JPH0317663B2 - - Google Patents

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JPH0317663B2
JPH0317663B2 JP20142585A JP20142585A JPH0317663B2 JP H0317663 B2 JPH0317663 B2 JP H0317663B2 JP 20142585 A JP20142585 A JP 20142585A JP 20142585 A JP20142585 A JP 20142585A JP H0317663 B2 JPH0317663 B2 JP H0317663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ornament
jig
base material
pasting
door trim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20142585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6260635A (ja
Inventor
Hiromichi Sawara
Norihisa Tamashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP20142585A priority Critical patent/JPS6260635A/ja
Publication of JPS6260635A publication Critical patent/JPS6260635A/ja
Publication of JPH0317663B2 publication Critical patent/JPH0317663B2/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、成形ドアトリムにおけるオーナメン
ト用フアブリツクの位置決め装置に関し、特に、
基材の曲面と同様な形状を有する治具にシート材
料を位置決めした後で基材を上から押圧し、貼付
けの動作を行い得るようにドアトリム用オーナメ
ント貼付け治具に関する。
〔従来の技術〕
オーナメント全周を高周波ウエルド加工して貼
付けるようにした成形ドアトリムでは、通常はオ
ーナメントとしてフアブリツク単体、フアブリツ
クとフオーム材のラミネート品、あるいは、まれ
ではあるがフオーム材に植毛を行つたシートを基
材に貼付けすることによつて製造を行つている。
そして、このオーナメントを基材に貼付けする
際に、オーナメントに柔軟性があり、基材も3次
元曲面に形成されているものであるために、治具
による位置決めが困難であることにより、主とし
て、作業者が目測で位置決めを行い、手で押圧し
ながら貼付けの作業を行うようにしていることが
多い。
しかし、この方法によると、製品毎のオーナメ
ントの位置にバラツキが発生し、一定の外観品質
を維持することが困難になり、しかも、作業者に
熟練を要求する度合が増加する等の、多くの問題
点を持つているものであつた。
この状態を第3図ないし第7図に基づいて説明
すると、第3図に示されるように、ドアトリムの
基材1の所定の部分にPVC表皮2と、オーナメ
ント3を所定の模様等にしたがつて貼付ける場合
には、第4図に示されるようにPVC表皮2の端
部に沿つてラツプ部Fで重合させた状態でオーナ
メント3を貼付けるが、基材1の表面が3次元曲
面よりなるために多くの凹凸があるので、それ用
の装置は複雑になり、機械等を用いて自動的に作
業を行うことはコスト的に困難であるために、第
5図に示されるように作業者が貼り付けの作業を
行つている。
ところが、オーナメント3が設計値に基づいて
裁断されているものの、基材1に対して貼り初め
の位置Aから順次貼付けを行うと、その押圧の状
態が微妙に変ることや、オーナメントの伸び具合
等の条件によつて、貼り終りの位置Bに正確に位
置決めされないことが多い。したがつて、第6図
や第7図に示されるように、重合部分4を高周波
ウエルダー5で接着した時に、オーナメントの重
合部が基準値よりも長い場合には、PVC表皮部
分に凸条が生じたり、または、反対に目標値より
も短い場合には、オーナメント3の端部に浮き部
分6が発生したりして、良好な状態の製品を得る
ことが出来ない等の欠点が発生し、その手直しに
余分な労力をかけることがあり、コスト的にも、
多くの問題が持つているのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記したような従来より用いられて
いる装置の欠点を解消するもので、柔軟性を有す
るオーナメントを3次元曲面に沿つて貼付けする
工程において、オーナメント外周の位置を決める
と同時に、真空で吸引を行うことによつて、あら
かじめ基材の曲面に沿つた形状に保持させ、その
後で接着剤を塗布した基材を密着させて両者を貼
り合せるようにすることによつて、基材の所定の
