JPS61146872A - エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤 - Google Patents

エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤

Info

Publication number
JPS61146872A
JPS61146872A JP59270044A JP27004484A JPS61146872A JP S61146872 A JPS61146872 A JP S61146872A JP 59270044 A JP59270044 A JP 59270044A JP 27004484 A JP27004484 A JP 27004484A JP S61146872 A JPS61146872 A JP S61146872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
alcohol
weight
ajl
liquid paraffin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59270044A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0512463B2 (ja
Inventor
広本 泰彦
水弘 洋司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Mitsubishi Acetate Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Mitsubishi Acetate Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd, Mitsubishi Acetate Co Ltd filed Critical Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Priority to JP59270044A priority Critical patent/JPS61146872A/ja
Priority to US06/811,365 priority patent/US4676837A/en
Publication of JPS61146872A publication Critical patent/JPS61146872A/ja
Publication of JPH0512463B2 publication Critical patent/JPH0512463B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M13/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M13/02Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with hydrocarbons
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M7/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made of other substances with subsequent freeing of the treated goods from the treating medium, e.g. swelling, e.g. polyolefins
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M2200/00Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material
    • D06M2200/40Reduced friction resistance, lubricant properties; Sizing compositions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フィラメント糸をAJLで製織するにあたり
、適性の高い緯糸を供給するための処理剤及びその付着
緯糸に関するものである。
(従来技術および発明が解決しようとする問題点) AJLは、ウォータージェットルーム(WJL)と並ぶ
高生産性の革新織機として注目され、アセテートやレー
ヨンなど湿潤性能の低下するセルロース系フィラメント
糸に対して、WJLよりも適性があることから近年急速
に普及しつつある。
一般にセルロース系フィラメント糸を、AJL。
で製織する場合経糸については、従来通りサイノング処
理を実施するのが普通であり、WJLと異なり乾燥状態
での製織であることから、従来織機(有杼織機)での製
織と比較して格別大きな問題はないが、緯糸については
搬送方式がエアージェットによる特殊な方式であること
から、通常の生産糸をそのまま用いた場合には、織機の
稼動率の低下あるいは織物品質の低下をきたすという問
題がある。
稼動率、品質低下は、緯糸が搬送流体であるエアージェ
ットに乗り難く必要な速度で緯入れができない、あるい
はエアージェットによって緯糸が撹乱されてもつれ、あ
るいは単糸切れが発生するなどによっておこるが、この
ような問題はエアージェットが拡散性で非拡散性のウォ
ータージェットに比べて搬送力が弱いことから、緯糸の
形態及びその長さ方向のバラツキによって搬送力が影響
をうけ変動することが原因でおこる。このようなエアー
ジェットでの搬送され易さは、一般ニへ走性と称するA
JL緯糸にのみ必要な特殊な性能であり、AJLに適性
の高い緯糸とは良好な飛走性、即ち低いエアー圧でかつ
一定の圧力で安定に緯打ちの可能な糸であるということ
ができる。特にAJLでの高生産性を追求していく上で
は、緯糸の飛走性の改良が最も大きな課題の1つである
従来この用途には、一般的に鉱物油系の平滑剤を主成分
としこれに非イオン活性剤、陰イオン活性剤を乳化剤、
帯電防止剤として配合した処理剤が使用されて来た。こ
の主成分の鉱物油は繊維と摩擦体(ガイド、貯留ドラム
等)との間の摩擦抵抗低下に効果があり、特に低炭素分
布(低粘度5.7cst前後)の鉱物油を使用して平滑
性向上の目的を達成しているのが現状である。ところが
このような鉱物油を主成分とした処理剤の場合には、紡
糸工程で給油後チーズに巻き取られるのが巻取時にはも
とより製織工程までの経時の間に、一部残存するアセト
ンの揮散と共に特にチーズの表層部分の低粘度鉱物油成
分の一部もしくはかなりの部分が揮赦し、本来の処理剤
組成から、バランスがくずれた処理剤が糸上に付着して
いる結果になったり、又、チーズ内外層の処理剤の付着
水準が異なってくるため、製織時の後加工工程で摩擦変
動の原因となり、AJL製織時の大きな欠点(ゆるみ、
毛羽節等)を生じ、織物品位を低下させる。
(発明の目的) 本発明は上記欠点のないAJL用緯糸処理剤を搗供する
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は、炭素数9〜18の流動パラフィン70〜50
重量%、炭素数19以上の流動パラフィン30〜50重
量%からなり、かつ86°Fに於ける粘度が5.7〜8
7センチストークスである流動パラフィン(I)を80
〜90重量部、炭素数8〜18のアルコールのエチレン
オキサイド付加物の末端水酸基を炭素r118〜18の
脂肪族カルボン酸でエステル封鎖した化合物(II)5
〜15重量部、炭素数8〜18のアルキル燐酸エステル
・アミン塩(■)5〜10重量部よりなることを特徴と
する、AJL用緯糸処理剤及びその処理剤を付着させて
なるAJL用緯糸に関するものである。
本発明処理剤の主成分である(I)成分の流動パラフィ
ンは、実質上、芳香族系化合物を含有しないハイグレー
ドの流動パラフィンであり、更にその粘度範囲、炭素分
布等が、AJL製織性と密接に関係するため、粘度範囲
が5.7〜8 、7 cst/86°Fで、しかも炭素
分布は、C8〜C,,70〜50重量%、C10以上3
0〜50重量%からなり、中でも粘度範囲が6.5〜8
.5cst/86°Fで、しかむ炭素分布は、C,〜c
、s65〜55重量%、CIg以上35〜45重量%か
らなるものが特に好ましい。
炭素分布と性能との関係は次の様になる。08〜C18
部分は、低重合度のための分子量が低く、そのため流動
