JPH03181565A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH03181565A
JPH03181565A JP32218689A JP32218689A JPH03181565A JP H03181565 A JPH03181565 A JP H03181565A JP 32218689 A JP32218689 A JP 32218689A JP 32218689 A JP32218689 A JP 32218689A JP H03181565 A JPH03181565 A JP H03181565A
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Makoto Chinami
誠 千波
Takanao Iwahara
孝尚 岩原
Masato Kusakabe
正人 日下部
Tomoko Takahara
高原 智子
Kazuya Yonezawa
米沢 和弥
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性組成物に関し、更に詳しくは、(A、)
分子中に少なくとも2個のヒドロシリル化を含有する分
子量が500〜50000の有機重合体、 (B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を含有す
る分子量が10000以下である有機化合物、及び (C)ヒドロシリル化触媒 を必須成分とする硬化性組成物に関する。
(従来技術と問題点〕 従来、硬化してゴム状物質を生成する硬化性液状組成物
としては、各種のものが開発されている。
中でも、深部硬化性に優れた硬化系として、末端もしく
は分子鎖中に、1分子中に平均2個又はそれ以上のビニ
ル基をもつポリオルガノシロキサンを、珪素原子に結合
する水素原子を1分子中に2個以上有するポリオルガノ
ハイドロジエンシロキサンで架橋するものが開発され、
その11れた耐候性、耐水性、耐熱性を利用して、シー
リング剤、ポンティング剤として使用されている。しか
し、この系はコストが高い、接着性が悪い、カビが発生
しやすい等の点からその用途に制限を受けている。更に
、上記のポリオルガノシロキサンは、−般に有機系重合
体に対する相溶性が悪く、ポリオルガノビニルシロキサ
ンとヒドロシリル基を含有する有機重合体とを硬化させ
ようとしても、相分離によりヒドロシリル基を含有する
有機重合体の加水分解及び脱水素縮合反応が助長され、
ボイドの為に充分な機械特性が得られないという問題が
あった。
〔問題点を解決するための手段] 本発明はかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、これらの問
題を解決して、速硬化性であり、且つ深部硬化性に優れ
るとともに十分な機械的特性を有する硬化性組成物を提
供するものである。即ち、従来、ヒドロシリル化による
硬化反応に用いられていたポリオルガノビニルシロキサ
ンの代わりに、分子中に少なくとも1個のアルケニル基
を含有する有機化合物を用いれば、一般にポリオルガノ
ビニルシロキサンよりも、ヒドロシリル基を含有する有
機重合体に対する相溶性が良好である。そこでヒドロシ
リル化触媒を用いて上記両成分を硬化させれば均一で、
且つ速硬化、深部硬化性に優れ、硬化物が十分な引張特
性等の機械特性を有する硬化性組成物が得られることを
見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、下記の成分(A)、(B)及び(C)
を必須成分としてなる硬化性組成物;(A)分子中に少
なくとも2個のヒドロシリル基を含有する、分子量が5
00〜50000の有機重合体、 (B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を含有す
る分子量が10000以下である有機化合物、 (C)ヒドロシリル化触媒 を内容とするものである。
本発明に用いられる(A)成分の分子中に少なくとも2
個のヒドロシリル基を含有する有機重合体は、その製造
法に特に制限はないが、一般に分子中に少なくとも1個
のアルケニル基を含有する有機重合体(D)1分と、多
価ハイドロジエンシリヨン化合物(E)成分とをヒドロ
シリル化触媒存在下に、ヒドロシリル基が反応後も残存
するように反応させることにより製造することができる
(D)成分である分子中に少なくとも1個のアルケニル
基を含有する有機重合体としては各種主鎖骨格をもつも
のを使用することができる。まず、ポリエーテル系重合
体としては、例えばポリオキシエチレン、ポリオキシプ
ロピレン、ポリオキシテトラメチレン、ポリオキシエチ
レンーポリオキシブロビレン共重合体等が好適に使用さ
れる。その他の主鎖骨格をもつ重合体としては、アジピ
ン酸等の2塩基酸とグリコールとの縮合又はラクトン類
の開環重合でえられるポリエステル系重合体、エチレン
−プロピレン系共重合体、ポリイソブチレン、イソブチ
レンとイソプレン等との共重合体、ポリクロロプレン、
ポリイソプレン、イソプレンとブタジェン、アクリロニ
トリル、スチレン等との共重合体、ポリブタジェン、ブ
タジェンとスチレン、アクリロニトリル等との共重合体
、ポリイソプレン、ポリブタジェン、イソプレンあるい
