JPH03196791A - 動き適応型輝度信号色信号分離装置 - Google Patents

動き適応型輝度信号色信号分離装置

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JPH03196791A
JPH03196791A JP33722289A JP33722289A JPH03196791A JP H03196791 A JPH03196791 A JP H03196791A JP 33722289 A JP33722289 A JP 33722289A JP 33722289 A JP33722289 A JP 33722289A JP H03196791 A JPH03196791 A JP H03196791A
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color
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Masahiro Kitaura
正博 北浦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビジョン受像器等、画像を扱う機器におい
て、複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と色信号
を分離して取り出す輝度信号色信号分離装置に関する。
〔従来の技術〕
現在、テレビ放送等で一般に使われるカラーテレビジョ
ン標準方式は輝度信号成分と、色差信号(R−Y、B−
Y)を直角2相変調した搬送色信号成分が周波数多重化
された複合信号となっている。そのため、カラーテレビ
ジョン受像器等では複合カラー映像信号から輝度信号と
色信号を分離して取り出す必要がある。その方法の一つ
として、第8図に示す動き適応型輝度信号色信号分離装
置がある。この手法は、輝度信号色信号分離フィルタと
して、時間軸BPF (バンドパスフィルタ)74と垂
直方向BPF7Bの2種類を用意し、映像信号により構
成される画像の各画素においてフレーム間の変化が少な
い場合は時間軸BPF74の出力を、フレーム間の変化
が大きい場合は垂直方向BPF76の出力を使い、得ら
れた色信号に水平方向BPF84をかけて色信号出力と
し、複合信号からこの色信号を減算器92にて減算した
ものを輝度信号出力とするものである。時間軸BPF7
4と垂直方向BPF78の出力を加算器82にて混合し
て色信号を得るが、その混合する割合を動き検出回路7
2から得られる動き係数k (0≦に≦1)によって変
えている。すなわち乗算器78.80にて時間方向BP
F74と垂直方向BPF76の出力に上記動き係数kを
乗算した後加算器82に与える構成となっている。以下
の説明においては、乗算器78.80と加算器82を線
形混合器としてまとめて表記する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の動き適応型輝度信号色信号分離装置においては、
時間軸BPFと垂直BPFの出力を混合した後、この混
合出力を水平BPFに与えている。
この方式においては、静止画に対応して混合器出力とし
て時間軸BPF出力信号が出力されているとき、水平方
向BPF (以下水平111PFという)の帯域が狭す
ぎて、不必要に色信号が減衰されてしまい、結果として
輝度信号に色信号成分が残って再生画面上にドツト妨害
が出てしまう。また、動画に対応して混合器出力として
動画系の垂直方向BPF (以下垂直BPFという)か
らの出力信号が出力されているとき、水平BPFの帯域
が広すぎて色信号帯域にクロスしてくる輝度信号を除去
できずクロスカラーが残ってしまう。したがって、従来
の動き適応型輝度信号色信号分離装置には静止画のとき
ドツト妨害が、動画のときクロスカラーが残ってしまう
というMlの問題があった。
次に従来方式の動き検出信号は、輝度信号(Y)と色信
号(C)の動き信号が合成されたもので、YとCの間の
動き検出信号のクロストークを生じていた。これは、輝
度信号が静止していて色信号が動いている(色信号につ
いては、時間方向の位相及び振幅の変化)場合、輝度信
号は動画系のフィールド内での処理で、従来例では垂直
BPF処理となる。その結実現象としては、ドツト妨害
が現われる。逆に色信号が静止していて、輝度信号が動
