JP2012050671A - 眼科用手術顕微鏡および眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット - Google Patents

眼科用手術顕微鏡および眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 角膜乱視の矯正を目的とした眼内レンズの挿入手術において、顕微鏡の接眼部を通して観察される手術眼の観察像内に乱視軸位置を呈示可能な眼科用手術顕微鏡および眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットを提供する。
【解決手段】 手術眼の角膜に第1の指標を投影する第1指標投影手段と、第1指標投影手段により前記角膜に投影された第1の指標の反射像を検出する第1指標検出手段と、第1の指標の反射像の位置関係に基づいて角膜の乱視軸を算出する演算手段と、角膜の乱視軸に対応する角膜上に前記第1の指標とは別に角膜に複数の第2の指標を投影する第2指標投影手段と、第1及び第2の指標とは別に手術眼の光軸に沿って角膜に第3の指標を投影する第3指標投影手段を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、白内障を治療する眼内レンズ挿入手術において使用される眼科用手術顕微鏡および眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットに関し、詳しくは手術眼の角膜の乱視軸の情報を術者に提示する眼科用手術顕微鏡および眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットに関する。
眼科分野においては、手術に際して手術眼を拡大して観察する手術顕微鏡が広く利用されている。
前述の手術には屈折矯正あるいは眼内レンズの挿入を行なうものがあり、この屈折矯正あるいは眼内レンズの挿入の手術において角膜の形状情報に基づいて手術が行われることがある。特に、眼内レンズの挿入手術の中で角膜乱視の矯正を目的とする手術においては、乱視矯正用眼内レンズを手術眼に対して適切な方向に合わせるために手術眼の角膜の乱視軸位置を把握する必要がある。
そのため、手術中に角膜形状の測定が行なわれることも多く、手術顕微鏡に角膜形状を測定する機能を組込んだ眼科装置あるいは手術顕微鏡に取付け可能な角膜形状解析装置等が提案されている。(特許文献1〜3参照)
特開昭59−155232号公報 特開平08−066369号公報 特開2009−045461号公報
しかしながら、前述した特許文献において開示されている装置は、術者が顕微鏡の接眼部を通して手術眼を観察している時は測定された角膜の形状情報を確認できない構成となっている。そのため、乱視矯正用眼内レンズの挿入手術においては、手術眼に対する乱視矯正用眼内レンズの向きが適切であるか否かの評価は、術者は接眼部から一旦眼を外して、特許文献3に開示されたような方法で作成された画像等により乱視軸の位置を確認する必要があった。
本発明は、角膜乱視の矯正を目的とした眼内レンズの挿入手術において、顕微鏡の接眼部を通して観察される手術眼の観察像内に乱視軸位置を呈示可能な眼科用手術顕微鏡および眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を備えることを特徴とする。
(1) 筺体部を前後左右上下の3次元方向に移動する移動機構を有する眼科用手術顕微鏡において、手術眼の角膜に第1の指標を投影する第1指標投影手段と、前記第1指標投影手段により前記角膜に投影された第1の指標の反射像を検出する第1指標検出手段と、前記第1の指標の反射像の位置関係に基づいて前記角膜の乱視軸を算出する演算手段と、前記角膜の乱視軸に対応する前記角膜上に前記第1の指標とは別に前記角膜に複数の第2の指標を投影する第2指標投影手段と、前記第1及び第2の指標とは別に前記手術眼の光軸に沿って前記角膜に第3の指標を投影する第3指標投影手段を有することを特徴とする。
(2) (1)の眼科用手術顕微鏡において、前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段の周囲に円環状に配置された複数の光源により構成され、前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に配置されている光源のみ点灯することを特徴とする。
(3) (1)の眼科用手術顕微鏡において、前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段を取囲む円環の1つの直径を成す直線の対角位置に配置された複数の光源により構成されるとともに、前記円環を該円環の中心を軸として回転する第2指標投影手段回転機構と、前記第2指標投影手段回転機構を駆動制御する第2指標投影手段の回転制御手段をさらに有し、前記第2指標投影手段の回転制御手段は前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に前記複数の光源を移動することを特徴とする。
