JPH03175105A - 弁ラッシュ調整装置 - Google Patents

弁ラッシュ調整装置

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JPH03175105A
JPH03175105A JP2305943A JP30594390A JPH03175105A JP H03175105 A JPH03175105 A JP H03175105A JP 2305943 A JP2305943 A JP 2305943A JP 30594390 A JP30594390 A JP 30594390A JP H03175105 A JPH03175105 A JP H03175105A
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JP
Japan
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valve
valve lash
hydraulic
adjustment device
assembly
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JP2305943A
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Jan Schut
ジャン・シュト
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Original Assignee
Motors Liquidation Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/22Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
    • F01L1/24Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
    • F01L1/245Hydraulic tappets
    • F01L1/25Hydraulic tappets between cam and valve stem
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2309/00Self-contained lash adjusters

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車のエンジンのための弁ラッシュ(かた若
しくは隙間)調整装置に関する。特に、本発明は、エン
ジンのバネ負荷弁の弁ステムの自由端と可動カムの表面
との間に配置されて、製造過程で生じる機械的な公差及
び弁とこれに関連するエンジンの機素との間の熱膨張、
熱収縮に起因する弁ラッシュの変化を補償するように設
計された液圧弁ラッシュ調整器組立体を有する弁ラッシ
ュ調整装置に関する。[従来の技術] オーバーへラドカム作動式のエンジンにおける弁列の作
動期間中に発生する弁ラッシュを補償するために使用す
る液圧弁ラッシュ調整器は長年にわたって知られている
。種々異なる設計の液圧弁ラッシュ調整器が従来から提
案されているが、般に、これらのすべての調整器は往復
運動可能なシリンダ本体と、このシリンダ本体との間に
液圧流体を充填した高圧可変容量室を画定するようにシ
リンダ本体内に摺動装着されたピストンと、シリンダ本
体から離れる方向へピストンを偏倚する弾性偏倚手段と
、ピストン内に設けられ、高圧可変容量室を、液圧流体
で満たされタペットハウジング内に位置した低圧室へ接
続し1方向弁で制御される通路とを備え、タペットハウ
ジングは液圧弁ラッシュ調整器を収納している。このよ
うな液圧弁ラッシュ調整器は、エンジン弁が閉位置にあ
るときには、エンジン弁の弁ステムの自由端とこの弁に
関連する可動カムの表面との間に存在する距離を実質上
すべて占有するようにその全長を延ばすことにより、作
動する。このような作動のために液圧弁ラッシュ調整器
が延びている期間中は、ピストン内の1方向弁は、高圧
可変容量室が液圧流体で完全に満たされこの室の圧力と
低圧室の圧力とが平衡するまで、低圧室から高圧可変容
量室への液圧流体の流れを許容するように作動する。
エンジン弁を閉位置に保持する弁バネに打ち勝つのに十
分なスラスト圧力を、液圧弁ラッシュ調整器を介して弁
ステムの自由端に作用させる可動カムの表面により、エ
ンジン弁を作動させる。可動カム表面によりタペットハ
ウジングの接触表面に作用したスラスト圧力は、弾性偏
