JPH03190527A - 事故相選別装置 - Google Patents
事故相選別装置Info
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- JPH03190527A JPH03190527A JP32327389A JP32327389A JPH03190527A JP H03190527 A JPH03190527 A JP H03190527A JP 32327389 A JP32327389 A JP 32327389A JP 32327389 A JP32327389 A JP 32327389A JP H03190527 A JPH03190527 A JP H03190527A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 241000286209 Phasianidae Species 0.000 description 1
- 235000010575 Pueraria lobata Nutrition 0.000 description 1
- 241000219781 Pueraria montana var. lobata Species 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
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- 238000007429 general method Methods 0.000 description 1
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は直接接地系送電線の多重事故時の事故相選別装
置に関する。
置に関する。
(従来の技術)
送電線の事故点までの距離を求めるためには故障点標定
装置が用いられる。この場合の距離演算には事故相にお
ける電圧、電流を用いる必要がある。そして第6図の如
きディジタル演算処理装置を用いて故障点標定が行なわ
れる。即ち、補助PCTを集中化して収納している入力
変換器61を介して電力系統の電圧、電流が取込まれ、
その電圧。
装置が用いられる。この場合の距離演算には事故相にお
ける電圧、電流を用いる必要がある。そして第6図の如
きディジタル演算処理装置を用いて故障点標定が行なわ
れる。即ち、補助PCTを集中化して収納している入力
変換器61を介して電力系統の電圧、電流が取込まれ、
その電圧。
電流の商用周波数成分のみを取出すフィルタ([[)6
2でフィルタリングが行なわれる。各フィルタ出力はア
ナログ信号であるため、これをサンプルボールド回路(
S/11 ) 63とマルチプレクサ(HPX)64を
介してアナログ/ディジタル変換器(^/D )65へ
入力し、ディジタル信号に変換する。ここで変換された
電圧、電流のディジタル信号は、ダイレクトメモリアク
セス(DNA)66を介してデータメモリ(((^N)
67に一時的に記憶される。cpueaはRAH67に
記憶されているいる電流、電圧データをリードオンリメ
モリ(ROM>69に記憶されている処理手順に従って
ディジタル演算処理をし、標定起動と標定演算を行なう
。
2でフィルタリングが行なわれる。各フィルタ出力はア
ナログ信号であるため、これをサンプルボールド回路(
S/11 ) 63とマルチプレクサ(HPX)64を
介してアナログ/ディジタル変換器(^/D )65へ
入力し、ディジタル信号に変換する。ここで変換された
電圧、電流のディジタル信号は、ダイレクトメモリアク
セス(DNA)66を介してデータメモリ(((^N)
67に一時的に記憶される。cpueaはRAH67に
記憶されているいる電流、電圧データをリードオンリメ
モリ(ROM>69に記憶されている処理手順に従って
ディジタル演算処理をし、標定起動と標定演算を行なう
。
標定方法としては大別して次の2つの方法がある。
第1の方法は事故相の選別は行なわず、電圧と電流とを
用いて地絡事故とした場合の距離演算、及び雉絡事故と
した場合の距離演算を夫々行ない、事故点までの距離を
求める方法である。
用いて地絡事故とした場合の距離演算、及び雉絡事故と
した場合の距離演算を夫々行ない、事故点までの距離を
求める方法である。
第2の方法は電流補償付不足電圧リレー(距離リレーの
一種)を用いて事故相選別を行ない、その後に事故点ま
での距離を求める方法である。
一種)を用いて事故相選別を行ない、その後に事故点ま
での距離を求める方法である。
あるいは特開昭63−217917号に示されるような
事故相選別を行ない、その後に事故点までの距離を求め
る方法である。
事故相選別を行ない、その後に事故点までの距離を求め
る方法である。
