JPH05266989A - X線管装置 - Google Patents
X線管装置Info
- Publication number
- JPH05266989A JPH05266989A JP6497492A JP6497492A JPH05266989A JP H05266989 A JPH05266989 A JP H05266989A JP 6497492 A JP6497492 A JP 6497492A JP 6497492 A JP6497492 A JP 6497492A JP H05266989 A JPH05266989 A JP H05266989A
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- JP
- Japan
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- ray tube
- terminal
- container
- tube
- bushing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、構造簡単にして組立て容易であ
り、X線管と管容器との間の放電の発生を防止したX線
管装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のX線管装置は、一部に電源ケ−ブル
接続用のブッシングリセプタクル8,9が設けられ絶縁
油4が充填された管容器1と、この管容器に収容された
X線管3とを具備してなり、且つブッシングリセプタク
ル8,9に、X線管の真空外囲器の陰極側端部又は陽極
側端部が機械的に保持されると共に、ブッシングリセプ
タクルの端子とX線管の陰極端子又は陽極端子とが電気
的に接続されているので、上記の目的を達成することが
出来る。
り、X線管と管容器との間の放電の発生を防止したX線
管装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のX線管装置は、一部に電源ケ−ブル
接続用のブッシングリセプタクル8,9が設けられ絶縁
油4が充填された管容器1と、この管容器に収容された
X線管3とを具備してなり、且つブッシングリセプタク
ル8,9に、X線管の真空外囲器の陰極側端部又は陽極
側端部が機械的に保持されると共に、ブッシングリセプ
タクルの端子とX線管の陰極端子又は陽極端子とが電気
的に接続されているので、上記の目的を達成することが
出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はX線管装置に係わり、
特にそのX線管とブッシングリセプタクルとの保持接続
構造に関する。
特にそのX線管とブッシングリセプタクルとの保持接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線管装置は図4に示すように構
成され、ハウベと称される密閉した管容器1内には、ス
テ−タ2を装着したX線管3が収容されると共に絶縁油
4が充填されている。そして、X線管3の真空外囲器の
陽極側端部は絶縁体からなる陽極側ホルダ−5により管
容器1壁に固定保持され、陰極側端部は絶縁体からなり
ゴム緩衝材6を有する陰極側ホルダ−7により管容器1
壁に固定保持されている。更に、管容器1にはそれぞれ
両側にX線を発生させるための高電圧を印加し、フィラ
メント電流を流すブッシングリセプタクル8,9が取付
けられている。各ブッシングリセプタクル8,9の各端
子には、それぞれX線管3の陽極端子と陰極端子とがリ
−ド線10,11を介して電気的に接続されている。
尚、X線管3の陰極側は金属溶接部分を覆うコロナリン
グ12が露出している。
成され、ハウベと称される密閉した管容器1内には、ス
テ−タ2を装着したX線管3が収容されると共に絶縁油
4が充填されている。そして、X線管3の真空外囲器の
陽極側端部は絶縁体からなる陽極側ホルダ−5により管
容器1壁に固定保持され、陰極側端部は絶縁体からなり
ゴム緩衝材6を有する陰極側ホルダ−7により管容器1
壁に固定保持されている。更に、管容器1にはそれぞれ
両側にX線を発生させるための高電圧を印加し、フィラ
メント電流を流すブッシングリセプタクル8,9が取付
けられている。各ブッシングリセプタクル8,9の各端
子には、それぞれX線管3の陽極端子と陰極端子とがリ
−ド線10,11を介して電気的に接続されている。
尚、X線管3の陰極側は金属溶接部分を覆うコロナリン
グ12が露出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来構造のX線管装置においては、コロナリング12
と管容器1との間に高い電位差があるために、ホルダ−
7の表面あるいは内部を貫通して放電が生じる恐れがあ
る。この放電を起こさないようにホルダ−7を通しての
コロナリング12から管容器1までの距離を長くするこ
とも考えられるが、その場合は構造が複雑になり、機械
的支持強度も弱くなる。
な従来構造のX線管装置においては、コロナリング12
と管容器1との間に高い電位差があるために、ホルダ−
