JPH10248847A - 超音波探触子 - Google Patents

超音波探触子

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JPH10248847A
JPH10248847A JP9059041A JP5904197A JPH10248847A JP H10248847 A JPH10248847 A JP H10248847A JP 9059041 A JP9059041 A JP 9059041A JP 5904197 A JP5904197 A JP 5904197A JP H10248847 A JPH10248847 A JP H10248847A
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JP
Japan
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ultrasonic probe
ultrasonic
casing
ultrasonic wave
transducer array
Prior art date
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Pending
Application number
JP9059041A
Other languages
English (en)
Inventor
Nukiya Tsujii
貫也 辻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Publication of JPH10248847A publication Critical patent/JPH10248847A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の部位について互いに直交する2方向の
断層像を、正確かつ容易に得られるようにする。 【解決手段】 リニア配列の振動子アレイ3を含む超音
波送受波部8を、振動子配列方向中央部分に対し超音波
送受波方向に沿って設定された軸S周りに90度以上回
転可能にケーシング1に装着することで、ケーシング1
を被検体に対して動かさずに、振動子アレイ3の向きを
変えて、それぞれの向きで断層像が得られるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置の
一部として被検体に当てがわれる超音波探触子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、被検体に当てがう超
音波探触子を有している。この超音波探触子は、被検体
に接触した状態で、被検体内に超音波ビームを投射する
とともに、被検体内からの超音波エコーを受波する。こ
のエコー信号を処理することで、被検体内部の断層像が
得られる。
【0003】この超音波探触子には、多数の振動子が一
定のピッチで直線状に並んだ振動子アレイとして設けら
れているのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】超音波診断装置により
被検体の特定の部位を診る場合、互いに直交する2方向
に沿って2つの断層像を得たいことがあり、2Bモード
では、このような2つの断層像がモニターの画面に並べ
て表示される。
【0005】例えば、血管の狭窄部を観察したい場合、
まず、図6の左側に示すような、血管の長さ方向に沿っ
た断層像イを得て、その断層像イの様子から狭窄部を探
し、狭窄部らしい個所では、一旦、断層増イをメモリし
ておいてから、断層方向を90度変えて、同図の右側に
示すような、その個所の横断方向の断層像ロを得る。
【0006】このように2種の断層像を得て、これらを
並べて表示することで、医師は血管の狭窄部を正確に捉
え、その様子を観察することができる。
【0007】ところで、上記のように、特定の部位につ
いて互いに直交する2方向の断層像を得る場合、従来の
超音波探触子は、図7に示すように、ケーシング内に振
動子アレイ21を固定的に設けた構造で、超音波探触子
20自体の向きが振動子アレイ21の向きとなっている
から、医師等の使用者はその手で超音波探触子20の全
体を動かすことで、振動子アレイ21の向きを変えるし
かなかった。
【0008】しかしながら、超音波探触子の全体を被検
体の体表で動かすと、どうしても位置ずれが生じやす
く、超音波探触子が、断層像を必要とする個所から外れ
た位置に当てがわれることにもなる。そのため、超音波
探触子の向きを変えた後に得られる断層像が、果たして
所要個所の断層像であるかどうか疑わしく、的確な診断
が下しにくくなる。
【0009】また、超音波探触子の向きを変えて所要個
所に正確に当てがうには、再度、その位置や向きを、モ
ニター表示を見ながら調整を繰り返す必要があり、診断
に余計な時間、手間がかかる。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、面倒な操作をしなくても、特定の部
位について互いに直交する2方向の断層像を、正確かつ
容易に得られるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、リニア配列された振動子アレイを含む超
音波送受波部を、振動子配列方向中央部分に対し超音波
