JPH03186616A - 摩擦締結要素 - Google Patents

摩擦締結要素

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JPH03186616A
JPH03186616A JP32497389A JP32497389A JPH03186616A JP H03186616 A JPH03186616 A JP H03186616A JP 32497389 A JP32497389 A JP 32497389A JP 32497389 A JP32497389 A JP 32497389A JP H03186616 A JPH03186616 A JP H03186616A
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ball cylinder
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機のパワートレーンに多板タランチ
や多板ブレーキ等として適用される摩擦締結要素に関す
る。
(従来の技術) 最近、軽量化を狙って多板クラッチのピストンやクラッ
チドラムをプレス成形したものが多用されている。
前者のピストンをプレス成形したものとしては、特開昭
57−200729号公報、特開昭61+ 75327
号公報等に記載されているものが知られ、また、後者の
クラッチドラムをプレス成形したものとしては、特開昭
59−140925号公報等に記載されているものが知
られている。
そして、これらの多板クラッチには、ピストン油室の加
圧作動油をクラッチ解放時に抜くために、ドリフトオン
ボール弁がピストン油室に臨んで設けられている。
しかしながら、前者のピストンをプレス成形したものに
あっては、プレス成形品ではないクラッチドラム側に、
また、後者のクラッチドラムをプレス成形したものにあ
っては、プレス成形品ではないピストン側に、高精度で
円筒面と円錐面とを有するポール穴を機械加工し、この
ポール穴にバルブポールを設ける構成となっている為、
多大な加工工数を要し非常に高価となっていた。
そこで、上記問題を解決するために、例えば、特開昭5
9−175631号公報等に記載されているように、ポ
ール穴を有するボールシリンダを精度管理を行なって予
め作り、ピストンやドラムに形成したボールシリンダ圧
入孔にボールシリンダを圧入することでドリフトオンボ
ール弁を設ける技術が提案されるに至っている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ボールシリンダ圧入方式の従来技術にあ
っては、ボールシリンダを圧入することによってボール
シリンダ固定機能と油漏れを防止するシール機能を発揮
させるものである為、ポルシリンダ圧入孔やボールシリ
ンダの圧入部は高精度の加工を要するし、また、圧入の
ために圧入機械が必要であるという問題があった。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、ポールシリ・ンダ式によるドリフトオンボール弁を有
する摩擦締結要素において、圧入を要さず、容易な加工
と容易な組付によりボールシリンダ固定機能とシール機
能を具備するドリフトオンボール弁を設けることを課題
とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の摩擦締結要素では、
押し込み挿着で組み付は可能な合成樹脂を素材としてボ
ールシリンダを形成し、係止突起によりボールシリンダ
固定機能を与え、ピストン油室の油圧を利用してシール
機能を与える手段とした。
即ち、駆動側と被動側の動力伝達部材にそれぞれ一体化
可能にされるドラム及びハブと、該ドラム及びハブに周
方向固定で軸方向移動可能に設けられるドライブプレー
ト及びトリフンプレートと、該ドライブプレート及びド
リブンプレートに摩擦締結力を付与するピストンと、解
放時に作動油を抜くためピストン油室に臨んで設けられ
るドリフトオンボール弁とを備えた摩擦締結要素におい
て、前記ドラム及びピストンの少なくとも一方に開孔し
たボールシリンダ挿着孔に合成樹脂を素材とするボール
シリンダを挿着することで前記ドリフトオンボール弁を
設け、前記ボールシリンダには固定用の係止突起を形成
し、前記ボールシリンダ挿着孔の油室側に設けた第1シ
ール面とボールシリンダに設けた第2シール面を有し、
ピストン油室の油圧により第1、第2シール面が圧着す
る事を特徴とする。
(作 用) ドリフトオンボール弁の組付時には、予め合成樹脂を素
材として成形しておいたボールシリンダを用意し、ドラ
ム及びピストンの一方に開孔したボールシリンダ挿着孔
にボールシリンダを押し込むと、合成樹脂の持つ弾性変
形によりボールシリンダがボールシリンダ挿着孔に組み
付けられる。
そして、ボールシリンダの固定機能は、ボールシリンダ
に形成されている係止突起により達成され、また、ドリ
フトオンボール弁を介しての油漏れを防止するシール機
能は、ボールシリンダ挿着孔とボールシリンダに形成さ
