JPH01100324A - インナカム式分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents

インナカム式分配型燃料噴射ポンプ

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JPH01100324A
JPH01100324A JP25563787A JP25563787A JPH01100324A JP H01100324 A JPH01100324 A JP H01100324A JP 25563787 A JP25563787 A JP 25563787A JP 25563787 A JP25563787 A JP 25563787A JP H01100324 A JPH01100324 A JP H01100324A
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cam
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fuel injection
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 λ哩辺且光 [産業上の利用分野コ 本発明はインナカム式分配型燃料噴射ポンプに関し、詳
しくはインナカムとロータとが形成するカム室の潤滑を
改善したインナカム式分配型燃料噴射ポンプに関する。
[従来の技術] 従来、省燃費の社会的要求が高まるにつれて、燃料噴射
ポンプの噴射圧力の向上が図られており、ディーゼルエ
ンジン用の分配型燃料噴射ポンプにあっては、旧来のフ
ェースカム式の構成乙こ替えて、円周内面をカム面とす
るいわゆるインナカム式のものが提案されている(例え
ば、特開昭61−96168号公報の「インナカム式分
配型燃料噴射ポンプ」等)。こうしたインナカム式分配
型燃料噴射ポンプは、ロータの半径方向に明けられた通
孔内に摺動自在に設けられたプランジャをインナカムの
カムプロフィールにより駆動して、このプランジャによ
る燃料の圧縮により燃料噴射を行なう。
こうしたインナカム式分配型燃料噴射ポンプは、燃料の
圧送を行なうプランジャを複数にすることができるので
、噴射圧力の高圧化の面で有利である。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、最近、ディーゼルエンジンの燃料として
軽油以外にその使用が検討されている灯油・アルコール
混合燃料は、燃料噴射ポンプに対して、−層の高圧化を
要求するものであり、耐久性上の問題を招致している。
即ち、噴射燃料の一層の高圧化は、インナカムとそのカ
ムプロフィールに沿って移動するプランジャとの接触圧
力を増大させ、インナカム、このインナカムに摺接する
ローラ、ローラを回動自在に保持するローラシュー等の
負荷応力を増大させる。従来、これらの部材を収納する
カム室の潤滑は燃料油によりなされているが、こうした
高負荷での使用の下では潤滑が不十分となり、部材の摩
耗が進んでポンプ特性の劣化や耐久性の低下といった問
題を招致する。
本発明は上記問題点を解決し、インナカム式分配型燃料
噴射ポンプの高圧化を図ることを目的としてなされた。
光胛Ω講滅 かかる目的を達成する本発明の構成について以下説明す
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明のインナカム式分配型燃料噴射ポンプは、円周内
面をカム面とするインナカムと、該インナカムの内側に
配設され駆動軸の回転により前記インナ力11に対して
相対的に回転するロータとを備え、前記ロータの半径方
向にあけられた通孔内を油密に指動する少なくとも2個
以上のプランジャの端面を、前記カム面上に形成された
カムプロフィルに沿って移動させることにより往復動さ
せて燃料圧送を行なうインナカム式燃料噴射ポンプにお
いて、 前記インナカムと前記ロータとが形成するカム室内を燃
料より粘度の高い潤滑油によって潤滑する潤滑機構を設
けたことを特徴とする。
ここで、インナカムとロータとは相対的に回転するもの
であればよく、ロータが回転するタイプの外にインナカ
ムが回転するものであっても差し支えない。また、ロー
タの半径方向にあけられた通孔内を油密に摺動するプラ
ンジャは2個以上であれはよく、プランジャの数が増え
るに従って送油率を上げることができる。
燃料とは異なる潤滑油によってカム室の潤滑を行なう潤
滑機構は、ポンプ等によって潤滑油を強制的に循環させ
る構成としてもよいし、カム室に充填しておく構成とし
てもよい。
こうした潤滑機構は、インナカム上部もこ、エア抜き用
の通孔を設けて、プランジャ端面に配設されたローラ等
へのエアの巻き込みによるオイル潤滑の不具合を防止す
る構成を備えるものとしてもよい。更に、プランジャの
端面に、インナカムのカムプロフィールに当接されるロ
