JPH03179272A - 直流回路の地絡抵抗の表示装置 - Google Patents

直流回路の地絡抵抗の表示装置

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JPH03179272A
JPH03179272A JP31985589A JP31985589A JPH03179272A JP H03179272 A JPH03179272 A JP H03179272A JP 31985589 A JP31985589 A JP 31985589A JP 31985589 A JP31985589 A JP 31985589A JP H03179272 A JPH03179272 A JP H03179272A
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JP
Japan
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ground fault
circuit
earth
voltage
measured
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JP31985589A
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English (en)
Inventor
Takanori Aoki
青木 孝徳
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TENPAALE KOGYO KK
Tempearl Industrial Co Ltd
Original Assignee
TENPAALE KOGYO KK
Tempearl Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 発変型設備・工場設備の制御・警報表示のための電源と
して、蓄電池でバックアップされた非接地の直流回路が
用いられる。非接地の直流回路は、直流地絡過電圧継電
器によってのみ接地される。 はとんどの場合、非接地直流回路の接地は、アースを、
直流地絡過電圧継電器(64D)の内部で、正極P・負
極Nを抵抗分圧した中点VCに接続することだけによっ
て施こされる。ごくまれに、PN電圧を外れた直流電圧
に抵抗が接続された直流地絡過電圧継電器(64E)が
用いられることかある。 直流地絡過電圧継電器(64D)によって非接地の直流
回路の地絡が検出される。直流地絡過電圧継電器(64
D)は、非接地の直流回路に地絡が発生したことを、ア
ースへ流れ出す電流あるいはアースから流れ込む電流が
設定値を越えたのを検出するか、アース電圧のPNの中
点からのずれが、設定値を越えたのを検出するかによっ
て、検出し、外部に地絡の発生の警報を知らせる。直流
地絡過電圧継電器(64D)は普通、動作する地絡抵抗
値を設定することができる。直流地絡過電圧継電器(6
4D)は、動作したとき、正極Pに地絡が発生したか、
N極に地絡が発生したかを、ターゲットあるいは内蔵す
るリレーの接点で外部に知らせることができる。 本発明の表示装置は、直流地絡過電圧継電器(64D)
に内蔵されるか、または、直流回路に地絡が生じ直流地
絡過電圧継電器(64D)が動作したとき、直流地絡過
電圧継電器(64D)に置き換えて直流回路に接続され
る装置であって、非接地直流回路に存在する地絡の抵抗
値を表示する装置である。 本発明の表示装置は、接地を外してつなぎ込めは、接地
された直流回路においても、適用できる。 また、直流地絡過電圧継電器(64E)を用いた直流回
路においても使用できる。 【「地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)」につい
ての説明】 ここで、本発明で「地絡に関する値と表現している値に
ついて説明する。 「地絡に関する値」とは、地絡電圧
V2、合成地絡抵抗Rz、P極地絡譬抗Rp、N極地絡
抵抗RN、地絡率、直流地絡過電圧継電器(64D)と
同じ等価回路で測定した地絡抵抗値、等の値を示し、直
流回路の地絡の状態を表す値である。 地絡電圧V2とは、アースEに直流地絡過電圧継電器(
64D)を接続しないときの、定常状態のアースEの直
流電圧のことであり、さらに細かくいうと、地絡電圧V
zには、直流回路のとの電位点をO電位とするかによっ
て、P極基準地絡電圧V2P、  N極基準地絡電圧V
2N、中点基準地絡電圧V2C等がある。 P極基準地絡電圧V2Pとは、P極の電圧を0■として
測定したときの地絡電圧てあり、N横基準地絡電圧VA
Nとは、N極の電圧をOVとして測定したときの地絡電
圧である。また、中点基準地絡電圧V2Cは、正極P・
負極N間の中点Cの電圧をOVとしたときの地絡電圧で
ある。 地絡電圧Vzは例えば、直流回路のP極に抵抗Rて地絡
しているときには、直流回路のP極の電圧が地絡電圧と
なる。また、直流回路のN極に抵抗Rで地絡していると
きには、直流回路のN極の電圧が地絡電圧となる。また
、P極には抵抗R1で地絡しており、同時に、N極には
抵抗R2で地絡しているときには、P極の電圧とN極の
電圧とをR5対R2に分圧する電圧が地絡電圧となる。 合成地絡抵抗R2とは、等価的にみて、アースEと地絡
電圧の電位点との間に存在する抵抗値である。例えば、
P極に抵抗Rで地絡しているときの合成地絡抵抗は、 Rz=R となり、N極に抵抗Rで地絡しているときの合成地絡抵
抗は、 Rz”R となり、また、P極には抵抗R7で地絡しており、同時
に、N極には抵抗R2て地絡しているときの合成地絡抵
抗は、 Rz= (R1*R2)/ (R++R2)となる。 P極地絡抵抗Rρとは、地絡箇所が、P極またはN極に
限られるとしたときの、P極への地絡抵抗であり、N極
地絡抵抗Rsとは、地絡箇所が、P極またはN極に限ら
れるとしたときの、N極への地絡抵抗である。第9図は
P極地絡抵抗Rρ・N極地絡抵抗RNと、地絡電圧VZ
・合成抵抗Rzとの関係を示す図である。P極地絡抵抗
RpとN極地絡抵抗RNとは、P極またはN極以外の電
位点での地絡の可能性が大きいときには、良い表示値と
は言えない、また、直流回路のドロッパーの整流器側の
ような、PN間を外れる電位点で地絡が発生したときに
は、正確な値ではなくなる。しかし、P極またはN極て
地絡のおこる可能性が大のときは使用できるし、感覚的
に解りやすい表示値である。 第9図の例では、N極基準地絡電圧V2NはV2N= 
(VPE+VEN)*RN/ (RP+RN)で表され
、合成抵抗RZは Rz= RP* RN/ (R,P十RN)て表される
。この2式を変形すると、RP−RNをVzN−R2か
ら求める式が導出される。 地絡率Uaeとは、基準点Bの電圧を0とし、A点の電
圧を+1として、地絡電圧を表した比率で、%で表現す
ることもてきる。式で表すと、地絡率U0Ie=(地絡
電圧V2−基準点Bの電圧)/くA点の電圧−基準点B
の電圧)である。地絡率の例を揚げると、P極基準地絡
率υNPとは、直流回路のP極を基準点Bとし、直流回
路のN極をA点としたときの地絡率てあり、N極基準地
絡率UPNとは、直流回路のN極を基準点Bとし、直流
回路のP極をA点としたときの地絡率であり、中点基準
地絡率Upcとは、直流回路のPNの中点を基準点Bと
し、直流回路のP極をA点としたときの地絡率である。 地絡電圧と比較して、地絡率には、直流回路の電圧値を
気にする必要がないという利点がある。 また、PNを外れる電位点で地絡が発生したときにも、
地絡率と合成地絡抵抗Rzとは正確に求めらる。地絡率
と合成地絡抵抗Rzとは基本的な値であり、地絡率と合
成地絡抵抗RzとからP極地絡抵抗とN極地絡抵抗とが
求められる。しかし、地絡電圧を再現するには、他にP
N間の電圧等の電圧値が必要である。また、実際の直流
地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した
地絡抵抗値を求めるためには、さらに実際の直流地絡過
電圧継電器(64D)の内部抵抗を知る必要がある。 「直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測
定した地絡抵抗値」とは、直流地絡過電圧継電器(64
D)のアース電圧が、直流地絡過電圧FI!電器(64
D)の内部抵抗と、P極地絡抵抗あるいはN極地絡抵抗
のいずれか一方だけと、によってもたらされたとして、
測定しkときの地絡抵抗値である。 「直流地絡過電圧
継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡ぽ抗値
」は、地絡箇所の電位がP極またはN極以外の電位であ
るときは、実際の地絡抵抗値とは異なる。また、地絡箇
所の電位がP極またはN極てあったとしても、主たる地
絡箇所以外に地絡が存在すると、主たる地絡の地絡抵抗
値とは、異なってしまう。しかし、直流地絡過電圧継電
器(64D)は、 「直流地絡過電圧継電器(64D)
と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値」が直流地絡過電
圧継電器(64D)の設定値以下になったときに動作す
る継電器なのであるから、 「直流地絡過電圧継電器(
64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値」は直流
地絡過電圧継電器(64D)の動作感度を示す値である
。従って上記のように、実際の地絡抵抗値や主たる地絡
の地絡抵抗値と「直流地絡過電圧継電器(64D)と同
じ等価回路で測定した地絡抵抗値」とが一致しない場合
には、実際の地絡抵抗値よりも、むしろ「直流地絡過電
圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗
値」のほうが、現実的な表示抵抗値だということができ
る。 ただし、第9図のように地絡抵抗がP極にもN極にも存
在する場合や、地絡点の電位が正極P。 負極N以外の電位点であるような場合には、直流地絡過
電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵
抗値だけで地絡の状態を表示するのは不十分てあり、正
確に測定するためには、直流地絡過電圧継電器(64D
)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値以外の地絡に関
する値(例えば地絡率や合成地絡抵抗等)を測定表示す
ることが望まれる。 直流地絡過電圧継電器(64E)に代えて本発明の表示
装置を用いるときには、64Eと同じ等価回路に設定し
て測定した地絡抵抗値も地絡に関する値となる。また、
64Dや64E以外の、直流回路の地絡の検出警報装置
があれば、それに置き変える場合、それと同じ等価回路
