JPH0317489Y2 - - Google Patents

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JPH0317489Y2
JPH0317489Y2 JP1985196012U JP19601285U JPH0317489Y2 JP H0317489 Y2 JPH0317489 Y2 JP H0317489Y2 JP 1985196012 U JP1985196012 U JP 1985196012U JP 19601285 U JP19601285 U JP 19601285U JP H0317489 Y2 JPH0317489 Y2 JP H0317489Y2
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wedge
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wireless device
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fixing screw
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 施錠忘れにより、車載無線装置が不用意に取外
されることを防止するため、車載無線装置は取外
し防止機構を備えて取付台に装着している。この
際、車載無線装置を取付台に係着する押え板を円
板状にすることにより、係着構造を簡易にして、
低コストとする。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、車両に搭載した車載無線装置の取付
け構造の改良に関する。
近年、車両にはカーラジオ、自動車無線、自動
車電話等多くの車載無線装置が搭載されている。
このような車載無線装置は、車両の施錠忘れに
より、取外される恐れがあるので、車載無線装置
の取付けは、車両の基台等から容易に取外しでき
ないような構造としてある。
これについて、低コストの取外し防止構造が要
求されている。
〔従来の技術〕
第2図は車載無線装置の側面図、第3図は取付
け構造を示す要部斜視図、第4図は従来例の側断
面図、第5図は従来例を分離した形で示す斜視図
である。
第2図において、車両の例えばトランク、コン
ソールボツクス等の基台1の所望の個所に、ダイ
キヤスト等により構成された取付台2を、ボルト
6(第4図参照)により固定してある。ボルト6
の上方は、取付台2に車載無線装置3を取付ける
ことにより、車載無線装置3で覆われるので、外
部からボルト6を取外すことができない。
車載無線装置3は、後部の側面に楔形突部4
と、前部の側面に楔形突部5を備えている。
取付台2の上平面は、車載無線装置3の底板が
密着して固定されるよう構成してある。また、取
付台2の後部には、車載無線装置3の後部に設け
た楔形突部4が嵌入・係着する楔形溝2Aを備
え、取付台2の前部は、車載無線装置3の前部に
設けた楔形突部5に対応して、取外し防止機構を
含む取付け構造を内装すべく、底面が開口したボ
ツクス形に構成してある。
取外し防止機構を含む取付け構造は、第3図乃
至第5図の如くに、取付台2の前部に設けたボツ
クスの内部に、斜め上方を向く如くに、例えば鋼
板よりなる取付金具7を前側壁に対向して固着
し、取付金具7のほぼ中心部には、固定ねじ10
を螺着するねじ孔7aを設け、さらに下部の一隅
には、廻止めピン11を螺着する廻止めピン用ね
じ孔7bを設けてある。
一方、車載無線装置3の前部の楔形突部5は、
前下がり面で、その斜面の中央部には、凹部5a
を設け、後述する押え板9の上部が嵌入するよう
構成してある。
例えば鋼板よりなる従来の押え板9は、下側縁
が取付金具7の下部に係止し、上側縁の下面が楔
形突部5の凹部5aの斜面を押圧すべく角板状に
形成されている。
押え板9には、固定ねじ10の頚部が遊貫する
孔9aを、取付金具7のねじ孔7aに対応して設
け、また、廻止めピン11が遊貫する孔9bを、
廻止めピン用ねじ孔7bに対応して設けてある。
押え板9と取付金具7との間には、コイルばね
8を装着し、押え板9の孔9aを遊貫した固定ね
じ10は、コイルばね8の内部空間を嵌挿してね
じ孔7aに螺着するものとする。
上述のように構成してあるので、固定ねじ10
を弛めると、コイルばね8の弾力により、押え板
9は、下側縁を支点として上方が開く。よつて、
車載無線装置3の後部の楔形突部4を、取付台2
の後部の楔形溝2Aに嵌挿し、その後、前部を降
