JPH0318785Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0318785Y2
JPH0318785Y2 JP1983161769U JP16176983U JPH0318785Y2 JP H0318785 Y2 JPH0318785 Y2 JP H0318785Y2 JP 1983161769 U JP1983161769 U JP 1983161769U JP 16176983 U JP16176983 U JP 16176983U JP H0318785 Y2 JPH0318785 Y2 JP H0318785Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
pair
pilot
passages
neutral position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983161769U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6069875U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16176983U priority Critical patent/JPS6069875U/ja
Publication of JPS6069875U publication Critical patent/JPS6069875U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0318785Y2 publication Critical patent/JPH0318785Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はカウンターバランス弁に関する。
従来、カウンターバランス弁のスプールが中立
位置から切換位置に移動するときには、該スプー
ルの移動速度を制限して緩慢に移動させカウンタ
ーバランス弁のハンチング発生を防止する一方、
スプールが切換位置から中立位置に移動するとき
には、該スプールの移動速度を制限せずに急速移
動させてカウンターバランス弁の応答性を良好に
する弁が種々提案され、例えば、特開昭55−
76266号公報に記載されたものが知られている。
このものは、スプールが中立位置から切換位置
に移動するときには、絞り孔によつて該スプール
の移動速度を制限する一方、スプールが切換位置
から中立位置に移動するときには、ダンピング室
内の負圧によつてブツシユを押え板から引離すこ
とにより、流体をダンピング室に小孔を介して供
給し、スプールを急速移動させるようにしたもの
である。
しかしながら、このようなものにあつては、移
動速度の2段切換えを行なうために、一対のブツ
シユが余分に必要となり、しかも各ブツシユに絞
り孔の他に小孔を形成しなければならないため、
構造が複雑になるとともに製作も面倒となり、全
体として高価になるという問題点がある。
この考案は前述の問題点に着目してなされたも
ので、構造が簡単でかつ安価でありながら、中立
位置から切換位置へはスプールを緩慢に、切換位
置から中立位置へはスプールを急速に移動させる
カウンターバランス弁を提供することを目的とし
ている。
このような目的は、ケーシングと、ケーシング
内に形成された一対のダンピング室と、ダンピン
グ室間のケーシング内に移動可能に収納されたス
プールと、スプールの両端面にそれぞれ当接する
ことができる一対の可動部材と、これら可動部材
をスプールに向かつて付勢する一対のスプリング
と、を備え、前記ケーシングに可動部材がスプー
ルの中立位置における端面より軸方向内方に移動
するのを規制する一対のストツパ部を形成し、さ
らに、スプール内にパイロツト圧を該スプールの
両端面に導く一対のパイロツト通路を形成すると
ともに各可動部材に前記パイロツト通路とダンピ
ング室とを連通する絞り手段を設けることにより
達成することができる。
この考案は以下のように作動する。すなわち、
スプールが中立位置から切換位置に移動する場合
には、例えば一方のパイロツト通路を通じてパイ
ロツト圧が一方の可動部材とスプールの一端面と
の間に導びかれ、スプールがこのパイロツト圧を
受けて他端方向に移動する。このとき、一方の可
動部材は一方のスプリングにより一方のストツパ
部に押し付けられ静止している。また、このと
き、他方のダンピング室内の流体はスプールの移
動により押し出されようとするが、他方の可動部
材は他方のスプリングによつてスプールの他端面
に押し付けられているため、前記流体は他方の可
動部材の絞り手段、他方のパイロツト通路を通じ
て排出される。このように、排出される流体は絞
り手段を流れるため、スプールの移動速度が制限
される。一方、スプールが切換位置、例えば、他
端限、から中立位置に戻る場合には、一方のパイ
ロツト通路内が低圧となる。これにより、スプー
ルは他方のスプリングに押されて一端方向に移動
し、このとき、スプールの一端面と一方の可動部
材との間の流体はパイロツト通路を通じて排出さ
れる。このときの流体は絞り手段を流れないの
で、スプールはその移動速度が制限されず、急速
移動する。
