JPH03178267A - カラー画像処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は画像処理装置に関し、例えば書籍や写真等を読
取り、所定の画像処理を行なって各種情報処理装置に出
力する画像処理装置に関するものである。

［従来の技術］ カラーの印刷物や写真等をカラーイメージスキャナでイ
メージ情報として読み取る場合、色調をオリジナルと同
じ様に読み取ることが重要である。

しかし、カラーイメージスキャナにとって色調を決定す
る光源、色フィルタ、フォトセンサ等の色分離に関与す
る素子は、はとんど望ましい色特性をもってはいない。

即ち、本来色毎に−様な特性ではなく、色によって異な
る特性を持っているものである。

このため、オリジナルのカラー原稿に対して現状の光源
や色フィルタやイメージセンサは純粋のＲＧＢの３原色
に分離する事は不可能である。

又、表示／印刷する側にとっても純粋な色成分を持った
色素／染料は存在しない。その為にマスキング処理やＵ
ＣＲ処理などの色調整処理を行なう必要があって、この
処理がプリンタの種類／方式によって変わってくるとい
う問題が生じる。

これらの原因で、カラー原稿を読んでもなかなか所望の
色調が得られない。

更には、再現するカラーデイスプレィやカラープリンタ
側の色再現にも独自のクセを有している。

［発明が解決しようとしている課題］ 従って、オリジナルに近い色を再現する為にはイメージ
スキャナの各種パラメータを適切に選択して必要な処理
を施す必要がある。

通常は、何度も各種パラメータを変更しながら読取処理
及び画像処理を繰り返し、その都度確認を繰り返してよ
うやく所望の色調を得ていた。

このため非常に面倒な色調合せが避けられなかった。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上述の課題を解決することを目的として成され
たもので、上述の課題を解決する一手段として以下の構
成を備える。

即ち、原稿上のイメージ情報を読み取る読取手段と、該
読取手段で読み取った画像情報の少なくとも一定領域の
情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された単
一の読取情報に対して異なる画像処理を行ない複数の処
理済み画像情報を生成する生成手段と、該生成手段で生
成した複数の処理済み画像情報を所定方向に連続した画
像情報として出力する出力手段とを備える。

［作用］ 以上の構成において、異なる画像処理の施された同一読
取画像情報を同時に出力することができ、同時に各種画
像処理のうちの最適処理を確認することができる。

このため、以上の構成をカラー画像処理装置に適用すれ
ば、オリジナルに近い色調を得る処理を直ちに確認する
ことができる。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説
明する。

第１図は本発明に係る一実施例の画像処理装置であるカ
ラーイメージスキャナの概略のブロック図あり、図中、
１０は光源、■１は原稿載置台に載置された読取原稿、
１２は読取原稿を読み取るレンズ光学系、１３はカラー
ラインセンサ、１４はアンプ機能を備えるＡＧＣシェー
ディング補正回路、１５はアナログデータを対応するデ
ジタルデータに変換するＡ／Ｄ変換回路、１６は各種の
イメージ処理、２値化処理等を行なう画像処理回路、１
７はラインバッファメモリ、１８はインタフェース回路
、１９はエリアバッファメモリ、２０はＲＯＭ２１に格
納された例えば後述する第３図に示す制御手順等に従い
本実施例装置全体の制御を司るＣＰＵ、２１は上述の制
御手順の他各種パラメータ等も記憶するＲＯＭ、２２は
電源回路、２３はレンズ光学系１２に含まれている該光
学系を駆動するモータを駆動するモータ駆動回路、２４
は各種制御タイミングを発生するタイミング発生回路で
ある。

以上の構成を備える本実施例のイメージスキャナをホス
トコンピュータに接続された総合的画像処理システムの
システム構成図を第２図に示す。

第２図において、１は本実施例装置接続されるホスト機
器であるパーソナルコンピュータ（パソコン）、２は第
１図に示す構成を備える本実施例のイメージスキャナ、
３は各種指示入力を行なうキーボード、４はマウス、６
はＣＲＴデイスプレィであり、例えば５の表示等を行な
う。７はイメージスキャナ２で読み込み、パソコン１で
所定の画像処理を行なった画像データを印刷出力するカ
ラープリンタであり、例えば８の印刷出力を行なう。

以上の構成を備える本実施例の画像処理制御を、第３図
のフローチャートを参照して以下に説明する。

以下の説明は第４図に示すカラー写真原稿を読取り、画
像処理を行なう場合を例に行なう。

本実施例のイメージスキャナ２は、パソコン１からの指
令によりセットされた原稿データの読み取りを開始する
。この読取指令が出力されると第３図の処理に移行する
。

まず最初に、ステップＳ１で本実施例のイメージスキャ
ナ２の読み取りモード時の読取パラメータ例えばキーボ
ード３より指定して、イメージスキャナ２に指令を出す
。この時同時に比較参照したい数値と変化させたいパラ
メータを指定する。