(発明が解決しようとする課題)
直接接地系の送電線は一般に電力の安定供給を確保する
ため、平行2回線構成が多い、このため事故も2回線同
時に発生することがある。上記した従来方法では1回線
事故時は正確に測距できるが、2回線にまたがる多重事
故は事故回線の事故相識別が困難となり、事故点までの
距M標定が不正確となる欠点がある。
ため、平行2回線構成が多い、このため事故も2回線同
時に発生することがある。上記した従来方法では1回線
事故時は正確に測距できるが、2回線にまたがる多重事
故は事故回線の事故相識別が困難となり、事故点までの
距M標定が不正確となる欠点がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、直接接地系統において電流のみにて2回線にまたが
る多重事故時、特に異名和1線地絡事故時でも、事故相
を高速かつ確実に選別す葛ことの可能な事故相選別装置
を提供することを目的としている。
り、直接接地系統において電流のみにて2回線にまたが
る多重事故時、特に異名和1線地絡事故時でも、事故相
を高速かつ確実に選別す葛ことの可能な事故相選別装置
を提供することを目的としている。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明では送電線に流れる事
故電流値を基に、以下に示す各手段を備えて送電線事故
時の事故相を判別するよう構成した。
故電流値を基に、以下に示す各手段を備えて送電線事故
時の事故相を判別するよう構成した。
■ 平行2回線送電線の両回線の各線間和電流9各相和
電流の各々の事故前後変化分電流を算出する第1の手段
。
電流の各々の事故前後変化分電流を算出する第1の手段
。
■ 第1の手段から得られる各線間和電流の事故前後変
化分電流と該電流3相のうちの最大値との比を求める第
2の手段。
化分電流と該電流3相のうちの最大値との比を求める第
2の手段。
■ 第2の手段で得られた値がある一定値より小さい相
がある場合、2回線における1相事故と判定する第3の
手段。
がある場合、2回線における1相事故と判定する第3の
手段。
■ 第2の手段で得られた値が3つの和会てについてあ
る一定値より大きいか又は等しい場合、2回線における
2相以上の事故と判定する第4の手段。
る一定値より大きいか又は等しい場合、2回線における
2相以上の事故と判定する第4の手段。
■ 前記第1の手段及び第2の手段の結果より、線間和
電流の事故前後差電流の最大相に選択されなかった相の
各相和電流の事故前後変化分電流と、前記第1の手段及
び第2の手段の結果より、線間和電流の最大値の相の各
相和電流の事故前後変化分電流の小さい方との比を求め
る第5の手段。
電流の事故前後差電流の最大相に選択されなかった相の
各相和電流の事故前後変化分電流と、前記第1の手段及
び第2の手段の結果より、線間和電流の最大値の相の各
相和電流の事故前後変化分電流の小さい方との比を求め
る第5の手段。
■ 第5の手段で得られた値がある一定値より小さい場
合、2回線における2相事故と判定する第6の手段。
合、2回線における2相事故と判定する第6の手段。
■ 第5の手段で得られた値がある一定値より大きいか
又は等しい場合、2回線における3相事故と判定する第
7の手段。
又は等しい場合、2回線における3相事故と判定する第
7の手段。
(作 用)
演算部にある(第1の手段)にて、送電線2回線の各線
間和電流、各相和電流、各々の事故前後変化分電流を算
出する。そして(第2の手段)にて、第1の手段の結果
である各線間和電流の事故前後変化電流(〔1′ユ1〕
)と”AT3相のうちの最大値((1’ )
)との比を求める。次ΔT nax に1相事故検出部(第3の手段)にて、第2の手段の結
果の比がある一定値(kl)より小さい場合に、2回線
での1線地絡事故とする。また2相事故検出部(第3の
手段)にて、第2の手段の結果の比が3つの線間相の全
てがある一定値(kl)より大きいか又は等しい場合に
、2回線での2線以上の事故とする。
間和電流、各相和電流、各々の事故前後変化分電流を算
出する。そして(第2の手段)にて、第1の手段の結果
である各線間和電流の事故前後変化電流(〔1′ユ1〕
)と”AT3相のうちの最大値((1’ )
)との比を求める。次ΔT nax に1相事故検出部(第3の手段)にて、第2の手段の結
果の比がある一定値(kl)より小さい場合に、2回線
での1線地絡事故とする。また2相事故検出部(第3の
手段)にて、第2の手段の結果の比が3つの線間相の全
てがある一定値(kl)より大きいか又は等しい場合に
、2回線での2線以上の事故とする。
次に演算部にある(第5の手段)にて、第1の手段及び
第2の手段の結果、線間和電流の事故前後変化分電流[
1’よ、〕の最大相に選択されなかった残りの1相の、
