JP2702151B2 - 内診用超音波探触子 - Google Patents

内診用超音波探触子

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JP2702151B2
JP2702151B2 JP63116059A JP11605988A JP2702151B2 JP 2702151 B2 JP2702151 B2 JP 2702151B2 JP 63116059 A JP63116059 A JP 63116059A JP 11605988 A JP11605988 A JP 11605988A JP 2702151 B2 JP2702151 B2 JP 2702151B2
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美喜雄 泉
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医用超音波断層装置に係り、特に産婦人科
領域に好適な内診用超音波探触子に関する。
〔従来技術〕
従来の内診用超音波探触子は、例えば、日本超音波医
学会、第50回講演論文集、P319〜P320に記載されるよう
に、超音波を送受する振動子アレーを軸の先端に配置
し、この軸の他端には、検査者が手で支持するグリップ
が配置される構成となっている。前記振動子アレーは、
曲率半径の小さな(15mm程度)コンベクス形をなしてお
り、超音波は、セクタ状に走査されるようになってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、産婦人科領域で直接的に子宮や卵巣の
様態を知るための手段として、右手を被検者の腹部に当
て、左手の指を膣内に挿入し、右手と左手の指との間に
対象臓器を挟み、指先の感覚にて診断する内診という方
法が確立している。
ここで、従来の経膣超音波探触子(プローブ)では、
プローブの挿入部が先端で外径2〜3cm,軸の部分で1cm
以上あるため、内診のための指をプローブに添わせると
外径が太くなり被検者に負担となる。また、プローブ自
身もグリップを片手で支持するに好適な形状となってい
るために、片手を内診目的に使えず、前述の内診の要領
を応用できないという問題があった。
また、このように、従来のプローブでは、内診との相
互関連性が考慮されなかったため、断層像として表示さ
れた臓器がどの様な位置,状態にあるか等の診断が困難
であった。
また、従来のプローブでは、超音波を広角度のセクタ
状に走査するため、近傍の視野がせまく、深部では、走
査線密度が低下して分解能が悪くなるという問題点があ
った。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたもの
である。
本発明の目的は、内診超音波探触子において、内診の
要領で経膣的走査を行うことができる技術を提供するこ
とにある。
本発明の他の目的は、内診超音波探触子において、近
傍の視野を拡大し、深部の走査線密度の低下を少なくす
ることができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するため、本発明は、超音波を
発する複数の振動子が湾曲状に配列された配列振動子
と、この配列振動子の配列方向に引き出されたケーブル
と、少なくとも該配列振動子を収納しかつその配列振動
子の配列に応じて湾曲されたハウジングとを備え、 内診指を前記ハウジングの該配列振動子が配列されて
いる側の面と反対側の面にあてがって操作する内診用超
音波探触子であって、 前記ハウジングの該配列振動子が配列されている側と
反対側の面に操作用突起部が設けられ、 この操作用突起部は、前記内診指による探触子の挿入
方向への力を作用させることができるとともに、この力
と該探触子の先端部に生じる反作用力とによって配列振
動子の配列面が探触子の挿入方向に指向するように探触
子自体を傾けることができる位置に形成されていること
を特徴とするものである。
また、前記突起部がハウジングに着脱自在に設けられ
たことを特徴とする。
また、前記突起部のケーブル引出し側の側面に操作用
凹部を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
前述の手段によれば、例えば、内診指(人差し指)の
腹を探触子背面と、背面に配置された突起とによって形
成される凹部に当てがい、他の指は、内診用超音波探触
子の一端より引き出されたケーブルを保持する。これを
膣内に挿入し、膣円がい部に達すると、内診用超音波探
触子の先端は、膣円がい部壁面より力の反作用を受け
る。内診指による内診用超音波探触子を膣円がい部に押
す力(作用)と前述の反作用の力のベクトルは、それぞ
れの作用点が異っているために、回転のモーメントを発
生させ、結果的に内診用超音波探触子の腹側(凸形の振
動子アレーが配置されている側)が引き起こされ、超音
波ビームは前方方向を向き、前方にある子宮や卵巣をそ
の走査角度内に納めることができる。また、円診指は内
診用超音波探触子を通して、対象臓器からの反ぱつ力等
を感じることができ、両手は、内診の要領で使うことが
できる。また、振動子アレーの曲率半径を20mm〜60mmと
することにより、近傍の視野を拡大し、走査線の発散を
少なくし、深部分解能の向上が達成される。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機
能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明
は省略する。
第1図は、本発明の一実施例の内診用超音波探触子の
概略構成を示す上平面図、第2図は、第1図の側面図で
ある。
第1図及び第2図に示すように、本実施例の内診用超
音波探触子のハウジング1内には、振動子アレイ2が曲
率半径40mmの凸面形に配列されている。この振動子アレ
