JPH0317482B2 - - Google Patents

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JPH0317482B2
JPH0317482B2 JP61119364A JP11936486A JPH0317482B2 JP H0317482 B2 JPH0317482 B2 JP H0317482B2 JP 61119364 A JP61119364 A JP 61119364A JP 11936486 A JP11936486 A JP 11936486A JP H0317482 B2 JPH0317482 B2 JP H0317482B2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、射出成形長靴の長靴本体の射出成形
時に、この長靴本体の爪先上面部に発生する内部
エア溜まりなどを防止することが可能な射出成形
長靴用靴底に関する。
〔従来の技術〕
今日の合成樹脂製の射出成形長靴は、時代の要
求により、耐久性、デザイン性のおよび軽量性を
有する長靴へと移行しており、この移行に伴つて
射出成形長靴用の靴底は、長靴本体より硬く、長
靴本体と異なる色の靴底が一般化してきている。
この従来の靴底の構造は、第12〜13図に示
すように、靴底Bの不踏部01に本体成形材料の
注入孔02が形成され、かつこ不踏部01から爪
先部03までの靴底Bの上面04が平滑面に形成
されたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記した靴底Bを有する射出成形長
靴S1の製造方法には、例えばボトムモールドに
ダミーラストを嵌合してあらかじめ靴底Bを射出
成形した後、この靴底Bの注入孔02から長靴本
体05を成形する本体成形材料を、靴底Bの上面
04と前記ダミーラストに代わる本体ラストとの
隙間である本体成形空隙(爪先部03の空隙厚が
狭く、踵部06の空隙厚が広い)に射出して製造
する方法がある(第13図参照)。
この射出成形長靴S1の長靴本体成形時には、
本体成形材料は、前記注入孔02から本体成形空
隙全域に流散されるが、長靴S1の軽量化を図る
ために、爪先部03の空隙厚は踵部06の空隙厚
より狭くなつており、このため爪先部03方向へ
の本体成形材料の流通性が悪くなつている。
このことから、長靴本体05は、第14〜16
図に示すように、踵部06側から次第に爪先上面
部05aを両サイドから包み込むように成形され
て行く。すなわち、踵部06側から上昇した本体
成形材料の流れは、第14図に示すように長靴本
体05の両側方向に分かれて長靴本体05の足胛
部07の中央部位置で合流する。このとき、長靴
本体05の爪先部は、殆ど成形されていない。
そのうち、本体成形材料は、第15図に示すよ
うに次第に長靴本体05の爪先部を包み込むよう
に流れて長靴本体05を成形して行き、最後に第
16図に示すように長靴本体05の爪先上面部0
5aの中央部を塞ぐ。このとき、爪先上面部05
aの本体成形材料は、低温化しており、従つてこ
の爪先上面部05aは融合し難い状態で成形され
ている。また、このとき、袋状の爪先部03の空
隙内の空気が開口されている長靴本体05の履口
部から抜けきれず、成形後の長靴本体05の爪先
上面部05aに内部エア溜り、表面のヒケ(気泡
による表面の陥没孔)、およびフローライン(本
体成形材料の射出温度低下に伴うこの本体成形材
料の合流ライン)などが発生していた。
これらの内部エア溜まり、ヒケ、およびフロー
ラインを防止するために、靴底Bの本体成形材料
の注入孔02の形成位置を爪先部03側へ移動さ
せることが考えられるが、製品のデザイン観点
上、また製造機械およびモールド構成上の制約に
より、この注入孔02の移動は因難な状態にあ
る。
本発明は、このような従来の技術的課題を背景
になされたもので、靴底に形成された本体成形材
