JPH03194021A - 盛土の補強構造 - Google Patents

盛土の補強構造

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JPH03194021A
JPH03194021A JP33403089A JP33403089A JPH03194021A JP H03194021 A JPH03194021 A JP H03194021A JP 33403089 A JP33403089 A JP 33403089A JP 33403089 A JP33403089 A JP 33403089A JP H03194021 A JPH03194021 A JP H03194021A
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JP33403089A
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Takakuni Kobayashi
小林 孝邦
Toshiyuki Noyama
敏幸 野山
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、宅地、公園等の土地造成や道路、鉄道等の法
面の補強のための高強度の繊維ネットを使用した盛土の
補強構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、盛土の補強構造に関する提案は種々成されている
例えば、実公昭60−22098号公報には、縦糸条と
横糸条とが交差部で一体成形された合成樹脂性網体を用
い、盛土の上下方向間隔おきに段階的に順次埋設し、盛
土の補強を行うことが開示されている。また、特公昭6
3−25137号公報には、シート条透水性不織布製補
強材を用い、土嚢を積み、該補強材を折り返して土嚢を
包絡し、積層する垂直盛土について開示されている。ま
た、上記不織布と網状体とを複合化して使用することの
開示もされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術には次のような問題点があ
った。すなわち、縦糸条と横糸条とが交差部で一体成形
された合成樹脂製網はほとんど延伸されていないもので
引張り力に対して伸びが大きく急勾配の盛土の補強には
不向きであり、盛土の崩壊を抑制するには問題があった
。また抗張力の大きい網を造るには一本一本の糸条を太
くしなければならないが、糸条を太くすることにより嵩
高になると共に重量も増大し、それによって著しく作業
性が悪くなるという問題を有していた。
また、シート状透水性不織布製補強材を用いる盛土の補
強構造は、シート状透水性の不織布は透水性であるため
粘土質の盛土には好適であるが、不織布であるため引張
り強度があまり大きくできず、強度を増すためには厚み
を増加させなければならず、厚みを増加させれば盛土を
シート状不織布によって完全に分断することになって、
盛土の滑り崩壊につながるという問題があった。また不
織布と網状体との複合体の提案もされているが、網状体
としてどのようなものを使用するのか具体的記載がなく
、また合成樹脂製の一体成形された網との複合体とした
場合は、経済的に極めて高価なものとなるという問題が
あり、またそれほどの強度アップにもならないという問
題がある。また網でも不織布の場合でも補強材の大きさ
には限度がある。通常中2mの長尺のものが使用される
が、不織布の場合、中方向の強度のある連結は現場では
ほとんど不可能である。従って、盛土が長期間の間に内
部から法面に向かってせり出してきたとき、不織布と不
織布の間が開き、土砂が流出し、盛土が崩壊するという
問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述の問題を解決すべく種々の実験を重ねた結
果、合成繊維フィラメントの引揃え糸又は撚り糸を経緯
糸とした網目の大きさ10〜30mmの網の両端に耳部
を形成した織り網原反を樹脂含浸し、該樹脂含浸した土
木用ネットを、その長手方向が洗面と直交する方向に略
水平に、しかも該ネットの両端の耳部又は耳部より内側
が重なり合うように並敷するとともに、該重なり合う部
分を連結し、該ネット上に法面に沿って少なくとも一列
以上土嚢を積み、土嚢の背後に土嚢と略同高さになるま
で盛土を行い、締め固め、そして該ネットを土嚢に沿っ
て折り返し、その上に前記土木用ネットを前記と同様に
並敷し、順次同様の工程を繰り返し、急勾配の盛土の補
強構造を造り出すことができたものである。
〔作 用〕
本発明の構成において、盛土の補強材として用いたネッ
トは合成繊維フィラメントの引揃え糸又は撚り糸を経緯
糸とし、百合10〜30mmの網とその両端に耳部を形
