JPH031750B2 - - Google Patents
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- JPH031750B2 JPH031750B2 JP5699882A JP5699882A JPH031750B2 JP H031750 B2 JPH031750 B2 JP H031750B2 JP 5699882 A JP5699882 A JP 5699882A JP 5699882 A JP5699882 A JP 5699882A JP H031750 B2 JPH031750 B2 JP H031750B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- difference
- track
- signal
- pickup
- Prior art date
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 18
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 10
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0901—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
- G11B21/02—Driving or moving of heads
- G11B21/10—Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は情報再生装置における記録トラツクと
ピツクアツプとの相対位置制御装置に関し、特に
記録トラツク直交方向におけるピツクアツプとト
ラツクとの相対位置制御をなすいわゆるキヤリツ
ジ送り制御装置に関する。
ピツクアツプとの相対位置制御装置に関し、特に
記録トラツク直交方向におけるピツクアツプとト
ラツクとの相対位置制御をなすいわゆるキヤリツ
ジ送り制御装置に関する。
例えば光学式情報読取装置におけるトラツキン
グサーボ制御装置として第1図に示す如き構成の
ものがある。すなわち、レーザ光源1よりの照射
光束は、レンズ2、ビームスプリツタ3、1/4波
長板4及び対物レンズ5を経て記録デイスク6の
記録面へ入射する。対物レンズ5によりレーザ光
は収束せしめられて記録面上にて微少な情報検出
点としてのピツクアツプ光スポツトとなる。この
デイスク6による反射光(又は透過光)は、ビー
ムスプリツタ3により分離されて1組の光電変換
素子9a,9bの各受光面上に照射される。両光
電変換素子9a,9bの出力は増幅器10a,1
0b及びLPF(ローパスフイルタ)11a,11
bを夫々経て差動アンプ12へ印加される。この
差出力がイコライザ13を介して駆動アンプ14
へ入力され、対物レンズ5をトラツク直交方向に
移動させるための駆動コイル8の駆動信号となつ
ている。
グサーボ制御装置として第1図に示す如き構成の
ものがある。すなわち、レーザ光源1よりの照射
光束は、レンズ2、ビームスプリツタ3、1/4波
長板4及び対物レンズ5を経て記録デイスク6の
記録面へ入射する。対物レンズ5によりレーザ光
は収束せしめられて記録面上にて微少な情報検出
点としてのピツクアツプ光スポツトとなる。この
デイスク6による反射光(又は透過光)は、ビー
ムスプリツタ3により分離されて1組の光電変換
素子9a,9bの各受光面上に照射される。両光
電変換素子9a,9bの出力は増幅器10a,1
0b及びLPF(ローパスフイルタ)11a,11
bを夫々経て差動アンプ12へ印加される。この
差出力がイコライザ13を介して駆動アンプ14
へ入力され、対物レンズ5をトラツク直交方向に
移動させるための駆動コイル8の駆動信号となつ
ている。
一組の光電変換素子9a,9bは、第2図に示
すように一本の分割線9cによりその受光面が分
割された如く取付けられており、この分割線9c
は記録トラツク接線方向(矢印Yにて示してい
る)に平行とされ、かつ光スポツトの反射光の光
軸7に関してこれら素子9a,9bが対称となる
様に設けられている。尚、7は入射光光軸であ
り、15はデイスク回転用スピンドルモータを示
している。
すように一本の分割線9cによりその受光面が分
割された如く取付けられており、この分割線9c
