JPH0318689A - ファン装置 - Google Patents
ファン装置Info
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- JPH0318689A JPH0318689A JP15316189A JP15316189A JPH0318689A JP H0318689 A JPH0318689 A JP H0318689A JP 15316189 A JP15316189 A JP 15316189A JP 15316189 A JP15316189 A JP 15316189A JP H0318689 A JPH0318689 A JP H0318689A
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- rotor
- fan
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- vibration
- casing
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Links
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、例えば空気調和機の室内機に内装されるク
ロスフローファン等のファン装置に関するものである。
ロスフローファン等のファン装置に関するものである。
(従来の技術)
上記のようなクロスフローファンの従来例として、例え
ば特開昭64−41696号公報記載のファン装置を挙
げることができる。その装置においては、垂直面とこの
垂直面の周縁から延びる円筒部とを有する略カップ状の
ケーシングを設け、上記円筒部の内周面に沿わせて永久
磁石を配設すると共に、上記垂直面の軸心位置に軸受を
圧入して、直流ブラシレスモー夕形式の電動機の回転子
を構或する一方、室内機のフレームに対して一端が固定
された固定軸の中途部に、複数の突極が径方向外方に放
射状に延びる構造の固定子を固着し、この固定軸を上記
回転子のケーシング内に通して、その先端側を上記軸受
に挿通させた組立状態とすることによって、上記固定軸
で回転子を回転自在に支持すると共に、回転子側の永久
磁石が上記固定子の外周を囲う位置に位置するようにな
されている。
ば特開昭64−41696号公報記載のファン装置を挙
げることができる。その装置においては、垂直面とこの
垂直面の周縁から延びる円筒部とを有する略カップ状の
ケーシングを設け、上記円筒部の内周面に沿わせて永久
磁石を配設すると共に、上記垂直面の軸心位置に軸受を
圧入して、直流ブラシレスモー夕形式の電動機の回転子
を構或する一方、室内機のフレームに対して一端が固定
された固定軸の中途部に、複数の突極が径方向外方に放
射状に延びる構造の固定子を固着し、この固定軸を上記
回転子のケーシング内に通して、その先端側を上記軸受
に挿通させた組立状態とすることによって、上記固定軸
で回転子を回転自在に支持すると共に、回転子側の永久
磁石が上記固定子の外周を囲う位置に位置するようにな
されている。
そして上記ケーシングの垂直面を、クロスフローファン
のファンロータの一方の側仮に防振ゴムを介して連結し
ている。
のファンロータの一方の側仮に防振ゴムを介して連結し
ている。
上記のように固定子における放射状に延びる突極の外周
を回転子の永久磁石が囲う構戒の電動機においては、周
方向に隣合う永久磁石の異極の境界付近に一つの突極が
位置するときに、この突極の先端部分を介して上記隣合
う異極間での漏洩磁束が増加し、このような漏洩磁束が
回転子の回転を停止させようとする力として作用するた
めに、いわゆるコギングによる回転むらが回転子に生じ
る。このような回転子での回転むらはファンロー夕での
振動や騒音の発生要因となることから、上記従来装置に
おいては、回転子からの回転力を防・振ゴムを介してフ
ァンロータに伝達する構或とすることによって、回転む
らを上記防振ゴムで吸収し、これによりファンロータに
おける振動や騒音の低減を図るようになされている. (発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来装置においては、ファンロー夕の
軸心位置決めが上記防振ゴムを介して行われる構或でも
あり、このためファンロー夕の重心位置が回転中心から
ずれた場合に生じる遠心力に対しても上記防振ゴムにお
ける変形を生じ、この結果、ファンロー夕に径方向の振
れを生じた回転状態となって、これによる振動や騒音が
発生するという問題があった。
を回転子の永久磁石が囲う構戒の電動機においては、周
方向に隣合う永久磁石の異極の境界付近に一つの突極が
位置するときに、この突極の先端部分を介して上記隣合
う異極間での漏洩磁束が増加し、このような漏洩磁束が
回転子の回転を停止させようとする力として作用するた
めに、いわゆるコギングによる回転むらが回転子に生じ
る。このような回転子での回転むらはファンロー夕での
振動や騒音の発生要因となることから、上記従来装置に
おいては、回転子からの回転力を防・振ゴムを介してフ
ァンロータに伝達する構或とすることによって、回転む
らを上記防振ゴムで吸収し、これによりファンロータに
おける振動や騒音の低減を図るようになされている. (発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来装置においては、ファンロー夕の
軸心位置決めが上記防振ゴムを介して行われる構或でも
あり、このためファンロー夕の重心位置が回転中心から
ずれた場合に生じる遠心力に対しても上記防振ゴムにお
ける変形を生じ、この結果、ファンロー夕に径方向の振
れを生じた回転状態となって、これによる振動や騒音が
発生するという問題があった。
゛ この発明は上記に鑑みなされたものであって、その
目的は、ファンロー夕における振動や騒音を低減し得る
ファン装置を提供することにある。
目的は、ファンロー夕における振動や騒音を低減し得る
ファン装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
