JPH0317705Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0317705Y2 JPH0317705Y2 JP1984175862U JP17586284U JPH0317705Y2 JP H0317705 Y2 JPH0317705 Y2 JP H0317705Y2 JP 1984175862 U JP1984175862 U JP 1984175862U JP 17586284 U JP17586284 U JP 17586284U JP H0317705 Y2 JPH0317705 Y2 JP H0317705Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- backrest
- seat
- base frame
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は主として自動車に設置される座席にお
ける背もたれ部の取付機構に関するものである。
更に詳しく述べれば本考案は背もたれ部が前倒れ
して座部上に完全に重なるようにするため、座部
に対して背もたれ部を二段枢着方式によつて取付
ける機構に関するものである。
ける背もたれ部の取付機構に関するものである。
更に詳しく述べれば本考案は背もたれ部が前倒れ
して座部上に完全に重なるようにするため、座部
に対して背もたれ部を二段枢着方式によつて取付
ける機構に関するものである。
従来例を第10図に示す。図において座席1は
座部11と背もたれ部12とからなり、座部11
の側面には基枠2が取付けられ、該基枠2には下
枠3が枢着せられ、該下枠3には背もたれ部12
側面を支持する上枠4が枢着されている。該下枠
3の下縁には係合歯32が形成せられ、該係合歯
32には基枠2に枢着せられている係止片5の係
合歯52が係合する。そして係止片5はバネ7に
よつて上方へ付勢されるとともにその先端部上縁
は把手6の根端部下縁と当接する。更に下枠3に
は把手8が枢着せられ把手8根端部のフツク82
は上枠4の後縁に係合する。
座部11と背もたれ部12とからなり、座部11
の側面には基枠2が取付けられ、該基枠2には下
枠3が枢着せられ、該下枠3には背もたれ部12
側面を支持する上枠4が枢着されている。該下枠
3の下縁には係合歯32が形成せられ、該係合歯
32には基枠2に枢着せられている係止片5の係
合歯52が係合する。そして係止片5はバネ7に
よつて上方へ付勢されるとともにその先端部上縁
は把手6の根端部下縁と当接する。更に下枠3に
は把手8が枢着せられ把手8根端部のフツク82
は上枠4の後縁に係合する。
上記構成において係止片5の係合歯52と下枠
3の係合歯32が係合されている時は下枠3は基
枠2に対して枢軸31の周りに回動することを係
止されている。更に把手8フツク82が上枠4の
後縁に係合されている時は上枠4は下枠3に対し
て枢軸41の周りに回動することを係止されてい
る。このようにして背もたれ部12は座部11に
対して一定のリクライニング位置で固定されてい
る。次いで枢軸61を中心として把手6を上方に
回動させると把手6の根端部下縁は係止片5の先
端部上縁を押下げ、係止片5は枢軸51を中心と
して下方に回動し下枠3の係合歯32と係止片5
の係合歯52とが離開して下枠3は枢軸31の周
りに回動可能となり背もたれ部12をリクライニ
ングさせることが出来るようになる。更に把手8
を枢軸81を中心として上方へ回動させると把手
8のフツク82が上枠4の後縁からはずれて上枠
4は枢軸41を中心として前方へ回動することが
出来るようになり背もたれ部12は前倒れするこ
とが出来る。
3の係合歯32が係合されている時は下枠3は基
枠2に対して枢軸31の周りに回動することを係
止されている。更に把手8フツク82が上枠4の
後縁に係合されている時は上枠4は下枠3に対し
て枢軸41の周りに回動することを係止されてい
る。このようにして背もたれ部12は座部11に
対して一定のリクライニング位置で固定されてい
る。次いで枢軸61を中心として把手6を上方に
回動させると把手6の根端部下縁は係止片5の先
端部上縁を押下げ、係止片5は枢軸51を中心と
して下方に回動し下枠3の係合歯32と係止片5
の係合歯52とが離開して下枠3は枢軸31の周
りに回動可能となり背もたれ部12をリクライニ
ングさせることが出来るようになる。更に把手8
を枢軸81を中心として上方へ回動させると把手
8のフツク82が上枠4の後縁からはずれて上枠
4は枢軸41を中心として前方へ回動することが
出来るようになり背もたれ部12は前倒れするこ
とが出来る。
上記従来技術においては背もたれ部12をリク
ライニングさせる時は把手6を操作し、前倒れさ
せる時は把手8を操作しなければならないと云う
手間がかゝり、また背もたれ部12を前倒れさせ
たくない時でも把手8の誤操作によつて背もたれ
部12が前倒れしてしまうと云う問題点があつ
た。
ライニングさせる時は把手6を操作し、前倒れさ
せる時は把手8を操作しなければならないと云う
手間がかゝり、また背もたれ部12を前倒れさせ
たくない時でも把手8の誤操作によつて背もたれ
部12が前倒れしてしまうと云う問題点があつ
た。
本考案は上記従来の問題点を解決する手段とし
て、座部11と背もたれ部12とからなる座席1
において、座部11の側面に基枠2を取付け、該
基枠2には下枠3を枢着し、更に該下枠3には背
もたれ部12側面を支持する上枠4を枢着した構
成において、該基枠2には開口部21Aを有する
案内溝21を設け、該上枠4には該案内溝21に
