JPH03194902A - サージノイズ吸収器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電源線および信号線から侵入するサージ（誘
導雷、誘導性負荷の開閉によるサージなど）や、電圧レ
ベルは低いが機器の誤動作やテレビジョン受像機、ラジ
オ受信機などの雑音の原因になるノイズを抑制するため
のサージノイズ吸収器に関するもので、特に電源線や信
号線の人出力インターフェース部に使用するタイプで大
きな電流のサージを対象とするサージノイズ吸収器に関
するものである。

従来の技術 以下に従来のサージノイズ吸収器について説明する。第
５図は従来のサージノイズ吸収器の正面図を示すもので
ある。第５図において円板状の電圧依存性非直線抵抗体
素子又は電圧依存性非直線抵抗特性を有するセラミック
誘電体素子（以下、両者を円板素子と呼ぶ）の相対向す
る電極（第５図では円板素子も電極も図示せず）面にリ
ード線１と２を接続した後全体を外装樹脂３で覆った構
成である。前記リード線１と２を利用して、電源線入出
力部並びに信号線入出力部の端子部及び回路部に挿入し
接続して使用する。

第６図は別の従来のサージノイズ吸収器の構造を示す図
で第５図で記した円板素子４の相対向する電極の一方の
電極面にリード線５を接続し、他方の電極面にリード線
６を接続し、全体を外装樹脂（第６図では図示せず）で
覆い、リード線５の両端に環状の磁性体７と８を挿入し
た構成である。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、多くの電源線や信
号線の人出力インターフェース部がある場合、その各々
に従来のサージノイズ吸収器を装着するのでコスト高と
なり、また回路基板の高集積化を妨げるという問題点を
有していた。また、別の従来例では、リード線５．６に
起因するインダクタンス成分がサージノイズ抑制効果に
悪影響を与えるという問題点も有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、サージノ
イズの抑制効果に優れた小形のサージノイズ吸収器を提
供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のサージノイズ吸収器
は、板状の電圧依存性非直線抵抗素子又は電圧依存性非
直線抵抗特性を有する誘電体素子の一方の面に単一電極
を、他方の面に複数の分割電極を設け、分割電極のそれ
ぞれに各両端部に環状の磁性体を装着しかつ両端を前記
素子の外部に飛び出させて外部端子としても使える電極
板を電気的に接続し、単一電極には、前記分割電極の電
極板と直交する方向の端面側に飛び出させて外部端子と
しても使える電極板を電気的に接続する構成を有してい
る。

作用 この構成によって、サージノイズに対して優れた抑制効
果を有する電圧依存性非直線抵抗素子又は電圧依存性非
直線抵抗特性を有する誘電体素子が、人出力インターフ
ェイス部の各人出力部に接続される分割電極側の電極板
とアース側に接続される単一電極側の電極板との間に挿
入された構成なので直列インダクタンスがサージノイズ
抑制効果に悪影響を及ぼさなくなる。電極板に装着され
た環状の磁性体は、サージノイズ電流の制限素子として
働きサージノイズ抑制効果をさらに向上させる。さらに
、１個の部品で、複数の入出力インターフェイス部に対
応できるのでコスト面で優れ、高集積化が可能となる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は、本発明の一実施例におけるサージノイズ吸収
器の構造を示す斜視図である。第１図において、９は板
状の電圧依存性非直線抵抗素子又は電圧依存性非直線抵
抗特性を有する誘電体素子（以下両者を板状素子と呼ぶ
）で１０．１１．１２及び１３は、板状素子９の分′Ｉ
Ｍ電極を１４．１５゜Ｉ６及び１７は前記分割電極１０
，１１．１２及び１３に接続された電極板を示す。前記
電極板１４゜１５．１６及び１７の両端部は、外部端子
として使用できるように板状素子９の外部に飛び出して
いる。１８は板状素子９の分割電極と反対の面に設けら
れた単一電極１９に接続された電極板である。