そこでこの発明のファン装置は、ファンロータlの側板
2に、この側#1i2と軸方向に対向して位置する回転
子3のケーシング5から回転力を伝達すべく構成して成
るファン装置であって、上記ケーシング5及び側板2の
各軸心位置にそれぞれ取着した第1、第2軸受10、l
3に固定軸24を挿通して上記ファンロータ1と回転子
3とを回転自在に支持すると共に、軸心から離れた位置
で弾性体より成る連結部材56を介して上記ケーシング
5と側板2とを連結している。
2に、この側#1i2と軸方向に対向して位置する回転
子3のケーシング5から回転力を伝達すべく構成して成
るファン装置であって、上記ケーシング5及び側板2の
各軸心位置にそれぞれ取着した第1、第2軸受10、l
3に固定軸24を挿通して上記ファンロータ1と回転子
3とを回転自在に支持すると共に、軸心から離れた位置
で弾性体より成る連結部材56を介して上記ケーシング
5と側板2とを連結している。
(作用)
上記構或のファン装置においては、回転子3からの回転
力は、その回転むらが弾性体より成る連結部材56で低
減された後、ファンロータ1に伝達される。そして上記
ファンロータ1は、その側板2に取着されている第2軸
受13に固定軸24を挿通させることによって、弾性体
を介さずに、軸心位置決めを与える回転支持構造となさ
れているので、径方向の振れを卯えた回転駆動を行うこ
とができる。
力は、その回転むらが弾性体より成る連結部材56で低
減された後、ファンロータ1に伝達される。そして上記
ファンロータ1は、その側板2に取着されている第2軸
受13に固定軸24を挿通させることによって、弾性体
を介さずに、軸心位置決めを与える回転支持構造となさ
れているので、径方向の振れを卯えた回転駆動を行うこ
とができる。
(実施例)
次にこの発明のファン装置の具体的な実施例について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図及び第1a図は、この発明の一実施例におけるフ
ァン装置の要部組立断面図であり、空気調和機の室内機
に内装されたクロスフローファンのファンロータlの一
方の側板2側の構戒を示している。同図において、3は
、直流ブラシレスモー夕形式の電動機の回転子、4は固
定子であって、上記回転子3の略カップ状のケーシング
5には、その円筒部6の内周面に沿って、異方性フエラ
イトより戒る4個の円弧状永久磁石7・・7が周状に配
設されている。また上記ケーシング5におけるファンロ
ータ1側の垂直面8の軸心側は、反ファンロータl側に
曲げ戒形されて円筒状の第1軸受収納部9として形戒さ
れ、この第l軸受収納部9内に第1軸受10が圧入され
ている。一方、上記側板2の軸心側には軸受ケース11
が取着され、この軸受ケースl1の軸心位置に形戒され
ている凹部形状の第2軸受収納部12内に、第2軸受l
3が圧入されている。そして上記構戒の回転子3を、軸
心から径方向に離れた位置で自在継手14・・14を介
して側板2に連結しているが、その連結構造については
後で説明する。
ァン装置の要部組立断面図であり、空気調和機の室内機
に内装されたクロスフローファンのファンロータlの一
方の側板2側の構戒を示している。同図において、3は
、直流ブラシレスモー夕形式の電動機の回転子、4は固
定子であって、上記回転子3の略カップ状のケーシング
5には、その円筒部6の内周面に沿って、異方性フエラ
イトより戒る4個の円弧状永久磁石7・・7が周状に配
設されている。また上記ケーシング5におけるファンロ
ータ1側の垂直面8の軸心側は、反ファンロータl側に
曲げ戒形されて円筒状の第1軸受収納部9として形戒さ
れ、この第l軸受収納部9内に第1軸受10が圧入され
ている。一方、上記側板2の軸心側には軸受ケース11
が取着され、この軸受ケースl1の軸心位置に形戒され
ている凹部形状の第2軸受収納部12内に、第2軸受l
3が圧入されている。そして上記構戒の回転子3を、軸
心から径方向に離れた位置で自在継手14・・14を介
して側板2に連結しているが、その連結構造については
後で説明する。
一方、同図において20はエンドブラケットであって、
このエンドブラケット20は、垂直面21と、この垂直
面21の周縁から、ファンロータl側に延びる中空円筒
状の固定取付面22、及び反ファンロータ側に延びる短
寸の囲壁23とから構成されており、上記垂直面21の
中央部に、ファンロータ1側に延びる固定軸24が立設
されている。そしてこの固定軸24の先端側を、上記第
1軸受10と第2軸受l3とに挿通した組立状態とする
ことによって、上記固定軸24で回転子3とファンロー
タlとをそれぞれ回転自在に支持すると共に、上記固定
取付面22に囲繞される空間内に回転子3を位置させ、
そして第1図及び第2図に示すように、回転子3の永久
磁石7・・7が、上記固定軸24の中途部に取付けられ
ている前記固定子4の外周を囲う構或となされている。
このエンドブラケット20は、垂直面21と、この垂直
面21の周縁から、ファンロータl側に延びる中空円筒
状の固定取付面22、及び反ファンロータ側に延びる短
寸の囲壁23とから構成されており、上記垂直面21の
中央部に、ファンロータ1側に延びる固定軸24が立設
されている。そしてこの固定軸24の先端側を、上記第
1軸受10と第2軸受l3とに挿通した組立状態とする
ことによって、上記固定軸24で回転子3とファンロー
タlとをそれぞれ回転自在に支持すると共に、上記固定
取付面22に囲繞される空間内に回転子3を位置させ、
そして第1図及び第2図に示すように、回転子3の永久
磁石7・・7が、上記固定軸24の中途部に取付けられ
ている前記固定子4の外周を囲う構或となされている。
なお上記固定子4の固定軸24への取付構造についても
後で説明する。
後で説明する。
上記エンドプラケッl−20は、第1図のように、室内
機のフレーム26に固着されている下側固定ケース27
と、これにねし締結された上側固定ケース28とから成
る固定ケーシング29内に、上記固定取付面22と囲壁
23との外周に合或ゴムより成る防振部材25を巻装し
