JPH03185416A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JPH03185416A
JPH03185416A JP1325658A JP32565889A JPH03185416A JP H03185416 A JPH03185416 A JP H03185416A JP 1325658 A JP1325658 A JP 1325658A JP 32565889 A JP32565889 A JP 32565889A JP H03185416 A JPH03185416 A JP H03185416A
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延昭 北島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、手術用顕微鏡に関し、詳しくは、対物レン
ズを介して被検眼を照明する照明光学系と、前記対物レ
ンズを介して前記被検眼を観察する観察光学系とを備え
ている手術用顕微鏡に関する。
(従来の技術) 従来から、手術用顕微鏡としては各種のものが提案され
ており、例えば、第11図に示すものが知られている。
第11図において、la、lbは検者が被検眼Eの前眼
部を観察するための接眼レンズ、2 a、 2 bはプ
リズム、3 a、 3 bは結像レンズ、4 a、 4
 bはビームスプリッタ−で、4aは表示情報を接眼レ
ンズに導くためのもの、4bは被検眼Eの角膜反射光を
受光するためのものである。5 a、 6 a、 5 
b、 6 bは変倍レンズ、7は対物レンズ、8はリン
グ状光源で投影指標を兼ねる。9はデイスプレィ、Lは
リレーレンズ、10はミラー 11は角膜形状測定装置
である。
角膜形状測定装置11によって測定されたデータはデイ
スプレィ9に表示され、その表示データはミラー10.
  ビームスプリッタ4a、  結像レンズ3 asプ
リズム2aを介して接眼レンズ1aに達し、被検眼Eと
ともに見えるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のタイプの手術用顕微鏡にあっては
、ビームスプリッタ−4aを使用して表示データを接眼
レンズ1aへと導いており、他の供覧装置や記録装置を
取り付けるためにはもう一つのビームスプリッタ−が必
要となり観察光量が減少する。このため、照明光源にパ
ワーが必要となり、患者眼を光障害から保護することが
できなくなるという問題があった。
また、他のタイプとして全反射ミラーを使用して表示デ
ータを接眼レンズへと導くものがあるが(例えば実開昭
58−62314号公報)、このタイプのものは照明光
源にパワーを必要としない反面、観察視野の一部が全反
射ミラーによりケラしてしまうという問題があった。
また、観察面に直接表示素子を置くタイプのものがある
が、その表示素子を患部近くに置くため減直しなければ
ならず、その滅菌作業がWi倒であり、表示素子の大き
さや形状にも制限される等の問題があった。
(発明の目的) そこで、この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、患者眼を光障害から保護
することができるとともに観察視野の一部がケラレるこ
とがなく、シかも滅菌作業等を必要としない手術用顕微
鏡を提供することにある。
また、この発明の他の目的は、観察面に投影された表示
情報の投影像を倍率に拘らず常に適正な大きさで見るこ
とのできる手術用顕微鏡を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の目的を達成するため、対物レンズを
介して被検眼を照明する照明光学系と、前記対物レンズ
を介して前記被検眼を観察する観察光学系とを備えてい
る手術用顕微鏡において、前記照明光学系の光路内であ
って、前記被検眼の観察面と略共役な位置に手術に必要
な情報を表示する表示素子を設け、 前記照明光学系の照明光源によって前記表示素子の情報
を前記観察面に投影するようにしたことを特徴とする。
また、対物レンズを介して被検眼を照明する照明光学系
と、ズーム光学系を有し前記対物レンズを介して前記被