(4) (1)〜(3)の何れかの眼科用手術顕微鏡において、前記第2指標投影手段を顕微鏡光学系の光軸に直交する2次元方向に移動する第2指標投影手段移動機構と、前記第2指標投影手段移動機構を駆動する第2指標投影手段の駆動手段とをさらに有することを特徴とする。
(5) (4)の眼科用手術顕微鏡において、観察光線の一部を分割する観察光線分割手段と、前記分割された観察光線を受光して前記第1から第3の指標の反射像を含む前記手術眼の観察像を撮像する撮像素子とを有し、前記演算手段はさらに前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像に含まれる前記第3の指標の反射像の位置に基づいて前記手術眼と前記第2指標投影手段の位置関係を算出し、算出された位置関係に基づいて前記第2指標投影手段の駆動手段を制御することを特徴とする。
(6) (5)の眼科用手術顕微鏡において、前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする。
(7) (6)の眼科用手術顕微鏡において、前記表示手段はさらに前記算出された乱視軸の情報を表示することを特徴とする。
(8) (6)あるいは(7)の何れかの眼科用手術顕微鏡において、前記演算手段はさらに前記角膜の曲率を算出し、算出された前記角膜の曲率は前記表示手段に表示されることを特徴とする。
(9) 筺体部を前後左右上下の3次元方向に移動する移動機構を有する眼科用手術顕微鏡に取付ける拡張ユニットであって、手術眼の角膜に第1の指標を投影する第1指標投影手段と、前記第1指標投影手段により前記角膜に投影された第1の指標の反射像を検出する第1指標検出手段と、前記第1の指標の反射像の位置関係に基づいて前記角膜の乱視軸を算出する演算手段と、前記角膜の乱視軸に対応する前記角膜上に前記第1の指標とは別に前記角膜に複数の第2の指標を投影する第2指標投影手段と、前記第1及び第2の指標とは別に前記手術眼の光軸に沿って前記角膜に第3の指標を投影する第3指標投影手段を有することを特徴とする。
(10) (9)の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段の周囲に円環状に配置された複数の光源により構成され、前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に配置されている光源のみ点灯することを特徴とする。
(11) (9)の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段を取囲む円環の1つの直径を成す直線の対角位置に配置された複数の光源により構成されるとともに、前記円環を該円環の中心を軸として回転する第2指標投影手段回転機構と、前記第2指標投影手段回転機構を駆動制御する第2指標投影手段の回転制御手段をさらに有し、前記第2指標投影手段の回転制御手段は前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に前記複数の光源を移動することを特徴とする。
(12) (9)〜(11)の何れかの眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、前記第2指標投影手段を取付ける眼科用手術顕微鏡の光軸に直交する2次元方向に移動する第2指標投影手段移動機構と、前記第2指標投影手段移動機構を駆動する第2指標投影手段の駆動手段とをさらに有することを特徴とする。
(13) (12)の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、取付ける眼科用手術顕微鏡の観察光線の一部を分割する観察光線分割手段と、前記分割された観察光線を受光して前記第1から第3の指標の反射像を含む前記手術眼の観察像を撮像する撮像素子とを有し、前記演算手段はさらに前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像に含まれる前記第3の指標の反射像の位置に基づいて前記手術眼と少なくとも前記第2指標投影手段の位置関係を算出し、算出された位置関係に基づいて前記第2指標投影手段の駆動手段を制御することを特徴とする。
(14) (13)の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする。
(15) (14)の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、前記表示手段はさらに前記算出された乱視軸の情報を表示することを特徴とする。
(16) (13)あるいは(14)の何れかの眼科用手術顕微鏡の拡張ユニットにおいて、前記演算手段はさらに前記角膜の曲率を算出し、算出された前記角膜の曲率は前記表示手段に表示されることを特徴とする。