にして測定した地絡抵抗値も地絡に関する値となる。 【従来の技術】 直流地絡過電圧継電器(64D)に内蔵され、アースへ
流れ出す電流を表示する装置として、特願昭54−17
268号の第3項の直流電線路地絡検出装置があった。 第1図は、特願昭54−17268号の第3項の直流電
線路地絡検出装置の表示部である。これは、地絡電流を
表示するもので、地絡抵抗を表示するものでは無かった
。 また、直流地絡過電圧継電器(64D)が動作したとき
に、手動で、P極・アース8間と、アースE−N極間と
に同じ抵抗値を持つランプを接続して地絡の度合を見た
り、あるいは、手動で、電圧計をP極・アース8間また
は、N極・アース8間に接続して地絡電圧を見たりする
ことが行われる。しかし、これらも、地絡抵抗を表示す
るものでは無かった。 地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)の内、合成地
絡抵抗RZと、P極基準地絡率UNPとを求める装置と
して、実願昭52−99893号の地絡抵抗計があった
。第2図は、実願昭52−99693号の地絡抵抗計の
原理図である。 この接地抵抗計1は、内部抵抗Reの電圧センサー3を
、リレーの接点群2によって3箇所の間につなぎ換えて
電圧の測定を行い、計算表示部4で表示を行う。電圧を
測定する3箇所とは、アースE・負極N間、正極P・ア
ース8間、それに正極P・負極N間である。アースE・
負極N間の電圧測定は、アースE・負極N間にRaの模
擬地絡を発生させ、そのときのアースE・負極N間型圧
を測定するのに相当する。同様に、正極P・アース8間
の電圧測定は、正極P・アース8間にRaの模擬地絡を
発生させ、そのときの正極P・アース8間電圧を測定す
るのに相当する。 実願昭52−99693号の符号を本発明の符号で表わ
すと、 R6=R+x+ VX=VENI Vv=Vpt2 Ve:VPE3+VEN3 P”UNP となる。 この地絡抵抗計は、本発明の符号を用いて記述すると、
アースE・負極N間に抵抗RINIを接続したときのア
ースE・負極N間型圧をVENIとし、正極P・アース
8間に抵抗RINIを接続したときの正極P・アース8
間電圧をV PE2とし、正極P・負極N間に抵抗RI
NIを接続したときの正極P・負極N間型圧を(V P
E3 + V EN3)としたときに、合成地絡抵抗R
zを、 Rz= ((VPE3+VEN8) / (VPE2+
VENI)  1) *RINI によって求め、P極基準地絡率UNPを、UNP:VP
E2/ (VPE2+VENI)によって求めて、計算
表示部4に表示する装置であった。 この接地抵抗計では、抵抗R+s+を、P極またはN極
に接続するのを前提としている。また、この接地抵抗計
では、RINIという抵抗値を用いて地絡に関する値(
地絡率と合成地絡抵抗)を算出している。また、この接
地抵抗計は、リレー群を必要とする。また、この接地装
置は測定量を同時に測定するのではなく、順番に測定す
るので、ノイズの多い直流回路や、電圧変動のある直流
回路においては、測定結果が不正確になり、かつ、地絡
に関する値(例えば合成地絡抵抗等)の表示更新に時間
がかかる。 【発明が解決しようとする課題】 <1>  従来の特願昭54−17268号の第3項の
直流電路地絡検出装置では、アースへ流れ出す電流を表
示していた。しかし、直流地絡過電圧継電器(64D)
の設定は抵抗値でなされるので、関連が解り難い問題点
があった。これは、ランプあるいは電圧計の接続による
表示方法にも言える問題点であった。また、従来の特願
昭54−17268号の第3項の直流電路地絡検出装置
には、同じ地絡抵抗に対して、直流回路電圧が変わると
電流値が変わってしまうという問題点があった。ランプ
の接続による方法には、ランプの明るさを比較して地絡
の度合を判断するのであり、精度のある方法でないとい
う問題点があった。電圧計の接続による方法には、電圧
計の内部抵抗が測定値に影響を及ぼすという問題点があ
った。これらをまとめると、従来の装置には、地絡抵抗
を表示せず、しかも不正確であるという課題があった。 〈2〉 従来の実願昭52−99693号の地絡抵抗計
によって、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)の
内の合成地絡抵抗Rzと、P極基準地絡率UHρとを求
めることができる。しかし、この方法では、平成元年7
月28日出願の直流回路接地装置に適用した場合に、合
成地絡抵抗RzとP極基準地絡率UNPとを求めること
ができないという問題点があった。 平成元年7月28日特許出願の直流回路接地装置は、出
力回路を電子的に制御することによって、アース・直流
回路間に正弦波電圧を生じさせ、同時にアースへの直流
出力条件を設定することのできる直流回路接地装置であ
る。この装置で選択する内部電圧の例を第17図に示す
。内部電圧は低周波の正弦波を含んでいる。しかし、以
下に、求められないという問題点を詳述する際には、内
部電圧についても内部抵抗についてもその平均した値に
ついて取り扱う。 求められない理由の第一は、上記の直流回路接地!!置
では、等値出力回路で内部抵抗へ印加される内部電圧と
して、PNの間の、P極またはN極の電圧でない電圧を
採用しているからである。さらに、上記の直流回路接地
装置では、印加する内部電圧自体も、アース・直流回路
間のインピーダンスや、アース・直流回路間のノイズ電
圧により2%程度変化する。即ち、上記の直流回路接地
装置では、等何回路の内部電圧が、P極ないしN極でな
くしかも一定でない。これに対して従来の地絡抵抗計で
は、印加電圧がP極電圧あるいはN極電圧であることを
、計算式導出の前提条件としているのであるから、従来
の地絡抵抗計の技術を上記の直流回路接地装置に用いて
も、合成地絡抵抗RzとPF5基準地絡率UN0とを求
めることはできなかった。 ただし、ここでいう直流接地H置の内部電圧は、直流回
路接地装置を直流回路に接続しておき、直流回路に悪影
響を与えない抵抗を通してアースEに直流電圧を外部か
ら印加し、印加した外部直流電圧を調整して、直流回路
接地装置からアースEへ流れる直流電流が0になるよう
にしたときに測定した、アースEの直流電圧である。 求められない理由の第二は、上記の直流回路接地装置で
は、等値出力回路での内部抵抗を一定にてきないことで
ある。上記の直流回路接地装置では、内部抵抗は、アー
ス・直流回路間のインピーダンスや、アース・直流回路
間のノイズ電圧により、2%程度変化し、しかも装置側
で内部抵抗の値を知ることができない。即ち、上記の直
流回路接地装置では、等値出力回路の内部抵抗が一定で
はない、これに対して従来の地絡抵抗計では、内部抵抗
が一定であることを、計算式の導出の前提条件としてい
るのであるから、従来の地絡抵抗計の技術を上記の直流
回路接地装置に用いても、合成地絡抵抗R2とN極基準
地絡率UNPとを求めることができなかった。 ただし、ここでいう直流接地装置の内部抵抗とは、模擬
地絡を発生させ、その抵抗値をいろいろ変えるたびに、
上述の直流回路接地装置の内部電圧と、アースEの直流
電圧と、直流回路接地装置からアースEへ流れる直流電
流とを測定したとき、それから求められる抵抗値である
。 このように、従来の地絡抵抗計では、上記の直流回路接
地装置のような、等値出力回路の内部電圧も内部抵抗も
変化する装置では、地絡に関する値(例えば地絡率や合
成地絡抵抗等)を求められないという課題があった。 〈3〉 従来の実願昭52−99693号の地絡抵抗計
ては、測定量を順番に1つづつ測定するので、ノイズの
多い直流回路においては、測定する間に値が変動してし
まい正確な測定ができなかった。即ちノイズの多い直流
回路においては正確な測定が出来ないという課題があっ
た。 〈4〉 従来の実願昭52−99693号の地絡抵抗計
では、地絡抵抗を求めるのに3回順番に測定する必要が
あるので表示の更新に時間がかかっていた。特に、対地
静電容量が多い直流回路においては、正確な値を求める
のには、測定回路を切り換えた後に十分に安定させなく
てはならないので、表示の更新に必要な時間が長くなっ
ていた。 また、電圧センサーとして内部抵抗の大きなセンサーを
用いると測定時間がさらに長くなっていた。 即ち従来の地絡抵抗計では、表示の更新に時間がかかる
という課題があった。 く5〉 従来の実願昭52−99693号の地絡抵抗計
で地絡に関する値を正確に求めるためには、抵抗R!N
lが極めて安定した値でなくてならない。従ってワット
数が高く高精度の、高価な抵抗を使用しなくてはならず
、また、半固定抵抗で調整しなくてはならなかった。ま
た、抵抗RIN+を直流回路に接続するために、耐電圧
の大きなリレー群を用いなければならず、結果として、
高価で大きくなるという問題点・課題があった。 本発明の目的は、直流地絡過電圧継電器(64D)と同
じ・等価回路で測定したときの地絡抵抗値を表示する装
置を提供し、地絡に関する値を解り易く表示することと
、さらに、等値出力回路の内部電圧も内部抵抗も変化す
る装置では、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)
を求められないという課題を解決し、ノイズの多い直流
回路においても正確に地絡に関する値(例えば合成地絡
抵抗等)を測定し、表示の更新が早く、しかも安価て小
形の地絡抵抗の表示装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 本発明の基本となる手段は、請求項1て請求しており、
直流回路の正極P、負極N、アースEに接続される装置
に、アースEへの出力電流IEと、正極P・デー22間
の電圧VPEと、アースE・負極N開の電圧VENとの
、3測定量を同時に測定する機能を付加し、測定した3
測定量から、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)
を計算して表示する手段である。 請求項20手段は、請求項1の装置で3測定量を測定す
るときのアースEへの等値出力回路を直流地絡過電圧継
電器(64D)と同じ、PNの中点電圧VCとアースE
との間に内部抵抗RIN0が接続された等値出力回路に
し、このときに同時に測定する3測定量すなわち、アー
スEへの出力電流IEeと、正極P−アースE間の電圧
VPE0と、アースE・負極N間の電圧V EN0とか
ら、直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で
測定した地絡抵抗値R6400を計算して表示する装置
であって、アースEへの出力電流1teがOのときには
、直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測
定した地絡抵抗値Ranoaが表示範囲を外れることを