倚手段の弾性偏倚力に抗してシリンダ内のピストンを運
動させることにより、最初に液圧弁ラッシュ調整器を収
縮させ始める。この初期の運動により、高圧室内の圧力
が上昇し1方向弁が閉じる。液圧弁ラッシュ調整器の更
なる収縮が実質上停止し、調整器は剛直部材の如(に作
用し、可動カム表面により発生するスラスト圧力をエン
ジン弁の弁ステムの自由端に伝達する。
このような液圧弁ラッシュ調整器においては、1方向弁
がその閉位置にある間は、調整器の低圧室と高圧室との
間に液圧流体の制御された「リークダウン」を生じさせ
るようにするのが慣行である。これにより、可動カムに
より与えられるスラスト圧力が消失したときに、液圧弁
ラッシュ調整器によりエンジン弁の運動を阻害すること
なく、エンジン弁がぴったり閉じるのを保証する。可動
カムにまり液圧弁ラッシュ調整器に作用していたスラス
ト圧力が消失すると、調整器のピストンとシリンダとの
間の弾性偏倚手段がシリンダ内でピストンを外方へ移動
させて調整器の全長を伸長させ、これにより、1方向弁
を開放し、調整器の低圧室から高圧室へ液圧流体を流入
させる。
[発明が解決しようとする課題] 自動車のエンジンに使用する大半の液圧弁ラッシュ調整
器においては、調整器に使用する液圧流体はエンジンの
潤滑機構において使用するエンジンオイルから直接取り
出され、調整器を収納したタラペットハウジングは、エ
ンジン作動期間中に、エンジンオイルを調整器の低圧室
へ導くためのオイル通路を有する。この種の作動を行う
調整器は3つの潜在的な欠点を有する。第1に、液圧弁
ラッシュ調整器の低圧室へ入るエンジンオイル中に空気
が混入する危険性があり、調整器の作動期間中にその高
圧室へ空気が侵入した場合、可動カムにより発生するス
ラスト力のため調整器が部分的に収縮してしまい、関連
するエンジン弁が完全に開かなくなってしまう。第2に
、エンジンが長時間(例えば夜通し)停止している間に
、オイルは液圧弁ラッシュ調製器から流出する傾向を有
し、従って、エンジンを再始動させても、エンジンの潤
滑機構内でのエンジンオイルの循環により調製器へのオ
イル供給が回復するまで、有効な作動に必要な調製器内
のオイルが最初のうち不足する危険性がある。その結果
、最初のうちは、液圧弁ラッシュ調製器は発生する弁ラ
ッシュを十分に補償することができず、エンジンから不
当な機械的な騒音が発生してしまう。第3に、エンジン
が停止している間に開位置にあるときのエンジン弁はエ
ンジン弁に作用するバネ偏倚力の影響で閉じる傾向を有
する。このため、そのエンジン弁のために調製器の高圧
室内に留どまっている液圧流体は徐々に低圧室内へ漏洩
してしまう。従って、エンジンを再始動させたときに、
高圧室には有効な作動にとって必要なオイルが不足し、
不当な機械的な騒音が発生してしまう。
上記第1及び第2の欠点を克服するため、液圧弁ラッシ
ュ調製器の多数の独創的な構造が提案されている。例え
ば、調製器の低圧室は随伴ガスのない液圧流体で満たし
た可変容量のシール室として形成され、この液圧流体は
エンジン作動期間中調製器に作用しうる作動温度の範囲
にわたって安定した粘度を有する。このような液圧弁ラ
ッシュ調製器は「自立型の」弁ラッシュ調製器として知
られている。多(の従来構造の自立弁ラッシュ調製器で
は、金属又はエラストマー材料でできた弾性の渦巻き状
のダイアフラム(膜)を使用し、これらのダイアフラム
は、調製器に必要な低圧室を提供するために、前後に撓
むか又は伸長、収縮する必要がある。一般に、自動車の
エンジンの平均的な弁列での補償を必要とする(弁列の
機械的な公差やエンジン作動中に生じ・る熱膨張、熱収
縮に起因する)全体の弁ラッシュは2mm程度である。
従って、このような自立弁ラッシュ調製器に対してこの
ような全体の弁ラッンユを補償するためには、エンジン
に取り付ける前に、弾性偏倚手段の作用の下に、調製器
が更に伸長するのを止める長さまで伸長するように及び
そのダイアフラムが同程度の運動を行えるように、調製
器の全長を3mmまで変化させる必要があった。
このような自立弁ラッシュ調製器のダイアフラムが調製
器の作動期間中に故障した場合、調整器において、液圧
流体が可変容量低圧室から失われ、上述の全体の弁ラッ
シュを補償するすることの効果が消失する。このため、
弁列内に大きな機械的な騒音が発生し、調整器による関
連するエンジン弁の開放が不完全となり、結局弁列を損
傷させることとなる。
本発明は液圧弁ラッシュ調整器の故障時に弁列における
上述の如き重大な欠点を実質上排除することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段並びに作用効果]エンジン