料の注入孔の形成位置を爪先方向へ移動しなくて
も、簡単な構造で長靴本体の爪先上面部に発生す
る内部エア溜まり、表面のヒケ、およびフローラ
インを防止し、射出成形長靴の商品価値を向上さ
せることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、長靴本体を成形する本体
成形材料の注入孔を有する射出成形用長靴の靴底
において、靴底の上面の注入孔形成部から爪先部
までに本体成形材料の爪先上面部への流通性を良
好となす本体成形材料の流通溝を該設したことを
特徴とする射出成形長靴用靴底を提供するもので
ある。
〔作用〕
本発明の射出成形長靴は、靴底の上面の注入孔
形成部から爪先部までに本体成形材料の爪先上面
部への流通性を良好となす本体成形材料の流通溝
を該設した構造であるため、長靴本体の射出成形
時に、靴底の注入孔から本体成形空隙へ本体成形
材料を注入すると、爪先部方向へ流れる本体成形
材料が前記本体成形材料の流通孔内を流通し、従
つて本体成形材料の爪先部方向への流れと踵部方
向への流れとの流れのバランスがとれ、長靴本体
はその成形上端が下(靴底側)から上(履口側)
へとほぼ水平移動するように成形される。
このため、この靴底を使用して射出成形長靴を
成形すれば、靴底に形成された本体成形材料の注
入孔の形成位置を爪先方向へ移動しなくても、簡
単な構造で長靴本体の爪先上面部に発生する内部
エア溜まり、表面のヒケ、およびフローラインを
防止し、射出成形長靴の商品価値を向上させるこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本発明の一実施態様であり、靴底の平
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
第1図の−断面図、第4図は本実施例の靴底
を使用した射出成形長靴の中央縦断面図、第5図
は第4図の射出成形長靴の底面図、第6図は第5
図の−拡大断面図、第7図は射出成形長靴の
歩行時の靴底状態を説明するための拡大断面図、
第8図は射出成形長靴の製造過程図、第9〜11
図は長靴本体の一連の成形過程の説明図である。
まず、第1〜3図について説明すると、本発明
の射出成形長靴用の靴底Aは、本体成形材料の注
入孔1を不踏部2に有し、かつ上面3の注入孔形
成部4から爪先部5までに本体成形材料の爪先上
面部5a(第4図も参照)への流通性を良好とな
る本体成形材料の流通溝6を刻設した靴底であ
る。
この靴底Aの全長は約150mm、かつ不踏部2か
ら爪先部5までの厚さは約2mmで、また踵部7か
ら約75mmの位置の不踏部2に注入孔1が形成され
ており、一方流通溝6は、靴底Aの幅方向の中央
部に深さが約1mm、かつ幅が約20mmの縦長に刻設
され、かつこの流通孔6の爪先部5側の先端部
は、本体成形材料の爪先上面部5aへの起上流れ
をより良好にするために爪先部5方向に幅広な扇
形に成形されている。
なお、靴底Aの踵部7は、不踏部2の形成面位
置から段差をつけて陥没形成されており、また靴
底Aの上面3のこの不踏部7との境付近および不
踏部2から踏付部8にかけての両側位置に、高さ
約0.8mm、幅約7mmのコの字形の本体成形材料の
踵9の方向への流れを制御する隆起部10を形成
している。このように、隆起部10を形成する
と、さらに本体成形材料の射出成形流れのバラン
スが良好化する。
靴底Aは、靴底成形用合成樹脂製、例えば塩化
ビニル系樹脂(塩化ビニル系樹脂=いわゆるスト
レートPVC、あるいはエチレン−塩化ビニル系
樹脂)、可塑剤、安定剤および着色剤(例えば白
色顔料)を主成分とする射出成形材料を用いて射
出成形されたものである。なお、靴底Aの射出成
形材料の混合比率はストレートPVCを主原料と
する場合には、通常、平均重合度が1050〜1450の
ストレートPVC100重量部に対し、可塑剤(ジオ
