JPH03176243A - 壁材運搬取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＰＣ板、ＡＬＣ板、ガラス板、フレーム付ガ
ラス板、サツシ仮ガラス板等の壁材を取付は場所まで運
搬して取付けする壁材取付運搬装置に関する。

〔従来の技術〕

建物の建築現場においては建物躯体の外表面や内表面に
重量物であるＰＣ板、ＡＬＣ板や破損し易いガラス板等
の壁材を取付けて外壁や内壁としているが、かかる壁材
は重量物であったり、破損し易いからその運搬、取付け
が大変面倒である。

例えば、建物躯体の外表面に壁材を外装材として取付け
る場合には、地上に壁材を多数積み上げ、この壁材をク
レーンによって取付は場所まで吊り上げて取付けたり、
クレーン又は作業用エレベータで所定の階まで多数の壁
材を運搬してその壁材を１つ毎に建物躯体の開口部より
外部に搬出した後に外表面の取付は場所に取付けたりし
ている。

また、運搬車に支持アタッチメントを設け、この支持ア
タッチでガラス板などの壁材を支持して運搬する装置が
知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

クレーンで吊り上げて外表面に取付ける場合には、１つ
の壁材毎に吊り上げて取付けるので高い場所に取付ける
場合には壁材の吊り上げに時間がかかって作業効率が悪
くなると共に、吊り上げ時に他の壁材や建物躯体と干渉
して破損することがあるばかりか、誤って壁材が落下す
ることもあって危険である。

また、前述の装置における支持アタッチメントは、ガラ
ス板等を取付は位置に簡単に移動して容易に取付けでき
るようにするために、ガラス板等を吊り下げ支持するよ
うにしであるので、運搬時にガラス板等が振れ動くから
、作業者が手で押えなければならず、運搬時に多くの人
手を必要とする。

そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした壁
材運搬取付装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段及び作用〕運搬車のハンド
リングアームに本体を設け、この本体に基体を着脱自在
に取付け、その基体に支持体を回転変位自在に取付ける
と共に、その支持体に吸着パッドを取付け、前記本体に
設けたウィンチのロープを基体に連結して、吸着パッド
で支持した壁材を運搬する時には基本を本体に固定して
ふらつかないようにできると共に、取付は時には基体を
フリーとして支持体とともに壁材を移動して簡単に取付
けでき、しかもウィンチのロープを繰り出すことで基体
とともに支持体を吊り下げて壁材を壁面の下部に取付け
できるようにしたものである。

〔実　施　例〕

第１図に示すように、運搬車Ａは伸縮自在なハンドリン
グアームＢを備え、該ハンドリングアームＢに支持装置
Ｃが取付けである。

前記運搬車Ａの車体１は縦フレーム２と左右一対の下部
横フレーム３，３で略り字状となり、その縦フレーム２
に左右一対の縦ガイドレール４．４が設けられ、この左
右一対の縦ガイドレール４，４に沿って昇降体、例えば
左右一対の縦板５，５が昇降シリンダ６等で昇降自在に
設けてあり、この縦板５の上下に上下ガイドレール７．
７が相対向して設けられ、この上下横ガイドレール７．
７に沿って角筒状の第１フレーム８が横移動シリンダっ
て左右移動自在に設けてあり、その第１フレーム８内に
角筒状の第２フレーム１０が伸縮シリンダ１１で前後摺
動自在に嵌合してあり、この第２フレーム１０の先端に
支持板１２が旋回及び上下揺動自在に設けられて前記ハ
ンドリングアームＢを構成している。

前記支持装置Ｃは本体２０に可動体２１を係脱自在に設
けてあり、その本体２０がサブフレーム２２で前記支持
板１２に取付けられ、可動体２１は基体２３に支持体２
４を左右に９０度回転変位できるように取付けてあり、
その支持体２４に吸着パッド２５が複数段けであると共
に、基体２３が本体２０に係脱自在となり、本体２０に
設けたウィンチ２６に巻掛けたロープ２７が基体２３の
上部に連結され、可動体２１の基体２３を本体２０から
離脱してウィンチ２６を巻き戻してロープ２７を繰り出
しすることで可動体２１が第１図仮想線で示すように下
方に吊り下げできるようにしである。

前記本体２０は第５図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）のように
、複数の縦材２８と複数の横材２９を格子状に連結して
あり、最上方の横材２９上面にブラケット３０を介して
第１・第２滑車３１゜３２が設けられ、左右方向−側寄
りの一対の縦材２８．２８下部間に亘ってウィンチ２６
が取付けてあり、このウィンチ２６はハンドル３３を備
えた手動式ウィンチとなっている。