表示し、アースEへの出力電流■εBが正のときには、
直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定
した地絡抵抗値R84D0を、Raaos= V EN
0/ I eeによって計算して地絡の極性と共に表示
し、アースEへの出力電流■εeが負のときには、直流
地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した
地絡抵抗値Raaosを、 R84Dll= V PE@/ (−I El)によっ
て計算して地絡の極性と共に表示する手段である。 請求項30手段は、請求項1の装置によって、3測定量
をアースEへの等値出力回路を変えて2度測定し、最初
の測定では、アースEへの等値出力回路を、直流電圧V
+とアースEとの間に内部抵抗RENIが接続された等
値出力回路にして、アースEへの出力電流IEIと、正
極P・アースE間の電圧V PEIと、アースE・負a
N間の電圧VENIとの301定量を同時に測定して記
憶し、2度目の測定では、アースEへの等値出力回路を
、■1とは異なる直流電圧V2とアースEとの間に内部
抵抗RIN2が接続された等値出力回路に変えて、その
ときの、アースEへの出力電流IE2と、正極P・アー
スE間の電圧VPE2と、アースE・負極N間の電圧V
EN2とを同時に測定し、これらの6測定jI (I 
t+。 V PE1.  V EN0  1 [2T  Y P
E21  V EN2)を用イテN地絡に関する値(例
えば合成地絡抵抗等)を計算して表示する手段である。 請求項4の手段は、請求項2をもっと簡略に実現できる
ようにしに手段であり、直流回路の正極P、負極N、ア
ースEに接続される装置のアースEへの等値出力回路を
、直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ、PNの中点
電圧VCとアースEとの間に内部抵抗RIN0が接続さ
れた等値出力回路にし、アースEへの出力電流■ε8と
、正極P・アースE間の電圧V pEsと、アースE・
負極N間の電圧V ENIとの中から、必要な電気量を
選んで、それにより、内部抵抗がRIN0であり内部電
圧がVCである直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ
等価回路で測定した地絡抵抗値R51nsを、計算して
表示する手段である。 請求項5の手段は、地絡の無いときの地絡に関する値(
例えば合成地絡抵抗等)を設定することができる請求項
3の装置であって、表示するときには、そのときに測定
した地絡に関する値と、設定した地絡に関する値とから
、補正した地絡に関する値を計算して表示する表示装置
である。 請求項6の手段は、通常は請求項2の手段を用い、必要
なときには請求項30手段を用いる表示装置を具体的に
述べた手段であって、共通部分は請求項1の手段であり
、正極P・アースE間の電圧を電圧検出回路7と増幅・
積分回路9を介してAD変換・演算回路10で測定し、
アースE・負極N間の電圧を電圧検出回路7と増幅・積
分回路9を介してAD変換・演算回路10て測定し、ア
ース電流を電流検出回路8と増幅・積分回路9を介して
AD変換・演算回路10て測定し、それぞれの増幅・積
分回路9はAD変換・演算回路10によって電圧・電流
が同時に増幅・積分されるように制御され、それによっ
て同時に測定した3測定量を用いて地絡に関する値を計
算して表示する手段であって、通常は、請求項2の装置
となり、出力回路6が、AD変換・演算回路10によっ
て、アースEへの等値出力回路が直流地絡過電圧継電器
(64D)と同じ、PNの中点電圧VCとアースEとの
間に内部抵抗R+Naが接続された等値出力回路になっ
ており、そのときに同時に測定した正極P・アースE間
の電圧VPEeと、アースE・負極N間の電圧V EN
Iと、アース電流IEsとの3測定量から、アースEへ
の出力型WiE@がOのときには、直流地絡過電圧継電
器(64D)と同じ等価回路で測定しに地絡抵抗値Re
aosが表示範囲を外れることを表示し、アースEへの
出力電流IE0が正のときには、直流地絡過電圧継電器
(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値Rea
plIを、Reaoe= V EN0/  I  EB
によって計算して地絡の極性と共に表示し、アースEへ
の出力電流IE0が負のときには、直流地絡過電圧継電
器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗[Re
aoぎを、 R64D0= V pEe/ (I Ell)によって
計算して地絡の極性と共に表示する手段であって、必要
なときには請求項3の手段を用いて、出力回路6をAD
変換・演算回路10によって、直流電圧VlとアースE
との間に内部抵抗RN1が接続された等値出力回路にし
て、そのときの、アースEへの出力型1ftEIt+と
、正極P・アースE閏の電圧VPE1と、アースE・負
極N間の電圧V。 Nlとの3測定量を同時に測定して記憶し、ついで、出
力回路6をAD変換・演算回路10によって、Vlとは
異なる直流電圧v2とアースEとの間に内部抵抗RIN
2が接続された等値出力回路に変えて、そのときの、ア
ースEへの出力電流IE2と、正極P・アースE間の電
圧VPE2と、アースE・負極N間の電圧■い2とを同
時に測定し、これらの6測定fl (IEI、  VP
E0  VEN0  IE2.  VPE21  VE
N2)を用いて、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗
等)を計算して表示する手段である。 請求項7の手段は、本発明によって直流地絡過電圧継電
器(64D)で測定した地絡抵抗値を計算・表示する装
置において、その値によって直流回路の地絡の有無を判
定し報知する機能を付加する手段である。 なお、本発明で「表示する」としている部分は表示に限
らず、プリント出力、R5232C等による伝送でもよ
い。 【作用】 [請求項10作用] 第3図は本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示
装置の一実施例であり、第4図と第5図とは、本発明の
請求項1の一部分のさらに詳細な実施例である。第4図
と第5図については、 【実施例】で説明する。第3図
は請求項6の説明図としても用いる。 第3図は本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示
装置の一実施例であり、本発明の請求項1の直流回路の
地絡抵抗の表示装置の一実施例5が、直流回路の正極P
、負極N、アースEに接続されている。 出力回路6は、AD変換・演算回路1oによって制御さ
れ、等値出力回路を設定する。 出力回路6の内部電圧
が、PNの中点VCに設定された場合の例を第16図に
示す、第16図の出力回路6の内部電圧は、P−Nのそ
れぞれに、同じ値の抵抗が接続されるので、PNの中点
電圧VCになる。アース電流は、アースEへ流れる電流
が抵抗を通るときの電圧降下を元にして電流検出回路8
で検出している。また、平成元年7月28日特許出願の
直流回路接地装置の出力回路6の内部電圧の三種類の例
を第17図に示す。 出力回路6は電流量を電流検出回路8に送る。 その信号はさらに9にもたらされるが、9は、増幅・積
分回路であって、第3図の例では、AD変換・演算回路
10によって制御されており、3個の増幅・積分回路9
は、同じ時間だけ信号を増幅・積分する。アース電流I
Eは、出刃回路6.電流検出回路8.増幅・積分回路9
を経由して、AD変換・演算回路10に読み込まれる。 7は電圧検出回路であり、正極P・アース8間電圧V0
Eや、アースE・負極N間電圧VENを検出して、その
信号を増幅・積分回路9に送る。正極P・アース8間電
圧VPEは、電圧検出回路7.増幅・積分回路9を経由
してAD変換・演算回路10に読み込まれる。アースE
・負極N間電圧VENは、電圧検出回路7.増幅・積分
回路9を経由してAD変換・演算回路10に読み込まれ
る。 10はAD変換・演算回路であり、3測定量すなわち、
VPE、  VEN、  IEを測定し、それから地絡
に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を算出する。 l】は表示回路であり、AD変換・演算回路lOで計算
した地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を表示す
る。 従って、第3図の、本発明の請求項1の直流回路の地絡
抵抗の表示装置の一実施例6は、直流回路の正極P、負
極N、アースEに接続される装置てあって、アースEへ
の出力’RK I Eと、正極P・アース8間の電圧V
PEと、アースE・負極N間の電圧VENとの、3測定
量を同時に測定する8N能があり、測定した3測定量か
ら、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を計算し
て表示する、直流回路の地絡抵抗の表示装置である。 請求項1は、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)
を表示するのであるから、地絡抵抗を表示しないという
!!題<1>を解決する表示装置である。 また、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)の算出
に、3測定値を使用し、出力回路6の内部電圧値と内部
抵抗値を用いないのであるから、等値出力回路の内部電
圧も内部抵抗も変化する装置では、地絡に関する値(例
えば合成地絡抵抗等)を求められないという、課題く2
〉が解決される。 増幅・積分回路9は、V PE、  V EN、  I
 E(7) 3信号のそれぞれを同じ時間だけ増幅・積
分する。増幅・積分回路9の同時性には、同一の時間の
間に3つのアナログ量をそれぞれ積分することにより、
直流回路・アース8間のノイズとは岬関係に、3測定量
が求められるという性質がある。ことに、直流回路・ア
ース間に期待される波形の周期の整数倍、できれば偶数
倍の時間だけ積分するようにすれば、雑音が平均されて
Oになり、さらに、直流回路・アース8間のノイズの影
響を受は難くくすることができるや 本発明の同時性の
おかげで、直流回路接地装置が、直流回路・アース8間
に低周波の交流を生じさせるものであっても、正確に測
定ができ、ノイズに弱いという、y、題く3〉が解決さ
れる。 なお、増幅は常時行い、積分だけ同時に行うこともでき
る。 3測定量はすべて、アース電位点に対する測定量であり
、アース電位点にアナログ・ディジタル変換器を設けれ
ば、第4図や第5図に一実施例を示すよ−)に、簡単な
回路で測定でき、リレー群が不要になり、出力回路のワ