ーラを回動自在に保持するローラシューを設け、このロ
ーラシューに、プランジャ端面からローラ側へと連通ず
る通孔を設けて、エアの巻き込みを防止することも好適
である。
また、プランジャによって圧縮される燃料がカム室側に
漏れ出て、潤滑油を希釈化する問題に対しては、例えば
ロータの通孔とプランジャとの摺動面とこ環状の溝を設
け、この環状溝を低圧の燃料流路に連通ずることによっ
て対処することできる。
[作用] 上記構成を有する本発明のインナカム式分配型燃料噴射
ポンプでは、ロータは、駆動軸の回転に ゛よりインナ
カムに対して相対的に回転し、この回転に伴って、端面
がインナカムのカムプロフィルに沿って移動するプラン
ジャは、ロータの半径方向にあけられた通孔内を油密に
摺動し、燃料の圧送を行なう。しかも、本発明のインナ
カム式分配型燃料噴射ポンプでは、潤滑機構により、燃
料より粘度の高い潤滑油によって、インナカムとロータ
とが形成するカム室内の潤滑がなされる。従って、高圧
化の図られたインナカム式分配型燃料噴射ポンプのイン
ナカムとロータとの潤滑は、燃料より粘度の高い潤滑油
により確保される。
[実施例コ 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明のインナカム式分配型燃料噴射ポンプ
の好適な実施例について説明する。
第1図はディーゼルエンジン用の燃料噴射ポンプの側面
断面図、第2図は第1図のA−A断面図である。
図示するように、フィードポンプ1を備えた本実施例の
インナカム式分配型燃料噴射ポンプは、電磁スピル調量
方式のものである。その構成を燃料の流れに沿って、以
下簡略に説明する。
フィードポンプ1は、タンク2から燃料を汲み上げるも
のであり、汲み上げられた燃料は圧力調整弁3により調
圧され、ヘッド4内のギヤラリ5に供給される。ギヤラ
リ5内の燃料はシリンダ6内の通路6a、ロータ7内の
通路7aを介してプランジャ8によって形成されるプラ
ンジャ室9に導入される。ロータ7はシリンダ6に対し
て摺動自在に嵌合されており、軸受10に保持されてエ
ンジンにより回転駆動される。
また、ロータフの外周には、円筒孔がロータフの半径方
向に複数個あけられており、この円筒孔内には、プラン
ジャ8が摺動自在に嵌合されている。プランジャ8の半
径方向外側端部には、ローラシュー12がローラ13を
回転自在に保持して配設される。ロータフの外側には、
内面にカム山が形成されたインナーカム14が配置され
ている。
プランジャ8は燃料の圧力により外周方向に付勢されて
いるから、プランジャ8端部のローラ13は當時インナ
カム14のカムプロフィールに当接されている。従って
、ロータ7の回転によりローラ13がインナーカム14
の内周内面に形成されたカムプロフィールに沿って移動
すると、ローラ13はカム面に基づきラジアル方向“に
往復運動を行ない、このローラ13の運動はローラシュ
ー12を通じてプランジャ8に伝達される。ここで、プ
ランジャ8がロータフの半径方向外側に向かう行程が吸
入行程であり、内側に向かう行程が吐出行程となる。
既述したシリンダ6内の通路6aとロータ7内の通路7
aとの周方向の位置関係は、ロータ7の回転によるプラ
ンジャ8の内周方向への移動による燃料の吸入行程にお
いて両通路が連通し、圧縮行程において閉じるように配
置されている。更に、コータ7には、プランジャ室9と
連通するスピルポー1・15および吐出ボート16が設
けてあり、吐出行程時においてシリンダ6に設げた通路
17゜18とそれぞれ連通ずる。通路17の先には電磁
スピル弁19が配置され、通路17とギヤラリ5との連
通・遮断が行なわれる。電磁スピル弁19はエンジンの
運転状態を示す信号、例えはアクセル開度センサ20か
らの信号や、回転角センサ21からの信号などを基にし
てECU22により駆動される。尚、シリンダ6内の通
路1日はヘッド4内の通路23を介してデリバリバルブ
24に連通し、エンジンに搭載されているノズルにバイ
ブで連通され乙、 以上の構成により、エンジンの回転によってロータ7が
回転すると、プランジャ8はギヤラリ5を介して燃料を
吸入する吸入行程と、デリバリバルブ24を介して燃料
を燃料噴射弁に送出する圧縮行程とを繰り返し、これに
間開して電磁スピル弁19による溢流時間の調整、即ち
燃料噴射量の制御がなされる。
こうしてなされる燃料噴射のタイミングの調整がタイマ
によって行なわれる。即ち、インナカム14はスライド
ビン25を介してタイマピストン26と連結され、タイ
マピストン26が動くことによりインナカム14が回転
・変位する構成とされている。
第2図に示すように、タイマピストン26の一端面に圧
力室27が形成され、圧力室27とギヤラリ5とは通路
28により連通している。タイマピストン26の他端面
には低圧室29が形成され、タイマピストン26を圧力
室27側に押圧付勢するスプリング30が配置されてい