はブタジェンとアクリロニトリル、スチレン等との共重
合体を水素添加してえられるポリオレフィン系重合体、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のモノマー
をラジカル重合してえられるポリアクリル酸エステル、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル
酸エステルと酢酸ビニル、アクリロニトリル、メチルメ
タクリレート、スチレン等とのアクリル酸エステル系共
重合体、前記有機重合体中でビニルモノマーを重合して
えられるグラフト重合体、ポリサルファイド系重合体、
ε−アミノカプロラクタムの開環重合によるナイロン6
、ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の縮重合による
ナイロン66、ヘキサメチレンジアミンとセバシン酸の
縮重合によるナイロン610.ε−アミノウンデカン酸
の縮重合によるナイロン11、ε−アミノラウロラクタ
ムの開環重合によるナイロン12、上記のナイロンのう
ち2成分以上の成分を有する共重合ナイロン等のポリア
ミド系重合体、例えばビスフェノールAと塩化カルボニ
ルより縮重合して製造されたポリカルボネート系重合体
、ジアリルフタレート系重合体等が例示される。
上記主鎖骨格をもつ重合体のうち、(B)成分のアルケ
ニル基含有有機化合物に対する相溶性が良好であるとい
う点からポリエーテル系重合体、アクリル酸エステル系
重合体、アクリル酸エステル系共重合体、炭化水素系重
合体、ポリエステル系重合体が好ましい。
アルケニル基を該重合体に導入する方法については、種
々提案されているものを用いることができるが、重合後
にアルケニル基を導入する方法と重合中にアルケニル基
を導入する方法に大別することができる。
重合中にアルケニル基を導入する方法としては、例えば
ラジカル重合法で本発明の有機重合体を製造する場合に
、アリルメタクリレート、アリルアクリレート等の分子
中にラジカル反応性の低いアルケニル基を有するビニル
モノマー、アリルメルカプタン等のラジカル反応性の低
いアルケニル基を有するラジカル連鎖移動剤を用いるこ
とにより、重合体の主鎖又は末端にアルケニル基を導入
することができる。
重合後にアルケニル基を導入する方法としては、例えば
末端、主鎖あるいは側鎖に水酸基、アルコキシド基等の
官能基を有する有機重合体に、上記官能基に対して反応
性を示す活性基及びアルケニル基を有する有機化合物を
反応させることによりアルケニル基を末端、主鎖あるい
は側鎖に導入することができる。上記官能基に対して反
応性を示す活性基及びアルケニル基を有する有機化合物
の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酸a
、アクリル酸クロライド、アクリル酸ブロマイド等のC
,−C,。の不飽和脂肪酸、酸ハライド、酸無水物等や
アリルクロロホルメート(CH,=CI(CHzOCO
C+) 、アリルブロモホルメート(CH,=CHC)
IzOCOBr)等のC!  czoの不飽和脂肪酸置
換炭酸ハライド、アリルクロライド、アリルブロマイド
、ビニル(クロロメチル)ベンゼン、アリル(クロロメ
チル)ベンゼン、アリル(ブロモメチル)ベンゼン、ア
リル(クロロメチル)エーテル、アリル(クロロメトキ
シ)ベンゼン、1−ブテニル(クロロメチル)エーテル
、1−へキセニル(クロロメトキシ)ベンゼン、アリル
オキシ(クロロメチル)ベンゼン等が挙げられる。
また、(D)成分である有機重合体は、線状でも、枝分
かれ状でもよく、分子量は500〜50000の任意の
ものが使用できるが、500〜2ooooのものが好ま
しい。有機重合体(D)のアルケニル基は分子末端にあ
っても分子中にあってもよい。ゴム状硬化物を作成する
場合には、アルケニル基は分子末端にある方が有効網目
鎖長が長くなるので好ましい。
また(E)成分である多価ハイドロジエンシリコン化合
物としては、(CHi> tsiHt、 (CaHs)
 zsi)l□CH35iH1,CaHsSiH31(
CJs)zstHz、 CHi(CHz)5SiH3で
表されるモノシラン化合物i H(CHs) zsis
i (CHs)ZH,I((CL)□5iCHtCLS
i (CH3) zH。
H(CHs)zsisi((:Hi)Hz、H(CHs
hSiNH3i(CH3hH。
[)1(CHs) zsi] yN +1(CH:+)zsiOc(CI++)・NSi (
CL) ZH等のポリシリコン化合物; CHi CHs  Si  O+St  O→1−51CH1 CH3 CHi CL CH。
(n・2〜50) tHs CH。
c@Lt CH。
C6H5 CH3 CHi CCbHs>tsi−C0 Si H)z CH。
l−5i 0−+−3j−O÷T−÷Sj 0翁−33−CB5 C11゜ CHj3 CH。
(e 、 Hy fは正数) CHi。
C◆I+5C)I。
Si−C0 1 11)。
CH3 L C1+。
(n≧2) C)13 (Jl。
L 1lff CHzCHCbHs (b+c=3〜6、 b≧2)、 5i Cosi(CHJ zH) s (R,CB、。
CbHs。
C,H,等の有機基) Si [05i(CHi) !旧。
H R55iOSiO5iO5il?3 (11=CI(、。