前記本体２０の左右両側寄りの一対の縦材２８゜２８間
上下には左右一対の上下ガイドローラ３４゜３５が横軸
３６で回転自在にそれぞれ支承され、この左右一対の上
下ガイドローラ３４，３５より内側帯りに下向鉤形状の
上係合片３７と左右一対の下係合片３８．３８がそれぞ
れ取付けである。

前記基体２３は第６図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）のように
左右縦材３９，３９と上下横材４０゜４０を方形状に枠
組みし、その上下横材４０゜４０の中間部間に中間縦材
４１を連結してあり、その左右縦材３９，３９が前記上
下ガイドロ−ラ３４．３５に接し、かつその上部背面は
斜めとなってガイド面３９ａとなり、中間縦杆４１の上
部と下溝材４０の左右に前記上下係合片３７゜３８に係
合するＵ字状となった上下係合片４２０４３が設けられ
、中間縦杆４１の上下中間にピン支承孔４４とピン孔４
５が穿孔してあり、上横材４０にフック４６が設けられ
、このフック４６に前記ウィンチ２６に巻けたロープ２
７が第１・第２滑車３１．３２を経て連結しである。

前記支持体２４は第７図のように中空形状の上下横杆４
７，４７を複数の縦材４８で連結した方形枠状の固定部
２４１と、上下横杆４７゜４７に摺動自在に嵌合した上
下摺動杆４９，５０を縦杆５１で連結した左右一対のコ
字状の可動部２４２，２４２より成り、固定部２４．の
左右中央上下と可動部２４２の左右端上下に吸着バッド
２５がそれぞれ設けであると共に、固定部２４１の左右
中央の縦材４８にピン５２が設けられ、このピン５２が
前記基体２８のピン支承孔４４に嵌合していると共に、
左右中間の３つの縦材４８に第１・第２・第３ピン挿通
孔５３゜５４．５５が形成され、いずれか１つのピン挿
通孔よりロックピン５６を前記基体２３のピン孔４５に
嵌合することで支持体２４を、水平位置、左右に９０度
回転した位置にロックできるようにしであると共に、前
記可動部２４２は固定部２４１に対して左右に移動自在
となって支持体２４の左右幅を調整でき、これによって
左右の吸着バッド２５の間隔を調節できるようにしてあ
り、上下摺動杆４９，５０は上下横杆４７゜４７に螺合
したロックボルト５７で固定できるようにしである。

前記本体２０の下部と基体２２の下部とに亘って保持機
構６０が設けである。

該保持機構６０は第４図のように本体２０の下面に固着
したブラケット６１に押えアーム６２を上下回動自在に
取付け、その押えアーム６２の先端に押え片６３を上向
きに取付けると共に、前記ブラケット６１にリンク６４
を介して上下揺動自在に支承したレバー６５を前記押え
アーム６２に枢着してトグル機構を構成し、レバー６５
を水平位置とすると押えアーム６２が水平姿勢に保持さ
れて押え片６３が基体２３の下面に当接して上方に押し
上げ、これによって上下係合受片４２．４３が上下係合
片３７．３８に係合保持されて本体２０と基体２３を係
合し、レバー６５を垂直姿勢として押えアーム６２を下
方に揺動すると押え片６３が基体２３の下面と離れるよ
うにしである。

前記吸着バッド２５はバキューム式となり、そのための
エアー吸引機構は支持体２４に取付けである。

しかして、吸着バッド２５によって壁材、例えばガラス
板りを吸着支持して運搬車Ａを走行することでガラス板
りを運搬する時には、保持機構６０のレバー６５を水平
姿勢として押え片６３で基体２３を保持することで基体
２３の上下係合受片４２．４３を本体２０の上下係合片
３７．３８に係合して基体２３を本体２ｏに係合保持す
る。

これによって、可動体２１が本体２ｏに固定されるので
、運搬時に振れ動くことがない。

ガラス板りを取付ける時には保持機構６０のハンドル６
５を垂直姿勢として押え片６３を下向き姿勢とし、ハン
ドル３３でウィンチ２６を回転してロープ２７を繰り出
しする。

これにより、可動体２１が上下ガイドローラ３４．３５
に沿って下降して上下係合受片４２０４３が上下係合片
３７，３ｇより離脱して可動体２１が本体２０に対して
フリーとなるので、可動体２１とともにガラス板りを左
右移動に移動でき、しかもロックピン５６を抜いて他の
ピン挿入孔に嵌合することで基体２３に対して支持体２
４を左右に９０度回転できるから、ガラス板りを任意の
位置に取付けできる。

また、第１図のように建物躯体の壁−面Ｅの開口部より
支持装置Ｃを室外側に突出させて前述のように操作する
ことで、支持体２１をガラス板りとともに下方に吊り下
げて下方の壁面Ｅにガラス板Ｅを取付けできる。