パラフィンとしての粘度が低くなり、従って、処理剤全
体の粘度を下げることから、処理剤の繊維上への拡散力
を上げ均一付着性を高め、摩擦抵抗を低下させることが
出来る。反面、揮散性が大きくなり、チーズ内外層の処
理剤の付着水準が変動し後加工工程で摩擦変動を生じ、
製織効率や織物品位を低下さける。一方、C+s以上の
部分は揮散性が小さいため、紡糸後のコーン表層からの
揮散が少なくなり、AJLでの製織等を含めた後加工工
程の通過性の均一化を得ることが出来る。
しかし、粘度が5.7〜8.7csL/86°F以内で
あっても流動パラフィン中のC@〜c+si分が70%
をこえると、あるいはC9以下のむのが含まれると、処
理剤の粘度が下がり、繊維上での処理剤の拡散、付着均
一性の面では都合が良いが、揮散性が極端に大きくなる
一方、相対的にC18以上の部分が少なくなるため、後
加工工程での性能が低下し、実用上好ましくない。逆に
、C8〜C1゜部分が50%より少なくなると、相対的
にC1,以上の部分が多くなるため、前述の逆の功罪が
生じ、製糸(紡糸、撚糸等)収率を低下せしめる結果と
なって好ましくない。
本発明による処理剤処方では(I)成分である流動パラ
フィンを80〜90重量部使用するのが最も望ましい範
囲である。
次に、(rJ)成分である炭素数8〜18のアルコール
のエチレンオキサイド付加物末端水酸基を炭素数8〜1
8の脂肪族カルボン酸でエステル封鎖した化合物につい
て言及する。
本発明において用いる炭素数8以上のアルコールとして
は、特に限定はないが、エチレンオキサイド付加による
親水部分を結合させ、活性剤とした時、液状化するもの
が処理剤として調整した時に都合が良く、その点から、
直鎖の一級アルコールであれば、C1゜〜CI!(デシ
ルアルコール、ラウリルアルコール)が望ましく、側鎖
アルコールであるならばC1゜〜C+*(イソデシルア
ルコール、イソヘキサデシルアルコール、イソステアリ
ルアルコール等)が望ましい。特にアセテート処理剤の
精練性の面から、商品名ドパノール(ンエル化学社製)
、オキソコール(日産石油化学社製)、ダイヤドール(
三菱化成工業社製)などのオキソ法に  。
よる合成アルコールや%CI。〜c、6のセカンダリ−
アルコール(商品名ダージトール:ユニオンカーバイド
社製、ソフタノール二日本触媒化学工業社製など)が望
ましい。
一般的には、アルコールに酸化エチレンを重合せしめて
得られる非イオンエーテル系活性剤が用いられるが、そ
の場合には、酸化エチレンの重合度を下げる事によって
、アセテートに対する失透を防止する手段が講じられて
いるものの充分ではなく、又、処理剤の冷却安定性、摩
擦性能等においてら問題がある。
本発明による(n)成分である前記アルコールのエチレ
ンオキサイド付加物の末端水酸基を、C8〜Cpsの脂
肪族カルボン酸で封鎖した化合物を用いることにより、
上記非イオン系活性剤の欠点を防止するものである。付
加するエチレンオキサイドの量は、特に限定はなく、広
い範囲で変えることが可能であるが、とりわけアルコー
ル1モルに対し、3〜lOモルのエチレンオキサイド付
加物か特に好ましい。更に、炭素数8〜18のアルコー
ルのエチレンオキサイド付加物の末端水酸基を封鎖する
C6〜CIIの脂肪族カルボン酸としては、直鎖又は、
側鎖を有する飽和あるいは不飽和のカルボン酸、例えば
、カプリル酸、ラウリン酸、オレイン酸、イソステアリ
ン酸などあるいは、これらを主体とする混合脂肪酸など
が使用できる。
尚、(II)としては、精練性、摩擦特性などを考慮す
ると、本発明の処理剤処方では、5〜15重量部の添加
量が最も望ましい範囲である。
次に、(III)成分である炭素数8〜18のアルキル
燐酸エステル・アミン塩について説明する。
アセテートAJL専用処理剤を、非水系で用いる場合第
一の適正条件は処理剤の安定性(特に低温安定性)即ち
、ベースオイルとの相溶性か良好な事である。
この点から、帯電防止を目的として使用する陰イオン活
性剤ら、硫酸エステル系、スルホネート系、脂肪酸系は
適合性がなく、特に、それらの金属塩は不適である。
即ち、アセテートAJLW織専用で非水系の処理剤を考
慮する場合、Cs−Cl1Iのアルキル燐酸エステル・
アミン塩か望ましい。