caFIs。
Js 等の有N基) Hcns      CJS     CHj等で示さ
れる、鎖状、枝分かれ状、環状の各種の多価ハイドロジ
エンポリシロキサン等が挙げられる。(E)成分の多価
ハイドロジエンシリコン化合物の1分子中のヒドロシリ
ル基の個数は2〜15個が好ましく、特に3〜12個が
好ましい。また、(D)成分及び(E)成分から製造さ
れる(A)成分のヒドロシリル基含有の有8I重合体の
相溶性を損なうことが少ないという点がら、(E)ff
1分の多価ハイドロジエンシリコン化合物の分子量は5
00以下が好ましい、更に、後述する(D)成分と(E
)成分とのヒドロシリル化反応の際の反応性が高いとい
う点で、 l1ff (c++3)ffsio+si  O+−O5:(CH
x)sR(n・3〜5)。
CH。
■ が好ましい。
更に、 ヒドロシリル化反応後に未反 応成分を減圧除去しやすいという点で、ls CH3 が特に好ましい。
本発明の(A)成分であるヒドロシリル基含有有機重合
体は、(D)成分であるアルケニル基含有ポリエーテル
系重合体と(E)成分である多価ハイドロジエンシリコ
ン化合物とをヒドロシリル化反応することによって製造
されるのであるが、この際、使用される触媒としては、
白金の単体、アルミナ、シリカ、カーボンブラック等の
担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、塩化白
金酸とアルコール、アルデヒド、ケトン等との錯体、白
金−オレフィン錯体(例えば、Pt(Ctlz=Ctl
z)z(PPh3)zPt(C)lx・CHI) IC
I□) ;白金−ビニルシロキサン錯体(例えば、Pt
++  (ViMezSiO5iMezVi)a 、P
t ((MeV+5iO)4〕m i  i白金−ホス
フィン錯体(例えば、Pt(PPhs)a 、 Pt(
PBuz)41  ;白金−ホスファイト錯体(例えば
、Pt (P(OPh3) 4 、 Pt(P(OBu
)3) a )  (式中、Meはメチル基、Buはブ
チル基、Viはビニル基、phはフェニル基を表し、n
、mは整数を表す)、ジカルボニルジクロロ白金、また
、アシュビー(Ashby)の米国特許第315960
1及び3159662号明細書中に記載された白金−炭
化水素複合体、並びにラモロー(Laa+oreaux
)の米国特許第3220972号明細書中に記載された
白金アルコラード触媒も挙げられる。更にモディック(
Modjc)の米国特許第3516946号明細書中に
記載された塩化白金−オレフィン複合体も本発明におい
て有用である。
また、白金化合物以外の触媒の例としては、RhCI(
PPhs)i  RhC]s、 Rh1AIzOs、 
RLICI3. TrCls、 FeCl3. AlC
l3. PdCIz・2HzO+ N+CI2.7+C
Ia等が挙げられる。これらの触媒は単独で使用しても
よく、2種以上併用してもかまわない。触媒活性の点か
ら塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシ
ロキサン錯体等が好ましい。触媒量としては特に制限は
ないが、(D)成分中のアルケニル基1molに対して
10−1〜10−’mol の範囲で用いるのがよい。
好ましくは10−3〜10−6mol の範囲で用いる
のがよい。
ヒドロシリル化反応においては溶剤の使用は特に必要と
されないが、始発原料などが高粘度のものであって撹拌
等の操作に困難をともなう場合には適宜不活性有機溶剤
を使用することは差し支えなく、これにはベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン
、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤、エチルエーテル
、ブチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチルエチルケ
トン等のケトン系溶剤、トリクロロエチレン等のハロゲ
ン化炭化水素系溶剤等が例示される。
本発明の(A)成分の製造に使用される(D)、(E)
青成分及びヒドロシリル化触媒の添加方法については、
3威分を一括して仕込む方法、(E)成分に(D)1分
及びヒドロシリル化触媒とを添加していく方法、(D)
成分を(E)成分及び触媒へ添加する方法、(D)成分
及びヒドロシリル化触媒に(E)成分を添加していく方
法、各成分を同時に添加していく方法等が考えられるが
、特に制限はない。ヒドロシリル基が反応後も残存する
ように反応させるためには、(E)1分である多価ハイ
ドロジエンシリコン化合物が(D)成分に対し常に過剰
に存在することが望ましいと考えられるので、(D)J
i12分であるアルケニル基を含有する有機重合体とヒ
ドロシリル化触媒を混合したものを、(E)成分である
多価ハイドロジエンシリコン化合物に添加していく方法
が好ましい。
反応温度は0〜200℃、好ましくは50〜150°C
がよい0反応温度がO″Cより低いと触媒活性が充分で
なくそのため反応速度が遅くなる。また、150°Cよ
り高くなると触媒が失活することが多い。
上記の方法で得られる(A)成分のヒドロシリル基含有
有機重合体は、通常反応後もヒドロシリル化触媒を含む