前記分割電極の電極板１４，１５．１６及び１７にはそ
れぞれに対応する分割電極１０，１１．１２及び１３と
の接続部の両側に位置するように環状の磁性体２０と２
１．２２と２３．２４と２５及び２６と２７を装着する
。

第２図（ａ）、同図ｆｂ）及び同図（Ｃ）は、前記板状
素子９の上面図、背面図及び正面図を示すものである。

第２図（ａ）、同図（ｂ）及び同図（Ｃ）において、１
０゜１１．１２及び１３は板上素子９の一方の面の分割
電極を１９は板上素子９の他方の面の単一電極を示す。

第３図は本発明におけるサージノイズ吸収器の外観を示
す斜視図である。第３図に示すように分割電極の電極板
１４，１５．１６及び１７の外部端子部を除いた部分に
外装樹脂２８を施し外装樹脂２８の上から、単一電極の
電極板１８に電気的に接続するシールド板２９を設ける
。

第４図は、本発明のサージノイズ吸収器を用いた場合の
電気的等価回路図を示したものである。

単一電極の電極板１８の外部端子を電子機器のアースに
接続し、分割電極の電極板１４．１５゜１６及び１７の
外部端子を信号線の人出力部に接続すれば第４図に示す
ような電気的等価回路となリ、線−アース間に板状素子
９が分割されて挿入されることになる。以上のように本
実施例によればリード線を使用しないので、直列インダ
クタンス成分がサージノイズ抑制効果に悪影響を及ぼさ
ず、環状の磁性体２０〜２７は、サージノイズ電流の制
限素子として働く。

また、１個の部品で複数個の信号人出力部に対応できる
ので、装着性及びコストの面で優れ、高集積化が可能と
なる。またシールド板２９によって信号線の人出力部に
接続する外部端子部を電磁的に容易に分離できる。

なお、本実施例においては、分割電極数を４個としたが
、信号入力部などの数に合わせて分割電極数を増減して
もよい。

発明の効果 以上のように本発明は、板状の電圧依存性非直線抵抗特
性を有する抵抗素子又は誘電体素子の一面に複数の分割
電極を設けて、それぞれに各両端部に環状の磁性体を装
着し、かつ外部端子とする電極板を接続し、素子の他面
に単一電極を設け、その単一電極には分割電極の電極板
と直交して外部端子とする電極板を接続する構成とする
ことにより、低コスト化と高集積化か可能な優れたサー
ジノイズ吸収器を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるサージノイズ吸収器
の構造を示す斜視図、第２図（ａ）、同図（ｂｌ及び同
図（Ｃ１は本発明のサージノイズ吸収器の電圧依存性非
直線抵抗特性を有する板状素子の上面図、背面図及び正
面図、第３図は本発明の一実施例における外観を示す斜
視図、第４図は本発明のサージノイズ吸収器を用いた場
合の電気的等価回路図、第５図は従来のサージノイズ吸
収器の正面図、第６図は別の従来のサージノイズ吸収器
の構造を示す図である。 ９・・・・・・板状の電圧依存性非抵抗特性を有する抵
抗素子又は誘電体素子、１０．１１，１２．１３・・・
・・分割電極、１４，１５，１６．１７・・・・・・分
割電極の電極板、１８・・・・・・単一電極の電極板、
１９・・・・・・単一電極、２０，２１，２２，２３，
２４゜２５．２６．２７・・・・・・環状の磁性体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　一方の面には単一電極を設け、他方の面には複数の分
   割電極を設けた板状の電圧依存性非直線抵抗特性を有す
   る抵抗素子又は誘電体素子を用い、前記分割電極には各
   両端部に環状の磁性体を装着し、かつ各両端を前記素子
   の外部に飛び出させて外部端子としても使える電極板を
   電気的に接続し、前記単一電極には前記分割電極の電極
   板と直交する方向に飛び出させて外部端子としても使え
   る電極板を電気的に接続したサージノイズ吸収器。