JPH0319199Y2 - - Google Patents

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JPH0319199Y2
JPH0319199Y2 JP1985096149U JP9614985U JPH0319199Y2 JP H0319199 Y2 JPH0319199 Y2 JP H0319199Y2 JP 1985096149 U JP1985096149 U JP 1985096149U JP 9614985 U JP9614985 U JP 9614985U JP H0319199 Y2 JPH0319199 Y2 JP H0319199Y2
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ray tube
voltage
ray
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voltage connector
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、固定陽極X線管球を使用した油冷式
の歯科用X線装置に関する。
(従来の技術) 従来より広く使用されていた歯科用X線装置は
X線管容器内に高圧発生用トランス及びフイラメ
ント加熱用トランスを内蔵しており、X線管容器
内でのX線発生部であるX線管球よりもX線管球
を駆動する高圧発生部とフイラメント加熱部との
占める割合が容積、重量ともに大きい構造となつ
ており、その結果X線ヘツドが大きく重くなり支
持アームに装着した状態での位置付け時の振動安
定性が悪く、又ヘツド全体の形状が大きく位置付
け時の視野の妨げとなつていた。
近年、これらの旧来の問題点を解決すべくX線
ヘツドの小型、軽量化への工夫がなされて来てお
り、例えば駆動周波数を商用周波数から高周波数
に転換することによつて上記高圧発生トランスを
小型計量化したり、高圧発生トランスをX線管容
器内から取り出し高圧ケーブルを介して外部の高
圧発生部によつてX線管球を駆動したりする構造
が提案されて来た。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記X線ヘツドの小型軽量化の提案に
おいても、駆動周波数を高周波に転換し小型軽量
化した高圧発生用トランスをX線管容器内に残置
しており、小型軽量化に限界があり、又高圧発生
用トランスをX線管容器から取り出しても依然フ
イラメント加熱用トランスを内部に残しており、
更に高圧ケーブルを2本使用しているため小型計
量化が不充分であると共に操作性が充分に改善さ
れていないと云う問題を有していた。
本考案は、X線管容器から高圧発生用トランス
とフイラメント加熱用トランスを外部へ移設する
と共にX線管球の陰極を接地し、柔軟性に乏しい
高圧ケーブルの使用本数を1本とすることによつ
て、X線ヘツドを最小限小型化及び軽量化し、且
つ操作性を更に改善すると共に、X線管球をX線
管容器内の絶縁油中に簡便な構造で安定的に固定
することを目的とする。
(問題を解決するたるの手段) 本考案の歯科用X線装置は、X線管容器内にお
いて、そのX線照射口寄りの側壁に沿つてはぼ平
行に隔設状態で固定陽極X線管球を絶縁油中に封
入し、上記X線管球への高圧の給電を上記X線管
容器の外部に別途構成した高圧発生部から片線接
地した単芯高圧ケーブルによつて行うと共に、フ
イラメントの加熱には上記X線管容器の外部に別
途構成した低圧発生部から給電するようにしたX
線発生装置において、上記単芯高圧ケーブルは、
上記X線管容器に安定係合される高圧コネクタプ
ラグを介して、上記X線管容器内に油密に且つ安
定的に、上記X線管球の背後に平行に堅牢な高圧
コネクタ受容部として導入・固定されると共に相
互に嵌合するコンタクト金属とコンタクト金具を
介して、上記高圧コネクタ受容部先端上のコネク
タ電極に接続され、上記固定陽極X線管球はその
陽極において導電性プレート、コネクタ電極及び
高圧コネクタ受容部を介してX線管容器に高圧コ
ネクタプラグによつて固定されたことを特徴とし
ている。
(作用) 本考案の上記手段に依ると、X線管容器内から
高圧発生用トランス及びフイラメント加熱用トラ
ンスを取り去つているためX線管容器の容積は縮
小され、重量は軽減される。X線管球には外部に
移設された高圧発生部から片線接地した単芯高圧
ケーブルによつて高圧の給電を行い、フイラメン
トの加熱には同じく外部に移設した低圧発生回路
から給電を行う。高圧ケーブルの編組線から形成
され得る接地側の片側線は高圧のリターン回路を
成し、X線管容器内でX線管の陰極に接続され得
る他、コネクタ固定ナツト等を介してX線管容器
にも電気的に接続され得、電撃防止を行う。更に
高圧ケーブルの単芯線を給電線とし、ケーブルを
小径化し可撓性を改善する。高圧ケーブルの先端
部分は、堅牢な高圧コネクタ受容部としてX線管
容器内のX線管球の背後に導入されて、該容器に
しつかりと安定的に係合する高圧コネクタプラグ
によつて固定される。また、高圧ケーブルは、相
