JPH03190626A

JPH03190626A - 切断ワイヤ回収装置

Info

Publication number: JPH03190626A
Application number: JP32739589A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Asao; 利之浅生; Hiroshi Kinoshita; 博木下; Toshio Hirai; 俊雄平井
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1989-12-19
Filing date: 1989-12-19
Publication date: 1991-08-20
Also published as: WO1991008854A1; EP0460221A1; EP0460221A4

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、自動ワイヤ結線装置（ＡＷＦ）を備えたワ
イヤカット放電加工機に関する。

従来技術ワイヤカット放電加工機におけるＡＷＦ装置は、カット
加工すべき複数の加工経路が設定されているとき、−加
工経路の加工が完了して加工物が抜は落ちる前に、その
経路の加工を中断してワイヤを切断・除去し、次ぎの加
工経路の開始孔でワイヤを自動的に張架してその経路の
加工を開始する機能と、加工途中でのワイヤ断線を自動
的に復旧する断線修復機能を備える。

このうち、断線修復機能では、結線作動に備えて、カッ
タで該ワイヤを断線個所から上流側へ５０〜１．５０ｍ
ｍの位置で切断し、同時にその切断ワイヤをエアで吹飛
ばして断線個所付近の不良ワイヤを除去している。

しかし、吹飛ばされた切断ワイヤはいろいろな所に散ら
ばるので、続く結線作動やカット加工の際、落ちたワイ
ヤを上ノズルとワークの間に挟み込んでしまったり、ワ
ークとワイヤ電極間が短絡してしまったり、あるいは下
ガイドに詰まり結線不能になってしまうことがあった。

発明が解決しようとする課題この発明は、ＡＷ　Ｆ装置による断線修復時に切断ワイ
ヤを所定個所へ確実に回収できるワイヤ回収装置の提供
を課題とする。

課題を解決するための手段自動ワイヤ結線装置の、Ｚ軸に固定された駆動部分とこ
れに対し上下移動および回動可能なサービスユニットか
らなるウォータージェット機構に切断ワイヤの回収容器
、ワイヤ切断構造、切断ワイヤの挟持構造および処理手
段を設ける。

切断ワイヤの回収容器は、下面に、容器内部と連通しそ
の先端が下方に突出した吸引ノズルを備える。この回収
容器は前記駆動部に取外し可能に装着される。

サービスユニットに、水平方向に駆動される作動側部分
とこれに対向して固定されている受け側部分からなる開
閉可能なジェットノズルと水平方向に駆動される切断刃
とこれに対向し、かつ、上下に駆動される受け刃からな
るカッタを配置する。

ジェットノズルの作動側部分に該ジェットノズルが閉じ
た時、固定側部分との間に切断ワイヤを挟持する挟持部
分を設ける。

切断刃と受け刃は前記挟持部の上方に配置する。

処理手段は、ワイヤを挟持して切断し、カッタを開くと
ともにに受け刃を下降させ、切断したワイヤを前記吸引
ノズル位置に搬送し、吸引開始後にジェットノズルを開
放する手段とする。

作用ワイヤの切断すべき部分を挟持した後、その上流側部分
を切断し、吸引ノズル位置に搬送して切断ワイヤを切断
ワイヤ回収容器の内部に収める。

実施例第３図はＡ　Ｗ　Ｉｉ’装置１と切断ワイヤ回収装置２
の全体を示す。

ＡＷＦ装置１は駆動部３とこれに対し上下移動と回動が
可能なサービスユニット４を備え、駆動部３はワイヤカ
ット放電加工機のＺ軸５に固定されている。

符号６は上ノズル、７はワーク、８は下ノズルおよび９
はワイヤを示している。

サービスユニット４は、第１図に示すように先端側に開
閉可能なジェットノズル１０とカッタ１１を備え、ジェ
ットノズル１０は第２図にも示すように、エアａで水平
方向に駆動される作動側部分■２とサービスユニット４
のアーム１３に固定された受け側部分１４からなり、カ
ッタ１１はエアｂで水平方向に駆動される切断刃１５と
これに対向して配置されエアＣで前記の対向位置を上端
として上下に駆動される受け刃１６からなる。

カッタ１１はジェットノズル１０に対しＺ軸側に位置し
、かつ、サービスユニット４はこの位置でワイヤ９を受
入れるべくｚ軸側に開［］１（スリット状）している。

第２図に示すように、ジェットノズル１０の作動側部分
１２の下部には受け側部分１４の面に対向してスプリン
グ１７を備えた挟持部分１８が一体に設けられ、ジェッ
トノズル１０が閉じられたとき、該スプリング１７が対
向した受け側部分１４の面に接するようになっている。

なお、この接触個所はカッタ１１の直下となるように、
サービスユニット４においてジェットノズル１０の作動
側部分１２、受け側部分１４の下部がカッタ１１の下方
まで延長されている。

このＡＷＦ装置１はＮＣ制御装置にセットされた処理手
段とともに、前記ＮＣ制御装置から自動結線指令が入る
と、概略で、まず、サービスユニット４がホームポジシ
ョン（上方に位置し前方に回動した待機位置）から下降
してＺ軸側に回動し、先端部のカッタ１１でいま張架さ
れているワイヤ９を切断しくワイヤ切断作動）、次いで
さらに回転してジェットノズル１０を上ノズル６の真下
に位置決めした後ジェットノズル１０を閉じて、該閉じ
たジェットノズル１０を下方から上ノズル６の先端に押
しあて、上ノズル６から供給される加工液を下ノズル８
に向けてジェットにし、該ジェットに乗せて新しいワイ
ヤ９を下ノズル８下方のワイヤガイドに到達させる。