使用するアルコールは、常温下で液状である事が望まし
く、オクチルアルコール、デノルアルコール、ラウリル
アルコールなどが使用出来るかとりわけ、ドパノール、
オキソコール、ダイヤドールなどのオキソ法によるアル
コールやCI!〜cpsの側鎖アルコール、例えば、タ
ージトール、ソフタノールなどが最も望ましい。又、使
用するアミン類も特に限定はないが、非水溶型の液状ア
ミン、例えば、トリブチルアミン、ジブチルエタノール
アミン等が最も望ましい。
アセテ−)AJL製織を行う場合、その静電気的特徴は
緯糸貯留ドラムより糸が放出されるとき、貯留ドラム付
近で200〜500■の静電気を発生する事が望ましい
。何故なら、静電気の発生により糸が若干ふくらみ、エ
アージェットに乗りやすいからである。この場合、静電
気が発生しすぎると、糸がふくらみ過ぎ毛羽、糸切れ等
を生じ更に毛羽節を生じる原因となるため、あくまでも
適度な静電気発生量であることが望まれる。
そのためには、上記C8〜C+sのアルキル燐酸エステ
ル・アミン塩の量を適度にコントロ、−ルする必要かあ
る。しかし、この静電気量は相対的な/\−スオイルの
量にら関連するため、本発明の処理剤処方では、10〜
5重量部の添加量が最も望ましい。
本発明による処理剤をアセテート糸に処理する方法とし
ては、特に限定されないが、非水系で処理するのが好ま
しい。また、本発明の処理剤を用いて、AJL緯糸用ア
セテートフィラメント糸を製造する場合、繊維に対する
処理剤の付着量は、1.5〜2%で充分である。
通常、アセテートフィラメント糸には紡糸時と後工程通
過性を向上させる目的で、2〜3%の処理剤を付着させ
るのが普通であるが、本発明の処理剤は、アセテートフ
ィラメント糸に対する均一付着性も向上していることか
ら、付着量を低減させることができ、付着量を2%以下
にすることができる。
但し、付着量を、1.0%以下にするとコーン捲時の毛
羽、ループ及び、糸切れが多発することから好ましくな
く、糸の収率及び、処理剤の経済性を考慮した最適の付
着量は1,5〜1,7%である。
(発明の効果) 本発明の繊維処理剤の第1の特徴は、緯糸の打ち込みを
低いエアー圧で可能とすることである。
一般にAJLに於いて緯糸は、噴射ノズルから噴射され
、エアーガイド又は、搬送ノズルによってオサに作られ
た所定の通路を通って、一定時間内にもう一方の織端に
到達する必要があり、エアー圧は必要な飛走速度を得る
ための圧力に設定される。
緯糸の打ち込みエアー圧力を低下させるということは、
言いかえると低エアー圧力の下での緯糸の飛走速度を上
げることであり、この効果はエアージェットによる緯糸
のもつれや単糸切れを減少し、稼動率、品質を向上させ
るだけでなくより高速化への道を開くものである。
本発明の繊維処理剤の第2の特徴は飛走性の長さ方向の
バラツキが小さいことである。
一般にAJLの緯糸はバーン、コーンチーズ等の捲形態
で供給されるが、これらは表層−内層、上部−下部など
糸の長さ方向で飛走性が異なるのが普通である。
長さ方向の飛走性差は、緯打ちのエアー圧が一定値に設
定されることから、飛走の速すぎる部分あるいは、遅す
ぎる部分が生じることとなり遅すぎると停台の、また速
すぎると糸の乱れにより品質低下の原因となり好ましく
ない。
長さ方向で飛走性差の生じる原因としては吸湿度差、解
舒張力差、処理剤の変性、揮散などの他にアセテートフ
ィラメント糸の場合は紡糸原液の溶剤であるアセトン、
塩化メチレンの残存率の差などが考えられる。本発明の
処理剤は、これら飛走性の不均一現象をも改良すべく吸
湿性、平滑性、揮発性にも着目し開発した。
(実施例) 以下実施例により本発明を説明する。
実施例Iおよび比較例1 本発明の実施例において製織試験は、AJLfi種には
津田駒ZA100を用い、経糸ンアセテートフィラメン
トB75/21(糸密度:100本/インチ、サイジン
グ糸)、緯糸ジアセテートフィラメント ダル75/2
1(糸密変、80本、/インチ、捲形態コーン)で、線
巾122czのタフタを回転数500 rpmで製織し
て行った。コーンの表層及び内層の緯打ちに要するエア
ー圧とは、所定の回転数で運転されるAJLにおいて適
正な飛走速度を得るために、必要な噴射ノズル(メイン
ノズル)のエアー圧をコーンの表層と内層でそれぞれ測
