JPH0319634B2 - - Google Patents

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JPH0319634B2
JPH0319634B2 JP59061691A JP6169184A JPH0319634B2 JP H0319634 B2 JPH0319634 B2 JP H0319634B2 JP 59061691 A JP59061691 A JP 59061691A JP 6169184 A JP6169184 A JP 6169184A JP H0319634 B2 JPH0319634 B2 JP H0319634B2
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JP
Japan
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cassette
gear
head board
pin
guide
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JP59061691A
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English (en)
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JPS60205851A (ja
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Kunio Unno
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6169184A priority Critical patent/JPS60205851A/ja
Publication of JPS60205851A publication Critical patent/JPS60205851A/ja
Publication of JPH0319634B2 publication Critical patent/JPH0319634B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば留守番電話用テープレコーダ
として使用することができるタブルカセツトテー
プレコーダに関するものである。
例えば、留守番電話用テープレコーダとしてダ
ブルカセツトテープレコーダがある。この種のテ
ープレコーダは、相手から電話がかかつてきた場
合に、予め記録されているメツセージを再生して
相手に送るための再生用カセツトテープと、相手
からのメツセージを記録する記録用カセツトテー
プとを用いるダブルカセツトテープレコーダにな
つている。従来一般に用いられているこの種のダ
ブルカセツトテープレコーダは二つのカセツトを
横方向に並列的に装填する形式のものであつた。
しかし、この形式のものによれば、テープレコー
ダを2台併設したのと実質的に同一であつて、設
置面積が大きくなるという問題点があつた。そこ
で、磁気ヘツド、ピンチローラ、キヤプスタン等
を1組だけ設け、再生用カセツトと記録用カセツ
トとを重ね合わせて装填するようにし、これら重
ね合わせられたカセツトを一体的にカセツトの厚
き方向に移動させることによつて再生と記録とを
選択的に行わせるようにしたものも提案されてい
る。特開昭57−24150号公報記載のものはその一
つである。しかし、上記従来のカセツトを重ね合
わせる形式のテープレコーダによれば、再生と記
録とを選択的に行わせるためには二つのカセツト
を重ね合わせた状態で一体的に移動させる必要が
あるから、二つのカセツトが移動する空間を必要
とし、そのためにテープレコーダの寸法が大きく
なり、設置面積を十分に小さくすることはできな
かつた。
本発明の目的は、全体の寸法を小さくして設置
面積を小さくすることが可能であり、かつ、構成
も比較的簡単なダブルカセツトテープレコーダを
提供することにある。
本発明の特徴は、記録用カセツトと再生用カセ
ツトを2段に重ねる形式のテープレコーダにおい
て、上下に枝別れしたガイド溝の上または下の溝
に磁気ヘツドやピンチローラを備えたヘツド基板
を選択的に案内させて記録と再生を選択的に行う
ようにしたことにある。
以下、留守番電話用テープレコーダとして構成
された図示の実施例を参照しながら本発明を説明
する。
第1図乃至第5図において、シヤーシ1上には
