JPH0317713B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0317713B2
JPH0317713B2 JP62236850A JP23685087A JPH0317713B2 JP H0317713 B2 JPH0317713 B2 JP H0317713B2 JP 62236850 A JP62236850 A JP 62236850A JP 23685087 A JP23685087 A JP 23685087A JP H0317713 B2 JPH0317713 B2 JP H0317713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
coated
base material
food
castella
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62236850A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6484864A (en
Inventor
Yoshiaki Kawada
Tomoyoshi Kamimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOHOO KAKO KK
Original Assignee
TOOHOO KAKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOOHOO KAKO KK filed Critical TOOHOO KAKO KK
Priority to JP23685087A priority Critical patent/JPS6484864A/ja
Publication of JPS6484864A publication Critical patent/JPS6484864A/ja
Publication of JPH0317713B2 publication Critical patent/JPH0317713B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カステラ等の表皮が剥がれ易い食
品を包装するための食品包装用フイルム及び食品
包装方法に関する。
[従来の技術] カステラは、パンケーキ型を箱詰め包装したも
の及びロール巻型をフイルム包装したものの二種
類が市販されている。通常、ロール巻カステラに
おいては、カステラの風味を逃がさないようにす
るために、低通気性のフイルムを用いて包装し、
その重ね合せ部をヒートシールすることにより密
封していた。また、消費者の購買買意欲を増進さ
せるために、ポリプロピレンのような透明フイル
ムを用い、カステラの焼面(褐色の表皮)が見え
るように包装していた。
しかし、カステラは、生地がやわらかく且つ適
度の湿り気を有しているので、その焼面がフイル
ムに付着して剥がれ易く、包装を解くときに面倒
であると共に美観が損われ易い。このため、ロー
ル巻カステラの場合はレーヨン紙を用いて包装
し、また一方、箱詰めカステラの場合は、焼面に
和紙を載せ、焼面に直接接触する包装材料をぬら
しにくい材料にすることにより焼面の剥がれを防
止している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の食品包装用フイルムにお
いては、レーヨン紙又は和紙をヒートシールする
ことができないので、ロール巻カステラを包装す
る場合は、レーヨン紙をヒートシール可能な材料
で部分コーテイングする必要がある。また、レー
ヨン紙又は和紙は不透明であるので、これらで包
装するとカステラの焼面が見えなくなり、消費者
の購買意欲を増進させる目的に合致しないという
問題点がある。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたもの
であつて、剥離性が良好で、ヒートシールするこ
とができ、かつ、包装されたままで食品を見るこ
とができる食品包装用フイルム及び食品包装方法
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る食品包装用フイルムは、フイル
ム基材と、このフイルム基材の少なくとも片面に
コーテイングされフイルム基材の軟化点より低い
温度で軟化する樹脂からなるヒートシール材と、
食品と接触する側の面にコーテイングされ、ぬれ
にくい性質を有する剥離材と、を有し、この剥離
材とヒートシール材とは全面に亘つて交互に位置
し、全体として透明又は半透明であることを特徴
とする。この場合に、前記剥離材は、シリコーン
樹脂がグラビアによりコーテイングされたもので
あることが好ましい。また、この発明に係る食品
包装方法は、フイルム基材と、このフイルム基材
の少なくとも片面にコーテイングされフイルム基
材の軟化点より低い温度で軟化する樹脂からなる
ヒートシール材と、食品と接触する側の面にコー
テイングされ、ぬれにくい性質を有する剥離材
と、を有し、この剥離材とヒートシール材とは全
面に亘つて交互に位置し、全体として透明又は半
透明である食品包装用フイルムを用い、剥離材を
コーテイングした面が食品接触面になるようにフ