互に嵌合するコンタクト金具とコンタクト金属を
介して、高圧コネクタ受容部先端上のコネクタ電
極に導通されている。固定陽極X線管球はその陽
極において導電性プレートを介してコネクタ電極
に接続固定されることになる。別言すれば固定陽
極X線管球はその陽極においてX線管容器に導電
性プレート、コネクタ電極及び高圧コネクタ受容
部を介して高圧コネクタプラグによつて安定的に
固定されるよになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面によつて説明す
る。
第1図に示すように歯科用X線装置のX線発生
装置1は、金属製のX線管容器10の正面を成す
壁部11にX線照射口11aを設け、これに鉛を
内張りした円筒状のコーン12がネジ継手等によ
り交換自在に装着されている。固定陽極の2極X
線管球2は、X線管容器10内に、そのX線照射
口11a近くにコーン12の軸芯12aと直交す
るように配設されており、その陽極21において
高圧コネク受容部3の頂部に植設されたコネクタ
電極32を成すボルトナツトによつて導電性プレ
ート31を介して固定されている。これらX線管
球2、高圧コネクタ受容部3のコネクタ電極32
及び導電性プレート31は、更に外部より順次X
線管容器10の内面に密着状態に内設された鉛板
より成るX線遮蔽筒9、絶縁油層5及び例えばポ
リエチレンから成る樹脂製絶縁筒6によつて覆わ
れており、絶縁筒6に囲まれた腔室内6aに充填
された絶縁油6b中に絶縁筒6と安全上最小限の
距離をおいて安全状態に設置されている。X線遮
蔽筒9及び絶縁筒6のコーン12の設けられてい
る側の壁部には、フイルタユニツト7が交換自在
に取付けされた上記X線照射口11aと同心状の
開口9a,6aが各々設けられており、フイルタ
ユニツト7の後端部を収容している。X線管容器
10のコーン12と反対側の後壁部13には、本
装置使用中の発熱に依る絶縁油の熱膨張を吸収す
る弾性袋体14aを、その入口が該容器10及び
X線遮蔽筒9の小孔13a,9bを介して絶縁油
層5と連通状態になるようにかくし蓋14内に設
けられている。
X線管容器10の開口側部には、金属製の側壁
15が気密及び液密状態かつX線管容器10に電
気的に接続されるようパツキン15eを介しネジ
(図示せず)等により取付されており、この側壁
15に上記絶縁筒6がX線遮蔽筒9と所定間隔を
維持するようにネジ等で取付けされている。又側
壁15はその開口15aにおいて、支持肩部34
を該側壁15の突出支持部15bに気密、液密用
ゴムパツキン15cを挟んで当接した高圧コネク
タ受容部3を、その周囲に刻設されたネジ部とロ
ツクナツト16の締着によつてコネクタ受容部3
を、その周囲に刻設されたネジ部とロツクナツト
16の締着によつてコネクタ受容部3が腔室6a
内において安全状態に保持されるように取付して
いる。開口15aに隣接した小孔15dには、該
小孔15dに近接したX線管球2の陰極部のフイ
ラメント22に外部からフイラメント加熱用電圧
を供給する例えばV.V電線のような2本の低電圧
線17a,17bが接続されたコネクタ17が気
密及び液密状態に接着固定されている。このフイ
ラメント加熱用電源は低圧発生用トランスであつ
てもよいし、又後述する様にX線管球2の陰極が
アース回路に接続されているから、高絶縁を施す
必要がなく直流電力であつても問題はない。
X線管球の陽極21に60〜90KTP程度の高電
圧を供給する高圧ケーブル8はX線管容器10の
外部に設けた高圧発生部(図示は省略)から容器
10の側部に設けられた上記高圧コネクタ受容部
3に収受された高圧コネクタプラグプラグ4に接
続されていてる。高圧ケーブル8の構成は、第2
図に示すように単芯導体81を内部半導電層82
で包み、その外側を高絶縁層83で覆い、更にそ
の外側を外部半導電層84で包み、これに金属編
組線85を旋して最外層をビニールシースの絶縁
体86で形成して成るもので、ケーブル外径は約
10mmと細く、曲げ易く軽重量である。高圧ケーブ
ル8が接続される高圧コネクタプラグ4は、編組
線85と半田付け等により接続した紡錘及びフラ
ンジ形状のアース金属41と露出された編組線部
分の絶縁を修復する絶縁テープ層42とから成る
接続部と、上記コネクタ電極32に連設された雌
型のコンタクト金具33に嵌合する雄型のコンタ
クト金属43に接続するように延設された高圧ケ
ーブルの単芯導体81と内部半導電層82とそれ
を取り囲むエポキシ樹脂製絶縁層44とから成り
高圧コネクタプラグ4の高圧プラグ受容部3への
固定は固定袋ナツト45を側壁の突出支持部15
bの外周部に刻設されたネジ部に螺合することに
よりアース金具41のフランジ形状部をコネクタ
受容部の支持片部34へ締付けることにより成さ
れる。従つてX線管容器10は、側壁15及び固
定袋ナツト45、アース金具41を介して編組線
85に電気的に接続される。又X線管容器10内
でX線管球の陰極22に接続された編組線85
は、高電圧発生部において接地されて高圧リター
ン回路を形成すると共に、容器10の電撃防止の
役割も担う。
即ち、本考案の歯科用X線装置は上記構成のX