各相和電流の事故前後変化分電流(In>と、最大相の
うち各相和電流の事故前後変化分電流の小さい方< 1
、Il>との比を求める。2相事故検出部(第6の手
段)にて、第5の手段の結果の比がある一定値(k′)
より小さい場合に2回線での2相事故とする。また3相
事故検出部(第7の手段)にて、第5の手段の結果の比
がある一定値(k′)より大きいが又は等しい場合2回
線での3相事故とする。
第2の手段の結果、線間和電流の事故前後変化分電流[
1’よ、〕の最大相に選択されなかった残りの1相の、
各相和電流の事故前後変化分電流(In>と、最大相の
うち各相和電流の事故前後変化分電流の小さい方< 1
、Il>との比を求める。2相事故検出部(第6の手
段)にて、第5の手段の結果の比がある一定値(k′)
より小さい場合に2回線での2相事故とする。また3相
事故検出部(第7の手段)にて、第5の手段の結果の比
がある一定値(k′)より大きいが又は等しい場合2回
線での3相事故とする。
(実施例)
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による事故相選別装置を説明するための
一実施例の機能ブロック図である。第1図において、1
0は事故相選別装置で演算部11と判定部12とからな
る。演算部11は平行2回線送電線の両回線の各線間和
電流、各相和電流の各々の事故前後変化分電流を演算す
る手段110と、2回線和電流での線間電流和電流の事
故前後変化分電流とこれらの3相のうちの最大値との比
を演算する手段111と、2回線和電流線間電流最大相
に選ばれなかった残り1相の各相和電流と線同電流最大
相のうち各相和電流の小さい方との比を演算する手段1
12を備え、判定部12には2回線での1相事故検出部
121と、2相以上の事故検出部122と、2回線での
2相事故検出部123と、3相事故検出部124を備え
ている。
一実施例の機能ブロック図である。第1図において、1
0は事故相選別装置で演算部11と判定部12とからな
る。演算部11は平行2回線送電線の両回線の各線間和
電流、各相和電流の各々の事故前後変化分電流を演算す
る手段110と、2回線和電流での線間電流和電流の事
故前後変化分電流とこれらの3相のうちの最大値との比
を演算する手段111と、2回線和電流線間電流最大相
に選ばれなかった残り1相の各相和電流と線同電流最大
相のうち各相和電流の小さい方との比を演算する手段1
12を備え、判定部12には2回線での1相事故検出部
121と、2相以上の事故検出部122と、2回線での
2相事故検出部123と、3相事故検出部124を備え
ている。
第2図は相選別動作を説明するフローチャートである。
系統事故発生時は直ちに事故前電流を記憶すると共に、
下記に述べる判定式により事故相選別を行なう。
下記に述べる判定式により事故相選別を行なう。
先ず、ステップ821では記憶された2回線の事故前潮
流を事故時の電流から差し引いた変化分電流と2回線各
相和電流の線間電流分!′ユ1及び各相和電流■′よ1
を各々演算する。なお記号でダッシュを付加したものは
変化分電流であることを示す。ステップS23で2回線
各相電流の和から線間電流の変化分電流の最大のもの〔
I′〕 をΔT nax 決定する。ステップ824では ステップ5211ではステップS23で選択された相の
うち各相和電流の変化分電流[1’よ−]の小さい方を
計算し’Frgとする。次にステップ5212ではステ
ップ823で選択されなかった残りの1相の各相和電流
の変化分電流口′よ−〕を計算しI。とする。ステップ
5213ではステップ824で計算したX がいずれの
相もに+より小さいか否かを判定■ する。X <k、であれば自回線の1線事故と判■ 定する。XT≧に■であればステップ5214へ移って
、ステップ5212で計算した!。がステップ5211
で計算した旨、のに′倍より大きいか否かを判定する。
流を事故時の電流から差し引いた変化分電流と2回線各
相和電流の線間電流分!′ユ1及び各相和電流■′よ1
を各々演算する。なお記号でダッシュを付加したものは
変化分電流であることを示す。ステップS23で2回線
各相電流の和から線間電流の変化分電流の最大のもの〔
I′〕 をΔT nax 決定する。ステップ824では ステップ5211ではステップS23で選択された相の
うち各相和電流の変化分電流[1’よ−]の小さい方を
計算し’Frgとする。次にステップ5212ではステ
ップ823で選択されなかった残りの1相の各相和電流
の変化分電流口′よ−〕を計算しI。とする。ステップ
5213ではステップ824で計算したX がいずれの
相もに+より小さいか否かを判定■ する。X <k、であれば自回線の1線事故と判■ 定する。XT≧に■であればステップ5214へ移って
