JPH03175158A - 低粘性燃料油用ラジアルピストンポンプ - Google Patents

低粘性燃料油用ラジアルピストンポンプ

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JPH03175158A
JPH03175158A JP2014905A JP1490590A JPH03175158A JP H03175158 A JPH03175158 A JP H03175158A JP 2014905 A JP2014905 A JP 2014905A JP 1490590 A JP1490590 A JP 1490590A JP H03175158 A JPH03175158 A JP H03175158A
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viscosity fuel
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suction
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竹蓋 秀恭
Yoshio Kuroda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はラジアルピストンポンプとりわけ低粘性燃料油
を高圧圧送するのに好適なラジアルピストンポンプに関
するものである。
〔従来の技術及びその技術的課題〕
車輌等の内燃機関の排気ガスによる公害問題や資源枯渇
化対策として燃焼効率の改善が要望されている。その対
策として、ガソリンにあっては高圧化により噴霧の微粒
化を向上することが効果的であるとされ、また、ガソリ
ンに代わる燃料として、メタノールないしこれに類する
もの(以下単にメタノールと称す)の適用が検討されて
いる。
このメタノールは寒冷始動性が悪いため、やはり高圧化
による微粒化が必要である。
これを実現するには1通常の燃料ポンプの吐出圧力3〜
4 kgf/ciに代え、70−70−1O0/ajと
いう高吐出圧性能を発揮できるポンプが必要であり、そ
の−形式として、能力の面や効率の面からラジアルピス
トンポンプが考えられる。ところが、従来のラジアルピ
ストンポンプは、特開昭64−367号公報で示される
ように、油圧ポンプすなわち高粘性オイル(粘度が30
cst以上)の圧送手段として使用されるのが一般的で
あった。このような高粘性のオイルであれば性能的に問
題はないが、前記燃料油は粘度が約0 、5 cst程
度と非常に低粘性である。
かかる特性の燃料油を高圧吐出させようとした場合、ポ
ンプ構造をシリンダブロックが回転する回転式からシリ
ンダブロック固定でピストンのみ往復動する固定シリン
ダ式にしただけでは、卵動軸の軸受に封入したグリース
が低粘性油により洗浄・稀釈される問題や、ピストンと
シリンダバレル間、偏心カムとピストン先端間でかじり
や焼付きが生ずる問題を解消することができない。この
ため、従来の′ラジアルピストンポンプでは低粘性燃料
油を円滑に安定して高圧圧送することができなかった。
本発明は前記のような問題点を解消するために創案され
たもので、その目的とするところは、ガソリンやメタノ
ールなどで代表される低粘度の燃料油を、軸受部分の潤
滑性を損なわず、また、ピストン摺動部にかじりや焼付
きを起こさせることなく、70kgf/−以上の高圧に
ポンピングして安定的に圧送できる実用的なラジアルピ
ストンポンプを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、固定シリンダとこれ
に放射状に配された複数本のピストンを有し、これらピ
ストンがポンプシャフトの偏心カムの回転で往復動され
る形式のポンプにおいて、複数本のピストンを配したシ
リンダを中心としてその前後に、吸入ポートを有するハ
ウジングと吐出ポートを有するカバーをそれぞれ一体に
連結するとともに、偏心カムを有するポンプシャフトを
前記カバーとハウジング内の軸受により支承させ、前記
偏心カムの外周とシリンダ内壁間および偏心カムより後
方のポンプシャフト外周とハウジング内壁間に、吸入ポ
ートを経由した低粘性燃料油を溜める環状室を一連に形
成すると共に、環状室の軸線方向には低粘性燃料油と軸
受用グリースの混合を遮断するオイルシールを設け、か
つ、ハウジングには、環状室を流路の一部として低粘性
燃料油を各ピストンの吸入孔に吸い込ませるための放射
状通路を穿設したものである。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図ないし第10図は本発明によるラジアルピストン
