JPH03184494A - Muse―ntsc方式変換器 - Google Patents

Muse―ntsc方式変換器

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JPH03184494A
JPH03184494A JP1323640A JP32364089A JPH03184494A JP H03184494 A JPH03184494 A JP H03184494A JP 1323640 A JP1323640 A JP 1323640A JP 32364089 A JP32364089 A JP 32364089A JP H03184494 A JPH03184494 A JP H03184494A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明はMUSE−NTSC方式変換器に関し、特に
MUSE信号のりサンプリングクロックを再生するPL
L回路に関するものである。 〔従来の技術〕 ハイビジョン放送では、NTSC放送の5倍以上あるハ
イビジョンの情報を衛星放送の1チヤンネルで送れるよ
うに開発されたMUSE、つまりマルチプル サブナイ
キスト サンプリング エンコーディング(Multi
ple 5ub−nyquist SamplingE
ncoding)という帯域圧縮を用いている。このM
USE方式についてはNHK技術研究(昭62゜第39
巻、第2号3通巻第172号)のrMUSEMUSE方
式に詳しく述べられている。 MUSE方式の伝達はサンプル値アナログ伝送で、エン
コーダでD/A変換されたサンプル値がデコーダのA/
D変換で互いに干渉することなく、正確にサンプルされ
ることが基本となる。このサンプル値間の干渉が発生し
ない条件はナイキストの第1基準として知られている。 これは伝送路の周波数特性がサンプリング周波数(16
,2MHzの半分の位置、即ち8.1MHzの位置で点
対称になり、かつ群遅延特性が帯域内で一様になってい
ることに相当する。 第4図はこのリサンプル条件を説明するための図であり
、第4図(a)は原サンプル波形を示し、また第4図(
b)は上記リサンプル条件を時系列で表現している。第
4図に示すようなO印で標本化されたインパルスを考え
る。これをアナログ伝送すると実gAのようになる。こ
の信号がリサンプルされて再び○印のインパルスBに戻
る条件は、リンギング周波数がサンプリング周波数の1
/2と一致するとき、即ちリンギングの零クロス点がリ
サンプルされる時である。すべての信号はこのようなイ
ンパルスが時間的に隔てて重なったものである。このこ
とは、ひとつのインパルスがリサンプル条件を満たせば
、すべてのサンプル値に対して波形干渉が生じないこと
を意味する。 ところで、第4図(ロ)の特性がはずれると、サンプル
値間の波形干渉が生じ、画面上ではリンギング妨害とな
り、音声信号はエラーレイトが劣化し、異音が発生する
。このような厳しい条件に対して正確な位相を確保する
ため、MUSE方式では第5図に示すような水平同期信
号波形を用いている。 なおここでは立ち上がりの波形のみを示している。 この水平同期信号は映像の50%レベルを持ち、ライン
ごとにその極性も反転する。ラインごとに反転する理由
は直流成分を打ち消し、高調波歪みの影響を避けるため
である。 ハイビジョン受信機において、16.2MHzのりサン
プリングクロックを再生するにはPLL(Phase 
1ocked Loop)を用いるが、このPLLの位
相基準信号として第5図の水平同期信号を用いる。MU
SE方式では水平同期信号のりサンプル位相に関し、水
平同期信号波形の中点がりサンプルされるように定めて
いる。今、第5図のように水平同期信号を16.2MH
zのクロックでサンプリングし、1点おきにレベルa、
b、cを得たとする。このとき位相誤差は、 で与えられ、PLLではこの位相誤差が零になるヨウに
、即ちレベルbがレベルaとレベルCの平均値になるよ
うにサンプリング位相が制御される。 但し、士の符号は水平同期信号の極性により1Hごとに
反転する。 ところが、上記(])式を用いて位相誤差が常に零にな
るようなPLLを構成しようとすると、低域のループゲ
インを無限大に設定しなければならない。 すなわちPLLへの入力波形の位相をθ= [radl
PLLで再生された出力波形の位相をθ。[radl、
位相比較器のゲインにφ[V/rad] 、 VCO(
電圧制御発振器)の自走発振角周波数をω。[rad/
sl 。 その角周波数変調感度をk v [rad/sec/V