る。また、低圧室29はタイマピストン26に設けた連
通穴31により、インナカム14が収納されているカム
室32と連通ずる。
従って、タイマピストン26は、圧力室27内圧力によ
りタイマピストン26の受ける力と低圧室29内圧力お
よびスプリング30の付勢力によりタイマピストン26
の受ける力との釣合によりその位置が制御される。タイ
マの圧力室27は、ギヤラリ5と連通しており、圧力調
節弁3により調圧された燃料が導入されている。圧力調
節弁3は、回転数の上昇に伴い高い圧力を発生するから
、回転数の上昇と共にタイマピストン26は低圧室29
側に変位される。
次にカム室32内の潤滑に関連した構成及び作動につい
て説明する。
各プランジャ8の摺動面には、リーク燃料回収用溝とし
て機能する環状溝34が形成されている。
また、ロータ7が摺動するシリンダ6の摺動面で通路9
とカム室32との中間の位置にも、リーク燃料回収用溝
として同様に機能する環状溝35が形成されている。更
に、タイマピストン26の摺動面で圧力室27側にも、
リーク燃料回収用溝として同様に機能する環状溝36が
形成されている。
これらのリーク燃料回収用溝34.35.36は燃料通
路37.3B、39.40を介してフィートポンプ1の
燃料吸入側、即ち低圧側に連通されている。
次にカム室32の潤滑について説明する。カム室32に
は、絞り41を介して図示しないエンジンの潤滑系から
潤滑オイルが供給されている。潤滑オイルの一部は、ロ
ータ7を支持する2個の軸受10の間にも導入され、ロ
ータ7と軸受10との間を流れ出たオイルは、直接カム
室32に、あるいは通路42を介してカム室32に流入
する。
カム室32の上部には、インナカム14を挟んで絞り4
1とは反対側にオイル出口43outが設けてあり、オ
イル人口43inから紋り41を経て流入する潤滑オイ
ルは、インナカム14.ローラ13、ローラシュー12
を潤滑すると共に、これらを冷却して摩擦熱を奪った後
、オイル出口43outから、図示しないエンジンの潤
滑系へと流出する。
噴射時、プランジャ室9内は高圧になるため、プランジ
ャ室9からカム室32に向かって、プランジャ8とロー
タ7との微小隙間を燃料の一部がリークしていく。同様
に、ロータ7とシリンダ6との摺動面の隙間でも燃料の
一部がカム室32側にリークしていく。燃料がそのまま
カム室32へと漏れ出てしまうと、本実施例では、カム
室32には燃料より粘度が相当に高い潤滑オイルが供給
されているので、リークした燃料によって潤滑オイルが
希釈され、潤滑オイルの劣化を生じる。しかしながら、
本実施例の燃料噴射ポンプでは、プランジャ室9内の高
圧燃料のうちリーク燃料回収用IIj34.35にリー
クした燃料は、ここで回収され、この回収用溝を越えて
漏れ出ることはない。
即ち、環状溝34.35が、フィードポンプ1の吸入側
と連通しており、カム室32との圧力差はほとんどない
ため、環状溝34.35を越えてカム室32側へと漏出
する燃料はほとんどないのである。この結果、燃料がカ
ム室32内に漏れ出て潤滑オイルを薄めるいわゆる希釈
化が防止される。
一方、タイマ圧力室27内の燃料は、圧力調節弁3の発
生する圧力に保たれるが、この圧力はカム室32の圧力
より高い。この結果、タイマピストン26とハウジング
44の微小な隙間をタイマ圧力室27からカム室32へ
と燃料の漏出が生じる。
ハウジング44に設けられた環状溝36は、このリーク
燃料を回収し、カム室32への燃料リークを防止する。
以上説明したように、環状溝34. 35. 36によ
って燃料系と潤滑オイル系とを完全に分離することがで
き、その結果、カム室32内のオイル潤滑が常時好適に
保たれる。
また、本実施例のインナカム式分配型燃料噴剖ポンプで
は、第2図に示すように、インナカム14の頂部付近に
空気抜き用の空気抜き孔14aが設けられている。空気
抜き孔14aを設ける部位は、カム室32の上部でイン
ナカム14のカムプロフィールが突出していない範囲(
第2図範囲a)であれば、どこでもよい。この範囲では
、プランジャ8とインナカム14との押圧による負荷は
もっとも小さく、高圧噴射を実現する場合でも、空気抜
き孔14aの存在による負荷応力に対するインナカム1
4.ローラ13の強度の低下は問題とならない。更に第
3図(A)、(B)に示すように、インナカム14のカ
ムプロフィールに摺接するローラ13を保持するローラ
シュー12にも通孔12aおよび空気抜き用溝12bが
設けられている。
これらの構造は、燃料よりも相当に粘度が高いために避
けられない潤滑オイルへの空気の混入に対して、空気を
速やかにカム室32上部に逃がす働きをなす。即ち、潤
滑オイルに混入した空気がローラシュー12に巻き込ま
れたとしても、巻き込まれた空気は、空気抜き用溝12
bを介して上方に抜け、一方、ローラシュー12とロー
ラ13との滑動部には、潤滑オイルが通孔12aを介し
て常時供給される。従って、ローラ13の潤滑は充分に