のバネ負荷弁の弁ステムの自由端と可動カムの表面との
間に配置されて、エンジンを作動させたときに弁とこれ
に関連するエンジンの機素子との間の熱膨張、熱収縮や
機械的な公差に起因して弁と可動カムとの間に発生する
弁ラッシュを補償するように設計された自動車のエンジ
ンに使用する本発明に係る弁ラッシュ調整装置は、往復
運動可能なシリンダ本体と、シリンダ本体内に摺動可能
な状態で装着されてシリンダ本体との間に、液圧流体で
満たした高圧で可変容量の室を画定するピストンと、シ
リンダ本体から離れる方向へピストンを偏倚する弾性偏
倚手段と、ピストン内に設けられ、高圧可変容量室を、
液圧流体で満たされタペットハウジング内に位置した低
圧室へ接続しl方向弁で制御される通路とを備えた液圧
弁ラッシュ調整器組立体を有し、タペットハウジングが
液圧弁ラッシュ調整器総立体を収納していて可能動カム
に保合可能な接触表面を備えており、液圧弁ラッシュ調
整器組立体が弁ラッシュを実質上排除すべくエンジン作
動期間中に組立体の全長を調整できるようになっている
ものであり;その特徴とするところは、弁ラッシュ調整
装置が、液圧弁ラッシュ調整器組立体に隣接して液圧弁
ラッシュ組立体と弁ステムの自由端又は可動カムの表面
との間に位置する荷重支持スペーサ手段を有し;荷重支
持スペーサ手段が弁とこれに関連するエンジンの機素と
の間の機械的な公差を実質上補償するような厚さを有し
、もって、エンジン作動期間中、液圧弁ラッンユ組立体
が弁とこれに関連するエンジンの機素との間の熱膨張、
熱収縮を補償するに必要な距離の範囲内で液圧弁ラッシ
ュ組立体の全長を調整し、液圧弁ラッシュ組立体への液
圧流体の供給に故障が生じた場合には、液圧弁ラッシュ
組立体が、距離の範囲内での量だけ、その全長を減少さ
せるようなものである。
荷重支持スペーサ手段は液圧弁ラッシュ組立体と弁ステ
ムの自由端との間に挿入された金属シムを有するのが好
ましい。更なる効果を得るためには、液圧弁ラッシュ調
整器組立体は金属シムのための保持手段を有する。
荷重支持スペーサ手段の厚さは1mmないし3mmの範
囲内にあるのが好ましく、液圧弁ラッシュ組立体を作動
させる距離の範囲は0. 1mmないし0.3mmであ
る。
本発明の好ましい実施例では、液圧弁ラッシュ組立体を
、前記タペットハウジング内の低圧室を液圧流体で満た
された可変容量シール室とした自立液圧弁ラッシュ組立
体とし、液圧弁ラッシュ組立体のシリンダ本体とピスト
ンとの間の弾性偏倚手段が高圧可変容量室の外部に位置
しており、低圧室の一部を構成する。
本発明の第1の好ましい実施例においては、弾性偏倚手
段が、外周辺を相互にシールされた状態で相互に対面し
て配置された2つのベルヒリバネから形成されたバネ室
を有する。
本発明の第2の好ましい実施例においては、弾性偏倚手
段が、ピストン及びシリンダ本体に形成された対向表面
に対してシール係合して位置した弾性エラストマーの環
状リングを有し;環状リングが、環状リングのまわりで
円周方向に離間しピストン及びシリンダ本体に形成され
た対応する当接部に係合する複数個のバネ保持クリップ
により対向表面間に保持されている。
液圧弁ラッシュ組立体の1方向弁は、本発明の1実施例
においては、ポール弁とする。
本発明の別の実施例においては、液圧弁ラッシュ組立体
の1方向弁は板弁とし、この板弁はこの板弁の平坦な表
面に垂直に延びた中央ガイドポスト上で往復運動できる
状態で摺動装着されており、ガイドポストは高圧可変容
積室内に装着されている。
[実施例コ 第1図は本発明に係る弁ラッシュ調整装置10の一実施
例の断面図であり、この装置は自動車エンジンのバネ負
荷弁の弁ステムの自由端12とその自動車エンジンの可
動カムの表面14との間に配置されている。可動カムの
表面14は、従来周知の方法でバネ負荷弁を開閉すべく
バネ偏倚力に抗してバネ負荷弁を往復運動させるために
被駆動カムシャフト(図示せず)上で回転可能な偏心カ
ムの一部をなす。弁が閉位置にあり偏心カムの非偏心部
分が弁に対面している場合、弁ステムの自由端12と可
動カムの表面14との間の合計距離りは17.5mm程
度であるのが好ましい。
弁ラッシュ調整装置10は、往復運動可能なシリンダ本
体16と、このシリンダ本体との間に高圧可変容量室2
0を画定しシリンダ本体16内に摺動装着されたカップ
状のピストン18とを有する自立液圧弁ラッシュ調整器
組立体を具備する。
ピストン18のベース部分22は、高圧可変容量室20
を、可撓性のダイアフラム28で閉じられたカップ状ピ
ストン18内の低圧可変容量室26に接続する貫通通路