この数値決め方には種々の方法があるが、例えば、 ■後述する処理で指定する読み取り領域９−１の大きさ
内で分割する方〆去。

■最大読み取りサイズ、例えばＡ４サイズを分割する方
法等がある。

勿論本発明は以上の例に限定されるものではなく、ＣＲ
Ｔデイスプレィ６に表示可能な範囲で分割してもよい。

逆に、分割数ではなく、１つのコマの画像サイズでの指
定も可能であり、何れか便利な手段で指定すれば良い。

また、パラメータとしては明るさ／コントラスト／色調
／マスキング定数／ＵＣＲが考えられ指定されたパラメ
ータの混ぜ合わさったものが分割数に応じて適時選択さ
れる。このパラメータ全てをキーボード３より人力して
も、または予めＲＯＭ２１中に記憶しておき、この各パ
ラメータの特定指示のみ人力する構成であってもよい。

次いで、イメージスキャナ２のレンズ光学系１２を走査
して第４図に示す原稿画像のレイアウト読み取りを行な
う。この時の読取は、ＣＲＴデイスプレィ６に第４図に
９で示す原稿画像全体が納まるように、低い読み取り密
度で行なわれる。

この読取データは特別の画像処理等を行なうことなく、
Ａ／Ｄ変換回路１５でデジタルデータに変換され、Ｉ／
Ｆ回路１８を介してパソコン１に送られる。パソコン１
はこの転送データをＣＲＴデイスプレィ６の表示画面上
に例えば第４図に示す様に表示する。

次いでステップ３で読み取りたい領域、例えば第４図に
示す９−１の領域と、比較参照したい領域、例えば９−
２の領域とがマウス４等により指定される。そしてステ
ップＳ４でイメージスキャナ２を再度起動して、原稿を
走査し、ステップＳ３で指定された参照領域９−２の部
分を読み取つて、読取りデータをエリアバッファメモリ
１９へ一時記憶させる。続くステップＳ５において、Ｃ
ＰＵ２０は画像処理回路１６に指示してエリアバッファ
メモリ１９に記憶されている領域９−１の画像データに
対してステップＳｌで指定した各種パラメータを変化さ
せて色処理を施し、２値化処理した画像を指定された数
だけ順次生成する。

そして処理した画像を連続して上下左右繁いで展開させ
る。

以下、本実施例の特徴的処理であるステップＳ５の画像
処理を詳細に説明する。

まずステップ５５−１でＣＰＵ２０内の縦横のドツト数
やコマ数をカウントする４つのカウンタ［ｎｃ、ＮＣ，
ｍｃ、ＭＣＩをリセットする。このコマは先に指定され
た領域９−２であり、このカウンタにより第５図に８で
示すｍＸｎドツトのＭＸＮコマに対する画像処理を行な
うためのものである。続いてステップ５５−２で最初の
コマ用のパラメータをセットする。次いでステップ５５
−３でエリアバッファメモリ１９から始めの１ライン目
の３色分の多値カラーデータを読出し、画像処理回路１
６の画像処理領域へ送る。そしてステップ５５−４で指
定され最初に選択されたパラメータに従った色処理及び
２値化処理を行なう。

続くステップ５５−５で処理済みの領域９−１の画像デ
ータをラインバッファメモリ１７へ一時記憶させる。例
えば、最初の処理コマは第５図に示す°゛Ｏ゛°Ｏ゛°
コマ 次にステップ５５−６で次のコマの始めの１ラインを゛
処理する為に横のコマ数をカウントするカウンタＭＣを
１つ進める。そしてステップ５５−７でカウンタＭＣが
予定の数“Ｍ　”になつたか否かを調べ、横のコマ数が
予定の数に達ていなければ再びステップ５５−２の処理
に戻り、次のコマに対する次に指定されたパラメータ等
に従った色処理及び２値化処理を行なう。本実施例では
２番目に行なわれた処理コマは第５図に“ｌ”で示すコ
マである。

以下同様に順次指定されたパラメータによる色処理及び
２値化処理を行ない、カウンタＭＣが予定数“Ｍ”にな
った場合には、第５図の例では横方向の４つのコマの第
１ライン目の２値化処理が終ったことになり、ステップ
５５−７よりステップ５５−８に進む。ステップ５５−
８では１つのコマ内の何ライン目かを示すカウンタｎｃ
を１つインクリメントする。そしてステップ５５−９で
バッファメモリ内に揃ったｌライン分のラインデータを
Ｉ／Ｆ回路１８を介してホスト（パソコン１）へと送る
。

