JPH0317590A - 入浴センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［利用分野及び発明の概要］ 本発明は、浴槽内に入浴者が入浴したことを検知する所
謂入浴センナに関するものであり、給湯器又は風呂釜に
装備される水位センサを用いて入浴者の有無を検知でき
るようにし、入浴センサを具備する器具の設置作業を簡
略化すると共に正確に入浴者の有無を検知できるように
するものであ［従来技術及びその問題点］ 浴ｍを循環加熱する形式の所謂風呂釜や、この風呂釜と
給湯器とを組み合わせた形式の給湯器付の風呂釜等では
、最近、自勅渇張り装置を具備させたり、浴槽内湯温を
一定温度に維持する保温機能を具備させたりしている。

そして、これら機能部の動作の開始時期を制御するため
、実公昭６４−６２６号公報に提案されるように、入浴
者の有無を検知する所謂入浴センサを浴室に装備させ、
このセンサの出力により、制御動作を開始させるように
している。

この従来のものは、追い焚き動作の制御をこの入浴セン
サからの出力によって開始させようとするものであるが
、前記入浴センサとして、人間検知センサを浴室内に至
る人間の通路に設置するようにして、この人間検知セン
サからの出力を追い焚き用バーナをオンとするための一
つの信号としたものである。

従って、浴室内に入浴者が入ると、前記人間センサから
の出力によって追い焚き制御信号の一つが自動的に入力
されることとなり、浴槽内の湯温を所定の温度に維持す
るための追い焚き動作が、必要な場合にのみ実行される
こととなって、常時一定温度に維持する形式の保温装置
を装備させる場合に比べて無駄なエネルギー消費が防止
できる。

ところが、この従来のものでは、入浴センサとして、人
間検知センサを浴室内に至る人間の通路に設置する形式
のものであるから、給湯器や風呂釜の設置作業とは別に
この入浴センサを設置する必要があり、器真の設置作業
が面倒である。又、入浴者以外の人が浴室に出入りした
場合においても入浴センサからの出力が生じることとな
って制御装置が不必要に動作することがある。

本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、器具
設置作業を簡略化するとともに入浴者の有無を正確に検
知できるようにすることを課題とするもので，この課題
解決のために、入浴者の有無を検知する所謂入浴検知セ
ンナが浴槽と連通する給湯器又は風呂釜等の器具に装備
できるようにすると共に、浴槽に入浴者が入っているか
否かを検知できるようにすることを、その技術的な課題
とするものである。

［技術的手段］ 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的
手段はｒ浴槽（６）と連通ずる器具側の給湯用又は循環
用の回路に水位センサ（Ｓ）を具備させ、この水位セン
サ（Ｓ）からの出力を圧力変化演算回路（１）に入力さ
せ、この圧力変化演算回路（１）によって水位変化度合
を演算させるとべに、この圧力変化演算回路（１）を水
位変化度合が所定の変化度合よりも大きい場合に「入浴
者有り」に対応する信号を出力させるようにした１こと
である。

［作用］ 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。

入浴者が浴槽に入ると、その人の嵩に応じて浴槽内水位
が急激に変化する。この水位変化に応じて水位センサ（
Ｓ）の出力値が急変する。この水位センサ（Ｓ）からの
出力値が入力された圧力変化演算回路（１）ではこの変
化度合を演算するが、前記水位変化の急変時にはこの変
化度合が一定レベル以上となるから、圧力変化演算回路
（１）からは「入浴者有り』に対、応する信号が出力さ
れることとなる。

［効果］ 本発明は上記構戒であるから次の特有の効果を有する。

入浴者が浴槽に入った時点またはこれに相当する状態に
なっ・た時点でのみｒ入浴者有り」の信号が出力される
から、浴室に入浴者以外の人が入室した場合に「入浴者
有り」の信号を出力することがなく、入浴者の有無が正
確に検知できる。

又、器具側に設けた水位センナ（Ｓ）と圧力変化演算回
路（１）との組み合わせによって入浴者の有無を検知す
るものであるから、器具の設置のみで入浴センサの設置
が完了し、入浴センサを具備する器具の設置作業が簡略
化できる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を第１図から第５図に基いて説明
する。

この実施例の装置は、給湯機能と浴槽（Ｂ）を循環加熱
する機能とを具備する所謂給？ｉＡ器付き風呂釜に入浴
センサを装備させたもので、第１図に示すように、給湯
用の熱交換器（２）の出口側の給湯回路（２ｌ）を台所
・洗面所及び浴室に給湯配管できるようにすると共に、
給湯機能を用いて自勤湯張りできるようにしており、台
所に設けた主操作盤（Ｃ１）及び浴室に設けた副操作盤
（Ｃ，）によって給湯温度を制御できるようじしている
。そして前記自動？ｙｊＪ張り装置の一部に圧力検知式
の水位センナ（Ｓ）が組み込まれ、この水位センサ（Ｓ
）を入浴センサの構成部分としても機能させたものであ
る。

