JPH0318386A - パチンコ遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、始動入賞口への入賞によって内部の入賞空
間中に遊技球を受け入れ易い予備遊技状態に変換され、
その予備遊技状態時にその人賞空間中の特別入賞口に入
賞することによってその予備遊技状態時におけるよりも
さらに遊技球を受け入れ易い特別遊技状態に変換される
変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機に関する。

［従来の技術］ 第２種のパチンコ遊技機は、通常の遊技状態にあっては
可動部材により内部の入賞空間への流入口が閉じられて
いて遊技領域を流下する打球（遊技球）がその入賞空間
中に流入することができない（流入しにくい状態も含む
。）通常の状態に維持され、始動入賞口に打球が入賞す
ることにより、上記可動部材が入賞空間への流入口を■
回又は２回開いてその入賞空間中に遊技球を受け入れ易
い予備遊技状態に変換する変動入賞装置を具えている。

そして、その変動入賞装置は、その予備遊技状態時にさ
らにその入賞空間中の特別入賞口中に打球が入賞するこ
とにより前記可動部材の開く回数が増え（１サイクル当
たり１８回）て、より打球を受け入れ易い特別遊技状態
に変換され、その各特別遊技状態のサイクル時に特別入
賞口に入賞することにより新たなサイクルの特別遊技状
態が、例えば最高８サイクルまで継続されるようになっ
ている。

［発明が達成しようとする課題］ しかし、上記従来のパチンコ遊技機にあっては、変動入
賞装置の入賞空間中に遊技球が入賞し得るか否かは可動
部材による球の受け入れ状態だけによって決定されてし
まうため、遊技が単調となって興趣が低下し易いという
問題点があった。

また、変動入賞装置の入賞空間中への流入が瞬間的に行
われることとなって、その流入状況を視覚的に捉えにく
く遊技の興趣の低下を招くという問題点があった。

また、その入賞空間中への流入の制御が入賞空間への流
入口を開閉する可動部材のみによって行オ）れていたの
で、変化に乏しくパチンコ遊技機に対する興趣が今一つ
足りないという問題点があった。

この発明は、上記問題点を取り除いて、パチンコ遊技機
に対する興趣を一段と高めたパチンコ遊技機を提供する
ことを目的とする。

［課題を達成させるための手段］ この発明に係るパチンコ遊技機は、」二記課題を達成さ
せるため、始動入賞口と、内部に特別入賞口と一般入賞
口とが設けられた入賞空間、該入賞空間への入口を開閉
する開閉手段および遊技領域の上方から流下する遊技球
を集めてそのまま遊技領域の中央寄り下方に流出させる
流下案内状態と前記入口を介して前記入賞空間中に流入
させ得る入賞案内状態とに変換可能な誘導部材を具えた
変動入賞装置と，前記開閉手段を作動させて前記入＝３ Ａ 賞空間への入口を開放させるとともに前記誘導部材を前
記流下案内状態から前記入賞案内状態に変換させてその
入賞空間中に遊技球が入賞し易い予備遊技状態を作らせ
、その予備遊技状態時に入賞空間中に流入した遊技球が
その中の前記特別入賞口に入賞することによって前記予
備遊技状態時よりもさらに前記入賞空間中に遊技球が流
入し易い特別遊技状態を前記開閉手段による前記入賞空
間への入口の開放と前記誘導部材の前記入賞案内状態へ
の変換とによって行わせる制御手段とを備えた構或とし
た。

［作用］ 始動入賞口への入賞に基づいて行われる予備遊技時や該
予備遊技時にさらに入賞空間中の特別入賞口に入賞する
ことによって行われる特別遊技時には、開閉手段と誘導
部材との相互作用により、遊技球が誘導部材に導かれて
入賞空間中に流入し得る状態が作られるので、入賞空間
中への流入の状況が変化に富むだけでなく視覚的に捉え
易くなってパチンコ遊技機に対する興趣が増す。

［実施例コ 第ｌ図は、この発明が適用されたパチンコ遊技機の遊技
盤１の構成例を示すもので遊技盤１の前面には、図外の
操作ダイヤルの操作に基づいて駆動される打球発射装置
（図外）によって発射された遊技球（打球）を遊技盤上
の上方部まで案内するガイドレール３が配設され、遊技
盤１全面のガイドレール３とガラス板とによって囲まれ
た空間内に遊技領域２が設けられている。

そして、この遊技盤１の遊技領域２の中央には変動入賞
装置２０が設置されている。この変動入賞装置２０の上
端部には天人賞口と呼ばれる一般入賞口２１５が設けら
れ、その直下には屋根状に鎧片２１６が突設されている
。

また、この変動入賞装置２０はその中央に複数の開閉部
材２２５によって開閉される入賞空間２１３を具え、該
入賞空間２１３中には透明窓２１１ａを通して見える一
般入賞口２１８，２１８と特別入賞口２１７が設けられ
ている。

また、その入賞空間２１３の入口２１３ａの左右には左
右上部の流入部２７１，２７１から内側に流入した遊技
球を適宜入賞空間２１３中に導く誘導部材２６０，２６
０が回動自在に取付けられている。

この変動入賞装置２０の直下には第２の始動入賞口６が
設置され、該始動入賞口６の左右斜め下方には第１の始
動入賞口８，８が設置されている。

また、変動入賞装置２０の左右両側にはポケット型の一
般入賞口４，４が設置され、下部中央と下部寄り左右に
はそれぞれチューリップ形式の一般入賞装置５，９．９
が設置されている。

遊技領域２内の適宜位置には風車と呼ばれる打球方向変
換部材工３が回転自在に複数設置されるとともに、障害
釘（図示省略）が多数植設されている。

遊技領域ｚ内の左右両側にはサイドランプ１３０，１３
０が設置され、中央下部にはアウト球回収口１９が設け
られている。

遊技盤ｌの上部には特別遊技発生表示ランプ１２４の他
、上記入賞部（４，５，６，８．９等）に遊技球が入賞
したときに一時的に点灯されるヤーフランプ１２２やパ
チンコ遊技機裏側の貯留タンク（図に現われていない。