本発明によれば、接眼部を通して観察される手術眼の観察像で乱視軸を確認できるため、術者が眼内レンズの方向確認毎に接眼部から眼を外す必要が無く、手術に集中できるため、術者の負担を軽減することが可能となる。
本発明に関わる手術顕微鏡の第1の形態の光学配置を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第1の形態の乱視軸表示手段の構成を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第1の形態のブロック構成を示した説明図である。 観察用モニタにおいて観察される手術眼の観察像を示した説明図である。 XYアライメント用光源の光束と角膜形状測定用光源の光束が照射された手術眼を示した説明図である。 手術眼と算出された乱視軸の関係を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第1の形態における手術眼と乱視軸表示手段の関係を示した説明図である。 乱視矯正用眼内レンズを示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第1の形態における手術眼と乱視矯正用眼内レンズの位置合せを示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第2の形態の光学配置を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第2の形態の乱視軸表示手段の構成を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第2の形態のブロック構成を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第2の形態における手術眼と乱視軸表示手段の関係を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の第2の形態における手術眼と乱視矯正用眼内レンズの位置合せを示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の拡張ユニットの光学配置を示した説明図である。 本発明に関わる手術顕微鏡の拡張ユニットの乱視軸表示手段の構成を示した説明図である。
以下、図面に基づいて説明を行なう。
図1〜9は本発明に関わる手術顕微鏡の第1の形態を説明するものである。図1は光学配置を示したものである。図1(a)において、接眼レンズ2から対物レンズ7に至る光学系は一般的な顕微鏡の構成であり、手術眼Eの像は対物レンズ7・結像レンズ6・変倍レンズ5・結像レンズ4・正立プリズム3を介して接眼レンズ2に導かれる。ここで、対物レンズ7を通過した光束は両眼視のために結像レンズ6以降はOa,Obの2つの光路に分離され、変倍レンズ5と結像レンズ4の間では光束が平行となるように構成されている。この変倍レンズ5と結像レンズ4の間の領域には、接眼レンズ2において観察される光束の一部を分割する分割ミラー8が配置され、分割された光束は結像レンズ9を介して観察カメラ10に導かれ、観察カメラ10に導かれた手術眼Eの観察像はモニタ11において表示される。そして、これらの構成部材は筺体1に収容されている。
また、対物レンズ7の軸Ocの途中には分割ミラー12が配置されており、点線で囲まれた領域Aには図1(b)に示される光学系が構成されている。以下に図1(b)に示された光学系の構成を説明する。
分割ミラー12により光軸Ocから分離された光軸の先には結像レンズ13・分割ミラー14が配置され、分割ミラー14の先には撮像素子15が配置されている。また、分割ミラー14により分割された光軸の先には、コリメートレンズ16・分割ミラー17が配置され、分割ミラー17の先に可視光線を生じる固視灯光源19が配置されている。また、分割ミラー17により分割された光軸の先には顕微鏡100と手術眼Eの前後左右方向(XY方向)の位置ずれを検出するための光束を手術眼Eに照射するXY方向アライメント用光源18が配置されている。
さらに、対物レンズ7の前方の点線で囲まれた領域Bには角膜形状の測定に使用する光束を手術眼Eに照射する角膜形状測定用光源20・顕微鏡100と手術眼Eの上下方向(Z方向)の位置ずれを検出するための光束を手術眼Eに照射するZ方向アライメント用光源21と手術眼Eにより反射されたZ方向アライメント用光源21の反射像を受光する結像レンズ23および位置検出用受光素子22・手術眼Eの乱視軸位置を手術眼E上に照射する乱視軸表示光源24が配置されている。角膜形状測定用光源20と乱視軸表示光源24はそれぞれ図1(c)に示すように複数の光源が対物レンズ7の光軸Ocを中心として円環状に配置されている。
次に、領域Bと示された部分の構成を説明する。図2は領域Bの構成を具体的に示したもので、乱視軸表示光源24が円環状に等間隔で配置された乱視軸表示光源保持部材25はスライドレール27に沿って左右前後方向(XY方向)に移動可能な構成となっている。また、X方向駆動モータ28およびY方向駆動モータ30に接続されている送りねじ29により乱視軸表示光源保持部材25は電気的に駆動可能とされている。
