JP2633310B2 - 積層体成形装置 - Google Patents

積層体成形装置

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JP2633310B2
JP2633310B2 JP63172062A JP17206288A JP2633310B2 JP 2633310 B2 JP2633310 B2 JP 2633310B2 JP 63172062 A JP63172062 A JP 63172062A JP 17206288 A JP17206288 A JP 17206288A JP 2633310 B2 JP2633310 B2 JP 2633310B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、基材の表面に表皮材を一体的に貼り合わせ
てなる積層体を成形する装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、このような積層体成形装置として、例えば
第5図に示すように、昇降可能な可動型としての上型a
と、型外周部に図示しない刃部を有する固定型としての
下型bとで成形型cを構成し、予め所定形状に成形され
た基材dを上下の表皮材e,e間に位置せしめて上記成形
型cの下型bに載置した状態で、上記上型aの下降動作
によって両上型aおよび下型bの相対向する型面で加圧
することにより、上記基材dの表面全体に両表皮材e,e
を一体的に貼り合わせてなる積層体fを成形し、かつ上
記両表皮材e,eの成形型cからのはみ出し部分を、成形
型cの外周に昇降可能に配置された切刃gの下降動作に
よって上記下型bの刃部とで切断するようにしたものが
一般によく知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記の従来のものでは、上型aの型面外周
を下方に、下型bのそれを上方にそれぞれ延設して相対
向する型面外周に突起部h,iを形成し、加圧時に上側の
表皮材eを上型aの下降動作によりその突起部hで下方
に導いて下型bの突起部iとで両表皮材e,eを挟み付け
ることにより、基材d外周端面に沿わせるようになされ
ている。このことから、成形(貼り合わせ)後に上記両
表皮材e,eの成形型cからのはみ出し部分を切刃gと上
記下型bの刃部とで切断しても、上記両上型aおよび下
型bの壁面外周の突起部h,iの幅だけ両表皮材e,eが積層
体f外周端面に突出した状態に残るため、見映え上好ま
しくないという問題があった。
そこで、この突出部をできるだけ目立たないようにす
るために、上記上型aおよび下型bの突起部h,iの幅を
可及的に薄くすることが考えられるが、この場合には突
起部h,iが破損し易くなって実用に耐えなくなることか
ら、薄肉化には自ずと限界がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、成形型の上型および下型の型面外
周の型構造を改良することにより、表皮材を積層体外周
端面に突出部が残らないように基材外周端面に沿わせ、
これにより見映えの良い積層体を得んとすることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、上
型と下型とからなり、該上型および下型の一方の型外周
部に刃部を有する成形型と、該成形型の外周に昇降可能
に配置された切刃とを備え、予め所定形状に成形された
基材を上下の表皮材間に位置せしめた状態で上記成形型
の上型および下型の相対向する型面で加圧し、かつ上記
両表皮材の成形型からのはみ出し部分を上記切刃の切断
動作によって上記成形型の刃部とで切断することによ
り、上記基材の表面に両表皮材を一体的に貼り合わせて
なる積層体を成形する装置を対象とする。この場合、上
記成形型の相対向する型面外周部を成形型にセットされ
た基材の外周端よりも外方に延設する。さらに、表皮材
切断の際、一方の表皮材の成形型からのはみ出し部分を
上記切刃の切断動作により上記基材の外周端面に圧接さ
せたのち両表皮材を切断可能な空間を上記成形型の型延
設部により形成するようにする。
(作用) 上記の構成により、本発明では、上下の表皮材と共に
成形型にセットされた基材は、上記成形型の上型および
下型の相対向する型面で加圧されて上下両面に上記両表
皮材が貼り合わせられ、その後、外両表皮材のうち一方
の成形型からのはみ出し部分が、上記成形型の外周に昇
降可能に配置された切刃の切断動作により、上記成形型
の相対向する型面外周部の延設部間で形成された空間に
案内されて、上記基材の外周端面に圧接せしめられ、そ
の後、上記両表皮材が上記切刃と上記上型および下型の
一方の型外周部の刃部とで切断される。
このように、両表皮材を切断する際、該両表皮材のう
ち一方の成形型からのはみ出し部分が切刃によって基材
外周端面に圧接せしめられることから、成形された積層
体の外周端面には表皮材の突出部が残らず、見映えの良