た状態で収納され、この防振部材25を介して上記ねじ
締結力による押圧力を作用させた固定組立状態となされ
ている。
機のフレーム26に固着されている下側固定ケース27
と、これにねし締結された上側固定ケース28とから成
る固定ケーシング29内に、上記固定取付面22と囲壁
23との外周に合或ゴムより成る防振部材25を巻装し
た状態で収納され、この防振部材25を介して上記ねじ
締結力による押圧力を作用させた固定組立状態となされ
ている。
なお上記囲壁23で囲われた軸心側の空間内には、直流
ブラシレスモー夕の制御回路を有する回路基板30が配
設されている。この回路基板30には、上記垂直面2l
を貫通して固定子4側へと延びるホール素子31や、パ
ワートランジスタ32・・32の他、図示してはいない
が、コンデンサ、抵抗、制御IC等の電子部品がマウン
トされている。また発熱量の大きなパワートランジスタ
32はその放熱面を上記垂直面21に密着させた取付け
として、エンドブラケット20がパワートランジスタ3
2の放熱板としても機能するように構成されている。
ブラシレスモー夕の制御回路を有する回路基板30が配
設されている。この回路基板30には、上記垂直面2l
を貫通して固定子4側へと延びるホール素子31や、パ
ワートランジスタ32・・32の他、図示してはいない
が、コンデンサ、抵抗、制御IC等の電子部品がマウン
トされている。また発熱量の大きなパワートランジスタ
32はその放熱面を上記垂直面21に密着させた取付け
として、エンドブラケット20がパワートランジスタ3
2の放熱板としても機能するように構成されている。
次に前記固定軸24への固定子4の取付構造について説
明する。
明する。
上記固定軸24は、ほぼ全長に渡って、前記第1、第2
軸受10、l3に嵌挿される軸径で構成されているが、
その後端(第1図において右端)側には、この固定軸2
4を前記エンドブラケット20の垂直面21に固定する
ための雌ネジが穿設されている取付用鍔部35が、また
軸方向中間位置には、回転子3と固定子4との軸方向の
相対位置を規制するため第l軸受10の内輪右端面に当
接する固定用鍔部36がそれぞれ形威されている。
軸受10、l3に嵌挿される軸径で構成されているが、
その後端(第1図において右端)側には、この固定軸2
4を前記エンドブラケット20の垂直面21に固定する
ための雌ネジが穿設されている取付用鍔部35が、また
軸方向中間位置には、回転子3と固定子4との軸方向の
相対位置を規制するため第l軸受10の内輪右端面に当
接する固定用鍔部36がそれぞれ形威されている。
そして固定軸24における上記各鍔部35、36間に、
合或ゴム等の弾性体より成る第1防振リング37が巻装
され、この第1防振リング37の外周に上記固定子4を
外嵌させることによって、固定軸24への上記固定子4
の固定取付けが行われている。なお上記第1防振リング
37の左端側に上記固定子4の左端面に当接する径大部
を設けると共に、この第1防振リング37の左端面を上
記固定用鍔部36に当接させた位置での上記固定子4の
右端面と、上記取付用鍔部35との間の空間部に、合成
ゴム等の弾性体より戒る第2防振リング38を嵌入し、
これによりこの第2防振リング3日と上記第1防振リン
グ37の左端径大部とで上記固定子4を軸方向にも扶持
する構或として、固定軸24に対する固定子4の軸方向
相対位置の位置決めも、第11第2防振リング37、3
日の弾性部材を介して行っている。
合或ゴム等の弾性体より成る第1防振リング37が巻装
され、この第1防振リング37の外周に上記固定子4を
外嵌させることによって、固定軸24への上記固定子4
の固定取付けが行われている。なお上記第1防振リング
37の左端側に上記固定子4の左端面に当接する径大部
を設けると共に、この第1防振リング37の左端面を上
記固定用鍔部36に当接させた位置での上記固定子4の
右端面と、上記取付用鍔部35との間の空間部に、合成
ゴム等の弾性体より戒る第2防振リング38を嵌入し、
これによりこの第2防振リング3日と上記第1防振リン
グ37の左端径大部とで上記固定子4を軸方向にも扶持
する構或として、固定軸24に対する固定子4の軸方向
相対位置の位置決めも、第11第2防振リング37、3
日の弾性部材を介して行っている。
第3図及び第4図に、それぞれ上記第1、第2防振リン
グ37、3日の斜視図を示しており、これらは、それぞ
れ組立作業を容易に行い得るようにするために、軸心を
含む面で2つ割りにされた2分割構或となされている。
グ37、3日の斜視図を示しており、これらは、それぞ
れ組立作業を容易に行い得るようにするために、軸心を
含む面で2つ割りにされた2分割構或となされている。
すなわち固定子4を固定軸24における上記各鍔部35
、36間の軸方向位置に位置させた状態で、固定子4の
軸心貫通孔の内周面と固定軸24との間の配設空間に、
上記第1防振リング37を固定用鍔部36側から押込ん
で組付け、次いで固定子4の右端面と取付用鍔部35と
の間に、第2防振リング38を、径方向外方から押込む
作業によって組付ける。なお上記第2防振リング38の
右端面には、第4図のように、ネジ嵌人穴3つ・・39
が穿設されており、第1図に示すように、固定軸24の
取付用鍔部35をエンドブラケット20の垂直面21に
ネジ締結する際の固定ネジの突出部が、上記ネジ嵌入穴
39・・39内に嵌人する構或とすることによって、第
2防振リング38の径方向外方への抜脱を防止するよう
になされている。
、36間の軸方向位置に位置させた状態で、固定子4の
軸心貫通孔の内周面と固定軸24との間の配設空間に、
上記第1防振リング37を固定用鍔部36側から押込ん
で組付け、次いで固定子4の右端面と取付用鍔部35と
の間に、第2防振リング38を、径方向外方から押込む
作業によって組付ける。なお上記第2防振リング38の
右端面には、第4図のように、ネジ嵌人穴3つ・・39
が穿設されており、第1図に示すように、固定軸24の
取付用鍔部35をエンドブラケット20の垂直面21に
ネジ締結する際の固定ネジの突出部が、上記ネジ嵌入穴
39・・39内に嵌人する構或とすることによって、第