24を具備する。高圧室20、貫通通路24及び低圧室
26はすべてシリコンオイルの如き適当な液圧流体で完
全に満たされている。可撓性のダイアフラム28は弾性
環状リング32によりカップ状ピストン18の段付きボ
ア(穴)30内で適所に保持されており、リング32は
ボア30の上部内の適所にスナップ止めされたサークリ
ップ34によりボア30内に密封固定されている。段付
きボア30を包囲するカップ状ピストン18の上端35
は弁ラッシュ調整装置10を取り巻くタペットハウジン
グ38内に形成された中央円形くぼみ36内に固定され
ている。
くぼみ36は可撓性ダイアフラム28とくぼみ36との
間に画定された室42からタペットハウシング38の内
部へ延びる通路40を有していて、室42を大気中へ通
気する。タペットハウシング38は、後に詳述するが、
弁ラッシュ調整装置10により可動カム表面14に対し
て掻払可能な状態で接触するように保持された硬質接触
表面44を具備する。
カップ状ピストン18は中空で、段付き形状を呈し、ベ
ース部分22と、シリンダ本体16のポア48内に摺動
装着した円筒状の中間部分46と、中間部分46から外
方に延びた第1環状肩部50と、第1環状肩部の周辺か
ら外方へ延びピストン18の上端35のベースを形成す
る第2の段付き環状肩部52とを有する。ボア48内へ
の中間部分46の滑り嵌合は、後に詳述するが、これら
の間に十分な間隙を生じさせて、ピストン18とシリン
ダ16との間に液圧流体の所定の「リークダウン」を許
容するようなものとする。通路54は中間部分46と第
1環状肩部50との合流部に設けられ、この「リークダ
ウン」した液圧流体が低圧室26へ帰還するのを許容す
る。ピストン18のベース部分22は高圧室20内へ下
方に延びる同軸のガイドポスト56を有する。ガイドポ
スト56に摺動装着された環状板弁58はガイドポスト
56を包囲するコイルバネ60によりベース部分22に
接触するようにバネ偏倚され、このコイルバネはガイド
ポスト56の自由端に固定した環状バネ保持具62によ
りガイドポストに保持されている。環状の板弁58は、
ベース部分22に接触したときには、通路24をシール
し、従って、高圧室20と低圧室26との間の下方向弁
として作用する。
シリンダ本体16もまた中空で段付きの形状を呈し、平
坦なベース部分64と、ボア48を有する円筒状の中間
部分66と、中間部分66から外方に延びピストン18
の第1環状肩部50に対面する第1環状肩部68と、第
1環状肩部68から外方に延びピストン18の第2環状
肩部52に対面する第2の段付き環状肩部70とを有す
る。
ピストン18はバネ室機構72によりシリンダ本体16
に密封結合され、バネ室機構はクリンプされた環状カラ
ー78により外周辺のまわりで裏面同志で固定された2
つのベルベリバネワッシャ74.76を有し、弾性環状
シール80が外周辺間に位置していてバネ室機構72を
シールする。
上方ベルベリバネワッシャ76の内周はピストン18の
第2段付き環状肩部52に対してシールされ、下方ベル
ベリバネワッシャの内周はシリンダ本体16の第2段付
き環状肩部70に対してシールされている。バネ室機構
72はシリンダ本体16から離れる方向へピストン18
を偏倚するように機能し、それによって、弁ラッシュ調
整装置10が自動車エンジン作動中の関連する弁の開閉
期間中に弁ステムの自由端12と可動カム表面14との
間の距離を吸収するように自長を自己調整するのを保証
する。
シリンダ本体16の平坦なベース部分64と弁ステムの
自由端12との間に位置した荷重支持手段は硬質金属シ
ム82の形をしている。シム82はこのシム82内に円
形くぼみを画定する懸垂した環状リム84を有し、くぼ
みの寸法は、シム82が弁ステムの自由端上に押圧嵌合
できるようなものとする。シム82の厚さは、自由端1
2を有する弁と関連する可動カム表面14との間に機械
的な公差(自動車エンジンの組立てや製造期間中に生じ
る)が発生した場合にはその公差を保証するように、選
定されている。この機械的な公差は普通1mmないし2
mmの範囲にある。
弁ラッシュ調整装置10は、次の点を除いて、従来の弁
調整器と同じ方法で自動車エンジンの対応する弁に設置
される。即ち、設置に際して異なる点は、第1.3.5
図に示す実施例に対しては、弁ラッシュ調整装置の液圧
部分を設置する前に、シム82をエンジン弁の自由端上
に位置決めしなければならない点である。このシム82
の厚さは、その設置前に決定すべきである。弁ラッンユ
調整器組立体をを適所に配置したときには、ピストン1
8の第1環状肩部50はシリンダ本体16の第1環状肩
部68から距離Sだけ離れ、この距離Sは、自動車エン