は記録トラツク接線方向(矢印Yにて示してい
る)に平行とされ、かつ光スポツトの反射光の光
軸7に関してこれら素子9a,9bが対称となる
様に設けられている。尚、7は入射光光軸であ
り、15はデイスク回転用スピンドルモータを示
している。
かかる構成により、ピツクアツプ用光スポツト
中心が記録トラツクの中心とトラツク直交方向に
ずれると、このずれに応じて光検出器9a,9b
に入射する光の強度分布が非対称となり、両検出
器出力相互間に差異が生ずる。従つて、これら両
検出器の低域成分の差を差動アンプ12により得
ることによつて、いわゆるトラツキングエラー信
号が得られるから、このエラー信号を用いて対物
レンズ5をトラツク直交方向(デイスク半径方
向)に移動させれば、ピツクアツプ用光スポツト
がそれに応じて偏奇されて常に正確なトラツキン
グ動作が可能となる。
中心が記録トラツクの中心とトラツク直交方向に
ずれると、このずれに応じて光検出器9a,9b
に入射する光の強度分布が非対称となり、両検出
器出力相互間に差異が生ずる。従つて、これら両
検出器の低域成分の差を差動アンプ12により得
ることによつて、いわゆるトラツキングエラー信
号が得られるから、このエラー信号を用いて対物
レンズ5をトラツク直交方向(デイスク半径方
向)に移動させれば、ピツクアツプ用光スポツト
がそれに応じて偏奇されて常に正確なトラツキン
グ動作が可能となる。
差動アンプ12の出力はまた、イコライザ22
及び駆動アンプ23を経て直流成分が抽出され、
キヤリツジモータ24を駆動する。このキヤリツ
ジモータ24の回動により、ピツクアツプ用キヤ
リツジ100がデイスク6上の記録トラツク直交
方向に移動させられる。かかるピツクアツプキヤ
リツジの移動制御をなす目的は以下のとおりであ
る。レンズ5のみを用いて情報検出用の光スポツ
トの偏奇制御を行つてトラツキング制御をなした
場合には、このレンズ5の偏位のためのいわゆる
トラツキングアクチユエータがデイスク全域を読
取るだけのストロークを有していないため、トラ
ツキングアクチユエータ及びキヤリツジ100を
デイスク半径方向すなわちトラツク直交方向に移
動させる必要があるからである。
及び駆動アンプ23を経て直流成分が抽出され、
キヤリツジモータ24を駆動する。このキヤリツ
ジモータ24の回動により、ピツクアツプ用キヤ
リツジ100がデイスク6上の記録トラツク直交
方向に移動させられる。かかるピツクアツプキヤ
リツジの移動制御をなす目的は以下のとおりであ
る。レンズ5のみを用いて情報検出用の光スポツ
トの偏奇制御を行つてトラツキング制御をなした
場合には、このレンズ5の偏位のためのいわゆる
トラツキングアクチユエータがデイスク全域を読
取るだけのストロークを有していないため、トラ
ツキングアクチユエータ及びキヤリツジ100を
デイスク半径方向すなわちトラツク直交方向に移
動させる必要があるからである。
スパイラル状に記録されたトラツクに沿つて追
従変位する対物レンズ5は支持バネ25により支
持されている。この支持バネ25のステイフネス
によつてトラツキングサーボループに定常偏差成
分が生じ、この定常偏差成分がキヤリツジサーボ
系へのエラー信号となる。従つて、キヤリツジ送
り装置が、移動範囲内の位置によつては円滑な動
きを呈さなくなる如き場合には、それに応じてト
ラツキングサーボループの定常偏差成分の残留量
をより多く必要とする。また、トラツキングエラ
ー信号は本来情報検出点の微小な偏倚に対し極め
て敏感に変化するものであり、トラツキングサー
ボループの不安定あるいはゲイン不足、トラツク
に生じた傷等により定常偏差成分より大きなノイ
ズが発生することがあり、微小な定常偏差成分に
よつて制御されるキヤリツジサーボ系にとつては
かかるノイズは極めてS/Nを劣化させる要因と
なる。
従変位する対物レンズ5は支持バネ25により支
持されている。この支持バネ25のステイフネス
によつてトラツキングサーボループに定常偏差成
分が生じ、この定常偏差成分がキヤリツジサーボ
系へのエラー信号となる。従つて、キヤリツジ送
り装置が、移動範囲内の位置によつては円滑な動
きを呈さなくなる如き場合には、それに応じてト
ラツキングサーボループの定常偏差成分の残留量
をより多く必要とする。また、トラツキングエラ
ー信号は本来情報検出点の微小な偏倚に対し極め
て敏感に変化するものであり、トラツキングサー