い積層体を得られることとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図は本発明の実施例に係る積層体成形装置Aを自
動車の車室とトランクルームとを仕切るリヤパッケージ
トレイWの成形に適用した場合を示し、該リヤパッケー
ジトレイWは、第3図に拡大詳示するように、例えば予
め所定形状に成形されたファイバーボード等の板状の基
材w1に上下2枚の不織布等の表皮材w2,w2を一体的に貼
り合わせてなるものである。
上記積層体成形装置Aは、第4図に示すように、固定
基盤1に載設された固定型としての下型2と、該下型2
の上方に昇降可能に配置され、可動基盤3に吊り持ち支
持された可動型としての上型4とからなる成形型5を備
えてなり、該成形型5の上型4を支持する可動基盤3
は、図示しない昇降装置に接続され、該昇降装置の昇降
作動により上記上型4を上下方向に移動させて成形型5
を型開きおよび型締めさせるようになされている。ま
た、上記上型4の所定箇所には、複数本(図では1本の
み表われる)の昇降ガイドピン6,6,…が立設され、該各
昇降ガイドピン6は、上記可動基盤3の上下方向に貫通
する貫通孔7に遊嵌されている。さらに、上記上型4と
可動基盤3との間の所定箇所には、複数本(図では1本
のみ表われる)のコイルスプリング8,8,…が介装され、
成形型5を型締めするまでは、上記上型4を各コイルス
プリング8のばね力によって下方に付勢することによ
り、仮想線にて示すように、上記各昇降ガイドピン6の
膨出頭部6aを可動基盤3上面の貫通孔7周りに当接せし
めて、上型4が可動基盤3から所定距離だけ離れるよう
になされている。一方、成形型5の型締めないし後述す
る切刃10により表皮材w2,w2切断時には、上記可動基盤
3を各コイルスプリング8のばね力に抗して下方に移動
させることにより、実線にて示すように、上型4に当接
せしめて、上記切刃10で表皮材w2,w2を切断するように
なされている。
また、上記可動基盤3の外周には、下方に延びる複数
(図では左右両側に各々1つずつ表われる)のホルダ部
9,9,…が形成され、該各ホルダ部9の下端には切刃10が
一体的に取り付けられ、上記成形型5の外周に可動基盤
3と共に昇降可能に配置されている。また、上記成形型
5の下型2の型外周部には、上記各切刃10に対応して複
数の刃部(図示せず)が形成され、上記昇降装置の下降
作動によって下方移動せしめられる各切刃10と上記各刃
部とで表皮材w2,w2を切断するようになされている。
さらに、上記固定基盤1の上面外周には、複数(図で
は左右両側に各々1つずつ表われる)のガイドシュー1
2,12,…が上記下型2と所定間隔をあけて、かつ上記各
切刃10に対応するように支持部材13に支持されて配置さ
れ、表皮材w2,w2切断時に下方移動する各切刃10をガイ
ドするようになされている。
また、上記固定基盤1には、上方に延びるピストンロ
ッド13aを有する複数(図では1つのみ表われる)の流
体圧シリンダ13,13,…が配置され、該各流体圧シリンダ
13のピストンロッド13a先端には、上方に延びる押上げ
ロッド14が取り付けられている。そして、該押上げロッ
ド14は、上記下型2の上下方向に貫通する貫通孔15に嵌
挿されてその先端を下型2上面に臨ませて、成形後、上
記各流体圧シリンダ13の伸張作動によってリヤパッケー
ジトレイWを押し上げて下型2より取り出すようになさ
れている。
さらに、本発明の特徴として、上記成形型5の上型4
および下型2は、第1図および第2図に拡大詳示するよ
うに、相対向する型面外周部が成形型5にセットされた
基材w1の外周端よりも外方に延設され、表皮材w2,w2
断の際、上側の表皮材w2の成形型5からのはみ出し部分
を上記各切刃10の切断動作(下方移動)により上記基材
w1の外周端面に圧接させたのち両表皮材w2,w2を切断可
能な空間16が上記成形型5の型延設部4a,2aにより形成
されるよう構成されている。なお、第4図中、17は、リ
ヤパッケージトレイWを開閉するためのヒンジパイプ
材、18は、該ヒンジパイプ材17をリヤパッケージトレイ
Wに取り付けるためのヒンジ受け部材であって、該ヒン
ジ受け部材18は、下側2の所定箇所に形成された凹部2b
に上記ヒンジパイプ材17と共にセットされ、成形時に加
わるプレス圧によってリヤパッケージトレイWにかしめ
られるようになされている。
次に、上記実施例に係る積層体成形装置Aによりリヤ
パッケージトレイWを成形する要領を説明する。
まず、昇降装置の上昇作動により上型4を上方に移動
させた型開き状態で、下型2の凹部2bにヒンジ受け部材
18とヒンジパイプ材17とをセットする。次いで、片面に
接着剤を塗布した表皮材w2を接着剤塗布面を上に向けた
状態で上記下型2の上面に載置し、その上に表面全体に
接着剤を塗布した基材w1を載置した後、さらにその上に
片面に接着剤を塗布した別の表皮材w2を接着剤塗布面を