そしてステップ５５−Ａに進み、ラインのカウンタｎｃ
が１つのコマの最終ラインまでの処理が終了したことを
示す°°ｎ゛に達したか否かを調べる。未だ最終ライン
までの処理が終了しておらず、コマの途中の場合にはス
テップ５５−２の処理に戻り、再び最初のコマに対する
指定パラメータでの色処理、２値化処理から順に上記処
理を行なう。

ここで、コマの最終ラインまでの処理が終了したことを
示す°ｎ゛に達した場合にはステップ５５−Ｂに進み、
コマカウンタであるカウンタＮＣを１つインクリメント
し、縦方向の次のコマへとカウンタを進める。続くステ
ップ５５−ＣでカウンタＮＣが縦の最終コマの処理転送
が終了したことを示す“°Ｎ°′に達したか否かを判断
する。最終コマまでの転送処理が終了していない場合に
はステップ５５−２に戻り、次のコマに対する指定パラ
メータによるｌライン目からの色処理および２値化処理
を繰り返す。第５図の例では縦方向の次のコマは゛°４
°゛コマ〜“７”コマであり、更にその次は“８”コマ
〜”°Ｂ°゛コマ、次は°°Ｃ”〜”　Ｆ　”と順次パ
ラメータと変えて色処理、２値化処理を行なう。

このようにして順次色処理、２値化処理を行ない、カウ
ンタＮＣが最終コマの処理転送が終了したことを示す°
Ｎ”に達した場合にはステップ５５−Ｃよりステップ５
５−Ｄに進み、第５図に示す１６コマであれば例えばＯ
−Ｆ迄の識別番号をホストに送り出す。

以上の転送処理により、第５図の例では、合計１６コマ
の夫々異なるパラメータでの画像処理が行なわれた領域
９−２の画像データが、ホスト１に送られることになる
。この処理済み画像データを受けとったホスト（パソコ
ンｌ）は、この受は取ったデータをＣＲＴデイスプレィ
６の表示画面上に、第２図に示す様に表示するとともに
、例えばプリンタ７より８に示す様に印刷出力する。

上述した識別情報は、第６図に示す様に、パラメータ゛
清報も同時に画像と重畳して送るよう制ｉ卸しても良く
、この場合には処理済み画像とともに一緒に見ることも
可能である。

この様にして、カラーのＣＲＴデイスプレィ６やカラー
プリンタ７で５の様に表示するなり８の様に印刷するな
りして、オリジナル原稿と比較して一番色目の近いコマ
なり、一番好みのコマを１度の原稿走査、−度の表示／
印刷出力で選択することができる。この選択は、例えば
第２図に表示画面上に矢印で示す如く、その選択したコ
マ位置をマウス４でクリックして行なう。

パソコンｌは、選択されたコマの識別情報をイメージス
キャナ２側に返送する。このため、イメージスキャナ２
ではステップ５５−Ｄでの識別コード転送後、ステップ
Ｓ６でパソコン１より選択された識別コードが返送され
てくるのを待ち、この識別コードが返送されてきた場合
には、ステップＳ７で選択指定されたコマで使用された
パラメータを画像処理回路１６に設定する。そして続く
ステップＳ８で再び原稿上を走査して、始めに指定され
た領域９−１全体を読み取り、ステップＳ７で設定され
たパラメータに従った色処理及び２値化処理等を行ない
、パソコンｌに転送する。

なお。上述した２値化処理は、パソコンｌが２値データ
しか処理できない場合に行なう処理であり、パソコン１
が多値データを処理可能な場合にはこの２値化処理は行
なわず、多値データのままパソコン２に送ればよい。

また、イメージスキャナ２に原稿１枚分以上の記憶容量
の画像メモリを備えている場合には、原稿走査、画像デ
ータの読取処理は最初の１回のみとし、後は先に読み取
った画像データをメモリより読出してきて処理してもよ
い。

以上説明したように本実施例によれば、カラーイメージ
スキャナ２を操作するユーザは、特別の読み取りモード
を指定することにより、別途指定した領域に対して、少
しずつ異なる色処理をした色調の異なる多くの同一画像
を、同時に一括して得ることが出来る。

そしてこの各画像には識別番号が付いているので、送ら
れてきた画像をカラーＣＲＴデイスプレィ６やカラープ
リンタ７で再現して色調を比較確認後、所望の画像のコ
マを選択し、選択した識別番号をイメージスキャナ２へ
送ることにより、同じ識別番号の画像に施した色処理を
選択することが可能となる。

従って、これまでは所望の色調のパラメータを得るまで
何回も読み取り確認を繰り返す必要があったが１本実施
例のイメージスキャナ２を利用すれば１回の読み取り操
作で所望のパラメータの決定が可能となる。