] とすると、PLLの定常状態でのPLLの出力発振
角周波数は、 で表現できる。入力波形の周波数がVCOの自走発振周
波数よりずれた場合にはループゲインkv・kφと定常
位相誤差θi−θ。の積で補償するようにフィードバッ
クがかかる。つまり定常状態では、 kv −にφ ・ (θ1−θ、  )  =Cons
t    −(3)が成り立ち、定常位相誤差θ、−θ
。をOにするためには、ループゲインに、−にφを■に
する必要がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 以上のようにMUSE方式による伝送を確実に実現しよ
うとすると、PLLの低域のゲインが無限大となるよう
にループフィルタを理想積分器、即ちディジタルフィル
タで構威しなければならない。しかし、この種のディジ
タルフィルタは大規模、複雑で、またコストも高くなる
という問題点がある。 従って装置をコンパクトかつ安価に構成しなければなら
ない場合には上記ディジタルフィルタを用いたPLLは
適用できず、またハイビジョンをNTSCに変換して見
る場合には多少の位相誤差が生じた場合でも波形干渉に
よる画面上のリンギング妨害も判りにくいことから、ア
ナログフィルターを用いる方法が考えられる。ところが
この場合には、D/A変換された後の位相誤差信号でゲ
インをかせぐには温度ドリフト、を源変動、外乱等に対
する性能を確保しなければならないという問題点がある
。 この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、MUSE信号のりサンプリングクロックを再
生するPLL制御系を、高性能のループフィルタを用い
ることなく簡単な構成で実現できるPLL回路を有する
MUSE−NTSC方式変換器を得ることを目的とする
。 またこの発明はPLLの定常位相誤差が生じないようP
LL回路のオフセットの調整を簡単に行うことができ、
該PLL回路の構成の簡単なMUSE−NTSC方式変
換器を得ることを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 この発明に係るMUSE−NTSC方式変換器は、PL
L回路を、MUSE信号をリサンプリングクロックによ
りA/D変換し、ディジタル水平同期信号より位相誤差
信号を算出する第1の回路構成部と、該ディジタル位相
誤差信号をD/A変換器及びアナログフィルタで信号処
理し、該フィルタ出力のアナログ位相誤差信号により電
圧制御発振器を制御して上記リサンプリングクロックを
再生する第2の回路構成部とから構威し、さらに上記第
1.第2の回路構成部間に上記ディジタル値の位相誤差
信号の有効ビットのみをディジタル値のまま増幅するデ
ィジタル増幅手段を設けたものである。 またPLL回路を上記第1及び第2の回路から構成し、
さらに上記ディジタル値の位相誤差信号から位相誤差零
値及びその前後の所定レベルを検出し、該位相誤差零値
及びその前後の所定レベルに対応する表示を行う誤差検
出表示手段を設けるとともに、上記D/A変換器及びル
ープフィルタでのオフセット電圧を調整するためのオフ
セット調整器を設けたものである。 〔作用〕 この発明においては、PLL回路の、ディジタル位相誤
差信号に基づきリサンプリングクロックを発生する回路
構成部を、上記ディジタル位相誤差信号のD/A変換器
と、そのアナログ出力を信号処理するアナログフィルタ
と、該フィルタ出力により上記リサンプリングクロック
を再生するVCOとから構威し、しかも上記回路構成部
の前段に、上記ディジタル位相誤差信号の有効ビットの
みをディジタル値のまま増幅するディジタル増幅手段を
設けたから、ループフィルタをアナログフィルタとして
回路構成を簡単かつ安価にでき、またアナログ系には何
ら負担をかけず、つまりアナログ位相誤差信号でループ
ゲインをかせぐ場合に必要となる温度ドリフト、電源変
動、外乱等に対する性能を確保することなく、ループゲ
インを大きくすることができる。 また、PLL回路を、ディジタル位相誤差信号をA/D
変換器及びループフィルタで信号処理し、得られたアナ
ログ位相誤差信号によりVCOを制御してリサンプリン
グクロックを再生するよう構成するとともに、上記ディ
ジタル位相誤差信号をデコードし、位相誤差零値及びそ
の前後の所定レベルに対応する表示を行う誤差検出表示
手段と、上記D/A変換器及びループフィルタでのオフ
セット電圧を調整するためのオフセット調整器を設けた
から、PLL制御系に定常位相誤差がある場合、PLL