イルムを食品に巻き付け、フイルム両端部を相互
に重ね合せ、この重ね合せ部を加熱することによ
り剥離材周囲のヒートシール材の部分を相互に融
着することを特徴とする。
[作用] この発明に係る食品包装用フイルムにおいて
は、ヒートシール材がフイルム基材の軟化点より
低い温度で軟化する樹脂からなり、剥離材とヒー
トシール材とが全面に亘つて交互に位置するよう
にコーテイングされているので、フイルム端部を
重ね合せ、ヒートシール材の軟化点よりも高く、
かつ、フイルム基材の軟化点よりも低い温度に重
ね合せ部を加熱すると、ヒートシール材の部分の
みが軟化して融着する。この重ね合せ部のヒート
シール材においては、ヒートシール材が融着する
一方、剥離材が融着せず、全体として部分接着と
なるので、張合わせ部の接着強度が低く、手で容
易に引き剥がすことができる。
また、フイルムが食品と接触する面には、ぬれ
にくい性質を有する剥離材がコーテイングされて
おり、固液界面張力が大になるので、固気界面張
力と固液界面張力との差が小さくなり、従つてフ
イルムと食品との付着張力が小さくなる。このた
め、食品の表皮がフイルムに強固に付着せず、包
装を解くときに食品の表皮が剥がれなくなる。
[実施例] 以下、添附の図面を参照して、この発明の実施
例について具体的に説明する。
第2図に示すように、ロール巻型のカステラ6
が包装用フイルム2により略気密に包装されてい
る。カステラ6は、略円筒状をなし、その外周が
褐色の焼面により覆われている。また、カステラ
6の焼面の一部は平坦になつており、通常、この
平坦部を底面として商品棚に載置されるようにな
つている。フイルム2は透明又は半透明であり、
カステラ6の焼面がフイルム2を通して見えるよ
うになつている。フイルム2の両端部がカステラ
6の長手に沿つて相互に重ね合せられ、重ね合せ
領域(図面上、便宜的に斜視にて示す領域)がヒ
ートシール材されている。このヒートシール部7
は、カステラ6の底面に沿つて位置している。ま
た、カステラ6の両端面も、適当に折込まれてヒ
ートシールされている。
第1図に示すように、フイルム2は、強度部材
としてのフイルム基材3、コーテイング材として
のヒートシール材4,4及び剥離材5により構成
されている。すなわち、フイルム基材3の両面に
ヒートシール材4が全面コーテイングされ、更
に、ヒートシール材4の片面のみに剥離材5が印
刷コーテイングされている。
剥離材5が、第3図に示すように、ヒートシー
ル材4に升目模様に印刷されている。剥離材5の
占有面積率は約50%以上が好ましく、特に、剥離
材5の面積率が75%程度であることが好ましい。
次に、フイルム2を製造する場合について具体
的に説明する。フイルム基材3には、軟化点が
120℃以上のポリプロピレンを使用する。シート
状の所定厚さのフイルム基材3の両面に溶融状態
のポリプロピレン共重合体を供給しつつ、これを
ロール間に送給する。これにより、フイルム基材
3及びポリプロピレン共重合体が共にロールより
押出しされ、フイルム基材3の両面にポリプロピ
レン共重合体の薄膜が形成され、これがヒートコ
ート材4となる。このポリプロピレン共重合体に
は、軟化点が100℃以下の樹脂を用いることが好
ましい。次いで、これをグラビア印刷機に送給
し、升目模様のインキセルの原板にフイルムの一
方の面を押付け、インキセル内のシリコーン樹脂
をフイルム面上に移行させ、升目模様を凹版印刷
する。これにより、第3図に示すように、剥離材
5がフイルム2の一方の面に形成される。
次に、フイルム2によりロール巻カステラ6を
包装する場合について説明する。シート状フイル
ムから所定面積の包装用フイルム2を裁断し、フ
イルム2でカステラ6をぐるりと一巻きし、カス
テラ6の底部にてフイルム端部を所定幅に重ね合
せる。カステラ6の両側面側にはみ出たフイルム
端部をギヤザーするように折込む。次いで、重ね
合せ部7を押え付けつつ、約110℃に所定時間だ
け加熱し、ヒートシールする。更に、カステラ両
側面の折込み部も同様にヒートシールする。
上記実施例によれば、カステラ焼面に接触する
面を、シリコーン樹脂でグラビアコーテイングし
ているので、フイルムの剥離性が極めて良好であ
り、焼面が剥がれることなく包装を解くことがで
きる。また、フイルムを製造する場合に、ヒート
シール材及び剥離材を全面コーテイングするの
で、従来のヒートシール部を部分コーテイングす
るという複雑な工程が不要になり、製造コストを
低減することができる。
なお、上記実施例では、フイルム基材及びヒー
トシール材にポリプロピレン系樹脂及びその共重
合体を用いたが、これに限らず他の合成樹脂、例
えば、オレフイン系樹脂又はその共重合体を採用
することもできる。
また、上記実施例では、剥離材にシリコーン樹
脂を用いたが、これに限らず撥水性を有する材料
等、他の剥離材を採用することもできる。
また、上記実施例では、剥離材の印刷を升目模
様にしたが、これに限らず線状、格子状、多数の
ドツト状等の他の模様に変更しても同様の効果を
得ることができる。
また、上記実施例では、ヒートシール材をフイ
ルム基材の両面にコーテイングしたが、片面のみ
のコーテイングであつても、フイルム端部の重ね
合せを適宜変更することにより食品を密封包装す
ることができる。
