋細胞組織中の
構成蛋白である心筋Cプロティンが、循環血流中に逸脱
してくる。そこで、本発明の抗ヒト心筋Cプロティンモ
ノクローナル抗体を用いてイムノアッセイを行うことに
より、末梢血流中のヒト心筋Cプロティン量を測定し、
心筋障害を伴う心疾患の程度や予後を判定することが可
能であり、臨床上有用な診断的意義を与える。従って、
本発明の抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体は
、イムノアッセイ法等のインビトロ検査における診断薬
としても有用である。
[実施例] 以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例1 ハイブリドーマの thI: ヒト心筋を材料とし、rK、 M、 Pr1nce、 
BiochemJ、、 191.571−580(19
80)J記載の方法に準じて粗ミオシンを精製し、更に
5DS−PAGEにより目的とする心筋Cプロティンの
バンドを切り出し、ゲルより抽出して免疫原とした。
雌性BALB/Cマウスを用い、完全フロインドアジュ
バント等量混合液2QOd (50g )を、2週問お
きに皮下に4回免疫した。最終免疫3日後、肺臓を摘出
し、この牌細胞とミエローマ細胞(P3−X63−Ag
8)とをポリエチレングリコールを用いて融合した。
これをHAT培地に懸濁し、培養した。抗体産生株を、
ヒト心筋の凍結標本上で間接蛍光抗体法によりスクリー
ニングした。ヒト心筋Cプロティンに特異的な抗体産生
株を限界希釈法によりクローニングし、目的のハイブリ
ドーマ(AOC−1,微工研条寄第2473号、 FE
RMBP−2473)を得た。
実施例2 モノクローナル几 のrl: 実施例1で得られたハイブリドーマを、ブリスタン前処
置マウスの腹腔内に投与し、腹水から抗体を精製(7た
。最終的にヒト心筋Cプロティンに特異的なモノクロー
ナル抗体(rgG、 、に)を取得1 した。ウェスタンブロッティングにより解析し、本抗体
はヒト心筋Cプロティンに特異的に反応することを確認
した。
実施例3 ヘマトキシリン・エオシン染色によりわずかに健常心筋
細胞の残存が確認されたヒト陳旧性心筋梗塞組織の切片
を、実施例2で得られた抗ヒト心筋Cプロティンモノク
ローナル抗体を用いた間接蛍光抗体法により蛍光顕微鏡
で観察した。その結果、ヒト心筋細胞にのみ陽性反応が
認められた。
実施例4 健康な家兎(日本内色種、約2 、5kg)にベンドパ
ルビタール酸ナトリウムを35mg/kg投与し、麻酔
した。左第三第四脇間より開胸し、左冠状動脈回旋枝を
血管縫合用針付き縫合糸にて結紮し、虚血性心筋障害部
位を有する家兎を人工的に作製し= 12− た。開胸24時間後、実施例2で得た抗ヒト心筋Cプロ
ティンモノクローナル抗体]、Omgを002M燐酸緩
衝溶液(0,15MのNaCUを含む) 1m1lに溶
解し、耳静脈より投与した。投与2時間後、ベンドパル
ビタール酸ナトリウムを大量に耳静脈より投与して死亡
せしめ、解剖して心臓を摘出した。虚血性心筋障害部分
を安全剃刀で切り出し、組織包埋剤(マイルズサイエン
ス社製、 Tl5SUE−TEK O,C,T4583
)にて包埋し、ドライアイスを加えたアセトンに入れて
凍結させた。凍結切片作製装置(ライッ社製、クリオス
タット 1720DIGITAL)にて厚さ5tfmの
組織切片を作製し、冷アセトン(4℃)にて30秒間固
定した。蛍光色素(フルオレラセンインチオシアネート
、 FITC)標識抗マウスIgGヤギ抗体を、0.0
1M燐酸緩衝溶液(0,15MのNaCffを含む)に
て希釈し、−切片当たり200通で15分間染色した。
大量の001M燐酸緩衝溶液(0,15MのNaCf1
を含む)で切片を洗浄後、50%グリセリン−燐酸緩衝
溶液〔グリセリン: 0.01M燐酸緩衝溶液(0,1
5MのNaCl2を含む)−1:1)で封入し、蛍光顕
微鏡に3 = 14− て観察した。この結果から、ヘマトキシリン・エオシン
染色により確認される虚血性心筋障害部に一致して、蛍
光抗体染色により強い蛍光色が認められ、抗ヒト心筋C
プロティンモノクローナル抗体は、虚血性心筋障害部位
に特異的に集積することが確認された。