下に向けた状態で載置する。
次いで、上記昇降装置の下降作動により上記上型4を
下方に移動させて型締めする。このとき、可動基盤3
は、第4図仮想線にて示す如き位置にあり、上型4とは
複数本のコイルスプリング8,8,…のばね力によって所定
距離だけ隔てられ、上記上型4を複数本の昇降ガイドピ
ン6,6,…で吊り持ち支持している。
その後、上記昇降装置のさらなる下降作動によって上
記可動基盤3を各コイルスプリング8のばね力に抗して
第4図実線にて示す如く下方移動させることにより、上
記下型2に対し上型4を押圧し、上述の如く上下の表皮
材w2,w2と共に下型2にセットされた基材w1を上型4お
よび下型2の相対向する型面で加圧する。これにより、
第1図に拡大詳示するように、上記基材w1の上下両面に
両表皮材w2,w2を一体的に貼り合わせる。このとき、該
両表皮材w2,w2の基材w1への非接着部分は、成形型5の
型延設部4a,2aから型外にはみ出している。また、上記
可動基盤3の下方移動により複数の切刃10,10,…が下降
し、上記両表皮材w2,w2のうち上側の表皮材w2の成形型
5からのはみ出し部分を、第2図に拡大詳示するよう
に、上記各切刃10の下降動作(切断動作)により上記型
延設部4a,2a間の空間16に案内し、上記基材w1の外周端
面に圧接する。その後、上記両表皮材w2,w2のはみ出し
部分を上記各切刃10と上記下型2の各刃部とで切断する
ことにより、基材w1の表面全体を両表皮材w2,w2で一体
的に覆ってなるリヤパッケージトレイWを得る。
このように、本実施例では、両表皮材w2,w2を切断す
る際、該両表皮材w2,w2のうち上側の表皮材w2の成形型
5からのはみ出し部分を各切刃10によって基材w1外周端
面に圧接させながら切断することから、成形されたリヤ
パッケージトレイWの外周端面には表皮材w2の突出部が
残らず、見映えの良いリヤパッケージトレイWを得るこ
とができる。
なお、上記実施例では、上型4を可動型とした成形型
5を用いたが、これに限らず、例えば下型2を可動型と
してもよい。そして、この場合には、各切刃10を上昇さ
せることにより、両表皮材w2,w2のうち下側の表皮材w2
の成形型5からのはみ出し部分を基材w1外周端面に圧接
した後両表皮材w2,w2を切断することとなる。
また、上記実施例では、積層体が自動車のリヤパッケ
ージトレイWである場合を示したが、これに限らず、例
えば他の積層体にも適用可能なことは勿論であり、ま
た、その積層体を構成する基材w1および表皮材w2,w2
材質は積層体の種類に応じて適宜選定すればよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、成形型の相対
向する型面外周部を成形型にセットされた基材の外周端
よりも外方に延設して型延設部を形成し、表皮材切断の
際、該型延設部により形成される空間に、基材を覆う上
下の表皮材間のうち一方の表皮材の成形型からのはみ出
し部分を、上記成形型の外周に昇降可能に配置された切
刃の切断動作により導いて上記基材の外周端面に圧接さ
せた後、上記両表皮材を切断するようにしたので、外周
端面に表皮材の突出部が残らない見映えの良い積層体を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図ないし第3図はリ
ヤパッケージトレイを積層成形する要領を示す成形工程
図、第4図は積層体成形装置の縦断面図である。第5図
は従来例の第1図相当図である。 2……下型、4……上型、2a,4a……型延設部、5……
成形型、10……切刃、16……空間、A……積層体成形装
置、W……リヤパッケージトレイ、w1……基材、w2……
表皮材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型とからなり、該上型および下型
    の一方の型外周部に刃部を有する成形型と、該成形型の
    外周に昇降可能に配置された切刃とを備え、予め所定形
    状に成形された基材を上下の表皮材間に位置せしめた状
    態で上記成形型の上型および下型の相対向する型面で加
    圧し、かつ上記両表皮材の成形型からのはみ出し部分を
    上記切刃の切断動作によって上記成形型の刃部とで切断
    することにより、上記基材の表面に両表皮材を一体的に
    貼り合わせてなる積層体を成形する装置であって、上記
    成形型は、相対向する型面外周部が成形型にセットされ
    た基材の外周端よりも外方に延設され、表皮材切断の
    際、一方の表皮材の成形型からのはみ出し部分を上記切
    刃の切断動作により上記基材の外周端面に圧接させたの
    ち両表皮材を切断可能な空間が上記成形型の型延設部に
    より形成されるよう構成されていることを特徴とする積
    層体成形装置。
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