給湯温度の制御回路としては、主操作ｆｉｉ１（ＣＩ）
側の第１温度制御回路（５ａ）と副操作ｉ　（Ｃ２）側
の第２温度制御回路（５ｂ）を装備させる構戊としてあ
り、各制御回路は、第２図に示すように、熱交換器（２
）の出口側の温度を検知するサーミスタ等の温度センサ
（２０）と、渇温設定器と、前記温度センサ（２０）の
出力と？！ｈ温設定器からの出力とを比較演算する比較
演算回路とからなり、前記比較演算回路からの出力が、
熱交換器（２）を加熱するバーナヘの供給ガス量を制御
するガス比例弁（５０）の駆動回路（５１）に人力ざれ
ている。

第１温度制御回路（５ａ）は温度センサ（２０）からの
出力と主操作盤（Ｃ＋）側の渇温設定器（５２）の出力
を比較し、他方の第２温度制御回路（５ｂ）は温度セン
ナ（２０）からの出力と副操作盤（Ｃ２）側の渇温設定
器（５３）の出力とを比較するもので、これらの出力は
切替スイッチ（５４）を介して駆動回路（５ｌ）に人力
されている。

次に、自動湯張り装置は、第１図に示すように、給湯用
の熱交換器（２）の出口側の給湯回路（２ｌ）から分岐
させた渇張り用回路（２２）を循環加熱回路（３）に連
通させ、この渇張り用回路（２２）に電磁弁からなる渇
張り弁（２３）及び真空破壊弁（２４）を挿入し、浴槽
（Ｂ）と連通させた循環加熱回路（３）に水位センサ（
Ｓ）を連通接続した構成であり、この水位センサ（Ｓ）
の出力が、第２図に示すように、比較演算回路（４）　
に人力されている。尚、この水位センサ（Ｓ）は、検知
圧力を常時出力するタイプのセンサである。そして、前
記比較演算回路（４）への他方の入力として水位設定器
（４１）からの出力が常時人力ざれており、この水位設
定器（４１）からの出力と水位センサ（Ｓ）からの出力
とをこの比較演算回路（４）によって比較し、水位セン
サ（Ｓ）からの出力が水位設定器（４ｌ）による設定値
に一致した時点で前記比較演算回路（４）が一定の出力
信号を出力する．この比較演算回路（４）からの出力は
常時オン状態にあるスイッチ装置（４３）に人力されて
おり、このスイッチ装置（４３）が湯張り弁（２３）と
直列に挿入されている。尚、これらスイッチ装置（４３
）及び渇張り弁（２３）は？％張りスイッチ（２５）の
投入によって導通ずるようになっている。

又、前記水位センサ（Ｓ）の出力は、圧力変化演算回路
（１）にも入力され、この水位センサ（Ｓ）　と圧力変
化演算回路（１）との組み合わせが入浴センサとして機
能するものである。そして、この圧力変化演算回路（１
）には湯張りの時の浴槽（Ｂ）内の水位変化に対応する
圧力変化度合よりも大きく入浴者が浴槽（Ｂ）に入った
ときの水位変化度合よりも小さい変化度合の特定の圧力
変化度合を基準値として入力させるようにしてあり、圧
力変化基準値を出力する基準値出力手段（１１）の出力
が前記水位センサ（Ｓ）の出力と共に圧力変化演算回路
（１）に人力され、この圧力変化演算回路（１）からの
出力は、既述の切替スイッチ（５４）を出力接点とする
リレー（Ｒ）　　と直列に接続されたスイッチングトラ
ンジスタ（１０）のベースに印加されている。尚、この
リレー（Ｒ）の出力接点は、常時は第１温度制御回路（
５ａ）側の回路に接続ざれており、圧力変化演算回路（
１）からの出力がスイッチングトランジスタ（１０）の
ベースに印加された時には、リレー（Ｒ）の導通により
前記出力接点が第２温度制御回路（５ｂ）側に切り替る
ものである。

尚、この実施例では、前記圧力変化演算回路（１）は、
第３図のように、水位センサ（Ｓ）からの出力と基準値
出力手段（１１）からの出力とを入力させた比較演算回
路（ｌ２）と、この比較演算回路（１２）からの出力を
ベースに印加させたスイッチングトランジスタ（１３）
と、このスイッチングトランジスタ（１３）と直列に接
続したタイマー（ｌ４）と、このタイマーの一方の出力
スイッチを人力させた自己保持回路（１６）と、他方の
出力スイッチを挿入した基準電圧印加回路（１５）とか
らなり、この基準電圧印加回路（１５）に印加される電
圧スイッチングトランジスタ（ｌＯ）のベースに印加さ
せた構成である。