嵌合するピン42を突設したことを特徴とするも
のである。
て、座部11と背もたれ部12とからなる座席1
において、座部11の側面に基枠2を取付け、該
基枠2には下枠3を枢着し、更に該下枠3には背
もたれ部12側面を支持する上枠4を枢着した構
成において、該基枠2には開口部21Aを有する
案内溝21を設け、該上枠4には該案内溝21に
嵌合するピン42を突設したことを特徴とするも
のである。
上記構成にもとづく本考案の作用は下記の通り
である。
である。
背もたれ部を座部に対して起立させて行くと背
もたれ部の最つとも起立した位置で上枠のピンが
基枠案内溝の開口部の位置に来る。この状態で上
枠を下枠に対して前方へ回動させると上枠のピン
は該案内溝の開口部を介して案内溝から離脱す
る。このようにして背もたれ部は前倒れすること
が可能となる。背もたれ部が最とも起立した位置
以外のリクライニング位置にある時は上枠のピン
が基枠案内溝の開口部以外の位置にあり、ピンと
案内溝との係合により上枠は下枠に対する回動を
係止されている。
もたれ部の最つとも起立した位置で上枠のピンが
基枠案内溝の開口部の位置に来る。この状態で上
枠を下枠に対して前方へ回動させると上枠のピン
は該案内溝の開口部を介して案内溝から離脱す
る。このようにして背もたれ部は前倒れすること
が可能となる。背もたれ部が最とも起立した位置
以外のリクライニング位置にある時は上枠のピン
が基枠案内溝の開口部以外の位置にあり、ピンと
案内溝との係合により上枠は下枠に対する回動を
係止されている。
本考案においてはしたがつて背もたれ部を前倒
れさせる時には座部に対して背もたれ部を最つと
も起立した位置におけば自動的に背もたれ部は前
倒れ可能となり把手操作は全く必要がなく構造が
簡単になりかつ背もたれ部を前倒れさせるのに面
倒な手間もかゝらないし、背もたれ部が最つとも
起立した位置以外のリクライニング位置にある時
は背もたれ部は前倒れしない。また上枠のピンを
基枠案内溝にガタつきなく嵌合するように加工す
ることも容易である。
れさせる時には座部に対して背もたれ部を最つと
も起立した位置におけば自動的に背もたれ部は前
倒れ可能となり把手操作は全く必要がなく構造が
簡単になりかつ背もたれ部を前倒れさせるのに面
倒な手間もかゝらないし、背もたれ部が最つとも
起立した位置以外のリクライニング位置にある時
は背もたれ部は前倒れしない。また上枠のピンを
基枠案内溝にガタつきなく嵌合するように加工す
ることも容易である。
本考案を第1図〜第7図に示す一実施例によつ
て説明すれば、座席1は座部11と背もたれ部1
2とからなり、座部11の側面には基枠2が取付
けられ、該基枠2には下枠3が枢軸31を介して
枢着せられ、該下枠3に背もたれ部12側面を支
持する上枠4が枢軸41を介して枢着せられる。
該下枠3の下縁には係合歯32が形成せられ、該
係合歯32に枢軸51を介して基枠2に枢着せら
れている係止片5の係合歯52が係合する。該係
止片5はバネ7によつて上方へ回動する方向へ付
勢せられており、その先端部上縁は枢軸61を介
して基枠2に枢着されている把手6の根端部下縁
に当接する。上枠4の下端部にはピン42が突設
せられ、該ピン42は基枠2の案内溝21に嵌合
している。該案内溝21は枢軸31を中心とする
円周上にあり上端には開口部21Aを有する。
て説明すれば、座席1は座部11と背もたれ部1
2とからなり、座部11の側面には基枠2が取付
けられ、該基枠2には下枠3が枢軸31を介して
枢着せられ、該下枠3に背もたれ部12側面を支
持する上枠4が枢軸41を介して枢着せられる。
該下枠3の下縁には係合歯32が形成せられ、該
係合歯32に枢軸51を介して基枠2に枢着せら
れている係止片5の係合歯52が係合する。該係
止片5はバネ7によつて上方へ回動する方向へ付
勢せられており、その先端部上縁は枢軸61を介
して基枠2に枢着されている把手6の根端部下縁
に当接する。上枠4の下端部にはピン42が突設
せられ、該ピン42は基枠2の案内溝21に嵌合
している。該案内溝21は枢軸31を中心とする
円周上にあり上端には開口部21Aを有する。
上記構成において、第1図〜第3図に示すよう
に係止片5の係合歯52が下枠3の係合歯32と
係合している時は下枠3の基枠2に対する回動が
係止されて背もたれ部12はその位置で固定され
ている。把手6を引上げて上方へ回動させると把
手6の根端部下縁は係止片5の先端部上縁を押し
下げ、このようにして係止片5は下方に回動して
係合歯32と係合歯52とが離すると下枠3は基
枠2に対して回動が可能になり背もたれ部12を
リクライニングさせることが出来る。所定の位置
に背もたれ部12をリクライニングさせてから把
手6を自由にすると係止片5がバネ7の弾性によ
つて元の位置に戻り係合歯32と係合歯52とは
再び係合して下枠3の基枠2に対する回動が係止
され背もたれ部12はそのリクライニング位置に
固定される。この間上枠4のピン42は第5図に
示すように基枠2の案内溝21に嵌合しておりし
たがつて上枠4の下枠3に対する回動は係止され
ており背もたれ部12は前倒れしない。背もたれ
部12を最とも起立した位置におくと第6図に示
すように上枠4のピン42は基枠2の案内溝21
の上端の開口部21Aに位置する。この位置で背
もたれ部12を前倒れさせるとピン42は開口部
21Aを介して案内溝21から離脱することが可
能であり、このようにして上枠4は下枠3に対し
て前方へ回動して第7図に示すように背もたれ部
12は前倒れして座部11上に完全に重なる。
に係止片5の係合歯52が下枠3の係合歯32と
係合している時は下枠3の基枠2に対する回動が