回路のオフセントの調整を簡単に行うことができる。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明する。 第1図は本発明の一実施例によるMUSE−NTSC方
式変換器のPLL回路を説明するためのブロック図であ
り、図において、1はMUSE信号の入力端子、2はP
LLで再生されたりサンプリングクロックによりMUS
E信号をサンプリングするA/D変換器、3は上記(1
)式に従って位相誤差を算出する位相誤差検出器であり
、これらのA/D変換器2及び位相誤差検出器3より、
MUSE信号からディジタル位相誤差信号を算出する第
1の回路構成部が構成されている。 また4、5,6,7.10はPLLで再生されたりサン
プリングクロックによりデータをラッチするフリップフ
ロップ、8.12は8ビツトのアダー、9はアダー8の
演算結果を1/2するピントシフタ、11はフリップフ
ロップ10にラッチされた値を反転させるインバータ、
13は現時点の水平同期信号より得られた位相誤差信号
を次の水平同期信号が来るまでの間、保持するためのフ
リップフロップ、14は水平同期信号がライン反転する
ことから位相誤差信号もライン反転するので、一定の極
性の位相誤差信号が得られるようにするためのEX−O
Rである。そして、これらの回路4〜14により上記位
相誤差検出器3が構成されている。 また15は位相誤差検出器3の出力信号の有効ビットの
みをビットシフタなどを用いて8倍のディジタル値に変
換する乗算器で、上記ディジタル値の位相誤差信号の有
効ビットのみをディジタル値のまま増幅するディジタル
増幅手段を構成している。 また16はアナログの位相誤差信号を得るためのD/A
変換器、17はPLLのラグリード型ループフィルタ、
18はD/Aコンバータ16及びループフィルタ17で
のオフセット電圧を補正するためのオフセット調整器、
19はリサンプリングクロック(16,2MHz)を発
振するVCO120はリサンプリングクロックの出力端
子である。 そして上記D/A変換器16.フィルタ17.オフセッ
ト調整器18及びVCO19から、ディジタル位相誤差
信号に基づきMUSE信号のりサンプリングクロックを
再生する第2の回路構成部が構成されている。 また21はディジタル値の位相誤差信号を、位相誤差零
の値を中心にデコードし、該位相誤差零及びその前後の
値を検出するためのデコード回路、22は位相誤差零の
〔0〕及びその前後の値〔−1)、(+1)に対応す
る表示を行う表示器、23はフレーム同期信号を検出し
、水平同期信号のだいたいの位置を割り出すフレーム同
期検出回路である。 次に動作について説明する。 上記入力端子1より入力されたMUSE信号はA/D変
換器2でディジタル信号に変換され、位相誤差検出器3
に入力される。位相誤差検出器3では上記(13式に従
ってディジタル演算を実行する。 フリップフロップ4,5,6.7はりサンプリングクロ
ックでラッチされるので、フリップフロップ4の入力信
号にちょうど第5図のポイントPcのデータCがくるタ
イミングではフリップフロップ7の出力に4サンプル前
のポイントPAのデータaが出力される。 この時上記ポイントPAとポイントPcのデータa、C
がアダー8に入力され、その出力にはa十Cのデータが
得られる。このデータは1/2ビツトシフタ9でその値
が(a+c)/2となり、フリップフロップ10に一度
ラッチされる。このフリップフロップ10はアダー8等
で発生する回路遅延の対策としてのバイブラインメモリ
の役割を果たしている。 そしてフリップフロップ10の出力信号(a+C)/2
はインバータ11で反転され、フリップフロップ6の出
力であるポイントP、のデータbとアダー12で加算さ
れる。アダー12で得られたデータ1)−(a+c)/
2はフリップフロップ13で1フレ一ム間保持され、E
X−OR14で一定の極性となり、9ビツトの位相誤差
信号として出力される。ここでフリップフロップ13で
のラッチタイ旦ングはフレーム同期検出回路23で作ら
れる。 第2図は位相誤差値と位相誤差検出器3の出力の関係を
示しており、−2π〜2πの範囲でPLLを正確に引き
込むことが可能な特性となっている。しかし、出力信号
のビット数は9ビツトあるにもかかわらず、出力信号と
しては−32〜32の値、つまり有効ビット数6ビツト
しか変動しないことがわかる。従って、この信号を8倍
のディジタル(a(6ビツト)に変換する乗算器15を
通してダイナミックレンジをかせぐ。 モしてD/A変換器16でアナログ信号となった位相誤
差信号は低域ゲインをできるだけかせげるようにしたラ
グリードタイプのループフィルタ17を通り、VCOl