ポンプの第1実施例を示している。第1図と第2図は全
体の構造を示しており、第3図ないし第10図は各部の
詳細を示している。
第1図と第2図において、Aはシリンダ、Bはハウジン
グであり、シリンダAの軸線方向片側端面にリーフバル
ブDおよびガスケットEを介して接している。Cはカバ
ーであり、シリンダAの軸線方向他側端面にリーフバル
ブD′およびガスケットE′を介して接している。
前記シリンダA、ハウジングB、カバー〇、リーフバル
ブD、D’およびガスケットE′はそれぞれ同位置に複
数個のピン挿通穴100とボルト穴101(図示するも
のでは5個であり、ハウジングBはねじ穴となっている
。)を有し、それらピン挿通穴100にピン102を嵌
めることで周方向の位置決めがなされるとともに、ボル
ト穴lO1にスタッドボルト103を通して締付けるこ
とにより一体化されている。Fはポンプシャフトであり
、外部のエンジンの開動により開動プーリGを介して回
転されるようになっている。
前記シリンダAは、第1図と第3図および第4図に示さ
れているように筒状をなし、内壁1から外壁を貫通する
ごとく複数本(実施例では5本)のシリンダ穴2が等間
隔かつ放射状に形成され、各シリンダ穴2にはキャップ
状ピストン3がそれぞれ活動自由に嵌められ、それらキ
ャップ状ピストン3は、シリンダ穴2にねじ込み固定さ
れたプラグ4に一端を支持されたスプリング5により求
心方向に付勢されている。
ハウジングBは筒状をなし、第1図のように前記シリン
ダAの内壁lと整合する径の内壁6を有すると共に、半
部から先には段部を介して拡大穴7が形成されている。
カバー〇は前記シリンダAおよびハウジングBと同心状
でかっ細径の段付き袋穴8が形成されている。
ポンプシャフトFは、第1図のように、先端から後方に
かけて細径部9aと、シリンダ域に対応する位置の偏心
カム部9bと、細径部9aと同心状の大径部9cおよび
段付き径部9dを有しており、細径部9aは段付き袋穴
8の大成に配したスラスト軸受10で受は止められると
共に、穴内周に配したラジアル軸受11により支持され
、また。
段付き径部9dは拡大穴7に配したラジアル軸受12に
より支持されている。
前記偏心カム部9bと太径部9cはシリンダAおよびハ
ウジングBの内壁1,6よりも径が細く。
偏心カム部9bと太径部9cの各外周とシリンダAおよ
びハウジングBの内壁1,6との間には低粘性燃料油を
溜める環状室上3が形成されている。
この環状室13の軸線方向は前記段付き袋穴8と拡大穴
7の各入口域にそれぞれ設けたオイルシール14.15
により軸受側と分離され、これによりラジアル軸受11
.12に封入したグリースが洗浄性のある低活性m料油
で稀釈されるのを防止している。
前記偏心カム部9bは、第1図と第3図に示されるよう
に、カム本体90と、これに相対回転可能に外嵌したメ
タルブシュ91と、該メタルブシュ91に圧入等任意の
方法で一体化した(もちろん別体でもよいが)高硬度の
ガイドリング92とを備え、このガイドリング92に前
記キャップ状ピストン3の曲率先端部が接触するように
なっている。
前記メタルブシュ91とガイドリング92は、右端側が
大径部9cにより、左端側がカム本体90に取付けた止
め環93によりそれぞれ移動が阻止されている。メタル
ブシュ91は第2a図のように内面に微小な螺旋油溝9
10が形成され、この螺旋油溝910による低粘性燃料
油の流れでカム本体90との間の潤滑を図っている。
高硬度のガイドリング92はたとえばSUJ材やファイ
ンセラミックスなどが用いられる。カム本体90は第1
図のようにボンブシャフl−Fと一体形成され1表面に
焼入れを施すことで構成してもよいし、第3図仮想線で
示すようにポンプシャフトFと別体とし、圧入とキーに
より一体化してもよいものである。
各キャップ状ピストン3の上端部位に相当するシリンダ
穴部位には径の拡大された加圧室30がそれぞれ形成さ
れており、各加圧室30に対応するシリンダ右端面には
第工図と第4図のように前記加圧室30に通じる吸込み
測道路孔33を穿った座ぐり穴31が形成され、また、
吸込み測道路孔33と反対側にはシリンダ左端面に開孔
する吐出側通路孔34が穿設されている。
一方、ハウジングBには、前記座ぐり穴31−に対応す
る位置に、第1図と第5図に示す如く左端面に開孔する
吸入通路16がそれぞれ穿設されており、それら各吸入
通路16は奥側が屈曲し、放射状通路160として前記
環状室13に通じ、ここから低粘性燃料油を吸い込むよ
うになっている。
そして、一つの吸入通路16には内部にフィルタ170
を備えた吸入ポート部材17が連通されており、該吸入