以上の構成とされた手術顕微鏡のブロック構成を示したのが図3である。本形態において、電気的に駆動する部材は全て制御回路33に接続されている。
以上のように構成された手術顕微鏡の操作について以下に説明する。手術眼Eには、図示しない照明手段による照明光束とXY方向アライメント用光源18および固視灯光源19による光軸Ocに沿った光束と円環状に配置された角膜形状測定用光源20による光束とZ方向アライメント用光源21による光束が照射される。これらの光束は手術眼Eにおいて反射され、その反射像は光軸Oa,Ob,Ocを経由して接眼レンズ2,観察カメラ10,撮像素子15に導かれる。図4は観察カメラ10を介して観察される手術眼Eをモニタ11に表示したもので、手術眼EとともにXY方向アライメント用光源18の反射光R18・角膜形状測定用光源20の反射光R20が観察されている。撮像素子15は手術眼EによるXY方向アライメント用光源18の反射光R18を受光してその位置情報を取得するとともに、手術眼Eによる角膜形状測定用光源20の反射光R20を受光してその位置情報を取得する。取得された位置情報に基づいて反射光R18および反射像R20は識別され、反射光R18の位置情報は手術眼Eに対する顕微鏡100の前後左右方向のずれ量の把握に利用され、反射光R20の位置情報は手術眼Eの角膜形状の把握に利用される。ここで、手術眼Eには固視灯光源19の光束も照射されているため撮像素子15には固視灯光源19による反射光R19も受光される。反射光19は反射光R18の位置検出においては外乱となるため、反射光R19が撮像素子15に入射することを防止する必要がある場合は撮像素子15の前に可視光をカットするフィルタを設ければ良い。
Z方向アライメント用光源21から照射された光束は手術眼Eにおいて反射され、結像レンズ23を介して位置検出用受光素子22に受光される。ここで、結像レンズ23および位置検出用受光素子22は顕微鏡100と手術眼Eの距離が適切な状態となる際に手術眼Eで反射されたZ方向アライメント用光源21の反射光が位置検出用受光素子22の所定位置に受光する配置とされ、この所定位置からのZ方向アライメント用光源21の反射像位置のずれ量が顕微鏡100と手術眼Eの適正距離からのずれの把握に利用される。
前述の撮像素子15あるいは位置検出用受光素子22の取得された情報は演算回路34において適正位置からのずれ量を算出するために利用される。算出された適正位置からのずれについての情報は手術眼Eの観察像とともにモニタ11に表示させることにより、顕微鏡100を手術眼Eに対して適切な位置に移動させる際に術者が参考とすることが可能となる。図4では手術眼Eの観察像とともに算出された適正位置からのずれの情報を表示させており、画面の右下領域Gに適正位置に対して左右(X),前後(Y),上下(Z)のずれ量を数値にて表示している。なお、表示方法は数値だけに限定されず、例えば点線により示されている矢印AR・ARのような図形や左下領域Fに示すように方向を表す文字等により移動方向を呈示させることも可能である。このような構成とすることにより、術者は表示された情報に基づいて筺体1を3次元的に移動させる操作を行なえば良い。
手術眼Eに対して顕微鏡100が適正位置に移動されると、撮像素子15あるいは位置検出用受光素子22により取得されるずれは所定量以下となる。従って、前述の撮像素子15あるいは位置検出用受光素子22により導き出されたずれ量が所定量以下である場合、適正位置への移動が完了したことを術者に呈示する構成とすることも可能である。例えば、適正位置にある場合は図4に示した矢印ARL・ARFを消去して適正位置であることを示す他の図形が表示されるようにする。このように顕微鏡110が手術眼Eに対して適正位置に移動したことを確認された場合、手術眼Eの角膜形状の測定に進む。
撮像素子15はXY方向アライメント用光源21の手術眼Eにおける反射像R18の他に角膜形状測定用光源20の反射像R20も受光している。この反射像R20の位置情報から算出される近似楕円に基づいて手術眼Eの角膜形状が取得される。なお、角膜形状の取得は従来公知の技術(特願昭61−146227号公報等)を用いることが可能であるため、詳細な説明は省略する。角膜形状が取得されると角膜曲率および乱視軸角度等が特定される。
特定された乱視軸角度の情報を利用して、接眼レンズ2を介して術者が観察している手術眼Eに角膜乱視軸ALEの位置を呈示する手順を説明する。乱視軸角度θALは図5に示したように角膜頂点等に設定されるアライメントの基準位置PAを中心として円環状に配置された角膜形状測定用光源20の反射像に基づいて算出される。ここで、アライメントの基準位置PAはXY方向アライメント用光源18による反射像R18として認識されるため、角膜乱視軸ALEは反射像R18の近傍を通過することになる。図6は乱視軸角度がθALである手術眼Eにおける乱視軸ALEの位置を示したものである。ここで、アライメントの基準位置PAを通る水平方向の直線BLH,垂直方向の直線BLVを定義すると、乱視軸角度θALの手術眼Eについての角膜乱視軸ALEは反射像R18を通り直線BLHに対して傾斜角θALの直線として表すことができる。
