JPH03180577A - 合成繊維用仕上剤 - Google Patents

合成繊維用仕上剤

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JPH03180577A
JPH03180577A JP31765889A JP31765889A JPH03180577A JP H03180577 A JPH03180577 A JP H03180577A JP 31765889 A JP31765889 A JP 31765889A JP 31765889 A JP31765889 A JP 31765889A JP H03180577 A JPH03180577 A JP H03180577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finishing agent
polyether
polyoxypropylene
synthetic fibers
high speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP31765889A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Mihara
三原 孝一
Jun Tanaka
潤 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成繊維用仕上剤に関する。特に高速紡糸に
て原糸を製造する際付与されるのに適した仕上剤に関す
るものである。
〔従来の技術〕
ポリエーテルを含む仕上剤としては、例えば特開昭54
−134196号公報に開示されている。この仕上剤の
ポリエーテル成分は平均分子量が7000以上で、ポリ
オキシプロピレンの占める割合が5〜90重量%である
ようなポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンとの
ランダム共重合体物に、更に10〜100重量%のポリ
オキシプロピレンをブロック共重合したポリエーテルを
10〜100重量%含有し、ポリエーテルの仕上剤全体
に占める比率が3〜45重量%となることを必須要件と
する合成繊維用仕上剤である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ポリエーテルを含む仕上剤は、エマルジッン安定性、と
くに経時による白濁化現象および仕上剤濃度変化による
粘度アップの現象がある。前者の経時による白濁化現象
は、例えば平滑性、集束性。
制電性等の仕上剤の性能を著しく低下させる。
また、後者の粘度アップの現象は糸に付与された仕上剤
がガイド等によりしごかれ付着し蓄積したものが自然に
濃縮されてゆき固型物状となってガイド等にこびり付く
ことになる。この固形状物は、特に高速紡糸されるフィ
ラメントに対し、しばしば毛羽や糸切れの原因となる。
本発明は、エマルジョン安定性が良く、濃度の経時変化
による粘度アップが小さく、かつ、高温仮撚加工性の優
れた合成繊維用仕上剤を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] そこで、発明者らは、ポリエーテルを主成分とする仕上
剤について鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、ポリオキシピロピレンとポリオキシ
エチレンとの共重合体物から成るポリエーテルを主成分
とする仕上剤において、ポリエーテル成分の平均分子量
が3000以上であり、かつ、仕上剤中のポリエーテル
成分は60重量%以上含有し、しかも、そのポリエーテ
ル成分はポリオキシピロピレンを60重量%以上含有す
ることを特徴とする合成繊維用仕上剤、である。
本発明に用いるポリエーテル成分はポリオキシエチレン
とポリオキシエチレンとの共重合形態がランダム状であ
ってもブロック状であってもよい。
本発明に用いるポリエーテル成分は仕上剤の60重量%
以上であることが必要である。
仕上剤中のポリエーテル成分が60重量%以下であれば
、製造された原糸を延伸仮撚加工する際、解撚斑のよう
な捲縮欠点が多発しやすく、また、80重景%以上であ
るとエマルジョン安定性特に経時変化による白濁化現象
が進みやすい傾向になる。したがって、好ましい仕上剤
中のポリエーテル成分は、60〜80重量%である。
ポリエーテル成分の平均分子量は3000以上であるこ
とが必要である。
ポリエーテル成分の平均分子量が、3000以下であれ
ば、巻取中のオイル飛散が大きく均−付着性及び環境面
で゛好ましくない。また、分子量を6000以上にする
とガイドに付着した仕上剤が固型物状となりやすく、毛
羽や糸切れを招きやすくなる。
したがって好ましい分子量範囲としては、3000〜6
000である。
ポリエーテル成分中のポリオキシプロピレンの比率は6
0重量%以上必要である。
ポリエーテル成分中のポリオキシプロピレンの比率が6
0重量%以下であれば仮撚加工糸としての特徴が損われ
、解撚斑等が発生しやすい状態となる。また、80重量
%を越えるとエマルジョン安定性特に経時変化による白
濁化現象が極度に進むこととなる。したがってポリエー
テル成分中のポリオキシプロピレンの比率は、60〜8
0重量%の範囲が好ましい。
本発明の仕上剤はまた、ポリエーテル成分以外の仕上剤
成分として、低級アルコールの高級脂肪酸エステル若し
くは高級アルコールの高級脂肪酸エステル等を401i
景%以下配合する必要がある。
ここでいう低級アルコールとは炭素数1〜4のアルコー
ルを指し、高級脂肪酸とは、炭素数8〜18の脂肪酸を
指す。
低級アルコールの高級脂肪酸エステルの具体例としてメ
チル、エチル、イソプロピル、ブチルのラウレート、パ
ル果テート、ステアレート、オレエート等が挙げられる
また、高級アルコールの高級脂肪酸エステルの具体例と
しては、オクチル、イソオクチル、イソデシル、ラウリ
ル、ミリスチル、イソヘキサデシル、オレイルのオクタ
