JPH0318071A - 放電励起型レーザ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 この発明は、予備電離用補助電極を備えた放電励起型レ
ーザ装置に関するものである。

［従来の技術コ 第２図はアイ　イー　イ〜　イー　ジャーナルオブ　ク
アンタム　エレクトロニクス（ＩＥＥＥＪｏｕｒｎａｌ
　　ｏｆ　Ｑｕａｎｔｕｍ　Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ）
（１９７２．８月）Ｐ．７１８記載のラジオーフレケン
シイ　プレイオナイゼーション　イン　ア　スーパーソ
ニックトランスバース　エレクトリカル　デイスチャー
ジ　レザ（Ｒａｄｉｏ−Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ　Ｐｒｅｉ
ｏｎｉｑａｔｉｏｎ　ｉｎ　ａ　Ｓｕｐ−ｅｒｓｏｎｉ
ｃ　Ｔｒａｎｓｖｅｒｓｅ　Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ　Ｄ
ｉｓｃｈａｒｇｅ　Ｌａｓｅｒ）で示された従来の放電
励起型レーザ装置の電極部構造であり、第１の電ｆ！（
１）．　　開口を有する第２の電極（２〉および第３の
電極（３）が互いに間隔をおいて並設されている．第２
．第３の電！　＜２）　，（３）間には高周波交流電源
（４）が接続されている．第１，第３の電極（１），（
３）間にはＤＣ電源（５）が接続されている。

以上の構成により、第３図に示すように、ＤＣ電源（５
）によって第１の電極（１）と第３の電極（３）の間の
電圧が上昇していき、その間高周波ＡＣ電源（４〉によ
って、第２の電極（２〉と第３の電極（３）の間で均一
なグロー状の放電が発生する。ここで生じた紫外光と電
子が第１，第２′：ｒＬ極（１）（２）間に供給される
．紫外光は、第１の電極（１）と第２の電極（２）の間
のレーザガスを一部予備電離する．ＤＣ電源（５）によ
る電圧が放電開始電圧に達したとき、これらの電子が種
となって電子なだれを起こし、カソードである第３の電
％（３）とアノードである第１の電極（１）の間でグロ
ー放電（主放電）が起こり、電子は第３の電極（３〉か
ら第１のｔｉ（１）へ移動する．この電子がレーザガス
を励起し、誘導放出のメカニズムによってレーザを発生
させる． ［発明が解決しようとする課題］ 従来の放電励起型レーザ装置は以上のように構成されて
いるので、放電が不安定になりやすいレーザガスの場合
、第２の電極（２〉と第３の電極（３〉の間で均一なグ
ロー放電にならないといった問題があった． また、途中に第２の電極があるため電界を乱し、主放電
になるのを妨げるなどの問題があった．この発明は以上
のような問題点を解消するためになされたもので、第１
の電極（１）と第２の電極（２）の間に安定なグロー放
電を発生させ、安定なレーザ出力が得られる放電励起型
レーザ装置を得ることを目的とする． ［　ｆｌ　！ｆｆを解決するための手段］この発明に係
る放電励起型レーザ装置は、第２の主電極と第３の電極
の間に誘電体を入れるとともに、第１の主電極をカソー
ド、第２の主電極をアノードとして接地したものである
。

［作　用］ この発明においては、誘導体と第２の主電極との間のコ
ロナ放電を利用しているので、レーザガスの種類，圧力
などによって予備電離が影響を受けることは少ない． また、高周波電源回路上のスイッチを適切なタイミング
でＯＮ／ＯＦＦさせれば、主放電のタイミングをコント
ロールできる。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示し、多数の開口を有す
る第２の主電極（２）と第３の電極（３〉と間に誘電体
（６）が、両電極（２）．（３）に密着して介在されて
いる．高周波交流電源（４）の周波数は１００ＭＩｌｚ
〜ＩＧｔｌｚで、スイッチ（７）が設けられている．ま
た、レーザの光軸方向に長い第１の主電極（１）はカソ
ドをなし、第２の主電極（２〉はアノードとして接地さ
れている。ＤＣ電源（５）は高電圧パルス電源としても
よい。

以上の構成において、ＤＣ電源（５）により、第１の主
電ｆｆｉ　（１）と第２の主電極（２）との間の電圧が
上昇する。一方適当なタイミング（放電開始電圧直前）
にスイッチ（７）が入ると、高周波交流電源（４）によ
り電１ｉ　（２）と（３）の間に交番電圧が印加され、
このとき、電極（２）の開口部で誘電体（６）と電極（
２）でコロナ放電が発生する．ここから出る紫外光によ
って主電極（１）と（２）の間の放電空間を予備電離し
、電極間電圧が放電開始電圧に達すると、主電［！（１
）と（２〉の間でグロー放電が起こり、レザガスが励起
される。

［発明の効果１ 以上のように、この発明によれば、第２の主電極と誘電
体の間でのコロナ放電を用いるようにしたので、予備電
離が安定し、結果的に主放電も安定する． また、高周波ＡＣ電源回路上にスイッチを設けてコロナ
放電させるタイミングを調節できるようにすれば、第１
の主電極と第２の主電極の間の電圧が十分高くなるまで
、放電開始を遅らせることができるので、放電エネルギ
ーが高くなり励起が高まるので、レーザ出力も増大する
という効果もある．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の要部側面図、第２図は従
来の放電励起型レーザ装置の要部測面図、第３図は第２
図のものの電極間電圧波形線図である． （１）・・第１の主電極、（２）・・第２の主電極、（
３）・・第３の主電極、（４）・・高周波交流電源、（
５）・・ＤＣ電源、（６〉　　・・誘電体、（７〉　　
・・スイッチ． なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. レーザガス中に配置されレーザの光軸方向に長い第１の
   主電極と、この第１の主電極に対向して配置され多数の
   開口が形成されている第２の主電極と、この第２の主電
   極の前記第１の主電極と反対側において前記第２の主電
   極との間に誘電体を介在して配設された第３の電極と、
   前記第１、第２の主電極間に接続された高電圧パルス電
   源およびＤＣ電源のいずれかと、前記第２、第３の電極
   間に接続された高周波交流電源とを備えてなる放電励起
   型レーザ装置。