ろすと、押え板9が開口しているので、楔形突部
5の降下の障害とならず、車載無線装置3の底
が、取付台2の固定面に密接する。
この状態で、同一直線に並列したボツクスの前
側壁の挿通孔14、スライド金具13の孔13
a、ガイド板12の孔12aを通して、ドライバ
を挿入し、固定ねじ10を螺回し締付けると、押
え板9の上側縁の下面が、楔形突部5の斜面に圧
着する。即ち、車載無線装置3は取付台2に固定
される。
この固定ねじ10の螺回を阻止するため、ボツ
クスの前側壁の裏面には、孔12aが挿通孔14
に対応する如くに、ガイド板12を重層・固着
し、前壁とガイド板12との間隙内で、左右に摺
動可能にスライド金具13を装着するものとす
る。
このスライド金具13には、トライバが遊貫可
能な孔13aを設けてある。
他方、ボツクスの表面部には、キー軸を内臓し
た錠金具15を設置してある。このキー軸は、キ
ー17をキー孔に挿入し、回転することにより回
動可能である。
キー軸の先端に、カム一16を装着し、このカ
ム16の作動面は、スライド金具13の横端面に
接触している。また、スライド金具13の他方の
横端部には、ばね18を装着し、スライド金具1
3を常時カム16側に押圧している。
キー17でカム16を回転させ、ばね18の弾
力に抗してスライド金具13を、移行した場合
に、ボツクス前側壁の挿通孔14、スライド金具
13の孔13a、ガイド板12の孔12aが、同
一直線に並列する。
キー17を抜くと、スライド金具13はばね1
8の弾力により復帰し、孔13aは、挿通孔14
とずれた位置に移動する。
上述のように、キー17を使用しないと、ドラ
イバの挿入孔が塞がれており、固定ねじ10を螺
回することができない。即ち、上記の取付け構造
は、車載無線装置の取外し防止構造を含んでい
る。
なお、固定ねじ10を締めつけるにあたり、押
え板9が回転し、押え板9の上側縁が楔形突部5
より外れ、車載無線装置3を固定できなくなるの
で、押え板9部分に、廻止めピン11を設け、さ
らに、楔形突部5に凹部5aを設けて押え板9が
回転することを阻止している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の取付け構造は、取付台2のボツクス
内に、廻止めピン11を組み込むため、取付台2
が大形になるばかりでなく、車載無線装置3の楔
形突部5に、さらに凹部5aを設けてあるので、
構造が複雑でコスト高でなるという問題点があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来の問題点を解決するため本考案は、第
1図ならびに第2図の如くに、対向する両側面に
外側に向けて楔形突部4,5がそれぞれ設けられ
た車載無線装置3と、一方の端部に上記車載無線
装置3の一方の楔形突部4を嵌入し得る楔形溝2
Aと他方の端部に他方の楔形突部5の傾斜面を固
定ねじ10により押圧する押え板20とを対向し
て有する取付け台2とからなり、上記押え板20
は中心部の孔2aに上記固定ねじ10が嵌合され
た円板状の金属板でなり、上記固定ねじ10の回
動により押え板20が楔形突部5の傾斜面に対し
て遠近し得るように構成したことを特徴とする車
載無線装置の取付け構造としたものである。
〔作用〕
上記本考案の手段によれば、固定ねじ10を締
めつけることにより、押え板20が回転したとし
ても、押え板20が円板状であるので、方向性が
ないので回転の有無に関係なく、確実に取付台2
の楔形突部5に係着し、車載無線装置3を固定す
ることができる。
即ち、構造が簡単で、取付台2のボツクスは小
形になり、低コストの車載無線装置の取付け構造
である。
〔実施例〕
以下図示実施例により、本考案を具体的に説明
する。なお、全図を通じて同一符号同一対象物を
示す。
第1図は、本考案の1実施例の分離した形で示
す斜視図であつて、取付台2の前部に設けたボツ
クスの内部に、斜め上方を向く如くに、取付金具
7を前側壁に対向して固着し、取付金具7のほぼ
中心部には、固定ねじ10を螺着するねじ孔7a
を設けてある。
一方、車載無線装置3の前部の楔形突部5は、
単純な前下がり面である。
例えば鋼板よりなる押え板20は、下方の周縁
部取付金具7の下部に係止し、上方の周縁の下面
が楔形突部5の傾斜面を押圧することができる大
きさの円板状である。
そして、押え板20の中心には、固定ねじ10
の頚部が遊貫する孔20aを設けてある。
押え板20と取付金具7と間には、コイルばね
8を装着し、押え板20の孔20aを遊貫した固
定ねじ10は、コイルばね8の内部空間を嵌挿し