2防振リング38の径方向外方への抜脱を防止するよう
になされている。
次に前記回転子3側の構或について、初めに永久磁石7
の取付け構造から説明する。
の取付け構造から説明する。
第5図及び第6図に、上記回転子3のケーシング5の形
状を示しており、このケーシング5の垂直面8には、外
周側の円周上4等分点の位置に弓状係止片41・・41
が、また各弓状係止片41、41間の円周上各2箇所の
位置に短寸の爪状突起42・・42が、それぞれ上記垂
直面8から開口端側に局部的に切起すことによって形威
されている。4個の円弧状永久磁石7・・7は、第2図
に示すように、上記弓状係止片41・・4l間にそれぞ
れ組付けられている。このとき各永久磁石7の周方向端
面における径方向から傾斜する傾斜面43に、各弓状係
止片4l・・4lがそれぞれ径方向内方への撓み変形を
生じて当接し、その弾性反力が、各永久磁石7を円筒部
6の内周面に密着させる径方向、及び周方向の固定力と
して作用する組付状態となっている。一方、第1図に示
すように、各永久磁石7の左端面を上記各爪状突起42
・・42の先端に当接させた状態で、さらにケーシング
5の外周に筒状の蓋体44を外嵌させて固着する。この
蓋体44の右端には、各永久磁石7の右端面の外周側を
全周に渡ってわずかに覆う径方向内方への曲げ戒形部が
形或されており、この曲げ戒形部と上記爪状突起42と
で各永久磁石7を軸方向に扶持した固定が行われている
。
状を示しており、このケーシング5の垂直面8には、外
周側の円周上4等分点の位置に弓状係止片41・・41
が、また各弓状係止片41、41間の円周上各2箇所の
位置に短寸の爪状突起42・・42が、それぞれ上記垂
直面8から開口端側に局部的に切起すことによって形威
されている。4個の円弧状永久磁石7・・7は、第2図
に示すように、上記弓状係止片41・・4l間にそれぞ
れ組付けられている。このとき各永久磁石7の周方向端
面における径方向から傾斜する傾斜面43に、各弓状係
止片4l・・4lがそれぞれ径方向内方への撓み変形を
生じて当接し、その弾性反力が、各永久磁石7を円筒部
6の内周面に密着させる径方向、及び周方向の固定力と
して作用する組付状態となっている。一方、第1図に示
すように、各永久磁石7の左端面を上記各爪状突起42
・・42の先端に当接させた状態で、さらにケーシング
5の外周に筒状の蓋体44を外嵌させて固着する。この
蓋体44の右端には、各永久磁石7の右端面の外周側を
全周に渡ってわずかに覆う径方向内方への曲げ戒形部が
形或されており、この曲げ戒形部と上記爪状突起42と
で各永久磁石7を軸方向に扶持した固定が行われている
。
上記のように永久磁石7の組付けを行い、さらに、前記
第1軸受10をケーシング5の軸心位置の第1軸受収納
部9に圧入して構成した回転子3を、前記側板2に連結
するために、上記ケーシング5の垂直面8には、第5図
のように、第l軸受収納部9の外方の円周上4等分点の
位置に、それぞれ取付穴45・・45が穿設されている
。
第1軸受10をケーシング5の軸心位置の第1軸受収納
部9に圧入して構成した回転子3を、前記側板2に連結
するために、上記ケーシング5の垂直面8には、第5図
のように、第l軸受収納部9の外方の円周上4等分点の
位置に、それぞれ取付穴45・・45が穿設されている
。
上記各取付穴45・・45には、第1図のように、それ
ぞれ前記自在継手l4が取付けられる。
ぞれ前記自在継手l4が取付けられる。
この自在継手l4は、同図に付記した拡大断面図Aに示
すように、上記取付穴45に挿通される取付ネジ51,
この取付ネジ51に外嵌される合戒樹脂製の継手筒52
及びワッシャ53、これらの継手筒52とワッシャ53
とを挟んで上記取付ネジ51に螺着されるナット54、
上記継手筒52におけるケーシング5側−の径大部55
とワッシャ53との間で、上記継手筒52における径小
部外周に巻装される合或ゴム等の弾性体より成る継手防
振ゴム(連結部材)56から構成されている。
すように、上記取付穴45に挿通される取付ネジ51,
この取付ネジ51に外嵌される合戒樹脂製の継手筒52
及びワッシャ53、これらの継手筒52とワッシャ53
とを挟んで上記取付ネジ51に螺着されるナット54、
上記継手筒52におけるケーシング5側−の径大部55
とワッシャ53との間で、上記継手筒52における径小
部外周に巻装される合或ゴム等の弾性体より成る継手防
振ゴム(連結部材)56から構成されている。
そしてこの継手防振ゴム56の外周に形威されている周
方向溝57内に、側板2の軸心側端部が嵌人した組立て
を行って、回転子3を側板2に連結している。なお側板
2の軸心側に配設されると共に、第2軸受13を収納す
る前記軸受ケース11には、上記各自在継手l4・・1
4が挿通する挿通穴58・・58が穿設されており、こ
の挿通穴58・・58よりも外周側の領域で、上記軸受
ケース1lは側板2に接着により固着されている。
方向溝57内に、側板2の軸心側端部が嵌人した組立て
を行って、回転子3を側板2に連結している。なお側板
2の軸心側に配設されると共に、第2軸受13を収納す
る前記軸受ケース11には、上記各自在継手l4・・1
4が挿通する挿通穴58・・58が穿設されており、こ
の挿通穴58・・58よりも外周側の領域で、上記軸受
ケース1lは側板2に接着により固着されている。
第7図には上記継手防振ゴム56、第8図及び第9図に
は上記軸受ケース1l、また第10図及び第1l図には
上記側板2の各形状をそれぞれ示しており、これらの図
を参照して、上記連結構造の組立手順について次に説明
する。
は上記軸受ケース1l、また第10図及び第1l図には
上記側板2の各形状をそれぞれ示しており、これらの図
を参照して、上記連結構造の組立手順について次に説明
する。
上記継手防振ゴム56は、第7図のように、軸心を含む
面で2つ割りして別体となされた外周側防振ゴム61と
軸心側防振ゴム62とで構成されている。外周側防振ゴ
ム61は、軸方向中間領域の係止円筒部63を挟んで両
端に径大の半円鍔状部64、65を有する形状として、
係止円筒部63の外方を、前記側板2の軸心側端部が嵌
