JPH03181050A - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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JPH03181050A
JPH03181050A JP1319320A JP31932089A JPH03181050A JP H03181050 A JPH03181050 A JP H03181050A JP 1319320 A JP1319320 A JP 1319320A JP 31932089 A JP31932089 A JP 31932089A JP H03181050 A JPH03181050 A JP H03181050A
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JP
Japan
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mode
lever
play
gear
cam
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Pending
Application number
JP1319320A
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English (en)
Inventor
Katsu Ida
井田 克
Ichiro Mayama
一郎 間山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テーププレーヤを以下の項目に従って詳細に説明
する。
A、産業上の利用分野 B1発明の概要 C8従来技術 a、−数的背景 す、従来のイニシャルリセット手段 り8発明が解決しようとする課題 E1課題を解決するための手段 F、実施例 a、テーププレーヤの概観[第1図乃至第3図] b、キャプスタン、リール台[第1図乃至第4図、第7
図、第12図、第13図] C,ヘッド部[第2図乃至第4図、第6図、第12図、
第14図] d、モードの種類[第1図、第10図乃至第13図] e、駆動部[第1図、第4図、第5図、第7図、第10
図乃至第14図] f、リール台回転系[第1図、第7図、第9図乃至第1
4図] f−1,高速回転伝達系[第1図、第7図、′fSlo
図乃至第14図] f−2,低速系回動レバー[第1図、第7図、第12図
乃至第14図] f−3,高速系回動レバー、高速走行モードの形成[第
1図、第7図、第 9図乃至第14図] f−3−a、高速系回動レバー f−3−b、高速走行モードの形成 g、モード形成系 g−1、サブシャーシ、電磁プランジャ[第1図、第4
図、第7図、第 10図乃至第14図] 8−2.カムギヤ[第1図、第4図、第5図、第7図、
第8図、第12図 乃至第14図] g−2−a、構造 g−2−b、支持及び回転 g−3,ロックレバ−[第1図、第4図、第5図、第7
図、第10図乃至第 14図] g−3−a、構造 g−3−b、カムギヤに対する回転 の阻止及びその解除 g−4、プレイレバー[第1図、第3図乃至第7図、第
10図乃至第15 図] g−4−a、構造[第1図、第3図 乃至第7図、第10図 乃至第14図〕 g−4−b、メカシャーシへの支持 等[3i81図、′s4図、 第5図、第12図乃至 第14図] g−5,プレイレバーの移動[′s1図、第5図、第1
2図乃至第15図] g−5−a、初期移動[第14図 (A)、第15図] g−5−b、前進[34x2図乃至第 15図] g−5−c、後退[第15図] h、ヘッド押出レバー[第1図、第3図乃至第7図、第
12図乃至第14図] i、プレイそ−ドの形成動作等[第1図、第3図乃至第
5図、第15図、第16図]i−1.ストップモード[
第1図、′s3図乃至第5図] i−2,タイムチャート[第16図] i−3.ノーマルプレイモードの形成等[′s12図、
′s14図、第15 図、第16図(A〉] 1−3−a、モード形成 1−3−b、第1の高速系回動レ バーのロック 1−3−c、ノーマルプレイモード の解除 1−4.リバースプレイモードの形成等【第13図、第
15図、第16図 (B)] 1−4−a、モード形成 1−4−b、第2の高速系回動レ バーのロック及びモー ド解除 j、モード記憶手段[第1図、第4図、第5図、第7図
、第12図、第13図] j−1,メモリスイッチ、メモリスライダー 7図乃至第 j−2,メモリレバー j−3,動作 に、イニシャルリセット[341 22図] k −1。
イニシャルリセット手段[第 17図] イニシャルリセットの例[第 18図乃至第22図] k−2−a、第1の例[第18図] k−2−b、第2の例[第19図] k−2−c、第3の例[第20図] k−2−d、第4の例[第21図] k−2−e、第5の例[第22図] G1発明の効果 (A、産業上の利用分野〉 本発明は新規なテーププレーヤに関する。詳しくは、各
種モードの形成及び解除がモータの駆動力により行なわ
れ、かつ、所謂リバース機能、即ち、テープが一の方向
へ走行する状態での記録や再生の他にテープが上記方向
と反対の方向へ走行する状態での記録や再生を行なうこ
とができる機能と所謂イニシャルリセット機能、即ち、
電源が断たれている状態から電源が投入されたときはい
ずれの動作モードも解除されたストップモードが形成さ
れる機能とを備えたテーププレーヤに関するものであり
、テープが一の方向へ走行する状態での再生等を行なう
ノーマルプレイモードとテープが上記方向と反対の方向
へ走行する状態での再生等を行なうリバースプレイモー
ドとを選択的に形成するためのモード形成系及びそれを
駆動する駆動系の構成を工夫することにより、イニシャ
ルリセットを行なうための手段を極めて簡単にすること
ができる、特に、エンコーダ等の特別な位置検出手段が
不要であり、この種のテーププレーヤのコストを下げる
ことができると共に、小型化を図ることができ、かつ、
組立作業を容易に行なうことができるようにした新規な
テーププレーヤを提供しようとするものである。
(B、発明の概5り 本発明テーププレーヤは、モード形成系をその駆動系と
共にノーマルプレイモードに専用のモード形成系とリバ
ースプレイモードに専用のモード形成系とに分離独立し
て構成することにより、モード形成系を成す各種の移動
部材、特に当該プレイモードを形成する上で基本的な動
きを為す制御部材であるカムギヤがプレイモード形成時
の位置及びストップモード形成時の位置をそれぞれ1つ
のみ有するようにし、それにより、エンコーダ等の特別
な位置検出手段を用いなくても、イニシャルリセットを
行なうことができて、この種のテーププレーヤのコスト
を下げることができると共に、小型化を図ることができ
、かつ、組立作業を容易に行なうことができるようにし
たものである。
(C,従来技術) (a、−数的背景) テーププレーヤにあっては、少なくとも、記録や再生を
行なうプレイモードとテープの早送りを行なう早送モー
ドとテープの巻戻を行なう巻戻モードとこれら動作モー
ドを解除したストップモードを選択的に形成することが
できるようにされており、更に、リバース機能付のテー
ププレーヤにあってはプレイモードとして2f!類のモ
ード、即ち、テープが一の方向へ走行する状態での再生
等を行なうノーマルプレイモードとテープが上記一の方
向と反対の方向へ走行する状態での再生等を行なうリバ
ースプレイモードのいずれかを選択的に形成することが
できるようにされている。
まk、このような各種のモードを選択的に形成するため
のモード形成機構には、従来から各種のものがあるが、
基本的には、磁気ヘッドをテープ(対して接触及び離間
させるためのヘツド移動手段、ピンチローラをキャプス
タンに対して圧着及び離間させるためのピンチローラ移
動手段、2つのリール台と各別に結合された2つのリー
ル台ギヤのいずれか一方を記録時及び再生時に回転させ
るための揺動ギヤを備えた低速用揺動レバー、早送モー
ド及び巻戻モード等テープ高速走行時に上記2つのリー
ル台のいずれか一方を回転させるための揺動ギヤを備え
た高速用揺動レバー、これら移動手段や移動部材を当該
モードに応じた位置へ移動させるための選択的移動手段
等から成り、更に、リバース機能付のテーププレーヤに
おいては、通常、キャプスタンとピンチローラがノーマ
ルプレイモード用とリバースプレイモード用に各別に設
けられ、ノーマルプレイモードにおいては一方のキャプ
スタンとリール台を一の方向へ回転させ、リバースプレ
イモードにおいては他方のキャプスタンとリール台を上
記一の方向と反対の方向へ回転させるようにされ、また
、ピンチローラの移動はその2つのもののうち当該モー
ドに対応した一つを移動させるようになっている。
そして、上記選択的移動手段には、これを駆動源の有無
で大別すると、各種のモードと各別に対応した複数のモ
ードボタンの1つを手動操作により押し込むことにより
前記移動部材や移動手段が当該モードに応じた位置へと
移動されて当該モードが形成されるようにした方式と、
複数のモードボタンのうちの1つを押すことによって、
当該モートボタンに応じたモード形成指令が制御回路に
対して為され、制御回路は当該指令を受けて上記移動部
材等をプランジャやモータ等により所定の位置へと移動
させて当該モードを形成するようにした方式とがある。
(b、従来のイニシャルリセット手段)ところで、上記
した後者のテーププレーヤにあっては、モードを形成し
ている途中で電源が断たれた場合、次に電源を投入した
後にモードボタンを押しても直ちには当該所望のモード
が形成されない事情が生ずるため、この種のテーププレ
ーヤにあっては、電源が断たれている状態から電源が投
入されたときは少なくとも当該テーププレーヤにより形
成される各種のモードの一つの形成が完了された状態に
する所謂イニシャルリセット手段が設けられることが多
く、−数的には該イニシャルリセット手段によりストッ
プモードが形成されるようになってる。
そして、このようなイニシャルリセットを行なうために
は、モードを形成する際移動される前記各種の部材や手
段の位置を制御回路自体が検出できるようにする必要が
ある。
この点、従来のリバース機能付電子トリガー方式のテー
ププレーヤにあっては、キャプスタンとピンチローラ及
びピンチローラ移動手段を除いては、モード形成機構を
構成する前記各種の手段や部材及びこれらを移動するた
めの駆動系をそれぞれ1つづつ設けてそれらをノーマル
そ−ド用とリバースモード用の両方に兼用し、その移動
方向や移動位置の制御をモード制御手段、例えば、駆動
系により駆動されるカムギヤ等によって行なうようにし
ているので、上記した検出を行なうためには、少なくと
も、カムギヤ等の位置を検出するための検出手段が必要
になり、そして、このような検出手段としてはロータリ
ーエンコーダ等の位置検出手段を用いることが考えられ
る。
(D、発明が解決しようとする課題) ところが、このような検出手段は一般に高価な部品であ
るためコストがかかり、かつ、それを配置するための特
別なスペースが必要になり、また、カムギヤ等はこれ1
つで前記移動部材等を多数のモードに各別に対応した位
置へ選択的に移動するものであるからその位置制御はど
うしても微妙になり、従って、このようなカムギヤ等の
位置を検出するための検出手段としてはより高精度なも
のが要求され、しかも、テーププレーヤを組み立てる際
これらカムギヤ等と検出手段との間の位相合せを厳密に
行なう必要があるため組立作業が極めて面倒で時間がか
かることになる等様々な問題があった。
(E、課題を解決するための手段) ところで、前記したように、従来のリバース機能付のテ
ーププレーヤにあってはモード形成機構を構成する部材
の多くをノーマルプレイモード用とリバースプレイモー
ド用の両方に兼用している。しかしながら、このような
形態は、兼用部材がすることで一見部品の省略が図られ
ているように思われるが、カムギヤ等モード制御手段の
複雑な動作を実行するために少なからぬ数の部材が必要
になるため、思った割には部品点数が減らないことが多
い。
この点、モード形成機構を、その駆動系と共に、ノーマ
ルプレイモード専用のモード形成系とリバースプレイモ
ード専用のモード形成系とが互いに分離独立された形態
にした場合には、前記移動部材やカムギヤ及びモータ等
の数は増えるが、各モード形成系が相互に関連性を有し
ないため、これら部材の制御される位置や移動方向が極
めて単純になり、特に、カムギヤ等はプレイモード形成
時の位置とストップモード形成時の位置をそれぞれ1つ
のだけ有することになるので、その位置制御に複雑な手
段を必要としなくなり、結果的には、モード形成機構を
構成する部材の数がそれほど増えることにはならないこ
とが多い。
そこで、本発明テーププレーヤは、前記した課題を解決
するために、モード形成機構を、テープが一の方向へ走
行する状態での動作を行なうノーマルプレイモードを形
成するプレイ位置とプレイモードが解除されたストップ
モードを形成するストップ位置との間を移動する341
のそ−ドレバーと第1のモータにより回転されて上記第
1のモードレバーを移動する第!のカムギヤ等から成る
第1のモード形成系と、テープが上記方向と反対の方向
へ走行する状態での動作を行なうリバースプレイモード
を形成するプレイ位置とプレイモードが解除されたスト
ップモードを形成するストップ位置との間を移動する第
2のモードレバーと第2のモータにより回転されて上記
第2のモードレバーを移動する第2のカムギヤ等から成
る第2のモード形成系とに分けて構成すると共に、電源
が投入されたことを検出する電源投入検出手段と、電源
が断たれている状態から電源が投入されたときは上記2
つのモータの少なくとも一方を回転して前記モードレバ
ーやカムギヤをストップモードにおける位置へと移動さ
せるイニシャルリセット手段とを設けたものである。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、ノーマルプ
レイモード用のモード形成系とリバースプレイモード用
のモード形成系とがその駆動源であるモータと共に相互
に分離独立しているので、モード切換を行なう制御部材
であるカムギヤの停止すべき位置、即ち、プレイモード
形成時の位置とストップモード形成時の位置がそれぞれ
1つに特定されるため、モータの回転の有無や回転方向
及び回転を開始してからの経過時間あるいはプレイモー
ド形成時とストップモード形成時とで異なる1乃至複数
の検出要素等を手掛りにしてモードレバーをストップ位
置へ移動させるために必要な処理をすることができ、従
って、このような検出要素の状態やその変化等に応じて
2つのモータの一方のみを又は両方を順次制御すること
でストップモードを形成することができ、エンコーダ等
の高価な部品の使用が不要であり、コストを下げること
ができると共に小型化を図ることができ、かつ、組立作
業を容易に行なうことができる。
(F、実施例) 以下に、本発明テーププレーヤの詳細を図示した実施例
に従って説明する。
(a、テーププレーヤの概観)[第1図乃至第3図] 1はテーププレーヤ、2はその外筐である。
2aは外筐2の主部であり、その開口した上面部を覆う
ようにカセット載置板3が設けられ、該カセット載置板
3にテープカセット4 (′s3図にその外形の一部の
みを示しである。)が着脱自在に装着される。そして、
該主部2aの上面開口は主部2aの後端に回動自在に連
結された蓋体部2bによって開閉されるよう心なってい
る。尚、蓋体部2bはその後端部で主部2aに対してヒ
ンジ結合されている。
5は上記カセット載置板3の下面に重なるように配置さ
れたメカシャーシ、6はその全体が上記蓋体部2bと一
体的に移動するように設けられたヘッド部であり、記録
再生用の磁気ヘッド7やピンチローラ8.8′等を備え
ている。
9.9′はキャプスタン、10,10’はリール台であ
り、キャプスタン9.9′及びリール台10.10’は
その大部分がカセット載置板3から上方へ突出するよう
に設番すられている。
そして、メカシャーシ5の下面5aには、モード形成指
令の内容に応じて上記磁気へラド7を磁気テープ11と
接触するように移動させたり、2つのピンチローラ8.