ット数の高い抵抗も高精度を必要とせず安価なものが使
用できるので、高価で大きいという、課題〈5〉が解決
される。 本発明において精度が必要なのは、電圧と電流であるが
、これらの計測は確立されており容易に高精度にするこ
とができる。 以上をまとめると、本発明の請求項1は、測定した3測
定量を元にして、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗
等)を計算して表示するものであるので、課題<i>の
、地絡抵抗を表示しないという問題点を解決し、地絡に
関する値(例えば合成地絡抵抗等)を算出するのに出力
回路の内部電圧値や内部抵抗を用いないので、課題く2
〉の、等値出力回路の内部電圧や内部抵抗が変化する装
置では地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を求め
られないという問題点を解決する。また、3 i0定量
を同時ごこ測定するので、地絡が変動していても、また
、直流回路にノイズがあっても、その時点の地絡抵抗値
が正確に測定できるので、課題く3〉のノイズに弱いと
いう問題点を解決し、簡単な回路で1lll定でき、リ
レー群が不要になるので、安価・小形になり、課題〈5
〉の高価で大きいという問題点を解決する。 なお、第3図によれば、出力回路6はAD変換・演算回
路10によって、等値出力条件を設定されているが、直
流地絡過電圧′aI電器(64D)と同L・等価回路て
測定した地絡抵抗だけを測定・表示するときには、AD
変換・演算回路10から制御する必要は無く、等値出力
条件を固定する回路にしておきさえすれば良い。 なお、計算した地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等
)をR3232Cなどのシリアル通信路を通しlて送信
することが可能である。また、プリンターに印字させる
ことが可能である。このような場合、表示回路1】は用
いなくても、シリアル通信路の受信側で表示できるので
あるから、表示回路0は省略することが可能である。 また、サンプルホールド回路は、増幅・積分回路9て行
ってもよいし、AD変換・演算回路10て行ってもよい
。 [請求項2の作用] 第6図・第7図・第8図は、本発明の請求項2の等値出
力回路を示している。第6図・第7図・第8図において
、本発明の請求項1の一実施例5は、等値出力回路が、
直流電圧VCの電位点と、アースEとの間に内部抵抗R
INl]が接続された回路であり、測定する3測定量は
、アースEへの出力電流■ε6(装置からアースEへ流
れる方向を正とする電dテ)と 王様P・アース8間の
電圧VPE8と、アーAE: −’A g!N間ノli
圧■EN0トチアル。 第6 j、I a、t iY流回路ζこ地絡がないとき
の等価回路であり、第7図は直流回路にP極の連絡があ
るときの等価回路であり、第8図は直流回路にN極の地
絡があるときの等価回路である。 第6図のように直流回路に地絡がないときには、表示装
置の一実施例5とアースEとの間には電流が流れず、第
6図のIE0は0になるので、直流過電圧継電器(64
D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値R5aneが
表示範囲を外れることを表示する0例えば、表示の上限
値が99にΩであるならば、数字99を点滅させる。地
絡の極性は表示しない。 第7図のように直流回路にP極の地絡があるときには、
アースEから表示装置の一実施例5の中点電圧VCに電
流が流れ、第7図の向きのアース電流■E0は負になる
ので、 R6aolI= V pEe/ (I Elf)によっ
て、直流過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定
した地絡抵抗値Reaneを計算して地絡の極性と共に
表示する。なお、計算した地絡抵抗値Re<ollが、
表示の上限を越えるときには、地絡抵抗値R6400が
表示範囲を外れることを表示する。このときは、地絡の
極性は表示しないようにすることができる。また、表示
の上限値より大きい極性表示の上限値を設けて、その値
以下なら極性を表示し、その値を越えたら極性表示を消
すようにすることもできる。地絡の値が表示の上限値を
越えるときの取扱は、以下の説明でも同様とし、省略す
る。 第8図のように直流回路にN極の地絡があるときには、
表示装置の一実施例5の中点電圧VCからアースEへ電
流が流れ、第8図の向きのアース電流IεBは正になる
ので、 Reaoe= V ENa/  I  Ellによって
、直流過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定し
た地絡抵抗値Ranoeを計算して地絡の極性と共に表
示する。 地絡の極性の表示は、LCDデイスプレィにP。 Nまたは+、−を表示することもてきるし、P。 Nまたは+、−または正・負のランプまたはターゲット
によって表示することもてきる。また、別回路で極性の
表示が提供されているときには省略することができる。 また、正負を扱うことのできる計算機を用いる場合は、
■εeが0でないとき Raaos= −V EN0/ I Ellによって計
算してR64D0を表示することができる。 本発明の請求項2の表示装置により表示する、直流地絡
過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡
抵抗値Reao@は、直流回路に、正極PからアースE
へのP極の地絡抵抗または負極NからアースEへのN極
の地絡抵抗の、どちらか一方の極だけの地絡が存在し、
他の極へは地絡が存在しないときには、地絡抵抗値と一
致し、直流回路電圧の影響を受けない正確な地絡抵抗値
である。通常、直流回路は地絡が存在しないように保た
れ、地絡は多くの場合、P極ないしN極のどちらか一方
だけに発生するので、本発明の請求項2の表示は現実的
な表示値ということができる。 なお、地絡が発生して直流過電圧継電器(64D)が動
作したときには、自動的に請求項2の装置を起動して直
流過電圧継電器(64D)を切り放し、直流地絡が無く
なったときには、請求項2が自動的に復帰して直流過電
圧継電器(64D)を接続するように構成した場合、請
求項2と直流地絡過電圧継電器(64D)との動作感度
を合わせておかないと、請求項2が地絡が無くなったと
して自動復帰したときに64Dはまだ地絡が有るとして
再び動作するという無限繰り返しループに入ったり、6
4Dが動作しない地絡Zこまで絶縁、が戻っているのに
もかかわらず請求項2が地絡有りとして、いつまでたっ
ても復帰しなかったり、という不具合が生じるので、む
しろ、請求項2の、直流地絡過電圧継電器(64D)と
同じ等価回路で測定した地絡抵抗値R6401+の表示
は、積極的に採用すべきなのであり、現実的な表示値と
いうこうができる。 従って、本発明の請求項2の表示装置は、内部抵抗がR
INI!である直流過電圧継電器(64D)と同じ等価
回路で測定した地絡抵抗値R5aolIを表示するので
、課題く1〉で述べた、地絡抵抗を表示せず、しかも不
正確であるという課題を解決した、分かりやすい現実的
な表示装置である。 本発明の請求項2の表示装置には、測定・表示するため
の時間が短いという長所がある。まず、計算・表示のた
めに必要な3測定量を同時に測定するので、リレーで測
定箇所を3回切り換えてその度に回測定していた従来の
実願昭52−99693号の地絡抵抗計よりも早くなる
。次に、本発明の請求項2の表示装置では、内部等価回
路を切り変える必要がなく、リレーで測定箇所を切り替
える必要もないことから、内部等価回路を一定にしたま
ま測定・表示を連続的に行うことができるのて、連続し
て測定する場合には、切り変えに後の安定時間待ちが不
要であり、測定・表示に必要な時間を要するだけであっ
て、従来の技術と比較すると極めて高速な測定ができる
。従って、本発明の請求項2の表示装置は、直流地絡過
電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵
抗R5apI+を表示するようにしkことによって、課
題く4〉で示した、表示の更新に時間がかかるという従
来の技術の欠点を解決しに高速の表示装置である。 また、請求項2には、請求項3と合わせて実施するとき
に、請求項1を共有することができるという長所がある
。 請求項2はアナログ除算器を用いてアナログで実現する
こともてきる。 [請求項3の作用] 本発明の請求項2の表示装置には次のようなときに、表
示値R64DSが正確でなくなるという短所があるので
、正確に地絡の状態を把握するためには、本発明の請求
項2の地絡抵抗値R6400以外の、地絡に関する値を
求める必要がある。それを表示する表示装置が、本発明
の請求項3の表示装置である。 表示1+0Raaosが正確でなくなるときの例を示す
と、まず、正極Pまたは負極N以外の電位点から地絡が
生じていたり、複数の地絡抵抗が存在するときには、R
64D+1は正しい抵抗値とは言えない。 ただし、本発明の請求項2の表示装置の表示値R84D
@が、正しい抵抗値からずれるときには、実際に設置さ
れている直流地絡過電圧継電器(64D)の動作点も同
じ傾向でずれるので、本発明の請求項2の表示[Rea
nsは現実的な表示値だと言うことができる。 表示値ReJoeが正確でなくなるときの他の例を示す
と、表示装置の内部抵抗RIN0が、実際に設置されて
いる直流地絡過電圧継電器(64D)の内部抵抗RIl
lと違う場合に複数の地絡が存在するときには、実際に
設置されている直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ
等価回路で測定した値とは異なってしまう。ただし、表
示装置の内部抵抗RN2を、直流地絡過電圧継電器(6
4D>の内部抵抗の平均的な値にしておけば、内部抵抗
の差が少なくなるので、Rwo@が、実際に設置されて
いる直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で
測定した値に近い値になるし、複数の地絡が同時に発生
することは少ないので、本発明の請求項2の表示値Ra
ao[lは現実的な表示値だと言うことができる。 第9図は地絡電圧Vzと合成地絡抵抗Rzとの説明図で
あるが、地絡抵抗がP極にもN極にも存在する場合や、
地絡点の電位が正極P、負極N以外の電位点であるよう
な場合には、直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等
価回路で測定した地絡抵抗値だけで地絡の状態を表示す
るのは不十分であり、直流地絡過電圧継電器(64D)
と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値以外の地絡に関す
