JPH03192Y2 - - Google Patents

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JPH03192Y2
JPH03192Y2 JP1989063869U JP6386989U JPH03192Y2 JP H03192 Y2 JPH03192 Y2 JP H03192Y2 JP 1989063869 U JP1989063869 U JP 1989063869U JP 6386989 U JP6386989 U JP 6386989U JP H03192 Y2 JPH03192 Y2 JP H03192Y2
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bags
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は連続した分包紙に一連に形成される
多数の袋体に薬剤を分包する薬包体に関するもの
である。
[従来の技術] 従来は、1処方を通じて毎回同じ薬剤を服用す
べき場合には、その薬剤が物理的に混在に適さな
い場合(たとえば錠剤と散剤)であつても、化学
的に混在に適さない場合(たとえば配合禁忌の可
能性が少しある薬剤どうし)であつても、1回服
用分の薬剤は1袋に混入して分包していた。
一方、1処方を通じて服用すべき薬剤Aの他
に、その処方の一定期間(たとえば前半)に限つ
て薬剤Bを併用すべき場合には、薬剤Aと薬剤B
とが物理的にも化学的にも混在に何ら支障がない
ものどうしであつても、薬剤Aを1処方分すべて
分包したのち、これとは別に、薬剤Bを必要数分
包していた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、たとえば錠剤と散剤とを1袋に
混入することは、調剤監査の際にきわめて不都合
であるうえ、患者が服用する際にも不便であり、
また、たとえば配合禁忌の可能性が少しでもある
薬剤どうしを1袋に混入することは、その可能性
がたとえわずかであつても、服用されるまでに数
日経過する間に薬剤が変質して服用に適さなくな
る場合があり、また逆に、物理的にも化学的にも
混在に何ら支障がない薬剤どうしを配列上全く関
連のない袋体に別々に分包することは、患質が服
用する際にきわめて不便であつて、いずれか一方
の袋体内の薬剤を服用することを忘れてしまいや
すい等の問題点があつた。
この考案は上記従来のもののもつ問題点を解決
して、調剤監査の際にも、患者が服用する際に
も、取り扱いが容易で、間違いが生じない薬包体
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するため、連続した
分包紙に一連に形成された多数の袋体に、1回服
用分の薬剤を隣り合つた複数包に分離封入して1
組の袋体群を構成しながら、このような袋体群を
服用回の順番にしたがつて1処方分構成し、前記
各袋体群に、それが1組の袋体群であること、お
よび、当該袋体群を構成する袋体に収容された薬
剤の服用時期を示す服用情報を明示したものであ
る。
[作用] この考案は上記手段を採用したことにより、分
離すべき薬剤どうしは別個に、しかも隣り合つて
分包されることとなり、そのため、調剤監査に都
合がよく、また患者にとつても服用しやすく、間
違いの発生が未然に防止されることとなる。
[実施例] 以下、図面に示すその考案の実施例について説
明する。
第1図はこの考案の一実施例(1処方を通じて
毎日同じ錠剤と散剤とを服用すべき実施例)を示
し、1は外表面に帯状の表示欄2を具えた連続し
た分包紙、3,3……は分包紙1に一連に形成さ
れる袋体であつて、分包紙1を所定のピツチずつ
間欠移送しながら周囲をヒートシールすることに
よつて、その移送ピツチに等しい幅の袋体3,3
……が順次形成されるものである。
最初の袋体3には、それが所定位置にきたと
き、図示しない未シール開口から1回分の錠剤4
が投入されたうた、未シール開口が密封シールさ
れ、2番目の袋体3には、それが所定位置にきた
とき、同じく図示しない未シール開口から1回分
の散剤5が投入されたうえ、未シール開口が密封