8′のいずれか一方をキャプスタン9.9′に圧着させ
、あるいはリール台to、to’のいずれか一方を回転
させることにより所定のモードを選択的に形成するため
の2つのモード形成系12.12′やこれらモード形成
系12.12′を各別に駆動するための2つの駆動部1
3.13′等が設けられており、上記2つのモード形成
系12.12’はメカシャーシ5の下面5aの左右方向
(第1図における左方へ向う方向を左側とし、右方へ向
う方向を右側とする。また、同図における上方へ向う方
向を前側とし、下方へ向う方向を後側とする。)におけ
る略中央部に重ねて配置され、その左右両脇に上記2つ
の駆動部13.13’が各別に配置されており、これら
各2つのモード形成系12.12′及び駆動部13.1
3′によってモード切換機構14が構成されている。
尚、以下の説明においては、第1図C向って紙表側を下
方とし、紙背側を上方とする。
(b、キャプスタン、リール台)[i1図乃至第4図、
第7図、第12図、第13図]15.15はメカシャー
シ5の後端部の左右両端寄りの位置に固定された軸受ス
リーブであり、該軸受スリーブ15.15にキャプスタ
ン9.9′が回転自在に支持されており、該キャプスタ
ン9.9′の下端部がフライホイール16.16′の中
心部に固定されている。
16a、16’aはフライホイール16.16′の下面
側に形成されたブーり部である。
17.17’はメカシャーシ5の前部の左右両端寄りの
位置を上下方向へ賞通した状態でメカシャーシ5に回転
自在に支持された回転軸であり、その上部にリール台1
0.10′の中心部が固定されると共にその下端部に小
径なギヤ18.18′(以下、「リール6小ギヤ」と言
う、)が固定され、かつ、該リール6小ギヤ18.18
′の上側に大径なギヤ19.19′(以下、「リール自
火ギャノと言う、)が回転自在に支持されており、該リ
ール6大ギヤ19.19′は回転軸17.17′の中間
部に固定された図示しないクラッチ板と常時弾接されて
いる。
従って、リール台10,10’はリール6小ギヤ18.
18′又はリール6大ギヤ19.19′のいずれかが回
転することにより回転される。
尚、以下の説明において、左側のキャプスタン9をrN
側キャプスタン」、右側のキャプスタン9′をrR側キ
ャプスタン」と言い、また、左側のリール台10をrN
側リール台」、右側のリール台10′をrR側リール台
」と言う。
(c、ヘッド部)[第2図乃至344図、′s6図、第
12図、第14図] 20はヘッド部シャーシであり、その主部20aが左右
方向社長い板状をし、該主部20aの中央部に下方に向
って開口した大きな切欠20bが形成されており、また
、主部20aの左右両端部から脚片20c、20cが突
設されている。そして、該ヘッド部シャーシ2oは蓋体
部2bにそれと一体的に外筐2aに対して回動するよう
に結合され、蓋体部2bが閉蓋位置に来ると、主部20
aの板厚方向が前後方向に向く姿勢になる。
21はヘッド支持ベースであり、前後方向から見て上方
に向って開口した略コ字形を為すヘッド支持部21aと
その左右両側面から左右方向へ向けて突出した突出部2
1b、21bとから成り、上記ヘッド支持部21aに磁
気ヘッド7を保持したヘッドホルダー22が固定されて
いる。
22a、22aはヘッドホルダー22の左右両側部から
前方へ向けて突出したテープガイド部、23.23はヘ
ッド支持ベース21の突出部21b、21bの前面に固
定された補助テープガイドである。
しかして、これらヘッド支持ベース21とヘッドホルダ
ー22と磁気へラド7と補助テープガイド23.23に
よりヘッドブロック24が構成される。
25は上記ヘッドブロック24をヘッド部シャーシ20
に前後方向へ変位自在なるように支持した板バネ部材で
あり、左右方向に長く、その左右両端部25a、25a
がヘッド部シャーシ20の主部20aの前面のうち切欠
20bの左右両端に接した位置に固定されており、また
、左右両端寄りの左右方向である程度の長さを有する部
分25b、25bはその一部が板厚方向で湾曲された変
形代、即ち、板厚方向と交差する方向での変位成分を含
んで変形し得る部分とされている。
そして、このような板バネ部材25の前面のうち上記変
形代25b、25bに連続する箇所はヘッド支持ベース
21のヘッド支持部21aの左右両側部が固定されてい
る。
しかして、板バネ部材25は、前後方向から押圧された
ときはその変形代25b、25bが変形することによっ
て両端部以外の部分が前後方向へ変位するので、それに
より、ヘッドブロック24が前後方向である程度の距離
移動自在なるようにヘッド部シャーシ20に支持される
26.26’はピンチローラレバーであり、該ピンチロ
ーラレバー26.26’は主レバー27.27′とそれ
より稍長いリミッタ−レバー28.28′とから成り、
これら主レバー27.27′とリミッタ−レバー28.
28′はそれぞれの一端部がヘッド部シャーシ20の左
右両端部に固定された支持軸29.29に一定の範囲内
で略前後方向へ回動自在なるように支持されると共に、
図示しないすよツタ−バネにより、主レバー27.27
′が相対的に後方へ押圧されていない間は一体的に回動
するように結合されている。そして、主レバー27.2
7′の回動端部がキャプスタン9.9′と各別に対向し
ており、ここにピンチローラ8.8′が回転自在に支持
されている。
尚、このようなピンチローラレバー26.26′はリミ
ッタ−レバー28.28′の回動端部を為す被押圧部2
8a、2J3.’aが後述するプレイレバーの押圧ビン
によって押圧されることにより前方へ向けて回動され、
それにより、ピンチローラ8.8′を磁気テープ11を
挟んでキャプスタン9.9′に圧着させる。
(d、モードの種類)[第1図、第10図乃至第13図
] ところで、このテーププレーヤ1により形成される基本
的なモードには再生を行なうプレイモードと、磁気テー
プ11を一の方向(以下、「ノーマル方向」と言う、)
へ高速で走行させる早送モードと、磁気テープ11を上
記ノーマル方向と反対の方向(以下、「リバース方向」
と言う、)へ高速で走行させる巻戻モードとこれらのモ
ードによる動作を解除したストップモードとがあり、ま
た、プレイモードには磁気テープ11をノーマル方向へ
走行させて再生を行なうノーマルプレイモードと磁気テ
ープ11をリバース方向へ走行させて再生を行なうリバ
ースプレイモードとがある。
そして、テープカセット4がカセット載置板3上に載置
されると、そのテープリール30゜30’にリール台1
0,10’が各別に係合されると共に、磁気テープ11
のカセットケース外へ臨まされている部分に磁気ヘッド
7及びピンチローラ8.8′が後方から対向され、プレ
イモードが選択されたときはヘッドブロック24が前方
へ移動されて磁気ヘッド7のテープ接触面7aが磁気テ
ープ11に接触されると共に、ノーマルプレイモードの
場合は第1図における時計回り方向へ回転しているN側
キャプスタン9に左側のピンチローラ8(以下、「N側
ピンチローラ」と言う、)が磁気テープ11を挟んで圧
着されて磁気テープ11がノーマル方向、即ち、右側の
テープリール30′(以下、「Nリール」と言う、)か
ら引き出されて左側のテープリール30(以下、「Nリ
ール」と言う、)に巻き取られて行く方向へ送行され、
かつ、N側す−ル台lOが第1図における時計回り方向
(以下、「テープ巻取方向」と言う。)へ回転してNリ
ール30を時計回り方向へ回転させるようになり、また
、リバースプレイモードの場合は、第1図における反時
計回り方向へ回転しているキャプスタン9′に右側のピ
ンチローラ8′(以下、「R側ピンチローラ」と言う、
)が磁気テープ11を挟んで圧着されて磁気テープ11
がリバース方向、即ち、Nリール30から引き出されて
Nリール30’に巻き取られて行く方向へ送行され、か
つ、R側す−ル台10′が第1図における反時計回り方
向(以下、「テープ巻取方向」と言う。)へ回転してN
リール30’を反時計回り方向へ回転させるようになる
更に、早送モードにおいてはN側リール台10が高速で
テープ巻取方向へ回転され、巻戻モードにおいてはR側
す−ル台10′が高速でテープ巻取方向へ回転される。
尚、このようなモードの選択的指定は図示しないモード
選択ボタンの所定のものを押すことによって行なわれる
。そして、プレイモードの選択用には1つの操作ボタン
が設けられており、ノーマルプレイモード又はリバース
プレイモードは、プレイモードにおいてプレイボタンが
押されたときに押される度にノーマルプレイモードとリ
バースプレイモードとが交互に切り換え形成され、プレ
イモード以外のモードからプレイボタンが押されたとき
は直前に選択されていた種類のプレイモードが自動的に
形成される。早送そ−ドの選択用、巻戻モードの選択用
及びストップモードの選択用には各別の操作ボタンが設
けられている。
そして、ノーマルプレイモード、リバースプレイモード
、早送モード及び巻戻モードの形成は、いずれも、スト
ップモードから行なわれ、従って、ストップモード以外
のモードが形成されている状態から他の動作モードの指
令が為されたときは、常に、−旦、ストップモードが形
成される。
更に、イニシャルリセットが行なわれるときは、制御回
路のプログラムに従って自動的にストップモードが形成
される。
尚、第1図に示す状態がストップモード、第12図に示
す状態がノーマルプレイモード、第13図に示す状態が
リバースプレイモードであり、第10図に示す状態が早
送モード、第11図に示す状態が巻戻モードである。
そして、ノーマルプレイモード及び早送モードは前記し
た2つのモード形成系12.12′の一方12(以下、
「第1のモード形成系」と言う、)により形成され、リ
バースプレイモード及び巻戻モードは他方のモード形成
系12′(以下、「第2のモード形成系」と言う。)に
より形成されるようになっている。即ち、磁気テープ1
1がノーマル方向へ走行する状態での動作モードと磁気
テープ11がリバース方向へ走行する状態での動作モー
ドは2つのモード形成系12と12′により各別に現出
されるようになっている。
(e、駆動部)[第1図、第4図、第5図、第7図、第
10図乃至第14図] 前記した2つの駆動部13及び13′のうち左側のもの
13(以下、「第1の駆動部」と言う、)が第1のモー
ド形成系12を駆動するための駆動部であり、右側の駆
動部13′(以下、「第2の駆動部」と言う。)が第2
のモード形戒系12′を駆動するための駆動部である。
そして、これら駆動部13.13′は、メカシャーシ5
の下面5aの左右両端部に固定されたモータ31.31
′と前記フライホイール16.16′と駆動ギヤ32.
32′等から成る。
31a、31’aはモータ31,31”の図示しない回
転軸の先端部に固定されたテーパーローラ、33.33
′はフライホイール16.16′の上面に取着されたリ
ング状を為す摩擦部材であり、該摩擦部材33.33′
にテーパーローラ31a、31’aの外周面が常時弾接
されている。
34.34′は従動ブーりであり、その中心部に軸35
.35′の下端部が固定されると共に、略円筒状をした
駆動ギヤ32.32′の下端部が上記軸35.35′と
同軸な状態で固定されており、上記軸35.35′がメ
カシャーシ5の下面5aのうちモード形成系12.12
′に左右両側から近接した位置に固定された軸受スリー
ブ36.36に各別に回転自在に支持されている。
尚、右側の駆動ギヤ32′(以下、「第2の駆動ギヤ」
と言う、)の上端は左側の駆動ギヤ32(以下、「第1
の駆動ギヤ」と言う。)の上端より稍高いところに位置
しており、かつ、第2の駆動ギヤ32′の歯はその下端
部を除く部分に形成されている。
37.37′はフライホイール16、is’に形成され
たブーり部16a、16′aと従動プーリ34.34′
との間に架は渡された無端状のベルトである。
しかして、モータ31.31′が回転すると、その回転
がテーパーローラ31a、31’a−フライホイール1
6.16′−ベルト37.37′−従動プーリ34.3
4′という糸路で伝わって駆動ギヤ32.32′が回転
される。
尚、第1の駆動部13のモータ31(以下、「′s1の
モータ」と言う、)の通常の回転方向はフライホイール
16を下方から見て時計回り方向へ回転させる方向(以
下、この方向への回転を「正転」と言う。)であり、ま
た、第2の駆動部13′のモータ31′ (以下、「第
2のモータ」と言う、)の通常の回転方向はフライホイ
ール16′を反時計回り方向へ回転させる方向(以下、
この方向への回転を「正転」と言う、)である、従って
、第1のモータ31が正転すると第1の駆動ギヤ32は
時計回り方向へ回転され、第2のモータ31′が正転す
ると第2の駆動ギヤ32′は反時計回り方向へ回転され
ることになる。
以下の説明において、モータ31.31′及び駆動ギヤ
32.32′について隼に「回転」と言うときは、上記
方向への回転を意味する。
(f、  リール台回転系)[第1図、第7図、第9図
乃至第14図] (f−1,高速回転伝達系)[第1図、第7図、第10
図乃至第14図] 38.38′は上記駆動ギヤ32.32′によって回転
される後述する高速系中間ギヤの回転を増速してリール
台10.10’に伝達する高速回転伝達系であり、それ
ぞれ前記リール台車ギヤ1B、18′と2つの増速ギヤ
から戒る。
39.39′は入力段の増速ギヤ、40゜40’は出力
段の増速ギヤであり、入力段の増速ギヤ39.39’は
メカシャーシ5の下面5aのうちリール6大ギヤ19.