れている第1シール面及び第2シール面がピストン油室
の油圧により圧着することで達成され、油圧レベルに対
応するシール能力が得られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第1図は第1実施例の多板クラッチ(摩擦締結要素の一
例)を示す断面図で、図外の駆動側動力伝達部材に固定
されるクラッチドラム1と、図外の被動側動力伝達部材
に一体化可能にされるクラッチハフ2と、前記クラッチ
トラム1及びクラッチハフ2に周方向固定で軸方向移動
可能にスプライン結合され、互いに交互に配置されるド
ライブプレート3及びトリフンプレート4と、該ドライ
ブプレート3及びドリブンプレート4に摩擦締結力を付
与するピストン5と、ピストン油室6の加圧作動油を解
放時に完全に抜くために前記クラッチドラム1の外径位
置に設けられるドリフトオンボール弁7とを備えている
尚、第1図中8はスナップリング、9はリテングプレー
ト、10はデイシュプレート、11はリターンスプリン
グ、12はスプリングリテーナ、73.74はピストン
シール、15はクラッチ油孔である。
そして、前記ドリフトオンボール弁7は、第2図及び第
3図に示すように、クラッチドラム1に開孔したボール
シリンダ挿着孔71に合成樹脂を素材とするボールシリ
ンダ72を挿着することで設けられていて、前記ボール
シリンダ72には、内面にポール穴72aが形成される
と共に、ピストン油室6の反対側にボールシリンダ挿着
孔71の孔径より外方に突出する固定用の係止突起72
bが形成されている。
また、前記ボールシリンダ挿着孔71とボールシリンダ
72には、ピストン油室6の油圧Pにより圧着する第1
シール円錐面71a及び第2シール円錐面72cが形成
されている。
さらに、前記ボールシリンダ72には、ポール穴72a
に遊挿されるバルブポール73の抜は止めのため、ピス
トン油室6に臨む側の上下位置に加熱変形部72d、7
2eが形成されている。
次に、作用を説明する。
(イ)ドリフトオンボール弁組付時 まず、定寸法でバラツキのない精度を持つポリシリンダ
穴72aを有するボールシリンダ72を予め樹脂成形に
より製作して用意しておく。
そして、ドリフトオンボール弁7の組付時には、クラッ
チドラム1に開孔したボールシリンダ挿着孔71にピス
トン油室6側からボールシリンダ72を押し込むと、合
成樹脂の持つ弾性変形により係止突起72bが内側に変
形した後、再び元の位置に復元変形し、ボールシリンダ
72がボールシリンダ挿着孔71に組み付けられる。
尚、ボールシリンダ挿着孔71とボールシリンダ72は
、第2図に示すように、隙間りを介在させていて押し込
み挿着をより容易に行なうことができるようにしている
次に、バルブポール73をボールシリンダ72のポール
穴72aに遊挿し、ボールシリンダ72のピストン油室
6側端面の上下位置を焼ゴテで加熱変形させることで加
熱変形部72d、72eを形成し、ドリフトオンボルル
弁7の組付けを終了する。
(ロ)クラッチ作動時 多板クラッチを締結する時には、クラッチ油孔15から
ピストン油室6に加圧作動油か導入され、リターンスプ
リング11に抗してピストン5が第1図左方向にストロ
ークし、ピストン油室6の圧力にピストン受圧面積を掛
は合わせた締結力をドライブプレート3及びドリブンプ
レート4に付与することで行なわれる。そして、このク
ラッチ締結作動によりクラッチドラム1がらドライブプ
レート3及びドリブンプレート4を介してクラッチハブ
2ヘトルク伝達が行なわれる。
このクラッチ締結作動には、ピストン油室6に供紹され
る加圧作動油によりバルブポール73がピストン油室6
から離れる方向(第1図右方向)に移動し、油圧に応じ
た押付力でドリフトオンボール弁7を閉鎖する。
一方、多板クラッチを解放する時には、ピストン油室6
の加圧作動油をクラッチ油孔15からドレーンし、ピス
トン5をリターンスプリング11による付勢力で第1図
右方向にストロークさせ、ドライブプレート3及びトリ
フンプレート4に付与していたクラッチ締結力を解除す
ることで行なわれる。
このクラッチ解放作動時には、ピストン油室6の油圧低
下に伴なってバルブポール73がピストン油室6に向か
う方向(第1図左方向)に移動し、加熱変形部72d、
72eによりバルブポールY3が抜は止めされながらド
リフトオンボール弁7を解放し、ドリフトオンボール弁
7からのケース内気の導入によりクラッチ油孔15から
の作動油ドレーンを助長する。
上記のようなりラッチ作動時において、ボールシリンダ
72の固定機能は、ボールシリンダY2に形成されてい
る係止突起72bにより達成される。
また、ドリフトオンボール弁7を介しての油漏れを防止
するシール機能は、ボールシリンダ挿着孔71とボール
シリンダ72に形成されている第1シール円錐面71a
及び第2シール円錐面72Cがピストン油室6の油圧P
により圧着することで達成され、ピストン油室6の油圧
レベルに対応するシール能力が得られる。
さらに、バルブポール73の抜は防止機能は、加熱変形
部72d、72eにより達成される。