）中に貯留されている予備球としての賞品球が不足した
ときに点灯する球不足表示ランプ１２３が設置されてい
る。

また、遊技盤工の右側下部には継続回数表示器ｌ２４と
入賞個数表示器１２５が設置されている。

また、前記始動入賞口６，８．８の各流路にはその中に
流入した遊技球を検出する始動入賞検出器６　ａ　（Ｓ
Ｗｚ）　、８　ａ　（ＳＷ−）　．　８　ａ　（ＳＷ３
）が設置されている。また、変動入賞装置２０の入賞空
間２１３中の特別入賞口２１７中には特別入賞検出器２
１５（ＳＷ３）が、その集合流路には入賞個数検出器２
２５（ＳＷ．）がそれぞれ設置されている。

上記のように概略構或された遊技盤１を具えたパチンコ
遊技機はそれに設置されたマイクロコンピュータ等の制
御手段（後述）によって概ね次のように制御される。

図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊技機７一 に電気が供給された初期の通常状態においては、変動入
賞装置２０の開閉部材２２５が閉じるとともに、誘導部
材２６０，２６０が第ｌ図に実線で示すように開いた状
態にあって、その上部の流入部２７１，２７１から誘導
部材２６０−２６０間に流入した遊技球はその下部の流
出部２７２を介して下方に流出されるが、それら誘導部
材２６０，２６０に誘導されて中央に集められてから流
出されるので、その分その流出された球が２回開き用始
動人賞口６中に流入し易くなっている。

この通常遊技時に、打球発射装置（図外）の作動によっ
て遊技領域２中に遊技球が打ち込まれると、その遊技球
は障害釘（図示省略）や打球方向変換部材１３によって
ランダムに方向を変換されながら流下される。

このようにして遊技領域２中を流下する遊技球が始動入
賞口６，８．８のうちのいずれかに入賞すると，それら
の内部流路に設置された始動入賞検出器６　ａ　（ＳＷ
２）　、８　ａ　（ＳＷ．）　．　８　ａ　（ＳＷ．）
のうちの対応するものによって検出され、８ その検出信号に基づいて変動入賞装’／ｔ　２　０によ
る予備遊技が行われる。

その予備遊技が第ｌの始動入賞検出器８ａ（ＳＷエ）の
検出信号に基づいて行われるものである場合には、変動
入賞装置２０の左右の誘導部材２６０，２６０が第１図
に鎖線で示す状態（それら下端部どうしが接して流出部
２７２が閉じた状態）にまで１回回動変換され、それと
同期して開閉部材２２５が開いて入賞空間２１３の入口
２１３ａが１回開放されることとなり、大きく開いた上
部の流入部２７１，２７１から誘導部材２６０−２６０
間中に流入した遊技球が相互に閉じた誘導部材２．６０
，２６０の下端部に導かれて入賞空間２１３中に流入し
得る状態となる。

一方、その予備遊技が第２の始動入賞検出器６ａ　（　
Ｓ　Ｗ２　）の検出信号に基づいて行われるものである
場合には、変動入賞装置２０の左右の誘導部材２６０，
２６０が第１図に鎖線で示す状態（それら下端部どうし
が接して流出部２７２が閉じた状態）にまで２回回動変
換され、その第１回目の回動変換時にのみ開閉部材２２
５が開いて入賞空間２１３の入口が１回開放される。そ
れによって、誘導部材２６０，２６０の第１回目の回動
変換時には大きく開いた上部の流入部２７１，２７１か
ら誘導部材２６０−２６０間中に流入した遊技球が相互
に閉じた誘導部材２６０，２６０の下端部に導かれて入
賞空間２１３中に流入し得る状態となる。また、その第
２回目の回動変換時には大きく開いた上部の流入部２７
１，２７１から誘導部材２６０−２６０間中に流入した
遊技球が相互に閉じた誘導部材２６０，２６０の下端部
に誘導されてそれらが開くときに第２の始動入賞口６の
直上に集められて下方に流出されることにより、その分
、第２の始動入賞口６中に遊技球が流入し易くなる。

このような予備遊技状態に変換したときに、その開放さ
れた変動入賞装置２０の入賞空間２１３中に遊技球が流
入すると、その遊技球はその入賞空間２１３中の特別入
賞口２１７又は一般入賞口２１８，２１８中に入賞する
。

その結果、特別入賞口２１７中に入賞できなかったとき
には、誘導部材２６０，２６０が第１図に実線で示す状
態に戻るとともに開閉部材２２５が閉して入賞空間２１
３申に遊技球を受け入れない状態に戻って通常状態とな
る。

始動入賞口６，６．８に遊技球が入賞するごとに上記予
備遊技動作が繰り返され、その予備遊技時に偶発的に特
別入賞口２１７中に入賞すると、それが特別入賞口２１
７中に設置された特別入賞検出器２１５（ＳＷ．）に検
出されて大当りと呼ばれる特別遊技が発生する。

ここに、特別遊技とは、変動入賞装置２０により、通常
遊技時に比べて遊技者に多くの賞球獲得のチャンスを与
える遊技態様で、例えば、誘導部材２６０，２６０や開
閉部材２２５の所定回数（例えば、１８回目）の回動動
作や開閉動作を１サイクル（ただし、その所定回数（例
えば、１０個）の開閉動作の終了前に入賞個数検出器２
２５（ＳＷ，）に検出されたときには、その時点までを
Ｉサイクルとしてもよい）とし、各サイクル中１１ に特別入賞口２１７に入賞することを継続条件として、
所定サイクル（例えば、最高８サイクル）までその動作
が行われるとするものである。

特別遊技時には遊技盤１上部の特別遊技発生表示ランプ
１２４が点滅される等、特別遊技を知らせる表示等が行
われる。

そして、その特別遊技が終了すると、再び上記通常遊技
状態に戻る。

次に、第２図〜第４図に基づいて変動入賞装置２０の構
成例を示す。

それらのうち、第２図には変動入賞装置２０を斜め前か
ら見た全体斜視図を、第３図にはその分解斜視図を、第
４図にはパチンコ遊技機に変動入賞装置２０を設置した
状態の縦断側面図を示す。