その前がわにおいて左右(第1図では上下)一対
のガイド壁12,12が固定されている。ガイド
壁12,12はそれぞれ手前の方と奥の方に同形
のガイド溝13,14を有している。これらのガ
イド溝13,14はそれぞれ手前がわの略水平方
向の溝部13a,14aと、これらの溝部13
a,14aから奥方に枝分かれした上がわの溝部
13b,14b及び下がわの溝部13c,14c
とによつて構成されている。シヤーシ1上にはヘ
ツド基板2が前後方向及び上下方向に移動可能に
乗せられている。ヘツド基板2の左右両端面には
2本ずつピン2a,2aが固植されており、これ
らのピン2a,2aは上記ガイド溝13,14に
それぞれ嵌められている。ヘツド基板2は、同ヘ
ツド基板2とシヤーシ1との間に掛けられたばね
15の弾力により下方に向かつて移動するように
付勢されると共に前方に向かつて移動するように
付勢され、通常は、この付勢力により上記ピン2
a,2aがガイド溝13,14の手前がわの溝部
13a,14aまで移動した態様をとるようにな
つている。ヘツド基板2には磁気ヘツド16,1
7やピンチローラ18が設けられている。シヤー
シ1とヘツド基板2の間には摺動板3が適宜の案
内手段により前後方向に摺動可能に設けられてい
る。摺動板3には一対のガイド軸3a,3aが固
植され、これらのガイド軸3a,3aには、ヘツ
ド基板2に設けられたガイド孔2d,2dが嵌め
られ、ガイド軸3a,3aによつてヘツド基板2
は上下方向の移動が案内されるようになつてい
る。
第5図に示されているように、摺動板3の前端
部には折曲部3bが形成され、この折曲部3bに
は、軸19を中心に回動可能なベルクランク状の
アシストレバー4の一腕端部のピン4aが当たる
ようになつている。アシストレバー4はばね20
によりピン4aが摺動板3の折曲部3bから離間
する向きに回動付勢されているが、アシストレバ
ー4の他方の腕端部に固植されたピン4bがアシ
ストカム5の外周のカム縁に当たることによつて
上記付勢力による回動が規制されるようになつて
いる。そして、アシストカム5が回転するとその
カム縁によりピン4bが押されてアシストレバー
4が反時計方向に回動させられ、ピン4aにより
摺動板3の折曲部3bが後方に押され、もつて、
ヘツド基板2が後方に移動させられるようになつ
ている。アシストカム5はギヤ21と一体に軸2
2を中心に回転可能に設けられている。ギヤ21
は駆動源6のピニオン23とかみ合うようになつ
ているが、ギヤ21には欠歯部21aが2個所に
形成され、これらの欠歯部ではギヤ21とピニオ
ン23とがかみ合うことができないようになつて
いる。ギヤ21の上面には2個所にピン26,2
6が固植され、ピニオン23が欠歯部21a,2
1aの一つに対向しているときは上記ピン26,
26の一つにばね27の一腕が当たり、このばね
27の弾力によりギヤ21は第5図において時計
方向に回動付勢され、この付勢力でギヤ21が回
動させられることによりギヤ21とピニオン23
がかみ合い得るようになつている。ギヤ21の下
面がわにはピン21bが固植されている。ピン2
1bには軸24を中心に水平面内において回動可
能に設けられた制御杆9の一端部が当たるように
なつている。制御杆9はばね25により図におい
て時計方向に回動付勢されている。ギヤ21の下
面がわには上記ピン21bの固植位置と同一の半
径上に別のピン21c,21dが近接して固植さ
れている。このピン21c,21dの間隔は制御
杆9の一端部が入り得る程度の間隔になつてお
り、また、制御杆9の一端部がピン21cに当た
つているときはもとより、制御杆9の一端部がピ
ン21dに当たつているときもピニオン23がギ
ヤ21の欠歯部21aに対向し、かつ、ばね27
によつてギヤ21が回動付勢されるようになつて
いる。制御杆9の他方の腕端部にはピン28が固
植されている。ピン28には、ソレノイド8によ
つて前後方向の位置が制御される制御部材29が
当たつている。ソレノイド28が励磁されない通
常の状態では制御杆9がばね25の付勢力により
回動して制御杆9の一腕部がギヤ21のピン21
b,21c,21dの回動通路上に進出し、ばね
27によるギヤ21の回動付勢力に抗してギヤ2
1の回動を阻止するようになつている。また、ソ
レノイド8が励磁されると制御部材29が吸引さ
れて制御杆9をばね25による付勢力に抗して回
動させ、制御杆29の一腕端部をピン21b,2
1c,21dの回動通路から逃がすことによつて