9に入力される。 ここでオフセット調整器18ではVCOl 9のフリー
ラン周波数が所望の周波数となるようにD/A変換器1
6及びループフィルタ17で発生するオフセットを含め
てオフセット調整できるようになっている。アナログフ
ィルタではリークやドリフト等の問題で完全積分器を作
ることはできないので、低域ゲインを制限せざるをえな
い。従ってアナログフィルタで可能なゲインでは上記(
3)式を満足することはできないが、MUSE−NTS
C方式変換器では画像のリンギング妨害が判らない程度
には十分、位相誤差を抑え込むことはできる。 QVCO19で再生したりサンプリングクロックはクロ
ック出力端子20よりMUSE−NTSC方式変換器の
各信号処理ブロックへ伝達されるとともに、A/D変換
器2ヘフイードバツクされ、PLLループが成立する。 またデコーダ21と表示器22ではディジタル位相誤差
信号より位相誤差が零
〔0〕になった場合、さらにその
前後(−11,(+1)になった場合が表示される。こ
の表示を見ることによりオフセット調整器18の調整は
簡単に行うことができる。 このようなオフセット電圧v0.□、を加算することの
できるPLL回路の定常状態を上記(2)式のように表
現すると、 十V。f□1)      ・・・(4)となる。PL
Lがロックしている状態では古式の第2項は上記(3)
弐同様、 kv ・ (kφ・ (θ1−θo ) + voff
fi@t) =Const・・・(5) が成立する。変形すると、 となり、ここでkv、にφは定数であるので、オフセン
ト電圧V 0ffsetと定常位相誤差θ1−θ。 は比例することがわかる。 第3図はオフセット電圧を可変して定常位相誤差と音声
信号のビット誤り率を測定した例である。 横軸には定常位相誤差値を角度(度数)と第1図におけ
る位相誤差検出器3の出力のディジタル値とで示す。縦
軸の音声誤り率はMUSE音声信号の誤り訂正符号の復
号結果を用いて測定したものをさらにビット誤り率に換
算したものを示す。この図のカーブは入力されるMUS
E信号のS/Nにより変化するが、第3図から判断する
と、ディジタル値の位相誤差信号が0、つまり位相誤差
零の場合にエラーレイトが一番良いことがわかる。 オフセット電圧V。Its□と定常位相誤差θ、−θ。 は比例しているので、表示器22の各々のディジタル位
相誤差表示(−1)、(0)、(1)を見ながらオフセ
ット調整器18を位相誤差零になるように調整すればよ
い。 このように本実施例では、ディジタル位相誤差信号をD
/A変換器16及びアナログフィルタ17で信号処理し
てアナログ位相誤差信号とし、VCOl9で該アナログ
位相誤差信号に基づきリサンプリングクロックを再生す
るようにし、しかも上記D/A変換器16の前段に、デ
ィジタル位相誤差信号の有効ビットのみをビットシフタ
などを用いて8倍のディジタル値に変換する乗算器15
を設け、上記D/A変換器16のダイナミックレンジ−
杯に位相誤差情報が得られるようにしたので、ループフ
ィルタをアナログフィルタとしてPLL回路回路構部単
かつ安価にでき、またアナログ系には何ら負担をかけず
、つまりアナログ位相誤差信号でループゲインをかせぐ
場合に必要となる温度ドリフト電源変動、外乱等に対す
る性能を確保することなく、ループゲインを大きくする
ことができる。 また上記D/A変換16及びループフィルタ17でのオ
フセット電圧を調整するためのオフセット調整器18を
設けるとともに、ディジタル位相誤差信号をデコードし
、位相誤差零及びその前後の値〔−1)、  (+1)
を検出するデコード回路21と、これらの値を表示する
位相誤差の表示器22とを設けているので、該誤差表示
を見ながらアナログ系のオフセット調整を簡単に行うこ
とができる。 なお、上記実施例ではオフセット調整は位相誤差表示を
見ながらマニュアルで行うものを示したが、位相誤差の
デコード結果、つまりデコーダ21の出力信号をマイコ
ン等に取り込み、演算で加算平均環を行い、マイコンに
内蔵されているD/A変換器等でオフセット調整器18
を調整するようなシステムでもよい。このようなシステ
ムのMUSE−NTSC方式変換器全体の中でマイコン
を用いている場合はこのマイコンを流用すれば、ハード
ウェア規模が大きくなることはない。これは一種のディ
ジタルフィルタを用いて低域ゲインを上げたことと等価
であり、さらなる性能向上が図れる。 (発明の効果〕 以上のように、この発明に係るMUSE−NTSC方式
変換器によれば、PLL回路の、ディジタル位相誤差信
号に基づきリサンプリングクロックを発生する回路構成
部を、上記ディジタル位相誤差信号のD/A変換器と、