クチルフタレート、ジブチルフタレートなど)65
〜100重量部、安定剤1〜3重量部および着色剤
1〜3重量部を配合したものを用い、またエチレ
ン−塩化ビニル系樹脂を主原料とする場合には平
均重合度が1800〜3000、好ましくは2200〜2800の
エチレン−塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、
可塑剤(ジオクチルフタレート、ジブチルフタレ
ートなど)65〜95重量部、安定剤1〜3重量部お
よび着色剤1〜3重量部を配合したものを用いる
ことにより、可塑剤の量を若干少なくし、硬さと
耐摩耗性を有する靴底Aが成形されている。
なお、本実施例において、本体成形材料の注入
孔1は、靴底Aの不踏部2に形成したが、その形
成位置はこれに限定されるものではない。
また、本実施例では、靴底A、本体成形材料の
流通孔6、および隆起部10は、前記したような
寸法に限定されるものではなく、隆起部10は必
ずしも形成しなくてもよい。
次に、本発明の靴底Aを使用した射出成形長靴
について、第4図を参照しつつ説明する。
すなわち、射出成形長靴Sは、主に長靴本体1
1および前記靴底Aとから構成されている。
この長靴本体11は、短靴でいえば胛被および
中底に相当するものであり、本体成形用合成樹脂
製、例えばポリ塩化ビニル系樹脂、可塑剤、安定
剤および着色剤(例えば赤色顔料、青色顔料、も
しくは黄色顔料)を主成分とする射出成形材料を
用いて射出成形されたものである。
なお、長靴本体11の射出成形材料の混合比率
は、通常、平均重合度が1050〜1450のポリ塩化ビ
ニル樹脂(いわゆるストレートPVC)100重量部
に対し、可塑剤(ジオクチルフタレート、ジブチ
ルフタレートなど)105〜115重量部、安定剤1〜
3重量部および着色剤1〜3重量部を使用するこ
とにより、ポリ塩化ビニル樹脂に対して可塑剤の
量を多くし、柔軟性を有する長靴本体11が成形
される。
この長靴本体11の底面には、該底面の踏付部
11aおよび踵部11b、第5図に示すように長
靴本体11と同一材料の円形突起12(本体突出
部)が、長靴本体11の射出成形時に同時成形さ
れており、その成形個数は、踏付部11aの左右
の両側部に5組(10個)および踵部11bに5個
成形されているものである。
なお、この靴底Aには、前記長靴本体11の各
円形突起12をゆとりを持たせて挿通可能な突起
挿通孔13が形成されており、踏付部8の左右の
両側部に5組(計10個)および踵部7に5個形成
されており、この突起挿通孔13に円形突起12
が挿通されたとき、すなわち長靴本体11と靴底
Aとが一体成形されたときに、突起挿通孔13の
孔径より小径な円形突起12の周囲に若干の突起
遊動空隙14が形成される。
また、この靴底Aの突起遊動空隙14の外周部
には、円形突起12が歩行中に復元許容限度を超
えて押し曲げられたり、破損しないよに、この円
形突起12の遊動幅を制限する突起遊動制限筒1
5が一体成形されている。このとき、この突起遊
動制限筒15は、円形突起12の遊動幅を制限し
つつも、この突起12の防滑機能を効果的に維持
させるために、円形突起12の先端部を露出させ
る長さ(すなわち、突起遊動制限筒15の長さ
は、円形突起12の長さより短い)に成形されて
いる。
なお、第4〜7図において、符号16は長靴本
体11の裏面に張着されている裏布である。
本実施例の靴底Aを使用した射出成形長靴Sを
履いて歩行すると、第6〜7図に示すように、靴
底Aの接地面17とともに靴底の踏付部8および
踵部7に配設された本体成形用の円形突起12の
先端面12aが路面に圧接され、この円形突起1
2が滑り止めとなつて長靴が滑り難くなる。
また、円形突起12の周囲には、突起遊動空隙
14が形成されているため、この円形突起12
は、歩行動作により先端面12aと路面とが圧着
状態で吸盤のように歩行方向へ押し曲げられ、よ
り有効な滑り止め効果が得られる。