成した織り網原反であり、それを樹脂含浸したものであ
るから、軽量であるにもかかわらず引張り強度が極めて
高く、また織り網であることとそれを樹脂含浸したこと
によって繊維のほつれや不織布のような毛羽立ちがなく
、全体の強度にむらがないもので、しかも網の両端に耳
部を形成したことにより、通常はつれを起こしやすい網
の端面のほつれを防止することができると共に該ネット
同士の巾方向の連結をより強固なものにすることができ
た。また該ネットをその長手方向が法面と直交する方向
に略水平にしかもネットの両端の耳部又は耳部より内側
が重なり合うように並敷し連結したことにより、該ネッ
トは縦、横きわめて広い面積において一枚の綱となり、
盛土の内部で部分的な土砂の剪断、移動、滑り、せり出
し等が起こりつつあっても、連結された該ネットの相互
作用によって、また高抗張力のネットと相俟って、それ
らを抑止し、盛土の崩壊を未然に防ぐことができるもの
である。
また網目が10〜30mmであるため、ネットを挟む上
下の土が遮断されず一体的になっていることも層状滑り
を起こさなくするものである。網目が10mm以下の場
合、シートを敷設したと同じような状態となり、土質に
よっては滑りやシートの引き抜きを起こし、また30m
m以上の場合はネットを入れても土を拘束する力が弱く
、ネット全体も弱くなることがある。
また土嚢を盛土の前面に使用し、その背後を土砂で積み
上げていくものであるが、ネットが前面に出ても法面ば
土嚢を使用するため雨水による法面の土砂は流出しない
ものである。さらに土嚢の一つ一つはネットに完全に囲
まれているため、部公的に法面から離脱したりすること
はない。また土嚢を積みネットを折り返して囲み、さら
に土嚢を積みネットをう折り返して囲み急勾配の盛土を
構築するものであるので、きわめて強度な盛土構造物を
形成することができるものである。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の盛土Aの断面図である。1
は合成繊維フィラメントの引揃え糸又は撚り糸を経緯糸
とした網目の大きさが10〜30mmの織り網に樹脂含
浸したものである。合成繊維としてはポリエステル繊維
、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアクリロ
ニトリル繊維等の単独又は複合の繊維を用いることがで
きる。
また合成繊維フィラメントの経緯糸は撚り糸の方が目崩
れが少ないという点で好ましいものである。
網目の大きさは10mm以下の場合、網全体としての強
度は大きいものになるが、網目の上下間の土の粒子の繋
がりが遮断される傾向があり、網面を境に盛土が滑り崩
壊を起こす恐れがある。一方、網目の大きさが30mm
以上の場合は、単位面積当たりの網の強度が弱くなり、
必要以上に経緯糸を太くしなければならないという欠点
がある。従って、綱目の大きさは略正方形でその一辺が
10〜30mmであるものが好適に使用される。また、
織り綱は塩化ビニル系やアクリル系の樹脂を含浸し、糸
のほつれをなくし、目崩れを防止するとともに、網に適
度な剛性を持たせである。しかも、例えばメチルメタク
リレート樹脂含浸をした場合、土木用ネットとして耐候
製も良好となり、盛土法面に該ネットが露出した状態で
も長期間使用できる。
基板上に第一層面のネット4を並敷し、該ネ・ソゝ、 ト4の奥を引張ゲτ、たるみをなくし、アンカーリング
する。この時該ネット4は耳部11又は耳部11より内
部が重なるように並敷することが重要である。そして耳
部11又は耳部11より内部の重なり部分をロープ3で
縫い合わせ盛土前面の該ネットの重なり部分が開かない
ように該ネットを連結する。そして該ネット上の所定の
位置に土嚢2をのせ、約30cm〜1mの高さに土嚢2
を積んでその背後に盛土7を入れ、タイヤローラー等で
土砂を締め固める。そして該ネ・ノド4の前方のネ・ノ
ドで土嚢2を包み込むように折り返し、次の第二層目の
ネット6を並敷する。そして下方のネット4の折り返し
部分のネットと第二層目のネット6とをロープ等でその
網目を連結する。そして該ネット6の巾方向の重なり部
分を連結し、それが完了すると土嚢12を積み上げ、そ
の背後に盛土17を行い締め固め、該ネット6の前方の
部分のネットを折り返し、次の第三層面のネット8を並
敷し、ネット同士を連結し、再度±113を積み重ね盛
土18を入れ、締め固める。このようにして段階的に盛
土を行い、全体としては該ネ・ノドと盛土による一体的
な造成地の室壁としての構造物が造られるものである。
このようにして造られた盛土構造物は盛土の滑りによる
崩壊が強力な繊維ネットによって防止されるものであり
、法面には植物を植えることにより自然美のある盛土法