19′から互いに内側へ向けて積層間した位置に垂設さ
れたギヤ支持軸41.41に回転自在に支持され、また
、出力段の増速ギヤ40.40’は互いに同軸な大小2
つのギヤ部40a、40’aと40b、40’bとが一
体に形成されて成ると共に、これもメカシャーシ5の下
面に垂設されたギヤ支持軸42.42に回転自在に支持
されている。
そして、出力段の増速ギヤ40.40’の大ギヤ部40
a、40’aがリール台車ギヤ18.18′と噛合され
、小ギヤ部40b、40’bが入力段の増速ギヤ39.
39′と噛合されている。
(f−2,低速系回動レバー)[第1図、第7図、第1
2図乃至第14図] 43.43′は駆動部13.13’の回転をプレイモー
ドにおいてリール台10,10’へ伝達するための低速
系回動レバーである。
44.44′は低速系回動レバー43.43′の主部で
あり、略り字形を為す板状に形成され、その中央部に円
筒状をしたボス部45.45′が垂設されており、該ボ
ス部45.45′の上端は主部44,44’の上面に開
口している。
また、主部44.44′の一端である後端部に被制御ビ
ン46.46′が垂設され、他端部にギヤ支持軸47.
47′が垂設されている。
48.48′は中間ギヤであり、互いに同軸な大ギヤ部
48a、48’aと小ギヤ部48b148′bとが下か
らこの順序で位置した状態で一体に形成されており、そ
の中心が上記ギヤ支持軸47.47′に回転自在に支持
されている。
尚、大ギヤ部48a、48′aの径は前記駆動ギヤ32
.32′の径より大きくされている。
そして、このような低速系回動レバー43.43′は、
そのボス部45.45′に前記軸受スリーブ36.36
、即ち、駆動ギヤ32.32′を支持している軸受スリ
ーブ36.36が挿通されることにより該軸受スリーブ
36.36′に回動自在に支持されると共に、中間ギヤ
48.48′の大ギヤ部48a、48’aが駆動ギヤ3
2.32′の上端部に噛合される。
従って、モータ31.31′が回転している間、中間ギ
ヤ48.48′は常時回転されることになる。
尚、これら低速系回動レバー43.43′は、そのギヤ
支持軸47.47′の上端部がメカシャーシ5に形成さ
れた規制孔49.49′に稍余裕を有した状態で位置さ
れることにより、中間ギヤ48.48′はリール舎人ギ
ヤ19.19′に後方から近接して対向する向きで配置
されると共に中間ギヤ48.48′が略前後方向で変位
するように一定の範囲内で回動し得るように設けられ、
また、リール舎人ギヤ19.19′には小ギヤ部48b
、48 ’bが対向される。
そして、上記被制御ビン46.46′が後述するプレイ
レバーの制御長孔に摺動自在に係合され、ストップモー
ドにおいては、第1図に示すように、小ギヤ部48b、
48’bがリール舎人ギヤ19.19’から稍後方へ離
間した非噛合位置に保持され、プレイモードが形成され
るときは、第12図及び3413図に示すように、小ギ
ヤ部48b、48’bがリール舎人ギヤ19.19′と
噛合する噛合位置へと移動される。
しかして、駆動ギヤ32.32′と中間ギヤ48.48
′とリール舎人ギヤ19.19′により減速ギヤ系が構
成されるので、中間ギヤ48.48′がリール舎人ギヤ
19.19′と噛合した状態では駆動部13.13’の
回転が減速されてリール台10% 10’に伝達される
ことになる。
尚、モータ31.31′の回転方向は前記した方向であ
るから、第1図で見て、左側の中間ギヤ48(以下、「
第1の中間ギヤ」と言う、)は反時計回り方向へ回転さ
れ、右側の中間ギヤ48′(以下、「第2の中間ギヤ」
と言う、〉は時計回り方向へ回転される。
(f−3,高速系回動レバー、高速走行モードの形成)
[第1図、第7図、第9図 乃至第14図] (f−3−a、高速系回動レバー) 50は早送モードにおいて′s1の駆動部13の回転を
前記高速回転伝達系38へ伝達するための高速系回動レ
バー 50′は巻戻モードにおいて第2の駆動部13′
の回転を高速回転伝達系38′へ伝達するための高速系
回動レバーである。
これら高速系回動レバー50.50’は、その略全体が
前後方向に長い板状をした主部51.51′と、該主部
51.51′の中央部から下方へ垂設された円筒状を為
すボス部52.52′と、主部51.51′の互いに対
向する側の側縁部のうち該対向する側へ向けて稍突出し
た前端部から下方へ向けて垂設された規制ピン53.5
3′と、主部51.51′の下面の後端部から垂設され
た被押圧壁54.54′とが一体に形成されており、該
被押圧壁54.54′は上方から見て互いに左右対称の
略くの字状を為すように形成されている。
また、主部51.51’の前端部51a、51 ”a 
(第7図参照〉はその余の部分より稍厚肉とされて下方
へ突出しており、この部分51a151’aにギヤ支持
軸55.55′の上部が固定されており、該ギヤ支持軸
55.55′の下部に中間ギヤ56.56′が回転自在
に支持されている。
そして、該中間ギヤ56.56′は駆動ギヤ32.32
′と略同径の大ギヤ部56a。
56′aとそれより小径な小ギヤ部56b、56′bと
が下からこの順序で同軸に位置した状態で一体に形成さ
れていると共に、その下面に凹部56c、56’c(第
9図乃至第11図参照)が形成され、この凹部56c、
56’cの上面とギヤ支持軸55.55′の下端部に係
着されたバネ受ワッシャ57.57′との間にコイルス
プリング58.58′が縮設されており、これ(より、
中間ギヤ56.56′は、常時、このコイルスプリング
58.58′の弾発力によ)て主部51.51′の前端
部51a、51’aに弾接されている。
そして、このような高速系回動レバー50.50′は、
そのボス部52.52′に前記低速系回動レバー43.
43′のボス部45.45′が回転自在に挿通されるこ
とにより軸受スリーブ36.36′に回動自在に支持さ
れると共に、その中間ギヤ56.56′の大ギヤ部55
8156′aが駆動ギヤ32.32′の高さ方向におけ
る略中間の部分と常時噛合されている。
従って、駆動ギヤ32.32′が回転するとその回転の
方向と同じ方向への回動力が高速系回動レバー50,5
0’に付勢されることになる。
尚、ギヤ支持軸55.55′の主部51.51′から上
方へ突出した上端部がメカシャーシ5に:形成された規
制孔59.59′内に稍余裕を有した状態で位置されて
おり、それにより、高速系回動レバー50.50’は中
間ギヤ56.56′が高速回転伝達系38.38′の入
力段の増速ギヤ39.39′に略側方斜め後から近接し
て対向する向きで配置されると共に、中間ギヤ56.5
6′が略左右方向で変位するように一定の範囲内で回動
し得るように設けられ、また、増速ギヤ39.39′に
は小ギヤ部56b156′bが対向される。
(f−3−b、高速走行モードの形成)そこで、N1の
モータ31が回転すると、第1図で見て、第1の駆動ギ
ヤ32が時計回り方向へ回転するので、左側の高速系回
動レバー50(以下、「第1の高速系回動レバー」と言
う。)に時計回り方向への回動力が付勢され、また、第
2のモータ31′が回転すると第2の駆動ギヤ32′が
反時計回り方向へ回転するので右側の高速系回動レバー
50′ (以下、「第2の高速系回動レバー」と言う、
)に反時計回り方向への回動力が付勢される。
そして、高速系回動レバー50又は50’が上記方向へ
回動してそのギヤ支持軸55又は55′が第10図又は
第11図に示すように、メカシャーシ5の規制孔59又
は59′の一側縁に当接する位置(以下、「噛合位置」
と言う。)に来たところで、中間ギヤ56又は56′が
入力段の増速ギヤ39又は39′と噛合されこの状態か
ら中間ギヤ56又は56′が回転され左側の中間ギヤ5
6(以下、「第1の中間ギヤ」と言う。)は反時計回り
方向へ、右側の中間ギヤ56′(以下、「第2の中間ギ
ヤ」と言う、)は時計回り方向へそれぞれ回転される。
尚、プレイモードが形成されるときは高速系回動レバー
50.50′の上記方向への回動が後述するロックレバ
−及びプレイレバーにより阻止されて、第i2図及び′
tS13・図に示すように、その小ギヤ部56b、56
′bが増速ギヤ39.39′から積層間した非噛合位置
に保持され、そして、ストップモードにおいては上記回
動の阻止が解除される。     1 しかして、ストップモードから第1のモータ31が回転
したときは第1の高速系回動レバー50が噛合位置へと
移動されて第1の駆動ギヤ32と高速回転伝達系38と
が第1の中間ギヤ56を介して接続されるので、N側リ
ール台10が高速でテープ巻取方向へ回転される。この
状態が前記した早退モードである。
また、ストップモードから第2のモータ31′が回転し
たときは第2の高速系回動レバー50’が噛合位置へと
移動されて第2の駆動ギヤ32′と高速回転伝達系38
′とが第2の中間ギヤ56′を介して接続されるので、
R側す−ル台10′が高速でテープ巻取方向へ回転され
る。この状態が前記した巻戻モードである。
(g、モード形成系) (g−1,サブシャーシ、電磁プランジャ)[第1図、
第4図、第7図、第 10図乃至第14図] 60はメカシャーシ5の下面5aの後部略中央に固定さ
れたサブシャーシであり、上方から見て左右方向に長い
略長方形の板状に形成され、その略中央部に前後方向に
長い長孔61が形成され、また、該長孔61から後方の
部分62はその余の部分より稍低くされており、この低
い部分62には、その略中央部に支持軸配置孔62aが
、前端部左右両端にバネ掛孔62b、62bが、後部左
右両端に前後方向に長い切溝62c、62cがそれぞれ
形成されており、該切溝62c、62cの後端は開放さ
れている。
63.63′は電磁プランジャである。64.64は電
磁プランジャ63.63のベース部、65.65及び6
5.65′は永久磁石から成るコア磁石、66.66及
び66′ 6B”は該コア磁石65.65及び65’ 
 65’に巻回されたコイルである。
そして、このような電磁プランジャ63.63′は、コ
ア磁石65.65及び65′65′の磁束の方向が前後
方向となる向きで、ベース部64,64”が上記サブジ
ャーシャ60の下面の左右両端寄りの位置に各別に固定
され、コア磁石65.65及び65.65′の前端部は
ベース部64.64′の前*aより稍突出されている。
尚、これら電磁プランジャ63.63′はプレイモード
の形成及びその解除を行なうとき選択されたモードに応
じた一方のみが、あるいは後述するイニシャルリセット
が行なわれる際は制御回路のプログラムに従っていずれ
かが、所定のタイミングで一時的に通電され、また、コ
イル66.66及び66’  6B’に供給される電流
の方向はコア磁石65.65′の磁束を打消す方向の磁
束を発生させる方向となっている。
(g−2,カムギヤ)C!1図、′s4図、第5図、第
7図、第8図、第12図乃 至第14図] 67.67′は後述するプレイレバーを移動させるため
のカムギヤであり、これら2つのカムギヤ67.67”
はメカシャーシ5のうち駆動ギヤ32.32′を支持し
ている前記2本の軸受スリーブ36と36との間の中間
位置に垂設された支持軸68の上部と下部にそれぞれ回
転自在に支持されている。
尚、これらカムギヤ67と67′はその構造や大きさが
いずれも同じであり、互いに向きを逆さCされた状態で
上記支持軸68に支持されている。従って、これらカム
ギヤ67.67′の形状の説明については、下側に位置
したカムギヤ67(以下、rN側カムギヤ」と言う、)
についてのみ詳細に行ない、上側のカムギヤ67′(以
下、rR側カムギヤ」と言う、)についてはその各部に
N側カムギヤ67における同様の部分(付した符号に付
加記号「′」を付けた符号を付することにより説明を省
略する。
(g−2−a、構造) 69はカムギヤ67の中心部を板厚方向へ貫通するよう
に位置した円筒状をしたすボス部である。
70はカムギヤ67の外周部を為す歯部、71a、71
bは該歯部70の切欠部、即ち、欠歯部であり、カムギ
ヤ67がvIi図に示す位置(以下、「初期位置」と言
う。)に来ている状態で上方から見て、上記2つの欠歯
部71a、71bの一方71a (以下、「第1の欠歯
部」と言う、)はその中間の部分がカムギヤ67の中心
部の略左側の位置にあるように形成され、他方の欠歯部
71b(以下、「第2の欠歯部」と言う、)は第1の欠
歯部71aから第1図で見て反時計回り方向へ積層間し
たところに位置するように形成されており、周方向にお
ける長さはそれぞれ、中心角で略30@の長さにされて
いる。
72はカムギヤ67の上面の外周部に沿って無端状に延
びるように形成されたカム溝である。このカム溝72は
後述するロックレバ一の位置を制御するためのものであ
り、カムギヤ67の中心からの距離が一定の3つの無変
位区間72a、72b、72cと時計回り方向へ行くに
従って上記中心からの距離が、次第に長くなるように直
線上に延びる2つの変位区間72d、72eと2つのス
トッパ面72f、72gとから戒る。そして、カムギヤ
67が前記初期位置に来ている状態で見て、1つの無変
位区間72a(以下、「第1の無変位区間」と言う、)
はその反時計回り方向における一端がカムギヤ67の中
心の左精側め後方に位置し他端が上記中心の前方精側め
右側に位置し、この他端に連続して1つの変位区間72
d(以下、「第1の変位区間」と言う、)が上記中心の
略右側の位置まで延び、更に、第1の変位区間72dの
時計回り、方向側の端部に連続して2つ目の無変位区間
72b(以下、「第2の無変位区間」と言う、)がカム
ギヤの中心の略真後の位置まで延びており、この第2の
無変位区間2bの時計回り方向側の端部はカムギヤ67
の中心側へ向けて屈曲されており、従って、この部分に
反時計回り方向に向いたストッパ面72f(以下、「プ
レイ時ストッパ面」と言う、)が形成されている。そし
て、第2の無変位区間72bの時計回り方向側の端部に
連続してもう1つの変位区間72e(以下、「第2の変
位区間」と言う、)が左方へ稍寄ったところまで延びて
おり、この第2の変位区間72eの左端部に連続しても
う1つの無変位区間72c(以下、r′s3の無変位区
間」と言う。)が延び、この第3の無変位区間72cの
時計回り方向側の端部はカムギヤ67の中心側へ向けて
屈曲することによりN1の無変位区間72aの一端と連
続されており、従って、この部分に反時計回り方向に向
いたストッパ面72g(以下、rスト91時ストッパ面
」と言う。)が形成されている。
尚、第2の無変位区間72bと第3の無変位区間72c
の中心からの距離は互いに等しくされている。
73はカムギヤ67の上面から突設されたカム突条であ
り、このカム突条73は後述するプレイレバーの位置を
制御するためのものである。
そして、該カム突条73は、これもカムギヤ67を初期
位置の向きにした状態で下方から見て、ボス部69の周
壁部前端から略左方へ向けて延びる短い距離の被押圧部
73aと、該被押圧部73aの右端に連続して時計回り
方向へ弧状に延びると共に先へ行くに従ってカムギヤ6
7の中心から遠くなり、かつ、先端が上記中心の略真後
ろの位置まで延びた押圧部73bと、該押圧部73bの
時計回り方向側の端部と上記被押圧部73aの左端部と
のあいだを連続した保持部73cとから成り、該保持部
73cはカムギヤ67の中心からの距離が一定にされて
いる。
(g−2−b、支持及び回転) このようなカムギヤ67.67′は、そのボス部69.