いている場合は、同様に色信号が動画系処理となり、ク
ロスカラーの原因となる。いずれの場合もY、  Cい
ずれかが動いていると、従来例では動画系の垂直BPF
処理となり、クロスカラーとドツト妨害が残留してしま
うという第2の問題があった。
更に色信号は、色差信号(R−Y、B−Y)または、I
、 Q軸信号を直角2相変調したものであり、独立した
2信号を変調したものである。これについても前記第2
の問題と同様に色信号の元となるこれら2信号間の動き
検出信号にクロストークがあると、両信号ともに動き信
号となってしまうという第3の問題があった。
又、従来例における静止時の水平−時間軸周波数特性は
、時間軸BPFと水平BPFにより制限された領域、す
なわち第9図に■で示す領域が色信号通過域となり、■
以外の領域が輝度信号通過域となる。静止時の輝度信号
のスペクトルは、第10図に■で示す部分に集中してい
る。第10図の◎の部分は、前記時間軸BPF領域内で
、時間方向に変動する信号成分であり、静止時はノイズ
成分である。従来例のY信号通過域(第9図の■以外の
領域)は、第10図の◎の部分を含んでおり、静止時の
Y信号の低域領域のノイズ低減効果がない。
この第10図の◎の領域を含むことにより輝度信号は、
この領域の動き信号を動き検出回路が検出ミス(未検出
)しても画像に妨害を与えることなく動き適応処理され
る利点を有している。したがって、◎の領域は、減衰さ
せるとノイズが低減するが、一方で動き検出が不完全と
なり画像の劣化をもたらすという第4の問題を生じる。
本発明は、以上の点に着目されてなされたもので、上記
第1ないし第4の問題を簡単な回路構成で克服すること
のできる動き適応型輝度信号色信号分離装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明では、色信号用水平BP
Fを静止画系と動画系で互いに独立して設け、前者を広
帯域に後者を狭帯域とし、更に入力複合カラー信号の動
き検出を、輝度信号、色信号それぞれに最適な検出回路
で別々に行い、その出力信号にて輝度信号専用の混合回
路と色信号専用の混合回路の混合比を制御するようにし
ている。
すなわち本発明によれば輝度信号に色信号を多重した複
合映像信号に応答し色副搬送波周波数の4N倍(Nは正
の整数)のサンプリングクロック周波数で前記複合映像
信号をデジタル化するA/D変換器と、前記A/D変換
器出力信号にそれぞれ応答する色信号動き検出回路と、
輝度信号動き検出回路と、第1の時間方向フィルタと、
第2の時間方向フィルタと、狭帯域水平方向フィルタを
有するフィールド内輝度信号色信号分離回路と、前記第
1の時間方向フィルタの出力信号と前記フィールド内輝
度信号色信号分離回路の輝度信号出力端子からの出力信
号とを混合するにあたり前記輝度信号動き検出回路の出
力信号で混合割合を制御しつつ混合する第1の混合器と
、前記第2の時間方向フィルタの出力信号に応答する広
帯域水平方向フィルタと、前記広帯域水平方向フィルタ
の出力信号と前記フィールド内輝度信号色信号分離回路
の色信号出力端子からの出力信号とを混合するにあたり
前記色信号動き検出回路の出力信号で混合割合を制御し
つつ混合する第2の混合器とををし、前記第1の混合器
の出力信号として輝度信号を、前記第2の混合器の出力
信号として色信号を得るようにした動き適応型輝度信号
色信号分離装置が提供される。
〔実 施 例〕
以下図面と共に本発明の輝度信号色信号分離装置の実施
例について説明する。
第1図は本発明の1実施例を模式的にブロック化して示
す図であり、後述する第2図に詳細なブロック図が示さ
れている。
第1図の回路の入力端子1には輝度信号に色信号が重畳
された複合カラー映像信号が入来する。
入力端子1に接続されたA/Dコンバータ2は入力複合
カラー映像信号を、その色副搬送波周波数(f sc)
の4倍の周波数のサンプリング信号の周期にてサンプリ
ングしてデジタル信号に変換するものである。このデジ
タル化された複合カラー映像信号は、静止画系処理回路
8と動画系処理回路9Aに分かれて処理される。
静止画系処理回路8は、時間軸低域通過フィルタ(LP
F)5と時間軸帯域通過フィルタ(BPF)6と水平B
PF7とからなる。時間軸LPF5の出力信号■として
静止画系輝度信号が得られ水平BPF7の出力信号■と