係止されて背もたれ部12はその位置で固定され
ている。把手6を引上げて上方へ回動させると把
手6の根端部下縁は係止片5の先端部上縁を押し
下げ、このようにして係止片5は下方に回動して
係合歯32と係合歯52とが離すると下枠3は基
枠2に対して回動が可能になり背もたれ部12を
リクライニングさせることが出来る。所定の位置
に背もたれ部12をリクライニングさせてから把
手6を自由にすると係止片5がバネ7の弾性によ
つて元の位置に戻り係合歯32と係合歯52とは
再び係合して下枠3の基枠2に対する回動が係止
され背もたれ部12はそのリクライニング位置に
固定される。この間上枠4のピン42は第5図に
示すように基枠2の案内溝21に嵌合しておりし
たがつて上枠4の下枠3に対する回動は係止され
ており背もたれ部12は前倒れしない。背もたれ
部12を最とも起立した位置におくと第6図に示
すように上枠4のピン42は基枠2の案内溝21
の上端の開口部21Aに位置する。この位置で背
もたれ部12を前倒れさせるとピン42は開口部
21Aを介して案内溝21から離脱することが可
能であり、このようにして上枠4は下枠3に対し
て前方へ回動して第7図に示すように背もたれ部
12は前倒れして座部11上に完全に重なる。
上記実施例以外、例えば第8図に示すように基
枠2の案内溝21にブラケツト22を差渡して補
強してもよいし、第9図に示すように基枠2に開
口部21′Aを有する案内溝21′を別体として取
付けてもよい。
枠2の案内溝21にブラケツト22を差渡して補
強してもよいし、第9図に示すように基枠2に開
口部21′Aを有する案内溝21′を別体として取
付けてもよい。
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示すもの
であり、第1図は一部切欠き側面図、第2図は側
面図、第3図は下枠を省いた側面図、第4図は基
枠の側面図、第5図は背もたれ部固定状態の説明
図、第6図は背もたれ部が最つとも起立した状態
の説明図、第7図は背もたれ部前倒れ状態の説明
図、第8図は他の実施例の基枠斜視図、第9図は
更に他の実施例の基枠斜視図、第10図は従来例
の側面図である。 図中、1……座席、11……座部、12……背
もたれ部、2……基枠、21,21′……案内溝、
21A,21′A……開口部、3……下枠、4…
…上枠、42……ピン。
であり、第1図は一部切欠き側面図、第2図は側
面図、第3図は下枠を省いた側面図、第4図は基
枠の側面図、第5図は背もたれ部固定状態の説明
図、第6図は背もたれ部が最つとも起立した状態
の説明図、第7図は背もたれ部前倒れ状態の説明
図、第8図は他の実施例の基枠斜視図、第9図は
更に他の実施例の基枠斜視図、第10図は従来例
の側面図である。 図中、1……座席、11……座部、12……背
もたれ部、2……基枠、21,21′……案内溝、
21A,21′A……開口部、3……下枠、4…
…上枠、42……ピン。
Claims (1)
- 座部と背もたれ部とからなる座席において、座
部の側面に基枠を取付け、該基枠には下枠を枢着
し、更に該下枠には背もたれ部側面を支持する上
枠を枢着した構成において、該基枠には開口部を
有する案内溝を設け、該上枠には該案内溝に嵌合
するピンを突設したことを特徴とする座席におけ
る背もたれ部の取付機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984175862U JPH0317705Y2 (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984175862U JPH0317705Y2 (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6190441U JPS6190441U (ja) | 1986-06-12 |
JPH0317705Y2 true JPH0317705Y2 (ja) | 1991-04-15 |
Family
ID=30733465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984175862U Expired JPH0317705Y2 (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0317705Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334816A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Kubota Corp | ろ過池システム |
-
1984
- 1984-11-20 JP JP1984175862U patent/JPH0317705Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334816A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Kubota Corp | ろ過池システム |
JP4551124B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-09-22 | 株式会社クボタ | ろ過池システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6190441U (ja) | 1986-06-12 |
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