そして、新しいワイヤ９がフィードローラに到達すると
結線作動は終了し、ジェットノズル１０が開放されると
共にサービスユニット４は逆方向に回動して上昇し、ホ
ームポジション位置に停止する（ワイヤ結線作動）。

なお、この様な自動ワイヤ結線作動の処理手段は公知で
ある。

切断ワイヤ回収装置２は前記ＡＷＦ装置１が備えた構成
に吸引ノズル１９、切断ワイヤ回収容器２０および処理
手段を付加して構成される。

切断ワイヤの回収容器２０はＡＷ　Ｆ装置１における駆
動部３の正面に取外し可能に装着され、下部に吸引ノズ
ル１９を備える。該ノズル１９は上部が前記回収容器２
０の内部と連通し、下部が該容器の下方に突出している
。

前記ノズル１９にはアキュムレータから圧縮エアが上方
に向けて供給されるようになっており、その際、下部に
生じる負圧を吸引力として利用している。

なお、吸引ノズル１９は、回収容器２０を取外すと駆動
部３側に残る構造となっているが、回収容器２０側に固
定されて該容器と共に取外しできるものであっても良い
。

回収容器２０は回収した切断ワイヤ２１（第２図）を排
出する扉とエア抜き孔２２を備える。

そして、前記吸引ノズル１９の下方に突出した先端は、
サービスユニット４が前記ホームポジョン位置に復帰し
た時、カッタ１１の上方でその先端をわずかに切断刃１
５の位置より下方とした位置になるようにされている（
第２図）。

処理手段は前記のＡ　Ｗ　Ｉ”装＠１が自動ワイヤ結線
として作動する際の処理手段において、当初のワイヤ切
断作動を次ぎのように処理するプログラムとすることで
達成される。

すなわち、断線修復指令で、まずワイヤ９の上流側を２
０ｍｍ程度送り出し、サービスユニット４をホームポジ
ション位置から下降して回動し、送り出されたワイヤ９
をジェットノズル１０下部の挟持部分１８の位置とする
。次いで受け側部分１４とのとの間に持部分１８でワイ
ヤ９を挟持し、切断刃１５を駆動して該ワイヤ９を切断
する。そして、受け刃１６を下降すると共にサービスユ
ニット４を逆方向に回動し、上昇させてホームポジショ
ンとし、その直前にアキュムレータから吸引ノズル１９
にエアを供給しておいてジェットノズル１０を開放する
。次いで前記の結線作動を行わせる。

以上により、本発明によるワイヤカット放電加工装置は
、断線修復で生じる不用な切断ワイヤ２１を吸引ノズル
１９の位置に搬送し、その吸引力で回収容器２０内に回
収する。

その際、搬送途中の切断ワイヤ２１は確実に挟持されて
おり、また、吸引ノズル１９の位置では、受け刃１６が
下降した位置にあるのとサービスユニット４が上昇する
のにともなって、挟持されている切断ワイヤ２１の先端
部が吸引ノズル１９の下部に嵌入するから、切断ワイヤ
１の回収が確実に行なわれる。

以上は実施例である。

挟持部、吸引ノズルなど各部の具体的構成および処理手
段の具体的な手順等は、実施例以外でも実施が可能であ
る。

発明の効果断線修復に際して、切断ワイヤが確実に回収され、該ワ
イヤが散らばることによるワイヤカット加」皿上の支障
を払拭できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部を切断して示す要部の斜視図、第２図は要
部の断面図、第３図は正面図である。 ■・・・ＡＷＦ装置、２・・・切断ワイヤ回収装置、３
・・・駆動部、４・・・サービスユニット、５・・・Ｚ
軸、１０・・・ジェットノズル、１１・・・カッタ、１
２・・・作動側部分、１４・・・受け側部分、１５・・
・切断刃、１６・・・受け刃、１８・・・挟持部分、Ｉ
９・・・吸引ノズル、２０・・・切断ワイヤ回収容器。第２手　　続　　補　　正　　書（方式）％式％［１事件の表示平成１年特許願第３２７３９５号′ 発明の名称切断ワイヤ回収装置補正をする者事件との関係　　特許出願人住所　　山梨県南部留郡忍野村忍草字古馬場３５８０番
地名称　ファナック株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

　自動ワイヤ結線装置の、Ｚ軸に固定された駆動部分と
これに対し上下移動および回動可能なサービスユニット
からなるウォータージェット機構において、前記駆動部
に切断ワイヤの回収容器を取外し可能に装着し、該容器
の下面に容器内部に連通した吸引ノズルをその先端を下
方に突出させて設けるとともに、前記サービスユニット
は開閉可能なジェットノズルとカッタを備え、ジェット
ノズルは水平方向に駆動される作動側部分とこれに対向
して固定されている受け側部分からなり、前記作動側部
分に該ジェットノズルが閉じた時、固定側部分との間に
切断ワイヤを挟持する挟持部分を有し、また、カッタは
該挟持部の上方に位置して水平方向に駆動される切断刃
とこれに対向し、かつ、上下に駆動される受け刃からな
り、ワイヤを挟持して切断し、カッタを開くとともにに
受け刃を下降させ、該切断ワイヤを前記吸引ノズル位置
に搬送し、吸引開始後にジェットノズルを開放する手段
を備えたことを特徴とした切断ワイヤ回収装置。