して静止画系色信号が得られる。
動画系処理回路9Aは、フィールド内での輝度信号色信
号分離回路9Bからなり、その出力■に動画系処理輝度
信号が出力■に動画系処理色信号が出力される。
静止画系処理輝度信号■と動画系処理輝度信号■は、線
形混合器にて混合されるが、この混合割合は輝度信号動
き検出回路3により、検出された輝度信号用の動き信号
で制御されており、混合器IOの出力端子12に分離さ
れた輝度信号を得る。
静止画系処理色信号■と動画系処理色信号■は、線形混
合器11にて混合されるが、この混合割合は色信号動き
検出回路4により検出された色信号用の動き信号で制御
されており、混合器11の出力端子13に分離された色
信号を得る。
時間軸LPF5は、第9図の■以外の部分を通過域とす
るフィルタで、フレーム周波数30Hzで時間方向にサ
ンプリングされた信号の時間軸の低域部分を抜きとるフ
ィルタである。時間軸BPF6は、第9図の■の部分を
通過域とするフィルタでフレーム周波数30Hzで時間
方向にサンプリングされた信号の15Hzを中心とする
部分を抜きとるフィルタである。
水平BPF7は、第9図の■の部分を通過域とするフィ
ルタで水平方向の搬送色信号成分を抜き取る広帯域BP
Fである。
動画系処理回路9Aは、フィールド内での輝度信号色信
号分離回路9Bで構成されており、時間方向の処理をと
もなわないY/C分離回路である。
線形混合器10.11は、同一の作用を示すもので、一
方10は色信号動き検出信号により、他方11は輝度信
号動き検出信号により、2人力の混合割合を制御するも
のである。
3.4はいずれも動き信号を検出する回路であるが、一
方3は色信号の動きを検出する回路であり、他方4はY
信号の動きを検出する回路である。
第2図は、前記第1図をさらに詳しく描いたものであり
、第1図の下記ブロックは、次に示すように構成されて
いる。
第1図       第2図 時間軸LPF5   →1フレーム遅延器17、加算器
15 時間軸BPF6   →1フレーム遅延器17、減算器
16 動画系処理回路9八 −垂直BPF2g、水平B P 
F 29、減算器30、 水平LPF31 色信号動き検出回路3−1フレーム遅延器17.14、
減算器19、水平BPF20、 C信号動き検出処理器21 水平L P F 18、Y信号 動き検出処理器22 A/Dコンバータ2にてデジタル化された複合カラー映
像信号は、静止画系処理回路8と、動画系処理回路9A
に分かれて処理される。
静止画系処理回路8はさらに1フレーム遅延器17と、
加算器15と、減算器1Bと、水平BPF7からなる。
1フレーム遅延器17の出力である1フレーム遅延した
信号(1フレーム前の信号)と、A/D変換器2の出力
の現フイールド信号とを加算器15で加算することによ
り、第9図の■の部分以外の周波数帯域(但し、30H
z毎に繰り返す)を通過域とするフィルタとなる。逆に
現フイールド信号から1フレーム遅延した信号を減算器
16で減算することにより、第9図の■の帯域を通過域
とする。
加算器15の出力が第1図に示した時間軸LPF5の出
力に相当する。すなわち、1フレーム遅延器17ど加算
器15て時間軸LPF5が構成されている例が示されて
いる。減算器1Bの出力が第1図に示した時間軸BPF
6の出力に相当する。すなわち、1フレーム遅延器17
と減算器16で時間軸BPF6が構成されている例が示
されている。
減算器1Bの出力は、水平BPF7に入力され、水平方
向の色信号帯域外に制限が加えられる。これが第9図■
の領域である。この水平BPF7は、静止画系の色信号
を通過させるもので、後述する動画系の水平BPF29
に比して広帯域BPFであり、不必要に色信号を減衰さ
せることがない。
以上の構成が静止画系の構成であり、加算器15の出力
に静止画系輝度信号■が、水平BPF7の出力に静止画
系色信号■がそれぞれ出力される。
動画系処理回路9Aは、さらに垂直BPF28と、水平
BPF29と減算器30と水平LPF31よりなる。
垂直BPF28は、第3図の垂直−水平周波数平面上の
■の帯域を通過域とするフィルタである。
水平BPF29は、第3図の■の帯域を通過域とするフ
ィルタである。垂直BPF211と水平BPF29の両
フィルタによる帯域制限による通過域が第3図ののの帯
域となり、色信号の帯域が通過域となる。したがって、
第2図の水平B P F 29の出力が動画系色信号出