シールされ、この2つの袋体3,3が1組の袋体
群として構成される。そして、表示欄2にその袋
体群の服用時期6が1箇所のみ明示されるととも
に、それが1組の袋体群であることを示す服用回
の並び方向に沿つた矢印7が1箇所のみ明示され
る。この服用時期6と矢印7とが、2つの袋体
3,3で構成された袋体群の服用情報となる。
このような袋体群の構成および服用情報の明示
が、続いて3番目の袋体3および4番目の袋体3
について同様に行われ、以下同様にして、1日分
ずつ、1処方が終了するまで順次行われる。
このようにすれば、錠剤4と散剤5とが別々に
分包されるため、調剤監査の際に都合がよいし、
患者にとつても服用しやすく、しかも錠剤4の袋
体3と散剤5の袋体3とが隣り合つているうえ、
1箇所のみ明示された矢印7によつてその2つの
袋体3,3が1回服用分の1組の袋体群であるこ
とを確認でき、かつ、1箇所のみ明示された服用
時期6によつてその袋体群の袋体3,3に収容さ
れた錠剤4および散剤5をいつ服用すればよいか
が確認できるから、患者は服用回ごとに錠剤4と
散剤5とを正しく服用できることとなる。
また、分離すべき薬剤の1当当たりの服用回数
が互いに異なつている場合、すなわち、たとえば
錠剤を朝、昼、夕、寝前の1日4回服用し、散剤
を朝、昼、夕の1日3回服用するような場合、錠
剤と散剤とを交互に3包ずつ分包したのち寝前の
錠剤を1包に分包してこれら合計7包の袋体によ
つて1日分の分包体を構成し、これを順次繰り返
して1処方分の薬剤を分包することができる。
このようなことは、たとえば、錠剤を一連に分
包した複数の袋体と、散剤を一連に分包した複数
の袋体とを、互いに接合して薬包体を構成するも
のの場合には、1日4包分ずつ形成された錠剤の
分包体と、1日3包ずつ形成された散剤の分包体
とを、1回服用分ずつが互いに同位相となる状態
で数日分接合することはできないことから、全く
不可能なことである。
第2図はこの考案の他の実施例(1処方を通じ
て服用すべき錠剤の他にその処方の最初の3日間
に限つて散剤を併用すべき実施例)を示し、分包
紙11および袋体13,13,……は第1図と同
様のものである。
最初の袋体13および2番目の袋体13には、
第1図と同様に1回分の錠剤14および1回分の
散剤15がそれぞれ投入されて密封シールされ、
この2つの袋体13,13が1組の袋体群として
構成される。そして、表示欄12はその袋体群の
服用時期16が1箇所のみ明示されるとともに、
それが1組の袋体群であることを示す服用回の並
び方向に沿つた矢印17が1箇所のみ明示され
る。この服用時期16と矢印17とが、2つの袋
体13,13で構成された袋体群の服用情報とな
る。
このような袋体群の構成および服用情報の明示
が、続いて3番目の袋体3および4番目の袋体3
について同様に行われ、以下同様にして、3日分
終了するまで順次行われる。
つぎに、これに続く袋体13には、1回分の錠
剤14が投入して密封シールされ、表示欄12に
その服用時期16が1箇所のみ明示されるととも
に、その1つの袋体13が1組の袋体群であるこ
とを示す服用回の並び方向に沿つた矢印17が1
箇所のみ明示される。以下同様にして、この動作
が1処方分終了するまで順次行われる。
このようにすれば、最初の3日分の錠剤14の
袋体13と散剤15の袋体13とが隣り合つてい
るため、患者が錠剤14または散剤15のいずれ
か一方の服用を忘れることがなく、しかも1箇所
のみ明示された矢印17によつて1回服用分の1
組の袋体群が最初の3日分に2袋、それ以降は1
袋であることを確認でき、かつ、1箇所のみ明示
された服用時期16によつて、最初の3日間はそ
の袋体群の袋体13,13に収容された錠剤14
および散剤15をいつ服用すればよいかが確認で
き、またそれ以降は袋体13に収容された錠剤1
4をいつ服用すればよいかが確認できるから、患
者は服用回ごとに最初の3日間は錠剤14および
散剤15を、またそれ以降は錠剤14を正しく服
用できることとなる。
なお、第1図の実施例では分離すべき薬剤とし
て錠剤4と散剤5とを例示したが、たとえば配合
禁忌の可能性が少しでもある薬剤どうし、また
は、服用回ごとに必ず服用すべき薬剤と、体調に