、ステップ5212で計算した!。がステップ5211
で計算した旨、のに′倍より大きいか否かを判定する。
I<k′IF、であればステップ5215にて2相事故
、I ≧に′■Ftあればステップ5216にて3相事
故と判定する。
、I ≧に′■Ftあればステップ5216にて3相事
故と判定する。
そして判定条件としては下記のようになる。
I n > k’ I 、11−団−(2)ここでに1
は例えば0.2〜0.3とし、Vは0.5とする。(1
)式が成立するのは2回線合計で1線地絡(同名相事故
を含む)事故の場合であり、2相以上の事故の場合は成
立しない。
は例えば0.2〜0.3とし、Vは0.5とする。(1
)式が成立するのは2回線合計で1線地絡(同名相事故
を含む)事故の場合であり、2相以上の事故の場合は成
立しない。
前記(2)式:I >k’I、l(k’=0.5>が
成立するのは3相事故の場合であり I ≦に′I Fll ・・・・
・・(3)上記(2)式が成立するのは2相事故の場合
である。
成立するのは3相事故の場合であり I ≦に′I Fll ・・・・
・・(3)上記(2)式が成立するのは2相事故の場合
である。
以下、本実施例にてなぜ事故相選別が可能にな、るかを
説明する。
説明する。
先ず、直接接地系の平行2回線送電線における系統事故
時の2回線各相毎に和をとった和電流に着目した場合、
次の現象がある。
時の2回線各相毎に和をとった和電流に着目した場合、
次の現象がある。
1線地絡事故時は、事故電流は事故相に集中して健全相
には流れないので、健全線同相の変化分電流は零となる
0例えばa相1線地絡を例にとると、各相の電流変化分
は、 ■=I、■b■=■o■−O T となる、従って各線間電流の変化分は、1 1=l
I I=lIl、II +=0abT
caT bcTとなる
。即ち、線間電流の変化分の最大相のものと各線間電流
の値の比は、健全線同相のみ、他の場合とは大きく異な
っていることがわかる。ここでab相、 Ca相をIP
uとすればbc相はOPuとなる。
には流れないので、健全線同相の変化分電流は零となる
0例えばa相1線地絡を例にとると、各相の電流変化分
は、 ■=I、■b■=■o■−O T となる、従って各線間電流の変化分は、1 1=l
I I=lIl、II +=0abT
caT bcTとなる
。即ち、線間電流の変化分の最大相のものと各線間電流
の値の比は、健全線同相のみ、他の場合とは大きく異な
っていることがわかる。ここでab相、 Ca相をIP
uとすればbc相はOPuとなる。
ス、2M以上の事故時には各線間電流の変化分電流は、
最大のものに比較すると約50%以上の値となる0例え
ばbc相2線短絡の場合であると、各相電流は、 I I l=l ICa■l=I I l 、
l 1bCIbT =2111 となり、各線間電流は最大線間相の電流に対して1/2
どなる。即ち、bc相をIPuトすればab相=ca相
=1/2PUである0以上をまとめると、直接接地系に
おける系統事故時、事故分電流(変化電流)は、事故種
別に従って第1表のようになる。
最大のものに比較すると約50%以上の値となる0例え
ばbc相2線短絡の場合であると、各相電流は、 I I l=l ICa■l=I I l 、
l 1bCIbT =2111 となり、各線間電流は最大線間相の電流に対して1/2
どなる。即ち、bc相をIPuトすればab相=ca相
=1/2PUである0以上をまとめると、直接接地系に
おける系統事故時、事故分電流(変化電流)は、事故種
別に従って第1表のようになる。
第 1 表
(1’ ) : I’ −1’ 、
I’ −1’ 。
I’ −1’ 。
Δ7 abbC
1’−1’
Ca
(1’ ) :〔1’ユ〕のうちの最大のもの
ΔT 1aX a、b、c :相名称 である。第1表から上記のような検出を行なえば、2回
線送電線での1線地絡事故と2線以上の事故との識別が
できることがわかる。
ΔT 1aX a、b、c :相名称 である。第1表から上記のような検出を行なえば、2回
線送電線での1線地絡事故と2線以上の事故との識別が
できることがわかる。
本実施例によれば平行2回線時の2回線多重事故、特に
異名相1線地絡時、正確に事故相選別が可能である。即
ち、1号Ilb相事故、2号線C相事故時、bc相短絡
とみなすことなく、正しく各回線の1相事故と選別でき
る。
異名相1線地絡時、正確に事故相選別が可能である。即
ち、1号Ilb相事故、2号線C相事故時、bc相短絡
とみなすことなく、正しく各回線の1相事故と選別でき
る。
第3図は他の実施例の構成図であり、本実施例では事故
回線識別を可能としたものである。
回線識別を可能としたものである。
第3図において演算部の110^を2回線の各線間和電
流、各相和電流の他、自回線の各相電流、隣回線の各相