以上説明してきたように、第1実施例の多板クラッチに
あっては、圧入のための高精度加工や圧入機を要さず、
寸法精度を要求されない孔加工と樹脂成形による容易な
加工及び押し込み挿着による容易な組付によってボール
シリンダ固定機能とシール機能を具備するドリフトオン
ボール弁7を設けることが出来る。
次に、第2実施例について説明する。
第4図は第2実施例の多板クラッチを示す断面図であり
、第5図は多板クラッチのドリフトオンボール弁部を示
す拡大図であり、第3図は第2図矢印へ方向から視た図
である。
この第2実施例は、第1実施例がドリフトオンボール弁
7をクラッチドラム1に設けた例であるのに対し、ドリ
フトオンボール弁7をピストン5に設けた例である。
また、ボールシリンダ挿着孔71をプレス穿孔により形
成し、また、第1シール円錐面71aをプレス機による
深絞り成形により形成している。
尚、他の構成は第1実施例と同様であるので、対応する
構成には図面に同一符号を付して説明を省略する。
作用効果に関しては、この第2実施例では、ポルシリン
ダ挿着孔71をプレス穿孔により形成し、また、第1シ
ール円錐面71aを深絞りプレス成形により形成してい
る為、ピストン5をプレス成形する時、ボールシリンダ
挿着孔71及び第1シール円錐面71aを同時形成する
ことができ、低コストでドリフトオンボール弁7を設け
ることが出来るという効果が追加される。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
発明に含まれる。
例えば、実施例では多板クラッチの例を示したが、多板
ブレーキの場合にも同様に適用できる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、ボールシ
リンダ式によるドリフトオンボール弁を有する摩擦締結
要素において、押し込み挿着で組み付は可能な合成樹脂
を素材としてボールシリンダを形成し、係止突起により
ボールシリンダ固定機能を与え、ピストン油室の油圧を
利用してシール機能を与える手段とした為、圧入を要さ
ず、容易な加工と容易な組付によりボールシリンダ固定
機能とシール機能を具備するドリフトオンボール弁を設
けることが出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の多板クラッチ(摩擦締結要
素)を示す断面図、第2図は第1実施例多板クラッチの
ドリフトオンボール弁部を示す拡大図、第3図は第2図
矢印へ方向から視た図、第4図は本発明第2実施例の多
板クラッチを示す断面図、第5図は第2実施例多板クラ
ッチのドリフトオンボール弁部を示す拡大図、第6図は
第5図矢印へ方向から視た図である。 1・・・クラッチドラム(ドラム) 2・・・クラッチハブ(ハブ) 3・・・ドライブプレート 4・・・トリフンプレート 5・・・ピストン 6・・・ピストン油室 7・・・ドリフトオンボール弁 71・・・ボールシリンダ挿着孔 7+a・・・第1シール円錐面 (第1シール面) γ2−・・ボールシリンダ 72a・・・ポール穴 72b・・・係止突起 72c・・・第2シール円錐面 (第2シール面) 73・・・バルブポール 72d、72e・−加熱変形部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)駆動側と被動側の動力伝達部材にそれぞれ一体化可
    能とされるドラム及びハブと、該ドラム及びハブに周方
    向固定で軸方向移動可能に設けられるドライブプレート
    及びドリブンプレートと、該ドライブプレート及びドリ
    ブンプレートに摩擦締結力を付与するピストンと、解放
    時に作動油を抜くためピストン油室に臨んで設けられる
    ドリフトオンボール弁とを備えた摩擦締結要素において
    、前記ドラム及びピストンの少なくとも一方に開孔した
    ボールシリンダ挿着孔に合成樹脂を素材とするボールシ
    リンダを挿着することで前記ドリフトオンボール弁を設
    け、前記ボールシリンダには固定用の係止突起を形成し
    、前記ボールシリンダ挿着孔の油室側に設けた第1シー
    ル面とボールシリンダに設けた第2シール面を有し、ピ
    ストン油室の油圧により第1、第2シール面が圧着する
    事を特徴とする摩擦締結要素。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10253666A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Stanley Electric Co Ltd 電流検出装置

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JPH10253666A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Stanley Electric Co Ltd 電流検出装置

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