ジンがその最大作動温度に到達したときに対応する弁及
びこれに関連する可動カム表面の熱膨張の結果として失
われる距離りに実質上等しい。距離Sは通常0.1mm
ないし0. 3mmの範囲にある。
次に、第1図に示す弁ラッシュ調整装置10の作動を、
それぞれの弁が閉位置にあって可動カム表面14の非偏
心部分がタペットハウジング38の接触表面44に接触
しているような開始地点から説明する。この開始地点で
、ピストン18はバネ室機構72によりシリンダ本体1
6から離れる方向へ押圧されており、高圧室20及び低
圧室26内に存在する流体圧力は実質上等しく、貫通通
路24は板弁58により閉じている。可動カム表面14
の偏心部分が接触表面44に掻払接触する位置の方へ可
動カム表面が動くと、このカム表面はタペットハウジン
グ38に下向きのスラスト力を作用させ、このスラスト
力はピストン18に直接伝達される。ピストン18はシ
リンダ本体16内で下方へ動こうとするが、閉じた板弁
5Sにより高圧室20から低圧室26への液圧流体の流
れが阻止されているので、自由に動くことができない。
その結果、ピストン18上の下向きスラスト力はシリン
ダ本体16へ伝達され、そこから中間のシム82を介し
て対応する弁の弁ステムの自由端12へ伝達される。こ
の下向きのスラスト力は、それぞれの弁に作用するバネ
偏倚力に打ち勝つのに十分な程度になるまで増大し、そ
の結果、それぞれの弁はその開位置へ移動する。
それぞれの弁が開位置にある間は、高圧室20内に存在
する液圧流体はピストン18とボア48との間の間隙を
通って低圧室26へ徐々に漏洩(リークダウン)し始め
、通路54を介して低圧室へ戻る。このリークダウンの
効果により、それぞれの弁が開位置にある間に、弁ラッ
シュ調整器組立体は僅かに収縮する。カム表面14の非
偏心部分がタペットハウジング38の接触表面44に掻
払接触するような位置へ可動カム表面14が移動すると
、それぞれの弁に作用していた下向きのスラスト力が消
失し、そのためそれぞれの弁はその弁に作用するバネ偏
倚力により閉位置へ移動する。これに伴う弁ステムの自
由端12の上向き運動により、それぞれの弁がその閉位
置に到達するまで、シム82及び弁ラッシュ調整器組立
体は上方へ運動する。この上向き運動期間中、シリンダ
本体16とピストン18との間に運動が生じ、この運動
はバネ室機構72の膨張により行われ、ピストン18を
シリンダ本体16内で上方へ移動させる。この上方運動
は高圧室20内の圧力を減少させ、その結果、高圧室2
0と低圧室26との間の圧力不平衡により、板弁58が
開き、液圧流体は通路24を介して低圧室26から高圧
室20へ流入でき、高圧室20内に保持される液圧流体
を補充する。タペットハウジングの接触表面が可動カム
表面14に強固に掻払接触する程度にまで弁ラッシュ調
整器組立体が膨張すると、室20.26内の圧力実質上
平衡し、作動サイクルを繰り返す準備が整う。
それぞれの弁と可動カム表面14との間に存在する機械
的な公差に対して、液圧弁ラッシュ調整器組立体とシム
調整とを組み合わせるにより、液圧弁ラッシュ調整器組
立体の長さの自己調整の度合いを弁と可動カム表面14
との間の熱膨張効果を主として補償するのに必要な程度
に実質上減少できることを諒解されたい。このことは、
バネ室機構72内の撓みの程度が顕著に減少し、高圧室
20と低圧室26との間で前後に移動させるに必要な液
圧流体の量を顕著に減少させることを意味する。更に、
このことは、本発明の弁ラッシュ調整装置の作動期間中
に可撓性ダイアフラム28が過剰な曲げや伸びを受けず
、装置の使用寿命が増大することを意味する。
更に、漏洩による液圧流体の損失に起因する液圧弁ラッ
シュ調整器組立体の故障や可撓性ダイアフラム28の故
障が生じた場合には、ピストン18の第1環状肩部50
がシリンダ本体16の第1環状肩部68に接触するまで
、液圧弁ラッシュ調整器組立体が収縮するだけである。
−旦この収縮が生じると、弁ラッシュ調整装置は可動カ
ム表面14とそれぞれの弁の弁ステムの自由端12との
間で剛直本体の如くに作用する。故障により液圧弁ラッ
シュ調整器組立体が収縮する程度は0.1mmないし0
.3mm程度であるから、自動車エンジンは、故障した
液圧弁ラッシュ調整器組立体を交換するまで不当な問題
を生じることなく作動し続けることができる。もちろん
、このような故障した液圧弁ラッシュ調整器組立体をそ
のまま使用した場合は、機械的なタペット騒音が増大す
るが、これは、故障した液圧弁ラッシュ調整器組立体を
交換すべきであることを表示するのに有用である。2m
m程度の調整範囲にわたって作動する従来の液圧弁ラッ
