JPH0672803U - 薬剤分包袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 包袋内に収納された薬剤が誤まった時間に服
用されるのを防止することができるようにした薬剤分包
袋を提供する。 【構成】 一方向に連設され、内部に薬剤２が収納され
た複数の包袋１のそれぞれに薬剤の服用時間を示す色表
示３を設ける。色表示３によって薬剤の服用時間を判別
し、薬剤の誤まった服用を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、散薬や錠剤、カプセル等の薬剤を包み込んだ薬剤分包袋に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

複数の包袋を一方向に連設し、各包袋内に薬剤を収納した薬剤分包袋は、他の 異なる種類の薬剤と共に薬袋内に収納されて手渡される場合が多くある。

【０００３】 一般に、薬袋には、薬剤の種類に応じて服用時間を記載してあるが、薬剤の種 類が多くある場合、薬剤の服用時間を誤まるおそれがある。

【０００４】 服用時間の誤まりを防止するため、図３に示すように、包袋１１毎に薬剤の服 用時間を文字１２で表示した薬剤分包袋が提案されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、服用時間を文字表示した薬剤分包袋においては、記入する文字の大 きさに限度があるため、目の悪い人の場合、読み間違いをする場合がある。また 、子供の場合は文字の読み取りが困難な場合があるため、服用時間の誤まりを確 実に防止することができない問題があった。

【０００６】 この考案は、上記の問題点を解決し、薬剤の服用時間の誤まりを防止すること ができるようにした薬剤分包袋を提供することを技術的課題としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、この考案においては、一方向に連設され、薬剤 が収納された包袋のそれぞれに、薬剤の服用時間を示す色表示を設けた構成を採 用したのである。

【０００８】

【作用】

この考案は上記のように薬剤の服用時間を色で表示するようにしたから、目の 悪い人でも服用時間の判別ができ、薬剤の正しい服用を可能とすることができる 。

【０００９】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図１および図２に基づいて説明する。

【００１０】 図１に示すように、薬剤分包袋は、一方向に連設された複数の包袋１を有し、 各包袋１の内部に薬剤２が収納されている。

【００１１】 包袋１のそれぞれには、薬剤２の服用時間を示す色表示３が設けられている。 ここで、薬剤２が１日あたり数回の服用を必要とする場合、色表示３によって服 用時間を判別できるようにしておく。

【００１２】 服用時間の判別に際し、図１では色表示３の色を相違させるようにしているが 、色表示３の表示位置を変えるようにしてもよい。

【００１３】 あるいは、図２に示すように、色表示３を帯状の細線とし、その細線の数を変 えるようにしてもよい。また、これらの組合わせであってもよい。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、この考案に係る薬剤分包袋においては、各包袋に薬剤の服用時 間を色表示したので、目の悪い人であっても薬剤の服用時間を正確に判別するこ とができる。このため、薬剤の正しい服用を可能とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る薬剤分包袋の一実施例を示す正
面図

【図２】同上の薬剤分包袋の他の実施例を示す正面図

【図３】従来の薬剤分包袋を示す正面図

【符号の説明】

１ 包袋 ２ 薬剤 ３ 色表示

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の包袋が一方向に連設され、各包袋
   内に薬剤が収納された薬剤分包袋において、各包袋に薬
   剤の服用時間を示す色表示を設けたことを特徴とする薬
   剤分包袋。