69′に前記支持軸68が挿通されることによって該支
持軸68に回転自在に支持され、R側カムギヤ67′は
N側カムギヤ67とは逆さの向きで、即ち、カム溝72
′及びカム突条73′が下を向く向きで配置される。
そして、N側カムギヤ67の歯部70は第1の駆動ギヤ
32の下端部と対応した高さにあってそのピッチ円が該
駆動ギヤ32のピッチ円と外接するように位置され、ま
た、R側カムギヤ67′の歯部70’は第2の駆動ギヤ
32′の上端部と対応した高さにあってそのピッチ円が
該駆動ギヤ32′のピッチ円と外接するように位置され
る。
従って、N側カムギヤ67はその欠歯部71a、71b
が第1の駆動ギヤ32と対向している間は該駆動ギヤ3
2と噛合することは無いがそれ以外のときは歯部70が
駆動ギヤ32と噛合され、この噛合が第1のモータ31
が回転する状態で為されると反時計回り方向へ回転され
ることになる。また、これと同様、R側カムギヤ67′
はその欠歯部71’a、71’bが第2の駆動ギヤ32
′と対向している間は該駆動ギヤ32′と噛合すること
は無いが、それ以外のときは歯部70’が駆動ギヤ32
′と噛合され、この噛合がN2のモータ31′が回転す
る状態で為されると時計回り方向へ回転されることにな
る。
尚、カムギヤ67.67′の回転方向は通常上記した方
向である。
(g−3,ロックレバ−)[第1図、第4図、第5図、
第7図、第10図乃至第 14図] 74.74′は上記カムギヤ67.67′の回転の阻止
及びその解除を行なうためのロックレバ−である。
(g−3−a、構造) ロックレバ−74,74′はその主部が上方から見て略
V字状を為し、その屈曲部にここを厚み方向へ貫通する
ように位置した円筒状のボス部75.75′が設けられ
、また、屈曲部から略左右方向に沿って延びる一方の腕
76.76′は反圧曲部側の半部がその余の部分より高
い位置にあるように形成され、この高い部分の下面に磁
性金属材料から成る吸着片77.77′が支持されてい
る。更に、屈曲部から略前側斜め側方へ向けて延びる他
方の腕78.78′の先端部からカムビン79.79′
が突設されており、左側のロックレバ−74(以下、「
N側ロックレバ−」と言う、)のカムビン79は下方へ
向けて突出し、右側のロックレバ−74′(以下、「N
側ロックレバ−」と言う、)のカムビン79′は上方へ
向けて突出している。
尚、一方の腕76.76′の回wJ端部前側面に小さな
押圧突起76a、76’a、が突設されている。
80.80”はメカシャーシ5のうち前記カムギヤ67
.67′の直ぐ後ろの位置に垂設されたレバー支持ピン
であり、互いに左右方向に積層間した状態で配置されて
いる。
そして、ロックレバ−74,74’はそのボス部75.
75′に上記レバー支持ピン80.80”が挿通される
ことによってこれらレバー支持ピン80.80に回動自
在に支持されると共に、N側ロックレバ−74のカムビ
ン79の下端部がN側カムギヤ67のカム溝72に摺動
自在に係合され、また、N側ロックレバ−74′のカム
ビン79′の上端部がR側カムギヤ67′のカム溝72
′に摺動自在に係合され、従って、その吸着片77.7
7′が電磁プランジャ63.63′のコア磁石65.6
5.65′ 65’に略前方から各別に対向するように
位置される。
81.81 ’はトーションバネであり、そのコイル部
81a、81’aがロックレバ−74,74′のボス部
75.75′の上部に外嵌されると共に、その長い方の
腕81b、81’bの先端部が前記サブシャーシ60に
形成されたバネ掛孔62b、62bの開口縁部に係止さ
れ、短い方の腕81c、81cの先端部がロックレバ−
74,74′の一方の腕76.76′の段差部に形成さ
れたスリット76b、76′bの前側面に弾接されてい
る。
しかして、このトーションバネ81,81’の弾発力に
より、第1図で見て、N側ロックレバ−74には常時時
計回り方向への回動力が付勢され、N側ロックレバ−7
4′には常時反時計回り方向への回動力が付勢され、ま
た、その吸着片77.77′が電磁プランジャ63.6
3′のコア磁石65.65.65’  65″に接触さ
れたときは吸着片77.77′がコア磁石65.65.
65’  65’に吸着されることにより上記回動力に
抗してその位置に、即ち、第1図に示す吸着位置に保持
され、この状態でカムビン79.79′はカムギヤ67
.67′のカム溝72.72′のストッパ面72f、7
2’f及び72g、72′gの回転軌跡上に位置してい
る。
尚、ロックレバ−74,74′が吸着位置に来ている状
態ではその押圧突起76a、76’aが高速系回動レバ
ー50.50′の被押圧壁54.54′の後端部に略後
斜め側方から対向している。
(g−3−b、カムギヤに対する回転の阻止及びその解
除) ストップモード及びプレイモードにおいては、後述する
プレイレバーによって上記カム突条73.73′を介し
てN側カムギヤ67に反時計回り方向への回動力が、ま
た、R側カムギヤ67′には時計回り方向への回動力が
それぞれ付勢される。
そして、ストップモードにおいてはロックレバ−74,
74′が吸着位置に来ており、かつ、カムギヤ67.6
7′が前記初期位置社来ていてそのカム溝72.72′
のストップ時ストッパ面72g、72’gがロックレバ
−74,74′のカムピン79.79′に当接されてお
り、それにより、カムギヤ67.67′の上記方向への
回転が阻止される。
尚、この状態でカムギヤ67.67’は第1図及び第5
図に示すように、その第1の欠歯部71a、71”aが
駆動ギヤ32.32′と対向され、従って、駆動ギヤ3
2.32′が回転してもカムギヤ67.67′が回転さ
れることは無い。
そして、この状態から電磁プランジャ63.63′に通
電される(この通電はいずれか一方の1に磁プランジャ
のみに選択的に為される。)と、そのコア磁石65.6
5.65’  65’の磁束が打ち消されるので、ロッ
クレバ−74,74′はこれらに付勢されている前記ト
ーションバネ81.81’による回動力によって回動さ
れ、そのカムピン79.79′がカム溝72.72′の
第!の無変位区間72a、72′aの内周面に当接され
る。
これにより、カムピン79.79’がストッパ面72g
、72’gから外れるので、カムギヤ67.67′に対
する回転の阻止が解除される。
尚、これと同時に、カムギヤ67.67′が前記方向へ
稍回転してその歯部70.70′が駆動ギヤ32.32
′と噛合される。
この状態からカムギヤ67.67が前記方向へ回転して
行くと、カムビン79.79′は、初ず、カム溝72.
72′の第1の無変位区間72a、72′aの内周面が
摺接され、次いで、第1の変位区間72d、72′dの
内側面に摺接され、この内側面によってカムビン79.
79’がカムギヤ67.67′の中心から遠くなる方向
へ押圧されて、N側ロックレバ−74は反時計回り方向
へ、R側ロックレバ−74′は時計回り方向へそれぞれ
回転されて行く。
そして、カムピン79.79′に第2の無変位区間72
b、72’bの内側面が摺接されるのと略同時にロック
レバ−74,74′が吸着位置へと戻されて(第14図
(B)参照)その状態が電磁プランジャ63.63′に
より保持され、この状態から更にカムギヤ67.67′
が所定の回転角回転したところで、今度はカム溝72,
72’のプレイ時ストッパ面72f、72’fがカムビ
ン79.79′に当接され(第12図及び第13図参照
)、それにより、再びカムギヤ67.67′の回転が阻
止される。
この状態でのカムギヤ67.67′の位置がプレイモー
ド形成完了時の位置(以下、「プレイ時位置Jと言う。
)であり、また、この状態で、カムギヤ67.67′は
、第12図及び第13図に示すように、その第2の欠歯
部71b171′bが駆動ギヤ32.32′と対向して
いる。
そして、この状態から電磁プランジャ63.63′に対
する通電が為されると、ロックレバ−74,74”が回
動するので、そのカムビン79.79′が上記プレイ時
ストッパ面72f172′fから外れてカムギヤ67.
67に対する回転の阻止が解除される。
尚、これと同時にカムギヤ67.67′が後述のプレイ
レバーによる付勢力によって回転してその歯部70.7
0’が駆動ギヤ32.32′と噛合される。
この状態からカムギヤ67.67′が回転すると、カム
ビン79,79’は、今度はカム溝72.72′の第2
の変位区間72e、72’eの内側面が摺接されてカム
ビン79.79′がカムギヤ67.67”の中心から遠
くなる方向へ押圧され、それにより、N側ロックレバ−
74が反時計回り方向へ、R側ロックレバ−74′が時
計回り方向へ回動され、カムビン79.79′に第3の
無変位区間72c、72′cの内周面が接するときには
ロックレバ−74,74’が% R位置へと戻され、そ
の状態が電磁プランジャ63.63′によって保持され
、その直後に、カム溝72.72′のストップ時ストッ
パ面72g。
72′gがカムビン79.79′に当接してカムギヤ6
7.67′の回転が阻止される。
しかして、カムギヤ67.67′はそのストッパ面72
f、72′fもしくは72g、72′gが吸着位置に来
ているロックレバ−74,74′のカムビン79.79
′に当接することによって回転を阻止され、その阻止は
電磁プランジャ63.63′に対する通電が為されてロ
ックレバ−74,74′が吸着位置から外れることによ
って解除されることになる。
(g−4,プレイレバー)[第1図、第3図乃至第7図
、第10図乃至第15図] 82及び82′はプレイレバーである。これらプレイレ
バー82.82′はプレイモードを形成するとき、主と
して、前記ヘッドブロック24、ピンチローラ8.8′
及び低速系回動レバー43.43′を移動するためのも
のであり、メカシャーシ5の下面5aの左右方向におけ
る略中央部に互いに重なるようにして配置されている。
(g−4−a、構造〉 〔第1図、第3図乃至第7図、
第10図乃至第14図〕 プレイレバー82.82′は前後方向に長い板状をし、
その略3分の1の長さを有する中央部83.83′はそ
の余の部分より幅広に形成され、この幅広な中央部83
.83′の左側縁83a、83′a及び右側縁83b、
83’bは少なくともその前部が前後方向に真っ直ぐ延
びるように形成されており、中央部83.83′の幅は
前記2つの高速系回動レバー50.50′をいずれも噛
合位置へと移動させた状態におけるこれらの規制ビン5
3と53′との間の距離より稍大きい幅になっている。
そして、この幅広な中央部83.83′とそれより稍後
方の部分にかけて前後方向に長い大きな開口84.84
′が形成され、また、前端部と後端部に前後方向に沿っ
て延びる案内長孔85.85′と案内切溝86.86′
が各別に形成されている。
そして、下側のプレイレバー82(以下、rN側プレイ
レバー」と言う、)の左側縁の略中央部はその余の部分
より稍突出しており、この部分に前記した左側の低速系
回動レバー43(以下、「N側低速系回動レバー」と言
う、)の位置を制御するための制御長孔87が形成され
、該制御長孔87はその前端部87a(以下、「ロック
部」と言う、)が低速系回動レバー43の被制御ビン4
6の径と略同じ幅を有して前後方向に延び、その余の部
分87b(以下、「押圧部」と言う、〉は後方精側め左
側へ向けて延びるように形成されている。更に、上記左
側縁の後端部から小さなバネ当部88が下方へ向けて突
出され、該バネ当部88より稍前寄りの位置から比較的
長い腕89が左方へ向けて水平に突出されている。
また、これらと同様、上側のプレイレバー82′(以下
、rR側プレイレバー」と言う。)の右側縁の略中央部
はその余の部分より稍突出しており、この部分に前記右
側の低速系回動レバー43′(以下、「R側低速系回動
レバー」と言う。)の位置を制御するための制御長孔8
7′が形成され、該制御長孔87′はその前端部87′
a(以下、「ロック部」と言う。)が低速系回動レバー
43′の被制御ビン46′の外径と略同じ幅を有して前
後方向に延び、その余の部分87′b(以下、「押圧部
」と言う。)は後方稿料め右側へ向けて延びるように形
成されている。
更に、この右(TIIJ縁の後端部からバネ当部88′
が下方へ向けて突出され、該バネ当部88′より稍前寄
りの位置から腕89′か右方へ向けて水平に突出されて
いる。
90.90′は上記腕89.89′の先端部に上方へ向
けて立設された抑圧ビン、91.91′はプレイレバー
82.82′の前端部−側縁から立ち上げるように形成
された突片であり、該突片91.91′にはスイッチ押
圧部材92.92′が取着されている。
そして、N側プレイレバー82の前記開口84の前側縁
84aはその左端側へ偏倚した部分が、また、R側プレ
イレバー82′の開口84′の前側縁84′aはその右
端側へ偏倚した部分がそれぞれこれら前側縁のその余の
部分より稍後方に位置するように形成され、このような
前側縁84a、84”aが前記カムギヤ67.67′の
カム突条73.73′を押圧しあるいはそれによって押
圧されるカム縁になっている。
また、上記間口84.84′の後側1.i 84 b、
84′bは後述するヘッド押出レバーを押圧する押圧縁
になっている。
(g−4−b、メカシャーシへの支持等)[第1図、第
4図、第5図、第 12図乃至第14図] 93及び94はレバー支持ビンであり、メカシャーシ5
の左右方向における略中央部のうち前瑞寄りの位置と後
端部から各別に下方へ向けて垂設されている。
そして、プレイレバー82.82′は、互いに重なるよ
うに位置して、その案内長孔85.85′と案内切溝8
6.86′に上記レバー支持ビン93.94が摺動自在
に係合されることによって、一定の範囲内で前後方向へ
移動自在なるように支持されている。
また、後側のレバー支持ビン94の下部にはトーション
バネ状をした戻しバネ95のコイル部95aが外嵌され
ると共に、その2つの腕95b、95bの先端部かプレ
イレバー82.82′のバネ当部88.88′に前方か
ら各別に弾接されている。
従って、この戻しバネ95の弾発力により、2つのプレ
イレバー82.82′には、いずれも、常時、後方への
移動力が付勢されている。
尚、押圧ビン90,90′の上端部90a190’aは
メカシャーシ5の後端部に形成された切溝96.96を
通してメカシャーシ5の上方へ突出されると共に、前記
したピンチローラレバー26.26′のリミッタ−レバ
ー28.28′の被押圧部28a、28′aに各別に後
方から近接して対向されており、従って、N側プレイレ
バー82が前方へ移動したときはその押圧ビン90が上
記被押圧部28aを押圧して左側のピンチローラレバー
26を前方へ向けて回動させ、また、R側プレイレバー
82′が前方へ移動したときはその押圧ビン90′が上
記被抑圧部28′を押圧して右側のピンチローラレバー
26′を前方へ向けて回動させることになる。
そして、N側プレイレバー82の制御長孔87にはN側
低速系回動レバー43の被制御ビン46が摺動自在に係
合され、R側プレイレバー82′の制御長孔87′には
R側低速系回動レバー43′の被制御ビン46′が摺動
自在に係合されている。
尚、これらプレイレバー82.82′はその中央部83
.83′の幅方向における中央がカムギヤ67.67′
の中心と対応するように配置されると共に、各プレイレ
バー82.82′の中央部83.83′が高速系回動レ
バー50.50′の規制ビン53.53′の下端部と略
同じ高さにあるように配置され、また、プレイレバー8
2.82′がレバー支持ビン93.94に支持されると
き、第4図に示すように、N側カムギヤ67のカム突条
73はN側プレイレバー82の開口84内に位置され、
R側カムギヤ67′のカム突条73′はR側プレイレバ
ー82′の開084′内に位置される。
(g−5,プレイレバーの移動)[第1図、第5図、第
12図乃至第15図] 前記したように、カムギヤ67.67′は初期位置に来
ている状態においてロックレバ−74,74′により回
転を阻止されており、この状態においてカムギヤ67.