シュ調整器において生じたような危険性(自動車エンジ
ンの弁列が実質的な損傷を受けたり、液圧弁ラッシュ調
整器の故障に起因して故障する危険性)は全く発生しな
い。
同様に、エンジンが長時間停止していた場合でも、開位
置にあるエンジン弁はこの弁に作用するバネ偏倚力によ
り閉じる傾向を有し、高圧室内の液圧流体は低圧室へ徐
々に漏洩する。しかし、弁ラッシュ調整装置は、肩部5
0が肩部68に接触するまで、はんの少し収縮するだけ
である。この収縮の程度はQl、mmないし0.3mm
の範囲であり、高圧室を液圧流体で再充填する時間は大
幅に減少する。
第1図に示す液圧弁ラッシュ調整装置の上述の特性によ
り、エンジンの始動直後から弁ラッシュを実質上すべて
補償する。
第2図には、第1図に示した弁ラッンユ調整装置の変形
例を示す。第2図において使用する回し参照番号は第1
図の部品と同し部品を示すものとする。第2図において
示す変形例の構造及び作動は、次の点を除いて第1図の
ものと同じである。
すなわち、異なる点は、荷重支持スペーサ手段が上述の
機械的な公差を補償するために正確な厚さを持つ硬質の
平坦なシム82′を有し、この/ム82′がシリンダ本
体16のベース部分64の用筒状キャビティ86内に保
持されている点である。
装置におけるこの変形では、全体の装置をユニットとし
て弁の弁ステムの自由端12と可動カム表面14との間
に設置する前にシリンダ本体16のベース部分64内の
適所への正確な厚さのシム82′の設置作業が一層容易
になる。また、0.05mm刻みで1mmないし3mm
の範囲の可変厚さの一連の硬質シム82′を提供する方
法も一層簡単で一層安価になる。
第3図は本発明の第2実施例を示し、この実施例では、
第1図のバネ室機構72の代わりに、弾性偏倚手段を使
用し、この弾性偏倚手段を液圧弁ラッシュ調整器組立体
のピストン18とシリンダ本体16との間に配置する。
この弾性偏倚手段は高圧可変容量室20の外部に位置し
低圧室26の一部を形成する。第1図に示す部品と同じ
部品を表示するために同じ参照番号を使用する。第3図
においては、第1図のバネ室機構72の代わりに、ピス
トン18及びシリンダ本体16に形成したそれぞれの対
向する環状肩部52’ 、70’ にシール係合して位
置した弾性エラストマーの環状リング88を使用し、こ
のリングは、この環状リング88のまわりで円周方向に
離間しピストン18及びシリンダ本体16に設けた対応
する環状当接部92.94に係合する複数個のバネ保持
クリップ90により、肩部間に保持される。第1図の環
状板弁58の代わりに、帰還コイルバネ60′ とボー
ル保持かご98とにより高圧室20内の適所に保持され
たボール弁96を使用する。本発明のこの第2実施例の
作動は第1図に示した本発明の実施例の作動と正確に同
じである。本発明のこの第2実施例は、液圧弁ラッシュ
調整器組立体の製造が一層容易になる点で、第1図に示
す実施例より改良されている。
第4図は第3図に示す弁ラッシュ調整装置の変形例を示
す。第4図において、第3図に示した部品と同じ部品に
は同じ参照番号を付す。第4図に示す変形例の構造及び
作動は、次の点を除いて、第3図のものと同じである。
すなわち、異なる点は、荷重支持スペーサ手段が上述の
機械的な公差を補償するために正確な厚さを持つ硬質の
平坦なシム82′を有し、このシム82′がシリンダ本
体16のベース部分64の円筒状キャビティ86内に保
持されている点である。装置におけるこの変形では、全
体の装置をユニットとして弁の弁ステムの自由端12と
可動カム表面14との間に設置する前にシリンダ本体1
Gのベース部分64内の適所への正確な厚さのシム82
′の設置作業が一層容易になる。また、0.05mm刻
みて1mmないし3mmの範囲の可変厚さの一連の硬質
シム82′を提供する方法も一層簡単で一層安価になる
第5図には、本発明の第3実施例を示し、この実施例に
おいては、第3図のボール弁96の代わりに、第1図の
環状板弁58に類似した環状板弁58′を使用する。第
5図において、第3図に示したものと同じ部品は同じ参
照番号で示す。第1図に示す実施例におけると同様、環
状板弁58′はガイドポスト56を取り巻くコイルバネ
60’によりピストン18のベース部分22に接するよ
うにバネ偏倚され、このコイルバネはガイドポスト56
の自由端に固定した環状バネ保持具62′によりガイド
ポストに保持されている。環状板弁58′は、ベース部
分22に接触したときには、通路24を実質上シールし
、従って、高圧室20と低圧室26との間のl方向弁と
して作用する。
しかし、この板弁は所定の間隙領域(図示せず)を有し