さらに、この円形突起12の歩行時の押し曲げ
幅は、突起遊動制限筒15により、該突起12の
防滑機能を損なわない範囲で制限され、この突起
12の破損や過度の押し曲げが防止されている。
なお、円形突起12の長さは、第6〜7図に示
すように、前記靴底Aの接地面17と、この円形
突起12の先端面12aがほぼ同一平面上に並ぶ
ようになされた長さである。
また、円形突起12の配設位置は、長靴本体1
1の少なくとも踏付部11aおよび踵部11bに
配設されてあればよく、例えば長靴本体11の底
面全域であつてもよく、またその形状も円形に限
定されるものではなく、その個数も任意に変更す
ることが可能である。さらに、円形突起12の先
端面12aは、必ずしも正確に靴底Aの接地面1
7上に揃えなくとも、歩行時に支障なく防滑効果
が得られるよう、ほぼ面が揃つていればよい。
また、突起遊動空隙14および突起遊動制限筒
15は、必ずしも必要ではないが、円形突起12
の防滑性の向上および円形突起12の損傷あるい
は過度の押し曲げ防止のために形成させた方が好
ましい。
さらに、長靴本体11および靴底Aの成形材料
は、前記したように塩化ビニル系樹脂を主原料と
するものに限らず、他の熱可塑性合成樹脂を原料
とするものでもよい。さらにまた、長靴本体11
および靴底Aの色は、前記した赤色、青色もしく
は黄色、あるいは白色に限定されれるものでな
く、互いに異色のものであればよく、場合によつ
ては同色であつてもよい。
さらにまた、本発明の靴底Aの適用される長靴
は、前記構造の射出成形長靴Sに限定されるもの
ではなく、他のどのような構造の合成樹脂の射出
成形長靴にも適用可能である。
本発明の靴底Aの製造方法およびこれを用いた
射出成形長靴の製造方法について第8図を参照し
つつ説明すると、まず本発明の靴底Aは、例えば
ボトムモールド18に図示しないダミーラストを
嵌合するとともに、このダミーラスト下面に有す
る円形突起12(本体突出部)に対応する突起を
ボトムモールド18の底面に衡合させ、かつボト
ムモールド18の内周面より離間させて靴底成形
空隙(図示せず)を形成し、この靴底成形空隙内
に靴底成形材料(靴底成形用合成樹脂)を射出す
ることにより靴底Aを成形するものである。
このときのボトムモールド18の形状は、突起
遊動空隙14および突起遊動制限筒15が成形可
能な形状であり、かつダミーラストの形状は、注
入孔1、本体成形材料の流通孔6、および隆起部
10が成形可能な形状である。
次いで、本発明の靴底Aが射出成形されて載置
されたボトムモールド18(本体成形材料の注入
孔18aを有する)に、裏布16を被装した本体
ラスト19とサイドモールド20とを組み合わせ
て、長靴本体11の本体成形空隙21を形成する
とともに、前記注入孔18aからこの成形空隙2
1に本体成形材料(本体成形用合成樹脂)を射出
することにより、射出成形長靴Sが製造される。
このときの本体成形空隙21での本体成形材料
の流れは、流通性の良好な踵9方向への流れが靴
底Aの上面3に形成された隆起部10に当接する
ことにより抑制される一方、流通性の悪い爪先部
5方向への流れが本体成形材料の流通溝6に沿つ
て流れることにより促進され、これにより本体成
形材料の踵9方向と爪先部5方向への流れのバラ
ンスがとれて、第9〜11図に示すように長靴本
体11は、下(靴底側)から上(履口側)へとそ
の成形上端がほぼ水平移動するように成形され
る。
このため、靴底Aの不踏部2に形成された注入
孔1の形成位置を爪先部5方向へ移動しなくて
も、簡単な構造で長靴本体11の爪先上面部5a
に発生する内部エア溜まり、表面のヒケ、および
フローラインを防止し、射出成形長靴Sの商品価
値を向上させることができる。
以上のように、本実施例の靴底にあつては、靴
底の上面の注入孔形成部から爪先部までに本体成
形材料の爪先上面部への流通性を良好となす本体
成形材料の流通溝を刻設したため、靴底に形成さ