ノエート、ラウレート、ミリステート、パルミテート、
ステアレート、イソステアレー↑、オレエート等が挙げ
られる。
本発明の仕上剤を適用する繊維としては、合成繊維であ
ればどのような繊維にも適用できるが、特にポリエステ
ル繊維、なかでもポリエチレンテレフタレート繊維に有
効である。そして、特に高速紡糸用として有効である。
また、本発明の仕上剤を付与した原糸の用途は仮撚加工
向けに適している。
〔実施例〕
次に実施例により具体的に説明する。なお評価方法につ
いては次の通りに行った。
ポリエーテル平均分子量(1Jw)は、それぞれのポリ
オキシピロピレン/ポリオキシエチレン比率とそれぞれ
の分子量との積の和を仕上剤中のポリエーテル比率で除
して求めた。また、ポリエーテル中のポリオキシプロピ
レンの比率は、それぞれのポリオキシプロピレン比率と
それぞれのポリエーテル成分比率との積の和を仕上剤中
のポリエーテル比率で除して求めた。
一方、仕上剤のエマルジョン安定性については、経時に
よる白濁化現象を波長520nmの光源による透過率を
室温(25°C)で測定した。なお、エマルジョン調整
は、200m1ビーカーでスタラーを用い強撹拌により
行われたものを使用した。
紡糸の収率は、100本のチーズを製造した時のフルパ
ッケージより算出した。フルパッケージとは、巻M 6
. Okgにおける選別欠点無しのものをいう。
仮撚加工性の評価は解撚環のまったくないものを◎、は
とんどないものを○、部分的に発生したものを×とした
実施例1及び比較例1 0−クロロフェノール、90”C30分で測定した相対
粘度が0.73のポリエチレンテレフタレートチップを
用い、紡速3500m/分で123d/48fのマルチ
フィラメントを紡糸しノズル給油法にて第1表のA、B
に示す仕上剤を付与して製造した。その結果を第2表に
示す。本発明の仕上剤Aを付与した実施例1のフルパッ
ケージ率は98.0%と良好であったのに対し、比較例
1のポリエーテル成分の平均分子量7000以上のB仕
上剤を付与した場合のフルパッケージ率は、78.0%
と極めて収率の低いものであった。また、比較例1は、
仕上剤供給ノズル部やフックガイド部等に仕上剤と思わ
れる固型状物が多量見受けられた。
実施例2及び比較例2 95.5%硫酸、25’C30分で測定した相対粘度が
2,65のナイロン66ペレットを用い、紡速4500
m/分で78d/18fのマルチフィラメントを紡糸し
実施例1と同様にノズル給油法にて第1表に示すC1D
仕上剤を付与して製造した。その結果を第2表に示す。
本発明の仕上剤Cを用いた実施例2のフルパッケージ率
は98.0%と良好であった。一方、比較例2としてポ
リエーテル成分中のポリオキシプロピレン比率30重量
%の仕上剤りを付与した場合のフルパッケージ率は、9
6.8%とほぼ実施例2と間程度の収率を示した。
次に、上記実施例1.2比較例1,2で得た各マルチフ
ィラメント4種を220°C及び180 ”Cに設定し
た2ヒーター型延伸仮撚(インドロ−)加工機に仕掛け
、75d/48f (実施例1.比較例1)及び50d
/18f (実施例2及び比較例2)の加工糸にした。
その結果は第2表に示すように比較例2のナイロン66
のD仕上剤を付与したもののみ解撚環のような欠点をも
つ加工糸となった。
以下余白 第 2 表 〔発明の効果〕 本発明のポリエーテルを主成分とした仕上剤は、エマル
ジョン安定性が良く、かつ濃度の経時変化による粘度ア
ップの度合も小さい。従って本発明の仕上剤を付与した
合成繊維は高速紡糸時の糸切れ、毛羽等が極めて少なく
なる。また、本発明の仕上剤を付与した原糸は仮撚加工
特性が良好であり、特に高湿仮撚加工に適した原糸であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポリオキシプロピレンとポリオキシエチレンとの共
    重合体物から成るポリエーテルを主成分とする仕上剤に
    おいて、ポリエーテル成分の平均分子量が3000以上
    であり、かつ、仕上剤中のポリエーテル成分は60重量
    %以上含有し、しかも、そのポリエーテル成分はポリオ
    キシプロピレンを60重量%以上含有することを特徴と
    する合成繊維用仕上剤。
JP31765889A 1989-12-08 1989-12-08 合成繊維用仕上剤 Pending JPH03180577A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0605727A1 (en) * 1992-04-01 1994-07-13 Teijin Limited Process for high-speed spinning of polyester fiber
US5507989A (en) * 1992-04-01 1996-04-16 Teijin Limited High speed process for producing polyester filaments

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0605727A1 (en) * 1992-04-01 1994-07-13 Teijin Limited Process for high-speed spinning of polyester fiber
EP0605727A4 (en) * 1992-04-01 1995-10-11 Teijin Ltd Process for high-speed spinning of polyester fiber.
US5507989A (en) * 1992-04-01 1996-04-16 Teijin Limited High speed process for producing polyester filaments

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