確保され、キャビニージョン等の発生は防止される。ま
た、カム室32内に入り込んだ空気は、カム室32上部
に集まるが、ここに設けられた空気抜き孔14aを介し
て排出され、オイル出口43outに抜けていく。この
結果、ローラ130−ラシユー12がカム室32上部を
通過する度に空気を巻き込むという問題は解消され、ロ
ーラ13、ローラシュー12間の潤滑は充分に確保され
る。
尚、以上の説明では、インナカム14とローラシュー1
2とに共に空気抜きのための通孔ないし溝を設けたが、
何れか一方だけでも効果は得られる。
また、本実施例では、更にカム室32内のオイル潤滑性
能を上げるために、オイル入口43inとオイル出口4
3outとをインナカム14を挟んで反対側に設けてい
る。従って、インナカム14 乙コ。
は、常時オイルの流れが形成されることになり、新しい
オイルの導入、冷却効率の向上を図ることができるとい
う利点がある。
また、オイル導入口を2つの軸受10の間にも配設した
ため、軸受10とロータ7との間にもオイルが充分に流
れ込み、軸受10の潤滑性が向)するという利点も得ら
れる。
次に本発明実施例の変形例について説明する。
第4図は、変形例におけるタイマの構造を示す断面図で
あり、上述した実施例と較べて、圧力室27及び低圧室
29への圧力媒体の導入に関する構成のみ相違する。
詳述した実施例においては、圧力室27内には・燃料を
、低圧室29内には潤滑オイルを、各々導入した。タイ
マピストン26の位置は、主に圧力室27内圧の変化に
よって制御されることになるので、圧力室27には潤滑
オイルよりも粘性が低く、制御性の良い燃料を導入する
の方が好ましいからである。また、圧力調節弁3により
調圧されたギヤラリ5内の圧力を圧力室27に導入する
ことにより、ポンプ回転数の変化に対応した圧力を直ち
に圧力室27に伝達することが可能となる。
一方、低圧室29には、既述した実施例では、タイマピ
ストン26に通孔31を設けるだけで済むという構造状
の利点を生かして潤滑オイルを導入する構成としたが、
以下の実施例では、寒冷地等におけるオイル粘度の上昇
に伴うタイマピストン26の摺動抵抗の増大を考慮して
、低圧室29にも燃料を導入する構成とした。
上述した実施例との相違点を中心にして説明すると、第
4図に示す変形例では、まず実施例における通孔31を
なくしてカム室32と低圧室29とを分離している。ま
た、タイマピストン26の外周には、環状に設けられた
環状溝45が設けられ、更に環状溝45とタイマ低圧室
29とを連通ずる通路46が設けられている。タイマ低
圧室29は、通路46.環状溝45.環状溝36.燃料
通路39を介してフィードポンプ1の吸入側と連通され
ている。
この結果、低圧室29には燃料が導入され、燃料は、低
温時においてもオイルと較べて粘性がそれほど高くなる
ことがないことから、寒冷地等の低温環境下においても
タイマピストン26の摺動抵抗は過大とならず、低温環
境下においても良好なタイマの制御特性が得られる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に同等限定されるものではなく、例えば潤滑
オイルをエンジンの潤滑オイルと共用する構成に替えて
滞留式とt、t−構成等、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論であ
る。
薙用q効采 以上詳述したように、本発明のインナカム式分配型燃料
噴射ポンプによれは、インナカムとロータとが形成する
カム室内を燃料より粘度の高い潤滑油によって潤滑して
いるので、噴射燃料の高圧化を図っても、充分な潤滑を
確保することができるという優れた効果を奏する。この
結果、燃料噴射ポンプの耐久性を向上させることができ
る。また、軽油以外の燃料、例えば灯油やアルコール混
合燃料の使用も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例としてのインナカム式分配型燃
料噴射ポンプの概略構成図、第2図は同じくそのA−A
断面図、第3図(A)はローラ13とローラシュー12
の構成を示す側面図、第3図(B)は同じくそのB−B
断面図、第4図はタイマの他の構成例を示す断面図、で
ある。 1  ・・・ フィードポンプ 2  ・・・ タンク 3  ・・・ 圧力調整弁 6  ・・・ シリンダ  7  ・・・ ロータ8 
 ・・・ プランジャ 9  ・・・ プランジャ室 12  ・・・ ローラシュー 12a  ・・・ 通孔 12b  ・・・ 空気抜き
用溝13  ・・・ ローラ 14  ・・・ インナーカム 14a  ・・・ 空気抜き孔 19  ・・・ 電磁スピル弁 22  ・・・ ECU 26  ・・・ タイマピストン 34ないし36 ・・・ 燃料回収用溝45  ・・・