力■となる。
一方動画系輝度信号は、帯域制限を受けていなL)A 
/ D変換器2の出力信号から減算器30で水平BPF
29の出力信号を減することにより第3図のの以外の帯
域を通過域とする。さらに、減算器30の出力は、水平
LPF31に入力され、ドツト妨害の軽減が図られる。
動画系の水平BPF29は、静止画系の水平B P F
’ 7に比してバスバンド幅が狭く設定されており、動
画時のクロスカラー妨害を抑圧する。
以上の構成が動画系の構成であり、水平LPF31の出
力に動画系の輝度信号■が、水平BPF29の出力に動
画系の色信号■を得る。
静止画系と動画系の輝度信号と色信号は、それぞれ線形
混合器10.11で線形混合される。線形混合器10は
輝度信号用であり、静止画系輝度信号■と動画系輝度信
号■を輝度信号動き検出処理器22の出力の輝度信号動
き検出信号により混合割合が制御されて線形混合される
線形混合器11は、色信号用であり、静止画系色信号■
と動画系色信号■を色信号動き検出処理器21の出力の
色信号動き検出信号により混合割合が制御されて線形混
合される。したがって、線形混合器10の出力に動き適
応Y/C分離された輝度信号が得られ、線形混合器11
の出力に動き適応Y/C分離された色信号が得られる。
第1図に示した輝度信号動き検出回路4は、第2図に示
すように水平LPF18と1フレーム遅延器14と減算
器19とY信号動き検出処理器22とからなる。このY
信号動き検出処理器22は、第4図に示す構成を有して
いる。
第4図の入力端子101には第2図の1フレーム遅延器
14の出力である2フレーム遅延した信号と、A/D変
換器2の出力の現フイールド信号との差分値が減算器1
9で得られ、この2フレ一ム差分信号のが入来する。も
う一方の入力端子102には、第2図の減算器I6で得
られた1フレーム差分信号から水平L P F lit
で搬送色信号を除去した信号■が入来する。
入力端子101.102に入力された差分信号の。
■は、それぞれ絶対値回路41.45を介して非線形処
理回路42.46に与えられ、絶対値化された後適当な
感度をもった動き検出信号とされる。非線形処理回路4
2の出力に2フレ一ム差分による動き検出信号が、又非
線形処理回路46の出力に1フレーム差分による動き検
出信号が得られる。
非線形処理回路62の出力である2フレ一ム差分による
動き検出信号は、1フレーム遅延器43で1フレーム遅
延した信号と合成器44にて合成される。
合成器44の出力は、合成器47に入力され、もう一方
の非線形処理回路46出力の1フレーム差分による動き
検出信号と合成される。合成器44.48は、複数の入
力信号の大きい方又は小さい方を選択する処理、演算処
理及び入力信号に適当な重み付けをして前記処理を施す
ものである。本実施例では、大きい方を選択し、または
、加算処理を施す。
合成器4Bの出力は、領域拡大回路51に入力され、領
域を拡大する。領域拡大回路51は、遅延器48゜49
と合成器50からなり、遅延器48.49の遅延量が色
副搬送波周波数の4倍の周期であれば水平方向への領域
拡大となり、1水平周期であれば垂直方向への領域拡大
となる。この領域拡大出力が輝度信号動き検出信号とな
る。
輝度信号動き検出回路4の特徴は、次の点にある。
従来例においては、輝度信号が第9図の■の領域以外の
周波数成分であり、第1O図の◎の領域が含まれている
ため、◎の領域の本発明の1フレーム差分による動き検
出をしなくとも特に大きな問題はなかった。
しかし、本発明の静止画系の輝度信号は、時間軸LPF
5のみによる処理であり、第10図の◎の領域は、ノイ
ズ成分とみなして減衰させている。
この方式で輝度信号動き検出回路4がこの◎の領域を検
出できないと、第2図の線形混合器10が静正画系側と
なり、動き信号を静止画系で処理した場合の妨害が表わ
れる。
したがって、本発明の輝度信号動き検出回路4は、第2
図の減算器16の出力に得られる第10図の■、◎の帯
域に■の帯域の色信号を第2図の水平L P F 1B
で除去して得られる1フレーム差分による動き検出によ
り前記妨害を防いでいる。さらに搬送色信号部分、すな
わち第1O図の■の領域の検出ができないので、前記第
4図の1フレーム遅延器43と合成器44によ号、フレ
ーム間の欠落を擬似的に2フレ一ム差分による動き検出
の欠落を補なっている。