ポート部材17は図示しない導管により低粘性燃料油タ
ンクと接続されている。
前記各吸入通路16は、第4図や第8図から明らかなよ
うに、ガスケットEに配設した通孔18と連通し、さら
にその先はリーフバルブDに配設した舌片状スプリング
からなる吸入弁上9により閉じられるようになっている
。第10図(a)はガスケットEを示し、同図(b)は
リーフバルブDを示している。
そして、前記多座ぐり穴31にはリーフバルブDの吸入
弁19が開弁じたときにこれを受は止めるストッパ20
が嵌め込まれている。該ストッパ20は第8図と第9図
に示すごとく、座ぐり穴内壁との間に隙間を有せしめる
ように幅狭となっており、座ぐり穴31の大成に面する
側には吸入側通路孔33にほぼ合致する通油溝200が
形成され、この位置関係を設定するためピン21により
シリンダAに位置決め保持されている。前記り一フバル
ブDの吸入弁19は第9図のようにストッパ20とほぼ
同幅になっていることが好ましい。
一方、吐出側通路孔34の先端は、第6図と第7図の如
く、第10図(b)に示すものと中心孔径が異なるほか
同じ構成のガスケットE′の通孔18′に通じ、その先
は第6図と第7図のようにリーフバルブD′の吐出弁1
9’により常態において閉じられるようになっている。
リーフバルブD′は第10図(a)に示すものと同じ構
成すなわち共用部品である。
一方、カバー〇の右端面には、前記座ぐり穴31と半径
方向および円周方向で同位置に座ぐり穴31′が形成さ
れるとともに、多座ぐり穴31′には前記ストッパ20
と同構成のストッパ20″が嵌め込まれ、ピン21′に
よりカバーCに位置決め保持されている。そして、多座
ぐり穴31′穴底には吐出孔23が形成され、それら吐
出孔23は第6図のように集合孔24により環状に接続
されるとともに、任意の吐出孔23には第6図と第7図
のようにカバー軸線方向に伸びる吐出通路25が接続さ
れ、該吐出通路25の先端はカバー〇に挿着した吐出ポ
ート部材26に通じ、図示しない噴射系等に高圧吐出油
を供給するようになっている。
前記吐出通路25の途中には第7図のようにリリーフ弁
27が設けられている。このリリーフ弁27はスプリン
グ27aにより開弁圧が調整される針弁27bを有し、
開弁位置には前記環状室13に通じる戻し孔260が穿
設されている。
なお、キャップ状ピストン3は必要に応じ、曲率先端部
を貫くように微細な通路孔300を穿設してもよく、こ
れにより加圧室30内の燃料油の一部がガイドリング9
2との接触面に導かれるため、潤滑性をより高めること
ができる。
なお1図示するものは本発明の一例であり、ガスケット
E、E’ をリーフバルブD、D’ を間に挟むように
両側に配してもよく、あるいは逆にガスケットE、E’
 を省略してもよい。
第11図と第12図は本発明の第2実施例を示している
。この第2実施例においては、吐出側については第1実
施例の第6図と同様、シリンダAとカバー〇との間にガ
スケットE′を介してリーフバルブD′を介装し、舌片
状の吐出弁19′により吐出側通路孔34と吐出孔23
とを連通・遮断させているが、吸入側はリーフバルブ方
式でなくピストン3の動きそのもので通路を開閉させる
ようにしている。
すなわち、この第2実施例ではシリンダAとハウジング
BがガスケットEを介して結合され、シリンダAの加圧
室30には一端がガスケットEの通孔18と通じるよう
に吸込み測道路孔33が穿設されている。この吸込み測
道路孔33の開孔は、第11図の上側に示すようにピス
トンが上死点位置に達した状態ではピストン周面により
閉じられ、同図下側のピストン下死点位置ではピストン
周面から外れて開かれる関係に設けられている。したが
って、ピストンが移動して吸込み測道路孔33を塞いだ
位置から上死点位置までが有効ストロークとなる。
〔実施例の作用〕
使用に当っては、吸入ポート部材17を低粘度燃料油の
タンク類と接続し、吐出ポート部材25を噴射系と接続
する。低粘度燃料油はフィルタ170を通り、吸入通路
16から放射状通路160を介して環状室上3に流入し
、さらに環状室13からそれぞれ放射状通路160を通
って各吸入通路16に流れる。このときには、第1実施
例ではリーフバルブDの吸入弁19がスプリング力で閉
弁しており、第2実施例ではピストン3で吸込み測道路
孔33が閉じられているため、低粘度燃料油は加圧室3
0には流入しない。
エンジンを開動すれば、開動ブーIJ Qを介してポン
プシャフトFに動力が伝達され、ポンプシャフトFはハ
ウジングBとカバー〇に設けたラジアル軸受11.12
に支持されながら回転する。環状室13はオイルシール