れた本体成形材料の注入孔の形成位置を爪先方向
へ移動しなくても、簡単な構造で長靴本体の爪先
上面部に発生する内部エア溜まり、表面のヒケ、
およびフローラインを防止し、射出成形長靴の商
品価値を向上させることができる。
また、本実施例では、靴底Aの上面3の不踏部
2と踵部7との境付近、および不踏部2から踏付
部8にかけての両側位置に、コの字形の隆起部1
0を形成しているために、長靴本体11の本体成
形材料の踵9方向への流れを抑制することができ
て、溝深さおよび溝幅のない流通溝6であつても
本体成形材料の爪先部5方向と踵9方向との流れ
のバランスをとることができる。
さらに、本実施例では、流通溝6の爪先部側の
先端部が爪先部5方向に幅広な扇形に形成されて
いるために、本体成形材料の爪先上面部5aへの
起上流れをより良好にすることができる。
なお、本実施例の靴底Aを適用した射出成形長
靴Sでは、長靴本体11の踏付部11aおよび踵
部11bに、長靴本体11の一部を突出させた円
形突起12を配設し、かつ円形突起12の先端面
12aを、靴底Aの接地面17上に面を揃えて露
出させているため、防滑性を有し、しかも部品数
が少なく、製造工程も簡略であり、低コストで製
造することができる。また、この射出成形長靴S
では、円形突起12の周囲に突起遊動空隙14が
形成されているため、歩行動作により円形突起1
2が吸盤のように歩行方向へ押し曲げられて、よ
り有効な滑り止め効果を得ることが可能となる。
また、この円形突起12の歩行時の押し曲げ幅
は、突起遊動制限筒15によりこの円形突起12
の防滑機能を損なわない範囲で制限され、円形突
起12の破損を防止することができる。この場合
には、従来の複数回の靴底成形に比較するとズ
レ、ニジミ、バリなどが発生しない。さらに、長
靴本体11は例えば赤色、靴底Aは例えば白色と
いうように、互いに異色で構成されていると、靴
底面に意匠的効果を付与することもできフアツシ
ヨン性に富むものである。
〔発明の効果〕
本発明の射出成形長靴用の靴底によれば、靴底
に形成された本体成形材料の注入孔の形成位置を
爪先方向へ移動しなくても、簡単な構造で長靴本
体の爪先上面部に発生する内部エア溜まり、表面
のヒケ、およびフローラインを防止し、射出成形
長靴の商品価値を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様であり、靴底の平
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
第1図の−断面図、第4図は本実施例の靴底
を使用した射出成形長靴の中央縦断面図、第5図
は第4図の射出成形長靴の底面図、第6図は第5
図の−拡大断面図、第7図は射出成形長靴の
歩行時の靴底状態を説明するための拡大断面図、
第8図は射出成形長靴の製造過程図、第9〜11
図は長靴本体の一連の成形過程の説明図、第12
図は従来の靴底の平面図、第13図は従来の長靴
の中央縦断面図、第14〜16図は従来の長靴本
体の一連の成形過程の説明図である。 A;靴底、S;射出成形長靴、1;注入孔、
3;靴底の上面、4;注入孔形成部、5;爪先
部、5a;爪先上面部、6;流通溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長靴本体を成形する本体成形材料の注入孔を
    有する射出成形長靴の靴底において、靴底の上面
    の注入孔形成部から爪先部までに本体成形材料の
    爪先上面部への流通性を良好となす本体成形材料
    の流通溝を該設したことを特徴とする射出成形長
    靴用靴底。
JP61119364A 1986-05-26 1986-05-26 射出成形長靴用靴底 Granted JPS6354101A (ja)

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