次に色信号動き検出回路3について説明する。
色信号動き検出回路3は、第2図の減算器19で得られ
た2フレ一ム差分信号のに応答するものであり、水平B
PF20とC信号動き検出処理器21からなる。第2図
のC信号動き検出処理器21は、第5図に示すように絶
対値回路61と非線形処理回路B2と1フレーム遅延器
63と合成器84と領域拡大回路65からなる。入力端
子104には、上記2フレ一ム差分信号のが水平BPF
20を通過した信号■が入来する。この2フレ一ム差分
信号■は絶対値化回路61で絶対値化され非線形処理回
路62でレベルに応じて設定された出力レベルが得られ
、最適な動き信号のレベルを得る。非線形処理回路62
の出力は、1フレーム遅延器63で1フレーム遅延した
信号と合成器64で合成されて、lフレーム間の動き信
号の欠落を補ない領域拡大回路B5に入力される。
領域拡大回路65は、第4図の構成同様2つの遅延回路
86.67と合成器B8からなるが、水平方向への拡大
の場合は輝度信号動き検出回路4とは異なり、色副搬送
波の4倍のサンプリング周波数周期をTとすると2T間
での合成となる。なお遅延回路66、67の遅延量は2
Tの整数倍とじ2Tの整数倍離れた画素間での合成とし
てもよい。これは、隣り合う色信号が互いに異なる軸の
信号となるためである。第6図は色副搬送波周波数(f
 sc)の4倍の周波数で、さらに位相が色差軸のクロ
ック信号で複合映像信号をサンプリングした場合を示し
ている。第6図のとうり、隣り合う画素または周期Tだ
け離れた画素は、互いに異なる色差信号となる。一方2
Tだけ離れた画素間は、同一色差信号となる。
本発明においては、第2図の水平BPF20で輝度信号
の差分信号から分離された色信号用差分成分により、第
5図の色信号動き検出処理を施す。
色信号動き検出処理においては、前述のとうり2Tの整
数倍間での合成または演算を行う。演算処理をともなう
水平BPF20は、4f でサンプe リングされている場合、f を中心とするBPFe は、隣り合う画素間での演算をともなわないので問題な
い。
したがって、本発明における色信号動き検出回路3は、
隣り合う画素間でのクロストークはなく、第7図のよう
に動き信号またはノイズ等により時間軸方向の位相変化
が軸と直交したときは、変化なく、平行する軸のみ動き
信号と判断される。また、この位相変化は、特にいずれ
かの軸に平行していなくとも変化の少ない軸は静止領域
として処理できる。これにより本発明は色差間の動き検
出信号のクロストークを防ぐことができる。
さらに第2図の水平BPF20を通過する輝度信号は、
クロスカラーの原因となるが、これについてもいずれか
の軸と直交または変化が少なければ静止領域として処理
されるため、クロスカラーが抑圧される。
ここで取り上げた直交2軸は、色差軸(R−Y。
B−Y)であるが、特に軸の位相を特定することなく、
1. Q軸等どのような軸をとっても前述したのと同様
の効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したところから明らかなように、請求項
1に記載した本発明の輝度信号色信号分離装置では、色
信号用水平BPFを静止画系と動画系とで独立して設け
、静止画系を広帯域のBPFとし、動画系は狭帯域BP
Fとしたので、動き適応処理により可変BPFとしての
機能が得られ、従来問題となっていた動画におけるクロ
スカラーの発生を効果的に防止することができ、一方静
止面輝度信号は水平全帯域にわたって時間軸LPF特性
となり静止画におけるドツト妨害も防止することができ
、さらにノイズ低減効果を有する。
更に、請求項1の輝度信号色信号分離装置では、動き検
出回路を輝度信号用と色信号用各々に別個に設けたため
、輝度信号と色信号が異なる動きをしたり、一方のみ動
いた場合にそれぞれ最適な動き適応処理がなされ、それ
ぞれY/C独立した動き信号に対応可能となる。
更に、請求項2に記載した本発明の輝度信号色信号分離
装置では、色信号動き検出回路においてサンプリング周
波数が4f の場合、隣り合う画C 素間での演算、又は合成を行わないため、4f8cでサ
ンプリングされた搬送色信号の2軸間のクロストークが
なく、色信号の位相変化が一方の軸に平行な場合、又は
一方の軸に対する変化が少ない場合、静止領域として判
