JPH031850A - 体腔内超音波探触子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は体腔内超音波探触子に関し、 指とともに体腔内に挿入して指先方向の部位を診断でき
ることを口約とし、 超音波探触子を送受する超音波探触子を指先に装着し体
腔内に挿入する体腔内超音波探触子であって、該超音波
探触子を収納した指先先端ケースならびに該指先先端ケ
ースを指先に装着するサッりにより構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は体腔内超音波探触子の改良に関する。

超音波診断装置において、指で体腔内に挿入できる超音
波探触子として、指の腹に探触子素子を装着するものが
開発されているが、指先方向が診断できないとか、診断
領域が狭いという課題がある。

このため、指先方向の広い範囲にわたって診断Ｍ域が設
定できる体腔内超音波探触子が求められている。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕指に装
着して体腔内に挿入する体腔内超音波探触子には、第６
図従来の体腔内超音波探触子例を表す図（第５３回日本
超音波学会５３−２４４）に示すものがある。

これはフィンガーチッププローブ１１を指の腹にのせ、
ゴム製の薄い手袋をはめることによりプローブ１１を指
に固定するものであるが、指の複方向のある領域しか超
音波を送受波できないため、診断視野を広めるためには
指を回転させねばならず、また指を回転しても指先方向
は診断できないという課題がある。

本発明は上記課題に鑑み、指先方向の診断を可能とし、
且つ指先方向の視野を広める体腔内超音波探触子を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 第１図第１の実施例の体腔内超音波探触子断面図におい
て、 ２は探触子を収納する指先先端ケース、１は指先先端ケ
ース２に収納された超音波探触子、 ３は指先先端ケース２を指先に装着するサックである。

また、第２図回動機構を備えた指先先端ケース例を表す
図において、 ４は超音波探触子１を指先先端ケース２に回動可能に支
持する軸受機構、 ８は支持軸、 ５は回動操作手段としてのレバーである。

〔作　用〕

指先先端ケース２に超音波探触子１を収納し、この指先
先端ケース２を、送受面が指先方向を向くように、サッ
ク（以下指サツク）３の先端部分に装着する。

この指サツク３に指をはめて体腔内に挿入すれば、第１
図に示すように、指先方向に超音波探触子が照射され、
指先方向の診断ができる。

さらに、第２図に示すように、超音波探触子１を指先先
端ケース２に回動可能に軸受機構で支持し、且つ回動操
作手段を設けることにより、指を挿入した状態で゛超音
波探触子１の送受面の方向を変えることができる。

この回動操作手段としては、第２図に例を示すレバー５
．超音波探触子１に固定しサック経由で引き出したワイ
ヤ、超音波探触子１と装置本体との接続線を分割して操
作用のワイヤとする方法等がある。

〔実施例］ 本発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。

第１図は第１の実施例の体腔内超音波探触子断面図、第
２図は回動機構を備えた指先先端ケース例を表す図、第
３図は第２の実施例の体腔内超音波探触子断面図、第４
図は第３の実施例の体腔内超音波探触子断面図、第５図
は第４の実施例の体腔内超音波探触子断面図である。

（第１の実施例）　第１図参照 本実施例は、超音波探触子１を指先先端ケース２に固定
した体腔内超音波探触子例である。

第１図において、２は樹脂で半球状に成形された指先先
端ケースであって、超音波探触子１をその送受面が半球
の中心方向を向くようにケース内部に固定し、ケース内
に水または超音波ゲルの反射防止材６を充填したもので
ある。

この超音波探触子１を収納した指先先端ケース２を指サ
ツク３の先端に収納するかまたは指先が開放している指
サツク３に固定する。

このような体腔内超音波探触子を接続線７により図示省
略した超音波診断装置本体に接続し、指サツク３に指を
はめて、体腔内に挿入する。

これにより、指先方向に超音波探触子が送信され、これ
を受信して画像処理を行うことにより、指先方向の部位
を診断することができる。

本実施例の体腔内超音波探触子は指サツク３に対して固
定であるが、指の関節を曲げることにより、また挿入深
さを調節することによりある程度の方向調節が可能とな
る。

（第２の実施例）　第３図参照 本実施例は、指先で超音波探触子１の送受波方向を操作
する体腔内超音波探触子例を示す。

第２図において、指先先端ケース２の底板２ａに軸受機
構４を設け、超音波探触子１を支持軸８によって回動可
能に支持するとともに、その支持軸８の対向する面にレ
バー５を突設する。