入する周方向溝57として構成している。なお上記軸心
側防振ゴム62の外周形状は、その全長に渡って上記係
止円筒部63と同寸の円筒面となされている。
面で2つ割りして別体となされた外周側防振ゴム61と
軸心側防振ゴム62とで構成されている。外周側防振ゴ
ム61は、軸方向中間領域の係止円筒部63を挟んで両
端に径大の半円鍔状部64、65を有する形状として、
係止円筒部63の外方を、前記側板2の軸心側端部が嵌
入する周方向溝57として構成している。なお上記軸心
側防振ゴム62の外周形状は、その全長に渡って上記係
止円筒部63と同寸の円筒面となされている。
一方、軸受ケース11には、第8図及び第9図に示すよ
うに、回転子3のケーシング5に組付けられた4個の上
記継手防振ゴム56・・56がそれぞれ軸方向に挿通す
る挿通穴58・・58が穿設されている。これらの挿通
穴58・・58は、軸心側が上記軸心側防振ゴム62の
外周面の径に対応する径小半円に沿う形状、また外周側
が上記外周側防振ゴム6lの半円鍔状部64、65にお
ける外周面の径に対応する径大半円に沿う形状でそれぞ
れ形成されている。なお上記軸受ケース11には、第8
図のように、図において左方へと突出する嵌入部66が
形威されており、この嵌入部66の外周面上に上記各挿
通穴58の中心点かほぼ位置する形状となされている。
うに、回転子3のケーシング5に組付けられた4個の上
記継手防振ゴム56・・56がそれぞれ軸方向に挿通す
る挿通穴58・・58が穿設されている。これらの挿通
穴58・・58は、軸心側が上記軸心側防振ゴム62の
外周面の径に対応する径小半円に沿う形状、また外周側
が上記外周側防振ゴム6lの半円鍔状部64、65にお
ける外周面の径に対応する径大半円に沿う形状でそれぞ
れ形成されている。なお上記軸受ケース11には、第8
図のように、図において左方へと突出する嵌入部66が
形威されており、この嵌入部66の外周面上に上記各挿
通穴58の中心点かほぼ位置する形状となされている。
そして前記側板2には、第10図及び第11図のように
、その軸心位置に、上記嵌入部66が嵌入する軸心穴6
7が形威されている。そしてこの軸心穴67の周上4箇
所に、径方向外方へと凹入する凹入周縁が形威されてお
り、この凹入周縁は、上記外周側防振ゴム61の半円鍔
状部64、65における外周面と略同一径の半円に沿う
挿通縁部68と、この挿通縁部68の中心点位置をファ
ンロータlの回転駆動方向に所定の角度(例えばIS度
)ずらした点を中心とし、半径が上記外周側防振ゴム6
1における径小の係止円筒部63の外周面と同一の円に
沿う係止縁部69とを連ねた形状となされている。
、その軸心位置に、上記嵌入部66が嵌入する軸心穴6
7が形威されている。そしてこの軸心穴67の周上4箇
所に、径方向外方へと凹入する凹入周縁が形威されてお
り、この凹入周縁は、上記外周側防振ゴム61の半円鍔
状部64、65における外周面と略同一径の半円に沿う
挿通縁部68と、この挿通縁部68の中心点位置をファ
ンロータlの回転駆動方向に所定の角度(例えばIS度
)ずらした点を中心とし、半径が上記外周側防振ゴム6
1における径小の係止円筒部63の外周面と同一の円に
沿う係止縁部69とを連ねた形状となされている。
上記構或の自在継手14及び軸受ケース11を介して回
転子3を側板2に連結する組立作業は、以下のように行
われる。
転子3を側板2に連結する組立作業は、以下のように行
われる。
まず軸受ケース11における細心位置の第2軸受収納部
l2に前記第2軸受13を圧入した後、この軸受ケース
1lの各挿通穴58・・58に、継手防振ゴム56をそ
れぞれ嵌拝する。次いで各継手防振ゴム56に継手筒5
2をそれぞれ挿入した後、前記取付ネジ51、ワッシャ
53、ナット54によって、各継手筒52を回転子3の
ケーシング5に固定する。そして上記軸受ケース11の
嵌入部66よりも外方における側板2例の面に接着剤を
塗布した後、各継手防振ゴム56・・56の周方向位置
を側板2の軸心穴67における各挿通縁部68の位置に
合わせて、軸受ケースl1の嵌入部66を側板2の軸心
穴67に嵌挿していき、各継手防振ゴム56の外周側防
振ゴム61における係止円筒部63の外方位置に側板2
が位置したときに、上記係止円筒部63が側板2の係止
縁部69に当接するように周方向に回転させ、この位置
で軸受ケース11を側板2に固着する。これにより側板
2は、係止縁部69の軸方向両端に外周側防振ゴム6l
における半円鍔状部64、65が位置することとなって
、軸方向の移動が規制された連結状態となり、また回転
子3からの回転力は、上記係止縁部69に当接した外周
側防振ゴム61における係止円筒部63を介して側板2
に伝達される。なお後述する回転駆動時における各継手
防振ゴム56の防振性能の低下を抑えるために、上記の
組立状態では、各継手防振ゴム56に初期変形を殆ど生
じさせない構戊としている。すなわち継手防振ゴム56
とこれが嵌挿される軸受ケース11の挿通穴58との間
、及び継手防振ゴム56における周方向溝57とこれに
嵌入する側板2の軸心側端部との間には、それぞれ遊嵌
状態の組付けとなる寸法関係を与えると共に、継手防振
ゴム56の軸長は継手筒52における径小部よりも若干
小さな寸法として構成している。
l2に前記第2軸受13を圧入した後、この軸受ケース
1lの各挿通穴58・・58に、継手防振ゴム56をそ
れぞれ嵌拝する。次いで各継手防振ゴム56に継手筒5
2をそれぞれ挿入した後、前記取付ネジ51、ワッシャ
53、ナット54によって、各継手筒52を回転子3の
ケーシング5に固定する。そして上記軸受ケース11の
嵌入部66よりも外方における側板2例の面に接着剤を
塗布した後、各継手防振ゴム56・・56の周方向位置
を側板2の軸心穴67における各挿通縁部68の位置に
合わせて、軸受ケースl1の嵌入部66を側板2の軸心
穴67に嵌挿していき、各継手防振ゴム56の外周側防
振ゴム61における係止円筒部63の外方位置に側板2
が位置したときに、上記係止円筒部63が側板2の係止
縁部69に当接するように周方向に回転させ、この位置