位置に正確にオーナメントを貼付けすることが出
来るようにする治具を提供することを目的として
いる。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者は、前記目的を達成するための手段を
鋭意研究した結果、3次元曲面を有する基材の表
面にオーナメントを貼付けするに際して、使用さ
れる治具において該基材の表面形状と同一の3次
元曲面を有し、かつ複数の真空吸引孔を形成した
治具本体と、該治具本体の周囲を囲むようにして
上下動可能な位置決めプレートと、基材の周囲の
位置決めを行うためのガイド部材とからなり、オ
ーナメントを前記治具の表面に吸引することによ
つて所定の形状にセツトした後で接着剤を塗布し
た基材を上から重合させることが可能なように構
成したことを特徴とするドアトリム用オーナメン
ト貼付け治具を開発したものである。
〔作用〕
本発明のドアトリム用オーナメント貼付け治具
は、オーナメントを貼付けする基材の表面形状に
合せて、3次元曲面を形成した治具の凸部または
凹部の所定の位置に、複数列の真空吸引孔を設け
るとともに、その治具の周囲にはスプリングで付
勢された位置決めプレートを上下動可能に設けて
いる。この真空吸引孔は、治具中央部に形成した
空間を介して真空ポンプ等の真空源に接続されて
いるもので、オーナメントを吸引することによつ
て、治具の表面に密着させた状態にセツトできる
ようになつている。
さらに、治具の周囲には、所定の位置に成形ド
アトリムの基材の周囲部分を位置決めするための
ガイド部材を設けており、オーナメントを貼付け
する際に基材の周囲の部分をガイド部材によつて
保持できるようにしている。
そして、本発明のドアトリム用オーナメント貼
付け治具を用いて成形ドアトリムにオーナメント
を貼付けする際には、まず、オーナメントの意匠
面を下にして治具の表面にセツトし、その場合に
オーナメントの周囲の部分を位置決めプレートの
内側に正確に当てる。次いで、真空源を作動させ
て吸引孔からオーナメントの吸引を行うと、治具
の表面に密着した状態で、治具の3次元曲面に沿
つた形状に保持される。つまり、そのときの状態
が成形ドアトリムの形状に一致する。
その後で、接着剤を塗布した基材を、周囲のガ
イドに合せて下降させて、オーナメントの基材に
対する貼付けの作業を行うので、本発明のドアト
リム用オーナメント貼付け治具においては、作業
者の熟練等の条件を必要とせずに、正確にオーナ
メントを貼付けする作業を行うことが可能にな
る。
〔発明の実施例〕
図示された実施例に従つて、本発明のドアトリ
ム用オーナメント貼付け治具の構成を説明する
と、第1図の斜視図に示されるように、本発明の
ドアトリム用オーナメント貼付け治具は、貼付け
されるオーナメント3の形状に一致させて形成し
た3次元曲面の表面部分を有する治具7と、その
治具7の所定の位置に、複数列に形成された真空
吸引孔8を設けている。この真空吸引孔8の配列
の状態は、治具表面の3次元曲面の凸部または凹
部に対応して設けられているもので、その孔によ
つて吸引されたオーナメントが、治具表面に正確
にフイツトするようにされるようになる。
また、治具7の周囲には、位置決めプレート9
が後述するようにして上下動可能に設けられてお
り、さらに、治具7を支持する台の所定の位置に
は、ガイド10が適当な間隔で固定されている。
第2図には、第1図で示した治具7と、その周
囲の部材の構成が、より詳細に示されている。つ
まり、基台の上に固定されている治具7の表面に
は、基材1の曲面形状に一致するようにした3次
元曲面が形成され、その凸部または凹部の曲面の
変位する部分の所定の位置には、真空吸引孔8が
複数列形成されており、その孔は治具7の中心部
に形成した空間部12に接続されている。空間部
12には、図示を省略した真空ポンプ等の真空源
に接続される真空吸引管13が接続されており、
各吸引孔8から同時に吸引出来るようになつてい
る。
また、治具7の周囲には、その周辺の形状に一
致させ、周囲を囲むようにして位置決めプレート
9を設けている。このプレート9は、その下部を
スプリング11で支持しており、基材1を載置し
ないときには、図示するような状態で突出されて
いて、オーナメント3を治具7の表面にセツトす
る際に、その周囲を位置決めするように作用する
が、基材1を下降させたときには、その重量によ
つて下げられるようになつている。
さらに、治具7の周辺の所定の位置には、ガイ
ド10を所定の配列状態に応じて基台の上に固定
して設けている。このガイド10は、基材1を下
降させる際の案内部材として用いられるととも
に、その下端部の位置決め等にも用いられるよう
になつている。
次に、本発明のドアトリム用オーナメント貼付
け治具を用いてのオーナメント3の貼付けの作業
を行う場合の動作について説明すると、まず、治
具7の表面に所定の形状に裁断したオーナメント
3をセツトするが、そのときには治具7の周囲の
位置決めプレート9が第2図で示すように治具の
表面よりも突出した状態にある。そこで、オーナ
メント3の周囲の部分は、突出しているプレート