67′のカム突条73.73′はその被押圧部73a、
73’aが前方を向く向きにされ、N側カムギヤ67の
被押圧部73aは該カムギヤ67の中心部より左方にあ
り、R側カムギヤ67′の被押圧部73′aは該カムギ
ヤ67′の中心部より右方に位置している。
従って、この状態では、N側プレイレバー82のカム縁
84aの左端部が第1図に示すようにカム突条73の上
記被押圧部73aに前方から弾接し、R側プレイレバー
82′のカム縁84′aの右端部が第5図に示すように
カム突条73′の被押圧部73′aに前方から弾接して
おり、これにより、カムギヤ67.67′に回転力が付
勢され、そして、このような状態がロックレバ−74,
74”によって保持されている。
尚、この状態において、プレイレバー82.82′はそ
の押圧ビン90,90’の上端部90a、90’aがピ
ンチローラレバ−26,26′を押圧していない位置、
即ち、第3図に示すように、ピンチローラ8.8′をキ
ャプスタン9.9′から最も遠ざけている位置に来てい
るピンチローラレバー26,26”の被押圧部28a、
28’aに押圧ピン90,90’が軽く接触するように
位置したストップ位置に来ている。
(g−5−a、初期移動)[第14図(A)、第15図
] そこで、この状態からロックレバ−74,74′よるカ
ムギヤ67.67′に対する回転の阻止が解除されると
、プレイレバー82.82′が稍後退する。即ち、プレ
イレバー82.82’はカムギヤ67.67′を回転さ
せながら後方へ移動し、その移動は、カム!i84 a
、84′aがカム突条73.73′の被押圧部73a、
73′aと押圧部73b、73”bとが連続する辺りに
当接する位置(以下、この位置をr初期後退位置」と言
う、)まで為される(第14図(A)参照)、そして、
この状態でカムギヤ67.67′の歯部70.70′の
うち第1の欠歯部71a、71’aの長篇2の欠歯部7
1b、71′b側の端に連続した部分が駆動ギヤ32.
32′と噛合される。
(g−5−b、前進)[第12図乃至第15図] そして、この状態からカムギヤ67.67’が回転する
と(この回転は駆動ギヤ32.32′により行なわれる
。)、カム突条73.73′の押圧部73b、73”b
がカム縁84a、84’aを前方へ向けて押圧するので
、プレイレバー82.82′が前方へ移動されて行き、
このような前方への移動はカム突条73.73′のうち
その回転中心からの距離が最も長い部分の一端即ち、該
押圧部73b、73’bと保持部730173′cとが
連続する位置がカム184a。
84′aに接触するところまで行なわれ(第14図(B
)参照)、また、この状態からは上記保持部73c、7
3’c、即ち、回転中心からの距離を一定にされている
部分がカム縁84a、84′aに接触するため、この間
はブレイレパー82.82′が、前進を終了されたとき
の位置(以下、「最大前進位置」と言う。)に保持され
る。
更に、カムギヤ67.67′が前記したプレイ時位置ま
で来ると、N側カムギヤ67のカム突条73のうち保持
部73cと被押圧部73aとが連続する箇所が、第12
図に示すように、カムギヤ67の回転中心の前方の位置
から稍左方へ外れたところに位置し、また、R側カムギ
ヤ67′のカム突条73′のうち保持部73′Cと被押
圧部73′aとが連続する箇所が、第13図に示すよう
に、カムギヤ67′の回転中心の前方の位置から稍右方
へ外れたところに位置し、このように位置した箇所にカ
ム1i84a、84’aが接触され、従って、この状態
ではN側カムギヤ67に反時計回り方向への回転力が付
勢され、R側カムギヤ67′に時計回り方向への回転力
が付勢され、このような状態がロックレバ−74,74
′によって保持される。
尚、プレイレバー82.82′の前進が終了したときか
ら上記状態になるまでの間に、カム突条73.73′の
カム縁84a、84’aに接触する位置が前後方向にお
いては僅かに後方へ変位するため、これによってプレイ
レバー82,82’も後方へ僅かに戻されてその位置、
即ち、第12図及び第13図に示す位置(以下、「プレ
イ位置」と言う。)に停止せしめられる。
(g−5−c、後退)[第15図] そして、この状態からロックレバ−74゜74′による
カムギヤ67.67′に対する回転の阻止が解除される
と、プレイレバー82゜82′はカムギヤ67.67′
を回転させながら後方へ移動し、この移動はカムギヤ6
7.67′が初期位置に来たところで停止し、それによ
り、プレイレバー82,82’がストップ位置へと戻る
ことになる。
しかして、プレイレバー82.82′はカムギヤ67.
67′が1回転する間にストップ位置とプレイ位置との
間を1往復するように移動される。
(h、ヘッド押出レバー)[第1図、第3図乃至第7図
、第12図乃至第14図] 97はヘッド押出レバーであり、前記ヘッドブロック2
4の前方への抑圧作業を直接担うものである。
該ヘッド押出レバー97は、後方から見て上方に向って
開口した略コ字状を為す押圧部98と該押圧部98の下
側縁から前方へ向けて水平に延びる中間部99と該中間
部99の前端から垂設された被抑圧部100とが一体に
形成されて成り、押圧部98の左右両端部に押圧突条9
8a、98aが前方へ向けて打出状に形成され、また、
中間部99の前端寄りの位置に小さなストッパ突起99
aが上方へ向けて打出状に形成され、更に、中間部99
の後部に被カイト長孔99bが形成され、該被ガイド長
孔99bの後端は押圧部98の下端部に開口している。
+01はメカシャーシ5の後端部のうち前記レバー支持
ビン94が立設された位置の後方に形成されたガイド部
であり、該ガイド部101はこの部分の左右両脇を切除
することによって後方へ突出した突片状を為すように形
成されている。
102はメカシャーシ5のうちのレバー支持ビン94に
前方から近接した位置に形成されたガイド長孔である。
そして、ヘッド押出レバー97は、その中間部99の後
部がメカシャーシ5と前記サブシャーシ60の低い部分
62との間に位置しかつ中間部99の前部がサブシャー
シ60に形成された長孔61内に位置されると共に、そ
の被ガイド長孔99bの後端部に上記ガイド部101が
摺動自在に係合され、かつ、そのストッパー突起99a
が上記ガイド長孔102に摺動自在に係合されており、
それにより、メカシャーシ5の下面の後端部中央に一定
の範囲内で前後方向へ移動自在なるように支持されてい
る。
また、その押圧部98の左右両端部に形成された押圧突
条98a、98aは前記板バネ部材25を挟んでヘッド
支持ベース21の左右両端部寄りの位置に後方から対向
され、更に、被押圧部100の下端部はプレイレバー8
2.82’<7)押圧縁84b、84′bに前方から対
向するように位置される。
そして、ヘッド押出レバー97は、その被押圧部100
が後方から押圧されていない状態では、第4図に示すよ
うに、その押圧突条98a、913aに板バネ部材25
が軽く接触されてストッパ突起99aがガイド長孔10
2の後端縁に当接した待機位置に来ており、また、プレ
イレバー82.82′がストップ位置に来ている状態で
はその押圧f第184b、84′bがヘッド押出レバー
97の被押圧部100より稍後方へ離間したところに位
置している。
しかして、プレイレバー82.82′が前進してその押
圧縁84b、84’bがヘッド押出レバー97の被押圧
部100に当接したところから該ヘッド押出レバー97
が前方へ移動され、ヘット押出レバー97が前方へ移動
するとその押圧突条98 a、 98 aがヘッドブロ
ック24を板バネ部材25の弾発力に抗して前方へ向け
て押圧し、それにより、該ヘッドブロック24を第12
図及び第13図に示すように前進させ、また、プレイレ
バー82.82′が後退するとヘッド押出レバー97は
板バネ部材25の弾発力によってヘッドブロック24共
々待機位置へと戻されることになる。
(+、プレイモードの形成動作等)[第1図、第3図乃
至第5図、第15図、第16 図] そこで、ノーマルプレイモード、リバースプレイモード
の形成やこれらモートが形成されるときの高速系回動レ
バー50.50′の非噛合位置におけるロック及びプレ
イモートの解除等は次のように行なわれる。
(i−1,ストップモード)[第1図、第3図乃至第5
図〕 前記したように、ストップモードにおいてはロックレバ
−74,74′が吸着位置に、カムギヤ67.67′が
初期位置にそれぞれ保持され、また、これにより、プレ
イレバー82.82’がストップ位置に、ヘッド押出レ
バー97が待機位置に来ており、従って、磁気ヘッド7
が磁気テープ11から稍後方へ離間した位置に待機され
、ピンチローラ8.8′はいずれもキャプスタン9.9
′に圧着されていない状態となっている。
そして、この状態では低速系回動レバー43.43′の
被制御ビン46.46′が、第1図に示すように、プレ
イレバー82.82′に形成された制御長孔87.87
′のロック部878187′aに位置されていて、該被
制御ビン46.46′の動き力づ封止されており、これ
により、低速系回動レバー43.43′が非噛合位置に
保持されている。
尚、この状態で、プレイレバー82.82’の中間部8
3.83′の左右両側ia83 a、83′a及び83
b、83′bの前端部は、第1図に示すように、高速系
回動レバー50.50′の規制ビン53.53′に近接
して位置しているが、該規制ビン53.53′の回動軌
跡からは外れており、従って、高速系回動レバー50.