断され、クロスカラー抑圧効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動き適応型輝度信号色信号分離装置の
1実施例を模式的に示すブロック図、第2図は第1図の
より詳細なブロック図、第3図は第2図中の各フィルタ
の通過域を説明するための水平−垂直周波数関係図、第
4図は第2図中の輝度信号動き検出処理器の詳細を示す
ブロック図、第5図は第2図中の色信号動き検出処理器
の詳細を示すブロック図、第6図は第5図の回路の動作
を説明するためのサンプリング位相が色差軸である場合
の複合カラー映像信号を示す図、第7図は第5図の回路
の動作を説明するための位相変化に対する色差信号の変
化量を示す図、第8図は従来の動き適応型輝度信号色信
号分離装置を示すブロック図、第9図及び第1θ図は第
8図の従来の装置の動作を説明するためのフィルタの通
過域を示す時間軸−水平周波数関係図である。 2・・・A/D変換器、3・・・色信号動き検出回路、
4・・・輝度信号動き検出回路、5・・・時間軸LPF
。 6・・・時間軸BPF、 7.20.29・・・水平B
PF。 8・・・静止画系処理回路、9A・・・動画系処理回路
、9B・・・フィールド内Y/C分離回路、10.11
・・・線形混合器、14.17.43.63・・・1フ
レーム遅延器、15・・・加算器、I[i、 19.3
0・・・減算器、18.31・・・水平LPF、21・
・・色信号動き検出処理器、22・・・輝度信号動き検
出処理器、28・・・垂直B P F、 41.45゜
6]・・・絶対値化回路、42.46.82・・・非線
形処理回路、44、47.50.64.68・・・合成
器、4g、 49.66、87・・・遅延器。 第1図 発明者 北  浦 正  博

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)輝度信号に色信号を多重した複合映像信号に応答
    し色副搬送波周波数の4N倍(Nは正の整数)のサンプ
    リングクロック周波数で前記複合映像信号をデジタル化
    するA/D変換器と、 前記A/D変換器出力信号にそれぞれ応答する色信号動
    き検出回路と、輝度信号動き検出回路と、第1の時間方
    向フィルタと、第2の時間方向フィルタと、狭帯域水平
    方向フィルタを有するフィールド内輝度信号色信号分離
    回路と、 前記第1の時間方向フィルタの出力信号と前記フィール
    ド内輝度信号色信号分離回路の輝度信号出力端子からの
    出力信号とを混合するにあたり前記輝度信号動き検出回
    路の出力信号で混合割合を制御しつつ混合する第1の混
    合器と、 前記第2の時間方向フィルタの出力信号に応答する広帯
    域水平方向フィルタと、 前記広帯域水平方向フィルタの出力信号と前記フィール
    ド内輝度信号色信号分離回路の色信号出力端子からの出
    力信号とを混合するにあたり前記色信号動き検出回路の
    出力信号で混合割合を制御しつつ混合する第2の混合器
    とを有し、前記第1の混合器の出力信号として輝度信号
    を、前記第2の混合器の出力信号として色信号を得るよ
    うにした動き適応型輝度信号色信号分離装置。
  2. (2)前記色信号動き検出回路が、前記時間方向フィル
    タを構成する第1の1フレーム遅延器と、その出力に応
    答する第2の1フレーム遅延器で遅延した2フレーム前
    の信号と前記A/D変換器の出力信号との差分値を得る
    第1の減算器と、前記第1の減算器の出力信号の色副搬
    送波周波数を中心として色信号帯域以外を抑圧する水平
    方向フィルタと、前記色信号帯域以外を抑圧する水平方
    向フィルタの出力信号を絶対値化する絶対値化回路と、
    前記絶対値化回路の出力信号として得られる動き検出信
    号を非線形処理する非線形処理回路と、前記非線形処理
    回路の出力信号を前記サンプリングクロック周期の2N
    倍だけ離れた複数の信号間で演算及び合成する演算合成
    処理回路を有することを特徴とする請求項1記載の動き
    適応型輝度信号色信号分離装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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