線発生装置1と、その外部に移設された従来に係
る高圧発生部及びフイラメント加熱用低圧回路
と、それらを接続する高圧単芯ケーブル8及び低
圧電線17a,17bとから構成されるものであ
る。
X線発生装置1は、側壁15に高圧コネクタプ
ラグ4を内部において保護するように突設された
支持筒18と、その外周部に任意角度位置にフリ
クシヨン停止可能に係合したハンガ19とによつ
て、支台又は天井懸垂体にバランスアーム等を介
して支持される。
上記実施例において、X線管球2の位置をコー
ン12側に配置したものについて述べたが、コー
ンの形状、配置との関連してX線管球の配置は適
宜選択されることは云うまでもない。
(考案の効果) 以上述べた通り、本考案の歯科用X線装置によ
れば、X線管容器から高圧発生用トランス及びフ
イラメント加熱用トランスを取り去つているため
X線管容器の容積及び重量は大幅に減少され、そ
の支持機構を小型化することが可能となると共
に、焦点を合せたりするために視野を充分確保で
きX線撮影作業を行い易くし、又X線管球の高圧
ケーブルの片線を接地してリターン回路と成り単
芯導体で高電圧を供給し陰極部のフイラメントの
加熱用に別に低電圧線を導設するように成してい
るため比較的小径の高圧ケーブルを1本だけ使用
すればよいため、X線発生装置を最小限小型化及
び軽量化し、且つ操作性を最大限改善することが
可能となり、更に高圧ケーブルは高圧コネクタ受
容部としてX線管球の背後に最小限の占有空間で
導入され、且つ高圧コネクタプラグによつてしつ
かりとX線管容器に固定され、X線管球も導電性
プレートを介して高圧コネクタ受容部先端上のコ
ネクタ電極にしつかりと安定的にコンパクトな構
造で固定されることとなり、その実用的効果は顕
大なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の歯科用X線装置のX線発生装
置の縦断面図、第2図は同高圧ケーブルの横断面
図である。 符号の説明 1……X線発生装置、2……X線
管球、21……陽極、22……フイラメント、3
……高圧コネクタ受容部、31……導電性プレー
ト、32……コネクタ電極、33……コンタクト
金具、4……高圧コネクタプラグ、43……コン
タクト金属、8……高圧ケーブル、10……X線
管容器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 X線管容器内において、そのX線照射口寄り
    の側壁に沿つてほぼ平行に隔設状態で固定陽極
    X線管球を絶縁油中に封入し、上記X線管球へ
    の高圧の給電を上記X線管容器の外部に別途構
    成した高圧発生部から片線接地した単芯高圧ケ
    ーブルによつて行うと共に、フイラメントの加
    熱には上記X線管容器の外部に別途構成した低
    圧発生部から給電するようにしたX線発生装置
    において、上記単芯高圧ケーブルは、上記X線
    管容器に安定係合される高圧コネクタプラグを
    介して、上記X線管容器内に油密に且つ安定的
    に、上記X線管球の背後に平行に堅牢な高圧コ
    ネクタ受容部として導入・固定されると共に相
    互に嵌合するコンタクト金属とコンタクト金具
    を介して、上記高圧コネクタ受容部先端上のコ
    ネクタ電極に接続され、上記固定陽極X線管球
    はその陽極において導電性プレート、コネクタ
    電極及び高圧コネクタ受容部を介してX線管容
    器に高圧コネクタプラグによつて固定されたこ
    とを特徴とする歯科用X線装置。 2 上記フイラメントの加熱用給電が、直流電力
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の歯
    科用X線装置。
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JPS624100U JPS624100U (ja) 1987-01-12
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Families Citing this family (3)

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US7376218B2 (en) * 2006-08-16 2008-05-20 Endicott Interconnect Technologies, Inc. X-ray source assembly
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JPS52147993A (en) * 1976-06-03 1977-12-08 Toshiba Corp X-ray generator unit
JPS58197698A (ja) * 1982-05-13 1983-11-17 Asahi Roentgen Kogyo Kk X線管装置

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