定した結果を言う。更に詳しくは、搬送ノズル(サブノ
ズル)のエアー圧を3 、5 kg/c1t″で一定と
し、緯糸の織端到達角が225〜230度となるメイン
ノズルの圧力である。織端到達角とは、才す打ち〜開口
〜緯打ち〜オサ打ちの織機の基本動作をクランクシャフ
ト1回転(360度)に対応さ什、オサ打ちの角度を0
度として他の動作タイミングを角度で表したとき、緯糸
がメイン2ノズルから噴射されて、サブノズルにより搬
送され、反対側の織端に到達した瞬間の角度を言う。
本発明の実施例では、緯糸がメインノズルから噴射され
始める角度を90変とし、この時最も好ましい織端到達
角か、225〜230変となるようAJLを調整した。
緯糸打ちこみのエアー圧は、製織中一定値に設定される
がこの値は通常緯糸コーン中量も飛走し難い部分の緯打
ち適正値に設定され、普通はコーン表層に合わせて設定
される。
しかしながら、表層と内層間の飛走性差が大きい場合、
内層は速く飛走しすぎることから、もつれなどにより織
機の停台や製品の欠点の増加の原因となる。
このような理由から、表層と内層間の適正エアー圧の差
は0 、3 kg/ cz″以下であることが好ましく
、0.5kg/cy’以上では、安定な操業は不可能で
ある。又、噴射ノズルの設定値が高すぎると緯糸単糸に
かかる衝撃により単糸切れが多発し、機緘の停止や欠点
の増加の原因となることから低いことが望ましく、本実
施例の場合は2kg/cm’以下である必要がある。
以上より本実施例では、コーン表層の適正エアー圧が2
kg/crtr’以下でありかつ表層と内層間の差か0
.3kg/cm2以下のものを緯糸適性の高い処理剤と
判定した。
(I)流動パラフィン粘度および炭素数分布が適正でな
い例: 成分I 流動パラフィン 粘度5.5cst/86°F炭素分布 C8〜C,、/C,、以上75/25 ガスクロマトグラフイ一分析 結果を第1図に示す。
成分■ 非イオン活性剤 POE(3)タージトール・ラウリル
エステル 成分■ 陰イオン活性剤 ドパノールホスフェート・ジブチルエ
タノールアミン塩 (2)流動パラフィン帖変および炭素数分布か適正でな
い例 成分] 流動パラフィン 帖変4.4cst/ 86°F炭素分
布 07以下/C1〜Ill/C18以上 20/60/2G ガスクロマトグラフィー分析 結果を第2図に示す。
成分■ 非イオン活性剤 POE(3)ソフタノール・ラウリル
エステル 成分■ 陰イオン活性剤 ダイヤドールホスフェート・ジブチル
エタノールアミン塩 (3)粘度および炭素分布範囲が適正な流動パラフィン
を用い、成分i〜■の配合比を変えた例:成分■ 流動パラフィン 粘度7.6cst/86°F炭素分布 C,〜C+s/C1゜以上60/40 ガスクロマトグラフイ一分析 結果を第3図に示す。
成分■ 非イオン活性剤 POE(3)タージトール・ラウリル
エステル 成分■ 陰イオン活性剤 ドパノールホスフェート・ジブチルエ
タノールアミン塩 (4)粘度および炭素分布範囲が適正な流動パラフィン
を用い、成分1−I[1の配合比を変えた例。
成分■ 流動パラフィン 粘度8.0cst/86°F炭素分布 C1〜II/C11以上50150 ガスクロマトグラフィー分析 結果を第4図に示す。
成分■ 非イオン活性剤 POE(3)ソフタール・ラウリルエ
ステル 成分■ 陰イオン活性剤 ダイヤドールホスフェート・ジブチル
エタノールアミン塩 (5)流動パラフィン粘度が高く、炭素数分布が適正で
ない例: 成分■ 流動パラフィン 粘度9.5cst/86@F炭素分布 C,〜C+s/C+s以上40/60 ガスクロ°マドグラフィー分析 結果を第5図に示す。
成分■ 非イオン活性剤 POE(3)タージトール・ラウリル
エステル 成分m 陰イオン活性剤 ダイヤドールホスフェート・ジブチル
エタノールアミン塩 なお、流動パラフィンの炭素分布を測定したガスクロマ
トグラフィーの測定条件は次の通りである GLC条件 Column    L= 1x    I D=3x
xPacking 5ilicone 0V−17(0
,75%)Support Chromo 5orb 
W (80〜loomesh)Column Temp
   70℃→250℃ lO℃/m1nInj、(D
el) TeII+p  300℃Detector 
