JPH0318557Y2 - - Google Patents

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JPH0318557Y2
JPH0318557Y2 JP1984197738U JP19773884U JPH0318557Y2 JP H0318557 Y2 JPH0318557 Y2 JP H0318557Y2 JP 1984197738 U JP1984197738 U JP 1984197738U JP 19773884 U JP19773884 U JP 19773884U JP H0318557 Y2 JPH0318557 Y2 JP H0318557Y2
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strand
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strands
sheave
tension
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JP1984197738U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、撚線機、詳しくは撚り乱れなく本撚
りのできるバンチヤー型撚線機に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
バンチヤー型撚線機は、一般的には集合撚りに
用いられるものであるが、撚合わせ速度が早いこ
とから比較的細い素線(例えば1.2mm以下)をも
つて本撚りするのにしばしば用いられる。
このバンチヤー型撚線機の従来のものは、個々
の素線供給ボビンに各素線の張力が均等になるよ
うにブレーキをかけているが、この方法ではボビ
ンに巻かれている素線の残量によつて張力が変化
したり、素線の案内シーブ等の回転状態によつて
も張力が変化するので、撚合わせ直前における各
素線の張力を均一にすることは極めて困難なもの
である。
これを解決するために実公昭59−41539号公報
では集合撚りの素線がバンチヤー型撚線機の撚合
わせダイスに入る直前で各素線を引き揃えながら
該素線に張力を与えるものが提案されている。
ところで、ダイス内で撚られる複数の素線は当
然なこととして張力の小さいものが外側にいく習
性がある。このため、ダイス内において、中心素
線の張力が外層素線のそれよりも同じか小さい場
合、中心素線と外層素線とが入れ替つて撚られる
恐れがある。この中心素線と外層素線とが入れ替
つて撚られる、いわゆる撚乱れが生ずると、次工
程例えば絶縁層の押出被覆工程で該部分がニツプ
ルに詰り撚線が断線し押出工程の生産性を大きく
低下させる。
この様に、ダイス内に入る直前の各素線の張力
によつて撚乱れが生じるが、上記公報記載のもの
においては、引き揃え部分の各素線にその張力調
整を行なつていないため、中心素線の張力が外層
素線のそれよりも同じか小さい場合が生じ、その
場合には、撚乱れが生じる問題がある。
一方、特開昭48−54226号公報には、中心素線
に外層素線より強い張力を付与する技術が開示さ
れている。しかし、この手段は、各素線にそれぞ
れトルクモータで張力を付与しているため、各ト
ルクモータの特性のばらつきに起因して各素線の
張力がばらつき、その勝ち負けにより仕上がり撚
線が蛇行し、安定して良質の撚線を得ることがで
きない。
〔考案の目的〕
本考案は、以上の点に鑑み成されたもので、バ
ンチヤー型撚線機で良質の本撚導体が生産できる
撚線機を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案の撚線機に
あつては、前記従来の撚線機において、外層素線
を一括して引揃えるとともに、各素線の引き揃え
部分で、外層素線より中心素線に強い張力を付与
するようにしたものであり、ボビンから中心素線
と外層素線とを繰出す手段と、繰出される外層素
線が一括引き揃えられてシーブを周回する間に該
シーブを介して外層素線に一括して張力を加える
手段と、繰出される中心素線が前記シーブとは別
のシーブを周回する間に該シーブを介して外層素
線よりも大きい張力を加える手段と、該中心素線
の周りに外層素線を配置しダイスを経て該素線を
撚合わせるバンチヤー型撚合わせ手段と、からな
る構成としたのである。
〔作用〕
この様に構成すると、各素線は、従来と同様
に、ボビンから繰り出され引き揃えられてダイス
に入つて撚られるが、外層素線が一括して引き揃
えられて各素線に均一な張力が付与されると共
に、引き揃え部分において、中心素線に外層素線
より強い張力が付与されているため、ダイスに入
る中心素線の張力が外層素線のそれよりも強くな
つており、中心素線と外層素線が入れ替わること
なく、かつ蛇行せずに撚られる。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
〔実施例〕
1はフライヤー2を付設したボビンであり、計
7個あつて各ボビン1から繰り出された7本の素
線3で中心素線と外層素線を構成する。4は案内
シーブであり、ここで方向を変えた7本の素線の
内1本は中心素線3′となり、中心素線側引揃え
シーブ5′,6′を周回し、該シーブ6′の軸に直
結したパウダーブレーキ7′によつて素線3′に外
層素線3″より大きい張力が加えられる。
また、他の6本の外層素線3″は引揃えシーブ
5,6を周回し、該シーブ6の軸に直結したパウ
ダーブレーキ7によつて一定の張力が加えられ
る。
それぞれ所定の張力を加えられた中心素線3′
は案内シーブ8′、外層素線3″は案内シーブ8を
経、外層素線は更に分散シーブ9目板10,11
経てダイス12に至り中心素線の周りに外層素線
が収れんされ、撚線機13で撚合わされてドラム
Dに巻き取られる。
なお撚線機は、枠体Fの撚素線送入側が中空軸
19となつて軸受20に支承されており、枠体F
内には案内シーブ14,15,16,17がそれ
ぞれ設けられており、枠体Fの他方には軸22が
設けられており、これを軸受21が支承してい
る。Pはプーリーで図示しない動力源によりベル
ト掛け又は歯車によつて枠体Fを回転させるもの
である。
本実施例ではパウダーブレーキを用いたが、他
の公知の制御可能なブレーキ手段を適宜選択使用
できることは云うまでもない。
また、中心素線と外周素線との張力差は0.3Kg
〜1.0Kgの範囲であることが好ましい。ここで、
張力の差が小さいときは中心素線と外層素線とが
入替るなど撚りの乱れが生じ、大きいと中心素線
の引き細り、あるいは撚線が蛇行状態となる。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように本考案によれば高
速で撚合わせることのできるバンチヤー型撚線機
で中心素線と外層素線とが入れ替ることなく、か
つ蛇行することなく良質の撚線を高速で生産する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る撚線機の一実施例の構成部分
配置説明図である。 1……ボビン、3……素線、3′……中心素線、
3″……外層素線、4,8……案内シーブ、5,
5′,6,6′……引き揃えシーブ、7,7′……
パウダーブレーキ、9……分散シーブ、12……
ダイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボビンから中心素線と外層素線とを繰出す手段
    と、繰出される外層素線が一括引き揃えられてシ
    ーブを周回する間に該シーブを介して外層素線に
    一括して張力を加える手段と、繰出される中心素
    線が前記シーブとは別のシーブを周回する間に該
    シーブを介して外層素線よりも大きい張力を加え
    る手段と、該中心素線の周りに外層素線を配置し
    ダイスを経て該素線を撚合わせるバンチヤー型撚
    合わせ手段と、からなる撚線機。
JP1984197738U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH0318557Y2 (ja)

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JP1984197738U JPH0318557Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

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JP1984197738U JPH0318557Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

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JPS61116800U JPS61116800U (ja) 1986-07-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672376B2 (ja) * 1989-08-04 1994-09-14 興国鋼線索株式会社 撚線製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4854226A (ja) * 1971-11-13 1973-07-30

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JPS4854226A (ja) * 1971-11-13 1973-07-30

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