ボループの不安定あるいはゲイン不足、トラツク
に生じた傷等により定常偏差成分より大きなノイ
ズが発生することがあり、微小な定常偏差成分に
よつて制御されるキヤリツジサーボ系にとつては
かかるノイズは極めてS/Nを劣化させる要因と
なる。
また、キヤリツジ100が駆動されるために
は、トラツキングエラー信号に所定量の誤差信号
が発生しなければならず、従つてトラツキングサ
ーボループが閉であるにもかかわらず情報検出用
光スポツトがトラツク中心線から所定量偏倚する
ことがキヤリツジ送り制御の前提となるという欠
点がある。
は、トラツキングエラー信号に所定量の誤差信号
が発生しなければならず、従つてトラツキングサ
ーボループが閉であるにもかかわらず情報検出用
光スポツトがトラツク中心線から所定量偏倚する
ことがキヤリツジ送り制御の前提となるという欠
点がある。
本発明はかかる従来の欠点を排除するためにな
されたものであり、トラツキングアクチユエータ
の変位量をトラツキングエラー信号の合成過程に
おいて検出しトラツキングサーボループの定常偏
差成分に頼ることなくかつS/Nの良いキヤリツ
ジサーボ信号を得ることができる記録トラツクと
ピツクアツプとの相対位置制御装置を提供するこ
とを目的としている。
されたものであり、トラツキングアクチユエータ
の変位量をトラツキングエラー信号の合成過程に
おいて検出しトラツキングサーボループの定常偏
差成分に頼ることなくかつS/Nの良いキヤリツ
ジサーボ信号を得ることができる記録トラツクと
ピツクアツプとの相対位置制御装置を提供するこ
とを目的としている。
本発明による情報再生装置における記録トラツ
クとピツクアツプとの相対位置制御装置は、ピツ
クアツプの情報検出点の記録トラツク直交方向に
おける偏倚量を検出すべくこの偏倚量に対応して
検出出力相互間に差異が生じるように設けられた
1組の検出手段と、この1組の検出手段の検出出
力の低域成分の差を得る手段と、同じく検出出力
の高域成分のエンベロープ成分の差を得る手段
と、これら低域成分の差とエンベロープ成分の差
とを加算合成して記録トラツクとピツクアツプと
のトラツク直交方向の相対位置の制御信号とする
手段とを含むことを特徴としている。
クとピツクアツプとの相対位置制御装置は、ピツ
クアツプの情報検出点の記録トラツク直交方向に
おける偏倚量を検出すべくこの偏倚量に対応して
検出出力相互間に差異が生じるように設けられた
1組の検出手段と、この1組の検出手段の検出出
力の低域成分の差を得る手段と、同じく検出出力
の高域成分のエンベロープ成分の差を得る手段
と、これら低域成分の差とエンベロープ成分の差
とを加算合成して記録トラツクとピツクアツプと
のトラツク直交方向の相対位置の制御信号とする
手段とを含むことを特徴としている。
以下に図面を用いて本発明を説明する。
第3図は本発明の実施例のブロツク図であり、
第1図と同等部分は同一符号によつて示されてい
る。本例では、第1図の構成の他に更に、光検出
器9a,9bの各出力の高域成分のエンベロープ
成分の差を検出する回路が設けられている。すな
わち、アンプ10a,10bの各出力A1,A2の
高域成分D1,D2をTPF(ハイパスフイルタ)17
a,17bにより抽出し、これら成分D1,D2を
全波整流器18a,18bにより整流して整流
E1,E2を得ている。これら出力E1,E2をLPF1
9a,19bに入力し低域成分を抽出してエンベ
ロープ成分F1,F2を得、差動アンプ20により
これらエンベロープ成分F1,F2の差成分Gを得
るようにしている。
第1図と同等部分は同一符号によつて示されてい
る。本例では、第1図の構成の他に更に、光検出
器9a,9bの各出力の高域成分のエンベロープ
成分の差を検出する回路が設けられている。すな
わち、アンプ10a,10bの各出力A1,A2の
高域成分D1,D2をTPF(ハイパスフイルタ)17
a,17bにより抽出し、これら成分D1,D2を
全波整流器18a,18bにより整流して整流
E1,E2を得ている。これら出力E1,E2をLPF1
9a,19bに入力し低域成分を抽出してエンベ
ロープ成分F1,F2を得、差動アンプ20により
これらエンベロープ成分F1,F2の差成分Gを得
るようにしている。
そして、各検出器9a,9bによる検出出力の
低域成分B1,B2の差動アンプ12による差成分