応じて服用しない場合がありうる薬剤とは分離す
べきであり、これは第2図の実施例についても同
様である。また第2図の実施例例では最初の3日
間に限つて散剤15を錠剤14と併用したが、併
用時期についても薬剤の種類についてもこれに限
定しない。また服用時期6,16とともに種々の
注意事項等を含む服用情報を明示してもよく、ま
た矢印7,17以外の適宜の手段によつて1組の
袋体群であることを示してもよく、その他この考
案は上記実施例の種々の変更、修正が可能である
ことはいうまでもない。
[考案の効果] この考案は上記のように構成したので、たとえ
ば錠剤と散剤とを1袋に混入した場合における調
剤監査の不便や患者の服用のしにくさを解消する
ことができ、また、たとえば配合禁忌の可能性が
少しでもある薬剤どうしを混入した場合における
薬剤の変質による服用不適の薬剤が知らずに服用
されることを回避することができ、さらに1回に
2袋またはそれ以上の袋体内の薬剤を服用しなけ
ればならないのにそれらの配列がばらばらのため
一部の袋体内の薬剤の服用を忘れてしまうことを
確実に防止することができる。
また、分離すべき薬剤の1日当たりの服用回数
が互いに異なつている場合、すなわち、たとえば
錠剤を朝、昼夕、寝前の1日4回服用し、散剤を
朝、昼、夕の1日3回服用するような場合、錠剤
と散剤とを交互に3包ずつ分包したのち寝前の錠
剤を1包に分包してこれら合計7包の袋体によつ
て1日分の分包体を構成し、これを順次繰り返し
て1処方分の薬剤を分包することができる。
また、連続した分包紙に多数の袋体を一連に形
成するために必要な分包用シール手段等の他に、
たとえば1包中に隔離された区画を設けるための
1包中区画形成用シール手段等を必要とすること
なく、1回服用分の薬剤を隣り合つた複数包に分
離封入して1組の袋体群を構成することができ
る。
さらに、薬剤の表示を見なくても、また1組の
袋体群を構成する袋体の包数が何包であつても、
その袋体群に明示された服用情報によつて、その
袋体群を構成する袋体の全数を間違いなく把握す
ることができるとともに、その袋体群に明示され
た服用情報によつてその袋体群を構成する袋体に
収容された薬剤の服用時期を間違いなく確認する
ことができ、したがつて、薬剤から取り出して持
ち歩いたり服用したりする場合にきわめて便利で
ある等のすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す説明図、第
2図はこの考案の他の実施例を示す説明図であ
る。 1,11……分包紙、2,12……表示欄、
3,13……袋体、4,14…錠剤、5,15…
…散剤、6,16……服用時期、7,17……矢
印。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続した分包紙に一連に形成される多数の袋体
    に、1回服用分の薬剤を隣り合つた複数包に分離
    封入して1組の袋体群を構成しながら、このよう
    な袋体群を服用回の順番にしたがつて1処方分構
    成し、前記各袋体群に、それが1組の袋体群であ
    ること、および、当該袋体群を構成する袋体に収
    容された薬剤の服用時期を示す服用情報を明示し
    てなる薬包体。
JP1989063869U 1989-05-31 1989-05-31 Expired JPH03192Y2 (ja)

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JPH021148U JPH021148U (ja) 1990-01-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586461A (en) * 1978-11-10 1980-06-30 Beecham Group Ltd Vessel that house medicine composition
JPS59200650A (ja) * 1983-04-27 1984-11-14 住友化学工業株式会社 固形製品の安定化法

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