これらの図に基づいて説明すると、変動入賞装置２０は
、その外形の主要部を構成する構成基枠２１０と、該構
或基枠２１０の入賞空間１１３の入口２１３ａを開閉す
る開閉ユニット２２０と、前記構或基枠２１０の後側上
部に取付けられて前記開閉ユニット２２０に開閉駆動力
を付与する第１２ ２の廓動ユニット２３０と、前記構或基枠２１．０の後
部に取付けられて入賞空間２１３の背面側を閉塞する後
蓋２４０と、該後蓋２４０の背部に取付けられて前記構
成基枠２１０の前面側の左右に設置される誘導部材２６
０，２６０に回動力を付与する第１の駒動ユニット２５
０とを備えている。

前記構成基枠２１０は前板２１１と包囲枠２１２とによ
って囲まれた入賞空間２１３を備え、その前側周囲には
取付板部２１４がフランジ状に設けられている。変動入
賞装置２０を遊技盤１に設けられた取付用開口部１ａ（
第４図）に取り付ける際にはその取付板部２１４がその
取付用開口部１ａの前面側に密着するようにして取り付
けられている。そのように取り付けられた状態で、変動
入賞装置２０はその前側部分が遊技領域２内に突出し、
後側部分が遊技盤１の裏側に突出した状態となっている
。

前記構成基枠２１０の上端部中央に天人賞口と呼ばれる
一般入賞口２１５が設けられている。また、構或基枠２
１０の前面側中央上部で一般入賞口２１５の直下位置に
は鎧部２１６が屋根状に前方に突出して設けられている
。

また、この構或基枠２１０の前板２１上の上部中央には
入賞空間２１３中への入口２１３ａが真円状に開口して
設けられている。この人口２１３ａの裏側にはリング状
案内部２１３ｃが突設され、該案内部２１．３ｃには鴫
等角度間ごとに支軸２■３ｄが複数植設されている。

また、この構或基枠２１０の前面側で前記入口２１３ａ
の左右位置にはその入口を囲むような形に湾曲した一対
の誘導部材２６０，２６０が設置されている。

これら誘導部材２６０，２６０はそれらの中間部分の裏
側に取り付けられた支軸２６１，２６１がそれぞれ構成
基枠２１０の左右に設けられた管状軸受２１９，２１９
中に挿通され、これら支軸２６１，２６１を軸心として
誘導部材２６０，２６０が回動自在となっている。

これら誘導部材２６０，２６０の下端側が開く方向への
回動範囲は構或基枠２１０の前面側下部寄り左右位置に
突設されたストツパ２１３ｂ，２１３ｂによって規制さ
れている。そして、それら誘導部材２６０，２６Ｑの下
端側がその規制範囲一杯に開いた状態において、それら
誘導部材２６０，２６０の上端部と鎧部２１６の左右両
端部との間にはそれぞれ遊技球が十分流入し得る程度の
間隔の流入部２７１．２’）４ができ、誘導部材２６０
，２６０の下端部間には遊技球を流出させる流出部２７
２ができるようになっている。

一方、それら誘導部材２６０，２６０の下端部どうしが
近づく方向に回動して第ｌ図に鎖線で示すように相互に
合わさって流出部２７２が閉じた状態においては、流入
部２７１，２７１が広くなるとともに流出部２７２が閉
じる。そして、それら誘導部材２６０，２６０の下端側
の内側面の高さが入賞空間２１３への入口２１３ａの下
側縁以上の高さとなってそれら内側面上に至った遊技球
がその人口２１３ａを介して入賞空間２１３中に導かれ
得る状態となる。

前記入賞空間２１３中の下部の後半部には、第１５− １６ ３図に示すように、前方が低くなるように緩傾斜した流
下底面２１２ａが設けられている。一方、その前半部の
中央には特別入賞口２１７が設けられその左右両側に一
般入賞口２１８，２１８が設けられている。そして、前
記流下底面２１２ａによって前方に導かれた遊技球がこ
れら特別入賞口２１７中又は一般入賞口２１８，２１８
中に流入するようになっている。

その結果、特別入賞口２１７中に流入した遊技球はその
内部流路（図示省略）に設置された特別入賞検出器２１
５（ＳＷ３）によって検出されるようになっており、一
般入賞口２１８，２１８中および特別入賞口２１７中に
流入した遊技球はそれらの集合流路（図示省略）に設置
された入賞個数検出器２２５（ＳＷ６）によって検出さ
れるようになっている。

また、構或基枠２１０の前板２１１の下部には透明窓２
１１ａが設けられ、該透明窓２１１ａを介して入賞空間
２１３中の特別入賞口２１７や一般入賞口２１８中等が
見えるようになっている。

前記開閉ユニット２２０は、入賞空間２１３の入口２１
３ａに設置されて該入口２１３ａの開閉を行うもので、
リング状の作動部材２２１と該作動部材２２１に取り付
けられた複数の開閉部材２２５とを具えている。

そして、前記作動部材２２１は前記入賞空間２１３の入
口２１３ａの裏側に設けられたリング状案内部２１３ｃ
に外嵌される大きさの真円形開口部２２１ａを具えてい
る。この作動部材２２１の裏側には略等角度間隔ごとに
支軸２２２が複数植設されている。また、この作動部材
２２１の外周側の一例部には作動アーム２２３が延設さ
れ、該作動アーム２２３の先端裏側に一体に設けられた
支柱２２３ａの先端に作動ピン２２４が植設されている
。

また、開閉部材２２５は全て屈曲した薄片型同形状に作
られている。これら開閉部材２２５の基端部には長孔２
２６が設けられ，その近傍位置に円孔２２７が設けられ
ている。そして、その長孔２２６が前記作動部材２２１
の支軸２２２に外嵌され、円孔２２７が入賞空間２１３
への入口２１３ａの裏側のリング状案内部２］３ｃに植
設された支軸２１３ｄに外嵌されるようになっている。

このように構或された開閉ユニット２２０は、作動部材
２２１の開口部２２１ａが入賞空間２１３の入口２１３
ａの裏側のリング状案内部２１３Ｃに回転自在に外嵌さ
れるとともに各開閉部材２２５の円孔２２７がそのリン
グ状案内部２１３ｃに植設された支軸２１３ｄに外嵌さ
れた状態で、入賞空間２１３の入口２１３ａの裏側に設
置されている。

そして、その設置された状態において、開閉ユニット２
２０の作動部材２２１が裏側から見て時計方向に回転さ
れたときには、各開閉部材２２５が各支軸２１３ｄを軸
心として相互に閉じる方向に回動されて入賞空間２１３
の入口２１３ａが閉じられる。一方、その作動部材２２
１が裏側から見て反時計方向に回転されたときには、各
開閉部材２２５が各支軸２１３ｄを軸心として相互に開
く方向に回動されて入賞空間２１３の入口２１３ａが開
放される。