イ2より電気信号線3が引き出されケーブル5によって
超音波断層装置本体に接続される。超音波は音響レンズ
4により集束され、振動子2を順次駆動することによ
り、セクタ状に走査される。走査角度6は、振動子素子
数によって決まるが、内診用超音波探触子外形寸法の制
限により、適当な値に決定する必要がある。
前記ハウジング1は、例えば、走査角度6が約40度と
なっており、前記振動子2の保護とケーブル5の支持を
している。また、ハウジング1には操作用突起部1aが設
けられている。この操作用突起部1aは、検査者の指先か
らの力を受けとめる働きをする。
また、第3図に示すように、前記操作用突起部1aのな
い通常のハウジング7の側面部には嵌め込み用溝8を設
け、前記操作用突起部1aと同形状の操作用突起部9aを有
する操作用部材9の所定位置に凸状結合部を設け、この
凸状結合部を嵌め込み用溝8に着脱自在に嵌め込むよう
にしてもよい。
第4図は、本実施例の内診用超音波探触子を臨床に使
用した時の状態を示す図であり、検査者の指(内診指)
11で内診用超音波探触子10に設けられている操作用突起
部1aを押すと、内診用超音波探触子に符号12で示した力
の作用が発生し、膣円がい部よりの力の反作用13を受け
合成された力は、回転のモーメント14を発生させ、内診
用超音波探触子10は目標臓器の方に向き、目標臓器(例
えば子宮)15が走査角度16に入るようになる。
前記操作用突起部1aと内診指11は、第4図のような配
置となるが、第5図に示すように操作用突起部1bが検査
者の内診指11の指先を覆うように穴1cを設けて、押圧操
作を確実にしてもよい。
以上の説明からわかるように、本実施例によれば、例
えば、内診指(人差し指)の腹を探触子背面と、背面に
配置された突起とによって形成される凹部に当てがい、
他の指は、内診用超音波探触子10の一端より引き出され
たケーブルを保持する。これを膣内に挿入し、膣円がい
部に達すると、内診用超音波探触子10の先端は、膣円が
い部壁面より力の反作用を受ける。内診指による内診用
超音波探触子を膣円がい部に押す力(作用)と前述の反
作用の力のベクトルは、それぞれの作用点が異なってい
るために、回転のモーメントを発生させ、結果的に内診
用超音波探触子10の腹側(凸形の振動子アレーが配置さ
れている側)が引き起こされ、超音波ビームは前方方向
を向き、前方にある子宮や卵巣をその走査角度内に納め
ることができる。また、内診指は内診用超音波探触子10
を通して、対象臓器からの反ぱつ力等を感じることがで
き、両手は、内診の要領で使うことができる。また、振
動子アレーの曲率半径を20mm〜60mmとすることにより、
近傍の視野を拡大し、走査線の発散を少なくし、深部分
解能の向上が達成される。
以上、本発明を実施例にもとずき具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、内診の要領
で超音波断層像が得られるので、内診と超音波診断とを
組み合せて相互診断が可能となる。また、探触子を前方
に引き起こす作用があるので、曲率半径の大きな振動子
配列を採用することができ、近傍の視野が広く、また走
査線の発散が少ないので、深部の分解能も向上する効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の内診用超音波探触子の概
略構成を示す上平面図、 第2図は、第1図の側面図、 第3図は、第1図の操作用突起部の他の実施例の概略構
成を説明するための説明図、 第4図は、第1図の内診用超音波探触子を臨床に使用し
た時の状態を示す図、 第5図は、第1図の操作用突起部の他の実施例の概略構
成を説明するための説明図である。 図中、1……ハウジング、1a,1b,9a……操作用突起部、
2……振動子、3……電気信号線、4……音響レンズ、
5……ケーブル、6……走査角度、7……通常のハウジ
ング、8……嵌め込み用溝、9……操作用部材、10……
内診用超音波探触子。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波を発する複数の振動子が湾曲状に配
    列された配列振動子と、この配列振動子の配列方向に引
    き出されたケーブルと、少なくとも該配列振動子を収納
    しかつその配列振動子の配列に応じて湾曲されたハウジ
    ングとを備え、 内診指を前記ハウジングの該配列振動子が配列されてい
    る側の面と反対側の面にあてがって操作する内診用超音
    波探触子であって、 前記ハウジングの該配列振動子が配列されている側と反
    対側の面に操作用突起部が設けられ、 この操作用突起部は、前記内診指による探触子の挿入方
    向への力を作用させることができるとともに、この力と
    該探触子の先端部に生じる反作用力とによって配列振動
    子の配列面が探触子の挿入方向に指向するように探触子
    自体を傾けることができる位置に形成されていることを
    特徴とする内診用超音波探触子。
  2. 【請求項2】前記操作用突起部がハウジングに着脱自在
    に設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の内診用超音波探触子。
  3. 【請求項3】前記操作用突起部のケーブル引出し側の側
    面に操作用凹部を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の内診用超音波探触子。
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JPS6173638A (ja) * 1984-09-17 1986-04-15 オリンパス光学工業株式会社 超音波内視鏡装置

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