JPH0317495Y2 - - Google Patents

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JPH0317495Y2
JPH0317495Y2 JP9685784U JP9685784U JPH0317495Y2 JP H0317495 Y2 JPH0317495 Y2 JP H0317495Y2 JP 9685784 U JP9685784 U JP 9685784U JP 9685784 U JP9685784 U JP 9685784U JP H0317495 Y2 JPH0317495 Y2 JP H0317495Y2
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circuit
line
telephone
switching
telephone line
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JP9685784U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は電話回線の確立および開放を選択的に
行なう電話回線閉結回路に係り、特に回線確立時
における電圧損失の少ない回路を構成するための
改良に関する 〔考案の技術的背景〕 電話回線の確立および開放を選択的に行なうい
わゆる電話回線閉結回路の従来一般的な構成例と
して機械式スイツチを用いたものや、スイツチン
グトランジスタを用いたものが知られている。第
2図は上記従来回路の前者の例を示す回路図であ
り、電話回線L1,L2の端子と負荷(電話機回路)
1間に機械式接点を有するスイツチ2を接続しこ
のスイツチ2の機械式接点の開閉動作に応じて電
話回線の確立および開放を行なつている。
また第3図は上記従来回路の後者の例を示す回
路図であり電話回線L1,L2間にダイオードブリ
ツジ3を接続するとともに該ダイオードブリツジ
3の出力端子と負荷1間にスイツチングトランジ
スタ4を用いた制御ループを形成し、前記ダイオ
ードブリツジ3によつて回線電流を整流した後、
前記スイツチングトランジスタ4を選択的にスイ
ツチングさせることにより前記回線の確立および
開放を行なつていた。
〔背景技術の問題点〕
ところで近年の電話機回路の多用化に伴い自動
ダイヤル機能の追加あるいは電話回線電流のみに
よる切替制御等、機能面、制御面での高性能化が
要求されてきており、第2図に示すような機械式
スイツチによる回線閉結制御ではこの機械式スイ
ツチを駆動するリレーの動作面圧や消費電力の増
大を伴なうため上記各要求を満たすことができず
使用に適さないばかりか、使用しても回路構成が
複雑化するという不都合があつた。また後者(第
3図参照)による方法では回線確立時に当該回線
中にダイオードブリツジ3を構成するうちのダイ
オード2個とスイツチングトランジスタ4が介在
するため少なくとも前記ダイオード2個分の順方
向電圧降下とトランジスタ1個分の電圧降下を免
がれない。このため当該回路を通して負荷に供給
される電圧の損失が大きく、特に電話局から遠距
離にある施設あるいは他の機器(例えば電話機)
と並列に接続して用いる電話機ではこの影響が著
しく、使用範囲が限定されるという欠点があつ
た。尚、この電圧損失を低減する方法としてダイ
オードブリツジ3を順方向電圧降下の少ないシヨ
ツトキーバリアダイオードを用いて構成すること
も考えられるがこれは逆耐圧が非常に小さいとい
う特質も合わせもち、回線L1,L2の電圧が大き
い当該個所には不適であるという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点を除去するためになされたも
のであり、回線確立時における電圧損失が少なく
局間距離、接続態様等による限定を受けず広範囲
にわたり適応可能な電話回線閉結回路を提供する
ことを目的とする。
〔考案の概要〕
そこで本考案では互いに逆方向に回線電流を導
通させ得る第1及び第2の2つのスイツチングト
ランジスタを電話回線に直列に接続するとともに
夫々の該スイツチングトランジスタのエミツタ・
コレクタ電流路と並列に、当該スイツチングトラ
ンジスタの導通方向と逆方向に電流を導通する第
1及び第2のダイオードを夫々接続し、更に前記
電話回線に並列に接続されるダイオードブリツジ
を設け、当該ダイオードブリツジによる整流電流
によつて前記スイツチングトランジスタを動作さ
せ、このときの電話回線の電圧降下を当該回線中
に介在するスイツチングトランジスタ1個とダイ
オード1個分に抑えることにより上記目的を達成
している。
〔考案の実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面にもとづいて詳
細に説明する。第1図は本考案の一実施例を示す
電話回線閉結回路の回路図であり、電話回線L1
およびL2側端子と負荷(電話機回路)1間のそ
れぞれの線路には回線確立時にこれら線路を通し
て流れる回線電流を互いに逆方向に導通させるべ
くスイツチング可能な第1および第2のスイツチ
ングトランジスタであるスイツチングトランジス
タ5および6と、該スイツチングトランジスタ5
および6に並列にしかも前記回線電流を当該スイ
ツチングトランジスタ5および6のエミツタ・コ
レクタ間電流と逆方向にバイイパスすべく接続さ
れる第1および第2のダイオードであるダイオー
ド7および8から成る1対のスイツチング回路が
設けられている。また、上述したスイツチング回
路の手前側には前記線路(電話回線L1,L2)と
並列にダイオードブリツジ9が接続され、当該ダ
イオードブリツジ9の出力端子はフツクスイツチ
等の回線スイツチに関連するスイツチ10を有す
る制御回路11に接続されている。更にこの制御
回路11の出力側には制御用トランジスタ12お
よび13が接続され、この制御用トランジスタ1
2および13のコレクタ端子がそれぞれ抵抗14
および15を介して前記スイツチングトランジス
タ5および6のベースに、更には、抵抗16およ
び17を介してそのエミツタ端子に接続されてい
る。
以下にこの本考案回路における動作を詳述す
る。電話回線L1,L2から供給される回線電流の
一部は前記ダイオードブリツジ9によつて整流さ
れて制御回路11に入力される。ここで制御回路
11はこの整流のなされた電流によつて動作し、
そのスイツチ10が例えば閉成された際に前記制
御用トランジスタ12および13をオン動作させ
るように制御電圧を出力する。このとき前記スイ
ツチングトランジスタ5および6は前記電話回線
L1,L2の極性に応じて以下のように動作する。
今例えば上記電話回線L1側が+でありL2側が−