る値(例えば地絡率や合成地絡抵抗等)を測定表示する
ことが望まれるのである。例えば、第9図においてRP
”RN=400Ωのとき、Rs a o @ =C□と
なる。このとき、地絡率UPN=0. 5.  合成地
絡抵抗R2=200Ωである。 従って、直流回路の地絡の状態を正確に把握するために
は、本発明の請求項2の地絡抵抗値R64,6以外の、
地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を求める必要
があり、それを表示する表示装置が、本発明の請求項3
の表示装置である。 第10図・第0図は本発明の請求項30等価出力回路に
関する図面であって、第10図は本発明の請求項3の最
初の測定の等値出力回路の図面であり、第0図は本発明
の請求項302度目の測定の等値出力回路の図面である
。第10図・第0図において、5は本発明の請求項1の
直流回路の地絡抵抗の表示装置の一実施例である。 本発明の請求項3における最初の測定では、第10図ζ
こ示すように、等値出力回路を、直流電圧v1とアース
Eとの間に内部抵抗RIN+が接続された回路にし、そ
のときにアースEへの出力電流Iε1と、正極P・アー
スE間の電圧VPE、と、アースE・負極N間の電圧V
EN1との3測定量を同時に測定して記憶する。第10
図の地絡率UとしてNFii基準地絡率UPSを選ぶと
、N極基準地絡率UPNと3測定量との間には VENI  UPN* (VPEI+ VENI) =
 Rz木IE+ という関係式が成り立つ。 本発明の請求項3における2度目の測定では、第0図に
示すように等値出力回路を、直流電圧■2とアースEと
の間に内部抵抗RIN2が接続された回路にし、そのと
きにアースEへの出力電流■E2と、正極P・アース8
間の電圧VPE2と、アースE・負極N間の電圧VEN
2との3測定量を同時に測定する。第0図の地絡率Uと
してN極基準地絡率UPNを選ぶと、N極基準地絡’J
Upsと3測定量との間には VEN2−UPN* (VPE2+VEN2) =Rz
木E2 という関係式が成り立つ。 ここで、式を簡単にするために、変数に、  L。 M、  Qを導入し K = VPE2* VENI−VPEI本V EN2
L = I El *  (V pε2+VεN2) 
  IE2*(V PEI + V ENI) M ” I El木V EN2  I E2木VεNI
Q=  IEI*VPE2−  IE2*VPEIとす
ると、本発明の請求項302つの関係式から、N極基準
地絡率UPNが Ups”M/し て求められ、合成抵抗Rzが Rz”K/L で求められる。ただし、L、  M、  QにはL =
M+ Q という関係がある。 L=Oの状態は通常の安定した地絡では発生しない、L
=0になるのは地絡が変動しているためと考えられるの
で、0割り算の発生ないし地絡の変動を表示部に表示し
て、再び本発明の請求項3の測定・表示を行うことがで
きる。その場合、前回の2度目の3測定量を、再測定の
最初の3測定量として使うと、早く測定・表示ができ、
課題く4〉の表示の更新に時間がかかるという問題点を
改善できる。 地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)の別の例とし
て、P極地絡抵抗RρとN極地絡抵抗Rsとを、本発明
の請求項3の2つの関係式から求めると、P極地絡抵抗
Rpは Rρ=に/M となり、N極地絡抵抗RNは RN = K / Q となる。 MまたはQがOになるのは、完全地絡(OkQ地絡)の
ときであるので、アース電流IEの正負、または、正極
P・アース8間電圧VPEとアースE・負極N間電圧V
ENとの大小間係から地絡径を決定し、完全地絡である
ことを地絡径と共に表示する。 連続して本発明の請求項3の測定を行う場合には、前回
の2度目の3測定量を、次の測定量の最初の3測定量と
して使い、新たな3測定量の測定値をその都度、2度目
の3測定量として計算・表示すると、早く表示の更新が
でき、課題〈4〉の、表示の更新に時間がかかるという
問題点が改善される。 また、請求項3は、2回の状態切り替えで地絡に関する
値(例えば合成地絡抵抗等)をもとめることができ、従
来の実昭願52−99693号の3回に比べて少なくな
っているので、従来よりも、課題〈4〉の、表示の更新
に時間がかかるという問題点が改善されている。 請求項3を用いれば、請求項3のvl・■2は相異なる
直流電圧でさえあれば、任意の直流電圧でも良いのであ
るから、課題〈2〉の、等値出力回路の内部電圧が変動
する装置では測定できないという問題点を解決できる。 ただし、vI−V2をPNに一致させることもできる。 また、■1・■2の中間電位を、PNの中点電圧VCに
なるようにすると、PNからみて対象的な測定ができる
。 なお、PNN電電圧一定であると仮定し、VPEI+ 
VENI= VPE2+ VEN2が成り立つとすると
、変数に、  L、  M、  Qおよび地絡に関する
値(例えば合成地絡抵抗等)はもっど簡単な式になるが
、PNN電電圧変動は実際に観測されるし、集積回路の
高密度化に伴い、この程度の四則演算は、簡略化しなく
ても簡単に実現することができるので、その式は記述し
ない。 [請求項40作用] 請求項4は、請求項2をもっと簡略に実現できるように
した表示装置であり、直流回路の正極P負F5N、  
アースEに接続される装置の、アースEへの等価出力回
路を直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ、PNの中
点電圧VCとアースEとの間に内部抵抗RINBが接続
された等価出力回路にし、アースEへの出力tilεe
と、正極P・アース8間の電圧VPE0と、アースE・
負極N間の電圧VEN8との中から、必要な電気量を選
んで、それにより、内部抵抗がRINBであり内部電圧
がVCである直流地絡過電圧m電器(64D)と同じ等
何回路で測定した地絡抵抗値Raao@を、計算して表
示する表示H置である。 Raaoeを求めるのに必要な電気量は、Re5oe=
凶のときにはIEllだけであり、そのほかのときには
IEsを含む2つの電気量である。従って、3測定量を
全部測定しなくても、必要な電気量だけを選ぶようにす
れば、R6aoeの計算表示をすることができるので、
部品数の少ない表示装置が実現できる。また、一つの増
幅・積分回路で、電気量を切り替えて測定するようにす
れば、さらに部品数を削減することができる。従って安
価・小形になり、課題く5〉の高価で大きいという問題
点を改善できる。ただし、その場合は、同時に測定しな
いのであるから、表示の精度が低下する。 VPEll+  VEj1@を電圧比較して選択し、そ
れとTεeでRezosを計算することもできるが、V
Cが一定という条件が満足されないと不正確になるし、
■1.の正負とVPEs、  VENllの選択が一致
しない場合もあるので、 IE@によって電圧を選択し
た方が正確にR64Dllが測定できる。 なお、請求項2・請求項4の計算は、ディジタル的に行
うこともてきるし、アナログ除算器を用いて行うことも
てきる。また、本発明の表示は、ディジタル的に行うこ
ともてきるし、アナログ的に、例えばメーターによって
行うこともてきる。 請求項4は、直流回路の電R落ちに対して注意が必要で
ある。アース電流がOになるので、プツトアース表示を
する可能性が有るからである。これに比べて請求項2は
、PNN電電圧容易に計算できるため、電R落ちは簡単
に検出てきる。また、請求項2には、請求項2をディジ
タル的に実現すると、請求項3や請求項5を簡単に追加
できるという発展性がある。 [請求項5の作用] 請求項5の装置は、請求項3の装置に、地絡の無いとき
の地絡に関する傾く例えば地絡率や合成地絡抵抗等)を
設定する機能を追加した表示装置であり、据置形にする
場合は装置に記憶機能を設けて実現し、携帯形にする場
合は、手動設定やカード設定等で実現する。第14図は
、地絡の無いときの地絡に関するl1i(0の添え字の
符号)と、表示するときに測定した地絡に関する値(1
の添え字の符号)と、補正した地絡に関する値(2の添
え字の符号)との関係を、地絡率と合成地絡抵抗につい
て示した図面である。第14図から、Upx+= (U
PN9* R22+ UPN2* Rz@) /(R2
B+ R22) Rz+”Rzs*Rz2/ (R20+R22)が成り
立つので、補正した地絡に関する値(2の添え字の符号
)は、地絡率と合成地絡抵抗について記述すると、 UPS2=(UPNl*R20UPNll*RZl)/
(Rz@−Rz+) R22=R20木R21/ (Rz@−Rz+)となる
。 請求項5によれば、地絡の無いときの状態をキャンセル
できるのであるから、直流地絡過電圧継電器(64D)
を直流回路から切り放さずに地絡に関する値(例えば合
成地絡抵抗等)を測定し、それをO添え字の値とすれば
、表示するときも64Dを切り放さずに測定した、地絡
に関する値くlの添え字の値)から、真の地絡に関する
値(例えば合成地絡抵抗等)を補正して正しく表示する
ことができる。その場合、0添え字の値は、64Dに起
因する値である。 請求項3で測定した、直流地絡過電圧継電器(64D)
と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値R6JDllは、
内部抵抗がRIN0である等価回路で測定したものであ
る。しかし実際の64Dの内部抵抗は、これと異なる可
能性がある。実際の64Dの内部抵抗なRINYとする
と、請求項3で測定した、直流地絡過電圧継電器(64
D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値Reaoeは
、実際の直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回
路で測定した地絡抵抗値Rsaoyとは異なる可能性が
ある。 これに刻して請求項5によれば、実際の直流地絡過電圧
継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値
R64DYを正確に表示することができる。64Dが接
続されたままで地籍に関する値(例えば合成地絡抵抗等
)を計算することとすると、第15図に示すように、6
4D (Oの添え字の値)に、表示するどきの地絡(2
の添え字の値)が接続された等価回路が得られる。従っ
て、この状態てUpseとU PN2との大小間係によ
って、アースEから正極Pまたは負極Nへの、直流地絡
過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡
抵抗値を算出すれば、それが、実際の直流地絡過電圧0
!電器(64D)と同じ等価回路で測定した値と一致す
るのである。なお、第15図においで、 R20=RINY UPN[l=0.  5 である。このとき請求項5のユーザーは、64Dの内部