送受波方向に沿って設定された軸周りに90度以上回転
可能にケーシングに装着して、超音波探触子を構成し
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により詳細に説明する。図1ないし図3は本発明の
一実施の形態を示すもので、図1は、一実施の形態に係
る超音波探触子の一部を破断して内部を示した斜視図で
あり、図2はその縦断面図であって、(A)と(B)と
は振動子アレイ部分の向きを90度異ならしめた状態を
示している。図3は、上記超音波探触子により得られる
断層像の表示画面の図である。
【0013】図1および図2に示すように、本発明によ
る超音波探触子は、ケーシング1と、ステッピングモー
タ2と、振動子アレイ3と、バッキング材4と、整合層
5と、音響レンズ6とを備えたものである。
【0014】ケーシング1は、少なくとも先端側である
下側部分が円筒形となった樹脂製の中空体で、その上側
内部にステッピングモータ2が組み込まれている。ステ
ッピングモータ2の駆動軸2aは、ケーシング1の円筒
内部の中心で下向きに突出している。符号7は、ケーシ
ング1の上端に接続したケーブルである。
【0015】振動子アレイ3は、多数の振動子がリニア
配列されたもので、その背面側にはバッキング材4が、
また超音波を発射する前面側には整合層5が一体に積層
されて、これら振動子アレイ3、バッキング材4および
整合層5により、振動子アレイ3と同幅の板状の超音波
送受波部8が形成されている。
【0016】この超音波送受波部8は、ステッピングモ
ータ2の駆動軸2aの延長線上に配置されて、上端部分
がホルダ9を介して駆動軸2aに取り付けられている。
これにより超音波送受波部8は、駆動軸2aと同軸で、
振動子アレイ3の振動子配列方向中央部分に対し超音波
送受波方向に沿って設定された軸S周りに回転しうるよ
うになっている。なお、超音波送受波部8の回転の範囲
は、振動子アレイ3への配線(図示省略)のために限定
されるが、少なくとも90度回転できればよい。
【0017】音響レンズ6は円板状で、整合層5の下面
に接する状態でケーシング1の開口端に取り付けられて
いる。
【0018】次に、上記構成の超音波探触子を用いた診
断動作を説明する。
【0019】まず、音響レンズ6を被検体の体表に当て
がった状態で、超音波の送受波を行うのであるが、血管
の狭窄部を観察するには、まず、血管の長さ方向に沿っ
た断層像を得る。
【0020】今、振動子アレイ3を含む超音波送受波部
8が、図2の(A)に示すように紙面と平行の向きにあ
るときに、図3の左側に示すような、血管の長さ方向に
沿った断層像イが得られたとする。ここで、この断層像
イの中央にある点線(中央線C)は、振動子アレイ3の
中央位置を示すもので、回転の軸Sの位置を示すもので
もある。
【0021】医師は、血管の長さ方向の断層像イを見な
がら、血管に沿って超音波探触子を滑らせて狭窄部を探
し、それらしい個所があると、その個所に振動子アレイ
3の中央線Cを合わせ、その位置に超音波探触子を静止
させる。そして、そのとき、画像をメモリしておく。
【0022】次に、超音波探触子を被検体の前記位置に
静止状態で当てがったまま、ステッピングモータ2を所
要量、回転駆動させる。このステッピングモータ2の駆
動で、ケーシング1の内部では、超音波送受波部8が音
響レンズ6に接した状態で90度回転し、振動子アレイ
3の向きが図2の(B)に示すように、紙面に直交する
向きになる。
【0023】このとき、超音波探触子のケーシング1の
被検体に対する位置は変わっておらず、その内部で超音
波送受波部8が90度向きを変えるのであるから、振動
子アレイ3は、血管の長さ方向の断層像イを得たときと
向きが変わるだけで、血管の長さ方向の断層像イにおい
て中央線Cの示す位置で、血管を横断する向きになる。
これで、振動子アレイ3は、狭窄部らしい所要の個所で
血管を横断する向きに定位され、この位置での超音波の
送受波により、図3の右側に示すような、所要個所での
血管の横断断層像ロが得られる。
【0024】これで、医師は、血管の所要個所を、長さ
方向にも横断方向にも断面した断層像を見ることがで
き、血管の狭窄部を正確に捉えられる。
【0025】上記の実施の形態では、超音波の送受波に
直接関与する部分のうち、振動子アレイ3とバッキング
材4と整合層5とを一体化し、音響レンズ6はケーシン
グ1に対して固定されるようにしたが、超音波の送受波
に直接関与する部分は、必ずしも上記のように構成する
必要はなく、例えば図4に示すようにしてもよい。
【0026】図4は、本発明の他の実施の形態に係る超
音波探触子の一部破断した側面図である。この実施の形
態では、円板状の音響レンズ6を整合層5に接合し、振
動子アレイ3や整合層5の両側には平面形状が半円形の
保持部材10を設けて、振動子アレイ3、バッキング材
4、整合層5、音響レンズ6および保持部材10を一体
化している。そして、この一体化部分は、ステッピング
モータ2の駆動軸2aに取り付けることで、軸S周りに
回転しうるようになっている。
【0027】この構造では、振動子アレイ3の向きを変
える際、音響レンズ6も回転し、これが被検体の体表と
擦れ合うことになるが、その間には潤滑剤となるゲルが
介在し、また、ケーシング1の開口縁が体表に接してそ
の位置を保つことになるから、位置ずれするようなこと
はない。
【0028】また、振動子アレイ3を含む超音波送受波