このような構造の体腔内超音波探触子の指サツク３を指
にはめると、指先がレバー５に当たり、このレバー５を
指先で操作することにより超音波探触子１の方向を変え
ることができる。

（第３の実施例）　第４図参照 レバー５の代わりに２Ｍｉのワイヤ１０ａ、　１０ｂを
、支持軸８に対して超音波探触子Ｉの両側に固定し、指
サック３内部またはサック外部に設けられたガイド（図
示せず）を通してサック外に引き出す。

このワイヤ１０ａ、　１０ｂのどちらか一方を他方の手
で引っ張ることにより、超音波探触子１は軸受機構４を
中心として回転する。

（第４の実施例）　第５図参照 第３の実施例と同じ操作方法であるが、ワイヤの代わり
に接続線７を利用する。

複数本の接続線７を、例えば２組の接続線７ａ、７ｂに
分割し、それぞれ支持軸８に対して両側の探触子位置に
固定して外部に引き出す。

従ってこの接続線７ａ、７ｂのいずれか一方を引っ張る
ことにより超音波探触子１の方向が調節できる。

以上のごとく、超音波探触子１を指先先端ケース２に収
め、これを指サツク３等で指先に装着するようにし、ま
た指先方向を中心に回動できるようにしたため、指先方
向の広い範囲にわたる部位を診断視野とすることができ
る。

なお、指サツク３は、指先先端ケース２をはめ込む方式
でもよく、また指サツク３の先端にはめこんでもよく、
また手袋等、同様の機能を有するものであればよいこと
は勿論である。

また軸受機構４の回転軸制御Ｊσは１軸でも２軸でもよ
く、１軸の場合は、指の回転と併用して方向を調節する
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、指先に超音波探触子を
装着できるように構成した体腔内超音波探触子を提供す
るもので、指で体腔内に挿入して指先方向の診断を可能
とするとともに、挿入状態で指先方向の広い範囲にわた
って送受波方向が設定できるため、超音波診断における
効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例の体腔内超音波探触子断面図、第
２図は回動機構を備えた指先先端ケース例を表す図、第
３図は第２の実施例の体腔内超音波探触子断面図、第４
図は第３の実施例の体腔内超音波探触子断面図、第５図
は第４の実施例の体腔内超音波探触子断面図１．第６図
は従来の体腔内超音波探触子例を表す図である。 図中、１は超音波探触子、２は指先先端ケース、３はサ
ック、指サツク、４は軸受機構、５はレバー、６は反射
防止材、７．７ａ、　７ｂは接続線、８は支持軸、１０
ａ、　１０ｂはワイヤである。 由

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）超音波パルスを送受する超音波探触子（１）を指
   先に装着し体腔内に挿入する体腔内超音波探触子であっ
   て、 該超音波探触子（１）を収納した指先先端ケース（２）
   ならびに該指先先端ケースを指先に装着するサック（３
   ）により構成することを特徴とする体腔内超音波探触子
   。
2. （２）該超音波探触子を該指先先端ケース内に回動可能
   に支持する軸受機構と、回動操作手段とを設けたことを
   特徴とする請求項（１）記載の体腔内超音波探触子。
3. （３）該超音波探触子の支持軸に対向する軸受面に固着
   し且つ該サックの内側に突出したレバーを設け、指先で
   該レバーを操作して該超音波探触子を回動せしめる回動
   操作手段であることを特徴とする請求項（２）記載の体
   腔内超音波探触子。
4. （４）該超音波探触子の所定箇所に固定したワイヤを該
   サックを経由して引出して成る回動操作手段であること
   を特徴とする請求項（２）記載の体腔内超音波探触子。
5. （５）該超音波探触子と装置本体とを接続する接続線を
   複数に分割し、それぞれ該超音波探触子の所定箇所に固
   定して該サックより引き出して成る回動操作手段である
   ことを特徴とする請求項（２）記載の体腔内超音波探触
   子。