抵抗RINYを測定する必要がないので、請求項5はユ
ーザーに面倒な操作を要望するものではない。 [請求項6の作用コ 本発明の請求項6の図面として第3図を用いる。 第3図は本発明の請求項1の直流回路の地籍抵抗の表示
装置の一実施例でもあり、第3図の請求項1としての作
用は既に[請求項1の作用]て述べた。そこで、本発明
の請求項6の請求項1としての作用は既知として、請求
項2としての作用と請求項3としての作用とについて述
べる。 請求項6は、通常は請求項2として動作する。 このとき第3図の出力回路6を、AD変換・演算回路1
0によって、アースEへの等値出力回路が直流地絡過電
圧継電器(64D)と同じ、PNの中点電圧VCとアー
スEとの間に内部抵抗RINBが接続された等値出力回
路に設定する。このとき、■3,8と、V EN0と、
TEflとの3測定量を同時に測定し、それから、直流
地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した
地絡抵抗値R6400を計算・表示する。 アースEへの出力電流IE0がOのときには、直流地絡
過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡
抵抗値R6aveが表示範囲を外れることを表示する。 アースEべの出力電流IEeが正のときには、直流地絡
過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡
抵抗値R6aoeを・ R5aoe= V EN0/ I E@によって計算し
地絡の極性と共に表示する。 アースEへの出力M流IEsが負のときには、直流地絡
過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡
抵抗値R5aoIlを、 Ra4os=VρεfI/ (−I Ell)によって
計算し地絡の極性と共に表示する。 また、正負を扱うことのできる計算機を用いる場合は、
IEllが0でないとき Raanll=  V EN0/ I Ellによって
計算してRaapsを表示することができる。 請求項6は必要なときには請求項3として動作する。請
求項3の第一の測定ζこ当たり、第3図の出力回路6を
AD変換・演算回路10によって、直流電圧v1とアー
スEとの間に内部抵抗RINIが接続された等値出力回
路に設定する。そのときのIEIと、VPE1と、Vε
N1との3測定量を同時に測定し記憶する。 請求項3の第二の測定に当たり、出力回路6をAD変換
・演算回路10によって、■1とは異なる直流電圧■2
とアースEとの間に内部抵抗RIN2が接続された等値
出力回路に設定する。そのときの、IF5と、VPE2
と、VEN2との3測定量を同時に測定し、これらの6
00定!t (I El、  VPE0  VEN0I
 E21  V PE2+  V EN2)を用いて、
地絡に関する値(例えは合成地絡抵抗等)を計算・表示
する。 請求項6によれば、必要なときには、正確な地絡に関す
る値を請求項30手段により計算・表示し、通常は、測
定時間が短く、実用的な値である直流地絡過電圧継電器
(64D>と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値Raa
osを測定・計算・表示する表示装置が実現できる。請
求項6の装置は、実用的な値を短い更新時間で表示して
おき、かつ、必要なときには正確な地絡に関する値を表
示する装置であり、請求項1・2・3の長所を持つので
、すべての課題を解決するH置であり、しかも実用的な
i置である。 [請求項7の作用] 直流地絡過電圧継電器(64D)のアースを外して、本
発明の表示装置のアースをかけると、直流回路の地絡警
報が不動作となる。また、64Dをそのまま用いるとき
は、ダブルアースてあり、また等価出力回路が変わるの
で、64Dの地絡警報が不適切となる。そこで、これら
の場合にも、本発明の表示装置から、直流回路の適切な
地絡警報を出すようにするのが、請求項7の装置である
。 請求項7の装置は、直流地絡過電圧継電器(64D)と
同じ等価回路で測定した地絡抵抗値を計算する装置であ
るから、動作地絡抵抗値を設定してやれば、設定値と計
算値を比較するだけで、簡単に地絡の有無を検出でき、
それを報知することができ、直流回路の監視に不安が無
くなる。これは、直流地絡過電圧継電器(64D)と同
じ等価回路で測定した地絡抵抗値を採用して初めて可能
になるのであり、この表示を採用した利点は大きい。 【実施例】 [請求項1の一実施例] 第3図は本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示
装置の一実施例であり、 【作用】で説明した。 第4図は本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示
装置の内の、出力回路6.電圧検出回路7、電流出力回
路8の一実施例である。また、第5図も同様に、本発明
の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示装置の内の、出
力回路6.電圧検出回踏7.電流出力回路8の一実施例
である。 v、4図は、電圧検出回路7のグランドと電流検出回路
8のグランドとを、出力回路6の電流検出用抵抗の出力
回路の内部側の端子に接続した例である。電流検出回路
8は、出力回路6からアースEへ流れる電源を抵抗で電
圧に変換し、抵抗とコンデンサによって平滑し、それを
オペアンプで受けることにより、1流を検出している。 電圧検出回路7のダイオードは、オペアンプの人力の保
護用である。電圧検出は、抵抗とオペアンプにより簡単
に実現している。 第5図は、電圧検出回路7のグランドと電流出力回路8
のグランドとを、アースEに接続した例である。電流検
出回路8は、電圧検出回路7から補正を受けている。こ
れは、電圧検出回路70入力抵抗を通って流れる電流が
、オペアンプの電源回路を通ってアースEに流れるのを
補正しているのである。 第4図・第5図では電流検出に、アース電流が抵抗を通
って流れるときの電圧降下を利用しているが、電流端子
付きのMOS−FET)ランジスタを用いて電流検出を
行う二ともてきる。 [請求項3の測定時間に関する一実施例コ本発明の請求
項3の表示装置では、内部等価回路を変更する必要があ
り、内部等価回路の変更後、測定値が定常状態に達する
までに時間がかかる。 特に、静電容量の大きな直流回路で、正確な測定を行う
ためには長い時間を要する。本発明の請求項3を実施す
るときに、出力回路6の等価回路の設定後、第一時間の
間は定常状態に達するのに必要な最低限の時間だとして
、無条件に待ち、その後は、常に3測定量を計測し、3
測定量の前後差が一定値以下になったら最後の値を測定
値として採用し、さらに、3測定量が常に変動するのが
原因で、いつまで待っても表示が更新されないことが無
いようにするために、第二時間を設けその時間を経過す
ると、最後に測定した3測定量を無条件に採用して次に
進むようにして、いつまで待つても表示が更新されない
ことが無いようにすれば、必要最小限の時間で高精度に
、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を表示し、
しかも変動の有無がわかる表示装置が実現できる。必要
最小限の時間て表示てきるのであるから、課題く4〉の
、表示の更新に時間がかかるという問題点が改善される
。 第一時間・第二時間の代わりに、カウンターの数値を用
いることもできる。即ち、測定は常に一定時間間隔て行
い、カウンターで測定回数を゛計数するようにし、出力
回路6の等価回路の設定後、第一計数値までの間は定常
状態に達するのに必要な最低限の時間だとして、無条件
に待ち、その後は、常に3測定量を計測し、3測定量の
前後差が一定値以下になったら最後の値を測定値として
採用し、さらに、第二計数値を設けその時間を経過する
と、最後に測定した3測定量を無条件に採用して次に進
むようにすることにより、必要最小限の時間で高精度に
、地絡に関する値く例えば合成地絡抵抗等)を表示し、
しかも変動の有無がわかる表示装置が実現できる。必要
最小限の時間で表示できるのであるから、課題く4〉の
、表示の更新に時間がかかるという問題点が改善される
。 [M求項6の表示装置のフローチャートの一実施例] 第12図は、本発明の請求項6の表示装置のフローチャ
ートの一実施例である。表示装置の電源が入って、表示
装置が動作を開始すると、12でスタートし、13で初
期設定を行う。表示装置には表示切り替えスイッチがあ
り、 14で表示切り替えスイッチによる分岐を行う0
本発明の請求項2の表示が選択されておれば、15で内
部出力電圧をVCに、内部抵抗をRINIに設定し、1
6で■PE0I  V EN@l  I Elを測定し
、R6an@を計算表示した後、14の分岐の判断へ戻
る。14の分岐の判断のときに、本発明の請求項3の表
示が選択されておれば、17・18で最初の測定を行い
、19・20て2回目の測定と計算表示を行う、17で
は、内部出力電圧を■1に、内部抵抗をRINIに設定
する。18では、VPEI、  VEN0  I El
を測定して記憶する。19ては、内部出力電圧を■2に
、内部抵抗’iR+x2に設定する。20では、V P
E21  V EN20E2を測定し、地絡に関する値
(例えば合成地絡抵抗等)を計算表示する。 表示切り替えスイッチを、人が押したときだけ本発明の
請求項3の表示を指示するスイッチにしておけば、普段
は、高速な本発明の請求項2の表示を行う表示装置とし
て動作し、必要なときだけ、測定時間はかかるけれとも
地絡の状態が正確に把握できる、本発明の請求項3の地
絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を表示する表示
装置になる請求項6の装置が実現できる。ただし、地絡
の状態の変化は、本発明の請求項2の表示で十分監視て
きる。従って、第12図のフローチャートは、本発明の
請求項2と請求項3の長所を兼ね備えた請求項6の表示
装置の一実施例であり、請求項2と請求項3とが請求項
1を共通部分として、少ない追加部品で実現できるとい
う利点があり、安価で小形になり、課題〈5〉の、高価
で大きいという問題点を除去した表示装置である。 なお、R5232Cなとのシリアル通信等によって遠隔
測定装置として用いる場合には、16・20は、データ
ーの送信を行う。また、 14は、中央からの指令で状
態が定まるソフトウェア・スイッチによる分岐となる。 また、17への分岐の前の処理が16であるときには、
16の測定値を第1回目の測定値として採用すると18
の測定のときの安定待ち時間が少なくて済む。ただし、