図7は本実施例における乱視軸表示光源24により手術眼Eに形成される反射像R24の位置と角膜乱視軸ALEの関係を示したものである。図7において反射像R24の中で角膜乱視軸ALEの最も近くに形成される反射像の位置を“●”、その他の反射像が形成される位置を“○(点線)”により示している。“●”で示された一対の反射像R24を結ぶ線分は角膜乱視軸ALEと略一致するため、乱視軸角度θALに基づいて“●”で示される一対の反射像R24(を形成する乱視軸表示光源24)の位置を特定可能である。以下に、その概要を説明する。なお、反射像R24は総数2×N個とし、水平方向基準線BLH上に位置している一対の反射像の右側の反射像(R24B)を基準として反時計回りに番号が振られている。以下の説明において、第i番目の反射像はR24[i]と表すことにより複数形成される反射像R24を識別する。
図7において、“●”で示された一対の反射像のうち右上方に位置する反射像は第n番目の反射像R24[n]とすると、乱視軸角度θAL(°)は
θAL ≒ 360×(n−1)÷(2×N)
の関係で表わすことができる。従って、
n ≒ θAL×N÷180+1
と変形することで、乱視軸角度θALの角膜乱視軸ALEに最も近い反射像R24[n]を特定することができる。なお、R24[n]と対称位置の反射像R24が基準から第n’番目に位置するとした場合、
n’ = n+N
として特定することができる。このようにして特定された一対の光源のみ点灯させることにより、術者は接眼レンズ2を介して観察される手術眼Eに形成される一対の反射像R24の位置により角膜乱視軸ALEの位置を把握することが可能となる。なお、計算結果が整数にならない場合は小数点第1位を四捨五入する。
例えば、反射像R24の総数2×N=72、乱視軸角度θAL=45(°)である場合に角膜乱視軸ALEに最も近い反射像R24は、
n ≒ 45×(72÷2)÷180+1 = 10
となるため、基準位置から第10番目の反射像R24[10]が最も角膜乱視軸ALEに近いことが特定される。また、対称位置の反射像R24は、
n’ = 10+(72÷2) = 46
と求められ、基準位置から第46番目の反射像R24[46]が該当することが把握できる。従って、反射像R24[10]とR24[46]を結ぶ線分を角膜乱視軸ALEであると術者が認識することができる。
ここで、前述の反射像R24[n]あるいはその対称位置の反射像R24[n’]を手術眼E上に形成するのは乱視軸表示光源24であるため、所望する位置に反射像を形成するためには乱視軸表示光源24を点灯制御する必要がある。しかしながら、反射像R24に対応する乱視軸表示光源24の各光源の位置関係が把握されていれば、乱視軸表示光源24のどの位置の光源を点灯すれば所望する位置に反射像R24が形成されるかは把握可能である。例えば、図2(a)に示されている乱視軸表示光源24において、直線CC上に位置する一対の光源の左側の光源(LB)を個々の光源を特定するための基準として時計回りに番号を振る。ここで、基準とする光源と番号を振る方向を図7と左右対称としているのは、図7が顕微鏡から手術眼Eを眺めた状態であるのに対して、図2(a)は手術眼Eから顕微鏡の方向を眺めた状態であり、反射像R24に対応する光源位置は鏡面関係となるためである。
ところで、手術眼Eは手術中であっても位置変動を生じる。そして、手術眼Eの位置が変わることにより手術眼Eに照射された乱視軸表示光源24の反射像R24に位置も変動してしまう。従って、手術眼Eの動きに追従して乱視軸表示光源24を動かすことが好ましい。そのため、乱視軸表示光源24が配置されている乱視軸表示光源保持部材25を移動可能とする機構が設けられている。図2には乱視軸表示光源保持部材25を前後左右(XY)方向に移動する機構が示されている。乱視軸表示光源保持部材25は平行に配置されている2つのスライドレール27を介してX方向移動機構保持部材26に取付けられ、左右(X)方向に移動可能とされているとともにX方向駆動モータ28に接続されている送りねじ29が通されている。また、X方向移動機構保持部材26は平行に配置された2つのスライドレール27を介して顕微鏡本体1に取付けられ、前後(Y)方向に移動可能とされているとともにY方向駆動モータ30に接続されている送りねじ29が通されている。図1に示した撮像素子15により検出された手術眼Eと手術顕微鏡100の前後左右(XY)方向のずれ量に基づいて制御回路33はX方向駆動モータ28ならびにY方向駆動モータ30を制御して、それぞれのモータ軸と接続されている送りねじ29を介して乱視軸表示光源保持部材25を顕微鏡本体1に対して左右(X)方向あるいは前後(Y)方向に移動させる。この構成により、手術眼Eの動きに追従して乱視軸表示光源保持部材25も移動されるため、乱視軸表示光源24の反射像R24は手術眼Eの動きに影響されることなく手術眼E上の特定の位置に形成されることになる。なお、本実施例は上下(Z)方向のずれについて追従可能な構成としていないが、その理由は手術を受ける患者は手術台に横たわっているため手術眼Eは上下(Z)方向に関してはほとんど移動しないと想定しているためである。