9の内側に接触するようにされるので、その位置
決めの動作が容易に行われる。
次いで、真空源を作動させ、吸引孔8を介して
空気を吸引すると、オーナメント3は治具7の3
次元曲面に形成されている凸部や凹部に正確に吸
引されることになるために、その曲面に沿つて正
確に形成され、そのままの状態で吸引が継続され
て保持されることになる。
その後で、オーナメント3を貼付けする所定の
部分に接着剤を塗布した基材1を、ガイド10に
沿つて下降させると、その周囲の部分がプレート
9に当たり、スプリング11を圧縮しながらスト
ロークSだけそのプレート9を押し下げる。
そして、基材1の表面に接着剤によつてオーナ
メント3を確実に密着させ、貼付けの作用が行な
われたごとを確認してから、真空源の作動を停止
し、吸引孔8を介しての真空吸引を解除し基材1
を引き上げると、オーナメント3が基材1の表面
に接着されたままの状態で装置から取り外され、
PVCフオームからなる表皮材を、その表面真空
成形にて貼り付けた後オーナメント周囲の部分を
高周波ウエルダーにより接着して作業を終了する
ようにしている。
〔発明の効果〕
本発明のドアトリム用オーナメント貼付け治具
は、上記したような構成を有するものであるか
ら、オーナメントの貼付けの作業を行う際に、位
置決めプレートの内側にオーナメントをセツトす
るのみで、非常に容易に位置決めを行うことが可
能になる。
したがつて、複雑な3次元形状の曲面に対する
オーナメントの貼付けの作業を行うに際して、作
業者は治具の表面にオーナメントを載置するのみ
の動作を行うだけでよく、その他の作業を全て自
動的に行うことが可能になる。
また、成形ドアトリムの下降の動作をガイドに
よつて、その位置を正確に規制した状態で行うこ
とが可能になり、貼付け位置のずれ等が発生する
ことを確実に防止出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のドアトリム用オーナメント貼
付け治具の構成を示す斜視図、第2図は本発明の
ドアトリム用オーナメント貼付け治具の断面図、
第3図は成形ドアトリムの斜視図、第4図は基材
にオーナメントを貼付けした状態を示す断面図、
第5図は従来の貼付方法を示す説明図、第6図な
いし第7図は、それぞれ従来方法によるオーナメ
ントの貼付け状態を示す説明図である。 図中の符号、1……基材、2……PVC表皮、
3……オーナメント、5……高周波ウエルダー、
7……治具、8……真空吸引孔、9……位置決め
プレート、10……ガイド、11……スプリン
グ、13……真空吸引管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3次元曲面を有する基材の表面にオーナメン
    トを貼付けするに際して使用される治具におい
    て、該基材の表面形状と同一の3次元曲面を有
    し、かつ複数の真空吸引孔を形成した治具本体
    と、該治具の本体の周囲を囲むようにして上下動
    可能な位置決めプレートと、基材の周囲の位置決
    めを行うためのガイド部材とからなり、オーナメ
    ントを前記治具の表面に吸引することによつて所
    定の形状にセツトした後で接着剤を塗布した基材
    を上から重合させることが可能なように構成した
    ことを特徴とするドアトリム用オーナメント貼付
    け治具。
JP20142585A 1985-09-11 1985-09-11 ドアトリム用オ−ナメント貼付け治具 Granted JPS6260635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20142585A JPS6260635A (ja) 1985-09-11 1985-09-11 ドアトリム用オ−ナメント貼付け治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20142585A JPS6260635A (ja) 1985-09-11 1985-09-11 ドアトリム用オ−ナメント貼付け治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6260635A JPS6260635A (ja) 1987-03-17
JPH0317663B2 true JPH0317663B2 (ja) 1991-03-08

Family

ID=16440866

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20142585A Granted JPS6260635A (ja) 1985-09-11 1985-09-11 ドアトリム用オ−ナメント貼付け治具

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JPS6260635A (ja) 1987-03-17

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