[発明の効果] この発明によれば、食品との剥離性に優れてい
るので、食品表皮が剥がれることなく包装を解く
ことができる。また、フイルムをヒートシールす
ることができると共に、フイルムが透明又は半透
明であるので、手軽な包装で消費者の購買意欲を
増進させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る食品包装用フ
イルムを示す断面拡大図、第2図は包装されたロ
ール巻カステラを示す斜視図、第3図は剥離材が
コーテイングされたほうのフイルム面を示す平面
拡大図である。 2;包装用フイルム、3;フイルム基材、4;
ヒートシール材、5;剥離材、6;ロール巻カス
テラ、7;ヒートシール部(重ね合せ部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フイルム基材と、このフイルム基材の少なく
    とも片面にコーテイングされフイルム基材の軟化
    点より低い温度で軟化する樹脂からなるヒートシ
    ール材と、食品と接触する側の面にコーテイング
    され、ぬれにくい性質を有する剥離材と、を有
    し、、この剥離材とヒートシール材とは全面に亘
    つて交互に位置し、全体として透明又は半透明で
    あることを特徴とする食品包装用フイルム。 2 前記剥離材は、シリコーン樹脂がグラビアに
    よりコーテイングされたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の食品包装用フ
    イルム。 3 フイルム基材と、このフイルム基材の少なく
    とも片面にコーテイングされフイルム基材の軟化
    点より低い温度で軟化する樹脂からなるヒートシ
    ール材と、食品と接触する側の面にコーテイング
    され、ぬれにくい性質を有する剥離材と、を有
    し、この剥離材とヒートシール材とは全面に亘つ
    て交互に位置し、全体として透明又は半透明であ
    る食品包装用フイルムを用い、剥離材をコーテイ
    ングした面が食品接触面になるようにフイルムを
    食品に巻き付け、フイルム両端部を相互に重ね合
    せ、この重ね合せ部を加熱することにより剥離材
    周囲のヒートシール材の部分を相互に融着するこ
    とを特徴とする食品包装方法。
JP23685087A 1987-09-21 1987-09-21 Food packaging film and packaging method Granted JPS6484864A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23685087A JPS6484864A (en) 1987-09-21 1987-09-21 Food packaging film and packaging method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23685087A JPS6484864A (en) 1987-09-21 1987-09-21 Food packaging film and packaging method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6484864A JPS6484864A (en) 1989-03-30
JPH0317713B2 true JPH0317713B2 (ja) 1991-03-08

Family

ID=17006722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23685087A Granted JPS6484864A (en) 1987-09-21 1987-09-21 Food packaging film and packaging method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6484864A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078920A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 三和化工紙株式会社 包装用袋及びその製造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914345A (ja) * 1972-05-19 1974-02-07
JPS5323369A (en) * 1976-08-16 1978-03-03 Daicel Ltd Film for wrapping foods
JPS5379693A (en) * 1976-12-24 1978-07-14 Daicel Chem Ind Ltd Packing film
JPS54131683A (en) * 1978-04-03 1979-10-12 Daicel Chem Ind Ltd Release packaging film
JPS56118457A (en) * 1980-02-26 1981-09-17 Toshiba Silicone Co Ltd Method of giving releasability to surface