ので、一般にその安定性が良好でなく、長期間放置した
り、湿分が混入したりすると、5t−H基の5i−OH
基への転化が起こり粘度増大やゲル化等の現象が見られ
る。従って、ヒドロシリル化反応後は重合体より触媒を
除去してやることが望ましい、除去方法としては重合後
の反応溶液をシリカ、シリカゲル、アルミナ、イオン交
換樹脂等と撹拌処理、カラム処理する方法、又は中性な
いし弱酸性の水溶液で水洗してやる方法等が例示される
このようにして得られる(A)成分のヒドロシリル基含
有有機重合体の分子量は、組成物の強度、伸び等の特性
、取り扱い上の容易さ、(B)成分との相溶性等を考慮
して500〜50000が好ましく、500〜2000
0が特に好ましい、ヒドロシリル基の個数については1
分子中に平均2〜15個存在するのが好ましい。
本発明に用いられる(B)成分である、分子中に少なく
とも1個のアルケニル基を含有する有機化合物としては
各種有機化合物を使用することができる。
まず、エステル系化合物としては、弐N)(CHiン 
=CHR’b−OC−h−R”      (1)(R
’4よ炭素数1〜20の2価の炭化水素基、R1は炭素
数1〜30の1〜4価の有機基、aは1〜4から選ばれ
る整数、bはO又は1.)で示されるアルケニル基を含
有する化合物である。式(1)中、R1の中には1個以
上のエーテル結合が含有されていてもかまわない、、具
体的には、−CHz  、   CHzCHt  、 
  OCHzCHz−OCHzC)bcIIz− 等が挙げられる。合成上の容易さから=CH2−が好ま
しい。
式(1)中、R1は炭素数1〜30の芳香族系又は脂肪
族系の1〜4価の有I!基である。具体的に示すならば
、CHs  、 CHsCHt  、 CH3CHzC
IhH,C CI(ff CHs−C− CH5(CHz) x CH3(CL)。
CH3 CH:+(CHz)7 C1(JIzCL(:)l− CH3(:Al3 HOCHxCIIz   、  CH3(J111 CHt””CH、CHz=CII  CLH3 CHi C1+、=  C− (C11□)よ− (CIIZ)S− CH3CH=CJICHz (CH2)3− (CL)a− Hz− (CHz)4− (CHz)7− などが挙げられる。
これらのうちで下記のも のが好ましい。
(CHi)z (CHzh (Cth) b 次に、炭化水素系化合物としては、式(n)(CHz=
CHR’b+−r−R’       (If )(R
3は炭素数1〜20の2価の炭化水素基、R4は炭素数
2〜50の1〜4価の炭化水素基、aは1〜4から選ば
れる整数、bはO又は1゜)で示されるアルケニル基を
含有する化合物である。式(n)中R3は式(1)中の
R1と同一である。
式(II)中、R4は炭素数2〜50の1〜4価の炭化
水素基を表すが、具体的には CHz(C1h)、l−(n=1〜40)、    C
H3(CH3) zcHcHz  、     CHs
CHzCHHzCHs CH3GHzCH−1(CHz)zcHcHzcHzC
83CH3 (C)13)ICHCH−、CCH3)ZCHC−CH
3 (CHI) (n=2〜50) CH2cHcHzcHz CHzCHCHCHz− これらのうちで、 −(CL) (n=2〜50)。
が好ましい。
またエーテル系化合物としては、 弐(II[) CCH2=CH−R’h−0÷=I?6(III)(R
’は炭素数1〜20の炭化水素基、R&は炭素数1〜3
0の1〜4価の有m基、aは1〜4から選ばれる整数、
bは0又は1.)で示されるアルケニル基を含有する化
合物である。式(11l)中R5は式(1)中のR−と
同一である。
式(I[l)中、R6は炭素数1〜30の芳香族系又は
脂肪族系の1〜4価の有機基である。具体的に示すなら
ば、CH3、CHiCHz  、 CHzCHtCHz
−3G Hs CH3 C1(。
−CI1.CI(。
CH。
CHzCHzCHt −CH2(41 CH2CJI2C)IZCI+□= Cth CH,− Hg CH,CH2 CH CH,− CH1 CH3 などが挙げられる。
これらのうちで、 下記のもの が好ましい。
L CH3 更に、カーボネート系化合物としては、式(IV)(C
Hz=CHR’b  0CO−)TR@(rV)1 (R’は炭素数1〜20の炭化水素基、R8は炭素数1
〜30の1〜4価の炭化水素基、aは1〜4から選ばれ
る整数、bは0又は1.)で示されるアルケニル基を含
有する化合物である。式(TV)中R?は式(+)中の
litと同一、R8は式(II)中のR1と同一である
尚、(B)成分である有機化合物を製造するにあたり、
化合物中にアルケニル基を導入する方法は、(A)成分
を製造する際に用いたアルケニル基の導入方法と同じで
よい。
上記のようにして製造された(A)成分及び(B)成分
のヒドロシリル基とアルケニル基との比率はモル比で0
.2〜5.0が好ましく、更に0.4〜2.5が特に好
ましい。モル比が0.2より小さくなると、硬化が不充
分でベトッキのある強度の小さい硬化物しか得られず、
またモル比が5.0より大きくなると硬化後も硬化物中
に活性なヒドロシリル基が多量に残存するので、クラン
ク、ボイドが発生し、均一で強度のある硬化物が得られ
ない傾向にある。
本発明の(C)成分であるヒドロシリル化触媒としては
、前述した(D)成分及び(E)成分から(A)成分で