て、ねじ孔7aに螺着するものとする。
上述のように構成してあるので、固定ねじ10
を弛めると、コイルばね8の弾力により、押え板
20は、下周縁を支点として上方が開く。よつ
て、車載無線装置3の後部の楔形突部4を、取付
台2の後部の楔形溝2Aに嵌挿し、その後、前部
を降ろすと、押え板20が開口しているので、楔
形突部5の降下の障害とならず、車載無線装置3
の底が、取付台2の固定面に密接する。
この状態で、同一直線に並列したボツクスの前
側壁の挿通孔14、スライド金具13の孔13
a、ガイド板12の孔12aを通して、ドライバ
を挿入し、固定ねじ10を螺回し締付けると、押
え板20の上周縁の下面が、楔形突部5の斜面に
圧着する。即ち、車載無線装置3は取付台2に固
定される。
この固定ねじ10の螺回を阻止する取外し防止
構造は、キーを使用しないと、ドライバの挿入孔
が同一直線上に並列しないようになつている。ガ
イド板12、スライド金具13、図示してないキ
ー金具、キー軸、カム、ばね等より構成されてい
ることは、従来と変わりない。
本考案においては、押え板20は円板状である
ので方向性がない。したがつて、固定ねじ10を
締めつけることにより、押え板20が回転するこ
とがあつても、確実に取付台2の楔形突部5に押
え板20が係着する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、車載無線装置を
取外し防止機構を備えて取付台に固着するにあた
り、車載無線装置の取付台の係着する押え板を円
板状したものであつて、構造が簡単であり、且つ
取付台の端部に設けたボツクスが小形で、低コス
トである等、実用上で優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の分離した形で示す
斜視図、第2図は車載無線装置の側面図、第3図
は取外し防止構造を示す要部斜視図、第4図は従
来例の側断面図、第5図は従来例を分離した形で
示す斜視図である。 図において、1は基台、2は取付台、3は車載
無線装置、4,5は楔形突部、7は取付金具、8
はコイルばね、9,20は押え板、9a,20a
は孔、10は固定ねじ、12はガイド板、13は
スライド金具、15は錠金具、16はカムを示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対向する両側面に外側に向けて楔形突部4,5
    がそれぞれ設けられた車載無線装置3と、一方の
    端部に上記車載無線装置3の一方の楔形突部4を
    嵌入し得る楔形溝2Aと他方の端部に他方の楔形
    突部5の傾斜面を固定ねじ10により押圧する押
    え板20とを対向して有する取付け台2とからな
    り、 上記押え板20は中心部の孔20aに上記固定
    ねじ10が嵌合された円板状の金属板でなり、上
    記固定ねじ10の回動により押え板20が楔形突
    部5の傾斜面に対して遠近し得るように構成した
    ことを特徴とする車載無線装置の取付け構造。
JP1985196012U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0317489Y2 (ja)

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JP1985196012U JPH0317489Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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JP1985196012U JPH0317489Y2 (ja) 1985-12-20 1985-12-20

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JPS62103336U JPS62103336U (ja) 1987-07-01
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JP2705351B2 (ja) * 1991-05-10 1998-01-28 松下電器産業株式会社 電子機器の取付装置

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JPS62103336U (ja) 1987-07-01

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