前記第２の駆動ユニット２３０は前記開閉ユニット２２
０に開閉力を付与するもので、基枠２１０の後部上側に
取付枠２８０を介して設置されている。

そして、その取付枠２８０は基枠２ｌＯの後部上側開口
部を閉塞し得る形状をし、その一部には前記開閉ユニッ
ト２２０の作動ピン２２４を外部に突出させる開口部２
８１が形或されている。

また、前記第２の駆動源ユニット２３０は第２の暉動源
としてのソレノイド２３１（ｌｌＡ動源Ｂ）と該ソレノ
イド２３１の作動ロッド２３２の先端にリンク２３３を
介して一端が連結された回動レバー２３４とを具えてい
る。そして、それらソレノイド２３１および回動レバー
２３４はそれぞれアングル２３５および支軸２３６を介
して取付枠２８０に取り付けられ、前記作動ロッド２３
２は図示省略の復帰用スプリングにより伸張復帰力を、
前記回動レバー２３４は一端が構成基枠２１０に取付け
られた復帰用スプリング２８５によりその−１９ 裏側から見て時計方向への回動復帰力を与えられている
。また、前記回動レバー２３４の他端部には長孔２３４
ａが設けられ、該長孔２３４ａ中に前記開閉ユニット２
２０の作動ピン２２４が挿通され、該回動レバー２３４
の回動に伴って前記開閉ユニット２２０の作動部材２２
１が回動されるようになっている。

前記第１の駆動ユニット２５０は前記誘導部材２６０，
２６０に回動力を付与するもので、基枠２１０の後部に
後蓋２４０を介して取り付けられている。

そして、前記後蓋２４０は入賞空間２１３の後端開口部
を閉塞した状態に取り付けられ、その左右両側には前記
基枠２１０の左右両側の筒状軸受２１９，２１９を挿通
させて後方に至らせる挿通孔２４１，２４１が設けられ
ている。

これら挿通孔２４１，２４１を介して後蓋２４０の後方
に至った筒状軸受２１９，２１９から後方に突出した誘
導部材２６０，２６０の支軸２６１，２６１の後端にク
ランク部材２６５，２６５２０ の基部が取り付けられ、それら各クランク部材２６５，
２６５の先端部の裏側に作動ピン２６６，２６６が取り
付けられている。

前記第１の駆動ユニット２５０は、前記後蓋２４０の裏
側の取付部２４２にアングル２５１を介して取り付けら
れた第ｌの駆動源としてのソレノイド２５２（ｌｌｕ動
源Ａ）と、該ソレノイド２５２の作動ロッド２５３に取
り付けられた作動部材２５４とを具えている。

そして、前記ソレノイド２５２の作動ロッド２５３はそ
の励磁時に縮み、消磁時に復帰用スプリング（図示省略
）の伸張力によって伸びるようになっている。

前記作動部材２５４は前記作動ロッド２５４の伸縮運動
（往復直線運動）を前記クランク部材２６５，２６５に
伝達するもので、作動ロッド２５３の下端部に取り付け
られている。

この作動部材２５４は左右一対の腕部２５４ａ，２５４
ａを有し、これら各腕部２５４ａ，２５４ａの上端部に
横長の挿通孔２５４ｂ，２５４ｂが設けられている。

これら挿通孔２５４ｂ，２５４ｂは作動部材２５４の往
復運動（昇降運動）をクランク部材２６５，２６５に回
動力として伝達するもので、挿通孔２５４ｂ，２５４ｂ
中にクランク部材２６５，２６５先端後部のピン２６６
，２６６が挿通されている。

このように構戊された第１の駆動源２５０のソレノイド
２５２が消磁されているときには、復帰用スプリング（
図示省略）の伸張力や自重により作動ロッド２５３およ
び作動部材２５４が下降されていることによって、クラ
ンク部材２６５，２６５が逆「ハ」の字状となり、誘導
部材２６０，２６０がその下端側が相互に離れる方向（
流出部２７２が広がる方向）に一杯に回動された状態に
ある。一方，第１の駆動源２５０のソレノイド２５２が
励磁されたときには、作動ロッド２５３および作動部材
２５４が上昇されることによって、クランク部材２６５
，２６５が「ハ』の字状となり、誘導部材２６０，２６
０がその下端側が相互に接するまで回動された状態とな
る。

第４図中、符号１００を付して示すものは遊技盤１の前
面を覆うガラス板１００である。

第５図および第６図には開閉ユニット２２０のよる入賞
空間２］３の入口２１３ａの開閉動作を示す。

それらのうち、第５図には変動入賞装置２０の裏側内部
の破断透視図を、第６図には変動入賞装置２０の裏側上
部の部分透視斜視図を示す。

ソレノイド２３１が消磁されているときには、第６図に
鎖線で示すように作動ロッド２３２が復帰用スプリング
（図示省略）の力で伸び、その伸び力と復帰用スプリン
グ２８５の力で回動レバー２３４がその裏側から見て時
計方向に回動復帰されている。その回動レバー２３４の
回動復帰によって、開閉ユニット２２０のリング状の作
動部材２２１がその裏側から見て時計方向に回動復帰し
、その復帰に伴って、各開閉部材２２５が入賞空間２１
３への入口２Ｌ３ａの裏側の支軸２１３ｄを軸心として
裏側から見て時計方向に回動されてそ２３ ２４ れらの各先端側が（第５図に鎖線で示すように）相互に
接してその人口２１３ａを閉じた状態となっている。

この状態で、ソレノイド２３１が励磁されると第６図に
実線で示すように作動ロッド２３２が縮み、その縮む力
で回動レバー２３４がその裏側から見て反時計方向に回
動される。その回動レバー２３４の回動によって、開閉
ユニット２２０のリング状作動部材２２１がその裏側か
ら見て反時計方向に回動され、その回動に伴って、各開
閉部材２２５が入賞空間２１３の入口２１３ａの裏側の
支軸２１３ｄを軸心として裏側から見て時計方向に回動
されてそれらの各先端側が相互に離れて第５図に示すよ
うにその人口２１３ａを開いた状態となる。

