JP2588401Y2 - X線管装置 - Google Patents
X線管装置Info
- Publication number
- JP2588401Y2 JP2588401Y2 JP1993034905U JP3490593U JP2588401Y2 JP 2588401 Y2 JP2588401 Y2 JP 2588401Y2 JP 1993034905 U JP1993034905 U JP 1993034905U JP 3490593 U JP3490593 U JP 3490593U JP 2588401 Y2 JP2588401 Y2 JP 2588401Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray tube
- low
- connection terminal
- voltage
- voltage connection
- Prior art date
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- X-Ray Techniques (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はX線管装置に係り、特
にその低電圧用接続端子部の改良に関する。
にその低電圧用接続端子部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にX線管装置は、ハウベと称される
密閉した管容器内に、ステ−タを装着したX線管が収容
されると共に絶縁油が充填されている。更に、管容器に
はX線を発生させるための高電圧を印加する高電圧用接
続端子部と、フィラメント加熱等の低電圧用接続端子部
とが取付けられている。この低電圧用接続端子部は、絶
縁油の気密性も要求され、比較的大形の部品が用いられ
ており、端子数としては1〜3個が普通である。
密閉した管容器内に、ステ−タを装着したX線管が収容
されると共に絶縁油が充填されている。更に、管容器に
はX線を発生させるための高電圧を印加する高電圧用接
続端子部と、フィラメント加熱等の低電圧用接続端子部
とが取付けられている。この低電圧用接続端子部は、絶
縁油の気密性も要求され、比較的大形の部品が用いられ
ており、端子数としては1〜3個が普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、X線管が陰
極接地方式で動作させるマンモグラフィ−用X線管の場
合は、低電圧端子の端子数は約10端子程度必要とな
る。これだけの端子数を設けるには、従来の低電圧用接
続端子部では3〜4個必要となる。X線管装置に3〜4
個の低電圧用接続端子部を取付けるためには、可成りの
スペ−スを必要とし、X線管装置の外側における接続端
子部の配線も複雑になる。従って、X線管装置の外径寸
法も大きくなり、重量的にも重くなるという欠点があ
る。
極接地方式で動作させるマンモグラフィ−用X線管の場
合は、低電圧端子の端子数は約10端子程度必要とな
る。これだけの端子数を設けるには、従来の低電圧用接
続端子部では3〜4個必要となる。X線管装置に3〜4
個の低電圧用接続端子部を取付けるためには、可成りの
スペ−スを必要とし、X線管装置の外側における接続端
子部の配線も複雑になる。従って、X線管装置の外径寸
法も大きくなり、重量的にも重くなるという欠点があ
る。
【0004】この考案は、上記事情に鑑みなされたもの
で、気密性および耐油性の優れた低電圧用接続端子部が
得られ信頼性の高いX線管装置を提供することを目的と
する。
で、気密性および耐油性の優れた低電圧用接続端子部が
得られ信頼性の高いX線管装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、高電圧用接
続端子部と低電圧用接続端子部とが設けられ内部に絶縁
油が充填された管容器と、この管容器内に収容されたX
線管とを具備してなり、更に、低電圧用接続端子部は、
管容器内の電気素子に接続された多数のケ−ブルが各々
低電圧端子に電気的に接続され、この各低電圧端子は絶
縁体製の端子支持体に挿通されて相互に電気的に絶縁さ
れると共にシリコン樹脂で上記端子支持体に液密に封止
され且つ上記絶縁油に接する部分がエポキシ樹脂で覆わ
れてなるX線管装置である。
続端子部と低電圧用接続端子部とが設けられ内部に絶縁
油が充填された管容器と、この管容器内に収容されたX
線管とを具備してなり、更に、低電圧用接続端子部は、
管容器内の電気素子に接続された多数のケ−ブルが各々
