JPH03186683A - 管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は管継手に関し、更に詳しくは、シール溝にシー
ル部材を装入した継手本体と該継手本体の外側に嵌め込
まれたスリーブとの間に管接続部を嵌め込み、該スリー
ブの一部に径が縮小するような変形を起こさせ、その変
形に伴って該管接続部のシール部材と接触すべき部分に
も径が縮小するような変形を起こさせることにより、該
シール部材を押圧し、その押圧力によって管接続部のシ
ールを行う管継手に関する。

（従来の技術） 本発明者は先に第５図に示す管継手を出願した。

該継手においては、シール部材７３を装入するためのシ
ール溝が継手本体７１の継手シール部７１ａに形成され
ている。該継手本体７１の継手シール部７１ａの外側に
は、管接続部７２が嵌め込まれるようになっている。な
おその外側には２円筒状のスリーブ７４がその一端側を
前記継手本体７１と接続した状態で予め嵌め込まれてい
る。そして該スリーブ７４の他端側か外力Ｐ（該外力Ｐ
は例えば押圧工具を用いて得る）によって径が縮小する
ように変形させられ、その変形に基づいて前記管接続部
７２におけるシール部材７３と接触すべき部分も径が縮
小するように変形させられる。そして、その変形に基づ
いて前記シール部材７３は弾性変形させられる状態に押
圧され、その押圧力によって前記管接続部７２のシール
が行われている。

（発明が解決しようとする課題） このような管継手にて接続された管内に高温の液体を通
流させた場合、前記シール部材の材質は通常、熱に弱く
て軟化し易いものであるため、該シール部材を上述のよ
うに弾性変形させる状態に予め押圧しておいたとしても
、該シール部材が軟化変形してそれに対する押圧力が弱
まり、該押圧力によるシール効果が低下してしまうとい
う問題があった。また該押圧力が弱まると、前記管接続
部及び前記継手本体が何らかの外力によって回転移動又
は平行移動し、前記シール効果が一層低下してしまうこ
とがあった。

本発明は、このような問題を解決するものであり、その
目的は、管内に高温の液体を通流させた場合であっても
十分なシール効果が発揮できると共にその構造も簡単で
あって低コストである管継手を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の管継手は、冒記構成の管継手において。

該スリーブにおける径が縮小するような変形が起こる部
分に、内方へ突出する突起を設けである点に特徴を有し
ており、そのことによって本発明の目的が遠戚される。

（実施例） 以下９本発明の実施例について説明する。

本発明の管継手の一実施例を第１図及び第２図に示す。

該管継手においては、継手本体１１の継手シール部１１
ａにシール部材１３を装入するためのシール溝が形成さ
れている。該継手本体１１ａの継手シール部１１ａの外
側には、管接続部１２を嵌め込むべき空隙Ｓがスリーブ
１４との間に形成されている。

該スリーブ１４は円筒状の形状をしており、該スリーブ
１４はその一端部が前記継手本体１１の外側に止め輪１
５を介して接続された状態で嵌め込まれ、その他端部が
前記管接続部１２を挿入するための受は口として開口し
ている。

前記スリーブ１４は前記継手本体１１の外側に嵌め込ま
れた状態で、その中央部が前記シール部材１３の位置に
対応するようになっており、その部分の外周面には全周
にわたり、前記シール部材１３の存在位置を暗示する目
安となると共に変形の容易性を高めるための溝１４．ａ
が形成されている。またその内周面にはほぼ円錐形の突
起１４ｂが円周４等配の状態で設けられている。該スリ
ーブ１４にはその適宜位置に、前記空隙Ｓに臨む貫通孔
１４ｃが設けられ、該貫通孔１４ｃを通して前記空隙Ｓ
への管接続部１２の挿入状態が確認できるようになって
いる。