で軸受ケース11を側板2に固着する。これにより側板
2は、係止縁部69の軸方向両端に外周側防振ゴム6l
における半円鍔状部64、65が位置することとなって
、軸方向の移動が規制された連結状態となり、また回転
子3からの回転力は、上記係止縁部69に当接した外周
側防振ゴム61における係止円筒部63を介して側板2
に伝達される。なお後述する回転駆動時における各継手
防振ゴム56の防振性能の低下を抑えるために、上記の
組立状態では、各継手防振ゴム56に初期変形を殆ど生
じさせない構戊としている。すなわち継手防振ゴム56
とこれが嵌挿される軸受ケース11の挿通穴58との間
、及び継手防振ゴム56における周方向溝57とこれに
嵌入する側板2の軸心側端部との間には、それぞれ遊嵌
状態の組付けとなる寸法関係を与えると共に、継手防振
ゴム56の軸長は継手筒52における径小部よりも若干
小さな寸法として構成している。
上記のように側板2に回転子3を連結した後、前記固定
軸24の先端側を第1、第2軸受10、13に挿通させ
る組立てが行われ、ファンロータ1と回転子3とは、軸
心を合わせてそれぞれ個別に回転自在に支持され、そし
て回転子3がらの回転力は、軸心から離れた箇所で、自
在継手14・・14を介してファンロータlに伝達され
る。
軸24の先端側を第1、第2軸受10、13に挿通させ
る組立てが行われ、ファンロータ1と回転子3とは、軸
心を合わせてそれぞれ個別に回転自在に支持され、そし
て回転子3がらの回転力は、軸心から離れた箇所で、自
在継手14・・14を介してファンロータlに伝達され
る。
なお第12図には、上記ファンロータ1における上記側
板2とは反対側の側板(以下、左側板という)81側の
室内機内での取付構造を示している。図のように、上記
左側板81の軸心位置に立設されている回転軸82を、
室内機のフレーム26に取着されている軸受83に挿通
させることによって、上記左側板81側の取付けが行わ
れている。そして上記ファンロータ1に回転振れが生し
る場合のフレーム26への振動の伝播を防止するために
、上記軸受83は、フレーム26の取付穴に圧入されて
いる合成ゴム等の弾性体より戒る軸受外体84内に装着
すると共に、上記軸受外体84内の球面座に沿って摺動
自在に、球状外周面を有する上記軸受83を装着した構
或となされている。
板2とは反対側の側板(以下、左側板という)81側の
室内機内での取付構造を示している。図のように、上記
左側板81の軸心位置に立設されている回転軸82を、
室内機のフレーム26に取着されている軸受83に挿通
させることによって、上記左側板81側の取付けが行わ
れている。そして上記ファンロータ1に回転振れが生し
る場合のフレーム26への振動の伝播を防止するために
、上記軸受83は、フレーム26の取付穴に圧入されて
いる合成ゴム等の弾性体より戒る軸受外体84内に装着
すると共に、上記軸受外体84内の球面座に沿って摺動
自在に、球状外周面を有する上記軸受83を装着した構
或となされている。
次に上記構成のファン装置の作動状態について説明する
。
。
前記ホール素子31は、第2図に示すように、固定子4
における周方向に隣合う3つの突極の先端部側にそれぞ
れ配置されており、これらのホール素子31・31によ
って、回転子3の回転位置に応じた各永久磁石7による
磁場の変化が検出される。そしてその検出信号を受けて
、所定のタイ旦ングで前記制御ICにより駆動信号が発
生され、これにより上記固定子4の6つの突極にそれぞ
れ巻装されているコイル70・・70への通電が周期的
に制御されて固定子4側に回転磁界が発生される。この
回転磁界によって回転子3が回転駆動され、この回転子
3の回転がファンロータ1に伝達される。
における周方向に隣合う3つの突極の先端部側にそれぞ
れ配置されており、これらのホール素子31・31によ
って、回転子3の回転位置に応じた各永久磁石7による
磁場の変化が検出される。そしてその検出信号を受けて
、所定のタイ旦ングで前記制御ICにより駆動信号が発
生され、これにより上記固定子4の6つの突極にそれぞ
れ巻装されているコイル70・・70への通電が周期的
に制御されて固定子4側に回転磁界が発生される。この
回転磁界によって回転子3が回転駆動され、この回転子
3の回転がファンロータ1に伝達される。
ところで、例えば第2図のように、固定子4における放
射状に延びる突極の外周を回転子3が囲う構成の電動機
においては、周方向に隣合う永久磁石7、7の境界付近
に一つの突極が位置するときに、この突極の先端部分を
介して、上記隣合う異極の永久磁石7、7間での漏洩磁
束を生じ、このような漏洩磁束が回転子3の回転を停止
させようとする力として作用するために、いわゆるコギ
ングによる回転むらが回転子3に生じる。また上記コイ
ル70・・70に例えば矩形波の電圧を印加する場合等
の通電波形に起因するコギングが生じる場合もある。そ
してこのような回転子3におけるコギングを伴う回転力
がファンロータ1にそのまま伝達されて、ファンロータ
1で大きな振動や騒音を生じることを低減するために、
上記実施例においては、弾性体より成る継手防振ゴム5
6を有する自在継手14を介して回転子3のケーシング
5にファンロータ1の側板2を連結し、回転子3におけ
るコギングによる脈動トルクを上記継手防振ゴム56で
吸収した後の回転力を上記ファンロータ1に伝達する構
或としている。そして、この回転力の伝達構造とは別に
、側板2の軸心位置に配設した第2軸受13に固定軸2
4を挿通させることによって、弾性体を介さずに上記フ
ァンロータ1の軸心位置決めを与える回転支持を行って
いる。この結果、前記従来装置において生じていた径方
向の振れを生じさせることなく、回転むらの低減された
スムーズなファンロータ1の回転駆動が行われ、低振動
、低騒音の運転をなし得る室内機として構成されている
。
射状に延びる突極の外周を回転子3が囲う構成の電動機
においては、周方向に隣合う永久磁石7、7の境界付近
に一つの突極が位置するときに、この突極の先端部分を
介して、上記隣合う異極の永久磁石7、7間での漏洩磁
束を生じ、このような漏洩磁束が回転子3の回転を停止