以上のようにして手術眼Eに乱視軸表示光源24の反射像R24が呈示された状態において、術者は乱視矯正用眼内レンズの挿入手術を実施する。図8は乱視矯正用眼内レンズ43の一例を示している。乱視矯正用眼内レンズ43には、手術眼Eの角膜乱視軸ALEに位置合せするマーキング44が付けられている。術者は手術眼Eに乱視矯正用眼内レンズ43を挿入後、マーキング44が角膜乱視軸ALEと一致するように乱視矯正用眼内レンズ43の位置合せを行なう。図9は乱視矯正用眼内レンズ43が挿入された状態の手術眼Eの観察像を示したものである。手術眼Eの角膜乱視軸ALEの位置は乱視軸表示光源24の一対の光源を点灯されることにより手術眼Eに形成される反射像R24(“●”表記)により把握される。術者は手術眼Eに挿入された乱視矯正用眼内レンズ43を回転させてマーキング44を反射像R24と一致させることにより、乱視矯正用眼内レンズ43を適切な位置(方向)に合わせることができる。
図10〜13は本発明に関わる手術顕微鏡の第2の形態を説明するものである。図10は光学配置を示したものであり、基本的には第1の形態と同じである。第1の形態と異なっているのは、図10(a)の領域B’において図10(c)に示すように乱視軸表示光源24が円環状ではなく一直線上のみに配置されている点である。乱視軸表示光源24は乱視軸表示光源保持部材25’に保持され、乱視軸表示光源保持部材25’を回転させて乱視軸表示光源24の位置を変更可能な構成となっている。従って、以降の説明は第1の形態と異なる図10(a)の領域B’に関連する部分についてのみ行なう。
図11は図10(a)の領域B’の構成を具体的に示したもので、乱視軸表示光源24が配置された乱視軸表示光源保持部材25’はベアリング38によりベアリング保持部材39に対して回転可能とされている。また、ベアリング保持部材39には回転駆動モータ37ならびに回転量検出センサ40が取付けられ、回転駆動モータ37の軸には乱視軸表示光源保持部材25’を回転させる駆動力を伝搬する回転力伝搬部材36が取付けられている。さらに、ベアリング保持部材39はスライドレール27に沿って左右前後方向(XY方向)に移動可能であり、X方向駆動モータ28およびY方向駆動モータ30に接続されている送りねじ29により電気的に駆動可能とされている。
図12は本実施例に関わる手術顕微鏡のブロック構成を示したものである。第1の形態と同じく本形態においても、電気的に駆動する部材は全て制御回路33に接続されている。
以上のように構成された本実施例に関わる手術顕微鏡の操作について以下に説明する。ただし、乱視軸角度の特定までは第1の形態と同じであるため、特定された乱視軸角度の情報を利用して、接眼レンズ2を介して術者が観察している手術眼Eに角膜乱視軸ALEの位置を呈示する手順のみ説明する。
図13は本実施例において手術眼Eに形成される乱視軸表示光源24の反射像R24と角膜乱視軸ALEの関係を示したものである。角膜乱視軸ALEは水平方向基準線BLHに対して角度θAL傾斜しているため、水平方向基準線BLHに対して角度θAL分回転させた位置に乱視軸表示光源24の反射像R24が形成されるように乱視軸表示光源保持部材25’の回転を制御することにより、角膜乱視軸ALEと乱視軸表示光源24の反射像R24の位置を一致させることができる。この制御を図11に示した構成において行なう場合、図11の乱視軸表示光源24と図13の反射像の位置関係は第1の実施例における図2と図7の関係と同様に鏡面関係になることに注意する必要がある。
以上のようにして、乱視軸表示光源24の反射像R24により手術眼Eの角膜乱視軸ALEの位置が呈示された状態において、術者は乱視矯正用眼内レンズの挿入手術を実施する。なお、手術眼Eの位置変動に対する乱視軸表示光源24の追従に関しては第1の形態と同じであるため説明は省略する。図14は乱視矯正用眼内レンズ43が挿入された状態の手術眼Eの観察像を示したもので、第1の実施例の図9と同じく乱視軸表示光源24の反射像R24にマーキング44が一致するように乱視矯正用眼内レンズ43を移動させる。これにより、乱視矯正用眼内レンズ43を適切な位置(方向)に合わせることができる。
図15〜16は本発明に関わる手術顕微鏡の拡張ユニットの形態を説明するものである。図15は手術顕微鏡を含めた光学配置を示したものである。本形態は、本発明に関わる乱視軸表示機構を従来型の手術顕微鏡に取付け可能とする拡張ユニットであり、図1あるいは図10に示した手術顕微鏡において、図1(a)あるいは図10(a)の結像レンズ4と変倍レンズ5の間に設けていたハーフミラー8による観察用の分岐経路と、図1(b)あるいは図10(b)に示した光学系を一体化して提供するものである。