あるヒドロシリル基を含有する有機重合体を製造すると
きに用いたヒドロシリル化触媒を好適に使用することが
できる。これらの触媒は単独で使用してもよく、2種以
上併用してもかまわない。触媒活性の点から、塩化白金
酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキサン錯
体等が好ましい。
触媒量としては特に制限はないが、(B)成分中のアル
ケニル基1mol に対して10−1〜10−8mol
の範囲で用いるのがよい。好ましくは10−3〜]、 
O−6mol の範囲で用いるのがよい、10−”II
I。
1より少ないと硬化が十分に進行しない。またヒドロシ
リル化触媒は一般に高価で腐蝕性であるので、10−’
mo1以上用いないほうが望ましい。
本発明の(A)、(B)及び(C)成分を混合し、硬化
させれば発泡等の現象を伴うことなく深部硬化性に優れ
た均一な硬化物が得られる。硬化条件については特に制
限はないが、−taにO′C〜200°C1好ましくは
30〜150°Cで10秒〜4時間硬化するのがよい。
特に80〜150 ’Cでの高温では10秒〜1時間程
度の短時間で硬化するものも得られる。硬化物の性状は
用いる(A)及び(B)成分の重合体の主鎖骨格や分子
量等に依存するが、ゴム状のものから樹脂状のものまで
作製することができる。
硬化物を作製する際には、(A)(B)及び(C)の必
須3成分の他に、その使用目的に応して溶剤、接着性改
良剤、物性調整剤、保存安定性改良剤、可塑剤、充填剤
、老化防止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化剤、オゾン
劣化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連鎖禁止剤、
リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤等の各f重
添加剤を適宜添加できる。
〔実施例〕
以下、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらにより何ら制限を受けるものではない。
合成例1 特開昭53−134095に開示された方法に従って、
末端にアリル型オレフィン基を有するポリオキシプロピ
レンを合成した。
平均分子1i3000であるポリオキシプロピレングリ
コールと粉末苛性ソーダを60°Cで撹拌し、ブロモク
ロロメタンを加えて、反応を行い、分子量を増大させた
。次に、アリルクロライドを加えて、110°Cで末端
をアリルエーテル化した。これをケイ酸アルミニウムに
より処理して、精製末端アリルエーテル化ポリオキシプ
ロピレンを合成した。
このポリエーテルの平均分子量は7960であり、ヨウ
素価から末端の92%がオレフィン基であった。E型粘
度計による粘度は130ボイズ(40°C)であった。
合成例2 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
え付けた114つロフラスコを準備した。
次に窒素雰囲気下で環状ポリシロキサン■ (信越化学■製、LS8600 ) 41.7g (0
,173m01)をフラスコ内に仕込んだ。合成例1で
合成した分子末端の92%がアリル基であるポリプロピ
レンオキシド300g (アリル基のモル数0.069
mol)、トルエン230mf、及び塩化白金酸触媒溶
媒(Hzptc+、・6)1zO1gをエタノール1−
11.2−ジメトキシエタン9mlに溶解させた溶i夜
)83μlからなるトルエン溶液を滴下ロートへ仕込ん
だ。フラスコを70°Cに加熱し、該トルエン溶液を1
分間に約2−の割合で5時間かけて滴下した。その後反
応温度を80゛Cに上げ約6時間撹拌した時点で、反応
溶液中の残存アリル基をIRスペクトル分析法により定
量したところ、1645c+r’の炭素−炭素二重結合
が消失していることが確認された。更に、反応系中のト
ルエン及び未反応の過剰の環状ポリシロキサンを除去す
るために減圧脱気を80°Cで3時間行い、ヒドロシリ
ル基を有するポリプロピレンオキシド約315gが、淡
黄色、粘稠な液体として得られた。E型粘度計による粘
度は310ボイズ(40°C)であった。該ポリプロピ
レンオキシド中のヒドロシリル基はIRスペクトルで2
1.50 C′ff1−’の強い吸収として確認された
。300 Ml(zのNMRスペクトルを分析し、5i
CHx と5iCHz−とを合わせたピークの強度と5
i−H−のピークの強度を比較することにより、該環状
ポリシロキサン1分子当たり平均1.31個のヒドロシ
リル基が反応したことがわかった。即ち、該重合体は環
状ハイドロジエンポリシロキサンにより一部分子量が増
大した、次式の分子末端を有するポリプロピレンオキシ
ドである。
合成例3 300g(0,1モル)の末端水酸基ポリカプロラクト
ン(数平均分子量3000、水酸基当量1500)、2
4.0gのピリジン、300dのTHFを撹拌棒、温度
計、滴下ロート、窒素吹き込み管、冷却管を付設した丸
底フラスコに仕込み、室温下、滴下ロートより32gの
クロルギ酸アリルを徐々に滴下した。その後50°Cに
加熱し3時間撹拌した。生成した塩を濾過で除いた後1
50dのトルエンを添加し、200dの塩酸水溶液で洗
浄、中和、濃縮することによりアリル末端ポリカプロラ