検眼を観察する観察光学系とを備えている手術用顕微鏡
において、 前記照明光学系の光路内であって、前記被検眼の観察面
と略共役な位置に手術に必要な情報を表示する透過型液
晶素子を設けて、前記照明光学系の照明光源によって透
過型液晶素子の表示情報を前記観察面に投影する構成と
し、 前記ズーム光学系の倍率を検知する倍率検知手段と、 この倍率検知手段が検知する倍率に基づいて、前記観察
面に投影される表示投影像がズーム光学系の倍率に拘ら
ず所定の大きさで観察されるように前記透過型液晶素子
の表示情報の大きさを制御する制御手段と、 を設けたことを特徴とする。
(作 用) この発明は、上記構成により、表示素子に表示された情
報は照明光学系の照明光源によって観察面に投影される
また、倍率検知手段がズーム光学系の倍率を検知し、制
御手段が倍率検知手段が検知する倍率に基づいて、観察
面に投影される表示投影像がズーム光学系の倍率に拘ら
ず所定の大きさで観察されるように前記透過型液晶素子
の表示情報の大きさを制御する。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の実施例に係わる手術用顕微鏡の光
学系の配置を示した概略配置図であり、図において、3
0は対物レンズ31を介して被検眼Eを観察する観察光
学系で、被検眼Eを立体視するために一対となっている
(図示せず)、50は被検眼Eを対物レンズ31を介し
て照明する照明光学系で、この照明光学系50は、第2
図に示すように、観察光学系30の観察光路30a外に
照明光路50aが設けられ、この照明光路50aから被
検眼Eを照明するようになっている。
観察光学系30は、ズームレンズ32と、結像レンズ3
3と、正立プリズム34と、菱形プリズム35と、接眼
レンズ36とからなる。
照明光学系50は、プリズム付レンズ51と、リレーレ
ンズ52と、強膜Eaと共役位置に配置した表示素子5
3と、コンデンサレンズ54と、光源55とからなる。
前記表示素子53は、例えば透明なプラスチック板56
に第3図に示すように角度目盛56aを付したものであ
る。
次に、上記実施例の手術用顕微鏡の作用について説明す
る。
光源55から射出された照明光は、コンデンサレンズ5
4、表示素子53、リレーレンズ52、プリズム付レン
ズ51.  対物レンズ31を介して被検眼Eを観察光
路30a外の照明光路50aから照明する。被検眼Eで
の反射光束は、対物レンズ31.  ズームレンズ32
、結像レンズ33、プリズム34,35、接眼レンズ3
6を介して観察眼38に達し、被検眼Eの前眼部が観察
されることとなる。
ところで、表示素子53は、強膜Eaと共役関係にあり
、また、表示素子53には第3図に示すように角度目盛
56aが付されているので、その角度目盛56aは第4
図に示すように観察面となる位置の強膜Eaに投影され
、その角度目盛58aの投影像5ea−は前眼部の観察
とともに見ることができることとなる。したがって、例
えば白内障手術時の際にその投影像56a″を見ながら
切開する角度を決めることができるので、手術は非常に
行い易いものとなる。
なお、第4図において、Ebは虹彩、Ecは瞳孔である
このように、観察光路30a外の照明光路50aから表
示素子53の角度目盛56aを強膜Eaに投影してその
投影像56a−を前眼部とともに見れるようにしたもの
であるから、患者眼への照明光量を最小限に抑えること
ができ、しかも、観察視野の一部がケラしてしまうこと
もない、また、表示素子を被検眼Eの隣接位置に置くも
のでないがら、表示素子53の滅菌作業を必要としない
上記実施例では、表示素子53に角度目盛56aを付し
たものを示したが、これに限らず、例えば第5図に示す
ように、表示素子57に寸法目盛57a等の手術に必要
な情報を付したものを用いてもよいことは勿論である。
また、上記実施例では、角度目盛56aを強II E 
aに投影したものについて説明したが、例えば被検眼E
の隣接部を覆う減菌布(図示せず)等に投影してもよい
第6図は、回転板60に上記の表示素子53.57を取
付け、その回転板60を回転させることにより、角度目
盛56aや寸法目盛57aを投影できるようにしたもの
である。第6図において、61は素通し孔、62は照明