電流及び1回線の各々の事故前後変化分電流を演算する
ものとし、事故相について2回線各相電流の大きさを比
較する演算部113と自回線の線間電流の比を求める演
算部114とを設けた。
流、各相和電流の他、自回線の各相電流、隣回線の各相
電流及び1回線の各々の事故前後変化分電流を演算する
ものとし、事故相について2回線各相電流の大きさを比
較する演算部113と自回線の線間電流の比を求める演
算部114とを設けた。
又、判定部には隣回線事故検出部125.自回線1相事
故検出部126.自回線2相以上事故検出部127と、
1回線事故での1相事故検出部128 、2相以上事故
検出部129と、各相電流最人相検出部130、線間電
流最大相検出部131とから構成されている。
故検出部126.自回線2相以上事故検出部127と、
1回線事故での1相事故検出部128 、2相以上事故
検出部129と、各相電流最人相検出部130、線間電
流最大相検出部131とから構成されている。
第4図は相選別動作説明のフローチャートであり、先ず
ステップS21^では記憶された2回線の事故前潮流を
事故時の電流から差し引いた変化分電流と2回線各相和
電流の線間電流分■′、各相Δ■ 和電流i′、各回線各相電流分1’ 、I’
。
ステップS21^では記憶された2回線の事故前潮流を
事故時の電流から差し引いた変化分電流と2回線各相和
電流の線間電流分■′、各相Δ■ 和電流i′、各回線各相電流分1’ 、I’
。
大1 人1 人1自回線の線間電
流分■′ユを大々演算する。なおダッシュ記号は前記同
様変化分電流であることを示す、ステップS22では2
回線系統が平行回線運用かどうかの選択で、これは設定
するか又は平行回線運用の場合、両回線の相互インピー
ダンス(Z )の設定が必要であるため、このZHが
設合 定されているかどうかで判定しても良い、2回線が平行
回線運用の場合、ステップS23で2回線各相電流の和
から線間電流の変化分電流の最大のもの〔i′〕
を決定する。ステップ824でΔT rlax S25では各回線の各相電流の変化分電流”AI’ステ
ップ8285にて各相電流の変化分電流の最大相を事故
相とする。又、ステップ5284又は5286の判定結
果によりステップ8286にて線間電流の最大相を事故
相とする。
流分■′ユを大々演算する。なおダッシュ記号は前記同
様変化分電流であることを示す、ステップS22では2
回線系統が平行回線運用かどうかの選択で、これは設定
するか又は平行回線運用の場合、両回線の相互インピー
ダンス(Z )の設定が必要であるため、このZHが
設合 定されているかどうかで判定しても良い、2回線が平行
回線運用の場合、ステップS23で2回線各相電流の和
から線間電流の変化分電流の最大のもの〔i′〕
を決定する。ステップ824でΔT rlax S25では各回線の各相電流の変化分電流”AI’ステ
ップ8285にて各相電流の変化分電流の最大相を事故
相とする。又、ステップ5284又は5286の判定結
果によりステップ8286にて線間電流の最大相を事故
相とする。
2回線運用でない場合は、ステップ826で自回線の線
間電流の最大のもの〔!′〕 を決定すΔ ma
x 各相毎に求める。
間電流の最大のもの〔!′〕 を決定すΔ ma
x 各相毎に求める。
ステップ5211〜521θは既に説明した一実施例と
同じ内容であるが、ステップ5217以降が次のように
追加される。ステップ5217ではステップ5215又
は5216で事故有と判定された全ての相に対してステ
ップS25で計算したYがkdより大きいか否かを判定
し、Y≧kdが成り立つ相が零のときステップS29に
て隣回線事故と判定し、1相のときステップ5283に
て自回線1線地絡事故と判定し、2相以上のときステッ
プ3284にて自回線2線以上の事故と判定する。
同じ内容であるが、ステップ5217以降が次のように
追加される。ステップ5217ではステップ5215又
は5216で事故有と判定された全ての相に対してステ
ップS25で計算したYがkdより大きいか否かを判定
し、Y≧kdが成り立つ相が零のときステップS29に
て隣回線事故と判定し、1相のときステップ5283に
て自回線1線地絡事故と判定し、2相以上のときステッ
プ3284にて自回線2線以上の事故と判定する。
そしてステップ5281又は5283の判定結果により
める。ステップ5271ではXがkより小さいか否かを
判定し、X<kであればステップ5282へ郡って2線
以上の事故と判定する。
める。ステップ5271ではXがkより小さいか否かを
判定し、X<kであればステップ5282へ郡って2線
以上の事故と判定する。
判定条件は下記のようになる。
(1’Δ〕7.X
ここでkは例えば0.2〜0.3とする。(5)式が成
立するのは2回線合計で1線地絡(同名相事故を含む)