以下、この考案の第1実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図において、1は流体を加圧して吐出する
ポンプ、2は流体を貯溜するタンク、3は例えば
クローラ車両を駆動するモータである。ポンプ
1、タンク2とモータ3とは切換弁4が途中に設
けられた一対の給排路5,6によつて連結され、
この切換弁4とモータ3との間にはカウンターバ
ランス弁7が設置されている。このカウンターバ
ランス弁7はケーシング8を有し、このケーシン
グ8内にはモータ3側給排路5,6に接続された
通路9,10および切換弁4側給排路5,6に接
続された通路11,12が形成されている。これ
らの通路9,11間および10,12間にはポペ
ツト13、スプリング14および受け15からな
るチエツク弁16,17がそれぞれ介装されてい
る。ケーシング8の両端面には凹み18,19が
それぞれ形成され、この凹部18,19にはそれ
ぞれ有底円筒状でケーシング8の一部をなすカバ
ー20,21がねじ込まれている。前記凹み1
8,19の周壁およびカバー20,21の内壁に
より囲まれた空間は一対のダンピング室22,2
3を構成し、これらのダンピング室22,23は
ケーシング8内に位置している。これらのダンピ
ング室22,23間には、ダンピング室22,2
3同士を直線状に連通するスプール室24が形成
され、このスプール室24は前記通路9,10,
11,12を連通する。スプール室24には軸方
向に移動可能なスプール25が収納され、このス
プール25の両端面とダンピング室22,23と
の間にはスプール25の両端面にそれぞれ当接す
ることができる部材26,27が設けられてい
る。これらの可動部材26,27は、外端がカバ
ー20,21の底壁に内端が可動部材26,27
に係合するスプリング28,29によりスプール
25に向かつて付勢され、前記凹み18,19の
底壁により形成されたストツパ部30,31に当
接してスプール室24の両端開口を閉止する。そ
して、この実施例においては、前記ストツパ部3
0,31は中立位置におけるスプール25の両端
面と同一面上に位置し、この結果、可動部材2
6,27はスプール25の中立位置における両端
面より軸方向内方に移動するのが規制される。ス
プール25の中央部には一対の環状溝32,33
が形成されている。これらの環状溝32,33は
スプール25が中立位置のときには通路11,1
2に対向しているので、通路9,11と10,1
2とは遮断されているが、スプール25が軸方向
に移動すると、これらの環状溝32,33は通路
9,11又は通路10,12同士をそれぞれ連通
させる。また、スプール25の周面には複数対の
ノツチ34,35が形成されている。さらに、ス
プール25内には一対のパイロツト通路36,3
7が形成されている。これらのパイロツト通路3
6,37の一端は環状溝32,33に開口すると
ともにスプール25の復帰速度を適切な値に制限
する絞り38,39が設けられ、また、他端は両
端面にそれぞれ開口している。この結果、通路1
1,12の内圧、すなわちパイロツト圧、はパイ
ロツト通路36,37によりスプール25の両端
面に導びかれる。前記可動部材26,27には前
記パイロツト通路36,37とダンピング室2
2,23とを連通する絞り手段としての絞り通路
40,41が形成され、各絞り通路40,41は
途中に加工が容易な細孔42,43を有する。各
細孔42,43の通過面積は前記絞り38,39
の通過面積より小さい。
次に、この考案の一実施例の作用について説明
する。
今、切換弁4が切換位置に切り換えられてお
り、クローラ車両が平地を走行しているとする。
このとき、ポンプ1から吐出された流体は給排路
5、通路11、チエツク弁16、通路9を通じて
モータ3に流入している。また、このとき、パイ
ロツト通路36を通じて通路11の内圧(パイロ
ツト圧)がスプール25の一端面に導びかれ、ス
プール25がこのパイロツト圧を受けて他端限ま
で移動している。この結果、モータ3から流出し
た低圧流体は給排路6、通路10、環状溝33、
通路12を通じてタンク2に戻つている。この状
態において、クローラ車両が下り坂を走行する
と、モータ3が車両の慣性力によつて高速回転さ
れ、給排路5および通路9,11の内圧が低下す
る。これにより、スプール25はスプリング29
の弾性力により中立位置に向かつて移動し、これ
により、スプール25の一端面と可動部材26と
の間の流体はパイロツト通路36を通じて通路1
1に排出される。このスプール25の復帰動作に
よりモータ3とカウンターバランス弁7との間の
給排路6の内圧が上昇し、モータ3に背圧が作用
してブレーキ力が付与される。このとき、給排路
5および通路11,9にはポンプ1から流体が常
に供給されているので、給排路5および通路9,
11の内圧が再び上昇し、この結果、再び、パイ
ロツト通路36を通じて通路11の内圧(パイロ
ツト圧)がスプール25の一端面に導びかれる。
これにより、スプール25は一端面にパイロツト
圧を受けて他端方向に移動するが、可動部材26
はスプリング28によりストツパ部30に押し当
てられ静止しているので、スプール25の一端面
と可動部材26との間の空間に流体が流入する。
一方、スプール25の移動により、可動部材27