光学系50の光軸、63は回転板6oの回転軸、64は
回転板60の周囲に形成されたローレット、65は回転
板の周囲に設けられた凹部60aと係合して【転板60
を半固定にするクリックピン、66は鏡筒である。
第7図は表示素子53を照明光学系5oの光軸50aと
直交する平面内で回転やX、Y方向に移動でき4ように
実施例を示したものである。
第7図において、70は表示素子53を保持した筒体で
、この筒体70はXステージ71に回転可能に装着され
、その筒体70の上部にはフランジ72が形成されてい
る。このフランジ72の周端面にはギヤ73が形成され
、このギヤ73はパルスモータ(回転子e)74の駆動
軸74aに装着されたピニオン75と噛合しており、モ
ータ74の駆動により筒体70は表示素子53とともに
回転するようになっている。モータ74はXステージ7
1に固定された保持部材76に取り付けられている。
Xステージ71はYステージ80に設けられたガイドレ
ール81に沿ってX方向に移動可能となっている。Xス
テージ71の一端部にはラック77が形成され、このラ
ック77にパルスモータ(移動手段)82の駆動軸82
aに装着されたピニオン83が噛合して、パルスモータ
82の駆動によってXステージ71がX方向に移動する
。パルスモータ82はYステージ8oに固定されている
Yステージ80は固定ステージ85に設けられたガイド
レール8Bに沿ってY方向に移動可能となっており、Y
ステージ80の一端部にはラック87が形成され、この
ラック87にはパルスモータ88の駆動軸88aに装着
されたピニオン89が噛合していて、パルスモータ88
の駆動によってYステージ80がY方向に移動する。パ
ルスモータ(移動手段)88は固定ステージ85に固定
されている。
なお、Yステージ80にはX方向に延びる長孔(図示せ
ず)が形成され、また、固定ステージ85にはY方向に
延びる長孔(図示せず)が形成されていて、X、Yステ
ージ71.80が移動しても光源55からの照明光が遮
られないようになっている。
第8図は各パルスモータ74.82.88を制御する制
御系の構成を示したブロック図であり、第8図において
、91は表示素子53の回転■やX、Yステージ71.
80の移動量を設定する設定装置(設定手段)でこの設
定装置91により回転量や移動量を設定すると、制御装
置92が各パルスモータ74.82.88を制御して設
定装置91で設定した設定量だけ表示素子53を回転さ
せたり、X、Yステージ71.80を設定量だけ移動さ
せたりする。これにより、例えば第4図に示す角度目盛
56の投影像56a−が回転したり、移動したりするの
で、その投影像56a゛を適正な位置にもっていくこと
ができることとなる。
第9図は表示素子を透過型液晶素子100で構成したち
のを示したものであり、この透過型液晶素子100には
角度や寸法の他にも手術に必要な各種の情報を表示する
ことができる。そして、透過型液晶素子100に表示さ
れた表示情報は強膜Ea等の観察面に投影されるので、
接眼レンズ36から目を離すことなく手術に必要な各種
の情報を得ることができることとなる。
第10図はズームレンズ32の倍率に応じて透過型液晶
素子100を制御する制御系の構成を示したブロック図
であり、第10図において、1o1は手術に必要なデー
タを入力する入力装置、102は入力装置101に入力
されるデータや例えばケラトメータ等の他の測定装置1
07からのデータ等を表示する表示器、103はズーム
レンズ32の倍率を検知するポテンションメータ(倍率
検知手段)、104はプリンタ、105はマイクロコン
ピュータ等からなる制御装置(制御手段)で、この制御
装置105は、表示器102やプリンタ104等を制御
するものである。
また、制御装置105は、接眼レンズ36を通して見る
透過型液晶素子90の表示情報の投影像が所定の大きさ
となるように、ポテンションメータ103が検知する倍
率に基づいて透過型液晶素子10Gに表示される文字等
の大きさを演算するようになっている。
106は制御装置105が演算した大きさで文字等を表
示させるLCD制御回路である。
この実施例によれば、ズームレンズ32の倍率を変える
と、ポテンションメータ103がそのズームレンズ32
の倍率を検知し、制御装置105が接眼レンズ36を通