低電圧端子に電気的に接続され、この各低電圧端子は絶
縁体製の端子支持体に挿通されて相互に電気的に絶縁さ
れると共にシリコン樹脂で上記端子支持体に液密に封止
され且つ上記絶縁油に接する部分がエポキシ樹脂で覆わ
れてなるX線管装置である。
【0006】
【作用】この考案によれば、複数の端子を有し気密性お
よび耐油性の優れた低電圧用接続端子部が得られ、信頼
性が高い。又、小形化,軽量化を図ることが出来る。特
に、シリコン樹脂は絶縁油に対する耐油性はやや乏しい
が、液密性に優れており、一方、エポキシ樹脂は液密性
はやや乏しいが、耐油性に優れている。この考案は、こ
れら両者の特質を相互に補完して十分な信頼性を得てい
る。
よび耐油性の優れた低電圧用接続端子部が得られ、信頼
性が高い。又、小形化,軽量化を図ることが出来る。特
に、シリコン樹脂は絶縁油に対する耐油性はやや乏しい
が、液密性に優れており、一方、エポキシ樹脂は液密性
はやや乏しいが、耐油性に優れている。この考案は、こ
れら両者の特質を相互に補完して十分な信頼性を得てい
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の一実施例
を詳細に説明する。この考案によるX線管装置は図1〜
図3に示すように構成され、図1は全体を示し、図2お
よび図3は図1の要部を拡大して示している。即ち、ハ
ウベと称される密閉した管容器1内には、ステ−タ2を
装着した陰極接地方式で動作させるマンモグラフィ−用
X線管3が収容されると共に絶縁油4が充填されてい
る。そして、X線管3の真空外囲器の陽極側端部は絶縁
体からなる陽極側ホルダ−5により管容器1壁に固定保
持され、陰極側端部は絶縁体からなる陰極側ホルダ−6
により管容器1壁に固定保持されている。更に、管容器
1には、X線を発生させるための高電圧を印加する高電
圧用接続端子部(ブッシングリセプタクル)7が取付け
られている。この高電圧用接続端子部7の端子には、X
線管3の陽極端子がリ−ド線8を介して電気的に接続さ
れている。更に、管容器1の側壁1aには、低電圧用接
続端子部9が取付けられている。
を詳細に説明する。この考案によるX線管装置は図1〜
図3に示すように構成され、図1は全体を示し、図2お
よび図3は図1の要部を拡大して示している。即ち、ハ
ウベと称される密閉した管容器1内には、ステ−タ2を
装着した陰極接地方式で動作させるマンモグラフィ−用
X線管3が収容されると共に絶縁油4が充填されてい
る。そして、X線管3の真空外囲器の陽極側端部は絶縁
体からなる陽極側ホルダ−5により管容器1壁に固定保
持され、陰極側端部は絶縁体からなる陰極側ホルダ−6
により管容器1壁に固定保持されている。更に、管容器
1には、X線を発生させるための高電圧を印加する高電
圧用接続端子部(ブッシングリセプタクル)7が取付け
られている。この高電圧用接続端子部7の端子には、X
線管3の陽極端子がリ−ド線8を介して電気的に接続さ
れている。更に、管容器1の側壁1aには、低電圧用接
続端子部9が取付けられている。
【0008】この低電圧用接続端子部9は図2および図
3に拡大して示すよう構成され、管容器1の側壁1aに
は、1個の一部筒状でフランジ10aを有するエポキシ
系のプラスチックで構成された端子支持体10が固着さ
れている。この端子支持体10には多数の貫通孔11が
穿たれ、この貫通孔11には低電圧端子12が互いに電
気的に絶縁して挿通されている。この低電圧端子12に
は、X線管3のステ−タ2に電気的に接続されたケ−ブ
ル13の一端が接続されている。そして、図示のように
各低電圧端子12はシリコン樹脂14で液密に封止さ
れ、且つ絶縁油4に接する部分がエポキシ樹脂15で覆
われている。尚、フランジ10aと管容器1の間には、
ゴムパッキングであるOリング16が設けられている。
又、低電圧用接続端子部9は、図1に示すようにカバ−
17で覆われている。図中の符号18は鉛板である。
3に拡大して示すよう構成され、管容器1の側壁1aに
は、1個の一部筒状でフランジ10aを有するエポキシ
系のプラスチックで構成された端子支持体10が固着さ
れている。この端子支持体10には多数の貫通孔11が
穿たれ、この貫通孔11には低電圧端子12が互いに電
気的に絶縁して挿通されている。この低電圧端子12に
は、X線管3のステ−タ2に電気的に接続されたケ−ブ
ル13の一端が接続されている。そして、図示のように
各低電圧端子12はシリコン樹脂14で液密に封止さ
れ、且つ絶縁油4に接する部分がエポキシ樹脂15で覆