させようとする力として作用するために、いわゆるコギ
ングによる回転むらが回転子3に生じる。また上記コイ
ル70・・70に例えば矩形波の電圧を印加する場合等
の通電波形に起因するコギングが生じる場合もある。そ
してこのような回転子3におけるコギングを伴う回転力
がファンロータ1にそのまま伝達されて、ファンロータ
1で大きな振動や騒音を生じることを低減するために、
上記実施例においては、弾性体より成る継手防振ゴム5
6を有する自在継手14を介して回転子3のケーシング
5にファンロータ1の側板2を連結し、回転子3におけ
るコギングによる脈動トルクを上記継手防振ゴム56で
吸収した後の回転力を上記ファンロータ1に伝達する構
或としている。そして、この回転力の伝達構造とは別に
、側板2の軸心位置に配設した第2軸受13に固定軸2
4を挿通させることによって、弾性体を介さずに上記フ
ァンロータ1の軸心位置決めを与える回転支持を行って
いる。この結果、前記従来装置において生じていた径方
向の振れを生じさせることなく、回転むらの低減された
スムーズなファンロータ1の回転駆動が行われ、低振動
、低騒音の運転をなし得る室内機として構成されている
。
一方、上記のように回転子3に対してコギングによる回
転むらを生じさせる脈動トルクは、その反力が固定子4
に対してこれに振動を生じさせる力として作用するもの
ともなるが、上記実施例においては、固定子4を第1、
第2防振リング37、38の弾性体を介して固定軸24
に取付けた構戒となされているので、上記固定子4に生
じる振動は、防振リング37、38にて吸収され、した
がって固定軸24からフレーム26へと伝播する振動量
が減少し、これによっても低振動、低騒音の運転を行い
得る室内機となっている。
転むらを生じさせる脈動トルクは、その反力が固定子4
に対してこれに振動を生じさせる力として作用するもの
ともなるが、上記実施例においては、固定子4を第1、
第2防振リング37、38の弾性体を介して固定軸24
に取付けた構戒となされているので、上記固定子4に生
じる振動は、防振リング37、38にて吸収され、した
がって固定軸24からフレーム26へと伝播する振動量
が減少し、これによっても低振動、低騒音の運転を行い
得る室内機となっている。
さらに上記実施例においては、固定軸24の固定された
エンドブラケット20を、弾性体より成る防振部材25
を介してフレーム26に固定する構成ともなされている
ので、上記固定軸24からフレーム26に伝播する振動
は上記防振部材25においてさらに吸収されることとな
り、これによりさらに低振動、低騒音化を図り得るもの
となっている。
エンドブラケット20を、弾性体より成る防振部材25
を介してフレーム26に固定する構成ともなされている
ので、上記固定軸24からフレーム26に伝播する振動
は上記防振部材25においてさらに吸収されることとな
り、これによりさらに低振動、低騒音化を図り得るもの
となっている。
なお上記防振部材25は、エンドブラケット20の外周
面形状と固定ケーシング29の内周面形状とに合わせて
、第1図のように、軸方向に4分割された第1〜第4防
振部材71〜74で構成されている。第13図に上記エ
ンドブラケット20の外周形状を示す斜視図を、そして
第14図に上記防振部材25の分解斜視図を示している
。同図において、71は、エンドブラケット20におけ
る円筒形状の固定取付面22の先端側外周で、固定ケー
シング29における円筒状内周面に沿わせて配設される
第1防振部材、7lは、上記第1防振部材7lに隣接す
る反ファンロータ側の固定取付面22の外周位置で、固
定ケーシング29における断面角形の内周面に沿わせて
配設される第2防振部材、73は、上記エンドブラケッ
l−20における断面角形の囲壁23の外周で、固定ケ
ーシング29における断面角形の内周面に沿わせて配設
される第3防振部材、74は、上記囲壁23の軸方向端
面と固定ケーシング29の垂直面との間に介装される第
4防振部材であり、これらの防振部材71〜74は、軸
方向の厚さ、及び径方向の幅を部分的に小さくした形状
とし、これにより周方向の変形能を向上させて、上記し
たコギングにより発生して伝播する振動をより効果的に
吸収し得るようにしている。
面形状と固定ケーシング29の内周面形状とに合わせて
、第1図のように、軸方向に4分割された第1〜第4防
振部材71〜74で構成されている。第13図に上記エ
ンドブラケット20の外周形状を示す斜視図を、そして
第14図に上記防振部材25の分解斜視図を示している
。同図において、71は、エンドブラケット20におけ
る円筒形状の固定取付面22の先端側外周で、固定ケー
シング29における円筒状内周面に沿わせて配設される
第1防振部材、7lは、上記第1防振部材7lに隣接す
る反ファンロータ側の固定取付面22の外周位置で、固
定ケーシング29における断面角形の内周面に沿わせて
配設される第2防振部材、73は、上記エンドブラケッ
l−20における断面角形の囲壁23の外周で、固定ケ
ーシング29における断面角形の内周面に沿わせて配設
される第3防振部材、74は、上記囲壁23の軸方向端
面と固定ケーシング29の垂直面との間に介装される第
4防振部材であり、これらの防振部材71〜74は、軸
方向の厚さ、及び径方向の幅を部分的に小さくした形状
とし、これにより周方向の変形能を向上させて、上記し
たコギングにより発生して伝播する振動をより効果的に
吸収し得るようにしている。
以上、空気調和機の室内機に内装されると共に直流ブラ
シレスモー夕形弐の電動機で駆動されるクロスフローフ
ァンを例に挙げて説明したが、この発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その他の形式の電動機を組込
んだファン装置に適用して構或することが可能である。
シレスモー夕形弐の電動機で駆動されるクロスフローフ
ァンを例に挙げて説明したが、この発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その他の形式の電動機を組込
んだファン装置に適用して構或することが可能である。