Cと、先のエンベロープ成分の差成分Gとの差を
差動アンプ21により得て、これをイコライザ1
3及び駆動アンプ14をコイル8へ印加する。一
方、差動アンプ12による差成分Cはアンプ26
を介して加算器27の1入力となり、他入力には
差動アンプ20による差成分Gが印加される。こ
の加算合成出力Iなイコライザ22及び駆動アン
プ23により、キヤリツジモータ24の駆動信号
となる。他の構成については、第1,2図におい
て述べたと同じ構成であり、その説明は省略す
る。
低域成分B1,B2の差動アンプ12による差成分
Cと、先のエンベロープ成分の差成分Gとの差を
差動アンプ21により得て、これをイコライザ1
3及び駆動アンプ14をコイル8へ印加する。一
方、差動アンプ12による差成分Cはアンプ26
を介して加算器27の1入力となり、他入力には
差動アンプ20による差成分Gが印加される。こ
の加算合成出力Iなイコライザ22及び駆動アン
プ23により、キヤリツジモータ24の駆動信号
となる。他の構成については、第1,2図におい
て述べたと同じ構成であり、その説明は省略す
る。
第4図a〜mは第3図の回路ブロツクの各部動
作波形である。これら各波形は、レンズ5がトラ
ツクに沿つてデイスク半径方向に追従していくこ
とによつて生じるデイスクからの反射光束の中心
が、光検出器9a,9bの分割線9cから変位し
ている状態すなわち第2図の点線にて示す如き状
態である。その状態でトラツキングサーボループ
がオープンとなつておりかつデイスク面上で光ス
ポツトが記録トラツクを斜めに横切つて移動して
いる場合の各波形の時間変化を示したものであ
る。図中のt0は光スポツトが一つのトラツク中心
と一致した時刻、t-1,t+1はそれぞれ当該一つの
トラツクと内外周に隣接する両方トラツク中心と
光スポツトが一致した時刻を示すもので、縦軸は
信号レベルである。
作波形である。これら各波形は、レンズ5がトラ
ツクに沿つてデイスク半径方向に追従していくこ
とによつて生じるデイスクからの反射光束の中心
が、光検出器9a,9bの分割線9cから変位し
ている状態すなわち第2図の点線にて示す如き状
態である。その状態でトラツキングサーボループ
がオープンとなつておりかつデイスク面上で光ス
ポツトが記録トラツクを斜めに横切つて移動して
いる場合の各波形の時間変化を示したものであ
る。図中のt0は光スポツトが一つのトラツク中心
と一致した時刻、t-1,t+1はそれぞれ当該一つの
トラツクと内外周に隣接する両方トラツク中心と
光スポツトが一致した時刻を示すもので、縦軸は
信号レベルである。
第4図a,bは一組の光電変換素子9a,9b
の各検出出力の増幅信号A1,A2を夫々示すもの
であり、照射面積の大なる検出器9aの出力A1
はより小なる検出器9bの出力A2に対しRF成
分、エンベロープ成分及び直流成分がすべて大き
くこれらは略比例関係にある。尚、両方信号A1,
A2のエンベロープ成分の位相関係は図a,bの
如く互いにトラツク中心線からの位相差を有して
いる。当該位相差は、デイスクよりの反射光の強
度分布が光スポツトとトラツク中心線との偏倚に
伴い光軸に対し非対称分布となることに起因す
る。
の各検出出力の増幅信号A1,A2を夫々示すもの
であり、照射面積の大なる検出器9aの出力A1
はより小なる検出器9bの出力A2に対しRF成
分、エンベロープ成分及び直流成分がすべて大き
くこれらは略比例関係にある。尚、両方信号A1,
A2のエンベロープ成分の位相関係は図a,bの
如く互いにトラツク中心線からの位相差を有して
いる。当該位相差は、デイスクよりの反射光の強
度分布が光スポツトとトラツク中心線との偏倚に
伴い光軸に対し非対称分布となることに起因す
る。
第4図cは信号A1,A2の低域成分のみを抽出
した信号B1,B2の波形を示しており、次式で近
似される。
した信号B1,B2の波形を示しており、次式で近
似される。
B1=K1{ej(〓t+〓)+L} ……(1)
B2=K2{ej(〓t-〓)+L} ……(2)
ここに、K1,K2は対物レンズ5のデイスク半
径方向の変位に伴い変化する比例定数、Lは交流
成分に対する直流成分の比、δは上述した位相差
であり、ωは1トラツク間隔走査時間を1周期と
したときの角周波数である。図dは信号B1,B2
の差を示す波形であり、第1図の従来例で示した
トラツキングエラー信号そのものに対応してお