7の表面あるいは内部を貫通して放電が生じる恐れがあ
る。この放電を起こさないようにホルダ−7を通しての
コロナリング12から管容器1までの距離を長くするこ
とも考えられるが、その場合は構造が複雑になり、機械
的支持強度も弱くなる。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、構造簡単にして組立て容易であり、X線管と管容器
との間の放電の発生を防止したX線管装置を提供するこ
とを目的とする。
で、構造簡単にして組立て容易であり、X線管と管容器
との間の放電の発生を防止したX線管装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、一部に電源
ケ−ブル接続用のブッシングリセプタクルが設けられ絶
縁油が充填された管容器と、この管容器に収容されたX
線管とを具備してなり、且つブッシングリセプタクル
に、X線管の真空外囲器の陰極側端部又は陽極側端部が
機械的に保持されると共に、ブッシングリセプタクルの
端子とX線管の陰極端子又は陽極端子とが電気的に接続
されてなるX線管装置である。
ケ−ブル接続用のブッシングリセプタクルが設けられ絶
縁油が充填された管容器と、この管容器に収容されたX
線管とを具備してなり、且つブッシングリセプタクル
に、X線管の真空外囲器の陰極側端部又は陽極側端部が
機械的に保持されると共に、ブッシングリセプタクルの
端子とX線管の陰極端子又は陽極端子とが電気的に接続
されてなるX線管装置である。
【0006】
【作用】この発明によれば、余分のX線管支持部材が不
要になり、構造簡単にして組立て容易である。従って、
X線管の電極端子と管容器との間にホルダが存在しない
ので、放電が発生する恐れがない。
要になり、構造簡単にして組立て容易である。従って、
X線管の電極端子と管容器との間にホルダが存在しない
ので、放電が発生する恐れがない。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0008】この発明のX線管装置は図1に示すように
構成され、従来例(図4)と同一箇所には同一符号を付
すことにすると、管容器1内には、ステ−タ2を装着し
たX線管3が収容されると共に絶縁油4が充填されてい
る。更に、管容器1にはそれぞれ両側に、X線を発生さ
せるための高電圧を印加しフィラメント電流を流すブッ
シングリセプタクル8,9が取付けられている。
構成され、従来例(図4)と同一箇所には同一符号を付
すことにすると、管容器1内には、ステ−タ2を装着し
たX線管3が収容されると共に絶縁油4が充填されてい
る。更に、管容器1にはそれぞれ両側に、X線を発生さ
せるための高電圧を印加しフィラメント電流を流すブッ
シングリセプタクル8,9が取付けられている。
【0009】そして、X線管3の真空外囲器の陽極側端
部は絶縁体からなる陽極側ホルダ−5により管容器1壁
に固定保持され、陰極側端部は絶縁体からなりゴム緩衝
材6を有する浅い椀状の陰極側ホルダ−13に固定保持
されている。この場合、X線管3のコロナリング12近
傍がゴム緩衝材6を介して陰極側ホルダ−13の一端部
に取付けられ、陰極側ホルダ−13の他端部が一方のブ
ッシングリセプタクル9にねじ14により固定され機械
的に保持されている。この時、X線管3の陰極端子から
導出されたリ−ド線11もねじ14に共締めされ、ブッ
シングリセプタクル9の端子に電気的に接続されてい
る。この結果、陰極側ホルダ−13は同電位となるブッ
シングリセプタクル9とコロナリング12との間に配置
されることになり、陰極側ホルダ−13自身の絶縁破壊
は生じない。同時に、その沿面距離を長くする必要がな
く、小形で簡単な構造に出来る。尚、X線管3の陽極端
子から導出されたリ−ド線10は、他方のブッシングリ
セプタクル8の端子に電気的に接続されている。 (変形例)
部は絶縁体からなる陽極側ホルダ−5により管容器1壁
に固定保持され、陰極側端部は絶縁体からなりゴム緩衝
材6を有する浅い椀状の陰極側ホルダ−13に固定保持
されている。この場合、X線管3のコロナリング12近
傍がゴム緩衝材6を介して陰極側ホルダ−13の一端部
に取付けられ、陰極側ホルダ−13の他端部が一方のブ
ッシングリセプタクル9にねじ14により固定され機械
的に保持されている。この時、X線管3の陰極端子から
導出されたリ−ド線11もねじ14に共締めされ、ブッ
シングリセプタクル9の端子に電気的に接続されてい
る。この結果、陰極側ホルダ−13は同電位となるブッ
シングリセプタクル9とコロナリング12との間に配置
されることになり、陰極側ホルダ−13自身の絶縁破壊
は生じない。同時に、その沿面距離を長くする必要がな
く、小形で簡単な構造に出来る。尚、X線管3の陽極端
子から導出されたリ−ド線10は、他方のブッシングリ
セプタクル8の端子に電気的に接続されている。 (変形例)
【0010】図2および図3はこの発明の変形例を示し
たもので、上記実施例と同様効果が得られる。即ち、図
2の場合は、上記実施例の陰極側ホルダ−13の代わり
にU字状の金属板15を使用したもので、この金属板1