、高圧室20から低圧室26への液圧流体の所望のリー
クダウンの主要部分がこの間隙領域及び通路24を通っ
て生じるのを保証する。これは、ピストン18の中間部
分46がシリンダ本体16のボア48とピストン18と
の間に摺動シールを提供するシール102を収納する環
状溝(グループ)100を具備し、ピストン18とボア
48との間に生じるリークダウン液圧流体の量を急激に
制限するためである。この配列により、第1図に示すよ
うなピストン18とシリンダ本体16のボア48との間
の嵌合の必要性がなくなる。
本発明の第3実施例の作動は第1図に示した本発明の実
施例の作動と正確に同じである。
第6図は第5図の弁ラッシュ調整装置の変形例を示す。
第6図において、第5図に示すものと同じ部品は同じ参
照番号で示す。第6図に示す変形例の構造及び作動は、
次の点を除いて、第5図のものと同じである。すなわち
、異なる点は、荷重支持スペーサ手段が上述の機械的な
公差を補償するために正確な厚さを持つ硬質の平坦なシ
ム82′を有し、このシム82′がシリンダ本体16の
ベース部分64の円筒状キャビティ86内に保持されて
いる点である。装置におけるこの変形では、全体の装置
をユニットとして弁の弁ステムの自由端12と可動カム
表面14との間に設置する前にシリンダ本体16のベー
ス部分64内の適所への正確な厚さのシム82′の設置
作業が一層容易になる。また、0.05mm刻みで1m
mないし3mmの範囲の可変厚さの一連の硬質シム82
′を提供する方法も一層簡単で一層安価になる。
本発明は、既知の液圧弁ラッシュ調整器、特にエンジン
の潤滑機構から液圧流体を取り出す既知の液圧弁ラッシ
ュ調整器を使用する自動車エンジンの冷却状態からの始
動期間中に発生する機械的な弁騒音を除去するための新
規で予期せぬ手段を提供する。本発明は、自動車エンジ
ンの弁列内のラッシュに関連するエンジン部分の製造公
差を補償するための荷重支持スペーサ手段と、弁列の機
素の熱膨張、熱収縮を補償するように設計されたコンパ
クトな液圧弁ラッシュ調整器組立体とを組み合わせて成
る。本発明のコンパクトな液圧弁ラッシュ調整器組立体
が1mmの数十分の1の量の熱膨張、熱収縮による寸法
変化のみを補償するため、既知の従来の液圧弁ラッシュ
調整器によっては実行できなかった利点を与える。
そのような利点の1つは、「乾燥ラッシュ」(高圧室2
0内に液圧流体がない場合のエンジンに設置した装置1
0のシリンダ本体16内のピストン18の合計動程)が
ほんの0.1mmないし0.3mm程度であり、この乾
燥ラッシュを、液圧自己調整式のラッシュ補償に対抗す
るような中実ラッシュ補償にて作動するようにエンジン
を設計してもその弁ラッシュに等しくなるように選択で
きることである。このため、液圧弁ラッシュ調整器組立
体のシールの破損により又はエンジンの長時間の停止に
より高圧室20内の液圧流体が無くなったとしても、作
動したときのエンジンはあたかも中実ラッシュ調整を行
うように設計されたエンジンの如くに作動する。
別の利点は、本発明の弁ラッ/ユ調整装置がエンジン始
動直後から弁ラッシュに対する総合補償を有効に行うた
め、エンジンの冷却状態からの始動が向上することであ
る。
本発明の液圧弁ラッシュ調整装置の他の利点は、既知の
従来の液圧弁ラッシュ調整器よりも一層小型であり、機
能を果たすために使用する液圧流体の量が一層少なくて
済むことである。本発明の装置に使用する液圧弁ラッシ
ュ調整器組立体は、作動期間中に実質的な量の液圧流体
を貯蔵及び変位させる必要がなく、従って調整器の使用
期間中にかなりの摩耗及び歪みを受けるような可撓性の
リザーバや圧力補償ダイアフラムを使用しなくて済むと
いう点で、既知の従来の自立液圧弁ラッシュ調整器より
も顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係る弁ラッシュ調整装置の
横断面図、 第2図は第1図に示す実施例に対する変形例を示す横断
面図、 第3図は本発明の第2実施例に係る弁ラッシュ調整装置
の横断面図、 第4図は第3図に示す実施例に対する変形例を示す横断
面図、 第5図は本発明の第3実施例に係る弁ラッンユ調整装置
の横断面図、 第6図は第5図に示す実施例に対する変形例を示す横断
面図である。 符号の説明 10:弁ラッシュ調整装置 12:弁ステムの自由端  14・可動カム表面16、
シリンダ本体  18:ピストン20;高圧可変容量室
  2′4二通路26:低圧室  38:タペットハウ
ジング44:接触表面  56:ガイドポスト58;板
弁  60:コイルバネ 72、バネ室機構  74.76:ベルベリバネ82.