図15に示すように、本形態では手術顕微鏡の対物レンズ7と手術眼Eの間に観察用ならびにアライメント光学系に観察光線の一部を分岐させるハーフミラー41を配置している。このハーフミラー41は、図1あるいは図10におけるハーフミラー8およびハーフミラー12に該当する。ハーフミラー41により分岐された光線は図15(b)に示される光学系が配置されている。この光学系は、図1(b)あるいは図10(b)に示されているものと同等の構成とされている。以上の構成部材は角膜形状測定用光源20・Z方向アライメント用光源21を含むZ方向アライメント光学系・乱視軸表示光源24およびそのXY方向移動機構を含む乱視軸表示機構とともに一体化されてユニット200を構成している。
図16は拡張ユニット200の構成を示す例で、前述の手術顕微鏡の第2の形態において本発明に必要なハーフミラー8あるいは12により分岐される光学系を乱視軸表示手段と手術顕微鏡100の対物レンズ7の間に配置している。本形態は、単純に前述の手術顕微鏡の第2の形態における光学系の配置のみを変更するものでブロック構成については図12に示されたものをそのまま適用することができる。また、一連の動作に関しても前述の手術顕微鏡の第2の形態と同じであり、ここでの説明は省略する。
なお、本実施例においては、手術眼Eの「観察像をモニタに表示する構成とされていないが、撮像素子15を観察カメラとして兼用させて撮像信号をモニタに出力させることにより、第1あるいは第2の実施例と同様にすることが可能である。
以上に説明したとおり、本発明によれば手術中に手術眼に角膜乱視軸の位置を呈示することが可能であるため、角膜乱視の矯正を行なう眼内レンズ挿入手術を適切に行なうことが可能となる。
10 観察カメラ
11 モニタ
15 撮像素子
18 XY方向アライメント用光源
19 固視灯光源
20 角膜形状測定用光源
21 Z方向アライメント用光源
22 位置検出用受光素子
24 乱視軸表示光源
25,25’ 乱視軸表示光源保持部材
27 スライドレール
28 X方向駆動モータ
29 送りねじ
30 Y方向駆動モータ
33 制御回路
34 演算回路
37 回転駆動モータ
38 ベアリング
40 回転量検出センサ
43 乱視矯正用眼内レンズ
44 マーキング

Claims (16)

  1. 筺体部を前後左右上下の3次元方向に移動する移動手段を有する眼科用手術顕微鏡において、
    手術眼の角膜に第1の指標を投影する第1指標投影手段と、
    前記第1指標投影手段により前記角膜に投影された第1の指標の反射像を検出する第1指標検出手段と、
    前記第1の指標の反射像の位置関係に基づいて前記角膜の乱視軸を算出する演算手段と、
    前記角膜の乱視軸に対応する前記角膜上に前記第1の指標とは別に前記角膜に複数の第2の指標を投影する第2指標投影手段と、
    前記第1及び第2の指標とは別に前記手術眼の光軸に沿って前記角膜に第3の指標を投影する第3指標投影手段を有することを特徴とする眼科用手術顕微鏡。
  2. 前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段の周囲に円環状に配置された複数の光源により構成され、前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に配置されている光源のみ点灯することを特徴とする請求項1に記載の眼科用手術顕微鏡。
  3. 前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段を取囲む円環の1つの直径を成す直線の対角位置に配置された複数の光源により構成されるとともに、
    前記円環を該円環の中心を軸として回転する第2指標投影手段回転機構と、
    前記第2指標投影手段回転機構を駆動制御する第2指標投影手段の回転制御手段をさらに有し、
    前記第2指標投影手段の回転制御手段は前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に前記複数の光源を移動することを特徴とする請求項1に記載の眼科用手術顕微鏡。
  4. 前記第2指標投影手段を顕微鏡光学系の光軸に直交する2次元方向に移動する第2指標投影手段移動機構と、
    前記第2指標投影手段移動機構を駆動する第2指標投影手段の駆動手段とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の眼科用手術顕微鏡。
  5. 観察光線の一部を分割する観察光線分割手段と、
    前記分割された観察光線を受光して前記第1から第3の指標の反射像を含む前記手術眼の観察像を撮像する撮像素子とを有し、
    前記演算手段はさらに前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像に含まれる前記第3の指標の反射像の位置に基づいて前記手術眼と前記第2指標投影手段の位置関係を算出し、算出された位置関係に基づいて前記第2指標投影手段の駆動手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の眼科用手術顕微鏡。