して見る透過型液晶素子90の表示情報の投影像が所定
の大きさとなるように、ポテンションメータ103が検
知する倍率に基づいて透過型液晶素子100に表示され
る文字等の大きさを演算し、LCD制御回路106がそ
の演算に基づいた大きさの文字等を透過型液晶素子10
0に表示させる。
したがって、接眼レンズ36を通して見る投影像の大き
さはズームレンズ32の倍率に拘らず一定となる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、患者眼を光障
害から保護することができるとともに観察視野の一部が
ケラレることがなく、シかも滅菌作業等を必要としない
また、ズーム光学系の倍率に拘らず所定の大きさの表示
情報の投影像を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる手術用顕微鏡の光学系の配置
を概略的に示した概略配置図、第2図は各光学系の光路
を示した説明図、第3rMは表示素子の構成を示した平
面図、第4図は被検眼の説明図、 第5図は他の表示素子を示した平面図、第6図は回転板
の構成を示した説明図、第7図は表示素子の回転および
移動機構の構成を示した斜視図、 第8図は各パルスモータの制御系の構成を示したブロッ
ク図、 第9図は透過型液晶素子を示した平面図、第1O図は透
過型液晶素子の制御系の構成を示したブロック図、 第11図は従来の手術用顕微鏡の光学系の配置を示した
概略配置図である。 30・・・観察光学系 31・・・対物レンズ 32・・・ズームレンズ 50・・・照明光学系 53・・・表示素子 55・・・光源 74・・・パルスモータ(回転手段) 82、88・・・パルスモータ(移動手段)100・・
・透過型液晶素子 103・・・ポテンションメータ(好事検知手段)10
5・・・制御装置(制御手段〉 E・・・被検眼 Ea・・・強膜(観察面) 第1図 第2図 第4図 第8図 第9図 lυl 第10図 02 03 第11図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対物レンズを介して被検眼を観察する観察光学系
    と、前記対物レンズを介して前記観察光学系の光路外か
    ら被検眼を照明する照明光学系とを備えている手術用顕
    微鏡であつて、 前記照明光学系に前記被検眼の観察面と略共役な位置に
    手術に必要な情報を表示する表示素子を設け、 前記照明光学系の照明光源によって前記表示素子の情報
    を前記観察面に投影するようにしたことを特徴とする手
    術用顕微鏡。
  2. (2)前記表示素子を照明光学系の光軸と直交する平面
    内のX、Y軸方向に移動させる移動手段と、前記表示素
    子をその平面内で回転させる回転手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の手術用顕微鏡。
  3. (3)前記表示素子の移動量や回転量を設定する設定手
    段を備えていることを特徴とする請求項第2項記載の手
    術用顕微鏡。
  4. (4)前記表示素子を透過型液晶素子で構成したことを
    特徴とする請求項第1項記載の手術用顕微鏡。
  5. (5)ズーム光学系を有し対物レンズを介して被検眼を
    観察する観察光学系と、前記対物レンズを介して前記照
    明光学系の光路外から被検眼を照明する照明光学系とを
    備えている手術用顕微鏡であつて、前記照明光学系の光
    路内に、前記被検眼の観察面と略共役な位置に手術に必
    要な情報を表示する透過型液晶素子を設けて、前記照明
    光学系の照明光源によって透過型液晶素子の表示情報を
    前記観察面に投影する構成とし、 前記ズーム光学系の倍率を検知する倍率検知手段と、 この倍率検知手段が検知する倍率に基づいて、前記観察
    面に投影される表示投影像がズーム光学系の倍率に拘ら
    ず所定の大きさで観察されるように前記透過型液晶素子
    の表示情報の大きさを制御する制御手段と、 を設けたことを特徴とする手術用顕微鏡。
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