われている。尚、フランジ10aと管容器1の間には、
ゴムパッキングであるOリング16が設けられている。
又、低電圧用接続端子部9は、図1に示すようにカバ−
17で覆われている。図中の符号18は鉛板である。
【0009】
【考案の効果】この考案によれば、管容器に設けられた
低電圧用接続端子部は、管容器内の電気素子に接続され
た多数のケ−ブルが各々低電圧端子に電気的に接続さ
れ、低電圧端子はプラスチックの端子支持体の挿通され
て電気的に絶縁されると共にシリコン樹脂で液密に封止
され、且つ絶縁油に接する部分がエポキシ樹脂で覆われ
ているので、複数の端子を有し気密性および耐油性の優
れた低電圧接続端子部が得られ、信頼性の高いX線管装
置が得られる。
低電圧用接続端子部は、管容器内の電気素子に接続され
た多数のケ−ブルが各々低電圧端子に電気的に接続さ
れ、低電圧端子はプラスチックの端子支持体の挿通され
て電気的に絶縁されると共にシリコン樹脂で液密に封止
され、且つ絶縁油に接する部分がエポキシ樹脂で覆われ
ているので、複数の端子を有し気密性および耐油性の優
れた低電圧接続端子部が得られ、信頼性の高いX線管装
置が得られる。
【図1】この考案の一実施例に係るX線管装置を示す断
面図。
面図。
【図2】図1の要部を拡大して示す平面図。
【図3】図1の要部を拡大して示す断面図。
1…管容器、3…X線管、4…絶縁油、7…高電圧用接
続端子部、9…低電圧用接続端子部、10…端子支持
体、12…低電圧端子、13…ケ−ブル、14…シリコ
ン樹脂、15…エポキシ樹脂。
続端子部、9…低電圧用接続端子部、10…端子支持
体、12…低電圧端子、13…ケ−ブル、14…シリコ
ン樹脂、15…エポキシ樹脂。
Claims (1)
- 【請求項1】 高電圧用接続端子部と低電圧用接続端子
部とが設けられ内部に絶縁油が充填された管容器と、こ
の管容器内に収容されたX線管とを具備してなるX線管
装置において、 上記低電圧用接続端子部は、上記管容器内の電気素子に
接続された多数のケ−ブルが各々低電圧端子に電気的に
接続され、上記各低電圧端子は絶縁体製の端子支持体に
挿通されて相互に電気的に絶縁されると共にシリコン樹
脂で上記端子支持体に液密に封止され且つ上記絶縁油に
接する部分がエポキシ樹脂で覆われてなることを特徴と
するX線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034905U JP2588401Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | X線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034905U JP2588401Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | X線管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077100U JPH077100U (ja) | 1995-01-31 |
JP2588401Y2 true JP2588401Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=12427211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993034905U Expired - Lifetime JP2588401Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | X線管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588401Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6367050B2 (ja) * | 2014-08-29 | 2018-08-01 | 東芝電子管デバイス株式会社 | X線管装置 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP1993034905U patent/JP2588401Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH077100U (ja) | 1995-01-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030 Year of fee payment: 10 |