  6. 前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の眼科用手術顕微鏡。
  7. 前記表示手段はさらに前記算出された乱視軸の情報を表示することを特徴とする請求項6に記載の眼科用手術顕微鏡。
  8. 前記演算手段はさらに前記角膜の曲率を算出し、算出された前記角膜の曲率は前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項6又は7に記載の眼科用手術顕微鏡。
  9. 筺体部を前後左右上下の3次元方向に移動する移動手段を有する眼科用手術顕微鏡に取付ける拡張ユニットであって、
    手術眼の角膜に第1の指標を投影する第1指標投影手段と、
    前記第1指標投影手段により前記角膜に投影された第1の指標の反射像を検出する第1指標検出手段と、
    前記第1の指標の反射像の位置関係に基づいて前記角膜の乱視軸を算出する演算手段と、
    前記角膜の乱視軸に対応する前記角膜上に前記第1の指標とは別に前記角膜に複数の第2の指標を投影する第2指標投影手段と、
    前記第1及び第2の指標とは別に前記手術眼の光軸に沿って前記角膜に第3の指標を投影する第3指標投影手段を有することを特徴とする眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  10. 前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段の周囲に円環状に配置された複数の光源により構成され、前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に配置されている光源のみ点灯することを特徴とする請求項9に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  11. 前記第2指標投影手段は前記第1指標投影手段を取囲む円環の1つの直径を成す直線の対角位置に配置された複数の光源により構成されるとともに、
    前記円環を該円環の中心を軸として回転する第2指標投影手段回転機構と、
    前記第2指標投影手段回転機構を駆動制御する第2指標投影手段の回転制御手段をさらに有し、
    前記第2指標投影手段の回転制御手段は前記演算手段により算出された前記角膜の乱視軸に略一致する位置に前記複数の光源を移動することを特徴とする請求項9に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  12. 前記第2指標投影手段を取付ける眼科用手術顕微鏡の光軸に直交する2次元方向に移動する第2指標投影手段移動機構と、
    前記第2指標投影手段移動機構を駆動する第2指標投影手段の駆動手段とをさらに有することを特徴とする請求項9乃至11に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  13. 取付ける眼科用手術顕微鏡の観察光線の一部を分割する観察光線分割手段と、
    前記分割された観察光線を受光して前記第1から第3の指標の反射像を含む前記手術眼の観察像を撮像する撮像素子とを有し、
    前記演算手段はさらに前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像に含まれる前記第3の指標の反射像の位置に基づいて前記手術眼と少なくとも前記第2指標投影手段の位置関係を算出し、算出された位置関係に基づいて前記第2指標投影手段の駆動手段を制御することを特徴とする請求項12に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  14. 前記撮像素子により撮像された前記手術眼の観察像を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  15. 前記表示手段はさらに前記算出された乱視軸の情報を表示することを特徴とする請求項14に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
  16. 前記演算手段はさらに前記角膜の曲率を算出し、算出された前記角膜の曲率は前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項14又は15に記載の眼科用手術顕微鏡の拡張ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101660011B1 (ko) * 2015-05-08 2016-09-27 한림대학교 산학협력단 안과용 수술현미경
CN115624312A (zh) * 2022-11-14 2023-01-20 中南大学湘雅医院 一种眼科用眼部检查装置

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