実施例5 た。濃縮液を透析チューブに移し、5pのO,01M燐
酸緩衝溶液(0,15MのNaC11を含む)で透析し
た。
3.6mg/mllの抗ヒト心筋Cプロティンモノクロ
ーナル抗体−DTPA溶液を2m1l得た。このカップ
リング反応における収率は、約90%であった。
実施例6 12mmX 75mmのシリコンコーティング試験管に
、3mmφX6mmのテフロン製撹拌子を入れ、0.0
2M燐酸緩衝溶液(0,15MのNaC11を含む)に
溶解した抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体(
8,04mg/nil)1m11と0 、1M NaH
COa 2 、5mMを混合した。
これに、サイクリックDTPAアンハイドライド(C+
 4H19Nams)をジメチルスルホキシドにて溶解
したものを加えた。室温で1時間撹拌した後、溶液を吸
引濃縮装置(ザルトリウス社製、コロジオンバッグ5M
1320)に移し、バッグの外液を001M燐酸緩衝溶
液(0,15MのNaC11を含む)とし、濃縮しポリ
スチレンマイクロタイタープレート(コースタ−社製、
 #3590)に、ヒト心筋Cプロティンを0.1Mグ
リシン緩衝溶液(5mM EDTA、 pH8,5)に
溶解した溶液(1g/100IJIl)を1ウエル当た
り100通添加し、4℃にて一晩静置した。ヒト心筋C
プロティン溶液を吸引除去後、0.01M燐酸緩衝溶液
(0,05%Tween80と0.15MのNaC(l
を含む)で洗浄した。各ウェルに免疫測定用ブロッキン
グ試薬(ブロックA)を200成ずつ添加し、室温にて
1時間静置した。上記と同じ燐酸緩衝溶液で洗浄後、抗
ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体溶液(100
,10,1,0,1,0,01及び0.0017zg/
Tffl)または5 抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体−DTPA
溶液(100,10,1,0,1,0,01及び0.O
O17zg/m11)を1ウエル当たり100成ずつ添
加し、室温にて1時間静置し、ヒト心筋Cプロティンと
、抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体または抗
ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体−DTPAと
を反応させた。上記と同じ燐酸緩衝溶液で洗浄後、第二
抗体(ペルオキシダーゼ結合抗マウスIgGヤギ抗体)
を1ウエル当たり100dずつ添加し、室温にて1時間
静置した。再度同じ燐酸緩衝溶液で洗浄後、0.05M
燐酸ナトリウム、0.025Mクエン酸ナトリウム及び
0.03%過酸化水素を含む溶液で3■/milとなる
ようにオルトフェニレンジアミンジハイドロクロライド
を溶解した発色液を、1ウエル当たり200成ずつ添加
し、室温で30分間反応させた。4N硫酸を1ウエル当
たり50通ずつ添加し、反応を停止させた。各ウェルの
492nmにおける吸光度を測定し、抗ヒト心筋Cプロ
ティンモノクローナル抗体と抗ヒト心筋Cプロティンモ
ノクローナル抗体−DTPAの抗体活性を比較し、表1
に示した。
16 表  1 この結果から、各ヒト心筋Cプロティン濃度における両
者の吸光度にはほとんど差がなく、DTP八カへプリン
グによる活性への影響は認められなかった。
実施例7 1111nによる ヒト Cプロティンモノクローナル
几 −DTPAの、il: 10m0ガラスバイアルに、実施例5で調製した抗ヒト
心筋Cプロティンモノクロ−カル抗体−DTPA溶液(
3,6mg/ml) 136ufl、 0.01M燐酸
緩衝液(10%マルトースと015MのNaCl2を含
む) 861d、0.2Mクエン酸緩衝液1000JJ
fl及び放射性塩化インジウム111r”InC(Ja
)20m (52MBq)を加え、よく攪拌して2時間
静置した。得られた+1110−抗ヒト心筋Cプロティ
ンモノクローナル抗体−DTPAの純度試験を薄層クロ
マトグラフィーで試験した結果、その標識率は100%
であった。
実施例8 ツクローナル抗体−DTPAは、虚血性心筋障害部へ集