第７図には、第１の駆動ユニット２５０のソレノイド２
５２が消磁されて誘導部材２６０，２６０がその下端部
相互が離れる方向に一杯回動されるとともに、第２の駆
動ユニット２３０のソレノイド２３１が消磁されて開閉
部材２２５相互が閉じて入賞空間２１３の入口２１３ａ
が閉塞された状態にあるときにおける変動入賞装置２０
の前側全体斜視図を示す。

このときには、誘導部材２６０，２６０の上端部と鎧部
２１６の左右両端部との間の流入部２７１，２７↓の間
隔が最も小さくなっている（ただし、少なくとも球一個
分以上の間隔は確保されている）一方、誘導部材２６０
，２６０の下端部相互の間の流出部２７２の間隔は遊技
球が十分通過できる程度に大きくなっている。

従って、このときにも遊技領域２を流下する遊技球がそ
れら流入部２７１，２７１を介して誘導部材２６０−２
６０間に流入することは可能であるが、その流入した遊
技球は入口２１３ａを介して入賞空間２１３中に流入で
きず、誘導部材２６０，２６０の内側面に案内されるか
又はそのまま流出部２７２を介して遊技領域２の下部側
に流出される。

第８図には、第］の駆動ユニット２５０のソレノイド２
５２が励磁されて誘導部材２６０．２６Ｏがその下端部
相互が接して流出部２７２が閉じるまで一杯に回動され
るとともに、第２の邸動ユニット２３０のソレノイド２
３１が励磁されて開閉部材２２５相互が開いて入賞空間
２１３の入口２１３ａが開放された状態にあるときにお
ける変動入賞装置２０の前側全体斜視図を示す。

このときには、誘導部材２６０，２６０の上端部と鎧部
２１６の左右両端部との間の流入部２７１，２７１の間
隔が最も大きくなる一方、誘導部材２６０，２６０の下
端部相互の間隙が「零」となって流出部２７２が無い状
態となっている。そして、それによって，誘導部材２６
０，２６０の下端部の内側が人口２Ｌ３ａの下縁部の位
置よりも高い位置に至っている。

従って、このときには遊技領域２を流下する遊技球がそ
れら流入部２７１，２７１を介して誘導部材２６０−２
６０間に流入し易くなるとともに、その流入した遊技球
はそれら誘導部材２６０，２６０の下端部の内側面に案
内されて入口２１３ａを介して入賞空間２１３中に流入
し得る状態となる。そして、その入賞空間２１３中に流
入した遊技球はその入賞空間２１３中の下部の流下底面
に導かれてその内部の特別入賞口２１７中又は一般入賞
口２１８，２１８中に流入する。

第９図には誘導部材２６０−２６０間に流入した遊技球
の誘導とその誘導された遊技球の第２の始動入賞口６八
の流入との関係を示す。

同図に示すように、誘導部材２６０−２６０間に流入し
た遊技球は、それら誘導部材２６０，２６０の内側面に
案内されることにより、それらの下端部側に流下される
。そして、そのときレこそれらの下端部間に球１個分以
上の流出部２７２が確保されていれば、それら誘導部材
２６０，２６０の内側面に案内されることによってその
下端部側に至った遊技球はその流出部２７２を介してそ
の下方の遊技領域２中に流出される。

その流出時の流出部２７２の間隔が狭ければ、そのとき
に流出された遊技球のその下方の第２の始動入賞口６の
直上に流出されてその第２の始動入賞口６への流入確率
が高くなる。が、その流出２７ ２８ 時の流出部２７２の間隔が広ければ広い程、その流出部
から流出された遊技球がその下方の第２の始動入賞口６
の直上に流出されることによってその第２の始動入賞口
６に流入する確率がそれに比例して低くなる。

第１１図には上記のように構威されたパチンコ遊技機に
おける役物制御装置による制御ブロック図を示す。

同図中、符号８ｌ工を付して示すものは始動入賞口検出
手段で、始動入賞検出器８ａ（ＳＷ１）、８ａ　（ＳＷ
．）　、６ａ　（ＳＷ２）からの検出信号を検出し、そ
の検出信号を予備遊技制御手段８１０に送る働きをする
。

また、同図中、符号８６０を付して示すものは、特別遊
技制御手段で、特別入賞検出器２１５（ＳＷ３）から送
られてきた信号を基にした特別遊技の制御信号、および
入賞個数検出器２２５　（ＳＷ６）から送られてきた検
出信号を基にした入賞個数表示信号をコントローラ８０
０に送る働きをしている。

？ントローラ８００は、前記予備遊技制御手段８］０か
ら送られてくる予備遊技の制御信号、特別遊技制御手段
８６０から送られてくる特別遊技の制御信号および入賞
個数表示信号等を基に、変動入賞装置２０の誘導部材２
６０，２６０を回動させる第１の邸動源としてのソレノ
イド２５２（駆動源Ａ）や入賞空間２’Ｌ３への八口２
１３ａを開閉する開閉ユニット２２０を動作させる第２
の駆動源としてのソレノイド２３１　（駆動源Ｂ）を作
動させたり、継続回数表示器１２４や入賞個数表示器１
２５に特別遊技の継続回数や各特別遊技のサイクル中に
おける一般入賞口１２８，１２８および特５３！１入賞
口１２７への入賞個数を表示させたり、装飾表示ランプ
Ｌ■，Ｌ２や特別遊技発生表示ランプ８８１およびサイ
ドランプ１３０（赤又は緑）を点滅させたり、スピーカ
８８２から効果音を発声させたりする制御を行う。

そして、通常遊技時においては、コントローラ８００か
らの作動指令信号がドライバ８７０に送られることによ
り、サイドランプ１３０が常時赤色に点灯した状態にあ
る。

この状態において、始動入賞検出器８ａ（ＳＷ１）　　
（６　ａ　（ＳＷ−）　）からの検出信号がフリップフ
ロップ８３１　（８３２，８３３）に入力されると、そ
のフリップフロップのＱ出力がＨレベル（ハイレベル）
に変換されて、ワンショット回路８３４　（８３５，８
３６）に入力されることによりワンショットパルスが形
或され、そのワンショットパルスが始動入賞口検出手段
８１１により検出される。その検出に基づき、始動入賞
口検出手段８　１．　１から検出信号が予備遊技制御手
段８　１−　０に送られる一方、リセット信号がフリッ
プフロップ８３↓（８３２，８３３）に送られてそのフ
リップフロップがリセットされる。そして、その予備遊
技制御手段８１０に送られた検出信号をもとに、予備遊
技制御手段８１０から制御信号がコントローラ８００に
送られる。そして、そのコントローラ８００からドライ
バ８７０に作動指令信号が送られて、変動入賞装Ｗ２０
の誘導部材２６０，２６０を回動させる第１の鄭動源（
暉動源Ａ）としてのソレノイド２５２が作動されて前記
予備遊技が行われると同時にサイドランプ１３０，１３
０の緑色のランプが点滅されたりする。