はスプリング29を圧縮しながらスプール25の
他端面に当接したまま移動する。この結果、ダン
ピング室23内の流体は、絞り通路41の細孔4
3、パイロツト通路37を通じて通路12に排出
される。このようにスプール25が中立位置から
切換位置まで移動する際には、流体が細孔43を
通じて排出されるため、スプール25はその移動
速度が制限される。そして、前述の作動はクロー
ラ車両が下り坂を走行している間に繰り返し行な
われるが、この際スプール25は中立位置から切
換位置に向かつて緩慢に移動するので、カウンタ
ーバランス弁7のハンチングが防止される。次
に、切換弁4を中立位置に切り換えると、給排
路5,6および通路11,12内がタンク圧とな
る。これにより、スプール25の一端面にタンク
圧が作用するようになり、スプール25は圧縮さ
れていたスプリング29の弾性力により一端方向
に移動する。このとき、スプール25の一端面と
可動部材26との間の流体はパイロツト通路3
6、絞り38を通じて通路11に排出されるが、
このとき、スプール25は絞り38によつて調節
された適切な急速復帰速度で中立位置まで移動す
る。この結果、モータ3は急速にその回転を停止
し、クローラ車両は迅速に制動される。
第2図はこの考案の第2実施例を示す図であ
る。この実施例においては、前記絞り通路40,
41は、細孔42,43の代りにダンピング室2
2,23からパイロツト通路36,37への流体
の流過のみを許容するチエツク弁45,46を有
しており、各チエツク弁45,46は、リング状
のスプリング受け47と、バルブボール48と、
スプリング49と、を有している。このようにチ
エツク弁45,46を用いると、細孔42,43
の場合には加工可能な径(ダンピング効果)に限
界があり、しかも、径が小さいと異物による目詰
まりが発生するおそれがあるが、このような限
界、問題はない。なお、他の構成、作用は第1実
施例と同様である。
第3図はこの考案の第3実施例を示す図であ
る。この実施例においては、内端にフランジ5
1,52を有しケーシング8の一部をなす円筒状
のストツパ部53,54が前記カバー20,21
の底壁に取り付けられ、このストツパ部53,5
4内に可動部材55,56が摺動可能に挿入され
ている。これらの可動部材55,56は、スプリ
ング57,58によつてスプール25に向かうよ
う付勢されているが、その外端にフランジ59,
60が形成されているため、フランジ51,52
にフランジ59,60が当接した位置で軸方向内
方に移動するのが規制されている。このとき、可
動部材55,56は中立位置におけるスプール2
5の端面より軸方向外側に位置しており、この結
果、中立位置におけるスプール25の端面と可動
部材55,56との間にはそれぞれ間隙61,6
2が形成される。また、この実施例においては、
カバー20,21の底壁と、ストツパ部53,5
4と、可動部材55,56とで囲まれた空間がダ
ンピング室63,64となり、このダンピング室
63,64は、可動部材55,56内に設けられ
たチエツク弁65,66を有する絞り手段として
の絞り通路67,68および前記間隙61,62
を介してパイロツト通路36,37に連通する。
なお、69,70はリテーナ、71,72は中立
復帰用スプリングである。この実施例では前述の
ように中立位置におけるスプール25の端面と可
動部材55,56との間に間隙61,62を形成
したため、第1、第2実施例においてはスプール
25が中立位置から切換位置に移動する際該スプ
ール25と端面と可動部材26,27が密着して
切離しに時間がかかるが、この実施例ではスプー
ル25は迅速に応答し、起動時における作動遅れ
の問題がなくなる。なお、他の構成、作用は第1
実施例とほぼ同様である。
以上説明したように、この考案によれば、構造
が簡単でかつ安価でありながら、中立位置から切
換位置へはスプールを緩慢に、切換位置から中立
位置へはスプールを急速に移動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す一部が記
号で表わされた断面図、第2図はこの考案の第2
実施例を示す一部が記号で表わされた断面図、第
3図はこの考案の第3実施例を示す一部が記号で
表わされた断面図である。 8……ケーシング、22,23,63,64…
…ダンピング室、25……スプール、26,2
7,55,56……可動部材、28,29,5
7,58……スプリング、30,31,53,5
4……ストツパ部、36,37……パイロツト通
路、40,41,67,68……絞り手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシングと、ケーシング内に形成された一
    対のダンピング室と、ダンピング室間のケーシ
    ング内に移動可能に収納されたスプールと、ス
    プールの両端面にそれぞれ当接することができ
    る一対の可動部材と、これら可動部材をスプー
    ルに向かつて付勢する一対のスプリングと、を
    備え、前記ケーシングに可動部材がスプールの
    中立位置における端面より軸方向内方に移動す
    るのを規制する一対のストツパ部を形成し、さ
    らに、スプール内にパイロツト圧を該スプール
    の両端面に導く一対のパイロツト通路を形成す