 環状溝 代理人 弁理士  定立 勉(ほか1名)第2図 】 14a  ・・・ 空気抜き孔 第3図 (A)             (B)第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円周内面をカム面とするインナカムと、該インナカ
    ムの内側に配設され駆動軸の回転により前記インナカム
    に対して相対的に回転するロータとを備え、前記ロータ
    の半径方向にあけられた通孔内を油密に摺動する少なく
    とも2個以上のプランジャの端面を、前記カム面上に形
    成されたカムプロフィルに沿って移動させることにより
    往復動させて燃料圧送を行なうインナカム式燃料噴射ポ
    ンプにおいて、前記インナカムと前記ロータとが形成す
    るカム室内を燃料より粘度の高い潤滑油によって潤滑す
    る潤滑機構を設けたことを特徴とするインナカム式分配
    型燃料噴射ポンプ。 2 インナカム上部に、エア抜き用の通孔を設けた特許
    請求の範囲第1項記載のインナカム式分配型燃料噴射ポ
    ンプ。 3 プランジャの端面には、インナカムのカムプロフィ
    ールに当接されるローラを回動自在に保持するローラシ
    ューが設けられ、該ローラシューには、前記プランジャ
    端面から前記ローラ側へと連通する通孔を設けた特許請
    求の範囲第1項もしくは第2項に記載のインナカム式分
    配型燃料噴射ポンプ。 4 ロータの通孔とプランジャとの摺動面には、環状の
    溝が設けられ、該環状溝は低圧の燃料流路に連通された
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかの項に記
    載のインナカム式分配型燃料噴射ポンプ。 5 インナカムは、インナカムを収納するハウジング内
    に設けられたタイマ機構により円周方向に回動駆動され
    る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの項に
    記載のインナカム式分配型燃料噴射ポンプ。 6 タイマ機構は、ハウジングに摺動自在に嵌合された
    タイマピストンと、このタイマピストンの動きをインナ
    カムに伝達するスライドピンとから構成され、前記タイ
    マピストンの一端側には低圧流体が供給される低圧室が
    形成されかつ他端側には燃料噴射ポンプの駆動軸の回転
    に応じた高圧流体が供給されるタイマ圧力室が形成され
    ており、前記低圧室と前記タイマ圧力室の圧力の釣合に
    より前記タイマピストンが駆動される特許請求の範囲第
    5項記載のインナカム式分配型燃料噴射ポンプ。 7 低圧室には、カム室からの低圧の潤滑油が供給され
    、タイマ圧力室には、駆動軸の回転に応じた高圧の燃料
    油が供給される特許請求の範囲第6項記載のインナカム
    式分配型燃料噴射ポンプ。 8 低圧室には、低圧の燃料油が供給され、タイマ圧力
    室には駆動軸の回転に応じた高圧の燃料油が供給される
    特許請求の範囲第6項記載のインナカム式分配型燃料噴
    射ポンプ。 9 ハウジングのタイマピストンとの摺動面には環状の
    溝が設けられ、環状溝は低圧の燃料流路に連通された第
    6項ないし第8項のいずれかの項に記載のインナカム式
    分配型燃料噴射ポンプ。
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EP88112951A EP0303237B1 (en) 1987-08-10 1988-08-09 Inner-cam type distribution fuel injection pump
US07/230,253 US4915592A (en) 1987-08-10 1988-08-09 Inner-cam type distribution fuel injection pump
DE8888112951T DE3877083T2 (de) 1987-08-10 1988-08-09 Verteilerkraftstoffeinspritzpumpe mit innerem nockenring.

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JP2008536036A (ja) * 2005-03-09 2008-09-04 キャタピラー インコーポレイテッド 高圧ポンプ及び高圧ポンプ内の流体混合を減少させる方法

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JPS6196168A (ja) * 1984-10-17 1986-05-14 Nippon Denso Co Ltd インナカム式分配型燃料噴射ポンプ

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