積することを確認した。撮像後、虚血性心筋障害家兎を
解剖し、諸臓器(血液、心筋障害部、心筋正常部、肝臓
、肺臓、腎臓)を摘出し、各々の放射能をガンマ−カウ
ンター(パラカード社製。
卓上型ミナキシーガンマーカウンター オートガンマ−
5530)にて測定した。各臓器の放射能分布を表2に
示す。なお、[%1)ose/gJは、各臓器1g当た
りの全投与放射能量に対する分布率である。
表  2 U: 実施例4と同様の開胸手術にて作製した虚血性心筋障害
家兎1羽当たりl l l In−抗ヒト心筋Cプロテ
ィンモノクローナル抗体−DTPA O,5mO,(1
3MBq。
0.125mg)を耳静脈より投与し、48時間後にガ
ンマ−カメラ(アロカ社製、オメガ500)にて前面像
を撮像した。+1110−抗ヒト心筋Cプロテインモこ
の結果から 11110−抗ヒト心筋Cプロティンモノ
クローナル抗体−DTPAは、心筋正常部に比較 19
− して虚血性心筋障害部への集積性が大きいことを確認し
た。
実施例9 10Trflガラスバイアルに、実施例5で調製した抗
ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体−DTPA溶
液(3,1mg/Tnfl) 2007zQ、0.1M
燐酸緩衝液(0,15MのNa(4を含む) 800J
Jfl、塩化第一錫溶液(2mg /mQ。
0、IN塩酸溶液) 507zl)及び放射性テクネチ
ウム99m(99″′Tc )500m (370MB
q)を加え、よく攪拌して1時間静置後、20%Ca−
EDTA溶液50通を加えた。
001M燐酸緩衝液にて平衡化したセファデックスG−
25Mカラムを用いて精製を行ない、ファーストピーク
を0.227mのフィルターでろ過した。得られた9 
9mTc−抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体
−DTPAの純度試験を薄層クロマトグラフィーで試験
した結果、その標識率は90%であった。
実施例10 虚血性心   家 における99mTc−ヒト心 C0 プロティンモノクローナル  −DTPAの 内部: 実施例4と同様の開胸手術にて作製した虚血性心筋障害
家兎1羽当たり99m7c−抗ヒト心筋Cプロティンモ
ノクローナル抗体−DTPA 1誦(37MBq)を耳
静脈より投与し、2時間30分後にガンマ−カメラ(ア
ロカ社製、オメガ500)にて前面像を撮像した。99
mTc−抗ヒト心筋Cプロティンモノクローナル抗体−
DTPAは、虚血性心筋障害部へ集積することを確認し
た。撮像後、実施例8と同様にして各臓器の放射能分布
を測定した結果を表3に示す。
(以下余白) 1− 22− 表 3 この結果から、9“Tc−抗ヒト心筋Cプロティンモノ
クローナル抗体−DTPAは、心筋正常部に比較して虚
血性心筋障害部への集積性が大きいことが確認された。
以上 3

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト心筋Cプロテインを特異的に認識する抗ヒト
    心筋Cプロテインモノクローナル抗体。
  2. (2)免疫グロブリンクラスが、IgG_1,kである
    請求項1記載の抗ヒト心筋Cプロテインモノクローナル
    抗体。
  3. (3)請求項1記載の抗ヒト心筋Cプロテインモノクロ
    ーナル抗体を産生するハイブリドーマ。
  4. (4)請求項2記載のハイブリドーマを動物腹腔内また
    は培養液中にて増殖せしめ、該腹水または培養液より抗
    ヒト心筋Cプロテインモノクローナル抗体を採取するこ
    とを特徴とする請求項1記載の抗ヒト心筋Cプロテイン
    モノクローナル抗体の製造方法。
  5. (5)酵素、放射性同位元素または蛍光物質で標識され
    た抗ヒト心筋Cプロテインモノクローナル抗体を含有す
    る心疾患診断剤。
  6. (6)放射性同位元素が、^1^1^1In、^9^9
    ^mTc、^6^7Ga、^1^3^1I、^1^2^
    5Iまたは^1^2^3Iである請求項5記載の心疾患
    診断剤。
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