り、図に見られる如くDCオフセツトが存在して
おりこのDCオフセツト分が対物レンズ5のデイ
スク半径方向への変位を示しているものである。
径方向の変位に伴い変化する比例定数、Lは交流
成分に対する直流成分の比、δは上述した位相差
であり、ωは1トラツク間隔走査時間を1周期と
したときの角周波数である。図dは信号B1,B2
の差を示す波形であり、第1図の従来例で示した
トラツキングエラー信号そのものに対応してお
り、図に見られる如くDCオフセツトが存在して
おりこのDCオフセツト分が対物レンズ5のデイ
スク半径方向への変位を示しているものである。
第4図e,fは各検出器9a,9bの出力の高
域RF成分すなわち記録情報信号成分D1,D2の波
形であり、HPF17a,17bにより直流成分
が除去されて零レベルに対し対称なエンベロープ
となる。図g,hはこのRF波形D1,D2を全波整
流した信号E1,E2の波形であり、iはこの波形
E1,E2をLPF19a,19bにより積分してエ
ンベロープ検波信号F1,F2としたものである。
このF1,F2の波形は次式で近似される。
域RF成分すなわち記録情報信号成分D1,D2の波
形であり、HPF17a,17bにより直流成分
が除去されて零レベルに対し対称なエンベロープ
となる。図g,hはこのRF波形D1,D2を全波整
流した信号E1,E2の波形であり、iはこの波形
E1,E2をLPF19a,19bにより積分してエ
ンベロープ検波信号F1,F2としたものである。
このF1,F2の波形は次式で近似される。
F1=K1{−ej(〓t+〓)+1} ……(3)
F2=K2{−ej(〓t-〓)+1} ……(4)
第4図jは信号F1,F2の差成分Gの波形であ
り、 G=F1−F2=(−K1・ej〓+K2・e-j〓) ・ej〓t+K1−K2 ……(5) となる。第4図dとjとの波形を比較すると、時
刻t0でのDCオフセツトは共に正で同相であるの
に対し、交流成分は共に逆相の関係にある。従つ
て、両方信号B1−B2とGとを適当な比にて混合
して差成分を取ればDCオフセツト成分が除去で
きる。故に、B1−B2信号に適当なゲイン(α)
を乗じた信号を、図kのように差動アンプ12に
おいて得れば、そのアンプ12の出力Cは、 C=κ(B1−B2)=(K1・ej〓−K2・e-j〓) ・αej〓t+(K1−K2)αL ……(6) となる。従つて、(5),(6)式より、 (K1−K2)=(K1−K2)αL ……(7) なる式を満足するα値を選ぶことにより、DCオ
フセツトが除去されたH=G−Cなる差信号を図
lのように得ることができる。H及びαは次式と
なる。
り、 G=F1−F2=(−K1・ej〓+K2・e-j〓) ・ej〓t+K1−K2 ……(5) となる。第4図dとjとの波形を比較すると、時
刻t0でのDCオフセツトは共に正で同相であるの
に対し、交流成分は共に逆相の関係にある。従つ
て、両方信号B1−B2とGとを適当な比にて混合
して差成分を取ればDCオフセツト成分が除去で
きる。故に、B1−B2信号に適当なゲイン(α)
を乗じた信号を、図kのように差動アンプ12に
おいて得れば、そのアンプ12の出力Cは、 C=κ(B1−B2)=(K1・ej〓−K2・e-j〓) ・αej〓t+(K1−K2)αL ……(6) となる。従つて、(5),(6)式より、 (K1−K2)=(K1−K2)αL ……(7) なる式を満足するα値を選ぶことにより、DCオ
フセツトが除去されたH=G−Cなる差信号を図
lのように得ることができる。H及びαは次式と
なる。
H=(−K1・ej〓+K2・e-j〓)(α+1)・ej〓t
……(8) α=1/L ……(9) (8)式から明らかなように、光スポツト偏倚用の
駆動コイル8のための信号すなわちトラツキング
サーボ信号Hは、第4図iに示すように対物レン
ズ5の変位によるDCオフセツトが除去されて目
標値ずれの無い良好なトラツキングサーボ信号と
なることが判る。
……(8) α=1/L ……(9) (8)式から明らかなように、光スポツト偏倚用の
駆動コイル8のための信号すなわちトラツキング
サーボ信号Hは、第4図iに示すように対物レン
ズ5の変位によるDCオフセツトが除去されて目
標値ずれの無い良好なトラツキングサーボ信号と
なることが判る。
図jとkの波形を比較すると、前述した如く
DCオフセツトは同相であるが交流成分は逆相で
あることから、信号Cに適当なゲイン(β)を乗