50’の動きを阻止しない状態にある。
以上の状態がストップモードである。
尚、このようなストップモードから早送モード形成指令
が為されると第1のモータ31が回転し、それにより、
第1の高速系回動レバー50が前記したように噛合位置
へと移動されてその中間ギヤ56がN側リール台10用
の高速回転伝達系38と接続されてN側リール台10を
高速でテープ巻取方向へ回転せしめることになる(第1
0図参照)。また、ストップモードから巻戻モード形成
指令が為されると第2のモータ31′が回転し、それに
より、第2の高速系回動レバー50′が噛合位置へと移
動されてその中間ギヤ56′がR側す−ル台10′用の
高速回転伝達系と接続されてR側す−ル台10”を高速
でテープ巻取方向へ回転せしめることになる(第11図
参照)。
(i−2,タイムチャート)[第16図]第16図はプ
レイモードを形成するときの制御回路による制御動作等
の一部を示すタイムチャート図であり、同図(A)はス
トップモードからノーマルプレイモードを形成するとき
の図、同図(B)はストップモードからリバースプレイ
モードを形成するときの図である。
尚、同図において、rN側検出スイッチ」及びrR側核
検出スイッチとは、図示しない回路基板に取着されたリ
ーフスイッチ103及び104(第1図参照)のことで
あり、N側検出スイッチ103の2つのリーフ接点はN
側プレイレバー82が前進したときにそのスイッチ押圧
部材92により押圧されて互いに接触され、N側検出ス
イッチ104の2つのリーフ接点はR側プレイレバー8
2′が前進したときにそのスイッチ押圧部材92′によ
り押圧されて互いに接触される。
そして、タイムチャート図におけるこれら検出スイッチ
についての「オフ信号」とはそのリーフ接点間が開いて
いる状態で出力される信号を意味し、「オン信号」とは
そのリーフ接点間が閉じている状態、即ち、プレイレバ
ー82.82′が前方へ移動してプレイ位置に至る直前
の位置まで来たとき出力される信号を意味する。
また、これらタイムチャート図において、「回転数」と
はリール台10.10′の回転数を検出する手段から出
力される回転数のことであり、「ミューティング」とは
消音のことであり、「逆転Jとは今回転すべきモータ3
1もしくは31′についての逆転、即ち、第1のモータ
31については第1図で見て駆動ギヤ32を反時計回り
方向へ回転させる方向への回転を意味し、第2のモータ
31′については同図で見て駆動ギヤ32′を時計回り
方向へ回転させる方向への回転を意味する。
そして、rN側プランジャ」とは前記2つの電磁プラン
ジャ63.63′のうちの第1図で見て左側のもの63
のことであり、「R側プランジャ」とは同じく右側の電
磁プランジャ63′のことである。
(i−3,ノーマルプレイモードの形成等)[第12図
、第14図、第15図、 第16図(A)] (i−3−a、モード形成) ノーマルプレイモードは主として前記第1のモード形成
系12と第1の駆動部13により形成される。
ストップモードからノーマルプレイモード形成指令が為
されると、N側プランジャ63に通電が為されると共に
、第1のモータ31が回転される。
尚、この際、プランジャ63への通電が為される前に第
1のモータ31が一定時間、例えば、200ミリ秒逆転
され(第16図(A)参照)、それにより、カムギヤ6
7が一瞬僅かに時計回り方向へ回転して、そのストップ
時ストッパ面72gをロックレバ−74のカムビン79
から稍踏間させてこれらストッパ面72gとカムビン7
9との間の圧接状態を解除し、この状態でプランジャ6
3への通電を行なうことでロックレバ−74の吸着位置
からの離脱が確実に実行されるようにしている。
これにより、N側ロックレバ−74がトーションバネ8
1の弾発力によって時計回り方向へ回動してそのカムビ
ン79をN側カムギヤ67のストップ時ストッパ面72
gの回転軌跡から外すので、該カムギヤ67に対して為
されていた回転の阻止が解除され、それにより、N側プ
レイレバー82がストップ位置から前記初期後退位置ま
で稍後退すると共に、カムギヤ67が反時計回り方向へ
回転してその歯部70のうち第1の欠歯部71aの時計
回り方向側端に連続する部分が第1の駆動ギヤ32と噛
合される。
この状態が第14図(A)に示す状態である。
この状態からはカムギヤ67が第1の駆動ギヤ32によ
って回転され、それにより、プレイレバー82が前方へ
移動されて行き、この移動がある程度為されたとき、即
ち、初期後退位置と前記プレイ位置との間の略中間の位
置(以下、「中間位置)と言う。)まで来りところでそ
の押圧縁84bがヘッド押出レバー97の被押圧部10
0に当接してここから該ヘッド押出レバー97を押圧し
て前方へ移動させて行くと共に、これより少し早いタイ
ミングでその制御長孔87の押圧部87bの右側縁がN
側低速系回動レバー43の被制御ビン46を略左方へ向
けて押圧して該低速系回動レバー43を時計回り方向へ
回動せしめ、かつ、その押圧ビン90が左側のピンチロ
ーラ・レバー26のリミッタレバー28を前方へ向けて
押圧することになり、これにより、ヘッドブロック24
が前進し、かつ、ピンチローラレバー26が前方へ向け
て回動される。
そして、カムギヤ67がプレイ時位置に来ると、前記し
たようにそのプレイ時ストッパ面72fが吸着位置に戻
されているロックレバ−74のカムビン79に当接する
と共に第2の欠歯部71bが駆動ギヤ32と対向され、
それによって、カムギヤ67がプレイ時位置において回
転を阻止されると共にプレイレバー82がプレイ位置に
保持される。
この間に、磁気ヘッド7が磁気テープ11に接触し、か
つ、N側ピンチローラ8がN側キャプスタン9に磁気テ
ープ11を挟んで圧着されると共に、N側低速系回動レ
バー43の中間ギヤ48がN側リール台10のリール自
火ギヤ19と噛合される。
この状態が第12図に示すノーマルプレイモードである
尚、プレイレバー82が上記中間位置もしくはその近く
の位置まで来たところで、そのスイッチ押圧部材92が
前記N側検出スイッチ103のリーフ接点を押圧してそ
の接点を接触させ、このときスイッチ103から出力さ
れるオン信号により、ヘッドブロック24が前進してい
ることが検出される。
また、プレイモード形成指令によってミューティングが
開始され、この稟ニーティングは回転数検出手段により
リール台の回転が一定になったことを検出したところで
解除される。
(i−3−b、第1の高速系回動レバーのロック) 上記したように、ノーマルプレイモードが形成されると
きは第1の駆動ギヤ32が回転するので、この回転によ
って、第1の高速系回動レバー50には噛合位置側への
回動力が付勢されるが、この高速系回動レバー50の噛
合位置側への移動はノーマルプレイモード形成動作の開
始当初から阻止される。
即ち、ストップモードから電磁プランジャ63に通電が
為されると、N側ロックレバ−74が時計回り方向へ回
動するので、その一方の腕76に設けられた押圧突起7
6aが、第14図(A)に示すように、第1の高速系回
動レバー50の被押圧壁54の後部を略右斜め前方へ向
けて押圧し、それによって、該高速系回動レバー50が
それまでその回動範囲内のいずれの位置に来ていても非
噛合位置へと移動される。そして、この直後にプレイレ
バー82が前進を開始するので、その左側縁83aの前
端部が、上記したように非噛合位置へと移動されている
高速系回動レバー50の規制ビン53の右側に該規制ビ
ン53と接するように位置され、それにより、高速系回
動レバー50の時計回り方向への回動が阻止される。
尚、ロックレバ−74はプレイレバー82がプレイ位置
へと到達する前に吸着位置に戻されるが、その戻りのタ
イミングはプレイレバー82の左側M 83 aが規制
ビン53と接した後であり、従って、高速系回動レバー
50が噛合位置へ移動することは完全に阻止されること
になる。
しかして、N側高速系回動レバー50はノーマルプレイ
モードが形成されるとき非噛合位置に保持され、従って
、その中間ギヤ56はノーマルプレイモード中空回転す
ることになる。
尚、高速系回動レバー50に対するこのような位置規制
はプレイレバー82がストップ位置に戻ることCよって
解除される。
(1−3−c、ノーマルプレイモードの解除)このよう
に形成されているノーマルプレイモードからそれを解除
する指令が為されると、再度、第1のモータ31が一瞬
逆転した後N側プランジャ63に通電されると共に第1
′のモータ31が正転される。
従って、ロックレバ−74が時計回り方向へ回動して、
カムギヤ67に対する回転の阻止が解除されるので、プ
レイレバー82が後方へ移動してカムギヤ67を反時計
回り方向へ回転させ、それにより、カムギヤ67の歯部
70のうち第2の欠歯部71bの時計回り方向側端に連
続する部分が駆動ギヤ32と噛合され、この状態からカ
ムギヤ67は駆動ギヤ32によって回転され、ストッパ
時位置に戻ったところでそのストッパ時ストッパ面72
gが吸着位置に戻されているロックレバ−74のカムビ
ン79に当接し、かつ、その第1の欠歯部71aが第1
の駆動ギヤ32と対向し、それによって、ストップ時位
置に停止される。
しかして、プレイレバー82がストップ位置に戻される
ので、ピンチローラレバー26に対する押圧が解除され
てピンチローラ8のキャプスタン9に対する圧着が解除
されると共に、ヘッド押出レバー97が待機位置へと戻
されてヘッドブロック24が磁気テープ11に対して後
退し、また、プレイレバー82がストップ位置に戻ると
きその制御長孔87の押圧部87bの左側縁がN側低速
系回動レバー43の被制御ビン46を略右方へ向けて押
圧し、それにより、該低速系回動レバー43が非噛合位
置に戻され、更に、N側検出スイッチ103のリーフ接
点に対する押圧が解除されてこれら接点間が開き、それ
により、該スイッチからオフ信号が出力される。
(i−4,リバースプレイモードの形成等)[第13図
、′s15図、第16図 (B)] リバースプレイモードは主として前記第2のモード形成
系12′と第2の駆動部13′により形成され、その形
成動作及び解除動作は上記したノーマルプレイモードの
形成動作及び解除動作と同様に行なわれる。
(i−4−a、モード形成) ストップモードからリバースプレイモード形成指令が為
されると、R側プランジャ63′に通電されると共に、
第2のモータ31′が回転される。
尚、この場合も、プランジャ63′への通電を行なう前
にモータ′31′を一瞬逆転してカムギヤ67′のスト
ッパ面72′gとロックレバ−74′のカムビン79′
との圧着を解除する。
これにより、R側ロックレバ−74′が反時計回り方向
へ回動してそのカムビン79′をR側カムギヤ67′の
ストップ時ストッパ面72′gの回転軌跡から外すので
、カムギヤ67′に対して為されていた回転の阻止が解
除され、それにより、R側プレイレバー82′がストッ
プ位置から初期後退位置まで稍後退すると共にカムギヤ
67′が時計回り方向へ回転してその歯部70’のうち
第1の欠歯部71′aの反時計回り方向側端に連続した
部分が第2の駆動ギヤ32′と噛合される。
この状態からはカムギヤ67′が駆動ギヤ32′によっ
て回転され、それによりR側プレイレバー82′が前進
されると共にその前進の途中から、即ち、初期後退位置
とプレイ位置との間の中間の位置まで来たところから押
圧[84’ bがヘッド押出レバー97の被押圧部10
0を押圧して行き、また、これより少し早いタイミング
でその制御長孔87′の押圧部87′bの左側縁がR側
低速系回動レバー43′の被制御ビン46′を略右方へ
向けて押圧して該低速系回動レバー43′を反時計回り
方向へ回動させ、かつ、その押圧ビン90′が右側のピ
ンチローラレバー26′のリミッタレバー28′を前方
へ向けて押圧することになり、これにより、ヘッドブロ
ック24が前進され、かつ、ビンチローラレバ−26′
が略前方へ回動される。
そして、カムギヤ67′がプレイ時位置に来ると、その
プレイ時ストッパ面72′fが吸着位置に戻されている
ロックレバ−74′のカムビン79′に当接すると共に
、第2の欠歯部71′bが駆動ギヤ32′と対向され、
それによって、カムギヤ67′がプレイ時位置において
回転を阻止されると共にプレイレバー82′がプレイ位
置に保持される。
この間に、磁気ヘッド7が磁気テープ11に接触し、か
つ、R側ピンチローラ8′がR側キャプスタン9′に磁
気テープ11を挟んで圧着されると共に、R側低速系回
動レバー43′の中間ギヤ48′がR側す−ル台10′
のリール自火ギヤ19′と噛合される。
この状態がv113図に示すリバースプレイモードであ
る。
尚、プレイレバー82′が上記中間位置まで前進すると
、そのスイッチ抑圧部材92′がR態検出スイッチ10
4のリーフ接点を押圧してその2つの接点を接触させ、
制御回路等においては、このとき上記スイッチ104か
ら出力されるオン信号により、ヘッドブロック24が前
進していることが検出される。
(i−4−b、第2の高速系回動レバーのロック及びモ
ード解除) このようにしてリバースプレイモードが形成されるとき
、第2の高速系回動レバー50′はロックレバ−74′
及びプレイレバー82′によって非噛合位置に保持され
る。
即ち、ストップモードから電磁プランジャ63′に通電
されると、R側ロックレバ−74′が反時計回り方向へ
回動するので、その一方の腕76′に設けられた前記押
圧突起76′aが第2の高速系回動レバー50′の被押
圧壁54′の後部を略左斜め前方へ向けて押圧し、それ
によって該高速系回動レバー50’が非噛合位置へと回
動され、そして、この直後にプレイレバー82′が前進
を開始するので、その右側縁83′bの前端部が上記し
たように非噛合位置へと移動されている高速系回動レバ
ー50′の規制ビン53′の左側に該規制ピン53′と
接するように位置され、これにより、高速系回動レバー
50’の噛合位置側への移動が阻止される。
また、リバースプレイモードからストップモード形成指
令が為されると、再度、第2のモータ31′が一瞬逆転
した後R側プランジャ63′に通電されると共に第2の