PNからみて対象な測定はできなくなる。 また、17〜20を繰り返すときには、前の測定値を第
1回目の測定値として採用すると、表示が早くなる。 なお、16から17に分岐するときには、測定中である
ことを表示するようにすると、表示の更新が突然遅くな
ることに対する違和感を緩和した表示装置になる。また
、20の後15に分岐したときに、20の表示をしばら
く続けるようにし、15・16の設定・測定はフローチ
ャートの通りに行うと、違和感のない表示装置になる。 [実際の64Dに対する請求項3の一実施例]請求項3
の6測定量を測定することができる表示装置に、実際の
直流地絡過電圧継電器(64D)の内部抵抗RINYを
設定する機能を追加すれば、内部抵抗がRINYであり
内部電圧がVCである、実際の直流地絡過電圧継電器(
64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値R6ja
rを、正確に計算表示する直流回路の地絡抵抗の表示装
置が実現できる。第13図に内部電圧がVCであり内部
抵抗がRNYである装置を、地絡電圧がVZで合成抵抗
がR2の直流回路に接続したときの等価回路を示す、第
13図において、アースEの電圧を変えないで、アース
Eの電圧が正極Pまたは負極Nのどちらかだけに、Rl
1l)Yの地絡が生じていることによって発生している
ものとして式を立てると、R64Dyが求めらる。Re
govは、M=QのときにはR6401”囚 となり、M>Qのときには、PFi!地絡でRe4oy
= (K + 2木Q * R+Nv) / (M −
Q) となり、M<Qのときには、N極地絡でR64DY= 
(K+2*M*RINY) / (QM) となる。 また、請求項2のRIN0をR+svに一致させる機能
を追加すれば、請求項2の表示:  Raaollその
ものがREADYになり、RIN0を確定てきないi置
においても、かなり良い近似値となる。 [変動地絡に対する一実施例] 本発明では、地絡の状態が変動していないとして関係式
を求めているので、地絡が変動する場合について述べる
。 本発明の請求項2・請求項4では、できるだけ早く測定
表示を繰り返すようにし、変動する地絡は、その表示値
が変わっていくことで観測するようにすれば、安定する
まで待つ機能を入れた場合に、測定量に変動が生じると
、安定するまで待つ機能が働いて、表示の更新時間が長
くなるということが無くなる。 本発明の請求項3は、2回の測定において地絡の状態が
変わらないとして、地絡に関する値(例えば合成地絡抵
抗等)を計算表示する表示装置であるが、地絡の状態が
変わっても、連続的に表示していれば、本発明の請求項
3て地絡の状態を把握することができる。 [非線形な地絡に対する一実施例] 本発明では、地絡の状態が変動していないとし、同時に
、地絡抵抗が非線形でないとしている。ここで、地絡抵
抗が非線形でないとは、アース電圧がPN間のとの電圧
であっても、地絡抵抗が変わらないことを示す、非線形
な地絡の例としては、ダイオードを含んだ回路の地絡が
揚げられる。 非線形な地絡は、変動していなければ、PN間を細かく
分割した電圧を次々に選んで、その電圧を内部電圧とす
る等価回路によって3測定量を順次測定・記憶し、その
データーから地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)
を次々に計算し互いに比較することによって正確に観測
できる。即ち、内部電圧を変えながら、本発明の請求項
3を連続的に適用することによって、非線形な地絡を正
確に観測できる。 【発明の効果】 本発明の表示装置は、電圧・電流:即ち、装置からアー
スへ流れ出すアース電流や、正極P・アース間型圧圧や
、アースE・負極N間型圧やだけを元にして、直流回路
の、直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で
測定した地絡抵抗値や、その他の地絡に関する値(例え
ば合成地絡抵抗等)を正確に計算して表示する装置であ
って、現実的で解り易く正確な表示を行うのであるから
、課題〈1〉の、地絡抵抗表示でなく不正確であるとい
う問題点を解決する直流回路の地絡抵抗の表示装置であ
る。 本発明の表示装置において測定するのは、アースへ流れ
出すアース電流と、正極P・アース間型圧圧と、アース
E・負極N間型圧とは電圧値・電流値であり、地絡に関
する値(例えば合成地絡抵抗等)を算出するのに抵抗値
を用いておらず、等値出力回路の出力電圧は正極Pまた
は負極Nに限定されないのであって、装置の内部の状態
に無閏係に測定を行う事ができるのであるから、等値出
力回路の内部電圧と内部抵抗が一定でない装置でも、正
確な表示が可能になり、課題〈2〉の、等値出力回路の
内部電圧も内部抵抗も変化する装置では、地絡に関する
値(例えば合成地絡抵抗等)の測定が不可能であるとい
う問題点が解決される。 そればかりでなく、本発明を適用すれば、従来の接地抵
抗計のように、等値出力回路の内部電圧や内部抵抗が安
定した回路でも、正確な表示ができる0本発明によらな
ければ、直流回路接地装置であって、出力回路を電子的
に制御することによって、アース・直流回路間に低周波
の正弦波電圧を生じさせ、同時にアースへの直流出力条
件を設定することのできる直流回路接地装置においては
、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を計算して
表示するのが不可能なのであり、その効果は大きい。 本発明の表示装置では、3測定量を同時に測定するので
、地絡が変動していても、また、直流回路にノイズがあ
っても、その時点の地絡抵抗値が正確に測定できるので
あるから、課題〈3〉のノイズに弱いという問題点が解
決される。 本発明の表示装置では、等値出力回路の切り替えが不要
であるか、少なくとも切り替え回数が少ないので、課題
く4〉の、表示の更新に時間がかかるという問題点が解
決される。 本発明の表示装置は、簡単な回路で実現でき、リレー群
が不要になるので、安価・小形になり、従って、課題〈
δ〉の、高価で大きいという問題点を解決した表示装置
である。 また、本発明の回路を使えば容易に電圧を測定・表示す
るようにできるので、わずかなコスト上昇で電圧測定機
能を追加することができる。 本発明の表示装置は、従来の技術の課題を解決し、従来
の技術では不可能であった、等値出力回路の内部電圧や
内部抵抗の変化する装置での、地絡に関する値(例えば
合成地絡抵抗等)の表示を可能にする表示装置であり、
それに加えて、 「直流地絡過電圧!!電器(64D)
と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値」という現実的な
表示を提供し、通常は短時間の表示を行い必要なときに
は正確な表示を行うことのできる実用的な表示装置を可
能にし、また、直流地絡過電圧継電器(64D)を接続
したまま地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を測
定することができるようになり、また、電圧測定機能が
簡単に追加できる等の長所があり、その効果は大きい。 【英字符号の説明】 E: アース IE:装置からアースEへ流れ出すアース電流I[8:
等値出力回路の電圧がVCOときの■εIEI:等価出
力回路の電圧がVlのときの■εIE2:等価出力回路
の電圧がv2のときのIEN:直流回路の負fEA(N
極) P:直流回路の正a(P極) R:抵抗 RIN0:等値出力回路の電圧がVCOときの内部抵抗 R0:等値出力回路の電圧が■1のときの内部紙RIN
2:等価出力回路の電圧がV2のときの内部抵抗 R+Nv:実際の直流地絡過電圧継電器(64D)の内
部抵抗 Rp: P極地絡抵抗 RN: N極地絡抵抗 R2:合成地絡抵抗 Rz@:地絡の無いときの合成地絡抵抗Rz+:表示す
るときに測定した合成地絡抵抗RZ2:補正した合成地
絡抵抗 R1:抵抗 R2:抵抗 Rsaoy:実際の直流地絡過電圧継電器(64D)と
同じ等価回路で測定した地絡抵抗 Reap@:直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等
価回路で測定した地絡抵抗 U:地絡率 Uae:基準点Bの電圧を0とし、A点の電圧を+1と
して、地絡電圧を表した地絡率 UPN:N極基準地絡率 UpxeI地絡の無いときのN横基準地絡率UPNI:
表示するときに測定したN横基準地絡率UpN2:補正
したN横基準地絡率 Upc:中点基準地絡率 ENI:P横基準地絡率 vz:地絡電圧 Vzc:直流回路の中点Cを基準点とする地絡電圧VA
N:直流回路の負極Nを基準点とする地絡電圧Vzp:
直流回路の正極Pを基準点とする地絡電圧VEN:直流
直流回路のアースEと負極Nとの間の電圧 等値出力回路の内部電圧がVCのときのVEN 等値出力回路の内部電圧がVlのときのVEN 等値出力回路の内部電圧がvzのときのVEN V tw3:その他のときノvEN VPE:直流直流回路の正極PとアースEとの間の電圧 VENす: VEN2: V ENI : VPEIl:等値出力回路の内部電圧がVCのときのV
PE VPEI:等値出力回路の内部電圧がvlのときのVP
E VPE2:等値出力回路の内部電圧がV2のときのVP
E VpEt:その他のときのVPE VC:PNの中点電圧 Vl:内部電圧 V2: Vlとは異なる内部電圧
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図とは、従来の技術を示す図面である。 第1図・・・・特M昭154−17288号の第3項の
直流電線路地絡検出装置の表示部。 第2図・・・・実願昭52−99693号の地絡抵抗計
の原理図。 第3図・第4図・第5図は本発明の請求項1に関する図
面である。 第3図・・・・本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗
の表示装置の一実施例。本発明 の請求項60図面としても使用する。 第4図・・・・本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗
の表示装置の、出力回路6.電 圧検出回路7.電流出力回路8の一 実施例。 第5図・・・・本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗
の表示装置の、出力回路6.電 圧検出回路7.電流出力回路8の一 実施例。 第6図・第7図・第8図は本発明の請求項2に関する図
面である。 第6図・・・・地絡の無いときの本発明の請求項20等
価出力回路の回路図。 第7図・・・・直流回路のP極に地絡があるときの本発
明の請求項20等価出力回路の 回路図。 第8図・・・・直流回路のN極に地絡があるときの本発
明の請求項20等価出力回路の 回路図。 第9図・・・・地絡電圧Vzと合成地絡抵抗Rzとの説
明図。 第10図・第0図は本発明の請求項3の等値出力回路に
関する図面であるや 第10図・・・・本発明の請求項3の最初の測定の等値
出力回路の図面。 第0図・・・・本発明の請求項302度目の測定の等値
出力回路の図面。 第12図・・・・本発明の請求項6のフローチャートの
一実施例。 第13図・・・・内部電圧がVCであり内部抵抗がRI
NYである装置を、地絡電圧が■2 で合成抵抗がRzの直流回路に接続 したときの等価回路図。 第14図・・・・請求項5の地絡率と合成地絡抵抗の補
正の説明図。 第15図・・・・請求項5の「実際の64Dと同じ等価
回路で測定した地絡抵抗値」 の算出の原理図。 第16図・・・・出力電圧がVCに設定された出力回路
6の一実施例。 第17図・・・・平成元年7月28日特許出願の直流回
路接地装置の内部電圧の例示 図。
【図面符号の説明】
1〜4は、従来の技術である実願昭52−99693号
の地絡抵抗計の原理図である第2図の図面符号である。 1:地絡抵抗計 2: リレーの接点群 3:電圧センサー 4:計算表示部 5〜0は本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示
装置の一実施例の図面符号である。 5:本発明の請求項1の直流回路の地絡抵抗の表示装置
の一実施例 6:出力回路 7:電圧検出回路 8:電流検出回路 9:増幅・積分回路 10:AD変換・演算回路 1】:表示回路 12〜20は、本発明の請求項2の表示と本発明の請求
項3の表示とを合わせ持った表示装置のフローチャート
の一実施例である第12図の図面符号である。 12: スタート 13:初期設定 14:表示切り替えスイッチによる分岐15: 内部出
力電圧を直流電圧VCに、内部抵抗をR180に設定 16:  VPE@、  VENI、  I Ellを
測定し、R64D@を計算表示 17:内部出力電圧をV+に、内部抵抗をRNlに設定 18: Vρε0 VENI、  IEIを測定・記憶
19: 内部出力電圧をV2に、内部抵抗をRIN2に
設定 20:  VPE2.VεN2.  IE2を測定し、
地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等) を計算表示

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流回路の正極P、負極N、アースEに接
    続される装置であって、アースEへの出力電流I_Eと
    、正極P・アースE間の電圧V_P_Eと、アースE・
    負極N間の電圧V_E_Nとの、3測定量を同時に測定
    する機能があり、測定した3測定量から、地絡に関する
    値(例えば合成地絡抵抗等)を計算して表示する、直流
    回路の地絡抵抗の表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1の装置であつて、3測定量を測定
    するときのアースEへの等価出力回路が直流地絡過電圧
    継電器(64D)と同じ、PNの中点電圧V_Cとアー
    スEとの間に内部抵抗R_I_N_0が接続された等価
    出力回路になっている装置であり、このときに同時に測
    定する3測定量すなわち、アースEへの出力電流I_E
    _0と、正極P・アースE間の電圧V_P_E_0と、
    アースE・負極N間の電圧V_E_N_0とから、直流
    地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した
    地絡抵抗値R_6_4_D_0を計算して表示する装置
    であって、アースEへの出力電流I_E_0が0のとき
    には、直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路
    で測定した地絡抵抗値R_6_4_D_0が表示範囲を
    外れることを表示し、アースEへの出力電流I_E_0
    が正のときには、直流地絡過電圧継電器(64D)と同
    じ等価回路で測定した地絡抵抗値R_6_4_D_0を
    、 R_6_4_D_0=V_E_N_0/I_E_0によ
    って計算して地絡の極性と共に表示し、アースEへの出
    力電流I_E_0が負のときには、直流地絡過電圧継電
    器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値R_
    6_4_D_0を、 R_6_4_D_0=V_P_E_0/(−I_E_0
    )によって計算して地絡の極性と共に表示する、直流回
    路の地絡抵抗の表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1の装置であって、3測定量を、ア
    ースEへの等価出力回路を変えて2度測定し、最初の測
    定では、アースEへの等価出力回路を、直流電圧V_1
    とアースEとの間に内部抵抗R_I_N_1が接続され
    た等価出力回路にして、アースEへの出力電流I_E_
    1と、正極P・アースE間の電圧V_P_E_1と、ア
    ースE・負極N間の電圧V_E_N_1との3測定量を
    同時に測定して記憶し、2度目の測定では、アースEへ
    の等価出力回路を、V_1とは異なる直流電圧V_2と
    アースEとの間に内部抵抗R_I_N_2が接続された
    等価出力回路に変えて、そのときの、アースEへの出力
    電流I_E_2と、正極P・アースE間の電圧V_P_
    E_2と、アースE・負極N間の電圧V_E_N_2と
    を同時に測定し、これらの6測定量(I_E_1、V_
    P_E_1、V_E_N_1、I_E_2、V_P_E
    _2、V_E_N_2)を用いて、地絡に関する値(例
    えば合成地絡抵抗等)を計算して表示する直流回路の地
    絡抵抗の表示装置。
  4. 【請求項4】直流回路の正極P、負極N、アースEに接
    続される装置であって、アースEへの等価出力回路が直
    流地絡過電圧継電器(64D)と同じ、PNの中点電圧
    V_CとアースEとの間に内部抵抗R_I_N_0が接
    続された等価出力回路になっている装置であり、アース
    Eへの出力電流I_E_0と、正極P・アースE間の電
    圧V_P_E_0と、アースE・負極N間の電圧V_E
    _N_0との中から、必要な電気量を選んで、それによ
    り、内部抵抗がR_I_N_0であり内部電圧がV_C
    である直流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路
    で測定した地絡抵抗値R_6_4_D_0を、計算して
    表示する直流回路の地絡抵抗の表示装置。
  5. 【請求項5】請求項3の装置であって、地絡の無いとき
    の地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を設定する
    ことができ、表示するときには、そのときに測定した地
    絡に関する値と、設定した地絡に関する値とから、補正
    した地絡に関する値を計算して表示する直流回路の地絡
    抵抗の表示装置。
  6. 【請求項6】正極P・アースE間の電圧を電圧検出回路
    7と増幅・積分回路9を介してAD変換・演算回路10
    で測定し、アースE・負極N間の電圧を電圧検出回路7
    と増幅・積分回路9を介してAD変換・演算回路10で
    測定し、アース電流を電流検出回路8と増幅・積分回路
    9を介してAD変換・演算回路10で測定し、それぞれ
    の増幅・積分回路9はAD変換・演算回路10によって
    電圧・電流が同時に増幅・積分されるように制御される
    装置であって、通常は、出力回路6が、AD変換・演算
    回路10によって、アースEへの等価出力回路が直流地
    絡過電圧継電器(64D)と同一で、PNの中点電圧V
    _CとアースEとの間に内部抵抗R_I_N_0が接続
    された等価出力回路になるように制御されており、その
    ときに同時に測定した正極P・アースE間の電圧V_P
    _E_0と、アースE・負極N間の電圧V_E_N_0
    と、アース電流I_E_0との3測定量から、アースE
    への出力電流I_E_0が0のときには、直流地絡過電
    圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗
    値R_6_4_D_0が表示範囲を外れることを表示し
    、アースEへの出力電流I_E_0が正のときには、直
    流地絡過電圧継電器(64D)と同じ等価回路で測定し
    た地絡抵抗値R_6_4_D_0を、R_6_4_D_
    0=V_E_N_0/I_E_0によって計算して地絡
    の極性と共に表示し、アースEへの出力電流I_E_0
    が負のときには、直流地絡過電圧継電器(64D)と同
    じ等価回路で測定した地絡抵抗値R_6_4_D_0を
    、 R_6_4_D_0=V_P_E_0/(−I_E_0
    )によって計算して地絡の極性と共に表示する直流回路
    の地絡抵抗の表示装置であって、必要なときには、まず
    、AD変換・演算回路10によって出力回路6を、直流
    電圧V_1とアースEとの間に内部抵抗R_I_N_1
    が接続された等価出力回路にして、そのときの、アース
    Eへの出力電流I_E_1と、正極P・アースE間の電
    圧V_P_E_1と、アースE・負極N間の電圧V_E
    _N_1との3測定量を同時に測定して記憶し、ついで
    、AD変換・演算回路10によって出力回路6を、V_
    1とは異なる直流電圧V_2とアースEとの間に内部抵
    抗R_I_N_2が接続された等価出力回路に変えて、
    そのときの、アースEへの出力電流I_E_2と、正極
    P・アースE間の電圧V_P_E_2と、アースE・負
    極N間の電圧V_E_N_2とを同時に測定し、これら
    の6測定量(I_E_1、V_P_E_1、V_E_N
    _1、I_E_2、V_P_E_2、V_E_N_2)
    を用いて、地絡に関する値(例えば合成地絡抵抗等)を
    計算して表示する直流回路の地絡抵抗の表示装置。
  7. 【請求項7】本発明により直流地絡過電圧継電器(64
    D)と同じ等価回路で測定した地絡抵抗値を計算・表示
    する装置であって、直流回路の地絡の有無を報知する機
    能を有する直流回路の地絡抵抗の表示装置。
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