クトンを得た。得られたオリゴマーのVPO測定から数
平均分子量は3200であった。300MHzのNMR
のオレフィン部分のスペクトルよりアリル基の導入が6
を認できた。またヨウ素価滴定によるオレフィンの定量
から1分子中に平均2.0個のアリル型不飽和基が導入
されていることを確認した。
合成例4 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コンク、冷却管を備
え付けた3001dの4つ目フラスコを準備した。次に
窒素雰囲気下で環状ポリシロキサン(信越化学■製、L
S 8600 ) 34.55 g (0,1,435
mol)をフラスコ内に仕込んだ。合成例3で合成した
1分子中に平均2.0個のアリル基を有するポリカプロ
ラクトン100g (オレフィンのモル数0.0575
mol )、)ルエン100−1及び塩化白金酸触媒溶
媒(HzPtCI、・6Hz01 gをエタノールl 
m1、1,2−ジメトキシエタン9dに?容解させた溶
M)60μ乏からなるトルエン溶液を滴下ロート内へ仕
込んだ。フラスコを70°Cに加熱し、該トルエン溶液
を約2時間かけて滴下した。
滴下終了後、80°Cで約5時間撹拌した時点で、反応
溶液中の残存アリル基をIRスペクトル分析法により定
量したところ、1645cm−’の炭素−炭素二重結合
が消失していることが確認された。
次に反応系中に残存している触媒を除去するために、シ
リカゲル(和光純薬■製、ワコーゲルCC−200)I
Oを室温で加え、2時間攪拌してフラッシュ・カラムを
用いて濾過した。トルエン及び過剰の環状ポリシロキサ
ンを除去するために、濾液をエバボレートし、更に減圧
脱揮を80°Cで3時間行い、無色透明の粘稠な液体を
得た。該ポリカプロラクトン中のヒドロシリル基はIR
スペクトルで2150cl’の強い吸収として確認され
た。また300MHzのNMRスプクトルでSi−旦の
ピークと5i−CH3及びSi  CHI−とを合わせ
たピークの強度を比較することにより、該環状ポリシロ
キサン1分子当たり平均1.05個のヒドロシリル基が
反応したことがわかった。即ち、該重合体は環状ハイド
ロジエンポリシロキサンにより一部分子量が増大した、
次式の分子末端を有するポリカプロラクトンである。
合成例5 両末端ヒドロシリル基を有する水素添加ポリイソプレン
(出光石油化学■製、商品名工ボール)300gにトル
エン50dを加え共沸脱気により脱水した。t−BuO
K48gをTHF200mlに溶解したものを注入した
。50°Cで1時間反応させた後、アリルクロライド4
7dを約30分間かけて滴下した。滴下終了後50″C
で1時間反応させた。反応終了後、生成した塩を吸着さ
せるために反応溶液にケイ酸アルミ30gを加え、30
分間室温で撹拌した。濾過精製により約250gのアリ
ル末端水添ポリイソプレンを粘稠な液体として得た。 
 300MIIz ’HNMR分析により末端の92%
にアリル基が導入されていることが確認された。ヨウ素
価より求めたオレフィンのモル数は0゜1072mol
 /100gであった。またE型粘度計による粘度は3
02ボイズ(32°C)であった。
*エボールの代表的な物性値(技術資料より)水酸基含
有量(meq/g)    0.90粘度(poise
/30°C)     700平均分子fi (VPO
測定)  2500合成例6 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コンク、冷却管を備
え付けた300.dの4つロフラスコを準備した。次に
窒素雰囲気下で環状ポリシロキサン■ (信越化学■製、Ls8600)31.5g (0,1
31mol )をフラスコ内に仕込んだ。合成例5で合
成した、分子末端の92%がアリル基である水添ポリイ
ソプレン50g (オレフィンのモル数0.0536a
+ol)、トルエン50Id、及び塩化白金酸触媒溶媒
(HzPtC1、 ・61(go 1 gをエタノール
1m1l。
1.2−ヅメ1キシエタン9dにン容解させたン容液)
60μ2からなるトルエン溶液を滴下ロートへ仕込んだ
。フラスコを70°Cに加熱し、該トルエン溶液を約2
時間かけて滴下した。滴下終了後、80゛Cで約5時間
撹拌した時点で、反応溶液中の残存アリル基をIRスペ
クトル分析法により定量したところ、1645C11−
’の炭素−炭素二重結合が消失していることがfI認さ
れた。次に反応系中に残存している触媒を除去するため
に、シリカゲル(和光純薬味製、ワコーゲルc−200
)5gを室温で加え、2時間攪拌してフランシュ・カラ
ムを用いて濾過した。トルエン及び過剰の環状ポリシロ
キサンを除去するために、濾液をエバボレートシ、更に
減圧脱揮を80℃で3時間行い、無色透明の粘稠な液体
を得た。E型粘度計による粘度は514ボイズ(23℃
)であった。該水添ポリイソプレン中のヒドロシリル基
はIRスペクトルで2150cm−’の強い吸収として
確認された。
また300MHzのNMRスプクトルで5i−Hのピー
クと5i−CH,及び5i−CH,−とを合わせたピー
クの強度を比較することにより、該環状ポリシロキサン
1分子当たり平均1.2個のヒドロシリル基が反応した
ことがわかった。即ち、該重合体は環状ハイドロジエン
ポリシロキサンにより一部分子量が増大した、次式の分