モータ31′が正転される。
従って、ロックレバ−74′が反時計回り方向へ回動し
て、カムギヤ67′に対する回転の阻止が解除されるの
で、プレイレバー82′が後方へ移動してカムギヤ67
′を時計回り方向へ回動させ、それにより該カムギヤ6
7′の歯部70’のうち第2の欠歯部71’bの反時計
回り方向側端に連続した部分が駆動ギヤ32′と噛合さ
れ、この状態からカムギヤ67′は駆動ギヤ32′によ
って回転され、ストップ時位置に戻ったところでそのス
トップ時ストッパ面72′gが吸着位置に戻されている
ロックレバ−74′のカムビン79′に当接し、かつ、
その第1の欠歯部71′aが駆動ギヤ32′と対向し、
それにより、ストップ時位置に停止される。
しかして、プレイレバー82′がストップ位置に戻るの
で、ピンチローラレバー26′に対する押圧が解除され
てR側ピンチローラ8′のキャプスタン9′に対する圧
着が解除されると共に、ヘッド押出レバー97が待機位
置へと戻されてヘッドブロック24が磁気テープ11に
対して後退し、また、プレイレバー82′がストップ位
置に戻るときその制御長孔87′の押圧部87′bの右
側縁がR側低速系回動レバー43′の被制御ピン46′
を略左方へ押圧し、それにより、該低速系回動レバー4
3′が非噛合位置に戻され、更に、R態検出スイッチ1
04のリーフ接点に対する押圧が解除されてこれら接点
間が開き、それにより、該スイッチからオフ信号が出力
される。
(j、モード記憶手段)[第1図、第4図、第5図、第
7図、第12図、第13図] 105は上記したように形成されたプレイモードがノー
マルプレイモードであるかリバースプレイモードである
かを記憶しておくためのモード記憶手段であり、スライ
ドスイッチ型のメモリスイッチを備え、プレイモード以
外のモードからプレイモード選択用の操作スイッチが押
されたときは、上記メモリスイッチにおける接続状態に
応じた種類のプレイモード、即ち、直前に選択されてい
た種類のプレイモードが形成されるようになっており、
また、後述するイニシャルリセットは上記接続状態に応
じて行なわれるようになっている。
(j −1、メモリスイッチ、メモリスライダー) 106は図示しない回路基板に取着されたメモリスイッ
チであり、その可動子106aは第12図に示す第1の
位置と第13図に示す第2の位置との間を移動され、こ
の2つの位置においてクリックストップがかかり、かつ
、位置が変ることで接続状態が変るようになっている。
107は上記可動子106aを移動させるためのメモリ
スライダーであり、左右方向C細長い主部108と該主
部108の右端部から垂設された背の高い押圧部109
とから戊り、該押圧部109の下端面に左右方向に長い
切欠110が形成され、主部108がメカシャーシ5の
下面5aの後端寄りの位置に設けられたガイドビン11
1.111により一定の範囲内で左右方向へ移動自在な
るように支持されており、上記切欠110内に可動子1
06aが稍余裕を有した状態で位置している。
(j−2,メモリレバー) 112及び112′は上記メモリスライダー107を移
動させるためのメモリレバーであり、略し字状をしてお
り、左右対称に配置される。そして、左側のメモリレバ
〜112(以下、「N側メモリレバー」と言う。)の屈
曲部が前記左側の増速ギヤ39を支持しているギヤ支持
軸41の上部に回動自在に支持され、右側のメモリレバ
ー112”(以下、rRN側メモリレバーと言う、)の
屈曲部が右側の増速ギヤ39′を支持しているギヤ支持
軸41の上部に回動自在に支持されている。
そして、メモリスライダー107の主部108の後縁に
は左右方向に離間して位置した2つの切欠108a、1
08bが形成され、メモリレバー112.112′の略
前後方向に延びる一方の腕の前端部に上方へ向けて突設
された被押圧突起112a、112’aが上記2つの切
欠108a、108b内に、各別に、かつ、左右方向に
稍余裕を有した状態で位置されている。
また、メモリレバー112.112′の略左右方向に延
びる他方の腕の先端部に係合ビン112b、112′b
が下方へ向けて突設され、N側メモリレバー112の保
合ビン112bの下端部は前記N側プレイレバー82の
前端寄りの位置に形成された係合部113に係合され、
R側メモリレバー112′の係合ビンttz’bの下端
部はR側プレイレバー82′の前端寄りの位置に形成さ
れた長孔114に設けられた後方を向いた係合縁114
aに後方から対向するように位置されている。
そして、R側プレイレバー82′の前記突片91′の上
端部とR側メモリレバー112′の下面に形成されたバ
ネ掛部112’cとの間に引張スプリング115が張設
され、この引張スプリング115の引張力により、上記
係合ビンtt2’bと係合Ai114 aとが弾接され
ている。
従って、N側プレイレバー82が移動すると、N側メモ
リレバー112はその係合ビン112bが略前後方向へ
押圧されて前端部112aが略左右方向で移動するよう
に回動され、また、R側プレイレバー82′が移動する
と、R側メモゾレバー112′はその係合ビンti2”
bが係合縁114aに追従して移動することにより、こ
れも、その前端部112’aが略左右方向で移動するよ
うに回動される。
(j−3、動作) そこで、ノーマルプレイモードが形成されるときはN側
プレイレバー82がプレイ位置へと移動するので、N側
メモリレバー112が下方から見て反時計回り方向へ回
動されてその前端部112aがメモリスライダー107
に形成された左側の切欠108aの左側縁−を押圧し、
これCより、メモリスライダー107が第12図に示す
ノーマル位置、即ち、その押圧部109に形成された切
欠110の右側面110aがメモリスイッチ106の可
動子106aを第1の位置へと移動させる位置まで移動
される。従って、プレイレバー82が前進する以前に可
動子106aが第2の位置に来ていたときは該可動子1
06aが第2の位置から第1の位置5と移動され、初め
から第1の位置に来ていたときはメモリスライダー10
7がいわば空振りすることになる。
また、リバースプレイモードが形成されるときはR側プ
レイレバー82′がプレイ位置へと移動するので、R側
メモリレバー112′が下方から見て時計回り方向へ回
動されてその前端部112’aがメモリスライダー10
7の右側の切欠t oabの右側面を押圧し、それによ
り、メモリスライダー107が第13図に示すリバース
位置、即ち、切欠110の左側面110bが可動子10
6aを第2の位置へと移動させる位置まで移動される。
従って、プレイレバー82′が前進する以前に可動子1
06aが第1の位置に来ていたときは該可動子106a
が第1の位置から382の位置へと移動され、初めから
第2の位置に来ていたときはメモリスライダー107が
空振りすることになる。
そして、プレイモードが解除されると、それまでプレイ
位置に前進していたプレイレバー82又は82′が後退
するので、N側メモリレバー112が時計回り方向へ回
動され又はR側メモリレバー112′が反時計回り方向
へ回動され、それにより、その前端部112aが切欠1
08aの右側面を押圧して又は前端部112”aが切欠
108bの左側面を押圧してメモリスライダー!07を
第1図に示す中立位置、即ち、前記ノーマル位置とリバ
ース位置との間の中間の位置へと戻すことになる。
尚、メモリスライダー107の切欠110の左右方向に
おける長さと可動子106aのストロークとの関係は、
メモリスライダー107が中立位置に戻るときは可動子
108aを移動させることの無い関係にされている。
しかして、制御回路には、メモリスイッチ106からの
2種類の一信号、即ち、可動子106aが第1の位置に
来ているとき出力される信号(以下、「第1の信号」と
言う。)又は可動子106aが第2の位置に来ていると
き出力される信号く以下、「第2の信号」と言う、)の
いずれか一方が人力され、それによって当該プレイモー
ドの種類が検出され、プレイモード以外のモードからプ
レイモード選択用の操作ボタンが押されたときは、メモ
リスイッチ106から入力される上記信号の種類に応じ
た種類のプレイモードを形成するようになっている。
尚、何らかの原因によって2つのプレイレバー82と8
2′が同時に前進を開始した場合は、2つのメモリレバ
ー112及び112′が同時に反対方向へ回動しようと
するが、R側のプレイレバー82′とメモリレバー11
2′とは引張スプリング115によって連結されている
ので、上記したようなことが生じた場合は、係合ビン1
12’bと係合縁114aとが離間することでR側メモ
リレバー112′の回動が阻止されるようになっている
。従って、このような場合は、メモリスライダー107
が常にノーマル位置へと移動される。
(k、イニシャルリセット〉 [第17図乃至第22図
] 116(第17図参照)は、テーププレーヤ1の電源が
投入されたときモード切換機構14をストップモードに
するためのイニシャルリセット手段であり、該イニシャ
ルリセット手段による動作は電源の投入により開始され
、その動作内容は前記検出スイッチ103.104及び
メモリスイッチ106からの信号に応じて第1のモータ
31もしくは第2のモータ31′のいずれか一方を回転
させ又はその両方を順次回転させることにより行なわれ
る。
(k−1,イニシャルリセット手段)[第17図] 117はシステムコントローラや所定のプログラムが記
憶されたメモリ等から成る制御部であり、各所定の入力
端子に、電源の没入が為されたことを検出するための電
源投入検出手段118、前記リール台to、to’の回
転数を検出するための回転数検出手段119、メモリス
イッチ106、N側検出スイッチ103及びN側検出ス
イッチ104等からの信号が入力されるようになってお
り、電源の投入後は、メモリスイッチ106からの前記
第1の信号もしくは第2の信号、検出スイッチ103、
!04からの前記オン信号もしくはオフ信号等が常時こ
の制御部117に入力される。
120.120’は制御部117と341のモータ31
との間及び制御部117と第2のモータ31′との間に
各別に介挿されたモータ駆動回路、121.121′は
制御部117とN側電磁プランジャ63との間及び制御
部117とR側電磁プランジャ63′との間に各別に介
挿されたプランジャ駆動回路である。
そして、制御部117は、電源が断たれている状態から
電源の投入があったとき、メモリスイッチ106から入
力される信号と検出スイッチ103.104から入力さ
れる信号(3418図乃至第22図においては、これら
信号に「※」印を付しである。)との組み合わせによっ
て、モード切換機構14が現在どのような状態であるが
、具体的には、電源が断たれる直前に形成されていたプ
レイモードの種類と、2つのプレイレバー82.82′
のいずれがもしくは両方が前記中間位置よりストップ位
置側にあるのか、それともプレイ位置側にあるのか等を
検出し、その検出結果に応じて、予め規定された駆動時
間や駆動タイミングに従って2つのモータ31と31′
及び電磁プランジャ63.63′の各一方を駆動し、ま
たは両方を順次駆動し、それにより、プレイレバー82
.82′をストップ位置へと移動させるようになってい
る。
制御部117にはこのような制御動作を行なうためのプ
ログラムが組み込まれている。
(k−2,イニシャルリセットの例)[第18図乃至第
22図] 以下に、幾つかのイニシャルリセット動作について説明
する。
(k−2−a、第1の例)[第18図]第18図に示す
タイムチャートは、電源が投入された時点でメモリスイ
ッチ106からは第1の信号が入力され、N側検出スイ
ッチ103及びN側検出スイッチ104からはいずれも
オフ信号が入力された場合に行なわれるイニシャルリセ
ット動作であり、この場合は、少なくとも、電源が断た
れる前のプレイモードがノーマルプレイモードであり、
かつ、プレイレバー82もしくは82′が中間位置から
初期後退位置までの間に来ている状態であると判断する
ことができる。
そこで、このような場合は、先ず、′s2のモード形成
糸12′のイニシャルリセットを試み、次いで、第1の
モード形成糸12のイニシャルリセットを行なう。
即ち、先ず、第2のモータ31′を一時逆転させた後R
側電磁プランジャ63′に通電すると共に第2のモータ
31′を正転させる。
これにより、それまでR側プレイレバー82′がストッ
プ位置においてロックされていたときはR側カムギヤ6
7′の初期位置でのロックが解除されてそれが回転する
と共にR側プレイレバー82′が初期後退位置を経てプ
レイ位置側へ向けて移動され、また、R側プレイレバー
82′がそれまで第15図に示す前進区間におけるスト
ップ位置と中間位置との間に来ていたときはモータ31
′の上記逆転(従って、カムギヤ67′も一時逆転)に
よってストップ位置側あるいは初期後退位置側へ戻され
るが、この逆転に続くカムギヤ67′に対するロックの
解除及びモータ31′の正転により、上記した場合と同
様プレイ位置側へ向けて移動される。そして、モータ3
1′の正転開始後に、R態検出スイッチ104からの信
号がオン信号に変わり、次いでメモリスイッチ108か
らの信号が第2の信号に変わり、かつ、これら信号が一
定時間経過しても変化せず、かつ、リール台10”の回
転数が一定したときは、プレイレバー82″が前進区間
における中間位置を経てプレイ位置に到達しここにロッ
クされた、即ち、リバースプレイモードが正しく形成さ
れたものと判断できるので、上記一定時間経過後に第2
のモータ31’の正転を一時停止した状態でR側電磁プ
ランジャ63′に通電し、その直後に第2のモータ31
′を再び回転させる。
更に、この後にR態検出スイッチ104からの信号がオ
フ信号に変わり、かつ、リール台10′の回転が停止し
、この状態が一定時間続けば、プレイレバー82′がス
トップ位置に戻ってそこにロックされた、即ち、リバー
スプレイモードの解除が完了したものと判断できるので
、上記一定時間経過後にモータ31′の回転を停止する
次いで、第1のモータ31を一時逆転させた後N側1!