そして、この実施例では、湯張り操作をして渇弓長リス
イッチ（２５）をオンにすると自勅的に渇弓長りが開始
され、水位センサ（Ｓ）の出力が設定水位になると、比
較演算回路（４）の出力によって自動的に湯張りが停止
される。

又、入浴者が浴槽（Ｂ）に入ると、このときには、圧力
変化演算回路（１）の出力によって切替スイッチ（５４
）が切り替り、この入浴センサの出力によって第１温度
制御回路（５ａ）による湯温設定が、他方の第２温度制
御回路（５ｂ）のそれに優先することとなる。そして、
この優先動作の時間はタイマー（ｌ４）に設定された時
間となる。従って、この時間内に浴室のシャワー（２７
）を使用した場合でも、副操作盤（Ｃ２）に具備させた
渇温設定器（５３）によって設定される湯温に制御され
ることとなり、主操作盤（Ｃ＋）側で渇温が仮令高温度
に設定されていたとしても、この高温度の湯がシャワー
（２７）から噴出する不都合が防止されることとなる。

同様の目的を達戒する圧力変化演算回路（１）として、
第４図のような構成を採用することも可能である． このものでは、水位センサ（Ｓ）からの出力を反転回路
を介して微分回路（１７）に入力させ、この微分回路（
ｌ７）からの出力をタイマー（１８）に入力させこのタ
イマー（ｌ８）の出力により切替スイッチ（５４）を出
力接点とした第２図のリレー（Ｒ）に入力させるように
し、このタイマー（１８）の設定時間だけ、リレー（Ｒ
）が導通状態となるように構成している。ここで、前記
微分回路（１７）は、抵抗とコンデンサを用いたもので
これらの抵抗値及び容量を所定の値に設定して、入浴者
が浴［　（Ｂ）に入ったときの水圧変化があったときに
一定の出力が得られるように構成してあることは言うま
でもなく、入浴者が入ったときに一定の「正の出力」が
、入浴者が浴槽（８）から出たときには一定の「負の出
力」が出力されることとなる。

従って、この構成の圧力変化演算回路（１）を採用する
ものでは、入浴者が浴槽（Ｂ）から出た後一定時間第２
温度制御回路（５ｂ）による渇温制御動作が優先するこ
ととなる。

次に、圧力変化演算回路（１）を浴槽（Ｂ）内の湯温を
追い焚き装置を用いた保温装置（１９）の始動信号の一
つとすることも可能である。このためには、第５図に示
すように、微分回路（ｌ７）の出力をフリップフロップ
回路（Ｆ）に入力させ、このフリップフロップ回路ＣＦ
）からの出力を前記保温装置（１９）に入力させればよ
い。

このように構成したものでは、浴４ｆｆ（Ｂ）　に入浴
者が入った時点で保温装置（工９）による保温動作が作
動し、入浴者が浴槽（Ｂ）から出た時点で前記保温動作
が停止することとなる。当然のことながら、この保温動
作は循環加熱回路（３）の回路に挿入した循環加熱用の
熱交換器（３１）をこれに対応させたバーナ（３０）を
燃焼状態とするもので、循環加熱回路（３）に設けた渇
温検知装置（３２）の出力によって前記バーナ（３０）
の燃焼が制御され、渇温検知装置（３２）による検知温
度が設定温度になると、このバーナ（３０）の燃焼が停
止されるものである。

そして、微分回路（ｌ７）からの正の出力によってフリ
ップフロップ回路（Ｆ）がセット状態となり、このフリ
ップフロップ回路（Ｆ）の出力によって保温装置（ｌ９
）が　前記動作を行う状態となり、微分回路（ｌ７）か
らの負の出力の反転出力によってフリップフロップ回路
（Ｆ）がリセットされて保温装置（１９）の前記動作が
停止されることとなる。

尚、以上の実施例では、水位センサ（Ｓ）として、圧力
検知式のものを採用したが、これを液面検知式等他の形
式の水位センサとしてもよい。

また、水位センサからの出力信号の変化が水位変化に伴
ってアナログ的に変化するものでなくてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の全体図，第２図はこれの電気
回路図の説明図．第３図は圧力変化演算回路（１）の詳
細図，第４図は圧力変化演算回路（１）の他の実施例の
説明図，第５図は前記圧力変化演算回路（１）を用いて
保温装置を駆動させる場合の制御装置の説明図であり、
圓申， ＣＢ）　　・・・浴槽 （Ｓ）　　・・・水位センサ （１）　　・・・圧力変化演算回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　浴槽（Ｂ）と連通する器具側の給湯用又は循環用の回
   路に水位センサ（Ｓ）を具備させ、この水位センサ（Ｓ
   ）からの出力を圧力変化演算回路（１）に入力させ、こ
   の圧力変化演算回路（１）によって水位変化度合を演算
   させると共に、この圧力変化演算回路（１）を水位変化
   度合が所定の変化度合よりも大きい場合に「入浴者有り
   」に対応する信号を出力させるようにした入浴センサ。