14,15により常時両側が閉じられているため、低粘
度燃料油はラジアル軸受11.12には流入せず、従っ
て低粘度燃料油の洗浄作用でグリースが稀釈されること
がなく、良好な潤滑状態を保つことができる。
ポンプシャフトFの回転によりシリンダA内に放射状に
配置されている複数本のキャップ状ピストン3が往復動
する。すなわち、各キャップ状ピストン3はスプリング
5により常に偏心カム部9bに押し付けられており、従
って偏心カム部9bが上死点から下死点方向に回転する
とキャップ状ピストン3は上死点から下死点側に移動し
、これにより加圧室3oは負圧となる。
この負圧により吸入通路16との差圧が生じ、第1実施
例では、この差圧に応じてリーフバルブDの吸入弁19
が開弁される。第2実施例ではピストンが下降すること
により上端が吸込み測道路孔33から覗くため、吸入通
路16と通じあう。
前記動作により第工実施例では低粘度燃料油は吸入弁1
9の側部から座ぐり穴31に入り、通油溝200を介し
て吸入側通路孔33から加圧室3゜に流入し、第2実施
例では吸込み測道路孔33から直接加圧室30に流入す
る。なお、吐出弁19′はそれ自身のばね力と加圧室3
oの負圧により閉弁されている。
加圧室30に入った低粘度燃料油は、偏心カム部すが1
80度回転する間で吸入行程、180〜360度間で圧
縮行程となるため高圧化される。
この圧縮行程すなわちピストンの上昇行程において、第
1実施例では吸入弁19は加圧室圧力により閉弁し、吐
出弁19′は開弁される。また、第2実施例では、ピス
トン3が上昇することにより吸込み測道路孔33と加圧
室30との連通が覆滅。
遮断され、この位置から上死点位置までが有効ストロー
クになる。
いずれにしても、高圧化した低粘度燃料油は吐出側通路
孔34から吐出弁19′の側部を経て座ぐり穴31″に
入り1通油溝200を介して吐出孔23に吐出され、環
状の集合孔23から吐出通路25を通って吐出ポート部
材26に送出される。
従って、高圧低粘度燃料油をエンジン筒内等に良好に微
粒化した状態で噴射することができる。低粘度燃料油が
異常高圧になった時には、その吐出圧でリリーフ弁27
が開弁し、高圧は戻し孔260により環状室13に戻さ
れる。
前記キャップ状ピストン3は低粘度燃料油を圧縮するた
め高圧となり、その反力によりガイドリング92に点接
触する。この接触圧は非常に高いためピストン曲率状先
端部とガイドリング92との間には相対的な滑りは発生
しに<<、従って摩耗を起こりにくくすることができる
キャップ状ピストン3とポンプシャフトFとの相対回転
はカム本体90とメタルブシュ91との線接触で行われ
、カム本体9oとメタルブシュ91は適度な長さを設定
できるため、全体の面圧を下げることができる。ポンプ
シャフトFが高速回転するとカム本体90とメタルブシ
ュ91間の摺動面で高熱が発生するが、メタルブシュ9
1は環状室13内の低粘度燃料油にどぶ漬けされされて
おり、しかも吸入ポート部材17からの低粘度燃料油は
環状室13を経由し、各放射状通路160を介してそれ
ぞれの吸入通路16に吸い込まれる。
すなわち、環状室13は吸入通路の一部として機能し、
常に低粘度燃料油の流れがある。このため、カム本体9
0とメタルブシュ911J、ガイドリング92およびポ
ンプシャフトFの良好な冷却と潤滑を行うことができる
なお、第工実施例によれば、吸入機構は複雑となるが、
ピストン3が摩耗しても吸入側通路孔33はリーフバル
ブDを介して常に加圧室30に円滑に吸い込まれるため
、有効ストロークが変化しないメリットがある。第2実
施例によれば、有効ストロークは第工実施例よりも少な
くなるが、吸込み側のリーフバルブ、ストッパ20、座
ぐり穴31およびピン21をすべて省略できるため、機
構を大幅に簡略化することができる。
図示するものでは、ホンプがシリンダAとハウジングB
とカバー〇の3体からなっているため、組立てが容易で
あり、偏心カム部9bとしてカム本体90を別体とした
場合には、肉厚の異なるカム本体90、メタルブシュ9
1、ガイドリング92のアッセンブリを数組準備し、適
宜交換することによりポンプシャフトFを変えることな
く、ビストンストロークすなわち吐出量を変更すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、複数本のピストンを配し
たシリンダの前後に、吸入ポートを有するハウジングと
吐出ポートを有するカバーをそれぞれ一体に連結し、偏
心カムを有するポンプシャフトを前記カバーとハウジン
グ内の軸受により支承させ、前記偏心カムの外周とシリ
ンダ内壁間および偏心カムより後方のポンプシャフト外
周とハウジング内壁間に、吸入ポートを経由した低粘性