82′ :シム  88:環状リング90:バネ保持ク
リップ  92.94:当接部96:ボール弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンのバネ負荷弁の弁ステムの自由端と可動カ
    ムの表面との間に配置されて、エンジンを作動させたと
    きに同弁とこれに関連するエンジンの機素との間の熱膨
    張、熱収縮や機械的な公差に起因して同弁と同可動カム
    との間に発生する弁ラッシュを補償するように設計され
    た自動車のエンジンに使用する弁ラッシュ調整装置であ
    って、往復運動可能なシリンダ本体と、同シリンダ本体
    内に摺動可能な状態で装着されて同シリンダ本体との間
    に、液圧流体を満たした高圧で可変容量の室を画定する
    ピストンと、同シリンダ本体から離れる方向へ同ピスト
    ンを偏倚する弾性偏倚手段と、同ピストン内に設けられ
    、前記高圧可変容量室を、液圧流体で満たされタペット
    ハウジング内に位置した低圧室へ接続し1方向弁で制御
    される通路とを備えた液圧弁ラッシュ調整器組立体を有
    し、該タペットハウジングが該液圧弁ラッシュ調整器組
    立体を収納していて前記可動カムに係合可能な接触表面
    を備えており、該液圧弁ラッシュ調整器組立体が前記弁
    ラッシュを実質上排除すべくエンジン作動期間中に同組
    立体の全長を調整できるようになっている弁ラッシュ調
    整装置(10)において、 前記液圧弁ラッシュ調整器組立体に隣接して同液圧弁ラ
    ッシュ組立体と前記弁ステムの前記自由端(12)又は
    前記可動カムの表面(14)との間に位置する荷重支持
    スペーサ手段(82、82′)を有し;該荷重支持スペ
    ーサ手段(82、82′)が前記弁とこれに関連する前
    記エンジンの機素との間の機械的な公差を実質上補償す
    るような厚さを有し、もって、エンジン作動期間中、前
    記液圧弁ラッシュ組立体が同弁とこれに関連する該エン
    ジンの機素との間の熱膨張、熱収縮を補償するに必要な
    距離の範囲内で同液圧弁ラッシュ組立体の全長を調整し
    、同液圧弁ラッシュ組立体への液圧流体の供給に故障が
    生じた場合には、同液圧弁ラッシュ組立体が、前記距離
    の範囲内での量だけ、その全長を減少させることを特徴
    とする弁ラッシュ調整装置。 2、請求項1に記載の弁ラッシュ調整装置において、前
    記荷重支持スペーサ手段が前記液圧弁ラッシュ組立体と
    前記弁ステムの前記自由端(12)との間に挿入された
    金属シム(82)を有することを特徴とする弁ラッシュ
    調整装置。 3、請求項1又は2に記載の弁ラッシュ調整装置におい
    て、前記荷重支持スペーサ手段(82、82′)の厚さ
    が1mmないし3mmの範囲内にあり、前記液圧弁ラッ
    シュ組立体を作動させる前記距離の範囲が0.1mない
    し0.3mmであることを特徴とする弁ラッシュ調整装
    置。 4、請求項1ないし3のいずれかに記載の弁ラッシュ調
    整装置において、前記液圧弁ラッシュ組立体を、前記ポ
    ペットハウジング(38)内の前記低圧室(26)を液
    圧流体で満たされた可変容量シール室とした自立液圧弁
    ラッシュ組立体としたことを特徴とする弁ラッシュ調整
    装置。 5、請求項4に記載の弁ラッシュ調整装置において、前
    記液圧弁ラッシュ組立体の前記シリンダ本体(16)と
    前記ピストン(18)との間の前記弾性偏倚手段が前記
    高圧可変容量室(20)の外部に位置しており、前記低
    圧室(26)の一部を構成することを特徴とする弁ラッ
    シュ調整装置。 6、請求項5に記載の弁ラッシュ調整装置において、前
    記弾性偏倚手段が、外周辺を相互にシールされた状態で
    相互に対面して配置された2つのベルビリバネ(74、
    76)から形成されたバネ室(72)を有することを特
    徴とする弁ラッシュ調整装置。 7、請求項5に記載の弁ラッシュ調整装置において、前
    記弾性偏倚手段が、前記ピストン(18)及び前記シリ
    ンダ本体(16)に形成された対向表面に対してシール
    係合して位置した弾性エラストマーの環状リング(88
    )を有し;同環状リングが、同環状リングのまわりで円
    周方向に離間し同ピストン(18)及び同シリンダ本体
    (16)に形成された対応する当接部(92、94)に
    係合する複数個のバネ保持クリップ(90)により前記
    対向表面間に保持されていることを特徴とする弁ラッシ
    ュ調整装置。 8、請求項1ないし7のいずれかに記載の弁ラッシュ調
    整装置において、前記液圧弁ラッシュ組立体の前記1方
    向弁をボール弁(96)としたことを特徴とする弁ラッ
    シュ調整装置。 9、請求項1ないし7のいずれかに記載の弁ラッシュ調
    整装置において、前記液圧弁ラッシュ組立体の前記1方
    向弁を板弁(58)としたことを特徴とする弁ラッシュ
    調整装置。 10、請求項1ないし7のいずれかに記載の弁ラッシュ
    調整装置において、前記板弁(58)が同板弁の平坦な
    表面に垂直に延びた中央ガイドポスト(56)上に往復
    運動できる状態で摺動装着されており、該ガイドポスト
    (56)が前記高圧可変容積室(20)内に装着されて
    いることを特徴とする弁ラッシュ調整装置。
JP2305943A 1989-11-11 1990-11-09 弁ラッシュ調整装置 Pending JPH03175105A (ja)

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GB8925541A GB2237858A (en) 1989-11-11 1989-11-11 Valve-lash adjustment system.
GB8925541.8 1989-11-11

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