であるものとすると、前記制御用トランジスタ1
2およびスイツチングトランジスタ5が伴に順方
向バイアスとなり、前記制御回路11の制御電圧
により当該制御用トランジスタ12がオンするの
に応じてスイツチングトランジスタ5にベース電
流が流れ、これによつて当該スイツチングトラン
ジスタ5が導通する。このときダイオード7はオ
フする。一方制御用トランジスタ13およびスイ
ツチングトランジスタ6側は伴に、ダイオード8
がオンすることにより非導通状態に維持される。
従つてこのとき電話回線L1,L2から供給される
回線電流はスイツチングトランジスタ5のエミツ
タ・コレクタ間、負荷1、ダイオード8を通して
流れ、ここに当該回線極性に対応する電話回線が
確立される。以上述べた動作は電話回線L1,L2
の極性の反転に応じて逆転し、回線L2側が+、
回線L1側が−のときにはそのバイアス状態が反
転することからスイツチングトランジスタ6が導
通、ダイオード8がオフとなる。一方、スイツチ
ングトランジスタ5が非導通となり、かつダイオ
ード7がオンして回線電流が前記スイツチングト
ランジスタ6のエミツタ・コレクタ間、負荷1、
ダイオード7を通して流れるような電話回線が確
立される。いずれの極性の場合においても回線確
立時に当該回路電流路中には少なくともダイオー
ド1個とスイツチングトランジスタ1個が介在す
ることになり、当該2素子分の電圧降下は免がれ
ない。しかしながらこの電話回線中にダイオード
2個とトランジスタ1個が介在していた従来回路
(第3図参照)に比べると、この電圧降下を大幅
に低減することができる。一般にトランジスタの
電圧降下はダイオードの1/5以下であることが知
られており、このダイオードの電圧降下分をxと
するとき回線中にダイオード2個とトランジスタ
1個が介在する第3図の従来回路における電圧降
下分1.5〔V〕は 2x+1/5x=1.5〔V〕 として表わされ、故に x=7.5/11〔V〕 これをダイオード1個とトランジスタ1個が回
線中に介在する本考案回路においては x+1/5x≒0.8〔V〕 まで低減することができる。
尚、上記実施例のように回線電流が双方向に流
れる構成とした場合、一般に逆耐電圧の低い(ス
イツチング)トランジスタの運用が問題となる
が、本考案の場合には当該トランジスタ5,6に
並列接続されるダイオード7,8のバイパスによ
つて回線電流極性の反転時における前記トランジ
スタ5,6の逆耐圧からの保護効果も兼備させる
ことができる。また、上述した1対のスイツチン
グ回路によつてスイツチングされた後の負荷1の
近傍では電圧変動が少なくなるため、当該負荷1
内にシヨツトキーバリアダイオードによる整流回
路を設けることができ、当該整流回路によつて前
記負荷1の一方向電流による駆動が可能になり、
またこのときの電圧降下を極めて少ないものとす
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の電話回線閉結回路
によれば電話回線を確立する際、常に負荷との間
にダイオード1個とトランジスタ1個が介在する
ような構成としたため電圧降下が上記2素子分で
済み、電圧損失の極めて少ない電話回線閉結回路
を実現でき、遠距離施設、ブランチ接続等電話機
の使用範囲の大幅な拡張に寄与できるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電話回線閉結
回路の回路図、第2図および第3図はそれぞれ従
来の電話回線閉結回路の一例を示す回路図であ
る。 1……負荷、5,6……スイツチングトランジ
スタ、7,8……ダイオード、9……ダイオード
ブリツジ、10……スイツチ、11……制御回
路、12,13……制御用トランジスタ、14,
15,16,17……抵抗、L1/L2……電話回
線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電話回線の回線端子間に接続された電話機回路
    に対し直流閉結を行なうための電話回線閉結回路
    において、 前記回線端子間に並列に接続され、前記電話回
    線の直流電位の極性に拘らず、所定極性の直流電
    圧を出力するダイオードブリツジと、 このダイオードブリツジの出力である前記直流
    電圧によつて付勢され、電話回線の捕捉をするた
    めのスイツチを有し、回線捕捉に供する制御信号
    を発生する制御回路と、 前記回線端子と前記電話機回路間に、互いに逆
    方向に回線電流を導通させ得るエミツタ・コレク
    タ電流路が直列に介在接続された第1及び第2の
    スイツチングトランジスタと、 この第1及び第2のスイツチングトランジスタ
    のエミツタ電流方向とは逆極性の極性をもつて、
    夫々前記スイツチングトランジスタのエミツター
    コレクタ電流路に並列接続した第1及び第2のダ
    イオードと、 前記制御回路が出力する前記制御信号により導
    通制御され、前記第1及び第2のスイツチングト
    ランジスタのスイツチングを制御する制御用トラ
    ンジスタとを具備したことを特徴とする電話回線
    閉結回路。
JP9685784U 1984-06-29 1984-06-29 電話回線閉結回路 Granted JPS6115864U (ja)

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JP9685784U JPS6115864U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 電話回線閉結回路

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JP9685784U JPS6115864U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 電話回線閉結回路

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JPS6115864U JPS6115864U (ja) 1986-01-29
JPH0317495Y2 true JPH0317495Y2 (ja) 1991-04-12

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JPS63106415U (ja) * 1986-12-29 1988-07-09
JP2544369Y2 (ja) * 1993-12-30 1997-08-20 株式会社十勝重機工作所 動物用手術台

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