JPH0318955Y2 - - Google Patents

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JPH0318955Y2
JPH0318955Y2 JP1983185312U JP18531283U JPH0318955Y2 JP H0318955 Y2 JPH0318955 Y2 JP H0318955Y2 JP 1983185312 U JP1983185312 U JP 1983185312U JP 18531283 U JP18531283 U JP 18531283U JP H0318955 Y2 JPH0318955 Y2 JP H0318955Y2
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JP
Japan
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camera
cinch
arm
angle
subject
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JP1983185312U
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JPS6092182U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、シンチカメラ回転型ECT装置
(エミツシヨンコンピユータ断層撮影装置)に関
する。
(ロ) 従来技術 シンチカメラ回転型ECT装置は、被写体の周
囲の円軌道上にシンチカメラを、該シンチカメラ
がつねに被写体方向を向くようにして、移動させ
て、被写体周囲の各方向からのデータを収集し、
このデータを画像再構成処理することによつて画
像を再構成するものである。
シンチカメラの回転機構としては種々考えられ
るが、シンチカメラがアームで保持されている、
通常のガンマカメラ撮影装置を用いるなら、特別
な機構が不要となる。すなわち、シンチカメラが
アームで保持されている通常のガンマカメラ撮影
装置の場合、たとえば、第1図のようにシンチカ
メラ1がアーム2で保持され、このアーム2がス
タンド3においてカウンタバランス方式で支持さ
れる。スタンド3には、その内部にアーム2を回
転させる回転機構が備えられるとともに、アーム
2の角度(回転中心軸を含む平面内での揺動角
度)を変える揺動機構が備えられている。このよ
うにアーム2の回転や揺動角度の変更により、被
写体を種々の角度から撮影できるようになつてい
る。そのため、この回転機構を利用すればシンチ
カメラ1を、ベツド5に横たえられた被写体4の
周囲に回転することができる。
この場合、従来では、単にアーム2を回転させ
ていたので、シンチカメラ1は被写体4の周囲の
真円の軌道上に移動させられていた。
ところで、人間の身体の断面は、特に胴の部分
において一般的に楕円形であるため、回転位置に
よつてはシンチカメラ1が不要に遠くに離れてし
まい分解能の点で不利となる。そこで、近年、シ
ンチカメラ1を被写体4になるべく接近させて分
解能を上げるため、シンチカメラ1を楕円軌道上
に移動させることが試みられている。
この場合、普通、各回転角度毎にアーム2の揺
動角度を変更してシンチカメラ1を被写体4に近
づけたり遠ざけたりして、シンチカメラ1を近似
的な楕円軌道上に動かすようにしている。したが
つて、シンチカメラ1から得られる位置データは
図のX方向にずれることになる。
たとえば、第1図のようにシンチカメラ1を被
写体4に近づけるためにアーム2を反時計回り方
向に揺動させてシンチカメラ1及びアーム2を2
点鎖線の位置から実線の位置に移した場合、図に
示すようなX方向の位置ずれΔXが生じる。従来
では、このような位置ずれを含むデータをそのま
まとりあえず収集しておいて、後にECT画像再
構成に用いる際に、オフタイムで上記の位置ずれ
に関する補正を行い、その後画像再構成処理を行
つており、ECT画像が得られるまでの処理時間
がかかるという問題があつた。
(ハ) 目的 この考案は、簡便、安価な機構でシンチカメラ
を回転させるものでありながら、楕円軌道上に移
動させることができるとともに、リアルタイムで
位置ずれの補正ができ、ECT画像再構成処理時
に余分な補正を行なわなくてすみ、再構成処理時
間を短縮することができるシンチカメラ回転型
ECT装置を提供することを目的とする。
(ニ) 構成 この考案によるシンチカメラ回転型ECT装置
は、シンチカメラと、該シンチカメラを保持する
アームと、該アームを回転させる回転機構と、該
回転機構に対する上記アームの角度を変える機構
と、この角度の変化量に応じて生じるシンチカメ
ラの位置ずれ量を計算する計算回路と、上記シン
チカメラから得られる位置信号に、該位置信号が
得られるその都度、上記位置ずれ量を加減算して
上記の位置信号の補正をリアルタイムで行なう加
減算回路とが備えられることが特徴となつてい
る。
(ホ) 実施例 以下、この考案の一実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。第2図において、シン
チカメラ1からは、被写体4(第1図参照)から
放射線が入射するごとに、その入射位置を表す位
置信号X,Yとアンブランク信号とが得られる。
これらの信号が加減算回路6を介してCPU7に
取り込まれる。CPU7はこれらデータを収集し、
記憶し、さらにこれらデータを用いてECT画像
再構成処理を行なう。また、CPU7は、制御回
路8を経てスタンド駆動回路9やベツド駆動回路
10を制御する。これによりシンチカメラ1を保
持するアーム2(第1図参照)が回転させられた
り、アーム2の揺動角度が変えられたりする。
ここで、アーム2のある回転角度においてアー
ム2が揺動させられてシンチカメラ1が第1図の
実線で示すように被写体4に近づいた状態とされ
たとする。このときシンチカメラ1は位置ずれの
ある状態で位置信号X,Yを出力している。とこ
ろで、この位置ずれ量ΔXは、シンチカメラ1を
保持するアーム2の回転が停止し、その角度にお
いてアーム2の揺動が行なわれれば定まり、その
位置ずれ量ΔXは、回転角度と揺動した角度量か
ら、CPU7が計算できる。そのためある角度で
シンチカメラ1の回転が止まり、その角度でシン
チカメラ1を被写体4に近づける動作が行なわ