燃料油を溜める環状室を一連に形成すると共に、その環
状室の軸線方向にオイルシールを設けて、低粘性燃料油
と軸受用グリースの混合を遮断し、かつ、ハウジングに
は、環状室を流路の一部として低粘性燃料油を各ピスト
ンの吸入孔に吸い込ませるための放射状通路を穿設して
いる。このため。
ガソリンやメタノールなどで代表される低粘度の燃料油
を、軸受部分の潤滑性を損なわず、また、ピストン摺動
部にかじりや焼付きを起こさせることなく、70 kg
f/cJ以上の高圧にボンピングして安定的に圧送でき
るというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるラジアルポンプの第1実施例を示
す縦断側面図、第2図は同じくその分解斜視図、第2a
図は偏心カム部の部分切欠分解斜視図、第3図は第1図
m−m線に沿う断面図、第4図はシリンダの部分切欠正
面図、第5図はハウジングの部分切欠背面図、第6図は
カバーの部分切欠正面図、第7図は第6図■−■線に沿
う断面図、第8図は吸入通路部分の拡大断面図、第9図
は第8図IX−IX線に沿う断面図、第10図(a)は
リリーフバルブの正面図、第10図(b)はガスケット
の正面図、第11図は本発明の第2実施例を示す縦断側
面図、第12図はその一部拡大図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定シリンダとこれに放射状に配された複数本の
    ピストンを有し、これらピストンがポンプシャフトの偏
    心カムの回転で往復動される形式のポンプにおいて、 吸入ポートを有するハウジングと吐出ポートを有するカ
    バーを、複数本のピストンを配したシリンダの前後にそ
    れぞれ一体に連結するとともに、 偏心カムを有するポンプシャフトを前記カバーとハウジ
    ング内の軸受により支承させ、 前記偏心カムの外周とシリンダ内壁間および偏心カムよ
    り後方のポンプシャフト外周とハウジング内壁間に、吸
    入ポートを経由した低粘性燃料油を溜める環状室を一連
    に形成すると共に、環状室の軸線方向には低粘性燃料油
    と軸受用グリースの混合を遮断するオイルシールを設け
    、かつ、ハウジングには、環状室を流路の一部として低
    粘性燃料油を各ピストンの吸入孔に吸い込ませるための
    放射状通路を穿設したことを特徴とする低粘性燃料油用
    ラジアルピストンポンプ。
  2. (2)シリンダにはピストンの運動で加圧される加圧室
    が設けられるとともに、加圧室には吸込み側と吐出側の
    各通路孔が延び、それら吸込み側と吐出側の通路孔がそ
    れぞれリーフバルブを介して吸入通路と吐出通路に接続
    されている特許請求の範囲第1項記載の低粘性燃料油用
    ラジアルピストンポンプ。
  3. (3)シリンダにはピストンの運動で加圧される加圧室
    が設けられるとともに、加圧室には吸込み側と吐出側の
    各通路孔が延び、吐出側の通路孔はリーフバルブを介し
    て吐出通路に接続され、吸入側の通路はピストンの周面
    で吸入通路と接続・遮断されるようになつている特許請
    求の範囲第1項記載の低粘性燃料油用ラジアルピストン
    ポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5630708A (en) * 1993-12-28 1997-05-20 Zexel Corporation Radial piston pump for low-viscosity fuel
US5820358A (en) * 1994-11-25 1998-10-13 Zexel Corporation Clearance means to prevent fuel leakage in a radial piston pump

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US5630708A (en) * 1993-12-28 1997-05-20 Zexel Corporation Radial piston pump for low-viscosity fuel
US5820358A (en) * 1994-11-25 1998-10-13 Zexel Corporation Clearance means to prevent fuel leakage in a radial piston pump

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