(発明の効果)
上記のようにこの発明のファン装置においては、回転子
からの回転力は、その中に含まれる脈動トルクが弾性体
より戒る連結部材で低減されてファンロー夕に伝達され
ると共に、上記ファンロータに対して、弾性体を介さず
に軸心位置決めを与える回転支持構造となされているの
で、径方向の振れを生じさせずによりスムーズな駆動が
行われ、この結果、上記ファンロータにおける振動や騒
音を従来よりも低減することができる。
からの回転力は、その中に含まれる脈動トルクが弾性体
より戒る連結部材で低減されてファンロー夕に伝達され
ると共に、上記ファンロータに対して、弾性体を介さず
に軸心位置決めを与える回転支持構造となされているの
で、径方向の振れを生じさせずによりスムーズな駆動が
行われ、この結果、上記ファンロータにおける振動や騒
音を従来よりも低減することができる。
第1図は空気調和機の室内機に内装されたこの発明の一
実施例におけるファン装置の構成を説明するための要部
組立断面図、第1a図は第l図のA部拡大図、第2図は
第1図の■一■線矢視断面図、第3図は上記ファン装置
における第1防振リングの斜視図、第4図は上記ファン
装置における第2防振リングの斜視図、第5図は上記フ
ァン装置に組込まれている電動機の回転子におけるケー
シングの正面図、第6図は第5図のVl−Vl線矢視断
面図、第7図は上記ファン装置における継手防振ゴムの
斜視図、第8図は上記ファン装置における軸受ケースの
断面図、第9図は第8図のIX−IX線矢視図、第10
図は上記ファン装置におけるファンロータの一方の側板
の断面図、第11図は第10図のXI−XI線矢視図、
第l2図は上記ファンロータの他方の側板の取付構造を
示す断面図、第13図は上記ファン装置におけるエンド
ブラケットの斜視図、第14図は上記ファン装置におけ
る防振部材の分解斜視図である。 ■・・・ファンロー夕、2・・・側板、3・・・回転子
、5・・・ケーシング、lO・・・第l軸受、13・・
・第2軸受、24・・・固定軸、56・・・継手防振ゴ
ム(連結部材)。
実施例におけるファン装置の構成を説明するための要部
組立断面図、第1a図は第l図のA部拡大図、第2図は
第1図の■一■線矢視断面図、第3図は上記ファン装置
における第1防振リングの斜視図、第4図は上記ファン
装置における第2防振リングの斜視図、第5図は上記フ
ァン装置に組込まれている電動機の回転子におけるケー
シングの正面図、第6図は第5図のVl−Vl線矢視断
面図、第7図は上記ファン装置における継手防振ゴムの
斜視図、第8図は上記ファン装置における軸受ケースの
断面図、第9図は第8図のIX−IX線矢視図、第10
図は上記ファン装置におけるファンロータの一方の側板
の断面図、第11図は第10図のXI−XI線矢視図、
第l2図は上記ファンロータの他方の側板の取付構造を
示す断面図、第13図は上記ファン装置におけるエンド
ブラケットの斜視図、第14図は上記ファン装置におけ
る防振部材の分解斜視図である。 ■・・・ファンロー夕、2・・・側板、3・・・回転子
、5・・・ケーシング、lO・・・第l軸受、13・・
・第2軸受、24・・・固定軸、56・・・継手防振ゴ
ム(連結部材)。
Claims (1)
- 1、ファンロータ(1)の側板(2)に、この側板(2
)と軸方向に対向して位置する回転子(3)のケーシン
グ(5)から回転力を伝達すべく構成して成るファン装
置であって、上記ケーシング(5)及び側板(2)の各
軸心位置にそれぞれ取着した第1,第2軸受(10)(
13)に固定軸(24)を挿通して上記ファンロータ(
1)と回転子(3)とを回転自在に支持すると共に、軸
心から離れた位置で弾性体より成る連結部材(56)を
介して上記ケーシング(5)と側板(2)とを連結して
いることを特徴とするファン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15316189A JPH0318689A (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | ファン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15316189A JPH0318689A (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | ファン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0318689A true JPH0318689A (ja) | 1991-01-28 |
Family
ID=15556376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15316189A Pending JPH0318689A (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | ファン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0318689A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007064082A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Japan Servo Co Ltd | ファンモータ |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP15316189A patent/JPH0318689A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007064082A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Japan Servo Co Ltd | ファンモータ |
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