5の一端がX線管3の陰極端子16に機械的且つ電気的
に接続され、他端がブッシングリセプタクル9に機械的
且つ電気的に接続されている。従って、金属板15は陰
極側ホルダ−と同時にリ−ド線をも兼ねている。
たもので、上記実施例と同様効果が得られる。即ち、図
2の場合は、上記実施例の陰極側ホルダ−13の代わり
にU字状の金属板15を使用したもので、この金属板1
5の一端がX線管3の陰極端子16に機械的且つ電気的
に接続され、他端がブッシングリセプタクル9に機械的
且つ電気的に接続されている。従って、金属板15は陰
極側ホルダ−と同時にリ−ド線をも兼ねている。
【0011】図3はマンモ用X線管装置の例であり、上
記実施例の陽極側ホルダ−5の代わりに筒状の金属ホル
ダ−17を使用している。そして、金属ホルダ−17の
一端はX線管3の真空外囲器の陽極側端部に固定され、
他端はブッシングリセプタクル8に機械的且つ電気的に
接続されている。従って、金属ホルダ−17は陽極側ホ
ルダ−と同時にリ−ド線をも兼ねている
記実施例の陽極側ホルダ−5の代わりに筒状の金属ホル
ダ−17を使用している。そして、金属ホルダ−17の
一端はX線管3の真空外囲器の陽極側端部に固定され、
他端はブッシングリセプタクル8に機械的且つ電気的に
接続されている。従って、金属ホルダ−17は陽極側ホ
ルダ−と同時にリ−ド線をも兼ねている
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ブッシングリセプタクルにX線管の真空外囲器の陰
極側端部又は陽極側端部が機械的に保持されると共に、
ブッシングリセプタクルの端子とX線管の陰極端子又は
陽極端子とが電気的に接続されているので、余分のX線
管支持部材が不要になり、構造簡単にして組立て容易で
ある。従って、X線管の電極端子と管容器との間にホル
ダが存在しないので、X線管と管容器との間の放電の発
生を防止することが出来る。
ば、ブッシングリセプタクルにX線管の真空外囲器の陰
極側端部又は陽極側端部が機械的に保持されると共に、
ブッシングリセプタクルの端子とX線管の陰極端子又は
陽極端子とが電気的に接続されているので、余分のX線
管支持部材が不要になり、構造簡単にして組立て容易で
ある。従って、X線管の電極端子と管容器との間にホル
ダが存在しないので、X線管と管容器との間の放電の発
生を防止することが出来る。
【図1】この発明の一実施例に係るX線管装置を示す断
面図。
面図。
【図2】この発明の変形例を示す断面図。
【図3】この発明の他の変形例を示す断面図。
【図4】従来のX線管装置を示す断面図。
1…管容器、3…X線管、4…絶縁油、5…陽極側ホル
ダ−、8,9…ブッシングリセプタクル、10,11…
リ−ド線、12…コロナリング、13…陰極側ホルダ
−。
ダ−、8,9…ブッシングリセプタクル、10,11…
リ−ド線、12…コロナリング、13…陰極側ホルダ
−。
Claims (1)
- 【請求項1】 一部に電源ケ−ブル接続用のブッシング
リセプタクルが設けられ絶縁油が充填された管容器と、
この管容器に収容されたX線管とを具備してなるX線管
装置において、 上記ブッシングリセプタクルに、上記X線管の真空外囲
器の陰極側端部又は陽極側端部が機械的に保持されると
共に、上記ブッシングリセプタクルの端子と上記X線管
の陰極端子又は陽極端子とが電気的に接続されてなるこ
とを特徴とするX線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6497492A JPH05266989A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | X線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6497492A JPH05266989A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | X線管装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05266989A true JPH05266989A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13273532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6497492A Pending JPH05266989A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | X線管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05266989A (ja) |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP6497492A patent/JPH05266989A/ja active Pending
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