れ、これが終了してシンチカメラ1が停止した時
点で、この位置ずれ量ΔXがただちに算出される
訳である。そこで、このようにして近づいた状態
で静止したシンチカメラ1から、放射線入射ごと
に位置信号X,Yおよびアンブランク信号が順次
得られる場合に、その位置信号の補正を、それが
得られる都度、加減算回路6において、位置信号
Xに位置ずれ量ΔXを加算または減算することに
よつて、リアルタイムで実行できることになる。
したがつて、CPU7に取り込まれるデータは
得られる毎にその都度リアルタイムで補正された
ものとなるので、シンチカメラ1が被写体4の周
囲を1回転してデータ収集が終了し、このデータ
を用いてECT画像再構成処理する場合に、収集
したデータをそのまま使え、再構成処理時間を短
縮することができる。
この実施例では、上記のように、シンチカメラ
1を保持するアーム2を回転させるとともにアー
ム2の揺動角度を変えることによつて、シンチカ
メラ1を被写体4の周囲の楕円軌道上に移動させ
るようにしている。そのため、通常のガンマカメ
ラ撮影装置の機構を何等変更せずに使用して上記
のような楕円軌道上でのシンチカメラ1の移動を
行なうことができる。その結果、きわめて簡単且
つ安価な機構でシンチカメラ1の楕円軌道上の移
動を実現できる。そして、このようなガンマカメ
ラ撮影装置のシンチカメラ保持機構を用いなが
ら、楕円軌道をとるときの位置ずれがデータ収集
時にリアルタイムで補正され、画像再構成時間の
短縮を図ることができるのである。
なお、上記ではシンチカメラ1が位置決めされ
る都度位置ずれ量ΔXを求めているが、予め軌道
が知れているときは各測定位置での位置ずれ量
ΔXも予め計算することができるので、この予め
求めた位置ずれ量ΔXにより補正するようにして
もよい。
また、上記では、ECT画像再構成を行なう場
合について述べたが、ECT画像再構成を行なう
場合以外に、通常のシンチレーシヨンイメージを
得る場合等においてシンチカメラを被写体に対し
て相対的に移動させたことによつて位置ずれが生
じたときでも、被写体の画像を表示画面の中央に
表示しておきたい場合に、同様の位置ずれ量の加
減算による補正を行なうことができて便利であ
る。
(ヘ) 効果 この考案のシンチカメラ回転型ECT装置によ
れば、通常のガンマカメラ撮影装置に用いられて
いるような簡単なシンチカメラ保持機構をそのま
ま用いても、シンチカメラを楕円軌道上に移動さ
せることができるとともに、そのときの位置信号
に含まれている位置ずれをリアルタイムで補正で
き、ECT画像再構成処理時に余分な補正を行な
わなくてすみ、再構成処理時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の通常のガンマカメラ撮影装置を
用いてシンチカメラの楕円軌道を実現するときの
動作を説明するための模式図、第2図はこの考案
の一実施例のブロツク図である。 1……シンチカメラ、2……アーム、3……ス
タンド、4……被写体、5……ベツド、6……加
減算回路、7……CPU、8……制御回路、9…
…スタンド駆動回路、10……ベツド駆動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シンチカメラと、該シンチカメラを保持するア
    ームと、該アームを回転させる回転機構と、該回
    転機構に対する上記アームの角度を変える機構
    と、この角度の変化量に応じて生じるシンチカメ
    ラの位置ずれ量を計算する計算回路と、上記シン
    チカメラから得られる位置信号に、該位置信号が
    得られるその都度、上記位置ずれ量を加減算して
    上記の位置信号の補正をリアルタイムで行なう加
    減算回路とを備えることを特徴とするシンチカメ
    ラ回転型ECT装置。
JP18531283U 1983-11-30 1983-11-30 シンチカメラ回転型ect装置 Granted JPS6092182U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18531283U JPS6092182U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 シンチカメラ回転型ect装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18531283U JPS6092182U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 シンチカメラ回転型ect装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6092182U JPS6092182U (ja) 1985-06-24
JPH0318955Y2 true JPH0318955Y2 (ja) 1991-04-22

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ID=30400564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18531283U Granted JPS6092182U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 シンチカメラ回転型ect装置

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JP (1) JPS6092182U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742873A (en) * 1980-08-28 1982-03-10 Toshiba Corp Emission ct

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742873A (en) * 1980-08-28 1982-03-10 Toshiba Corp Emission ct

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6092182U (ja) 1985-06-24

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