じた信号(図dと相似)をアンプ26によつて得
れば、その出力は、(6)式より β・C=αβ(B1−B2) =(K1・ej〓−K2・e-j〓)αβej〓t +(K1−K2)αβL ……(10) となる。従つて、(5),(9)及び(10)式より、 (K1・ej〓−K2・e-j〓)ej〓t =(K1・ej〓−K2・e-j〓)(β/L)ej〓t
(11) なる式を満足するβの値を選ぶことによつて交流
成分が除去された和信号Iを、加算器27により
得ることができる。和信号Iとβの値は次式によ
り示される。
DCオフセツトは同相であるが交流成分は逆相で
あることから、信号Cに適当なゲイン(β)を乗
じた信号(図dと相似)をアンプ26によつて得
れば、その出力は、(6)式より β・C=αβ(B1−B2) =(K1・ej〓−K2・e-j〓)αβej〓t +(K1−K2)αβL ……(10) となる。従つて、(5),(9)及び(10)式より、 (K1・ej〓−K2・e-j〓)ej〓t =(K1・ej〓−K2・e-j〓)(β/L)ej〓t
(11) なる式を満足するβの値を選ぶことによつて交流
成分が除去された和信号Iを、加算器27により
得ることができる。和信号Iとβの値は次式によ
り示される。
I=(K1−K2)(1+L)
β=L ………(12)
上式より明らかなように、キヤリツジ制御信号
Iは、交流成分すなわちトラツキングサーボ信号
の除去された対物レンズ5のデイスク半径方向へ
の変位量のみを示す良好な信号となる。より正確
にいえば、信号Iにはデイスク面の傾きによる反
射光軸7′の検出器9の中心線9cからの偏位を
も含むことになるが、常に検出器の中心に反射光
束が照射されるようにキヤリツジ制御がなされる
ことになるからむしろ好ましいものである。
Iは、交流成分すなわちトラツキングサーボ信号
の除去された対物レンズ5のデイスク半径方向へ
の変位量のみを示す良好な信号となる。より正確
にいえば、信号Iにはデイスク面の傾きによる反
射光軸7′の検出器9の中心線9cからの偏位を
も含むことになるが、常に検出器の中心に反射光
束が照射されるようにキヤリツジ制御がなされる
ことになるからむしろ好ましいものである。
このように本発明によれば1組の光検出器の低
域成分の差と高域成分のエンベロープ成分の差と
には、それぞれキヤリツジ制御信号成分となる
DC成分が同相にて含まれ、またトラツキングエ
ラー信号成分となる交流成分が逆相にて含まれて
いることを利用して、単に電気的処理をなすのみ
で対物レンズ5のデイスク半径方向変位量を検出
し良好なキヤリツジ制御信号を得ることができる
利点がある。
域成分の差と高域成分のエンベロープ成分の差と
には、それぞれキヤリツジ制御信号成分となる
DC成分が同相にて含まれ、またトラツキングエ
ラー信号成分となる交流成分が逆相にて含まれて
いることを利用して、単に電気的処理をなすのみ
で対物レンズ5のデイスク半径方向変位量を検出
し良好なキヤリツジ制御信号を得ることができる
利点がある。
尚、上記においては、光スポツト偏倚手段とし
て対物レンズを移動するようにしているが、トラ
ツキングミラー等の他の手段を用いても良い。ま
た、光学式情報読取装置に限らず、同等のキヤリ
ツジ制御信号情報を発生する再生方式であれば他
の方式の情報読取装置でも可能であり、また記録
媒体がデイスク形状である必要もない。更には、
記録トラツクとピツクアツプとのトラツク直交方
向位置制御方法として、ピツクアツプを移動させ
る代りに、記録デイスクとスピンドルモータとを
同じくトラツク直交方向へ移動させるようにして
も同じ効果が得られることは明白である。
て対物レンズを移動するようにしているが、トラ
ツキングミラー等の他の手段を用いても良い。ま
た、光学式情報読取装置に限らず、同等のキヤリ
ツジ制御信号情報を発生する再生方式であれば他
の方式の情報読取装置でも可能であり、また記録
媒体がデイスク形状である必要もない。更には、
記録トラツクとピツクアツプとのトラツク直交方
向位置制御方法として、ピツクアツプを移動させ
る代りに、記録デイスクとスピンドルモータとを
同じくトラツク直交方向へ移動させるようにして
も同じ効果が得られることは明白である。
第1図は従来のトラツキングサーボ及びキヤリ
ツジサーボ装置のブロツク図、第2図は光電変換
素子と光スポツトとの関係を示す図、第3図は本