    るとともに各可動部材に前記パイロツト通路と
    ダンピング室とを連通する絞り手段を設けたこ
    とを特徴とするカウンターバランス弁。 (2) 前記絞り手段が細孔を有する実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のカウンターバランス弁。 (3) 前記絞り手段はダンピング室内の流体がパイ
    ロツト通路に向かつて流出するのを許容するチ
    エツク弁を有する実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のカウンターバランス弁。 (4) 前記ストツパ部は、可動部材が中立位置にお
    けるスプールの端面より軸方向外側に規制され
    るよう配置され、中立位置におけるスプールの
    端面と可動部材との間に間隙が形成されるよう
    にした実用新案登録請求の範囲第1項記載のカ
    ウンターバランス弁。
JP16176983U 1983-10-19 1983-10-19 カウンタ−バランス弁 Granted JPS6069875U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16176983U JPS6069875U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 カウンタ−バランス弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16176983U JPS6069875U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 カウンタ−バランス弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6069875U JPS6069875U (ja) 1985-05-17
JPH0318785Y2 true JPH0318785Y2 (ja) 1991-04-19

Family

ID=30355420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16176983U Granted JPS6069875U (ja) 1983-10-19 1983-10-19 カウンタ−バランス弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6069875U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916921A (ja) * 1972-06-08 1974-02-14
JPS5576266A (en) * 1978-11-29 1980-06-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd Counterbalancing valve

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916921A (ja) * 1972-06-08 1974-02-14
JPS5576266A (en) * 1978-11-29 1980-06-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd Counterbalancing valve

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6069875U (ja) 1985-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5097746A (en) Metering valve
US4253707A (en) Brake pressure control device
JP3337121B2 (ja) パイロット弁
JPS5973610A (ja) 油圧緩衝器
JPH0318785Y2 (ja)
JPH06173997A (ja) 緩衝ストッパー
JPS58142172U (ja) ブレ−キ液圧制御弁
JPH03229075A (ja) リリーフ機能付きカウンターバランス弁
JP2001108125A (ja) 弁装置
JPH0735122Y2 (ja) ショックレスバルブ
JPH10252804A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JPH0351521Y2 (ja)
JP2541713Y2 (ja) スプールバルブ
JP2524590B2 (ja) 流量制御弁
KR102651283B1 (ko) 완충기
JP2531884Y2 (ja) スプールバルブ
JP7371189B2 (ja) 油圧装置
JPS6046302B2 (ja) パイロツト切換弁のダンピング装置
JPH059571Y2 (ja)
JP2875613B2 (ja) 減圧弁型パイロツト弁
JPH0221658Y2 (ja)
JPH0792160B2 (ja) ソレノイドバルブ
JPS63176710A (ja) 能動型サスペンシヨン装置
JPS6124772Y2 (ja)
JPH0212321Y2 (ja)