その一方で、予備遊技制御手段８↓０から特別入賞口有
効信号がアンド回路８５１に送られて、所定時間それら
アンド回路８５１がもう一方の端子に受け入れた信号を
通し得る状態にされる。

変動入賞装置２０が上記予備遊技状態になったときに入
賞空間２］３中に流入した遊技球が特別入賞口２１７に
入賞することにより、特別入賞検出器２１５（ＳＷ３）
からの検出信号がフリップフロップ８４１のセット端子
に入ってそのＱ出力がＨレベルとなると、それが上記特
別人賞口有効信号によりアンド回路８５１がもう一方の
端子に入った信号を通し得る状態になっているときであ
れば、そのＱ出力がアンド回路８５１を通って特別遊技
制御手段８６０に入って特別遊技態様が発生される。し
かし、その所定時間が過ぎてアンド回路８５１がもう一
方の端子に入った信号を通し得ない状態に戻っていれば
、その出力はアンド回３１ ３２ 路８５１を通過できず、特別遊技態様は発生されない。

上記のようにして、特別遊技態様が発生したときには、
特別遊技制御手段８６０からの信号を受けてコントロー
ラ８００により特別遊技の発生を知らせるファンファー
レの音がスピーカ８８２から発せられるとともに、特別
遊技発生表示ランプ８８１が点滅されるなどの特別遊技
表示が行われる。

同時に，特別遊技制御手段８６０からリセット信号が出
されてフリップフロップ８４１がリセッ１−されること
により、そのＱ出力がＬレベルに戻される。

また同時に、特別遊技制御手段８６０から特別遊技の制
御信号がコントローラ８００に送られる。

そして、所定時間（ウェイトタイム）経過後に、コント
ローラ８００により、例えば、変動入賞装置２０の誘導
部材２６０，２６０を回動させる第１の屏動源（馴動源
Ａ）としてのソレノイド２５２および入賞空間２１３の
入口２１３ａを開閉する開閉ユニット２２０を動作させ
る第２の駆動源（廓動源Ｂ）としてのソレノイド２３１
を所定回数（例えば、１８回）ずつオン・オフさせる動
作を１サイクル（ただし、その所定回数のオン・オフ動
作の終了前に特別入賞口２１７中に入賞するか、又は、
一般入賞口２１８中に１０個の遊技球が入賞して入賞個
数検出器２２５（ＳＷ６）からの検出信号がフリップフ
ロップ８４２およびワンショット回路８４３を介して丁
Ｏパルス特別遊技制御手段８６０に入力されたときには
その時点までを↓サイクル）とし、各サイクル中に特別
入賞口２１７に遊技球が入賞してその特別入賞検出器２
１５（ＳＷ３）からの検出信号がフリップフロップ８４
１に入って、そのＱ出力がＨレベルに変換されてそのＨ
レベルとなったＱ出力がアンド回路８５２を介して特別
遊技手段８６２に入力される（ただし、特別遊技制御手
段８６０からアンド回路８５２に特別入賞口有効信号が
送られている有効時間内に限られている。）ことを継続
条件とし、その継続条件が満たされたときには、コント
ローラ８００により継続条件或立表示ランプ（図示省略
）が点灯される。そして、その時点で第１の駆動源（駆
動源Ａ）および第２の駆動源（駆動源Ｂ）がオフの状態
に停止され、かつ、特別遊技制御手段８６０によりフリ
ップフロツプ８４１，８４２がリセットされてから再び
第１の暉動源（駆動源Ａ）および第２の駆動源（駆動源
Ｂ）のオン・オフ動作が開始されて新たなサイクルへの
移行が繰り返されて最高８サイクルまでその動作が行わ
れる。

また、特別遊技の各サイクル中に入賞個数検出器２２５
　（ＳＷＧ）により検出された入賞個数は特別遊技制御
手段８６０からの信号を受けて入賞個数表示器１２５に
数字表示される。また、それら特別遊技時におけるサイ
クルの更新時には、特別遊技制御手段８６０からの信号
を受けてコントローラ８００により継続回数表示器１２
４に継続回数表示（サイクル数表示）がなされる。

そして、その特別遊技が終了したときには、特別遊技制
御手段８６０からの制御信号に基づいてコントローラ８
００により第１および第２の駆動源（ＡおよびＢ）のオ
ン・オフ動作やサイドランプ１．３０，１３０の赤色の
ランプの点灯への切換、継続回数表示器１２４や入賞個
数表示１２５のリセットおよびスピーカ８８２からの効
果音の発声の停止などが行われる。

第１１図には、第１の始動入賞口８に遊技球が入賞した
ときにおける誘導部材２６０，２６０を回動させる第工
の駆動源（駆動源Ａ）および入賞空間２１３の入口２１
３ａを開閉する開閉ユニット２２０の開閉部材２２５を
動作させる第２の駆動源（邸動源Ｂ）の作動や特別入賞
口２１７への入賞を特別遊技の発生条件として有効に扱
う有効タイマのタイミングチャートを示す。

同図に示すように、第上の始動入賞口８への入賞に基づ
いて始動入賞検出器８ａ（Ｓｗ１）の検出信号の立上り
があったときには、その検出信号の立上りエッジが生じ
たときから所定時間（例えば、０．８秒）経過後に、第
↓および第２の邸動源（ＡおよびＢ）がオンされ、それ
によって、所−３５ 定時間（例えば、０．８秒間）の間■回誘導部材２６０
，２６０が回動されてそれらの下端が閉じられるととも
にそれｇ同期して開閉部材２２５，２２５が開かれて入
賞空間２１３の入口２１３ａが開放される予備遊技動作
が行われる。