JPS58171916A (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 Tokyo Serofuanshi Kk 離型性二軸延伸ポリプロピレンフイルムの製造方法
JPS605628A (ja) * 1984-04-16 1985-01-12 Toshiba Corp Mosトランジスタ回路
JPS6030265A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Fuji Xerox Co Ltd 感熱中間調記録方法
JPS60244272A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Daicel Chem Ind Ltd 水産練製品包装用フイルム
JPS6320871A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Matsushita Electronics Corp 半導体装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914345A (ja) * 1972-05-19 1974-02-07
JPS5323369A (en) * 1976-08-16 1978-03-03 Daicel Ltd Film for wrapping foods
JPS5379693A (en) * 1976-12-24 1978-07-14 Daicel Chem Ind Ltd Packing film
JPS54131683A (en) * 1978-04-03 1979-10-12 Daicel Chem Ind Ltd Release packaging film
JPS56118457A (en) * 1980-02-26 1981-09-17 Toshiba Silicone Co Ltd Method of giving releasability to surface
JPS58171916A (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 Tokyo Serofuanshi Kk 離型性二軸延伸ポリプロピレンフイルムの製造方法
JPS6030265A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Fuji Xerox Co Ltd 感熱中間調記録方法
JPS605628A (ja) * 1984-04-16 1985-01-12 Toshiba Corp Mosトランジスタ回路
JPS60244272A (ja) * 1984-05-18 1985-12-04 Daicel Chem Ind Ltd 水産練製品包装用フイルム
JPS6320871A (ja) * 1986-07-14 1988-01-28 Matsushita Electronics Corp 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6484864A (en) 1989-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3818545B2 (ja) 捩りによって閉成された包装用ラッパーと包装方法
JPH09512217A (ja) 窓付包装体及びその製造方法
US3935810A (en) Pouches
EP0583279A1 (en) Improvements in and relating to wrapping food products
AU695558B2 (en) Wrapper and method of its manufacture
JP2002051714A (ja) 米飯包装体、及び米飯包装用の包材
JPH0317713B2 (ja)
JP4705865B2 (ja) 食品用包材および食品用包装袋
JPS6347520Y2 (ja)
JP4020442B2 (ja) 生理用ナプキンの包装構造
US2143844A (en) Laminated structure
JP2531717B2 (ja) 食品包装用フィルム及びその製造方法
JP3022871U (ja) 米飯加工食品の包装袋及び包装体
JPS6313177Y2 (ja)
JP3396796B2 (ja) 棒状食品用包装材の製造方法
JPS61127408A (ja) 海苔巻寿司の包装方法
JP2755920B2 (ja) 食品包装体
JPH0449116Y2 (ja)
JPS62168871A (ja) 軟壊性物品のシ−ルパツケ−ジ
JP7492897B2 (ja) 食品用包装材
JP2004081175A (ja) 米飯加工食品の包装体
JPS638623Y2 (ja)
JPH0321403B2 (ja)
EP0314043A2 (en) Production method for metallized laminated plastic cardboard, in particular for alimentary use, and respective product
JPH077747Y2 (ja) おにぎり包装シ−ト及び包装おにぎり