前記スリーブ１４は、前記隙間Ｓに管接続部１２が挿入
された状態で、前記溝１４ａの形成位置が第３図に示す
ように押圧治具１８にて押圧され、その部分に径が縮小
するような変形が起こるようになっている。そして、そ
の変形に基づいて前記管接続部Ｉ２におけるシール部材
１３と接触すべき部分にも径が縮小するような変形が起
こり、その変形に基づいて前記シール部材１３は弾性変
形させられる状態に押圧されるようになっている。

このような構成の管継手においては、スリーブ１４にお
ける溝１４ａ形成位置が、径が縮小するように変形する
部分となり、その部分の変形に基づき。

結果的にシール部材１３が弾性変形状態に押圧され。

その押圧力によって管接続部１２のシールが行われる。

そして１本発明の管継手では特に、スリーブ１４におけ
る溝１４ａの形成位置の内面に前記突起１４ｂが設けら
れているため、スリーブ１４における前記変形に伴って
前記突起１４ｂが管接続部１２ａの外周面に喰い込み、
その喰い込みによってシール部材１３に対する押圧力が
高まる。その結果、該押圧力によるシール効果が高まる
と共に、管接続部１２及び継手本体１１が何らかの外力
によって回転移動又は平行移動することが抑えられ、前
記シール効果を高い水準に保つことができるようになり
、管内に高温の液体を通流させた場合であっても十分な
シール効果が得られる。しかも、この管継手は先の出願
における管継手と比較して前記突起１４ｂが付属的に設
けられているだけであるので、その構造も簡単であって
そのコストも低い。また前記喰い込みの作用によって管
接続部１２が継手本体１１から抜は落ちることも確実に
防止されることとなる。

（別実施例） 上記実施例においては、突起１４ｂがスリーブ１４にお
ける溝１４ａ形成位置の内面に設けられていたが、突起
１４ｂが前記溝１４ａ形成位置の隣接部分であって前記
径が縮小するような変形を起こす部分の内面に設けられ
ている実施例も考えられる（第４図参照）。この実施例
においても上記実施例と同様に、簡単な構造で高いシー
ル性が得られる。

更に、スリーブ１４に前記溝１４ａが形成されていない
場合であっても本発明は適用できる。即ち。

スリーブ１４における径が縮小するような変形を起こす
部分に、前記突起１４ｂを設けておき、該突起１４ｂを
管接続部１２に喰い込ませるようにすれば。

上記実施例の場合と同様の作用効果が得られる。

更に、前記突起１４ｂは、上記実施例のように円周４箇
所に等配されて設けられる必要性は必ずしもなく９円周
３箇所以下又は円周５箇所以上設けられてもよく、また
等配されない状態で設けられてもよい。また、突起１４
ｂは円周方向に連続したものであってもよい。

（発明の効果） 本発明の管継手においては、スリーブに前記突起が設け
られているので、これがスリーブの変形時に管接続部に
喰い込むようになり、その喰い込みによって高いシール
性を得ることができ、管内に高温の流体を通流させる場
合のシールの問題に対処することができる。しかも、そ
の構造は簡単なものであり、そのコストも低廉なものと
なる。

４、゛　の　　なｉ゛日 第１図は本発明の管継手の一実施例を示す部分断面図、
第２図は第１図中の■−■線による断面図、第３図は前
記管継手を用いてシールを行っている状態を示す断面図
、第４図は本発明の管継手の別実施例を示す断面図、第
５図は本発明者が先に発明した管継手を示す断面図であ
る。

１１・・・継手本体、　１２・・・管接続部、１３・・
・シール部材。

１４・・・スリーブ、１４ｂ・・・突起。

第 図 ヒ■ 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シール溝にシール部材を装入した継手本体と該継手
   本体の外側に嵌め込まれたスリーブとの間に管接続部を
   嵌め込み、該スリーブの一部に径が縮小するような変形
   を起こさせ、その変形に伴って該管接続部のシール部材
   と接触すべき部分にも径が縮小するような変形を起こさ
   せることにより、該シール部材を押圧し、その押圧力に
   よって管接続部のシールを行う管継手において、 該スリーブにおける径が縮小するような変形が起こる部
   分に、内方へ突出する突起を設けてあることを特徴とす
   る管継手。