この予備遊技の動作中に、流入部２７１，２７工を介し
て誘導部材２６０，２６０間に流入した遊技球は、それ
ら閉じた状態にある誘導部材２６０，２６０の下端部の
内側面に導かれて入口２１３ａを介して入賞空間２１３
中に流入し得る状態となる。

また、その検出信号の立上りエッジが生じたときから所
定時間（例えば、０．８秒）経過した時点で特別入賞口
２１７への入賞を特別遊技の発生条件として有効に扱う
有効タイマの作動が開始され、その開始時点からさらに
所定時間（例えば、２．８秒）経過した時点でその有効
タイマがタイムアップされる。

その有効タイマの作動中に特別入賞検出器２】７中に入
賞して特別入賞検出器２１５（ＳＷ３）３『） による検出があったときには特別遊技が発生される。

第１２図には、第２の始動入賞口６に遊技球が入賞した
ときにおける誘導部材２６０，２６０を回動させる第ｌ
の駆動源（駆動源Ａ）および入賞空間２１３の入口２１
３ａを開閉する開閉ユニッ１〜２２０の開閉部材２２５
を動作させる第２の旺動源（旺動源Ｂ）の作動や特別入
賞口２１７への入賞を特別遊技の発生条件として有効に
扱う有効タイマのタイミングチャートを示す。

同図に示すように、第２の始動入賞口６への入賞に基づ
いて始動入賞検出器６ａ（ＳＷ−）の検出信号の立上り
があったときには、その検出信号の立上りがあったとき
から所定時間（例えば、０．８秒）経過後に第１の駆動
源（駆動源Ａ）が作動されるとにより、誘導部材２６０
，２６０が２回、間に所定時間（例えば、０．８秒間）
の休止時間を挾んで回動されてそれらの下端が所定時間
（例えば、０．８秒間）ずつ２回閉じられた状態となる
。

また、その検出信号の立上りエッジが生じたときから所
定時間（例えば、１．２秒）経過後に、第２の駆動源（
駆動源Ｂ）がオンされ、それによって、誘導部材２６０
，２６０が１回回動されてそれらの下端が所定時間（例
えば、０．４秒）の間閉じられる。

この予備遊技の第１回目の誘導部材２６０，２６０の回
動によってそれらの下端が閉じられたときには、その前
半に流入部２７１，２７１を介して誘導部材２６０−２
６０内に至った遊技球はその閉じられた誘導部材２６０
，２６０の下端部の内側面上に貯留され、その後半に至
ってその貯留された遊技球や新たに流入部２７１，２７
１を介して誘導部材２６０−２６０内に至った遊技球が
その閉じられている誘導部材２６０，２６０の下端部の
内側面上で案内されて入口２１３ａを介して入賞空間２
１３中に流入され得る状態となる。

また、この予備遊技の第２回目の誘導部材２６０，２６
０の回動によってそれらの下端が閉じられたときには、
入賞空間２１３の入口２１３ａは閉じられたままの状態
となっているので、流入部２７］．，２７１を介して誘
導部材２６０−２６０内に流入した遊技球はそのままそ
の閉じた状態にある誘導部材２６０，２６Ｑの下端部の
内面上に貯留される。そして、その後、誘導部材２６０
，２６０が回動復帰されてそれらの下端部間が開いたと
きにそれら下端部間の流出部２７２から一斉に流出され
る。その流出された遊技球による第２の始動入賞口６へ
の入賞確率が高まって、連続した予備遊技発生の期待間
が高まることとなる。

このようにして、第↓の始動入賞口８に入賞した場合と
第２の始動入賞口６に入賞した場合とで予備遊技の内容
形態を変えることによって、遊技者に与える利益量を異
ならしめている。

また、その検出信号の立上りエッジが生じたときから所
定時間（例えば、０．８秒）経過した時点で特別入賞口
２１７への入賞を特別遊技の発生条件として有効に扱う
有効タイマの作動が開始され、その開始時点からさらに
所定時間（例えば、４．４秒）経過した時点でその有効
時間タイマが３９ タイムアップされる。

その有効タイマの作動中に特別入賞口２１７中に入賞し
て特別入賞検出器２１５（ＳＷ．）による検出があった
ときには特別遊技が発生される。

第１３図には，特別遊技時における誘導部材２６０，２
６０を回動させる第ｌの駆動源（廓動源Ａ）および入賞
空間２１３の入口２１３ａを開閉する開閉ユニット２２
０の開閉部材２２５を動作させる第２の駆動源（駆動源
Ｂ）の作動や特別入賞口２１７への入賞を特別遊技の継
続条件として有効に扱う有効タイマのタイミングチャー
トを、示す。

上記予備遊技時における有効タイマの作動中に特別入賞
口２１７に入賞して特別入賞検出器２↓５　（ＳＷ３）
の検出信号の立上りがあったときには特別遊技が発生す
る。

そして、その検出信号の立上りがあったときにから所定
時間（例えば、１．６秒）経過後に第１の駆動源（駆動
源Ａ）が作動されることにより、誘導部材２６０，２６
０が所定時間（例えば、０．４０ ８秒）ずつ、間に所定時間（例えば、０．８秒間）ずつ
の休止を挾んでエサイクル当たり最高１８回までそれら
下端部どうしが閉じられる。

また、そのサイクル（各サイクルも含む）の前半におい
ては、誘導部材２６０，２６０が回動されてその下端部
どうしが閉じられた後半時ごとに、第２の駆動源（駆動
源Ｂ）が作動されて開閉部材２２５が所定時間（例えば
、０．４秒）ずつ開がれて入賞空間２１３の入口２Ｌ３
ａが開放される。

一方、そのサイクル（各サイクルも含む）の後半におい
ては誘導部材２６．０．２６０が回動してそれらの下端
部どうしが閉じられるのと同期して開閉部材２２５が開
かれて入賞空間２１３の入口２１３ａが開放される。

前記特別遊技のサイクルの有効時間内（有効タイマの作
動中）に特別入賞口２１７中に遊技球が入賞して特別入
賞検出器２１５（ＳＷ３）による検出がなされたときに
は、の検出信号の立上りエッジで直ちに第工および第２
の駆動源Ａ．Ｂが停止されて誘導部材２６０，２６０お
よび開閉部材２２５が元の状態に戻される。また、それ
と同時に、有効時間タイマが終了され、入賞個数表示器
１２５の表示がｒＱＪに戻される。