事故の場合であり、2相以上の事故の場合は成立しない
。
立するのは2回線合計で1線地絡(同名相事故を含む)
事故の場合であり、2相以上の事故の場合は成立しない
。
k は例えば−0,15〜−0,3とする。〔1′よ、
〕は自回線の線電流であり〔!′よ、〕は隣回線の線電
流である。もし、自回線のある相に事故があり、隣回線
のその相に事故がない場合、[I’よ、〕〉(1’よ、
〕でありY〉0となる。両回線とも同じ相が事故の場合
、同一地点の事故では(1’よ、〕中〔1′)、2〕で
あり、前記同様Y>Oとなる。自回線に事故がなく隣回
線に事故がある場合は、(1’ ) < CI’よ
2〕となりy<oとなる。
〕は自回線の線電流であり〔!′よ、〕は隣回線の線電
流である。もし、自回線のある相に事故があり、隣回線
のその相に事故がない場合、[I’よ、〕〉(1’よ、
〕でありY〉0となる。両回線とも同じ相が事故の場合
、同一地点の事故では(1’よ、〕中〔1′)、2〕で
あり、前記同様Y>Oとなる。自回線に事故がなく隣回
線に事故がある場合は、(1’ ) < CI’よ
2〕となりy<oとなる。
人1
このように自回線に事故がある場合は必ずY〉0となり
、ない場合はYく0となる。但し、判定値kdは対向端
至近端事故時の両回線インピーダンスのバラツキ、装置
の誤差などを考慮して裕度を持たせる。これは自回線事
故でないとき、自回線事故と判定しても故障点の標定値
は0区間長を超え、棄却されるため問題はないが、自回
線事故であるのに、自回線事故でないと判定して標定し
ないのは致命的な問題となるためである。(5)式が成
立するのは1線地絡事故の場合であり、このとき事故相
は〔■′〕 の相となる。ここで人 nax 〔i′〕 は〔1′よ〕のうち最大のものである。
、ない場合はYく0となる。但し、判定値kdは対向端
至近端事故時の両回線インピーダンスのバラツキ、装置
の誤差などを考慮して裕度を持たせる。これは自回線事
故でないとき、自回線事故と判定しても故障点の標定値
は0区間長を超え、棄却されるため問題はないが、自回
線事故であるのに、自回線事故でないと判定して標定し
ないのは致命的な問題となるためである。(5)式が成
立するのは1線地絡事故の場合であり、このとき事故相
は〔■′〕 の相となる。ここで人 nax 〔i′〕 は〔1′よ〕のうち最大のものである。
人 +1aX
次に(4)式で事故回線識別ができる理由を説明する。
2回線にまたがる多重事故の場合、両回線の各相事故分
電流は事故回線の方が大きいため、両回線各相電流の差
を自回線相電流で除した値は、第2表のようになる。
電流は事故回線の方が大きいため、両回線各相電流の差
を自回線相電流で除した値は、第2表のようになる。
第 2 表
但し、1′:自回線事故分電流
入1
”A2”隣回線事故分電流
第2表から上記のような検出を行なえば、2回線長重事
故時の事故回線側の識別ができることがわかる。
故時の事故回線側の識別ができることがわかる。
本実施例によれば、事故回線の識別及び事故相の判別が
可能となる。
可能となる。
第5図は事故相検出装置によって事故相が検出された場
合、これを故障点標定に適用した場合の動作を説明する
フローチャートである。第5図においてステップ351
〜354までは前記した事故相選別と同様である。ステ
ップS54にて事故相が決定された場合に、ステップ3
55以降の故障点標定演算(従来公知)を行なう。
合、これを故障点標定に適用した場合の動作を説明する
フローチャートである。第5図においてステップ351
〜354までは前記した事故相選別と同様である。ステ
ップS54にて事故相が決定された場合に、ステップ3
55以降の故障点標定演算(従来公知)を行なう。
[発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば1回線時の事故は勿
論のこと、平行2回線時の2回線にまたがる多゛重事故
時、特に異名和1線地絡時も正確に事故相選別を行なう
ことが可能となる。
論のこと、平行2回線時の2回線にまたがる多゛重事故
時、特に異名和1線地絡時も正確に事故相選別を行なう
ことが可能となる。
第1図は本発明による事故相選別装置を説明するための
一実施例の機能ブロック図、第2図は相選別動作説明の
フローチャート、第3図は他の実施例の構成図、第4図
は第3図の動作を説明するフローチャート、第5図は故
障点標定を行なう場合のフローチャート、第6図はマイ
クロコンピュータを使用した故障点標定装置の構成例で
ある。 10・・・事故相選別装置 11・・・演算部12・
・・判定部
一実施例の機能ブロック図、第2図は相選別動作説明の
フローチャート、第3図は他の実施例の構成図、第4図
は第3図の動作を説明するフローチャート、第5図は故
障点標定を行なう場合のフローチャート、第6図はマイ