ギヤ21をばね27の付勢力により回動させ、ギ
ヤ21をピニオン23にかみ合わせるようになつ
ている。
第5図乃至第7図において、シヤーシ1の前端
部にはガイド板7が軸30を中心に垂直面内にお
いて回動可能に設けられている。ガイド板7の一
腕端部7aはヘツド基板2の下方に位置してい
る。ガイド板7はばね31により第6図において
反時計方向、即ち、ガイド板7の一腕端部7aが
ヘツド基板2を押し上げる向きに回動付勢されて
いる。しかし、ばね31によるヘツド基板2を押
し上げる向きの付勢力は、ばね15によるヘツド
基板2を押し下げる向きの付勢力よりも小さく、
従つて、ヘツド基板2は通常は押し下げられる向
きに付勢されている。ガイド板7は奥方において
垂直方向の折曲部7dと前方において傾斜した折
曲部7cとを有している。折曲部7dは、前記制
御部材29から一体に延びたガイド杆10によつ
て貫かれている。ガイド杆10の前端部は折曲部
10aになつている。第6図のようにガイド板7
がばね31の付勢力によつて回動させられている
ときはガイド板7の折曲部7dによつてガイド板
10が持ち上げられてガイド杆10の折曲部10
aがガイド板7の折曲部7cと対向するようにな
つている。これに対して第7図のようにガイド板
7がばね31の付勢力に抗しヘツド基板2により
押し回されると、ガイド板7の折曲部7dにより
ガイド杆10が押し下げられ、ガイド杆10の折
曲部10aがガイド板7の折曲部7cの下方に移
動するようになつている。
前記ソレノイド8は図示されない制御回路によ
つて制御されるようになつており、後に説明する
ように、各動作モードの切り換え時に励磁時間が
制御されて所定のモードに切り換えられるように
なつている。
第2図及び第3図において、Aは相手方のメツ
セージを記録するための記録用カセツトテープ、
Bは予め記録したメツセージを相手方に送るため
の再生用カセツトテープである。これらのカセツ
トテープは、まず、再生用カセツトテープBを装
填したあと、これに重ね合わせて記録用カセツト
テープAを装填するようになつている。この場
合、カセツトテープには厚肉部と薄肉部があるた
め、単に二つのカセツトを重ね合わせるだけでは
所定の位置に位置決めすることはできず、所定の
保持機構を必要とする。第1図、第8図乃至第1
1図において符号11は上記保持機構を示す。保
持機構11は、カセツト受け部材32と、同受け
部材を軸支する軸受部材33と、上記受け部材3
2を回動付勢するクリツクばね34からなり、第
1図に示されているように、シヤーシ1の奥端部
に設けられている。カセツト受け部材32はその
軸32aが軸受部材33によつて垂直面内におい
て回動可能に軸支されている。カセツト受け部材
32は、再生用カセツトBを装填したときその下
面後端縁部を受ける作用腕部32bと、再生用カ
セツトBの後端上縁部と記録用カセツトAの後端
下縁部との間に介入すべき押さえ部32cを有し
ている。そして、カセツトテープを装填しない通
常の状態では、第9図に示されているように、カ
セツト受け部材32がクリツクばね34により時
計方向に回動付勢され、その作用腕部32bが再
生用カセツトBの装填通路上に進出するようにな
つている。また、上記の状態から再生用カセツト
Bを所定位置まで押し下げて装填するとカセツト
受け部材32はその作用腕部32bがカセツトB
に押されて反時計方向に回動するようになつてい
る。第10図に示されているようにカセツトBが
位置決め部材35,36に当たつて状態ではクリ
ツクばね34が思案点を越えてカセツト受け部材
32は今度は反時計方向に回動付勢され、その押
さえ部32cがカセツトBの後端上縁部を下方に
押し付けるようになつている。上記押さえ部32
cの上下方向の寸法は、カセツトの厚肉部と薄肉
部との段差の2倍の寸法になつていて、第11図
に示されているように、カセツトBが押さえ部3
2cで押さえられている状態で記録用カセツトA
を重ねるようにして装填すると、カセツトAの厚
肉部がカセツトBの厚肉部に重なり、かつ、カセ
ツトAの薄肉部が上記押さえ部22cに重なるこ
とによつてカセツトAがカセツトBと平行をなす
ような所定の態様で装填されるようになつてい
る。
第2図において、既に述べたガイド壁12に形
成されたガイド溝14の上がわの溝14bの側部
には検知スイツチ41の接片が位置していて、ヘ
ツド基板2のピン2aが上がわの溝14bに侵入
してきたときは上記接片がピン2aに押されて上
記スイツチ41がオンになるようになつている。