このようにしてそのサイクルが終了して所定時間（例え
ば、０．８秒）が経過した後に、再び特別遊技の新たな
サイクルが開始される。

また、前記誘導部材２６０，２６０の回動動作の開始時
（特別遊技の発生時から１．６秒後）で、特別入賞口２
１７への入賞を有効に扱う有効時間タイマの作動が開始
され、誘導部材２６０，２６０の１８回の回動動作の終
了後にさらに２．０秒経過した時点でタイムアップされ
る。

また、前記誘導部材２６０，２６０の１８回の回動動作
の終了前であっても継続条件が満たされる前に入賞個数
検出器２２５（ＳＷ．）により１０カウントされたとき
には、その時点で特別遊技が終了されて通常の遊技状態
に戻される。なお、入賞空間２１３中への入口２１３ａ
を開閉する開閉部材２２５は上記形式のものに限定せず
、その人口２］３を開閉し得るものであれば、どのよう
な形式のものにしてもよい。

また、誘導部材２６０，２６０は、変動入賞装置２０の
前面側上部に至った遊技球を遊技領域２の中央下部方向
に流下させ得る状態と入賞空間２１３の人口２１３ａ中
に導きいれる状態とに変換し得るものであれば、どのよ
うな形式のものにしてもよい。

また、変動入賞装置２０の開閉部材２２５の開閉と誘導
部材２６０．２６Ｑの回動のタイミングは上記のものに
限定せず、どのように設計変更しても良い。

［発明の効果］ この発明に係るパチンコ遊技機は、上記のように、始動
入賞口と、内部に特別入賞口一般入賞口とが設けられた
入賞空間、該入賞空間への人口を開閉する開閉手段およ
び遊技領域の上方から流下する遊技球を集めてそのまま
遊技領域の中央寄り下方に流出させる流下案内状態と前
記入口を介して前記入賞空間中に流入させ得る入賞案内
状態とに変換可能な誘導部材を具えた変動入賞装置と、
４３ −４４ 前記開閉手段を作動させて前記入賞空間への入口を開放
させるとともに前記誘導部材を前記流下案内状態から前
記入賞案内状態に変換させてその入賞空間中に遊技球が
入賞し易い予備遊技状態を作らせ、その予備遊技状態時
に入賞空間中に流入した遊技球がその中の前記特別入賞
口に入賞することによって前記予備遊技状態時よりもさ
らに前記入賞空間中に遊技球が流入し易い特別遊技状態
を前記開閉手段による前記入賞空間への入口の開放と前
記誘導部材の前記入賞案内状態への変換とによって行わ
せる制御手段とを備えた構戒としたので、始動入賞口へ
の入賞に基づいて行われる予備遊技時や該予備遊技時に
さらに入賞空間中の特別入賞口に入賞することによって
行われる特別遊技時には、開閉手段と誘導部材との相互
作用により、遊技球が誘導部材に導かれて入賞空間中に
流入し易い状態が作られることとなって、入賞空間中へ
の流入の状況が変化に富むだけでなく視覚的に捉え易く
なりパチンコ遊技機に対する興趣が増す。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、そのうち、第■図
はパチンコ遊技機に設置される遊技盤の正面図、 第２図は変動入賞装置の全体斜視図、 第３図はその分解斜視図、 第４図は変動入賞装置を遊技盤に設置した状態を示す縦
断側面図、 第５図は変動入賞装置の裏側内部を示す破断透視斜視図
、 第６図は変動入賞装置の裏側上部の部分透視斜視図、 第７図は入賞空間の人口が閉じられて誘導部材の下端部
の流出部が開放されているときの変動入賞装置の斜視図
、 第８図は入賞空間の人口が開かれて誘導部材の下端部の
流出部が閉しられているときの変動入賞装置の斜視図、 第９図は変動入賞装置の誘導部材による遊技球の誘導と
その誘導された遊技球の第２の始動入賞口への流入との
関係を示す変動入賞装置および第２の始動入賞口の斜視
図、 第１０図は役物制御装置による制御ブロック図、第１上
図は第１の始動入賞口に遊技球が入賞したときにおける
変動入賞装置の関係作動部の作動タイミングを示すタイ
ミングチャート、第１２図は第２の始動入賞口に遊技球
が入賞したときにおける変動入賞装置の関係作動部の作
動タイミングチャート、 第１３図は特別遊技時のおける変動入賞装置の関係作動
部の作動タイミングを示すタイミングチャートである。 １・・・・遊技盤、２・・・・遊技領域、６，８・・・
・始動入賞口、２０・・・・変動入賞装置、２］３・・
・・入賞空間、２１３ａ・・・・入口、２１７・・・・
特別入賞口、２１８・・・・一般入賞口、２２０・・・
・開閉ユニット（開閉手段）、２２５・・・・開閉部材
（開閉手段）、２３０・・・・第１の駐動ユニット（開
閉手段）．２６０・・・・誘導部材、２７１・・・・流
入部、２７２・・・・流出部、８００・・・・役物第１
１ 図 ・較動瀞、Ｂ （間厨省ガ） （ＳＷ３）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 始動入賞口と、内部に特別入賞口と一般入賞口とが設け
   られた入賞空間、該入賞空間への入口を開閉する開閉手
   段および遊技領域の上方から流下する遊技球を集めてそ
   のまま遊技領域の中央寄り下方に流出させる流下案内状
   態と前記入口を介して前記入賞空間中に流入させ得る入
   賞案内状態とに変換可能な誘導部材を具えた変動入賞装
   置と、前記開閉手段を作動させて前記入賞空間への入口
   を開放させるとともに前記誘導部材を前記流下案内状態
   から前記入賞案内状態に変換させてその入賞空間中に遊
   技球が入賞し易い予備遊技状態を作らせ、その予備遊技
   状態時に入賞空間中に流入した遊技球がその中の前記特
   別入賞口に入賞することによって前記予備遊技状態時よ
   りもさらに前記入賞空間中に遊技球が流入し易い特別遊
   技状態を前記開閉手段による前記入賞空間への入口の開
   放と前記誘導部材の前記入賞案内状態への変換とによっ
   て行わせる制御手段とを備えたパチンコ遊技機。