子末端を有する水添ポリイソプレンである。
合成例7 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
えつけた1iの4つロフラスコを準備した。次に窒素雰
囲気下でトルエン20dを仕込んだ。n−ブチルアクリ
レート25.6g、アリルメタクリレート2.52g5
 n−ドデシルメルカプタン0.81g、アゾビスイソ
ブチロニトリル1.Og、トルエン100dよりなるモ
ノマーのトルエン還流下を、トルエン還流下に、滴下ロ
ートより約1時間かけて滴下した0滴下終了後、さらに
2時間反応させた。該トルエン溶液をケイ酸アルごと処
理した後、濾過助剤(珪藻土)を用いて吸引濾過するこ
とにより、はぼ透明な溶液を得た。この溶液をエバボレ
ートし、更に80゛Cで3時間減圧乾燥することにより
、淡黄色の粘稠な液状オリゴマー約26gを得た。ヨウ
素価滴定による重合体中のアリル基のモル数は0.15
4mol /100g、V2Oによる分子量は3900
であった。分子量及びヨウ素価滴定によるアリル基のモ
ル数より、重合体1分子中に平均して約6.0個のアリ
ル基が導入されたことがわかった。
合成例8 撹拌棒、滴下ロート、温度計、3方コツク、冷却管を備
え付けた200dの4つロフラスコを準備した。次に窒
素雰囲気下で環状ポリシロキサン(信越化学■製、LS
 8600 ) 9.26 g (38,5問o+)及
びトルエン20成をフラスコ内に仕込んだ。
合成例7で合成したアリル基含有アクリル酸エステル重
合体10g、塩化白金酸触媒溶媒(I(2PtCIb 
−611z01 gをエタノール1m1、1.2−ジメ
トキシエタン9dに)容解させた溶1)16μlをトル
エン30rdに溶解したトルエン溶液を滴下ロート内へ
仕込んだ。フラスコを70°Cに加熱し、該トルエン溶
液を1分間かけてフラスコ内に滴下した。滴下終了後、
80°Cで更に2時間反応させた。
この時点で、反応溶液中の残存アリル基をIRスペクト
ル分析法により定量したところ、1645cl’の炭素
−炭素二重結合が消失していることが確認された。次に
、反応系中に残存している触媒を除去するためにシリカ
ゲル(和光純薬■製ワコーゲルCC−200)2を加え
室温で約30分攪拌した後、フラッシュカラムを用いて
濾過した。
トルエン及び過剰の環状ポリシロキサンを除去するため
に、濾液をエバポレートし、更に減圧脱気を80°Cで
3時間行い、無色透明の粘稠な液体を得た。該アクリル
酸エステル系重合体中のヒドロシリル基はIRスペクト
ルで2150cm−’の強い吸収として確認された。ま
た3 00 MHzのIIMIIスペクトルで5i−H
のピークとSt  CHz及びSi  CHx とを合
わせたピークとの強度を比較することにより、該環状ポ
リシロキサン1分子当たり平均約1.1個のヒドロシリ
ル基が反応したことがわかった。即ち、該重合体は環状
ハイドロジエンポリシロキサンにより一部分子量が増大
した次式のような構造をもつヒドロシリル基含有のアク
リル酸エステル系重合体である。
(fXJ′XJはポリマーのパンクポーンを表す。
) 合成例9 ビスフェノールAl 14g (0,5mol )−5
N水酸化ナトリウム水溶液250rtdl (]、 2
5mol )及びイオン交換水515dをよく混合した
。次に相間移動触媒としてベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロライド 加えた。該水溶液にアリルブロマイド242g(2,0
摺o1 )をトルエン30Mにi客層した?容l夜を、
滴下ロートより徐々に滴下した。80’Cで2時間攪拌
しながら反応させた。この時点で水層のpHを測定する
と酸性になっていたので加熱攪拌を止めた。重曹水で有
機層を洗浄した後、更にイオン交換水で洗浄し、Naz
SO,で乾燥した。エバポレーションにより揮発分を除
去後、80°Cで2時間減圧乾燥することにより淡黄色
の粘稠な液体146g(収率95%)を得た。この粘稠
な液体は元素分析、300MNz ’tlNMR、IR
スペクトルなどの同定により、ビスフェノールAのジア
リルエーテルCH3 CH3 であることが確認された。
実施例1 合成例9で製造したアリル基含有エーテル系化合物と合
成例2.4.6及び8で製造した各種の主鎖骨格をもつ
5i−H基含有の有機重合体との相溶性を調べるために
第1表に示すような組合せで、該硬化剤所定量と該有機
重合体】、Ogをよく混合し、遠心脱泡後、混合状態を
観察した。わずかに白濁するものもあるが、概ね透明で
均一であった。該アリル基含有エーテル系化合物は各種
の有機重合体に対して良好な相溶性を有していることが
わかった。
次に硬化性を調べるために上記の各混合物に合成例2で
用いた塩化白金酸触媒溶液を10倍に稀釈した溶液を所
定量加えよく混合した。該混合物の一部をゲル化試験器
(日新科学■製)の上に採り、所定温度でスナップアッ
プタイム(ゴム弾性になるまでの時間)を測定した。結
果を第1表に示したが、該組成物は高温速硬化性である
ことがわかった。
実施例2 合成例2で製造した5t−H基含有エーテル系重合体の
所定量、合成例9で製造したエーテル系化合物、エステ
ル系化合物、炭化水素系化合物、ポリカーボネート系化
合物及び合成例2で用いた塩化白金酸触媒溶液を第2表