発明の実施例のブロツク図、第4図は第3図のブ
ロツクの各部動作波形図である。 主要部分の符号の説明、5…対物レンズ、6…
記録デイスク、9a,9b…光検出器、11a,
11b…LDF、12,20,21…差動アンプ、
17a,17b…HPF、18a,18b…整流
器、24…キヤリツジモータ、27…加算器、1
00…キヤリツジ。
ツジサーボ装置のブロツク図、第2図は光電変換
素子と光スポツトとの関係を示す図、第3図は本
発明の実施例のブロツク図、第4図は第3図のブ
ロツクの各部動作波形図である。 主要部分の符号の説明、5…対物レンズ、6…
記録デイスク、9a,9b…光検出器、11a,
11b…LDF、12,20,21…差動アンプ、
17a,17b…HPF、18a,18b…整流
器、24…キヤリツジモータ、27…加算器、1
00…キヤリツジ。
Claims (1)
- 1 ピツクアツプの情報検出点の記録トラツク直
交方向における偏倚量を検出すべくこの偏倚量に
対応して検出出力相互間に差異が生じるように設
けられた1組の検出手段と、前記1組の検出手段
の検出出力の低域成分の差を得る手段と、前記1
組の検出手段の検出出力の高域成分のエンベロー
プ成分の差を得る手段と、これら低域成分の差及
びエンベロープ成分の差を加算合成して記録トラ
ツクとピツクアツプとのトラツク直交方向の相対
位置の制御信号とする手段とを含むことを特徴と
する情報再生装置における記録トラツクとピツク
アツプとの相対位置制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5699882A JPS58175169A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 情報再生装置における記録トラツクとピツクアツプとの相対位置制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5699882A JPS58175169A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 情報再生装置における記録トラツクとピツクアツプとの相対位置制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58175169A JPS58175169A (ja) | 1983-10-14 |
JPH031750B2 true JPH031750B2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=13043152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5699882A Granted JPS58175169A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 情報再生装置における記録トラツクとピツクアツプとの相対位置制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58175169A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59231156A (ja) * | 1983-06-15 | 1984-12-25 | Y D K:Kk | 自動車のエンジン自動始動装置 |
JPH0612572B2 (ja) * | 1985-03-08 | 1994-02-16 | オリンパス光学工業株式会社 | 光学的情報記録再生装置 |
JP2585265B2 (ja) * | 1987-04-30 | 1997-02-26 | 株式会社東芝 | 情報記録再生装置 |
JP2646645B2 (ja) * | 1988-04-18 | 1997-08-27 | ソニー株式会社 | 光ディスクの光スポット移動装置 |
-
1982
- 1982-04-06 JP JP5699882A patent/JPS58175169A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58175169A (ja) | 1983-10-14 |
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