面が造られるものである。
本発明に使用される土木用ネットの盛土内に敷込まれる
間隔は、盛土の高さ、法面の勾配、土質等によって設計
されるものである。また第1図のように盛土に敷設され
る該ネットの奥部分は該ネットがゆるまないようにアン
カー9を打って該ネットが法面部分でたるみを起こさな
いようにすることが肝要である。また該ネット同士の連
結は、合成繊維、天然繊維等のロープで網の目同士を縫
い合わせるように連結したり、防錆処理のされたワイヤ
で結束したり、その他ステープル等の金具で連結するこ
とができる。
第2図は土木用ネットを連結した状態を示す一部省略拡
大正面図である。
土木用ネット1の耳部11の内側の網目が互いに見える
所まで重ね合わせ、網目にロープを挿通し、両サイドの
該ネットを連結したものである。
このとき、網目の大きさ約16mmに対しロープの径は
略4〜6mmのものが好適に使用される。
〔発明の効果〕
本発明は盛土内の土の結合を土木用ネットによって阻害
することなく、しかも急勾配盛土を形成するために、最
適な樹脂含浸したネットを使用したことにより、安定し
た盛土構造物を得ることができるものである。換言すれ
ば網目の大きさを10〜30mmとすることによって網
の上下間の土の結合を持たせたまま、盛土が滑りを起こ
すことのないように強度の大きい繊維ネットを用い相互
に連結させ、剪断力に対して充分に抗しきれるように層
状に埋設したものであり、それによって盛土の崩壊を防
止し、安定した造成地の盛土による壁ができるという効
果を奏する。また本発明においては、盛土の法面がカー
ブを有する所においても該ネットは適度な柔軟性を有す
るためその曲面に沿った敷設が可能であり、極めて仕上
がりの良い盛土の法面を呈するという大きな利点がある
また凸曲面においては盛土の圧力はネットを外に開く方
向にかかることがあるが、本発明においては並敷された
土木用ネットはその、耳フィラメント又は耳部より内側
を重ね合わせ、さらにその重ね合わせ部分をロープ等で
連結しているので、上記盛土の外方への圧力に対しても
何ら土の滑りや移動を起こすことはないという効果を奏
する。また、法面には土嚢による袋の外にネットがある
だけであるから土嚢の表面に植物の趣旨等を植生すれば
植物は芽を出しやす(緑の盛土面が容易にでき、自然環
境的にもきわめて優れたような壁となるという利点を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の盛土の断面図、第2図は本
発明に使用される土木用ネットの一部省略拡大正面図で
ある。 1・・・土木用ネット、2・・・土嚢、3・・・ロープ
、4・・・第一層目のネット、6・・・第二層目のネッ
ト、8・・・第三層面のネット、11・・・耳部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成繊維フィラメントの引揃え糸又は撚り糸を経
    緯糸とした綱目の大きさ10〜30mmの網の両端に耳
    部を形成した織り網原反を樹脂含浸し、該樹脂含浸した
    土木用ネットを、その長手方向が法面と直交する方向に
    略水平に、しかも該ネットの両端の耳部又は耳部より内
    側が重なり合うように並敷するとともに、該重なり合う
    部分を連結し、該ネット上に法面に沿って少なくとも一
    列以上土嚢を積み、土嚢の背後に土嚢と略同高さになる
    まで盛土を行い、締め固め、そして該ネットを土嚢に沿
    って折り返し、その上に前記土木用ネットを前記と同様
    に並敷し、順次同様の工程を繰り返し、急勾配の盛土と
    したことを特徴とする盛土の補強構造。
JP33403089A 1989-12-22 1989-12-22 盛土の補強構造 Expired - Fee Related JP2711477B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199785A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Tensho:Kk 補強法面の補修方法
KR101398853B1 (ko) * 2012-09-25 2014-06-27 강원도립대학산학협력단 순환골재를 이용한 식생옹벽의 시공방법

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JP2013199785A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Tensho:Kk 補強法面の補修方法
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