クロコンピュータを使用した故障点標定装置の構成例で
ある。 10・・・事故相選別装置 11・・・演算部12・
・・判定部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 送電線に流れる事故電流値を基に、以下に示す各手段を
備えて送電線事故時の事故相を判別することを特徴とす
る事故相選別装置。 (1)平行2回線送電線の両回線の各線間和電流、各相
和電流の各々の事故前後変化分電流を算出する第1の手
段。 (2)第1の手段から得られる各線間和電流の事故前後
変化分電流と該電流3相のうちの最大値との比を求める
第2の手段。 (3)第2の手段で得られた値がある一定値より小さい
相がある場合、2回線における1相事故と判定する第3
の手段。 (4)第2の手段で得られた値が3つの相全てについて
ある一定値より大きいか又は等しい場合、2回線におけ
る2相以上の事故と判定する第4の手段。 (5)前記第1の手段及び第2の手段の結果より、線間
和電流の事故前後差電流の最大相に選択されなかった相
の各相和電流の事故前後変化分電流と、前記第1の手段
及び第2の手段の結果より、線間和電流の最大値の相の
各相和電流の事故前後変化分電流の小さい方との比を求
める第5の手段。 (6)第5の手段で得られた値がある一定値より小さい
場合、2回線における2相事故と判定する第6の手段。 (7)第5の手段で得られた値がある一定値より大きい
か又は等しい場合、2回線における3相事故と判定する
第7の手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1323273A JPH082138B2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 事故相選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1323273A JPH082138B2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 事故相選別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03190527A true JPH03190527A (ja) | 1991-08-20 |
JPH082138B2 JPH082138B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=18152949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1323273A Expired - Lifetime JPH082138B2 (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 事故相選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082138B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268658A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | 事故相選別装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02223331A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-05 | Toshiba Corp | 事故相選別装置 |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP1323273A patent/JPH082138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02223331A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-05 | Toshiba Corp | 事故相選別装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268658A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Mitsubishi Electric Corp | 事故相選別装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH082138B2 (ja) | 1996-01-10 |
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