また、ロックボルト５７を弛めることで左右の可動部２
４１を固定部２４２対して左右に移動して左右の吸着パ
ッド２５．２５の間隔を調整できるので、ガラス板りの
大きさが異なっても吸着支持できる。

以上の様にして取付は作業終了したら、ハンドル３３で
ウィンチ２６を回転してロープ２７を巻き取って可動体
２１を吊り上げる。

これにより、基体２２のガイド而、２９ａがまず下ガイ
ドローラ３５に沿って上方に移動し、順次基体２２の縦
材３９が下ガイドローラ３５及び上ガイドローラ３４に
沿って上方に移動して上下係合受片４２．４３が上下係
合片３７゜３８に係合する。

この後に、保持機構６０のハンドル６５を水平姿勢とし
て押え片６３を基体２３の下面に押しつけて保持し、可
動体２１を本体２０に固定する。

前記支持板１２は第８図、第９図のように第２フレーム
１０の先端に上下揺動及び旋回自在に取付けである。

つまり、第２フレーム２０には揺動体７０がピン７１で
上下揺動自在に支承され、この揺動体７０と第２フレー
ム１０内部とに亘って揺動シリンダ７２が連結してあり
、その揺動体７０に設けた取付プレート７３には旋回板
７４が旋回可能に取付けられて旋回用モータ７５で旋回
するようにしである。

つまり、第９図のように、取付プレート７３にリング状
ガイド７６がボルト７７で固着され、旋回板７４にリン
グ状突起７８が設けであると共に、そのリング状突起７
８がボール７９でリング状ガイド７６に沿って回転自在
に支承されていると共に、そのリンク状突起７８の内周
面にリングギヤ８０が設けられ、取付プレート７３に取
付けた旋回用モータ７５の出力軸７５ａに設けたビニオ
ン８１がリングギヤ８０に噛合し、旋回用モータ７５の
出力軸７５ａを回転するとピニオン８１とリングギヤ８
０で旋回板７４が旋回するようにしである。なお、旋回
用モータ７５は第２ブーム１０内に臨むようにし、であ
る。

旋回板７４はリングギヤによらず揺動体７０に直接旋回
モータを取付けることにより旋回させる方式も可能であ
る。

前記旋回板７４には支持板１２がピン８２で左右揺動自
在に支承されていると共に、旋回板７４に設けた例えば
左右一対の位置決めボルト８３が支持板１２の背面に当
接して支持板１２の揺動を規制しまた、支持板１２の傾
きを調整できる。前記支持板４５には複数の透孔８４が
形成してあり、この透孔８４を挿通したボルトで前記サ
ブフレーム２２が固着されている。

このようであるから、支持板１２は車体１に対して上下
動及び前後動すると共に、垂直姿勢と水平姿勢とに上下
回動じ、さらに旋回すると共に、左右方向に僅かに揺動
することができるので、支持装置Ｃを下向き姿勢として
床に載置したガラス板を吸着し、上向き姿勢に揺動して
ガラス板を起立させることができる。

〔発明の効果〕

吸着バッド２５で壁材を支持して運転室Ａを走行する際
には本体２０と基体２３を固定して支持体２４がふらつ
かないようにできるから、壁材の運搬時に壁材を作業者
が保持しなくとも良いので、作業が容易となる。

基体２３を本体２０に対してフリーとすれば基体２３を
支持体２４とともに本体２０に対して移動でき、しかも
支持体２４は基体２３に対して回転変位できるから、支
持体２４を本体２０に対して任意に移動して壁材を簡単
に取付けできる。

また、ウィンチ２６のロープ２７を繰り出しすることで
基体２３とともに支持体２４を吊り下げできるから、壁
材を壁面より室外側に突出して下方に吊り下げできるか
ら、壁材を壁面に簡単に取付けできる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は全体斜視図、第
２図、第３図、第４図は支持装置の正面図、平面図、側
面図、第５図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は　本体の正面図
、平面図、側面図、第６図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は基
体の正面図、平面図、側面図、第７図は支持体の分解し
た状態の正面図、第８図はハンドリングアームの詳細図
、第９図はその注目部の断面図である。 Ａは運搬車、Ｂはハンドリングアーム、１は車体、１２
は支詩板、２０は本体、２３は基体、２４は支持体、２
５は吸着パッド、２６はウィンチ、２７はロープ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 運搬車ＡのハンドリングアームＢに本体２０を取付け、
   この本体２０に基体２３を係脱自在に取付け、この基体
   ２３に吸着パッド２５を備えた支持体２４を回転変位可
   能に取付けて支持装置Ｃとし、 前記本体２０にウインチ２６を設け、そのウインチ２６
   に巻掛けたロープ２７を前記基体２３に連結して成る壁
   材運搬取付装置。