    P I DCarrier Gas   He 実施例■および比較例■ 実施例Iの処理剤成分中、非イオン活性剤の部分につき
検討を行った。なお、流動パラフィンは実施例1−(3
)に用いたのと同一のものを使用した。評価は、実施例
1の評価の他に、静電気発生量、精練性について検討し
た。
実施例中、静電気発生量は、油剤処理系を摩擦体(鏡面
クロムシリンダー、φ153IJりに擦過させなから走
行させた場合、摩擦体上に発生する。静筑気里を春日式
集電針にて測定した。結果を表−6に示す。表−6中、
○印は−200〜−500Vの発生量を示し、X印はそ
れ以外の量を発生する場合を示す。
次に、精練性は、油剤処理系を温水精練し、精練前後の
油剤付着量より残脂率として算出した。
精練は、カセ取りした試料糸10gを45℃の温水30
0z(jに精練剤(商品名5SK−4,松本油脂製薬製
アセテート用精練剤)2g/Cを加えた精練液に入れ、
ゆるやかな攪拌を行いながら、10分間保持する。所定
の時間を経過した後、試料糸を取り出し、5分間流水洗
を行う。表−6中、Q印は残脂率5%未満のもので、こ
れを精練性良好とし、X印は5%以上のもので、精練性
不良とした。
成分1 流動パラフィン 粘度7.6cst/86°F炭素分布 Co〜C+−/C+s以上60/40 成分■ 非イオン活性剤 ■POE(3)タージトール・ラウリ
ルエステルまたは ■POE(5)ソフタノールエーテ ル 成分■ 陰イオン活性剤 ドパノールホスフェート・ジブチルエ
タノールアミン塩 実施例■および比較例■ 実施例Iおよび比較例1の処理剤の中から27種の処理
剤を選んで、紡糸油剤としてアセテートフィラメントダ
ル75/21を紡糸し、Illjffilgのコーンを
作成し、実施例Iおよび比較例1と同品番のタフタを生
産した。
本実施例および比較例中、噴射ノズルエアー圧は各処理
剤を使用した緯糸コーンの表層の到達角が225〜23
0゛となる圧力に設定した。
タフタ生産工程における織機の経糸図による停止台数お
よび緯糸図による停止台数を測定し、これを製織条件と
共に表−7に示した。
織機の経糸図、緯糸図の停止率とは、一定の条件で連続
的に製織を行ったとき、その間に発生した停止台数を経
糸図(経糸ケバ、経糸切れ)、緯糸図(緯糸らつれ、飛
走遅延など)に分類して集計し、それぞれ経糸図による
停止台数または緯糸図による停止台数について運転時間
で割って、1台/時間当たりの回数として表したもので
ある。安定な操業を続けるためには、緯糸図、経糸図と
もそれぞれ0.2回/台・時間以下であることか好まし
い。緯糸欠点数とは、織りあげたタフタの緯糸図による
欠点(もつれ、ケバ、単繊維切れ)を集計して503F
当たりの個数に換算したものであり、タフタの品質上、
欠点は5個150M以下である必要がある。
以上、実施例で示したように本発明の処理剤を適用した
AJL用緯糸によれば、噴射ノズルのエアー圧力を低く
設定できることから、製品欠点の減少と織機停止率の減
少を実現できるばかりではなく、省エネルギー効果もあ
り、AJLによるフィラメント糸織物製造にあたり、品
質と操業成績の向上に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は、実施例および比較例で使用した流
動パラフィンの構成炭素数分布を表すガスクロマトグラ
フィーを示す図である。 特許出願人 三菱アセテート株式会社 第1図 手続補正書(自制 昭和60年 1月29日 1、事件の表示 昭和59年特許願第 270044   52、発明の
名称 エアージェットルーム用緯糸処理剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 5、補正命令の日付 (自 発) 7、補正の内容 (I)明mvi第4頁下から第5行、「巻き取られるへ
が」とあるを「巻き取られるが」に訂正する。 2)同第18頁表から第5行、「8産石油化学社製」と
あるを「8産化学工業社製」に訂正する。 (3)同第8頁下から第2行、「ターリトール」とある
を「ターリ)−/L’Jに訂正する。 (4)同第13頁末社、「パーン」とあるをrパーン」
に訂正する。 (5)同第18頁表−1中、油剤番号] −Cの「表−
内層間の差 0.6」とあるを「表層−内層間差 0.