また、上記ガイド溝14の下がわの溝14cの側
部には検知スイツチ42の接片が位置していて、
ヘツド基板2のピン2aが下がわの溝14cに侵
入してきたときは上記接片がピン2aに押されて
上記スイツチ42がオンになるようになつてい
る。
次に上記実施例の動作を説明する。いま、第8
図乃至第11図について説明した通り、再生用カ
セツトBを装填したのちこれに重ねて記録用カセ
ツトAを装填した状態にあるものとする。そし
て、通常の状態ではアシストレバー4のピン4b
がアシストカム5の近心カム縁に当たつてアシス
トレバー4は第5図において時計方向に回動し、
ヘツド基板2は手前がわに移動して磁気ヘツド1
6,17はカセツトテープから離間し、ピンチロ
ーラ18はキヤプスタン軸から離間した状態にな
つている。また、ヘツド基板2が上記のように手
前がわに移動することにより、ヘツド基板2のピ
ン2aがガイド溝13,14の手前がわの溝部1
3a,14aに嵌まつた状態になり、ヘツド1
6,17及びピンチローラ18が二つのカセツト
A,Bの中間部に対向して位置するようになつて
いる。
上記の如き態様において、いま、電話がかかつ
てきたとする。まず、図示されない制御回路から
短い信号が出力され、この信号によりソレノイド
8が瞬間的に励磁される。ソレノイド8の励磁に
より制御部材29がソレノイド8に吸引され、ピ
ン28が制御部材29に押されて制御杆9がばね
25の弾力に抗して第5図において反時計方向に
回動させられ、制御杆9の一腕端部がギヤ21の
ピン21bから逃げる。ギヤ21はそのピン26
がばね27の弾力によつて押されることにより欠
歯部21aの範囲で回動させられ、よつて、ギヤ
21はピニオン23とかみ合い、ギヤ21は駆動
源6によりピニオン23を介して第5図において
時計方向に回転駆動される。上記ソレノイド8の
励磁によりガイド杆10が後方に引かれ、その折
曲部10aがガイド板7の折曲部7cを引つ掛け
てガイド板7をばね31の弾力に抗して回動させ
ようとするが、ソレノイド8の励磁は瞬時である
ため、ガイド杆10はガイド板7の折曲部7cに
瞬時触れるだけで現状に復帰する。上記ギヤ21
の回転駆動によりアシストカム5も一体に回転駆
動され、そのカム縁がピン4bを押してアシスト
レバー4を第5図において反時計方向に回動さ
せ、アシストレバー4のピン4aが摺動板3の折
曲部3bを押して摺動板3を後方に摺動させる。
この摺動板3の摺動と共にピン3a,3aが後方
に移動し、このピン3a,3aに嵌まつているヘ
ツド基板2が後方に移動させられる。このヘツド
基板2の移動と共にピン2a,2aも移動するこ
とになるが、ばね15の弾力によりヘツド基板2
が下方に移動するように付勢されているため、ピ
ン2a,2aはガイド溝13,14の下がわの溝
部13c,14cにガイドされつつ落ち込み、こ
うして磁気ヘツド16,17は下がわのカセツト
Bのテープに接触し、かつ、ピンチローラ18は
カセツトBのテープをキヤプスタン軸に押しつけ
る。こうしてギヤ21が略半回転してアシストレ
バー4のピン4bがアシストカム5の最大径部に
当たつてヘツド基板2が限界位置まで押される
と、ピン2aが検知スイツチ42の接片に当たつ
て同スイツチ42をオンにし、これによつてリー
ル台やキヤプスタン軸が駆動されると共に再生用
増幅回路等に給電されて、カセツトテープBに予
め記録されたメツセージが再生されて相手方に伝
えられる。アシストレバー4のピン4bがアシス
トカム5の最大径部に当たつた状態では、ギヤ2
1の欠歯部21aがピニオン23と対向すると共
に、ばね25の弾力により復帰した制御杆9の一
腕端部にギヤ21のピン21cが当たり、ギヤ2
1の回転が阻止され、上記カセツトBの再生動作
が維持されることになる。なお、この状態ではギ
ヤ21の二つのピン26,26の一つがばね27
に押されてギヤ21が第5図において時計方向に
回動付勢されるが、上記のように制御杆9によつ
てギヤ21の回動が阻止される。
再生用カセツトBの再生が終了すると、制御回
路から中間の長さの信号が出力され、ソレノイド
8に印加される。これによりソレノイド8が励磁
され、前述の通り制御杆9が回動させられてその
一腕端部がギヤ21のピン21cの回動通路から
逃げ、ばね27の付勢力によりギヤ21が回動す
る。ソレノイド8の励磁時間は制御杆9の一腕端
部の位置をギヤ21のピン21c及びこれに近接
している別のピン21dが通過するに必要な時間
に設定されており、これによりピニオン23とギ
ヤ21とが再びかみ合つてギヤ21が回転駆動さ
れる。ギヤ21は略半回転するとその欠歯部21
aがピニオン23と対向して回転駆動が停止し、
原位置に復帰する。ギヤ21と共にアシストカム
5も回転して同アシストカム5及びアシストレバ
ー4も原位置に復帰し、ヘツド基板2も第6図に
示されているような原位置に復帰する。この復帰
動作の初期においてスイツチ42がオフになるの
で再生動作はその時点で停止する。続いて制御回
路から長い信号が出力されてソレノイド8が比較
的長い時間励磁される。ソレノイド8の励磁によ
りガイド杆10が引つ張られてその折曲部10a
がガイド板7の折曲部7cを後方に押し、ガイド
板7を第6図において反時計方向に回動させる。
このガイド板7の回動によりその一腕端部7aが
ヘツド基板2をばね15の弾力に抗して押し上げ
る。一方、ソレノイド8の励磁により、前述の場
合と同様に、制御杆9がギヤ21のピン21bか
ら逃げてギヤ21がピニオン23とかみ合い、ギ
ヤ21と共にアシストカム5が回転させられる。
アシストカム5の回転によりアシストレバー4が
回動させられ、これによりヘツド基板2が後方に
押される。ここで、ソレノイド8は比較的長い時
間励磁されていてその間ヘツド基板2は上記の通
り押し上げられた状態になつているから、その状
態でヘツド基板2は後方に押されることになり、
よつて、ヘツド基板2のピン2a,2aはガイド
溝13,14の上がわの溝部13b,14bの方
に向かつて押し上げられることになる。こうして
ヘツド基板2は後方に押されつつ上方に押し上げ
られ、よつて、磁気ヘツド16,17は上がわの
カセツトAのテープに接触し、ピンチローラ18
はカセツトAのテープをキヤプスタン軸に押しつ
ける。また、上記ピン2a,2aが上記溝部13
b,14bに進入することによりスイツチ41が
オンになり、リール台やキヤプスタン軸が駆動さ
れると共に記録用増幅回路等に給電され、相手方
からのメツセージをカセツトAに記録する。な
お、ギヤ21は前述の再生の場合と同様に略半回
転するとその欠歯部21aがピニオン23と対向
すると共にその時点ではソレノイド8が消磁され
ているため、原位置に復帰した制御杆9の一腕端
部にギヤ21のピン21cが当たつてギヤ21の
回転を阻止され、記録動作が維持されることにな
る。以上の動作から明らかな通り、記録モードに
切り換える場合のソレノイド8の励磁は、少なく
ともヘツド基板2のピン2aが、ガイド溝13,
14の手前がわの溝部13a,14aから上がわ
の溝部13b,14bに枝分かれした位置まで移
動する間は行われている必要があるということに
なる。
記録動作が終了すると制御回路から中間の長さ
の信号が出力され、これによりソレノイド8が励
磁され、前述の通りギヤ21、アシストカム5が
略半回転してヘツド基板2は原位置に復帰して一
連の動作を終わる。また、ヘツド基板2の復帰に
よりスイツチ41がオフとなる。
なお、テープに記録された内容を迅速にサーチ
するためにキユーモード又はレビユーモードを使
用することがある。上記実施例では、ヘツド基板
2が最も押し込まれた状態、即ち、ギヤ21のピ
ン21cが制御杆9の一腕端部に当たつている状
態において制御回路からの短い信号によりソレノ
イド8が瞬間的に励磁されることにより行われる
ようになつている。即ち、制御杆9にギヤ21の
ピン21cが当たつている状態でソレノイド8が
瞬間的に励磁されると、制御杆9の一腕端部がピ
ン21cから一瞬間だけ逃げてギヤ21の僅かな
回転を許容したあと直ちにソレノイド8及び制御
杆9が復帰し、ギヤ21のピン21dが制御杆9
の一腕端部に当たつてギヤ21の回転が阻止され
る。このギヤ21の僅かな回転は欠歯部21aの
範囲内で行われるからギヤ21はピニオン23に
かみ合うことはできない。しかし、ギヤ21の僅
かな回転によりアシストカム5も僅かに回転し、
アシストレバー4がばね20の付勢力により僅か
に回動してヘツド基板2も僅かに手前がわに移動
するから、磁気ヘツドはテープに軽く接触した状
態になる。この状態でリール台が高速で回転駆動
されてテープが高速で輸送されるから、テープに
記録された信号が高速で再生され、これによつて
必要な記録部分を迅速にサーチすることができ
る。キユーモードは又はレビユーモードから原位
置に復帰させるときは中間の長さの信号によりソ
レノイド8を励磁すればよい。
ところで、ガイド杆10はガイド板7の折曲部
7dを貫いているので、カセツトテープBを再生
するためにヘツド基板2が引き下げられて同ヘツ
ド基板2によりガイド板7が押し下げられている
ときは、第7図に示されているようにガイド板7
の折曲部7dによりガイド杆10が押し下げられ
てその折曲部10aがガイド板7の折曲部7cの
下位に移動することになり、この状態で例えばス
トツプやキユー或いはレビユー動作を行わせるた
めにソレノイド8が励磁されてガイド杆10が吸
引されても、ガイド杆10の折曲部10aがガイ
ド板7の折曲部7cに当接することはなく、ガイ
ド板7に不必要な力がかかることはない。
本発明によれば、記録用カセツトと再生用カセ
ツトを2段に重ねる形式のテープレコーダにおい
て、従来のようにカセツトテープを2段重ねの状
態で移動させるのではなく、磁気ヘツドやピンチ
ローラを備えたヘツド基板を移動させて記録と再
生を選択的に行うようにしたから、記録と再生を
切り換えるために必要な部材の移動空間が少なく
て済み、全体の寸法を小さくして設置面積を少な
くすることが可能なダブルカセツトテープレコー
ダを提供することができる。また、従来のように
2段重ねのカセツトテープを所定の位置を保つた
まま移動させるには複雑な位置決め機構等を必要
とするが、本発明はヘツド基板を上下に枝別れし
たがガイド溝の上または下の溝に選択的に案内さ
せることにより記録再生を切り換えるようにした
から、磁気ヘツドやピンチローラは1個ですみ、
比較的構成が簡単になるという特長がある。さら
に、モータにより回転されるアシストカムで磁気
ヘツドを移動させるようにしているため、アシス
トカムを起動するときにソレノイドの電磁力を利
用したとしても、ソレノイドの電磁力はトリガー
するだけの力量があればよく、作動時間が短く電
力の浪費を防止できるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図
は同上側面図、第3図は同上斜面図、第4図は同
上実施例のヘツド基板とガイド溝の部分を示す分
解斜面図、第5図は上記実施例の要部の構成を示
す斜面図、第6図は上記実施例のヘツド基板の上
下方向のガイド機構部を示す側面図、第7図は同
上ガイド機構部の別の作動態様を第6図に準じて
示す側面図、第8図は上記実施例に用いられてい
るカセツト保持機構の部分の斜面図、第9図は同
上保持機構の側面図、第10図は同上保持機構の
別の作動態様を第9図に準じて示す側面図、第1
1図は同上保持機構のさらに別の作動態様を第9
図に準じて示す側面図である。 A…記録用カセツト、B…再生用カセツト、2
…ヘツド基板、4…アシストレバー、5…アシス
トカム、13,14…ガイド溝、16,17…磁
気ヘツド、18…ピンチローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二つのカセツトを上下に重ねる形式のテープ
    レコーダにおいて、モータにより回転されるアシ
    ストカムと、磁気ヘツドやピンチローラを有して
    いて上記アシストカムによりカセツト側に移動さ
    せられるヘツド基板と、上下に枝別れしていて上
    記ヘツド基板をガイドするガイド溝と、上記ヘツ
    ド基板を上記ガイド溝の上または下の溝へ選択し
    て案内することにより上カセツトと下カセツトと
    を選択して記録、再生する選択手段とを有するこ
    とを特徴とするダブルカセツトテープレコーダ。
JP6169184A 1984-03-29 1984-03-29 ダブルカセツトテ−プレコ−ダ Granted JPS60205851A (ja)

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JPS60205851A JPS60205851A (ja) 1985-10-17
JPH0319634B2 true JPH0319634B2 (ja) 1991-03-15

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ID=13178527

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487510A (en) * 1977-12-24 1979-07-12 Tokyo Rokuon Kougiyou Kk Composite tape selecting and operating device

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