に示す割合でよく攪拌混合した。該混合物を遠心分離に
まり脱泡してポリエチレン製の型枠に流し込んだ、室温
減圧下で再度脱泡を行った後100°Cで1時間硬化さ
せることにより、厚さ約3mの均一なゴム状硬化物が得
られた。該硬化物のシートからJISに6301に準拠
した3号ダンベルを打抜き、引張速度200mm / 
m i nで引張試験を行った。結果を第3表に示す。
第3表から、本発明の硬化性組成物を用いれば、短時間
で硬化して均一なゴム状硬化物を製造できることがわか
った。
実施例3 合成例2で製造した5i−H基含有ポリプロピレンオキ
シド12.0g、合成例9で得られたアリル基含有のエ
ーテル系化合物1.3g(アリル基と5i−H基のモル
比が1)及び合成例2で用いたのと同じ塩化白金酸触媒
溶液44μlをよく撹拌混合した。該混合物を遠心分離
により脱泡後、縦6cm、横0.8cra、深さ1.8
 cmの型枠に流し込んだ。
室温減圧下で再度脱泡を行った後、100°Cで30分
硬化させることにより、厚さ13mのゴム状硬化物を得
た。JIS K 63015−2項スプリング式硬さ試
験(A形)に定める硬度測定方法により硬度を測定した
ところ、硬化物の表面は25、裏面も26で、深部硬化
性の良好なサンプルが得られた。
〔発明の効果〕
本発明の組成物を用いれば、機械的特性が良好で、速硬
化性であり、且つ深部硬化性にも優れた均一な硬化物を
得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の成分(A)、(B)及び(C)を必須成分と
    してなる硬化性組成物; (A)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を含有
    する、分子量が500〜50000の有機重合体、 (B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基を含有す
    る分子量が10000以下である有機化合物、 (C)ヒドロシリル化触媒。 2、(A)成分中のヒドロシリル基と(B)成分中のア
    ルケニル基との比率がモル比で0.2〜5.0である請
    求項1記載の組成物。 3、(A)成分の有機重合体の主鎖骨格が主にポリエー
    テル系重合体からなる請求項1又は2記載の組成物。 4、(A)成分の有機重合体の主鎖骨格が主に脂肪族ポ
    リエステルからなる請求項1又は2記載の組成物。 5、(A)成分の有機重合体の主鎖骨格がポリイソブチ
    レン、水素添加ポリイソプレン、水素添加ポリブタジエ
    ン及びその共重合体からなる群より選ばれる炭化水素系
    重合体である請求項1又は2記載の組成物。 6、(A)成分の有機重合体の主鎖骨格がエチルアクリ
    レート、ブチルアクリレート、アリルアクリレート、メ
    チルメタクリレート、ブチルメタクリレート及びアリル
    メタクリレートから選ばれる少なくとも1種、又は前記
    アクリレート及びメタクリレートから選ばれる少なくと
    も1種とこれらと共重合し得るスチレン、酢酸ビニル及
    びアクリロニトリルから選ばれる少なくとも1種からな
    る単量体成分をラジカル重合して得られるアクリル酸エ
    ステル系重合体である請求項1又は2記載の組成物。 7、(A)成分のヒドロシリル基が次の群より選ばれる
    少なくとも1種である請求項1又は2記載の組成物; ▲数式、化学式、表等があります▼(m+n≧1、m+
    n+p+q=1〜50)(Rは、H、OSi(CH_3
    )_3及び炭素数が1〜10の炭化水素基より選ばれる
    基であり、それぞれのRは同じでも異なっていてもよい
    。) あるいは ▲数式、化学式、表等があります▼(m≧1、m+n=
    2〜50) (Rは上記と同じ) 8、(A)成分のヒドロシリル基が次の群より選ばれる
    少なくとも1種である請求項1又は2記載の組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (p、qは2≦p+q≦4を満たす0又は正の整数) 9、(A)成分が、分子中に少なくとも1個のアルケニ
    ル基を含有する有機重合体と、ポリヒドロシラン化合物
    とをヒドロシリル化触媒存在下に反応後もヒドロシリル
    基が残存するようにして製造した、分子量が500〜5
    0000であるヒドロシリル基含有有機重合体である請
    求項1又は2記載の組成物。 10、(A)成分が、一部のポリヒドロシラン化合物の
    2個以上のヒドロシリル基が有機重合体のアルケニル基
    と反応し分子量が増大したヒドロシリル基含有有機重合
    体である請求項1、2又は8記載の組成物。 11、(B)成分の有機化合物がエステル系化合物であ
    る請求項1又は2記載の組成物。 12、(B)成分の有機化合物が炭化水素系化合物であ
    る請求項1又は2記載の組成物。 13、(B)成分の有機化合物がエーテル系化合物であ
    る請求項1又は2記載の組成物。 14、(B)成分の有機化合物がカーボネート系化合物
    である請求項1又は2記載の組成物。
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