磁プランジヤ63に通電すると共に該第1のモータ31
を正転させる。
これにより、N側プレイレバー82がそれまでストップ
位置においてロックされていたときはN側カムギヤ67
の初期位置でのロックが解除されてそれが回転されると
共に該プレイレバー82が初期後退位置を経てプレイ位
置側へ向けて移動され、また、N側プレイレバー82が
それまで前記前進区間におけるストップ位置と中間位置
との間に来ていたときはモータ31の上記逆申云(従っ
て、カムギヤ67も一時逆転)によってストップ位置側
あるいは初期後退位置側へ戻されるが、この逆転に続く
カムギヤ67に対するロックの解除及びモータ31の正
転により、上記した場合と同様プレイ位置へと向けて移
動される。そして、モータ31の正転開始後に、N側検
出スイッチ103からの信号がオン信号に変わり、次い
で、メモリスイッチ106からの信号が第1の信号に変
わり、かつ、これら信号が一定時間経過しても変化せず
、かつ、リール台10の回転数が一定した場合は、プレ
イレバー82が前進区間における中間位置を経てプレイ
位置に到達しここにロックされた、即ち、ノーマルプレ
イモードが正しく形成されたとものと判断できるので、
上記−定時間経過後に第1のモータ31の正転を一時停
止した状態でN側電磁プランジャ63に通電し、その直
後に第1のモータ31を再び回転させる。
更に、この後にN側検出スイッチ103からの信号がオ
フ信号に変わり、かつ、リール台10の回転が停止し、
これらの状態が一定時間続けば、プレイレバー82がス
トップ位置に戻ってそこにロックされたものと判断でき
るので、上記一定時間経過後にモータ31の回転を停止
する。
しかして、第2のモード形成系12′によるリバースプ
レイモードの形成及び解除と第1のモード形成系12に
よるノーマルプレイモードの形成及び解除とが−通り実
行され、最終的には、モード切換機構14が、ノーマル
プレイモードからストップモードになった状態にされる
尚、電源が投入される前に、プレイレバー82もしくは
82′が第15図に示す後退区間における中間位置とス
トップ位置との間に来ていた場合は、1回目の電磁プラ
ンジャ63.63′に対する通電等により、通常、プレ
イレバー82.82′がストップ位置に戻ってロックさ
れるため、当該通電等から一定時間が経過しても検出ス
イッチ103.104からオン信号が出力されず、かつ
、リール台10,10”の回転が開始しないときはプレ
イレバー82.82′がそれまで上記したような位置に
あったものと判断できるので、このような場合は、制御
手順のステップが前記第1回目の通電等を行なうステッ
プに戻ってそれ以降の制御を行なうようにしている。
(k−2−b、第2の例)[第19図]第19図に示す
タイムチャートは、電源が投入された時点でメモリスイ
ッチ106からは第2の信号が人力され、N側検出スイ
ッチ103及びN側検出スイッチ104からはいずれも
オフ信号が人力された場合に行なわれるイニシャルリセ
ット動作であり、この場合は、少なくとも、電源が断た
れる前のプレイモードがリバースプレイモードであり、
かつ、プレイレバー82もしくは82′が中間位置から
初期後退位置までの間に来ている状態であると判断する
ことができる。
そこで、このような場合は、先ず、第1のモード形成系
12のイニシャルリセットを試み、次いで第2のモード
形成系12′のイニシャルリセットを行なう。
尚、第19図に示すタイムチャートが第18図に示した
タイムチャートと相違するところは、2f!類のプレイ
モードの形成及び解除の順序のみであり、個々のモード
形成系12.12′に対する制御手順等は第18図に示
した内容と同様である。
従って、説明は省略する。
尚、この第19図に示すタイムチャートにおいては、最
終的に、モード切換機構14が、リバースプレイモード
からストップモードになった状態にされる。
(k−2−c、第3の例)[第20図]第20図に示す
タイムチャートは、電源が投入された時点でメモリスイ
ッチ106からは第1の信号が入力され、N側検出スイ
ッチ103からはオン信号が、またN側検出スイッチ1
04からはオフ信号がそれぞれ入力された場合に行なわ
れるイニシャルリセット動作であり、この場合は、少な
くとも、電源が断たれる直前のプレイモードがノーマル
プレイモードであり、従って第2のモード形成系12′
はプレイモードが解除された状態にあり、かつ、N側プ
レイレバー82が中間位置から前記最大前進位置までの
間のいずれかの位置に来ている状態であると判断するこ
とができる。
そこで、このような場合は、先ず、第1のモータ31を
正転させ、一定時間、N側検出スイッチ103からの信
号の変化を見る。
即ち、プレイレバー82がそれまで前記後退区間におけ
るプレイ位置と中間位置との間に来ていた場合はモータ
31の正転によって該プレイレバー82が中間位置より
ストップ位置側へ移動されて検出スイッチ103からの
信号がオフ信号に変わり、また、プレイレバー82がそ
れまで前進区間における中間位置と最大前進位置との間
に来ていた場合はモータ31の正転によりプレイ位置へ
と移動されるため検出スイッチ103からは依然として
オン信号が出力され、更にはプレイレバー82がそれま
でプレイ位置でロックされていた場合はモータ31が正
転してもプレイレバー82の位置及び検出スイッチ10
3からの信号が変化することは無い。
従って、モータ31の正転を開始してから一定時間経過
しても検出スイッチ103から依然としてオン信号が出
力されており(第20図はこの状態を示しである。)、
かつ、リール台1oの回転が停止しないときは、少なく
とも上記一定時間が経過した時点でプレイレバー82が
プレイ位置に来ているものと判断することができ、この
場合は、モータ31の回転を一時停止した状態でN側電
磁プランジャ63に通電した後、モータ31を正転する
そして、この後に検出スイッチ103からの信号がオフ
信号に変わればプレイレバー82がストップ位置に到達
したものと判断することができるので、一定時間経過後
にモータ31の回転を停止する。
尚、モータ31の当初の正転を開始した後に検出スイッ
チ103からの信号がオフ信号に変わり、かつ、リール
台10の回転が停止した場合は、プレイレバー82がそ
れまでは後退区間におけるプレイ位置と中間位置との間
に来ていて、モータ31の正転により直ちにストップ位
置に到達したものと判断することができるので、この場
合は、検出スイッチ103からオフ信号が出力された後
一定時間経過後にモータ31の回転を停止する。
しかして、モード切換機構14が、ノーマルプレイモー
ドからストップモードになった状態にされる。
(k−2−d、第4の例)[第21図]第21図に示す
タイムチャートは、電源が投入された時点でメモリスイ
ッチ10Bから第2の信号が入力され、R態検出スイッ
チ104からはオン信号が、また、N側検出スイッチ1
03からはオフ信号がそれぞれ入力された場合に行なわ
れるイニシャルリセット動作であり、この場合は、少な
くとも、電源が断たれる直前のプレイモードがリバース
プレイモードであり、従って、第1のモード形成系12
はプレイモードが解除された状態にあり、かつ、R側プ
レイレバー82′が中間位置から最大前進位置までの間
に位置している状態であると判断することができる。
そこで、このような場合は、第20図に示したタイムチ
ャートと同様、先ず、第2のモータ31′を正転させ、
一定時間、R態検出スイッチ104からの信号の変化を
見て、それがオフ信号に変わり、かつ、リール台10′
の回転が停止したときはプレイレバー82′が直ちにス
トップ位置へと移動したものと判断できるのでモータ3
1′の回転を停止する。また、上記一定時間が経過して
も検出スイッチ104から依然オン信号が出力されてい
るときは、第2のモータ31′の回転を一時停止した状
態でR側電磁プランジャ63′に通電した後モータ31
′の正転を再開し、それにより検出スイッチ104から
の信号がオフ信号に変わり、かつ、リール台10′の回
転が停止したときにプレイレバー82′がストップ位置
に到達したものと判断して、一定時間経過後にモータ3
1′の回転を停止する。
しかして、モード切換機構14が、リバースプレイモー
ドからストップモードになった状態にされる。
(k−2−e、第5の例〉 [第22図]第22図に示
すタイムチャートは、電源が投入された時点でN側検出
スイッチ103及びR態検出スイッチ104いずれから
もオン信号が入力され、メモリスイッチ106から第1
の信号が入力された場合に行なわれるイニシャルリセッ
ト動作であり、この場合は、N側プレイレバー82とR
側プレイレバー82′の両方が何らかの原因によって中
間位置から最大前進位置までの間にある状態であると判
断できる。
そこで、このような場合は、両方のプレイレバー82.
82′をストップ位置も戻すことにし、その戻しの順序
は、テーププレーヤ1が基本的にノーマルモードを優先
している関係上、R側プレイレバー82′から先に行な
うようにしている。
即ち、先ず、第2のモータ31′を一時逆転した後R側
電磁プランジャ65に通電し、かつ該第2のモータ31
′を正転する。
これにより、プレイレバー82′がそれまでプレイ位置
においてロックされていた場合あるuN !を後退区間
におけるプレイ位置と中間位置との間に来ていた場合(
第22図はこのような場合を示しである。)は該プレイ
レバー82′がストップ位置へと移動して検出スイッチ
104からの信号がオフ信号に変わる。そして、プレイ
レR−82は引張スプリング115によって後方へ付勢
されているのでカムギヤ67′はストップ時位置を越え
て回転され、プレイレバー82′は再び前進し検出スイ
ッチ104が再びオン信号を出す。それから所定時間経
通するとプレイレバー82′がプレイ位置に達するので
、そこで、モータ31′を停止させてR側プランジャ6
3′をオンさせて直後モータ31′を一瞬正転させる。
そこで、プレイレバー82′はストップ位置に達する。
尚、モータ31′が正転を開始して一定時間経過しても
検出スイッチ104からの信号が依然としてオン信号の
まま変わらない場合は、プレイレバー82′がそれまで
前進区間における中間位置と最大前進位置との間に来て
いて、それがモータ31′の正転によってプレイ位置へ
と移動してそこにロックされたものと判断できるので、
このような場合は、当初片なったモータの逆転や電磁プ
ランジャへの通電等の一連の動作をもう一度行ない、検
出スイッチ104からの信号がオフ信号になった後一定
時間経過後にモータ31′の回転を停止する。
このようにして、R側プレイレバー82′をストップ位
置に戻した後、今度はN側プレイレバー82をストップ
位置に戻すべく、第1のモータ31を一瞬逆転した後正
転させ、リール台17の回転数が一定以上になったとこ
ろでN側電磁プランジャ63に通電し、かつ、モータ3
1を停止する。
このようにして、2つのプレイレバー82と82′をそ
れぞれストップ位置に戻す。
しかして、モード切換機構14がノーマルプレイモード
からストップモードになった状態にされる。
尚、上記した第1の例乃至第5の例はイニシャルリセッ
ト手段116により実行されるイニシャルリセットの代
表的な例を示したものであり、これらがイニシャルリセ
ット手段116により行なわれるイニシャルリセット動
作の全てでは無い。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テー
ププレーヤは、テープが一の方向へ走行する状態での動
作を行なうノーマルプレイモードを形成するプレイ位置
とプレイモードが解除されたストップモードを形成する
ストップ位置との間を移動する第1のモードレバーと第
1のモータにより回転されて上記第1のモードレバーを
移動させる第1のカムギヤ等から成る第1のモード形成
系と、テープが上記方向と反対の方向へ走行する状態で
の動作を行なうリバースプレイモードを形成するプレイ
位置とプレイモードが解除されたストップモードを形成
するストップ位置との間を移動する第2のモードレバー
と第2のモータにより回転されて上記′s2のモードレ
バーを移動させる第2のカムギヤ等から成る第2のモー
ド形成系と、電源が投入されたことを検出する電源投入
検出手段と、電源が断たれている状態から電源が投入さ
れたときは上記2つのモータの少なくとも一方を回転さ
せて前記モードレバーをストップ位置へと移動させるイ
ニシャルリセット手段とを備えたことを特徴とする。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、ノーマルプ
レイモード用のモード形成系とリバースプレイモード用
のモード形成系とがその駆動源であるモータと共に相互
に分離独立しているので、モード切換を行なう制御部材
であるカムギヤの停止すべき位置、即ち、プレイモード
形成時の位置とストップモード形成時の位置がそれぞれ
1つに特定されるため、モータの回転の有無や回転方向
及び回転を開始してからの経過時間あるいはプレイモー
ド形成時とストップモード形成時とで異なる1乃至複数
の検出要素等を手掛りにしてモードレバーをストップ位
置へ移動させるために必要な処理をすることができ、従
って、このような検出要素の状態やその変化等に応じて
2つのモータの一方のみを又は両方を順次制御すること
でストップモードを形成することができ、エンコーダ等
の高価な部品の使用が不要であり、コストを下げること
ができると共に小型化を図ることができ、かつ、組立作
業を容易に行なうことができる。
尚、前記実施例においては、現在のプレイモード及びス
トップモードになる直前のプレイモードの種類を機械的
に記憶してその種類に応じた信号を出力するスイッチと
、モードレバーがその移動範囲における略中間の位置よ
りプレイ位置側に来ているときと中間の位置よりストッ
プ位置側に来ているときとで異なる信号を出力するスイ
ッチを設け、電源役人が為されたとき入力される上記ス
イッチからの信号に応じてイニシャルリセット動作の内
容を異ならせるようにしたが、このようにすることによ
って、イニシャルリセットをモード形成系のそのときど
きの状態に応じて最も手早く所定のストップモードにす
ることができる。
もっとも、本発明を実施するに際して、上記したスイッ
チは必ずしもその全てが必要なものでは無く、ノーマル
プレイモードの形成及び解除とリバースプレイモードの
形成及び解除を、順次、少なくとも−通り行なうことで
所定のストップモードにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テーププレーヤの実施の一例を示すもので
あり、第1図は動作機構部全体を示す底面図、第2図は
テーププレーヤの外貌斜視図、第3図はカセット装着部
の平面図、第4図は第1図のIV −IV線に沿う拡大
断面図、第5図は第4図のV−V線に沿う要部の断面図
、第6図は動作機構部の背面図、第7図は要部の底面側
から見た分解斜視図、第8図は一のカムギヤの拡大斜視
図、第9図は高速伝達系回動レバーの拡大垂直断面図、
第10図は早送モードにおける要部の底面図、第11図
は巻戻モードにおける要部の底面図、第12図はノーマ
ルプレイモードにおける要部の底面図、第13図はリバ
ースプレイモードにおける要部の底面図、第14図はノ
ーマルプレイモードの形成動作を(A)から(B)へ経
時的に示す要部の底面図、第15図はモードレバーの移
動経路を示すグラフ図、第16図(A)はノーマルプレ
イモード形成動作のタイムチャート図、第16図(B)
はリバースプレイモード形成動作のタイムチャート図、
第17図はイニシャルリセット手段のブロック回路図、
第18図乃至第22図はイニシャルリセット動作の各別
の例を示すタイムチャート図である。 待号の説明 1・・・テーププレーヤ、 11・・・テープ、 12・・・第1のモード形成系、 12′・・・第2のモード形成系、 31・・・第1のモータ、 31′・・・第2のモータ、 67・・・第1のカムギヤ、 67′・・・第2のカムギヤ、 82・・・第1のモードレバー 82′・・・第2モードレバー 116・・・イニシャルリセット手段、118・・・電
源投入検出手段 出  願  人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  テープが一の方向へ走行する状態での動作を行なうノ
    ーマルプレイモードを形成するプレイ位置とプレイモー
    ドが解除されたストップモードを形成するストップ位置
    との間を移動する第1のモードレバーと第1のモータに
    より回転されて上記第1のモードレバーを移動させる第
    1のカムギヤ等から成る第1のモード形成系と、テープ
    が上記方向と反対の方向へ走行する状態での動作を行な
    うリバースプレイモードを形成するプレイ位置とプレイ
    モードが解除されたストップモードを形成するストップ
    位置との間を移動する第2のモードレバーと第2のモー
    タにより回転されて上記第2のモードレバーを移動させ
    る第2のカムギヤ等から成る第2のモード形成系と、電
    源が投入されたことを検出する電源投入検出手段と、電
    源が断たれている状態から電源が投入されたときは上記
    2つのモータの少なくとも一方を回転させて前記モード
    レバーをストップ位置へと移動させるイニシャルリセッ
    ト手段とを備えたことを特徴とするテーププレーヤ
JP1319320A 1989-12-09 1989-12-09 テーププレーヤ Pending JPH03181050A (ja)

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