部8をステッピングモータ2以外の手段により正確に回
転させることができれば、図5に示すように、ステッピ
ングモータを省略することができるのであって、超音波
送受波部8を回転させる手段や、回転の機構等には種々
のものが採用可能である。
【0029】図5は、さらに他の実施の形態に係る超音
波探触子の一部破断した側面図である。この実施の形態
では、振動子アレイ3とバッキング材4と整合層5とか
らなる超音波送受波部8が回転軸11によりケーシング
1内に回転自在に支持され、この回転軸11には、複数
の歯車12,13からなる回転機構が設けられている。
【0030】符号14は軸支部材である。そして、回転
機構の外側の歯車13の一部が、ケーシング1に形成し
た窓15から外部に露出している。使用者は、歯車13
の露出部分を指で回すことで、振動子アレイ3の向きを
変えることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、ケーシングの内部で振動子ア
レイを含む超音波送受波部を回転可能としたもので、被
検体の体表にケーシングを動かないよう当てがったま
ま、ある方向の断層像を得た後に、振動子アレイの向き
を90度変えることで、特定の部位について互いに直交
する2方向の断層像が得られ、その間に超音波探触子が
被検体に対して位置ずれすることがないから、特定の部
位を正確に観察することができる。
【0032】また、一方向の断層像を得ると、その位置
で直交する方向の断層像も得られるから、方向の異なる
断層像毎に、超音波探触子の全体を動かして断層位置を
探る必要がなく、面倒な操作が不要になり、短時間で診
断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る超音波探触子の一
部を破断して内部を示す斜視図である。
【図2】上記実施の形態の超音波探触子の縦断面図であ
って、(A)と(B)とは、振動子アレイ部分の向きを
90度異ならしめた状態を示している。
【図3】上記実施の形態の超音波探触子により得られる
断層像の表示画面の図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る超音波探触子の
一部破断した側面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態に係る超音波探触
子の縦断面図である。
【図6】従来の超音波探触子により得られる断層像の表
示画面の図である。
【図7】従来の超音波探触子の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング、 2 ステッピングモータ、 2a
駆動軸 3 振動子アレイ、 8 超音波送受波部、 S
回転の軸、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニア配列された振動子アレイを含む超
    音波送受波部を、振動子配列方向中央部分に対し超音波
    送受波方向に沿って設定された軸周りに90度以上回転
    可能にケーシングに装着したことを特徴とする超音波探
    触子。
JP9059041A 1997-03-13 1997-03-13 超音波探触子 Pending JPH10248847A (ja)

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JP9059041A JPH10248847A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 超音波探触子

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JP9059041A JPH10248847A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 超音波探触子

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JP9059041A Pending JPH10248847A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 超音波探触子

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JP (1) JPH10248847A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006006686A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
JP2009189501A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Toshiba Corp 超音波診断装置
CN102630662A (zh) * 2012-05-02 2012-08-15 清华大学深圳研究生院 多方位变频电子驱虫鼠装置
JP2014079475A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Finggal Link Co Ltd 超音波探触装置及び超音波探触システム

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