8」に訂正する。 3)同第26頁表−5中、油剤番号5−Aの「コーン表
層 2.0」とあるを「コーン表層 2.1」ゴ正する
。 7)同第31頁第3行、「選んで、」とあるを「−んで
」K訂正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素数9〜18の流動パラフィン70〜50重量%
    、炭素数19以上の流動パラフィン30〜50重量%か
    らなり、かつ86°Fに於ける粘度が5.7〜8.7セ
    ンチストークスである流動パラフィン( I )を80〜
    90重量部、炭素数8〜18のアルコールのエチレンオ
    キサイド付加物の末端水酸基を、炭素数8〜18の脂肪
    族カルボン酸でエステル封鎖した化合物(II)5〜15
    重量部、炭素数8〜18のアルキル燐酸エステルアミン
    塩(III)5〜10重量部よりなるエアージェットルー
    ム(AJL)用緯糸処理剤。 2、(II)成分に用いるアルコールが二級アルコール又
    は、分枝をもった一級アルコールである第1項記載の処
    理剤。 3、(III)成分に用いるアルコールが、二級アルコー
    ル又は分枝をもった一級アルコールである第1項または
    第2項記載の処理剤。 4、(III)成分に用いるアミンがジブチルエタノール
    アミンである第1項から第3項記載の処理剤。 5、第1項から第4項記載の処理剤を繊維重量に対し1
    .0%〜2.5付着させたことを特徴とするAJL用緯
    糸。 6、緯糸がアセテートフィラメント糸であることを特徴
    とする第5項記載のAJL用緯糸。
JP59270044A 1984-12-20 1984-12-20 エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤 Granted JPS61146872A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59270044A JPS61146872A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤
US06/811,365 US4676837A (en) 1984-12-20 1985-12-20 Finishes for filling yarns in air jet loom process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59270044A JPS61146872A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34618191A Division JPH0684591B2 (ja) 1991-12-27 1991-12-27 エアージェットルーム用緯糸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61146872A true JPS61146872A (ja) 1986-07-04
JPH0512463B2 JPH0512463B2 (ja) 1993-02-18

Family

ID=17480743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59270044A Granted JPS61146872A (ja) 1984-12-20 1984-12-20 エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4676837A (ja)
JP (1) JPS61146872A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129473A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JP2002129474A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JP6203444B1 (ja) * 2017-02-23 2017-09-27 竹本油脂株式会社 合成繊維用処理剤、合成繊維及び合成繊維加工品の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3428713A (en) * 1964-06-15 1969-02-18 Du Pont Alkanol amine salts of phosphates
US3549530A (en) * 1967-03-07 1970-12-22 Du Pont Finish composition for fibers
US3971733A (en) * 1974-12-17 1976-07-27 Allied Chemical Corporation Water-wettable wax composition and process for producing the same

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129473A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JP2002129474A (ja) * 2000-10-24 2002-05-09 Mitsubishi Rayon Co Ltd アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JP4606563B2 (ja) * 2000-10-24 2011-01-05 三菱レイヨン株式会社 アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JP4606562B2 (ja) * 2000-10-24 2011-01-05 三菱レイヨン株式会社 アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JP6203444B1 (ja) * 2017-02-23 2017-09-27 竹本油脂株式会社 合成繊維用処理剤、合成繊維及び合成繊維加工品の製造方法
JP2018135619A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 竹本油脂株式会社 合成繊維用処理剤、合成繊維及び合成繊維加工品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4676837A (en) 1987-06-30
JPH0512463B2 (ja) 1993-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004026605A (ja) ガラス繊維ヤーン用集束剤及びそれを用いたガラス繊維ヤーン
US5525243A (en) High cohesion fiber finishes
US5648010A (en) Lubricant for air entanglement replacement
JPS61146872A (ja) エア−ジエツトル−ム用緯糸処理剤
US4632874A (en) Filament coherency enhancing composition and textile yarns coated therewith
US5912078A (en) Lubricant finish for textiles
Postman Spin finishes explained
WO1993020268A1 (en) Process for high-speed spinning of polyester fiber
JPH0684591B2 (ja) エアージェットルーム用緯糸
JP4606563B2 (ja) アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
US3954631A (en) Spin finish for textured carpet yarn
US3855776A (en) Synthetic thermoplastic multifilament yarns
JP4606562B2 (ja) アセテート繊維用処理剤及び該処理剤が付与されたアセテート繊維
JPS59144682A (ja) 油剤組成物
JPH0784707B2 (ja) 無撚無糊織物経糸用の油剤組成物および該油剤組成物を用いる高速製糸方法
WO1998024559A1 (en) Thioesters as boundary lubricants
JP2948022B2 (ja) 産業資材織物用合成繊維
JPH0340867A (ja) 高速製糸用の油剤組成物および該油剤組成物を用いる高速製糸方法
JPH05117969A (ja) 牽切加工用フイラメント原糸
JPS6252072B2 (ja)
JPS62243875A (ja) オ−プンエンド紡績用ポリエステル繊維
JPS6247992B2 (ja)
JPS626977A (ja) 織編物用ポリエステルフイラメント及びその製造法
JP2004270108A (ja) 合成繊維織編物用処理剤
JPH02229272A (ja) 無糊製織用ポリエステル糸の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees