JPH03178905A - 水中防汚剤 - Google Patents

水中防汚剤

Info

Publication number
JPH03178905A
JPH03178905A JP31799089A JP31799089A JPH03178905A JP H03178905 A JPH03178905 A JP H03178905A JP 31799089 A JP31799089 A JP 31799089A JP 31799089 A JP31799089 A JP 31799089A JP H03178905 A JPH03178905 A JP H03178905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
branched lower
antifouling agent
halogen
underwater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31799089A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Shimanoe
島ノ江 清
Katsushige Takashita
勝滋 高下
Tatsuya Koizumi
達也 小泉
Osamu Kadota
門田 理
Koichiro Tsurumi
浩一郎 鶴見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Chemical Industry Co Ltd, Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Sanshin Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP31799089A priority Critical patent/JPH03178905A/ja
Publication of JPH03178905A publication Critical patent/JPH03178905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、船舶、海洋構築物、海水導入管、漁網などの
各種構造物の海中又は氷中没水部表面に付着する微生物
、藻類、動物等の海棲付着生物による汚損を防止する水
中防汚剤に関するものである。
[従来の技術] 現在、船舶の船底部、海底通信ケーブル、輸送パイプラ
イン、観測ブイ、浮標、オイルフェンス。
シルトプロテクタ−1橋脚、火力又は原子力発電所にお
ける冷却水路、工業用冷却水路、波力発電ブイ、海洋開
発や海洋土木工事に関連する各種機器、養殖用漁網、漁
具など、長期間にわたって水中に浸漬される器物、設備
および構築物には、フジッボ、牡蝙、ムラサキイ貝、ヒ
ドロ虫、セルプラ、コケムシ、ホヤ、海綿などの付着動
物や、アオサ、青海苔、シオミドロ、ヒビミドロ、シオ
グサ、ミル等の藻類および藍藻類、珪藻類、細菌類など
のスライムを形成する付着微生物が付着し、このために
種々の損失を招く。
例えば、船舶にこれらの汚損生物が付着した場合、船体
と海水の摩擦抵抗を増大させ、船速の低下、燃料消費量
の増加を招き、運行上多大の経済損失をもたらすばかり
でなく、船底の清掃のための運航休止による損失及び清
掃費用等の経済的損失を招く。
また、橋脚等の海洋構築物においては、防食被覆膜が損
傷し、その結果、構造物の耐用期間が著しく短くなる。
ブイその他の浮遊構造物では浮力の低下、水没が起こる
発電所の復水器および各種工業の熱交換器等の冷却用水
取水路においては、取水量の減少による冷却効率の低下
、及び水路壁から脱落した生物塊による復水器、熱交換
器の性能低下を引き起こす等の種々の障害損失を招く。
更に、魚介類の養殖用漁網に付着した場合、網目体の耐
久性が損なわれたり、網目を覆い尽くして海水の流出入
が阻害され、酸素不足を招来し、養殖魚介類が呼吸困難
を起こして死滅したり、細菌等の繁殖を助長してノルカ
デイア病、ベルブニア症による魚類の被害を生ずるなど
、魚病を発生させる原因となる。
このように海中生物の付着は産業上極めて太きな損害を
もたらすので、その付着防止のため、従来より防汚剤と
して亜酸化銅、ロダン銅などの重金属化合物、DDTな
どの有機塩素化合物、テトラメチルチウラムジスルフィ
ドやジメチルジチオカルバミン酸亜鉛などのカルバミン
酸化合物、フェナルサジンクロリドに代表される砒素化
合物。
トリブチル錫オキシドに代表される有機錫化合物及び有
機錫重合体、或いは有機硫黄化合物などを一種又は二種
以上配合した防汚塗料や漁網用防汚剤が使用され、また
冷却用水取水路には塩素、ホルマリン等が直接使用され
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記重金属化合物は付着動物には阻害効
果を有するが、藻類や付着微生物に対しでは殆ど効力を
示さない。また、有機塩素化合物やカルバミン酸化合物
は、フジッボには効果が少ないなど選択性があって充分
な効果が得られない。
また、砒素化合物はいづれにも充分な効果を有するが、
人畜に対して著しい刺激性や毒性を有して使用が困難で
ある。そして、有機齢化合物は環境中での残留に問題が
あり、塩素やホルマリンの使用は、冷却装置に腐食をも
たらし、生物汚損防止効果も十分ではない。
本発明の目的は上記のような従来の薬剤の持つ欠点を克
服し、付着動物、付着藻類、付着微生物に対し広い防汚
効果を有し、且つ人畜対する毒性や環境への蓄積がなく
、被塗物への障害もない水中防汚剤を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上述のような各種化合物の含有する水中
防汚剤の諸問題解決のため鋭意研究の結果、2−カルボ
ニルチオベンゾチアゾール化合物や2−メルカプトベン
ゾチアゾール化合物、並びに2−スルフィニルベンゾチ
アゾール化合物及び3−ヒドロキシメチルベンゾチアゾ
リン−2−チオン化合物が、付着微生物から藻類や付着
動物にいたるまで極めて広範囲の汚損生物の付着阻害効
果を示すことを見出し本研究を完成した。
即ち、本発明請求項(1)に係る水中防汚剤は、(式中
、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分岐の低
級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロアルキル
基を表し、R1はR2又は○R2[但し、R2は直鎖若
くは分岐の低級アル水素、ハロゲン、又はニトロ基であ
る。)コを表ず。) にて示される2−カルボニルチオベンゾチアゾール誘導
体の工種又は2種以上を含有することを特徴としたもの
である。
具体的には、後記の製造例に記載される化合物、即ち、
2−エトキシカルボニルチオベンゾチアゾール、2−ベ
ンゾイルチオベンゾチアゾール、2−(3−ニトロベン
ゾイルチオ)ベンゾチアゾール、2−フェノキシカルボ
ニルチオベンゾチアゾール、5−クロロ−2−エトキシ
カルボニルチオベンゾチアゾール等を挙げることが出来
るが、これらは本発明の目的に特に有用な化合物を具体
的に記載するものであって、本発明はこれらのみに限定
されるものではない。
また、本発明請求項(2)に係る水中防汚剤は、一般式 ) (式中、Rはハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分岐の低
級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロアルキル
基を表す。) にて示される2−メルカプトベンゾチアゾール化合物の
1種又は2種以上を含有することを特徴としたものであ
る。
具体的には後記の製造例に記載される化合物、即ち、2
−メルカプト−5−トリフルオロメチルベンゾチアゾー
ル、5−クロロ−2−メルカプトベンゾチアゾール、2
−メルカプト−4−メチルベンゾチアゾール、2−メル
カプト−6−二トロペンゾチアゾール等を挙げる事が出
来るが、これらは本発明の目的に特に有用な化合物を具
体的に記載するものであって、本発明はこれらのみに限
定されるものではない。尚、本化合物はベンゾチアゾリ
ン−2−チオン誘導体と互変異性の関係にあるが、以下
2−メルカプトベンゾチアゾール誘導体と表現する。
そして、本発明請求項(3)に係る水中防汚剤は、一般
式 (式中、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分
岐の低級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロア
ルキル基を表し、nは1又は2である。) にて示される2−スルフィルニルベンゾチアゾール誘導
体の工種又は2種以上を含有することを特特徴としたも
のである。
具体的には、後記の製造例に記載される化合物、即ち、
2− (2,4−ジニトロフェニルスルフィニル)ベン
ゾチアゾール、5−クロロ−2−(2゜0 4−ジニトロフェニルスルフィニル)ベンゾチアゾール
、l−(2,4−ジニトロフェニルフィニル)−4−メ
チルベンゾチアザール等を挙ることができるが、これら
は本発明の目的に特に有用な化合物を具体的に記載する
ものであって、本発明はこれらのみに限定されるもので
はない。
また、本発明請求項(4)に係る水中防汚剤は、一般式 %式% (式中、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分
岐の低級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロア
ルキル基を表す。) にて示される3−ヒドロキシメチルベンゾチアリン−2
−チオン誘導体の1種又は2種以上を含有することを特
徴としたものである。
具体的には、後記の製造例に記載される化合物、即ち、
3−ヒドロキシメチルベンゾチアゾリン1 2−チオン、5−クロロ−3−ヒドロキシメチルベンゾ
チアゾリン−2−チオン等を挙ることができるが、これ
らは本発明の目的に特に有用な化合物を具体的に記載す
るものであって、本発明はこれらのみに限定されるもの
ではない。
そして本発明請求項(1)乃至(4)で開示した各化合
物は、各々単独又は2種以上を以下の樹脂その他と混合
調整して塗料、溶液、乳剤などの形態の水中防汚剤とし
て使用される。
例えば塗料形態の場合、本発明化合物に、各種塗料用樹
脂、塗料用顔料、染料、他の防汚薬剤。
添加剤、溶剤を加えて調整される。この場合、本発明化
合物は、重量基準で塗料配合中0.5〜60%、好まし
くは1〜50%である。ここで、本発明化合物の配合量
が0.5%未満では防汚効果が不十分であり、60%を
越えると塗料性が悪く塗装作業その他に支障をきたす。
塗料用樹脂としては、溶剤又は水に溶解し、乾燥後、水
に微溶解するか膨潤する樹脂、例えば油ワニス、アクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ゴ2 ム、スチレンーブダジエン樹脂、アルキド樹脂。
エポキシ樹脂、トす有機錫含有共重合体などの合成樹脂
や松脂などの天然樹脂が挙げられる。
顔料としては、一般に用いられる着色顔料や体質顔料な
どであり、また着色のために各種染料が加えられてもよ
い。
さらに他の防汚薬剤としては亜酸化銅、有機錫化合物、
ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカル
バミン酸銅、テトラメチルチウラムジスルフィド、その
他が挙げられる。
添加剤としては沈降防止剤、タレ防止剤、界面活性剤、
チクソトロピツク剤、紫外線吸収剤2色わかれ防止剤な
どが挙げられる。
溶剤としてはミネラルスピリット、メチルイソブチルケ
トン、ブチルアルコール、イソプロピルアルコール、キ
シレン、トルエン、ソルベントナフサ、酢酸エチルエス
テルなどが挙げられる。
塗料形態の場合、一般に船舶の船底、海底通信ケーブル
、輸送パイプライン、観測ブイ、浮標。
オイルフェンス、シルトプロテクタ−9橋脚、火3 力又は原子力発電所冷却水路、工業用冷却水路。
熱交換器その他の水中構造物1機器などに対して適用さ
れ、通常の塗装法即ちエアスプレー、エアレススプレー
、刷毛塗りローラー塗装などの塗装法によって塗布され
る。
溶液や乳剤形態では、塗料で用いたと同様な原料を用い
るが、前記樹脂の溶剤溶液に、本発明に係る化合物を溶
解若くは分散乳化するものであって、漁網防汚剤として
用い、漁網に含侵し、乾燥させて使用する。
この場合、本発明に係る化合物は重量基準で配合中0.
5〜20%、好ましくはT〜15%であり、樹脂分は2
〜30%、好ましくは3〜25%である。本発明に係る
化合物の配合量が0.5%未満では防汚効果が表われず
、30%を越える場合、溶液や乳剤形態の漁網防汚剤と
はなり難いためである。また樹脂分が2%未満では漁網
への防汚剤の保持ができず、30%を越える場合、溶液
や乳剤形態の漁網防汚剤とはなり難いため不適当である
4 [発明の効果] 本発明に係る化合物を有効成分とする水中防汚剤は、第
2表及び第3表に示す通り、従来の防汚剤では不可能で
ある細菌、珪藻、藍菌等のスライムを形成する付着微生
物からアオサ、青海苔、シエミド口、ヒビミド口、シオ
グサ等の付着藻類及びムラサキ貝、フジッボ、コケムシ
、ホヤ、セルプラ、ヒドロ虫などの付着動物にいたるま
での極めて広い範囲の水中汚損生物に対して、極めて有
効な防除効果を示す。
[実施例] 次に製造例、実施例、比較例によって本発明を具体的に
説明する。
2−カルボニルチオベンゾチアゾール化合物の製造 製造例1 2−メルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩20.7
gをテトラヒドロフランloo[Illに懸濁させ、0
〜5℃でクロロ蟻酸エチル10.9 gを滴下し、1時
間反応した。反応混合物を濾過し、濾液の溶媒5 を留去して結晶を取り出し、n−ヘキサンで再結晶して
融点63、O〜65,0°Cの結晶(2−エトキシカル
ボニルチオベンゾチアゾール)15.2gを得た。
製造例2 2−メルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩20.7
gをベンゼンに懸濁させ、10〜15℃でベンゾイルク
ロライド14.0gを滴下した。滴下後、70〜72℃
で5時間反応し、反応混合物を濾過し、濾液をOoCに
冷却して固形物を取り出し、エタノールで再結晶して融
点120〜126°Cの結晶(2−ベンゾイルチオベン
ゾチアゾール)6.2.gを得た。
製造例3 2−メルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩20.7
gをベンゼンに懸濁させ、10〜15℃でm−ニトロベ
ンゾイルクロライド18.0gを滴下した。滴下後、7
0〜72°Cで5時間反応し、反応混合物を濾過し、濾
液を0°Cに冷却して固形物を取り出し、エタノールで
再結晶して融点218.0〜221.5℃の結晶[2−
(3−ニトロベンゾイルチオ)ベンゾチアゾール]21
.5gを得た。
6 製造例4 2−メルカプトベンゾチアゾールナトリウム塩20.7
gをテトラヒドロフランに懸濁させ、5℃以下でクロロ
蟻酸フェニル15.7gを滴下し、1時間反応した。反
応混合物を濾過し、濾液の溶媒を留去して結晶を取り出
し、n−ヘキサンで再結晶して融点79.8〜84.5
℃の結晶(2−フェノキシカルボニルチオベンゾチアゾ
ール)22.4gを得た。
製造例5 5−クロロ−2−メルカプトベンゾチアゾールナトリウ
ム塩12.0gをテトラヒドロフランに懸濁させ、5℃
以下でクロロ蟻酸エチル5.5gを滴下し、1時間反応
した。反応混合物を濾過し、濾液の溶媒を留去して結晶
を取り出し、n−へキサンで再結晶して融点74.0〜
76.3℃の結晶(5−クロロ−2−エトキシカルボニ
ルチオベンゾチアゾール)9.5gを得た。
2−メルカプトベンゾチアゾール化合物の製造製造例6 2−クロロ−5−トリフルオロメチルアニリン7 9.8gとエチルザントゲン酸ナトリウム21.6gを
ジメチルホルムアミド中で加熱反応し、反応混合物に水
を加え、2N塩酸水溶液で酸性とし、固形物を取り出し
、濾過、水洗後乾燥し融点212.0〜215.5℃の
白色粉末(2−メルカプト−5−トリフルオロメチルベ
ンゾチアゾール)10gを得た。
製造例7 60%硫化ナトリウム30g1粉末硫黄15g、 2゜
5−ジクロロニトロベンゼン22.5gs二硫化炭素1
4m1及び水100 mlを4つ目フラスコに入れ22
時間反応させ、反応混合物に水を加え20%硫酸水溶液
で酸性とし、固形物を取り出した。この固形物を2.5
%水酸化ナトリウム水溶液400 mlに溶解し、不溶
解物は濾過した。濾液を20%硫酸水溶液で酸性とし、
得られた固形物を濾過し、水洗後乾燥して融点202.
2〜203.6℃の白色粉末(5−クロロ2−メルカプ
トベンゾチアゾール)19gを得た。
製造例8 0−トルイジン107 g、粉末硫黄64g及び二硫化
炭素152gをオートクレーブに入れ240℃で88 時間反応させ、反応混合物を4%水酸化ナトリウム水溶
液1000 mlに溶解し、不溶解物は濾過した。
濾液を20%硫酸水溶液で酸性とし、得られた固形物を
濾過し、水洗後乾燥して融点184.7〜+86.30
Cの微黄色粉末(2−メルカプト−4−メチルベンゾチ
アゾール) 143 gを得た。
製造例9 2−メルカプトベンゾチアゾール25.0gを濃硫酸中
で発煙硝酸によりニトロ化し、反応混合物を10100
Oの冷水に投入して、固形物を取り出した。
この固形物を10%アンモニア水溶液10100Oに溶
解し、不溶解物は濾過した。濾液を10%塩酸水溶液で
酸性とし、得られた固形物を濾過し、酢酸で再結晶し、
融点256.3〜257.8°Cの黄白色結晶(2メル
カプト−6−二トロペンゾチアゾール)19.8gを得
た。
2−スルフィニルベンゾチアゾール化合物の製造 製造例10 2−(2,4−ジニトロフェニルチオ)ベンゾ9 チアゾール5gを酢酸に懸濁させ、撹拌しながら35%
化酸化水素水溶液29gを滴下し、3時間加熱還流した
。反応混合物に水を加え、固形物を取出し、テトラヒド
ロフランで再結晶して融点187.5〜189.5°C
の微黄色結晶[2−(2,4−ジニトロフェニルスルフ
ィニル)ベンゾチアゾール]2.9 gを得た。
製造例11 5−クロロ−2(2,4−’;ニトロフェニルチオ)ベ
ンゾチアゾール5.5gを酢酸に懸濁させ、撹拌しなが
ら35%過酸化水素水溶液29gを滴下し、3時間加熱
還流した。反応混合物に水を加え、固形物を取り出し、
テトラヒドロフランで再結晶して融点148.5〜15
4.5°Cの微黄色結晶[5−クロロ−2−(2,4−
ジニトロフェニルスルフィニル)ベンゾチアゾール]3
.5gを得た。
製造例12 2−(2,4−ジニトロフェニルチオ)−4−メチルベ
ンゾチアゾール5.2gを酢酸に懸濁させ、撹拌しなが
ら35%過酸化水素水溶液29gを滴下し、0 3時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、固形物を
取り出し、テトラヒドロフランで再結晶して融点169
.5〜+71.0°Cの微黄色結晶[2−(2゜4−ジ
ニトロフェニルスルフィニル)−4−メチルベンゾチア
ゾール]3.0gを得た。
3−ヒドロキシメチルベンゾチアゾリン−2チオン化合
物の製造 製造例13 2−メルカプトベンゾチアゾール16.7g及び37%
ホルマリン水溶液9.5gをエタノール中で70〜72
℃で反応し、反応混合物を0℃に冷却し、固形物を濾過
、水洗後乾燥し融点123.0〜126.8°Cの白色
結晶(3−ヒドロキシメチルベンゾチアゾリン−2−チ
オン)Il、4gを得た。
製造例14 5−クロロ−2−メルカプトベンゾチアゾール10.0
g及び37%ホルマリン水溶液4.8gをエタノル中で
70〜72℃で反応し、反応混合物を0℃に冷却し、固
形物を濾過、水洗後乾燥し融点132.4〜135.8
℃の白色結晶(5−クロロ−3−ヒドロ1 キシメチルベンゾチアゾリン−2−チオン)6,9gを
得た。
実施例1〜56及び比較例1〜4 (1)水中防汚剤の調整 第1表の■〜■の配合に準じて全成分を混合し、ボール
ミルを用いて4時間分散させ、実施例1〜56、及び比
較例1−4の水中防汚剤を得た。
(2)試験片の作成 大きさ200 X200 X1mmのサンドブラスト処
理軟鋼板の表裏全面に、予め塩化ビニル樹脂系防錆塗料
(商品名:高田VSI号日本油脂(株)製)をエアスプ
レー塗装法で4回塗装した後、実施例1、〜56、及び
比較例1〜4の水中防汚剤を乾燥塗膜厚が150μとな
るようにエアレススプレー塗装法で2回塗装して実施例
1〜56、及び比較例1〜4の塗装試験片を作成した。
(3)防汚試験 これらの試験片を兵庫県洲本市由良湾内佐昆地先1.5
kmの海中(侵海深度1.5m)に12力月にわたって
垂下侵海し、海中付着動植物の付着面積2 とスライムを形成する海中付着微生物の付着固体数を調
査した。
その結果は第2表の■〜■に示す通りである。
第2表の■〜■中、海中付着動植物及び付着微生物の評
価方法は第3表に示す5段階評価の評価点に代えて示し
た。
第2表の■〜■から明らかなように、比較例]。
〜4では付着動植物及び付着微生物が明らかに多いが、
実施例1〜56ではいづれも、海中付着動物、藻類、付
着微生物の極めて広範な海中付着生物に対して、1年間
の長期にわたって卓越した防汚性能を示すことが明かで
あった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ {式中、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分
    岐の低級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロア
    ルキル基を表し、R_1はR_2又はOR_2[但し、
    R_2は直鎖若くは分岐の低級アルキル基、直鎖若くは
    分岐の低級ハロアルキル基、又は▲数式、化学式、表等
    があります▼X(ここにX及びYは同一又は異なり、水
    素、ハロゲン、又はニトロ基である。)]を表す。} にて示される2−カルボニルチオベンゾチアゾール誘導
    体の1種又は2種以上を含有する事を特徴とする水中防
    汚剤。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分岐の低
    級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロアルキル
    基を表す。) にて示される2−メルカプトベンゾチアゾール化合物の
    1種又は2種以上を含有する事を特徴とする水中防汚剤
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分
    岐の低級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロア
    ルキル基を表し、nは1又は2である。) にて示される2−スルフィルニルベンゾチアゾール誘導
    体の1種又は2種以上を含有する事を特徴とする水中防
    汚剤。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、ハロゲン、ニトロ基、直鎖若くは分
    岐の低級アルキル基、又は直鎖若くは分岐の低級ハロア
    ルキル基を表す。) にて示される3−ヒドロキシメチルベンゾチアゾリン−
    2−チオン誘導体の1種又は2種以上を含有する事を特
    徴とする水中防汚剤。
JP31799089A 1989-12-06 1989-12-06 水中防汚剤 Pending JPH03178905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31799089A JPH03178905A (ja) 1989-12-06 1989-12-06 水中防汚剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31799089A JPH03178905A (ja) 1989-12-06 1989-12-06 水中防汚剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03178905A true JPH03178905A (ja) 1991-08-02

Family

ID=18094256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31799089A Pending JPH03178905A (ja) 1989-12-06 1989-12-06 水中防汚剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03178905A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154378B1 (ko) * 2009-06-18 2012-06-15 주식회사 대희화학 카페시타빈의 신규한 제조방법 및 이에 사용되는 벤조티아졸 유도체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101154378B1 (ko) * 2009-06-18 2012-06-15 주식회사 대희화학 카페시타빈의 신규한 제조방법 및 이에 사용되는 벤조티아졸 유도체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0408352B1 (en) Antifouling composition
KR100391528B1 (ko) 수생 부착성 유기물의 부착 방지제
JPH0790201A (ja) 水中防汚塗料
EP0659847B1 (en) Anti-fouling compositions and fouling control of harmful aquatic organisms
JP2993574B2 (ja) 水中防汚剤組成物
US4318730A (en) Aquatic organism inhibiting composition
JPH03178905A (ja) 水中防汚剤
JP3830832B2 (ja) チオシアネート系水中生物付着防止剤および水中生物付着防止塗料
JP4338023B2 (ja) イソチオシアネート系水中生物付着防止剤および生物付着防止塗料
KR19990081985A (ko) 트리페닐보란-로진 아민 부가 화합물 및 이의 용도
JPH0469192B2 (ja)
JPS5835161B2 (ja) スイチユウボウオザイ
JPH1192307A (ja) 防汚剤
JPS61257903A (ja) 水中防汚剤
JPH04202263A (ja) 防汚組成物
JP4969846B2 (ja) チオシアン酸エステル(共)重合体を用いた水中生物付着防止材
JPH09323909A (ja) 有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤
JPH0262806A (ja) 水中有害生物防除剤
KR830000966B1 (ko) 수중 생물 기피제
JP4871584B2 (ja) チオシアン酸エステル(共)重合体を用いた水中生物付着防止材及び生物付着防止塗料
JPS614776A (ja) 水中防汚塗料
JPS63303904A (ja) 水中有害生物防除剤
JPS59167504A (ja) 水中生物忌避剤
JPS6164764A (ja) 水中防汚塗料
JPH08119808A (ja) 生物付着防止剤および該防止剤を含有する防汚塗料