そのアナログ出力を信号処理するアナログフィルタと、
該フィルタ出力により上記リサンプリングクロックを再
生するVCOとから構成し、さらに上記回路構成部の前
段に、上記ディジタル位相誤差信号の有効ビットのみを
ディジタル値のまま増幅するディジタル増幅手段を設け
たので、ループフィルタをアナログフィルタとして回路
構成を簡単かつ安価にでき、またアナログ系には何ら負
担をかけず、つまりアナログ位相誤差信号でループゲイ
ンをかせぐ場合に必要となる温度ドリフト、を源変動、
外乱等に対する性能を確保することなく、ループゲイン
を大きくすることができる。 これによりPLLの回路規模が小さく、しかも充分な性
能を持つ安価なMUSE−NTSC方式変換器を得るこ
とができる。 またこの発明に係るMUSE−NTSC方式変換器によ
れば、PLL回路を、ディジタル位相誤差信号をA/D
変換器及びループフィルタで信号処理し、得られたアナ
ログ位相誤差信号によりVCOを制御してリサンプリン
グクロックを再生するよう構成するとともに、上記ディ
ジタル位相誤差信号をデコードし、位相誤差零値及びそ
の前後の所定レベルに対応する表示を行う誤差検出表示
手段と、上記D/A変換器及びループフィルタでのオフ
セット電圧を調整するためのオフセット調整器を設けた
ので、PLLの定常位相誤差がある場合、PLL回路の
オフセットの調整を簡単に行うことができる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるMUSE−NTSC
方式変換器のPLL回路のブロック構成図、第2図は位
相誤差検出器の入出力特性を示す図、第3図は定常位相
誤差と音声信号ビット誤り率との関係を示す図、第4図
はサンプル値アナログ伝送の原理を説明するための図、
第5図は水平同期信号の波形図である。 2・・・A/D変換器、3・・・位相誤差検出器、15
・・・ディジタル乗算器(ディジタル増幅手段)、16
・・・D/A変換器、17・・・ループフィルタ、工8
・・・オフセット調整器、I9・・・vCO521・・
・デコード回路(誤差検出表示手段)、22・・・表示
器(誤差検出表示手段) なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)MUSE信号をリサンプリングクロックでA/D
    変換し、ディジタル値に変換された水平同期信号より位
    相誤差信号を算出する第1の回路構成部と、該位相誤差
    信号をアナログ位相誤差信号に変換し、ループフィルタ
    を介して電圧制御発振器に入力し、該電圧制御発振器に
    より上記リサンプリングクロックを再生する第2の回路
    構成部とからなるPLL回路を有するMUSE−NTS
    C方式変換器において、 上記PLL回路の第1及び第2の回路構成部間に、上記
    ディジタル値の位相誤差信号の有効ビットのみをディジ
    タル値のまま増幅するディジタル増幅手段を設けたこと
    を特徴とするMUSE−NTSC方式変換器。
  2. (2)MUSE信号をリサンプリングクロックでA/D
    変換し、ディジタル値に変換された水平同期信号より位
    相誤差信号を算出する第1の回路構成部と、該位相誤差
    信号をD/A変換器及びループフィルタで信号処理して
    電圧制御発振器に入力し、該電圧制御発振器により上記
    リサンプリングクロックを再生する第2の回路構成部と
    からなるPLL回路を有するMUSE−NTSC方式変
    換器において、 上記ディジタル値の位相誤差信号から位相誤差零値及び
    その前後の所定レベルを検出し、該位相誤差零値及びそ
    の前後の所定レベルに対応する表示を行う誤差検出表示
    手段と、 上記D/A変換器及びループフィルタでのオフセット電
    圧を調整するためのオフセット調整器とを備えたことを
    特徴とするMUSE−NTSC方式変換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62272764A (ja) * 1986-05-21 1987-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロツク再生回路
JPH01270415A (ja) * 1988-04-21 1989-10-27 Pioneer Electron Corp ダウンコンバータ用pll回路

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