更に、以上の説明は色処理を全てイメージスキャナ２に
備えている場合を例に説明したが、本実施例の色処理、
２値化処理はパソコン１部分に備える構成としても、ま
た、ＣＲＴデイスプレィ６またはプリンタ７に備える構
成であっても良い。

例えば、第５図の様に指定されたコマ数が多ければきめ
細かくパラメータを振って対応することができるが、指
定コマ数が少ない場合には飛び飛びにおおまかに対応す
る様に制御すればよい。このように制御した例を第７図
に示す。

以上の様に制御することにより、例えばＡ４サイズに印
刷する場合には６０コマ以上の同時印刷も可能となり、
パラメータの選択幅を大きく拡げることができる。又、
必要とされるエリアバッファメモリも１つのコマの大き
さを制限すれば小さくても済むことは言うまでもない。

例えば２５６ビツトのスタティックＲＡＭ１つのエリア
バッファメモリとすれば１ドツトが多値８ビツトで３色
分必要とすると１コマのサイズは約１０４ＸＩＯ４ドツ
トの大きさとなり、６４０Ｘ４８０のＣＲＴデイスプレ
ィ上では２４コマ程度のコマが表示できる。

３００ｄｐｉ程度のプリンタに出力しようとする場合に
は、１コマが小さくなり過ぎるため、２５６ビツトのス
タティックＲＡＭでは合計１０個程度が必要となる。こ
の場合には、メモリを節約しようとすると、処理時間は
余分にかかるが、指定された領域を横一列に相当するコ
マ数回だけ実際に読み取り処理を繰り返し行ない１ライ
ン分のデータが揃ってからラインデータをホストに送り
出しても良い事は言うまでもない。

本発明はパラメータとして濃度やコントラスト等に限れ
ばモノクロスキャナにも当然応用可能であり、又、パラ
メータとして各種画像処理を加えればより広範な応用が
可能である事は言うまでもない。

この他、本発明の範囲内であれはあらゆる画像処理に置
いて種々変形適用可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、各種パラメータを
変化させた画像を一挙に表示／印刷が可能となり、所望
の色調のイメージ情報のパラメータを１度で指定する事
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例のカラーイメージスキャ
ナの概略ブロック図、 第２図は本実施例装置の接続された総合的画像処理シス
テムのシステム構成図、 第３図は本実施例の画像処理フローチャート、第４図は
本実施例で読み込まれるカラー原稿の例を示す図、 第５図は本実施例装置よりの出力メージ情報の例を示す
図、 第６図、第７図は本実施例装置よりの出力するイメージ
情報の他の例を示す図である。 図中、ｌ・・・本パーソナルコンピュータ（パソコン）
、２・・・本実施例装置（イメージスキャナ）、３・・
・キーボード、４・・・マウス、６・・・ＣＲＴデイス
プレィ、７・・・カラープリンタ、１０・・・光源、１
１・・・読取原稿、１２・・・レンズ光学系、１３・・
・カラーラインセンサ、１４・・・ＡＧＣシェーディン
グ補正回路、１５・・・Ａ／Ｄ変換回路、１６・・・画
像処理回路、１７・・・ラインバッファメモリ、１８・
・・インタフェース回路、１つ・・・エリアバッファメ
モリ、２０・・・ｃｐｕ、２１・・・ＲＯＭ、２２・・
・電源回路、２３・・・モータ駆動回路、２４・・・タ
イミング発生回路である。 、ｆ、、、、２＋−Ｓ 第４図 Ｍ＝○〜３ Ｎ・○〜３ 第５図 侑 ｚ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）原稿上のイメージ情報を読み取る読取手段と、該
   読取手段で読み取つた画像情報の少なくとも一定領域の
   情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された単
   一の読取情報に対して異なる画像処理を行ない複数の処
   理済み画像情報を生成する生成手段と、該生成手段で生
   成した複数の処理済み画像情報を所定方向に連続した画
   像情報として出力する出力手段とを備えることを特徴と
   する画像処理装置。
2. （２）出力手段は生成手段で生成した複数の処理済み画
   像情報に対して識別情報を付加して出力することを特徴
   とする請求項第１項に記載の画像処理装置。
3. （３）出力手段は生成手段で生成した複数の処理済み画
   像情報に対する画像処理時のパラメータ情報を付加して
   出力することを特徴とする請求項第１項または第２項記
   載の画像処理装置。
4. （４）請求項第２項または第３項に記載の画像処理装置
   において、更に出力手段での出力画像データに対する応
   答情報を受信する受信手段と、該受信手段が特定の識別
   情報の返送を受信すると生成手段に該当する識別情報の
   処理済み画像情報と同じ画像処理を選択させ、前記読取
   手段での読取画像情報に対して前記生成手段に前記選択
   した画像処理を行なわせて前記出力手段で出力させる制
   御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。